JP2000249930A - 視度調整機能付き双眼鏡 - Google Patents

視度調整機能付き双眼鏡

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JP2000249930A
JP2000249930A JP11050228A JP5022899A JP2000249930A JP 2000249930 A JP2000249930 A JP 2000249930A JP 11050228 A JP11050228 A JP 11050228A JP 5022899 A JP5022899 A JP 5022899A JP 2000249930 A JP2000249930 A JP 2000249930A
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diopter
binoculars
diopter adjustment
lens
dial
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JP11050228A
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Shin Koide
津 小出
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察者が視度調整を容易に行え、不用意に一
旦設定された視度位置が変化するのを防げる双眼鏡を提
供すること。 【解決手段】 視度調整ダイヤル8を有する双眼鏡1の
左右一組の鏡筒6L,6Rの一方の鏡筒6Lを光軸方向
に移動させるため所定の駆動力を伝える駆動力伝達手段
(ピニオンギヤ31、ラック38)を鏡筒6Lの近傍に
配置し、この駆動力伝達手段のピニオンギヤの位置が、
移動しようとする当該鏡筒のラックに対して相対的に変
わるように、例えば溝部35に沿ってスライド可能にこ
の視度調整機能付き双眼鏡1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双眼鏡の視度調整に
係わり、そのための視度調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に双眼鏡が有する左右一対の鏡筒
内の光学系は均一な特性に作られるが、この双眼鏡を覗
く観測者の両眼の視力には僅かな視度差がある故、単眼
鏡とは異なり双眼鏡には従来より左右光学系の視度調節
機構を備えたものが提案されている。通常、このような
視度調節可能な双眼鏡には、片方の鏡筒に視度調整用の
ツマミを設け手動調整できることから、焦点調節動作の
直後にこの視度調整ツマミを廻し片方のみの視度を微調
整するようになっている。
【0003】例えば特開平8−43708号公報には、
移動可能な鏡筒(移動鏡筒)の接眼レンズを光軸方向に
移動させて行う視度調整機構を備えた双眼鏡が開示され
ている。視度調整ツマミは一方の移動鏡筒に設けられ、
固定された鏡筒(固定鏡筒)をカバーする外装部材が、
左右の鏡筒を最接近させた収納状態において、その視度
調整ツマミを隠蔽する構造となっている。また、左右の
鏡筒を移動させて収納位置よりも所定距離以上離間させ
た状態では、視度調整ツマミが本体外装部材の端部から
手動操作可能な位置に突出してくる構造であり、観察者
の鼻逃げも確保できる。
【0004】勿論、対象物にピントを合わせる為の焦点
調節ツマミは、両鏡筒の光学系の焦点位置を同時に調節
できるように鏡筒間にセンターフォーカスリングとして
設けられ、従来の「単独繰り出し方式」よりもピント操
作が容易になっている。その他、従来技術には、設定後
にずれ難いツマミや視度目盛を備えたものなどもある。
【0005】このような従来の双眼鏡は、両鏡筒間隔が
観察者固有の眼幅に合わせて変更でき、また収納時には
携帯に適するようできるだけ小型軽量で持ち歩きに便利
にコンパクト化が図られ、採用するプリズム方式によっ
ては、例えば筐体全体が矩形で平坦な形状に作られてい
る。また、各光学系のレンズを保護する手段として例え
ばレンズバリアを備えたものや、対物レンズおよび接眼
レンズを双眼鏡本体内部に完全に繰り込める構造のもの
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の双眼鏡に代表される視度調整機能を備えた双
