JPH0318043B2 - - Google Patents

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JPH0318043B2
JPH0318043B2 JP33146987A JP33146987A JPH0318043B2 JP H0318043 B2 JPH0318043 B2 JP H0318043B2 JP 33146987 A JP33146987 A JP 33146987A JP 33146987 A JP33146987 A JP 33146987A JP H0318043 B2 JPH0318043 B2 JP H0318043B2
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JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
nut body
nut
cut
piece
Prior art date
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Expired
Application number
JP33146987A
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English (en)
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JPH01172605A (ja
Inventor
Toshihiko Sumya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAYO KOGYO KK
Original Assignee
KAYO KOGYO KK
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Publication date
Application filed by KAYO KOGYO KK filed Critical KAYO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、種々の基材に埋込まれてボルトやビ
ス接合に用いられる埋込みナツトに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来の埋込ナツトは、外周面に凹凸を有する円
筒体を鋳造し、その内面にねじを切つて製造して
いたが、鋳造であるためコストが高くなるという
問題があつた。そこで本発明者は第7図に示すよ
うに、金属板を円筒状に曲成して埋込ナツト
A′を形成し、この埋込ナツトA′の内面に雌ねじ
部2を打ち出し形成し、更に埋込ナツトA′に切
り込み3を入れて切り起こし片4を形成し、切り
起こし片4の先端に埋込ナツトA′の外周方向に
向けて食い込み突部20を突設することを考え、
既に実願昭61−88606号などとして出願をしてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、第7図に示すような金属板を曲成し
て形成するものは、金属板のプレス成形により簡
単且つ安価に製造できるが、埋込ナツトA′を基
材に設けた孔内に挿入し、埋込ナツトA′の雌ね
じ部2にボルトやビス等のねじ具をねじ込んた場
合切り起こし片4が埋込ナツトA′と面一になる
まで起こされ、更に食い込み突部20が基材に食
い込むようにしているのである。ところが、基材
がコンクリートのように固い材質の場合、先端が
尖つた食い込み突部20は基材に十分食い込ま
ず、結果的には食い込み突部20が点接触または
線接触と同じ状態で基材に圧接した状態となつて
しまう場合が多いことが判つた。したがつて、こ
のような点接触または線接触による圧接では埋込
ナツトA′として十分な耐引き抜き力を発揮する
ことができない場合が生じていた。
本発明はこのような問題点を解決することを目
的としている。
[問題を解決するための手段] 本発明の埋込ナツトは、金属板を略円筒状に曲
成してナツト本体1を形成し、ナツト本体1の内
面に雌ねじ部2を打ち出し形成し、ナツト本体1
に切り込み3を設けて切り起こし片4を形成する
とともに切り起こし片4の側縁部を外側に折り曲
げて押し上げ部5を形成し、金属板を円筒状に曲
成して形成した外筒6に切溝7に囲まれて一端部
が外筒6に一体に連続する押し付け片8を形成
し、ナツト本体1を外筒6内に挿入し、ナツト本
体1の切り起こし片4を外筒6の押し付け片8に
対応させて成ることを特徴とするものであつて、
