JPH03179361A - 光導電性組成物およびそれを用いた電子写真感光材料 - Google Patents

光導電性組成物およびそれを用いた電子写真感光材料

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JPH03179361A
JPH03179361A JP1318096A JP31809689A JPH03179361A JP H03179361 A JPH03179361 A JP H03179361A JP 1318096 A JP1318096 A JP 1318096A JP 31809689 A JP31809689 A JP 31809689A JP H03179361 A JPH03179361 A JP H03179361A
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JP1318096A
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Hiroaki Yokoie
横家 弘明
Osamu Watarai
渡会 脩
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は有機光R電性化合物を主体とした光導電性組成
物およびそれを電子写真感光層に用いた電子写真感光材
料に関するもので、さらに詳しくは有機光導電性化合物
と新規な増感剤を主体とした高感度の光導電性組成物お
よびそれを電子写真感光層に用いた高感度の電子写真感
光材料に関するものである。
(従来の技術) 従来より、電子写真感光体としては、無機光導電体を主
体とする無機感光体と、有機光導電性化合物を主体とす
る有機感光体とが知られている。
無機感光体は当初電子写真感光体の主流を占めたが、今
日では有機感光体の開発が進み、電子写真感光体の中で
有機感光体の占める割合が次第に増加してきている。有
機感光体がこのように増加してきたのは、光感度が無機
感光体に匹敵してきたこと、耐久性が向上したこと、有
機合成により分子構造が容易に変換できるため光導電性
材料の種類が豊富で、このため分光特性などで特徴のあ
る感光体が作成可能であること、塗布などにより容易に
製造可能であること、そして無毒・無公害であることな
どがその理由にあげられる。
有機感光体は無機感光体に比べさらに多くの利点を持っ
ており、電子写真の技術分野において広い応用技術を与
える0例えば、透明な電子写真感光フィルム、可撓性の
高い電子写真感光フィルムまたは軽量で取扱の容易な電
子写真感光フィルムの提供は有機光導電性化合物を用い
た有機感光体で初めて可能なものである。
このような有機感光体の特徴を生かして、たとえば、透
明な電子写真感光フィルムを作成する場合、いかにして
高感度な感光体を得るか、すなわちいかにして有機光導
電性化合物に対して高感度な増感を行うかが重要な問題
となる。
従来、有機光導電性化合物を増感するための方法として
は増感色素による色素増感とルイス酸などの添加による
化学増感とが知られている。前者は色素の分光吸収特性
を有機光導電性化合物に付加することによって、後者は
有機光導電性化合物との間にドナー−アクセプターのコ
ンプレックスを形成することによる新たな分光感度の出
現によって増感をもたらすのである。
また、増感色素された有機光導電性化合物を更に増感す
る方法も例は少ないが知られており、例えば特公昭43
−4339、特開昭58−65438、特開昭58−6
5439、特開昭58−102239、特開昭58−1
02240、特開昭58−107544、特開昭58−
129434号に示されるような尿素化合物、アミド化
合物、スルホンアミド化合物などを添加する方法を例示
することができる。
(発明が解決しようとする課題) このように、色素増感した有機光導電性化合物を更に増
感できることは、所望の分光感度を有しかつ高感度な光
導電性組成物もしくは電子写真感光材料を得るための有
用な手段となる。しかしながら、このような化合物は、
数多くは知られておらず上に例示したもの以外はほとん
ど知られていないのが現状であり、新規な増感剤の開発
が求められていた。
(発明の目的) 本発明の目的は、色素増感された有機光導電性化合物を
更に増感するための新規な増感剤を提供し、これにより
高感度な光導電性組成物および高感度な電子写真感光材
料を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明者らは鋭意検討を続けた結果、(1)