眼鏡は次のような不具合を有している。例えば、通常の
視度調整ツマミ自体は、双眼鏡を使わない期間、特にピ
ント合わせを行わない限りにおいて操作不要である。つ
まりこの視度調整ツマミは、双眼鏡として使用されない
期間は、好ましくは動かせない処に退避し格納されてい
るか、又は何かに接触しないように保護されていること
が望ましい。一方、双眼鏡を使用する際には必ず観察者
により何らかの調節がされることを想定し、例えばピン
ト合わせ時にはこの視度調整操作が容易にできる位置に
繰り出されていなければならない。
【0007】上記の如く、鏡筒間隔の調節(眼幅調節)
に連動して対物レンズ及び接眼レンズを含む光学系を光
軸方向に移動させるものもあり、実際の使用時にこれら
光学系を含む鏡筒を本体よりさらに光軸方向に繰り出す
方式の双眼鏡も知られているが、このための機構が複雑
になるほどその機構を退避させる空間を外装部材内に確
保しなければならず、これが設計上の自由度を奪うと共
に筐体のコンパクト化を難しくしている。
【0008】なお最近では、ピント調節に伴なって対物
レンズ側および接眼レンズ側の鏡筒が共に相反する方向
に繰出し及び繰込みされるような双眼鏡が提案されてい
る。ただしこの様な双眼鏡には、視度調整ツマミ自体が
付いているものは無く、また本体内部に鏡筒が完全に繰
り込まれる構造のものでも、片方の鏡筒に視度調整ツマ
ミが付いたものは提案されておらず、視度調整が必要な
ユーザには使用上不便であった。
【0009】そこで本発明は上記現状に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、観察者が視度調整を容易
に行う事ができ、不用意に一旦設定された視度位置が変
化するのを防止して確実な視度調整と視度設定保持がで
きる双眼鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し目的
を達成するため本発明では、本来、視度調整は、観察者
が対象物にピントを合わせた後に行われる操作であっ
て、合焦された状態におけるその観察者固有の視度に基
づく微調整であることに留意し、一旦設定した視度位置
は観察者が代わらない限り保持されるべきであると共
に、携帯時や格納時にその位置が変化しないようにする
ことが求められていることをも考慮し、次のような手段
を講じている。すなわち、第1の発明によれば、左右一
組の鏡筒の一方を光軸方向に移動させるための所定の駆
動力を伝える駆動操作手段を有し、この駆動操作手段の
位置が、移動しようとする当該鏡筒に対して相対的に変
わるように構成された視度調整機能付き双眼鏡を提案す
る。また、左右一組の鏡筒に関しての相対位置が変わっ
た状態で、これら鏡筒が同時に焦点の位置のを調節がで
きるように構成された双眼鏡を提案する。
【0011】第2の発明によれば、視度調整のために操
作する手動部材が、一組の鏡筒の一方のみを光軸方向に
移動させるために所定の駆動力を伝える駆動力伝達手段
を駆動するように構成された視度調整機能付き双眼鏡を
提案する。また、この駆動力伝達手段が、上記手動部材
を介して当該位置を間欠的に固定するための移動規制固
定手段を更に有するような双眼鏡を提案する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、関連の図面を参照して本発
明の要旨を実施形態例に基づき詳説する。 (第1実施形態例)図1に一実施形態としての双眼鏡の
外観を例示する。この図面が示す双眼鏡の状態は、左右
一対の鏡筒が繰り込まれて観察には使用できない状態に
ある。この双眼鏡は、第1の光軸を同一にする左側の接
眼レンズ系6L及び対物レンズ系7Lから成る第1の鏡
筒(5L,6L,7L)と、この第1の光軸に平行な第
2の光軸を一にする右側の接眼レンズ系6R及び対物レ
ンズ系7Rから成る光学系5Rを含む第2の鏡筒(5
R,6R,7R)とを含むハウジング2を有している。
双眼鏡本体1を形成するこのハウジング2は、第1の光
軸と第2の光軸の中間で左右に離間/接近することので
きる外装カバー3L,3Rで左右から被覆される如く設
けられ、これら外装カバーが左右方向(X軸方向)に摺
動自在にスライド可能である。そしてハウジング2に
は、接眼レンズ系6L,6R、対物レンズ系7L,7R
の鏡筒に対応する左右および前後の位置に、これら4本
の鏡筒が繰り出し/繰り込み可能な略円形の切欠きがそ
れぞれ穿設されている。