このような構成を作用することで、上記した従来
の問題点を解決し、本発明の目的を達成したもの
である。
[作用] ナツト本体1を外筒6内に挿入して構成した本
発明の埋込ナツトAを基材9の孔10内に入れ、
ナツト本体1の雌ねじ部2にボルトやビス等のね
じ具11を螺合すると、ねじ具11の螺進に伴つ
て切り起こし片4が外側へ押圧させ、これにより
押し上げ部5が外筒6の押し付け片8を外側へ押
圧し、押し付け片8の外面が外筒6の外面よりも
外側に押し出され、基材9の孔10の内壁に押し
付け片8が面接触で押圧され、ナツト本体1及び
外筒6をそれぞれ金属板により形成したといえど
も埋込ナツトAの引き抜き耐力を高めることがで
きるようになつたものである。
[実施例] 本発明の埋込ナツトAはナツト本体1と外筒6
により構成してある。金属板を円筒状に曲成して
なるナツト本体1は、側端部に外方へ折曲形成さ
れたのこ歯状片12を有し、円周上の複数箇所に
おいて円筒状のナツト本体1の内面に内方に凸と
なつた雌ねじ部2が打ち出し形成されている。ま
たナツト本体1の円周上の他の複数箇所の外面に
外方に凸となつた係合部13が打ち出し形成して
ある。ナツト本体1の後端から略軸方向ほ中央部
まで複数個の切り込み3が設けてあり、切り込み
3と切り込み3との間が一つおきに切り起こし片
4となつており、この切り起こし片4は内側に折
り曲げてあり、切り起こし片4の側縁が全長にわ
たり(つまりナツト本体1の軸方向に略そつた切
り起こし片4の全長にわたり)押し上げ部5を外
側に向けて折り曲げ形成してあり、押し上げ部5
は前端側が低く後端側が高くなつている。円筒状
のナツト本体1の後部において、切り起こし片4
と切り起こし片4との間の部分の後端縁は外方に
向けて屈曲してあつてストツパ片16が形成して
ある。ここでナツト本体1は焼き入れがしてあつ
て硬質となつている。外筒6は金属板を円筒状に
曲成して形成してあり、この外筒6には外筒の切
溝7に囲まれて一端部が外筒6に一体に連続する
押し付け片8が形成してあり、添付図面の実施例
では外筒6の後端部から外筒6の軸方向の略中央
部まで複数個の切溝7を設け、切溝7間を前端部
が外筒6の一体に連続する押し付け片8としてあ
る。また外筒6には内面側が凹となつた被係合部
14が打ち出し形成してある。ここで被係合部1
4は外筒6の外面側においては外に凸となつた食
い込み用の突出部15となつており、また被係合
部14に対応しない部分にも外筒の外面に別の食
い込み用の突出部15′を突設してある。上記外
筒6は鉄アルミニユウム等の軟質材により形成し
てある。外筒6内にはナツト本体1が挿入される
が、この場合外筒6と後端がナツト本体1のスト
ツパ片16に当たつて外筒6の後端がナツト本体
1の後端より後方に移動せず、外筒6内にナツト
本体1を挿入する際に簡単且つ確実に挿入できる
ようになつている。また外筒6の軸方向にわたる
割れ目17部分にはナツト本体1ののこ歯状片1
2がはまり込み、のこ歯状片12は外筒6よりも
外方に突出している。更にナツト本体1の外面に
突出した係合部13が外筒6の被係合部14に係
合している。したがつて外筒6内にナツト本体1
を挿入した状態では外筒6からナツト本体1が不
用意に外れたりしないようになつており、運搬あ
るいは施工等に当たつてナツト本体1と外筒6が
ばらばらにならないようになつている。ところで
上記のようにナツト本体1を外筒6に挿入して位
置決めした状態において、ナツト本体1の切り起
こし片4がちようど外筒6の押しい付け片8に対
応するようになつている。
上記のような構成の埋込ナツトAは被取付け材
である基材9に穿設された孔10内に第5図aに
示すように差し込むかあるいは打ち込み、次に第
5図bに示すようにボルトやビス等のねじ具11
をナツト本体1の雌ねじ2部に螺合していく。す
ると、ねじ具11のあ螺進に伴つて切り起こし片
4が外側へ押圧され、これにより押し上げ部5が
外筒6の押し付け片8を徐々に外側へ押圧し、押
し付け片8の外面が外筒6の外面よりも外側に
徐々に押し出され、基材9の孔10の内壁に押し
付け片8が末広がり状に面接触で押圧されるので
ある。このようにねじ具11を螺合することで基
材9に取付材18を取付けるものである。この場
合、本発明の埋込ナツトAはコンクリート、アル
ミニユーム、木質材、硬質合成樹脂、軟質合成樹
脂、パーチクルボード等種々の基材9に取付ける
ことができるが、特にコンクリートのような硬質
の基材9に好適である。つまりねじ具11の螺進
により切り起こし片4を外側へ押圧し、これによ
り押し上げ部5が直接基材9に圧接するのではな