有機光導電性化合物および下記の一般式[1)もしくは
一般式(n)で表される化合物を少なくとも1種含有す
る光導電性組成物。
一般式〔II〕 一般式(1)ないしく113において、Zは硫黄原子ま
たは酸素原子を表す。R1およびR2は水素原子、置換
基を有していても良いアルキル基、置換基を有していて
もよいアリール基、もしくは置換基を有していても良い
アラルキル基を表し、R1とR2とは同一であっても互
いに異なった基であっても良い。
一般式(1)において、Aは置換もしくは無置換のアル
キル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしく
は無置換のアラルキル基、または置換基を有していても
良い1価の複素環基を表す。
一般式〔■〕において、Bは置換基を有していても良い
アルキレン基、置換基を有していても良いアリーレン基
、ポリメチン基、もしくは置換基を有していても良いア
ラルキレン基を表す。
(2)導電性基体上に有機光導電性化合物および下記の
一般式(+)もしくは一般式〔■〕で表される化合物を
少なくとも1種含有する層を有する電子写真感光体によ
って前記項目を達成することができた。
一般式(1) 一般式〔II〕 一般式(1)ないしくIf)において、Zは硫黄原子ま
たは酸素原子を表す、R1およびR3は水素原子、置換
基を有していても良いアルキル基、置換基を有していて
もよいアリール基、もしくは置換基を有していても良い
アラルキル基を表し、R,とR1とは同一であっても互
いに異なった基であっても良い。
一般式(1)において、Aは置換もしくは無置換のアル
キル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしく
は無置換のアラルキル基、または置換基を有していても
良い1価の複素環基を表す。
一般式(tl)において、Bは置換基を有していても良
いアルキレン基、置換基を有していても良いアリーレン
基、ポリメチン基、もしくは置換基を有していても良い
アラルキレン基を表す。
(本発明の具体的構成および効果) 本発明において、一般式〔1〕もしくは一般式(n)で
表される化合物は、色素増感された有機光導電性化合物
をさらに増感する増感剤である。
−1式(+3もしくは一般式〔II〕で示される化合物
に付いてさらに詳しく説明する。
−C式(1)ないし〔■〕において、R1およびR7は
水素原子、置換基を有していても良いアルキル基、置換
基を有していても良いアリール基もしくは置換基を有し
ていても良いアラルキル基を表す、これらの基が置換さ
れている場合の置換基としては、シアノ基、ヒドロキシ
基、カルボキシル基、ニトロ基、塩素、フッ素、臭素な
どのハロゲン原子、アミノ基、アルコキシ基、アリール
基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アシ
ルオキシ基、アルキル基もしくはアリール基もしくはア
ラルキル基により置換されたアミノ基、トリフルオロメ
チル基などをあげることができる。
R1,Rzの具体例としては、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、1so−プロピル基、nブチル基、5e
c−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エヂルヘキシル基
、フルオロメチル基、クロロメチル基、トリフルオロメ
チル基、パーフルオロアルキル基、メトキシメチル基、
シアノメチル基なとの直鎖状アルキル基、分岐状アルキ
ル基、置換アルキル基および、フェニル基、P−1−リ
フルオロメチルフェニル基、0−トリフルオロメチルフ
ェニル基、p−シアノフェニル基、0−シアノフェニル
L p−ニトロフェニル基、O−ニトロフェニルL p
−ブロモフェニル基、O−ブロモフェニル基、p−クロ
ルフェニル基、0−クロルフェニル基、ρ−フルオロフ
ェニル基、0−フルオロフェニルL p−カルボキシル
フェニル基、p−メトキシフェニル基、O−メトキシフ
ェニル基、N、N−ジエチルアミノフェニルl、N、N
ジフェニルアミノフェニル基、N、N−ジベンジルアミ
ノフェニル基、N、N−ジメチルアミノフェニル基、ナ
フチル基、メトキシナフチル基、N、N−ジエチルアご
ノナフチル基、ベンジル基、p−ブロモベンジル基、p
−シアノベンジル基、p−ニトロベンジル基、P−)リ
フルオロメチルベンジル4、o−ブロモヘンシル基、0
−シアノヘンシル基、o−ニトロベンジル基、フェニル
エチル基、3−フェニルプロピルL p−クロルヘンシ