【0013】また同様に、左右の外装カバー3L,3R
それぞれにも、対物レンズ系7L,7Rの各鏡筒が突出
できる開口端9L,9Rが前面に設けられ、同様に後面
にも、接眼レンズ系6L,6Rの各鏡筒が突出できるよ
うに図示しない開口端が設けられている。さらにこのハ
ウジング2の内部には、接眼レンズ系6L,6R、対物
レンズ系7L,7Rおよび、ダハブリズム等を備えた光
学系5L,5Rが図示の如く収まるような空間が設けら
れている。また、対応する接眼レンズ系6L,6Rの為
のこれら開口端(不図示)を有する接眼レンズ系6L,
6R側の壁面と、その対応する対物レンズ系7R,7L
の為の開口を有する対物レンズ系7L,7R側の鉛直壁
面が垂設されており、特に、接眼レンズ系6L,6R側
の鉛直壁面の中央近傍には、観察者の鼻を逃がすための
凹形状を成す鼻当てが形成されている。
【0014】接眼レンズ系6L,6Rおよび対物レンズ
系7L,7Rのそれぞれの鏡筒は、それぞれの光軸方向
に沿って相反して前後に繰出し/繰込み可能なように構
成されている(詳細後述)。また、第1の光軸と第2の
光軸の中間で左右に離間するハウジング2の上面中央近
傍には、後述する焦点調節(ピント合わせ)のための焦
点調節リング4がその上半分近くを露出した状態で回転
可能に設けられている。
【0015】このように本発明の双眼鏡は、4本すべて
の鏡筒が後述する焦点調節機構(図3参照)によってそ
れぞれがハウジング2を基準として同時に移動できるよ
うに構成されていることがわかる。さらに、左側の接眼
レンズ系6Lの鏡筒の上端部近傍にある左の外装カバー
3Lの角部近傍は凹状に形成され、この底面中央に水平
方向に形成された細い長穴(スライド穴)を有する溝部
35に沿って移動可能な軸(ダイヤル軸8a)に支持さ
れた視度調整操作手段としての後述する視度調整ダイヤ
ル8が回動可能に設けられている。そして、図1に示す
状態は双眼鏡が使用されないのでこのダイヤル8は本体
中央寄りに収まっており、その操作や他のものに接触し
ない位置に退避していることがわかる。
【0016】なお、この図1に示した双眼鏡は、視度調
整ダイヤル8が操作されない状態で、左右の鏡筒部分の
幅が使用可能時の眼幅調整が必要な位置にある。またこ
の状態は、両鏡筒部分の光軸間隔がある程度狭められた
状態でもあり、観測に用いずに収納または携帯の為に
も、視度調整ダイヤル8が上述のように保護されると共
に、図示はしないが更に鏡筒部分の光軸間隔を最小に縮
めてコンパクトなサイズにもできる構造である。一方、
視度調整ダイヤル8の操作が必要な場合、即ちピント調
節に続いて視度調整時には、図2に示すようにスライド
穴35に沿って移動して外装カバー3Lの鉛直な外側壁
からこのダイヤル8の一部が突出するように摺動させる
こともできる構造である。
【0017】このような構造の双眼鏡では、まず観察に
際しての観察者固有の眼幅調整時においては、略「コ」
の字状の断面をもつ外装カバー3L,3Rをハウジング
2の両側方向に引っ張り出すと、4本の各鏡筒部分はこ
の動作に連動してそれぞれ前後に繰り出し、観察可能な
状態になる。つまり、接眼レンズ系6L,6Rおよび対
物レンズ系7L,7Rにそれぞれ対応する4本の鏡筒に
は光学系の光軸間隔を調節可能な例えばスライド式構造
が適用されており、鏡筒の繰出し/繰込みに伴なって視
度調整ダイヤル8も外側面に出没する。
【0018】このように、本発明に係わる双眼鏡の本体
外観は、基本的に携帯性を重視するため各鏡筒を完全に
収納した図1に示す状態で、単純な矩形(方形)に近似
の形状を呈することがわかる。なお、開口端9L,9R
の内部にはレンズバリア(不図示)隠されて設けられ、
各レンズ面を埃や傷から守るようにしてもよい。このよ
うなレンズバリアは、それぞれの鏡筒がハウジング2内
に格納時において、これら接眼レンズ系6L,6Rおよ
び対物レンズ系7L,7Rに対向する光路を遮断するよ
うに出没し、一方、繰り出すと同時に光路から退避して
視野範囲を開放するように構成される。
【0019】次に、図3を参照して本発明の双眼鏡の焦
点調節機構20の構造およびその動作について説明す
る。また特徴的な視度調整機構の設置位置についても説
明する。この図3には、双眼鏡の焦点調節機構20を説
明するため双眼鏡本体1のハウジング2上面を切除して
その内部の外観を部分的に示している。図示された構成
によれば、双眼鏡1は、その筐体となるハウジング2