く、外筒6の押し付け片8を押し上げ部5で外押
し出し、この結果、押し付け片8の外面が面接触
により基材9に圧接して引き抜きの抵抗となるの
で、コンクリートのような硬質の基材9でも強固
に埋設できるものである。なお、ねじ具11を螺
合すると、のこ歯状12が孔10の内壁である基
材9に食い込み、更に外筒6の外面に別の食い込
み用の突出部15′,15′が孔10の内壁である
基材9に食い込むものであつて、これらが更に抵
抗となつていつそう引き抜き耐力が向上するもの
である。
第6図には本発明の埋込ナツトAの他の実施例
が示してある。この実施例ではナツト本体1の内
周に連続して雌ねじ部2を打ち出し形成してあ
る。そしてナツト本体1の外面の雌ねじ部2に対
応した部分が凹となつた係合部13となつてい
る。一方外筒6には内周に雌ねじ部2の外面の係
合部13と係合するための内周側に凸となつた被
係合部14が形成してある。そしてナツト本体1
を外筒6内に挿入した場合、係合部13を被係合
部14に係合するようになつている。ここで被係
合部14は第6図のように連続となつていてもよ
いが、非連続となつてもよいものである。
また押し上げ部5の形状は添付図面のものにの
み限定されず、他の形状であつてもよいものであ
る。
[発明の効果] 本発明にあつては、叙述のように金属板を略円
筒状に曲成してナツト本体を形成し、金属板を略
円筒状に曲成して外筒を形成しているので、プレ
スにて形成できて簡単且つ安価に製造できるのは
勿論のこと、ナツト本体の内面に雌ねじ部を打ち
出し形成し、ナツト本体に切り込みを設けて切り
起こしを形成するとともに切り起こし片の側縁部
を外側に折り曲げて押し上げ部を形成し、外筒に
切溝に囲まれて一端部が外筒に一体に連続する押
し付け片を形成し、ナツト本体を外筒に挿入し、
ナツト本体の切り起こし片を外筒の押し付け片に
対応させたので、埋込ナツトを基材の孔内に入
れ、ナツト本体の雌ねじ部にねじ具を螺合するこ
とで、ねじ具の螺進に伴つて切り起こし片が外側
へ押圧され、これにより押し上げ部が外筒の押し
付け片を外側へ押圧し、押し付け片の外面が外筒
の外面よりも外側に押し出され、基材の孔の内壁
に押し付け片が面接触で押圧され、従来のような
点接触あるいは線接触のものに比べて埋込ナツト
を強固に埋設でき、この結果ナツト本体及び外筒
をそれぞれ金属板により形成したといえども埋込
ナツトの引き抜き耐力を高めることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の分解斜視図、第2
図は同上の斜視図、第3図は同上に用いるナツト
本体の展開図、第4図は同上に用いる外筒の展開
図、第5図a,b,cは同上の施工順序を示す断
面図、第6図は本発明の他の実施例の分解斜視
図、第7図は従来例の斜視図であつて、1はナツ
ト本体、2は雌ねじ部、3は切り込み、4は切り
起こし片、5は押し上げ部、6外筒、7は切溝、
8は押し付け片である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属板を略円筒状に曲成してナツト本体を形
    成し、ナツト本体の内面に雌ねじ部を打ち出し形
    成し、ナツト本体に切り込みを設けて切り起こし
    片を形成するとともに切り起こし片の側縁部を外
    側に折り曲げて押し上げ部を形成し、金属板を円
    筒状に曲成して形成した外筒に切溝に囲まれて一
    端部が外筒に一体に連続する押し付け片を形成
    し、ナツト本体を外筒内に挿入し、ナツト本体の
    切り起こし片を外筒の押し付け片に対応させて成
    ることを特徴とする埋込ナツト。
JP33146987A 1987-12-25 1987-12-25 埋込ナット Granted JPH01172605A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33146987A JPH01172605A (ja) 1987-12-25 1987-12-25 埋込ナット

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JP33146987A JPH01172605A (ja) 1987-12-25 1987-12-25 埋込ナット

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JPH01172605A JPH01172605A (ja) 1989-07-07
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