ル基、ナフチルメチル基などのアリール基、置換アリー
ル基、アラルキル基、置換アラルキル基をあげることが
できる。R1とR2とは同一であっても互いに異なった
基でも良い。
−S式(r)において、Aは置換もしくは無置換のアル
キル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしく
は無置換のアラルキル基、または置換基を有していても
良い1価の複素環基を表す。
このうちアルキル基、アリール基、アラルキル基もしく
は複素環基が置換されている場合の置換基としては、R
3およびR2の置換基きしてあげた同し基をあげること
ができる。
Aが置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無
置換のアリール基、置換もしくは無置換のアラルキル基
であった場合の具体例としては、水素原子、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、1so−プロピル基、n−
ブチル基、5ec−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エ
チルへキシル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、
トリフルオロメチル基、パーフルオロアルキル基、メト
キシメチル基、シアノメチル基なとの直鎖状アルキル基
、分岐状アルキル基、置換アルキル基および、フェニル
基、p−トリフルオロメチルフェニル基、0−トリフル
オロメチルフェニル基、p−シアノフェニル基、O−シ
アノフェニルLp−−40フェニル基、0−ニトロフェ
ニル基、p−ブロモフェニル基、0−ブロモフェニル基
、p−クロルフェニル基、o−クロルフェニルL p−
フルオロフェニル基、O−フルオロフェニル基、p−カ
ルボキシルフェニル基、p−メトキシフェニル基、O−
メトキシフェニル基、N、N−ジエチルアミノフェニル
基、N、N−ジフェニルアミノフェニル基、N、N−ジ
ベンジルアミノフェニル基、N。
N−ジメチルアミノフェニル基、ナフチル基、メトキシ
ナフチル基、シアノナフチル基、ニトロナフチル基、ク
ロロナフチル基、ブロモナフチル基、フルオロナフチル
基、トリフルオロメチルナフチル基、N、N−ジエチル
アミノナフチル基、ベンジル基、フェニルエチル基、3
−フェニルプロピル基、P−クロルベンジル基、p−ブ
ロモベンジルL p−シアノベンジル基、p−ニトロベ
ンジル基、P−1−リフルオロメチルベンジル基、0−
ブロモベンジル基、0−シアノベンジル基、〇−ニトロ
ベンジル基、ナフチルメチル基などのアリール基、置換
アリール基、アラルキル基、置換アラルキル基をあげる
ことができる。
Aが置換基を有していても良い1価の複素環基であった
場合の複素環基としては、フラン、ピロール、チオフェ
ン、インドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフラン、オ
キサゾール、イミダゾール、チアゾール、イソオキサゾ
ール、ピリジン、キノリン、インキノリン、ピリダジン
、ピリミジン、ピラジン、フタラジンおよびこれらの誘
導体、たとえば、2−チオ−4−チアゾリジノン、3−
ビラヅリジノン、5−イソオキサヅロン、2−オキサゾ
リドン、2.4−チアゾリジンジオン、2チオフエノン
、2−フラノン、4−ピリミドンなどがあげられる。
−IG式(It)において、Bは置換基を有していても
良いアルキレン基、置換基を有していても良いアリーレ
ン基、ポリメチレン基、もしくは置換基を有していても
良いアラルキレン基を表ず。
Bがアリーレン基の場合、炭素原子数6ないし22のア
リーレン基が使用される。その具体例としてはp−フェ
ニレン基、m−フェニレン基、0フェニレンLl、4−
ナフチレン基、2.3ナフチレン基、4.4′−ビフェ
ニレン基などが例示できる。Bがポリメチン基の場合は
、炭素原子数1ないし22のポリメチン基があげられる
また、Bがアルキレン基の場合炭素原子数1ないし22
のアルキレン基があげられる0例えば、メチレン基、エ
チレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチリデン基
、1.2−ジメチルエチレン基、1.3−ジメチルトリ
メチレン基、1. 4ジメヂルテトラメチレン基、1,
5−ジメチルペンタメチレン基、1,6−ジメチルへキ
サメチレン基、1−エチルエチレンL1.2−ジエチル
エチレン基などを例示することが出来る。Bがアラルキ