と、このハウジング2の両側方に配設されて常にこのハ
ウジング2を挟んで左右対称となる位置になるように摺
動可能とされる一対の鏡筒内の対物レンズ系7L(,7
R)および接眼レンズ系6L(,6R)が配置されてい
る(但し、図中には左側の光学系を例示している)。
【0020】前後、左右の鏡筒内に配設されたこれら接
眼レンズ系6L,6Rおよび対物レンズ系7L,7Rに
対応する光学系を光軸方向に移動できるように、焦点調
節機構20がハウジング2の中央近傍に設けられてい
る。また、左側の接眼レンズ系6Lには視度微調整機能
を有する視度調整ダイヤル8(手動部材)が取り付けら
れ、この視度調整ダイヤル8の位置制御を機械的に行う
視度調整機構(詳細図4参照)を形成している。但しこ
の実施形態例における視度調整機構は、接眼レンズ系の
一方、例えば接眼レンズ系6Lにより視度調整を可能と
するために、視度調整ダイヤル8が接眼レンズ系6Lに
設けられているが、これに限らず反対側の接眼レンズ系
6Rに設けても勿論よく、前述の機構の位置関係は相対
的に反対となる。
【0021】焦点調節機構20はハウジング2の中央部
に配設され、接眼レンズ側で光軸方向に平行に摺動可能
に配された第1スライド板23Lと、対物レンズ系7
R,7L側で光軸方向に摺動可能に配され第2スライド
板24Lと、ハウジング2に軸支された2つのピン(接
眼ピン27,対物ピン28)にそれぞれ摺接しながら螺
旋状溝(接眼カム17、対物カム18)に沿って摺動す
る事で、カム軸15の回転に伴なう対物レンズ系7Lと
接眼レンズ系6Lの光学系の平行移動機構(移動手段)
を形成する。
【0022】上記第1スライド板23Lおよび第2スラ
イド板24Lの端部には、接眼レンズ45を保持するレ
ンズ枠がそれぞれ設けられ、光軸を一致して配列されて
いる。なお、反対側の第1スライド板23Rおよび第2
スライド板24Rの端部にも、図示しない接眼レンズを
保持するレンズ枠がそれぞれ設けられ、同じく光軸を一
致して配列されている。
【0023】第1スライド板23Lの上面には比較的短
行程の長円形状の小長穴13Lが開口され、この小長穴
13Lには外装カバー3Lから突出して成る高さの比較
的短いピンが嵌入して光軸方向を案内している。同様
に、第2スライド板24Lの上面にも比較的短行程の長
円形の小長穴14Lが開口され、この小長穴14Lにも
外装カバー34の内面2aから突出して成る高さの比較
的短いピンが嵌入している。そして、上記小長穴13
L、14Lの長径は焦点調整可能な接眼レンズ系6L,
(6R)および対物レンズ系7L(,7R)の光軸方向
の移動可能である。
【0024】また、この焦点調節に係わる回動軸として
のカム軸(ピントシャフト15)は回転可能に配置さ
れ、ハウジング2の上面中央からほぼ半分を露出してユ
ーザの操作に供されている焦点調節リング4を廻すこと
で、この回軸軸を廻す事ができ、この一体的な回転に伴
なって光学系の平行移動により焦点位置距離が変化し
て、観測対象へのピントが合うように構成されている。
またこの回転軸には、それぞれ図示の如く1本の案内経
路(螺旋状溝)が設けられて、ピンに案内される構造に
形成されている。
【0025】つまり、この双眼鏡の焦点調節機構20
は、接眼レンズ光学系に係合しこの接眼レンズ光学系を
光軸方向に移動するための螺旋状の第1のカム(接眼カ
ム17)が形成されて成る第1の回転軸と、対物レンズ
光学系に係合しこの対物レンズ光学系を光軸方向に移動
するための螺旋状の第2のカム(対物カム18)が形成
されて成る第2の回転軸と、上記第1の回転軸と上記第
2の回転軸とを同時に回転させるための焦点調節操作用
リング(ピントリング)4とを備えていると言える。
【0026】そして第1のカムは、接眼レンズに係合す
る第1回転軸の周面に螺旋状の溝として第1方向に連続
的に形成され、一方、第2のカムは、対物レンズに係合
する第2回転軸の周面に螺旋状の溝として第1方向とは
反対の第2方向に連続的に形成されている。よって、こ
の視度調整ダイヤルが廻される方向に従って同時に、第
1回転軸および第2回転軸が繰込み又は繰出しされる。
【0027】次に、本発明の双眼鏡の視度調整機構につ
いて図4、図5を参照しながら説明する。まず図4に
は、この視度調整機構の要部の構造を組立図で示してい
る。また図5には、視度調整機構を光軸から見た正面図
で示している。すなわち、視度調整ダイヤル8を有し、
この視度調整ダイヤル8の視度設定位置を双眼鏡本体1
の外部から手動操作可能とした視度調整機構の基本構成
は次の如くである。この視度調整ダイヤル8それ自体は
円筒状の手動操作用のダイヤルであり、このダイヤル8
を軸支するダイヤル軸8aと、この軸8aの端部に形成
されたピニオンギヤ31と、左側専用の二次的な接眼レ
ンズ45と、このレンズ45を光軸上に内包し且つ上記
ピニオンギヤ31と噛合するラック38を外側に設けた
接眼光学系取付け枠48と、この取付け枠48の前段に
レンズ45を挟持して取り付けられる接眼レンズ枠47
とから構成されている。
【0028】また、この接眼レンズ枠47および接眼光
学系取付け枠48には、これらの枠47,48を支持し
一体的にするため1本の支持棒29が貫通する穴47
a,48aが設けられており、この支持棒29が貫通し
てこれらの部材が光軸方向に整列させ、同一光軸上に配
列されて一体的に組み立てられることがわかる。
【0029】このように構成された視度調整機構におい
ては、図5が示すように上記ピニオンギヤ31とラック
38が噛み合うことで、ラック&ピニオン機構を成し、
そして矢印が示す如くの視度調整ダイヤル8の回動操作
に伴ない、接眼光学系取付け枠48が光軸方向に平行移
動できるようになっている。そしてこの左側の接眼レン
ズ系(6L)の動きが、一方にある右側専用の接眼レン
ズ系(6R)に対しての相対的な差、即ち視度差を生み
出すことができる。ただし、視度調整ダイヤル8の軸に
軸支されたピニオンギヤ31がラック38に噛み合って
いるとき、光軸の通る接眼レンズ枠47の穴と接眼光学
系取付け枠48に設けられた穴48bを形成している円
筒枠との嵌合によるフリクションで動かすための回動ト
ルクは相対的に強く設定されている。したがって上記嵌
合が容易に離れずに一体的に動く場合があり、このとき
は逆に、ラック38の光軸方向の動きで視度調整ダイヤ
ル8が動されるようになっている。つまりこの場合は、
視度調整ダイヤル8のほうが回動または、僅かに後退し
て空回りする状態となる。このトルクは、円筒枠の外周
と穴との間に塗布された粘性の比較的大きなグリスやフ
リクションバネ等によって与えられる。
【0030】なお、図5に示したラック&ピニオン機構
は互いに噛合した状態ではあるが、視度調整の必要が無
い場合には、上記ピニオンギヤ31がラック38から離
れた状態になるように所定の退避した位置に戻るように
も構成されている。
【0031】続いて、図6(a)〜(c)を参照しなが
らこのような視度調整機構の各部の動きについて説明す
る。なおここでは、視度調整ダイヤル8及びその関連部
材との関係を拡大して示し、特にピニオンギヤ31とラ
ック38の動きを中心に図示している。すなわち、上述
の視度調整機構の構造においては、最初に図6(a)に
示す位置に在る視度調整ダイヤル8を観察者が操作しよ
うと、まず視度調整ダイヤル8を指でもスライド穴35
に沿って移動でき、これによってピニオンギヤ31が摺
動しながらラック38の方向に接近して行き、図6
(b)が示す如くに噛合する。この間、カムピン46が
スライド穴35に沿って摺動するとき、スライド穴35
の側面に形成された微細なピッチのクリック39の凹凸
面がこのカムピン46の通過をクリック的に規制するよ
うに工夫されており、これがその後の設定位置のずれを
も防止できるようになっている。
【0032】一旦噛合した状態でこのラック&ピニオン
機構は可動状態となり、観察者が更に視度調整ダイヤル
8を指腹で時計廻りに回動させると、ラック38が設け
られた左側の接眼レンズ系(6L)は矢印方向にわずか
づつ移動していき、図6(b)が示す如くに接眼光学系
取付け枠が接眼レンズ枠から離間して、その分、この接
眼レンズ系の焦点位置を変化させる。一方、この視度調
整ダイヤル8を逆に廻すと、図6(c)に示す如くに接
眼光学系取付け枠48が接眼レンズ枠47に接近して行
く。
【0033】上述の如き双眼鏡を実際に観察に使用する
場合、観察者はまず外装カバー3L,3Rを両側外方向
に摺動させて、鏡筒部分を最小眼幅から所望の眼幅調整
位置にするが、この際、視度調整ダイヤル8は依然とし
て操作できない位置に退避しており、その後、観察者の
所望する視度調整を行おうとする際には、前述のスライ
ド動作で視度調整ダイヤル8を回動操作可能な位置にセ
ットすることができる。また、一旦設定された視度調整
ダイヤル8の視度位置はクリック39によってその位置