レン基の場合、炭素原子数7ないし22のアラルキレン
基が使用される。たとえば、などがあげられる。
これらは、置換基によって置換されていてもかまわない
、これらの基が置換されている場合の置換基としては、
R1およびRよの置換基としてあげた同し基をあげるこ
とができる。
次に、下記一般式〔I〕もしくは一般式〔■〕で示され
る化合物の具体例を以下に示すが、本発明はこれらの化
合物に限定される物ではない。
一般式〔1) 一般式(IT) これらの化合物は、チオバルビッール酸もしくはバルビ
ッール酸と対応する有機酸ハライドもしくは対応するr
II無水物とを、ピリジンやトリエチルアミンのような
アルカリ存在下で反応することにより容易に合成するこ
とが出来る。もしくは、(ジャーナル・オプ・アメリカ
ン・ケミカルソサエテ4 ) J、 As、 Chew
、 Soc、、 (巻) Vol、 76.6185 
(1956)に記載の方法を用いて合成することができ
る。
本発明における、一般式[1)もしくは一般式(n)で
表される化合物は、本発明者らがフタロシアニン光導電
性顔料のインダクション効果を改良する特異な化合物と
して見いだしたものであるが(特願平1−240;  
964)、本発明のような色素増感された有機光導電性
化合物をさらに増感する効果をも有することは全く予想
できなかったことである。
本発明における一般式〔I〕、もしくは一般式(n)で
表される化合物の光導電性組成物の中における含有割合
は、次に説明する有機光導電性化合物の量との関係で決
定され、有機光導電性化合物100重量部にたいして一
般式〔I〕もしくは一般式(U)の化合物の量は1から
100重量部、好ましくは3から50重量部の範囲であ
る。この範囲以下であると光導電性組成物の光感度が低
くなり、この範囲以上を含有させると暗減衰特性が悪化
するなど悪影響をおよぼすことになる。
本発明における有機光導電性化合物としては、従来公知
の低分子有機光導電性化合物および高分子有機光導電性
化合物のいずれも使用することができる0例えば高分子
有機光導電性化合物としては、 (a)  特公昭34−10,966号公報記載のポリ
ビニルカルバゾール及びその誘導体、 (b)  特公昭43−18,674号、同43−19
゜192号公報記載のポリビニルピレン、ポリビニルア
ントラセン、ポリ−2−ビニル−4−(4’−ジメチル
アミノフエニル)−5−フェニルオキサゾール、ポリ−
3−ビニル−N−エチルカルバゾール等のビニル重合体
、 (C)特公昭43−19,193号公報記載のポリアセ
ナフチレン、ポリインデン、アセナフチレンとスチレン
の共重合体等の重合体、 (dl  特公昭56−13,940号公報などに記載
のピレン−ホルムアルデヒド樹脂、ブロムピレンホルム
アルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド
樹脂等の縮合樹脂、 (C)特開昭56−90,883号、同56−161.
550号公報に記載された各種のトリフェニルメタンポ
リマーなどを例示することができる。
また低分子有機光導電性化合物では、 (f)  米国特許筒3.11.2.197号明細書な
どに記載されているトリアゾール誘導体、(g)  米
国特許筒3,189.447号明細書などに記載されて
いるオキサジアゾール誘導体、(ロ)特公昭37−16
,096号公報などに記載されているイミダゾール誘導
体、 (i)  米国特許筒3,615,402号、同3.8
20 989号、同3.542.544号、特公昭45
−555号、同51−10,983号、特開昭51−9
3,224号、同55−108,667号、同55−1
56953号、同56−36゜656号明細書、公報な
どに記載のボリアリールアルカン誘導体、 0)  米国特許筒3,180.729号、同4,27
8.746号、特開昭55−88,064号、同55−
88,065号、同49−105.537号、同55−
51,086号、同56−80゜051号、同56−8
8,141号、同57−45545号、同54−112
,637号、同55−74,546号明細書、公報など
に記載されているビラプリン誘導体及びピラゾロン誘導
体、(ト)米国特許筒3,615,404号、特公昭5
1−10,105号、同46−3,712号、同47−
28,336号、特開昭54−83,435号、同54
−110,836号、同54−119.925号明細書
、公報などに記載されているフェニレンジアミン誘導体
、 (1)米国特許筒3,567.450号、同3.180
.703号、同3,240,597号、同3゜658.