を維持されることがわかる。このように、視度調整ダイ
ヤル8の回動操作は、このラック38の行程の範囲内で
僅かづつ視度差を増減できることがわかる。そしてこれ
らの組合せによる移動が正しく且つ確実に行われる。
【0034】(作用効果1)このように本実施形態例に
よれば、視度調整ダイヤル8を有する双眼鏡1の左右一
組の鏡筒6L,6Rの一方の鏡筒(6L)を光軸方向に
移動させるため所定の駆動力を伝える駆動力伝達手段と
してのピニオンギヤ31、ラック38を鏡筒6Lの近傍
に配置し、上記駆動力伝達手段のピニオンギヤ31の位
置が、移動しようとする当該鏡筒のラック38に対して
相対的に変わるようにこの視度調整機能付き双眼鏡1を
構成している。そして、左右一組の鏡筒6L,6Rの相
対位置が変わった状態で、これら鏡筒6L,6Rが同時
に焦点調節ができるように構成されている。
【0035】また、視度調整のため操作する手動部材で
ある処の視度ダイヤル8が、一組の鏡筒6L,6Rの一
方のみを光軸方向に移動させるために所定の駆動力を伝
える駆動操作手段として用いられる。つまりこの視度ダ
イヤル8は、駆動力を伝える駆動力伝達手段の1つとし
てのピニオンギヤ31の軸を廻すように軸支されている
ので、この駆動操作手段は駆動力伝達手段の1つを駆動
するように構成されていると言える。そして、上記駆動
力伝達手段としてのピニオンギヤ31は、上記手動部材
(ピニオンギヤ31付きの視度ダイヤル8)を介して、
その位置を間欠的に固定(クリック)する移動固定規制
手段としてのクリック39を備えている。
【0036】このような視度調整機能を有する双眼鏡に
おいて、焦点調節のためのピント合わせ操作が可能な状
態以外では、この視度調整機構が機能しないように構成
している。また例えば、眼幅調整しようとする場合も、
視度調整ダイヤル8を上述のように操作できない位置に
一時的に退避しておくことで、接眼レンズ系6L,6R
および対物レンズ系7L,7Rの繰り出しがあっても、
その設定視度位置は確実に保持され、よって観察者は新
たに接眼しながらの再調整をする必要は無くなることが
わかる。
【0037】また、観察者が視度を微調整する際には、
操作できる位置に視度調整ダイヤル8を突出することも
でき視度調整を容易に行う事ができる一方、使用しない
ときには、視度調整ダイヤル8を外装カバー3Lの上部
の溝部の奥に退避して、視度調整操作やその他のものと
の接触が起こらないような位置にスライドしておけるの
で、一旦設定した視度位置を安全に保持してその変化を
防止できる。つまり、視度調整ダイヤル8は、携帯や格
納等の非使用時には保護される一方、使用時には所望の
視度調節が可能な双眼鏡となる。
【0038】前述した実施形態例の双眼鏡の変形例とし
ては次のようなものが挙げられる。 (変形例1)第1実施形態例における視度調整ダイヤル
8は、操作できる位置から退避させて操作ができなくな
る構造であったが、この変形例として例えば、視度調整
ダイヤル8が退避されない場合でも、その視度調整ダイ
ヤル8が機械的にロックされ回動しないような構造に変
形実施してもよい。このためには前述の視度調整ダイヤ
ル8の動きを一時的に固定する機構を応用するか、従来
のロック機構をその視度調整ダイヤル8の操作規制手段
の1つとして適用してもよい。
【0039】この変形例1においては、視度調整ダイヤ
ル8は携帯や格納等の非使用時にはロックされて確実に
設定された視度位置を保持する。一方、焦点位置を合わ
せるピント合わせ操作に続いて視度調整ダイヤル8のロ
ックが自動的にはずれるようにすれば、ピント合わせに
続いて視度調整操作が行えるようにすることもできる。
【0040】これによって、一時的に観察を中断しその
しかる後に再度同様な観察を再開するなどの観察形態の
場合では、首に掛けるか手中に把持される期間に視度調
整ダイヤル8が僅かに廻って変化してしまうことも防い
でくれる。同様に、眼幅調整しようとする場合も、視度
調整ダイヤル8を上述のように操作できないように一時
的にロックしておけば、接眼レンズ系6L,6Rおよび
対物レンズ系7L,7Rの繰り出しがあってもその設定
視度は確保されるので、接眼しながら再度の調整をする
必要は無くなる。その結果、前述した第1実施形態例と
同様な構造的効果と共に、機能的にもこのわずかな改良
で、視度調整ダイヤル8がロックするように構成できる
ので、周辺物等に当って動かず、設定された視度位置が