520号、同4,232.103号、同4.175,9
61号、同4,012,376号、西独間特許(DAS
)l、110,518号、特公昭49−35,702号
、同39−27.577号、特開昭55−144,25
0号、同56−119.132号、同56−22,43
7号明細書、公報などに記載されているアリールアミン
誘導体、 (ホ)米国特許筒3,526,501号明細書記載のア
ミノ置換カルコン誘導体、 (n)  米国特許筒3,542,546号明細書など
に記載のN、N−ビストラン誘導体、 (0)米国特許筒3,257,203号明細書などに記
載のオキサゾール誘導体、 ω)特開昭56−46,234号公報などに記載のスチ
リルアントラセンm8体、 (Q)  特開昭54−110,837号公報等に記載
されているフルオレノン誘導体、 (r)  米国特許筒3,717,462号、特開昭5
4−59.143号(米国特許筒4,150.987号
に対応)、同55−52.063号、同55−52,0
64号、同55−46,760号、同55−85,49
5号、同57−11,350号、同57−148,74
9号、同57−104゜144号明細書、公報などに記
載されているビストラン誘導体、 (S)  米国特許筒4,047,948号、同4.0
47.949号、同4,265,990号、同4゜27
3.846号、同4,299,897号、同4.306
,008号明細書などに記載のベンジジン誘導体、 (1)  特開昭58−190.953号、同59−9
5.540号、同59−97,148号、同59−19
5,658号、同62−36,674号公報などに記載
されているスチルベン誘導体等を例示することができる
なお本発明においては、有機光導電性化合物は(a)〜
(1)にあげられた化合物に限定されず、これまで公知
の全ての有機光導電性化合物を用いることができる。ま
た、必要に応じて2種以上の有機光導電性化合物を混合
して使用することも可能である。
本発明においては有機光導電性化合物の光感度を増大さ
せ得る増感色素を用いることができる。
この場合有機光導電性化合物の色素増感の技術に用いら
れている公知の増感色素がいずれも使用できる。これら
の増感色素としては ソサイエティオプ フォトグラフ
インク サイエンス アンドエンジニアリンゲス(So
ciety or PhotographicScie
nce and Engineerings)±9.6
O−64(+973)、アプライド オブティクス(A
pplied 0ptics) 5upp1.、 3 
250 615、米国特許 第3712811号、英国
特許 第1353264号、リサーチ ディスクロージ
ャー(Rcseach Disclosure)  #
1093B (109゜■973年5月号 62ページ
以降)、米国特許3141700号、米国特許3993
899号、特開昭56−14560、特開昭56−14
561、特開昭56−29586、特開昭56−295
87、特開昭56−65885、特開昭56−3514
1、特開昭62−59963、特開昭62−56971
などに開示されているものを例示することができる。
これらの増感色素は有機光導電性化合物が増感される量
を用いるのであって、その量は有機光導電性化合物と増
感色素とのそれぞれの種類により異なるが概して、有機
光導電性化合物に対して重量比で約0.01%から約1
00%、好ましくは約0.1から約30%の範囲である
本発明の光導電性組成物中には、有機光導電性化合物が
低分子化合物の場合には、結合樹脂(バインダー)が必
要となる。また、有機光導電性化合物が高分子化合物の
場合にも膜強度を高めるために補強剤として結合樹脂を
添加することができる。結合樹脂としては従来公知の結
合樹脂がすべて使用可能であるが、例えば下記のものを
例示することができる。
ポリカーボネート、ポリエステル、ポリエステルカーボ
ネート、ポリスルホン、メタクリル樹脂、アクリル樹脂
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン
、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジェン共重合
体、塩化ビニリデンアクリロニトリル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−
無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂°、シリコン−
アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、
スチレン−アルキッド樹脂、スチレン−無水マレイン酸
共重合体、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂
、ポリ−N−ビニルカルバゾール これらの結合樹脂は、単独であるいは2種以上の混合物
として用いることができる。有機光導電性化合物が低分