不用意に変化せず、観察の都度に視度調整は不要となり
長期にわたって鮮明な視野状態が維持できる。
【0041】なお、ここに挙げた各変形例は操作部位の
1つのバリエーションであるが、図示しない視度調整ダ
イヤル8の調整機構は、前例と異なる方式でもよく、例
えば、外装カバー3L,3Rの左右への引き延ばし操作
によって付勢されたバネ等により、所定のロックピンが
作動して固定するように構成してもよい。この場合、レ
ンズバリアを操作するつまみに連動してこのロックピン
が解除されるように提供されてもよい。また、視度調整
ダイヤル8を一旦設定された視度位置でロックすること
を例示にしたが、この主旨は狭義の意味における各種の
双眼鏡に同様に適用可能であり、例示したコンパクトな
双眼鏡以外にも、特にこの視度調整ダイヤル8を通常露
出するタイプの双眼鏡をはじめとする各種光学機器であ
れば同様に採用できる。
【0042】(変形例2)焦点調節機構20および視度
調整機構の関係においても、例示した如くにそれらの動
作がそれぞれの操作用リング(ピントリング)および視
度ダイヤルの手動操作で分離されるのでなく、ある移動
範囲だけは、最初に設定されていた視度位置に基づいて
焦点位置が大幅に変更された場合には、ある程度連動す
るように構成して、おおよその視度調整がピント合わせ
に連動して行われるようにしてもよい。なお、本発明の
視度調整機構と焦点調節機構との位置関係や作用関係
は、必要に際し適宜に変形すればよい。
【0043】(その他の変形例)このほかにも、本発明
の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変形実施が可能
である。
【0044】以上、実施形態例と複数の変形例に基づい
て本発明を説明したが、本明細書本文には次の発明が含
まれる。例えば、 (1) 接眼レンズ系を収容する第1鏡筒と、対物レン
ズ系を収容する第2鏡筒とを外装カバー内に備える双眼
鏡において、上記第1及び第2鏡筒は、この双眼鏡を使
用しない場合にはこの外装カバー内部に繰り込んで格納
し、一方、使用する場合には上記外装カバー内部から繰
り出すことのできる機構を有し、上記第1鏡筒は、視度
調整操作を行うための視度ダイヤルを備え、この視度ダ
イヤルは、上記第1鏡筒の繰込み動作に伴なって上記外
装カバー外側部の溝内奥に退避されることを特徴とする
視度調整機能付き双眼鏡を提供できる。
【0045】(2) 第1及び第2鏡筒を共に光軸方向
に移動させる焦点調節機構と、上記第1又は第2鏡筒の
一方の接眼レンズ光学系を単独で移動する視度調整機構
とを有する双眼鏡であり、上記鏡筒が共にレンズ繰込み
位置では視度調整機能を発揮できなく、レンズ繰出し位
置では視度調整機能を発揮できるように構成された双眼
鏡を提供できる。
【0046】(3) 上記第1鏡筒は、視度調整操作を
行うための視度ダイヤルを備え、上記視度ダイヤルは、
上記第1鏡筒上においてロックされることを特徴とする
(2)に記載の双眼鏡を提供できる。 (4) 上記視度ダイヤルは、上記第1鏡筒が内包され
た外装カバーの外側部に配設され、観察者が上記視度ダ
イヤルを回動操作できる位置と、操作できない位置との
範囲をスライド可能であるか又は、上記鏡筒の繰込みを
行うと共に、上記視度ダイヤルの回動を阻止するような
機構を有することを特徴とする(3)に記載の双眼鏡を
提供できる。
【0047】(5) 上記視度調整機能は、所定のラッ
ク&ピニオン機構を有して成り、このラック&ピニオン
機構は、回動操作する為の視度ダイヤルに軸支されたピ
ニオンギヤと、上記鏡筒に形成されこのピニオンギヤに
噛合可能なラックとを備え、上記ラック&ピニオン機構
の噛合状態は、上記ピニオンギヤの水平方向のスライド
移動によって選択的に行えることを特徴とする(2)に
記載の双眼鏡を提供できる。
【0048】(6) 上記ラック&ピニオン機構は、鏡
筒の繰込み操作に連動して上記視度ダイヤルの回動を規
制するロック状態と、繰出し操作に連動して、このロッ
ク状態を解除するアンロック状態を与え、焦点調節後の
接眼光学系の焦点の微調整を許容することを特徴とする
(5)に記載の双眼鏡を提供できる。
【0049】(7) 上記視度ダイヤルは、上記レンズ
繰込み位置から繰出し位置へ移動する間に、上記光軸方
向に沿って変位する規制が解除されることを特徴とする
(5)に記載の双眼鏡を提供できる。 (8) 上記視度ダイヤルは、スライド操作によって水
平方向に所定範囲で平行移動可能であり、レンズ繰込み
位置では、上記視度ダイヤルは退避され操作できない位
置にスライドでき、レンズ繰出し位置では、この視度ダ
イヤルが操作できる位置にスライドされることを特徴と
する(7)に記載の双眼鏡を提供できる。 (9) 双眼鏡の一方の接眼レンズに設定された視度設
定位置を、繰込み状態において維持できるように、この
視度設定位置からの逸脱を防止するように形成された視
度調整機構を有することを特徴とする視度調整機能付き
双眼鏡を提供できる。
【0050】(10) 上記視度調整機構は、接眼レン
ズを内包する接眼レンズ枠と、この接眼レンズ枠を光軸
方向に誘導可能な所定長の支持棒部材を有する接眼鏡枠
と、上記支持棒部材に沿って上記接眼鏡枠が摺動可能な
ように設けられたラック及びピニオンギヤと、このピニ
オンギヤを介して上記ラックに駆動力を伝達するため回
動操作される視度ダイヤルと、を有し、上記視度ダイヤ
ルの所定角度の回動に伴なって、上記接眼鏡枠を光軸方
向に所定距離だけ微動できることを特徴とする(9)に
記載の双眼鏡を提供できる。
【0051】
【発明の効果】以上、本発明によれば、観察者が視度調
整を容易に行う事ができ、不用意に一旦設定された視度
位置が変化するのを防ぐ事ができ、確実な調整及び設定
保持を可能とする視度調整機能付き双眼鏡を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わる双眼鏡の使用不可能状
態の外観を示す斜視図。
【図2】図2は、この双眼鏡の使用可能状態の外観を示
す斜視図。
【図3】図3は、本発明の双眼鏡の焦点調節機構と視度
調整機構の外観を示す斜視図。
【図4】図4は、本発明の双眼鏡の視度調整機構の主な
構成要素を示す組立斜視図。
【図5】図5は、この視度調整機構を光軸方向から見て
示す正面図。
【図6】 図6(a)〜(c)は視度調整機構の要部の
動作を示し、図6(a)は、視度ダイヤルが付いたラッ
ク&ピニオン機構の拡大図、図6(b)は、このラック
&ピニオン機構の噛合状態を示す拡大図、図6(c)
は、同じくその噛合状態の進行を示す拡大図。
【符号の説明】
1…本体(双眼鏡筐体)、 2…ハウジング(内装部材)、 3L,3R…外装カバー(外装部材)、 4…焦点調節リング(ピントリング)、 5L,5R…光学系、 6L,6R…接眼レンズ系、 7L,7R…対物レンズ系、 8…視度調整ダイヤル(視度ダイヤル)、 8a…ダイヤル軸、 9L,9R…開口端(前方)、 15…カム軸(ピントシャフト)、 13L,14L…小長穴、 17…接眼カム( 螺旋状溝) 、 18…対物カム( 螺旋状溝) 、 20…焦点調節機構、 21…第1カム板(後方)、 22…第2カム板(前方)、 23L,23R…スライド板(後方)、 24L,24R…スライド板(前方)、 27…接眼ピン、 28…対物ピン、 29…支持棒、 31…ピニオンギヤ、 35…スライド穴(溝部)、 38…ラック、 39…クリック、 45…接眼レンズ(二次)、 47…接眼レンズ(二次)枠、 48…接眼光学系取付け枠、 50…対物レンズ、 51…対物鏡枠。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視度調整機能を有する双眼鏡において、 左右一組の鏡筒の一方を光軸方向に移動させるための所
    定の駆動力を伝える駆動操作手段を有し、 上記駆動操作手段の位置が、移動しようとする当該鏡筒
    に対して相対的に変わるように構成されて成ることを特
    徴とする視度調整機能付き双眼鏡。
  2. 【請求項2】 左右一組の鏡筒に関して相対位置が変わ
    った状態で、これら鏡筒が同時に焦点位置の調節ができ
    るように構成されて成ることを特徴とする、請求項1に
    記載の双眼鏡。
  3. 【請求項3】 視度調整のため操作する手動部材は、一
    組の鏡筒の一方のみを光軸方向に移動させるために所定
    の駆動力を伝える駆動力伝達手段を駆動するように構成
    されて成ることを特徴とする視度調整機能付き双眼鏡。
  4. 【請求項4】 上記駆動力伝達手段は、上記手動部材を
    介して当該位置を間欠的に固定するための移動規制固定
    手段を更に有することを特徴とする、請求項3に記載の
    双眼鏡。
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