子有機光導電性化合物である場合には、使用する結合樹
脂の量は有機光導電性化合物に対して10wt%から4
00wt%、好ましくは30wt%から200wt%で
ある。有機光導電性化合物が高分子有機光導電性化合物
の場合には、使用する結合樹脂の量は有機光導電性化合
物に対して1wt%から100wt%、好ましくは3w
L%から50wt%である。
本発明の感光体においては、感光体の膜性を改良するた
め、塗布適性を改良するため、また膜の表面性を改良す
るために種々の従来公知の可塑剤や界面活性剤などを添
加することができる。
このための可塑剤としては、ビフェニル、塩化ビフェニ
ル、0−テルフェニル、p−テルフェニル、ヂブチルフ
タレート、ジメチルグリコールフタレート、ジオクチル
フタレート、トリフェニル燐酸、塩素化パラフィン、ジ
ラウリルチオジプロピオネート等があげられる。
また、界面活性剤としては、シリコンオイル、フッ素系
界面活性剤等を使用することができる。
本発明の光導電性組成物を調製するには上記の各成分を
所望の割合で分散または溶解して分散液または均一な溶
液を調製し、ついで下記にのべる基体の上に適用し、共
通溶媒を除去することにより調製できる。目的によって
は溶媒を完全に除去せずに光導電性組成物分散液または
溶液のまま用いることもできる6本発明の電子写真感光
層はこのようにして得た光導電性&ll動物溶液を適当
な導電性表面を有する支持体上に塗布乾燥した光導電層
を形成することによって一般に使用される。
このときの溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタン
、トリクロロエタン、シクロヘキサノン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンなど及びこれらの混合溶媒のうちか
ら有機光導電性化合物と一般式〔I〕もしくは一般式〔
■〕の化合物および必要に応じて添加される成分を共に
熔解または分散する溶媒を用いることができる。
本発明の電子写真感光体において使用される導電性支持
体としては、アルミニウム、銅、亜鉛などの金属板、ポ
リエステル等のプラスチックシートまたはプラスチンク
フイルムにアルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、
ヨウ化銅等の導電材料を蒸着、もしくは分散塗布したも
の、あるいは導電処理した紙などが使用される。
塗布は、通常の手段、例えばドクターブレード法、ワイ
ヤーバー法、アプリケーター法、スプレー法、tJj 
rI法、押し出し法その他を用いて行うことができる。
感光層の厚さは、1〜50μm1好ましくは5〜20μ
mである。
なお、本発明の電子写真感光体には、導電性支持体と感
光層の間に、必要に応じて接着層又はバリヤ層を設ける
ことができる。これらの層に用いられる材料としては、
前記樹脂バインダーに用いられるポリマーの他に、ゼラ
チン、カゼイン、ポリビニルアルコール、エチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、特開昭59−84
.247号公報に記載の塩化ビニリデン系ポリマーラテ
ックス、特開昭59−114,544号公報に記載のス
チレン−ブタジェン系ポリマーラテックスまたは酸化ア
ル壽ニウム等がありこれらの層の厚さは1μm以下が好
ましい。
本発明の光導電性組成物は、それを微粒子にして、絶縁
性溶剤の中に分散し、米国特許第3384565号(特
公昭43−21781号)、米国特許第3384488
号(特公昭47−37125号)、米国特許第3510
419号(特公昭46−36079号)等の明細書に記
載されている電気泳動映像写真法によって画像を形成す
ることもできる。
以下に本発明の実施例に基づいて具体的に詳細に示す、
ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
合成例 例示化合物(3)の合成 N−(p−クロロフェニル)、N’−フェニルチオバル
ビッール酸33、Ig(0,1モル)とピリジン24.
0g (0,3モル)とをクロロフォルム11に溶解し
、これに塩化アセチル12゜1g(0,15モル)を水
冷下で滴下し、室温にて2時間1t t4’する。その
後、溶媒を減圧下にて留去した後エタノール500−を
加え攪拌・冷却すると淡黄色の固体が析出する。ろ別に
より得られた淡黄色固体をエタノール31から再結晶し
て23g(収率66%)で目的の例示化合物(3)を得
た。
元素分析: Ca1c(X) 3、52 57、 99 7、51 9、51 8.60 Found(χ) 3、49 57.95 7、61 9、67 8、68 NMR:  δ 2.8       s3Hδ 7.
 1−7. 7   m  9Hδ 17.3    
   slH MASS:M    372 実施例1 ポリ−N−ビニルカルバゾール(PVCz)1gを1.
2−ジクロロエタン20dに溶解して溶液を作り、これ
に25■の2.6−ジーt−フ゛チル−4−(4−(N
−メチル−N−2−シアノエチルアミノ)スチリル〕チ
アピリリウムテトラフルオロボレートを添加した。
厚さ50nmのIn*O*蒸着層を有する厚さ100μ
mのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(
InzOs導電化PETフィルム)に上記溶液をコーテ
ィングしたのち、乾燥して溶剤を除去し、厚さ5μmの
光導電層(it電子写真感光層を形成し、電子写真フィ
ルムNcl(比較例)を作成した。
上記溶液の一部を取り出して、PVCzlOO重量部に
対し第1表の例示化合物を記載の重量部に添加した溶液
を作り、この溶液を上記と同しInzOz導電化PET
フィルムの上にコーティングして乾燥し溶剤を除去し、
厚さ5μmの光導電層を設け、電子写真フィルム階2〜
NILIOを作成した。
klからklOの電子写真フィルムの光導電層の感度を
測定し、初期電位(500V)が光減衰によりI/2に
なる露光量(E50)、1/10になる露光量(E90
)を第1表に示した。光源は630nm単色光を用いた
実施例2 実施例1の2.6−ジーt−ブチル−4−〔4−(N−
メチル−N−2−シアノエチルアミノスチリル〕チアピ
リリウムテトラフルオロボレート251gの代わりに2
.6−ジーt−ブチル−4−(4−(N、N−ジクロロ
エチルアミノスチリル〕チアピリリウムテトラフルオロ
ポレート25+ag、ローダミンB (C,1,#45
170)25■を用いたほかは実施例1のN11l、隘
2と同様にして、電子写真フィルムkllSNa13、
NlX15 (比較例)、及び阻12、N11l14、
N1116(実施例)を得て実施例1と同様の方法に従
い、感度を測定した。その結果を第2表に示す。
実施例3 下記のヒドラゾン化合物0.4g ポリカーボネート(レキサン)0.8g、下記のチアピ
リリウム塩色素2.0+gを1. 2ジクロロエタン2
0−に溶解した液を作成した。
この液を厚さ30λパラジウムを蒸着した75μのポリ
エチレンテレフタレートフィルム(パラジウム導電化P
ETフィルム)にコーティングしたのち、乾燥して溶剤
を除去し、厚さ5μの電子写真感光層を形成し、電子写
真フィルムNa17(比較例)を作成した。
上記の液にさらに例示化合物(2)を0.02g添加し
た液を作成し、同様にしてパラジウム導電化PETフィ
ルムに厚さ5μの電子写真感光層を形成した、電子写真
フィルム阻18を作成した。
前例にしたがって感度測定を行った結果を示す。
電子写真フィルムN(Li2(比較例)E50−  3
25  erg/cd E90=  4100  erg/cj電子写真フィル
ムklB(比較例) E50=   160  erg/cdE90=  4
100  erg/cd(発明の効果) 本発明により、有機光導電性化合物を増感する新規な増
感剤が得られ、これをもちいることにより高感度な光導
電性組成物および電子写真感光体を提供することができ
た。透明性の色素増感タイプの電子写真感光体を得よう
とする場合に、特に高感度で有用な感光体を得ることが
できた。
表1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機光導電性化合物および下記の一般式〔 I 〕
    もしくは一般式〔II〕で表される化合物を少なくとも1
    種含有する光導電性組成物。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔 I 〕ないし〔II〕において、Zは硫黄原子ま
    たは酸素原子を表す。R_1およびR_2は水素原子、
    置換基を有していても良いアルキル基、置換基を有して
    いてもよいアリール基、もしくは置換基を有していても
    良いアラルキル基を表し、R_1とR_2とは同一であ
    っても互いに異なった基であっても良い。 一般式〔 I 〕において、Aは置換もしくは無置換のア
    ルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もし
    くは無置換のアラルキル基、または置換基を有していて
    も良い1価の複素環基を表す。 一般式〔II〕において、Bは置換基を有していても良い
    アルキレン基、置換基を有していても良いアリーレン基
    、ポリメチン基、もしくは置換基を有していても良いア
    ラルキレン基を表す。
  2. (2)導電性基体上に有機光導電性化合物および下記の
    一般式〔 I 〕もしくは一般式〔II〕で表される化合物
    を少なくとも1種含有する層を有する電子写真感光体。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 一般式〔 I 〕ないし〔II〕において、Zは硫黄原子ま
    たは酸素原子を表す。R_1およびR_2は水素原子、
    置換基を有していても良いアルキル基、置換基を有して
    いてもよいアリール基、もしくは置換基を有していても
    良いアラルキル基を表し、R_1とR_2とは同一であ
    っても互いに異なった基であっても良い。 一般式〔 I 〕において、Aは置換もしくは無置換のア
    ルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もし
    くは無置換のアラルキル基、または置換基を有していて
    も良い1価の複素環基を表す。 一般式〔II〕において、Bは置換基を有していても良い
    アルキレン基、置換基を有していても良いアリーレン基
    、ポリメチン基、もしくは置換基を有していても良いア
    ラルキレン基を表す。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999050252A3 (en) * 1998-03-27 2000-01-13 Hoechst Marion Roussel Inc Barbituric acid derivative and preventive and therapeutic agent for bone and cartilage containing the same

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