JPH03178949A - アクリル酸類の製造方法 - Google Patents

アクリル酸類の製造方法

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JPH03178949A
JPH03178949A JP2249272A JP24927290A JPH03178949A JP H03178949 A JPH03178949 A JP H03178949A JP 2249272 A JP2249272 A JP 2249272A JP 24927290 A JP24927290 A JP 24927290A JP H03178949 A JPH03178949 A JP H03178949A
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oligomer
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Takahito Fujii
藤井 隆人
Osamu Takahashi
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、オリゴマー類の製造方法に関し、より詳しく
言うと、たとえばプロピレンやアクロレインの接触酸化
等のオリゴマーの製造に際し、そのエステル化反応等に
おいて副生ずるオリゴマーの二量化物等を初めとするオ
リゴマーのオリゴマー類(酸型またはエステル型あるい
はそれらの混合物)からオリゴマー類(オリゴマーおよ
び/またはオリゴマーエステル)を効率よく製造する方
法に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]プロピレ
ンやアクロレイン等の接触酸化はもとより、一般に、オ
リゴマーの製造時やそのエステル化時等には熱または酸
触媒作用等によって、各種のオリゴマー類が副生ずる。
このオリゴマー類には、例えばオリゴマーの線状二量化
物やその多量化物、あるいはオリゴマーとそのエステル
との線状二量化物類や多量化物類か含まれている。
このようなオリゴマー類か多量に副生ずるとオリゴマー
またはそのエステルの製造プロセスに45ける原料原単
位や実質的な収率等か低下して製品コストか高くなるな
どの重大な問題点か生じる。
そこで、このオリゴマー類を有用なオリゴマーまたはそ
のニスデルに変換してこれを効率よく回収する方法の開
発か望まれている。
従来は、副生I&物である、オリゴマーの二量化物等の
オリゴマー類は、熱的な分解によってオリゴマーやその
ニスデル類として回収している。
しかしながら、この従来の方法によると、熱的分解を遠
戚するにはかなりの高温を要し、その結果として副反応
か多くなって、オリゴマーとそのニスデル類の回収率か
さほど高くないと言う問題点かあった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものである。
本発明の目的は、たとえばオリゴマーの二量化物等を含
有するオリゴマー類から、低い分解温度て1Lつ高収率
て、効率よくオリゴマー類(オリゴマーおよび/または
オリゴマーエステル)を製造もしくは回収することかて
きるオリゴマー類の製造方法を提供することにある。
本発明の他の[1的ば、プロピレンやアクロレインなど
の接触酸化等シより副生ずる、たとえばオリゴマーの二
量化物等を含有するオリゴマー類から高収率で、しかも
効率良くオリゴマー類を回収することにより、プロピレ
ンやアクロレインなとの接触酸化プロセスを有利にする
ことのできる、オリゴマー類の製造方法を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するための本発明は、 次の−・膜形 %式%[] [ただし、式[II中の、nは1〜5の整数を表し、R
1は水素原r−またはアルキル基を表し、X以」二の場
合、式[II中の全てのXか同一の基であってもよく、
あるいは−・部のXか残りのXと異なるものであっても
よい。1 て表されるオリゴマー類を固体酸の存在下で分解し、次
の一般式 %式%] [たたし、式[II ]中のR2は、水素原子またはア
ルキル基を表す。] で表されるオリゴマー類に転化することを特徴とするオ
リゴマー類の製造方法よりなるものである。
オリゴマー類 本発明の方法における原料とlノて、前記−膜形[II
で表されるオリゴマー類の−・種あるいは二種以上の混
合物か使用される。
一般式[IIにおいて、RIは水素原子またはアルキル
基である。
このアルキル基としては、直鎖状または分岐状のアルキ
ルス(、これらに芳香族基やシクロアルキル基等が置換
したアルキル基、シクロアルキル基等を挙げることかて
きる。また、場合によっては、本発明の目的を阻害しな
い限りにおいて、このアルキル基は、ヘテロ原子やヘテ
ロ原子を含有する置換基を有していても良い。
前記R1の具体例としては、たとえば、水素原子、メチ
ル基、エヂル基、プロピル基、イソプロピル基、メチル
基、5ec−ブチル基、イソメチル基、 tert−メ
チル基、ペンチル基、インペンチル基、 tCrt−ペ
ンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ネオヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基、 2−エチルヘキシル基
、ノニル基、デシル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、シクロヘキシルメチル基、ペンシル基、フェネ
チル基などを挙げることかできる。
これらの中ても、水素原子および炭素数1〜8のアルキ
ル基か好ましく、特に水素原子および炭素数1〜4のア
ルキル基か好ましく、より具体的には水素原子、メチル
基、エヂル基、プロピル基、イソプロピル基、メチル基
、イソブチル基が好ましい。
前記−膜形[IIにおいて、Xは−CH2CR2−また
ば−CH(CI+3)−であり、nか2以上の場合には
、式[II中の全てのXか同一の基[−CII2Cll
□−または−C8(C1h)−]てあってもよく、ある
いは一部のXが一〇 82C112−てあり、残りのX
か−CIl(CI−1:l)−であってもよい。もっと
も、目的とするオリゴマー類への反応性や選択性等の点
から考慮すると、Xとしては、−CII 2CI。−か
好ましい。
本発明の方法においては、反応原料として前記−膜形[
IIで表されるところのnが1〜5の整数である特定の
オリゴマーオリゴマー類の一種単独あるいは二種以−ヒ
の混合物を使用するか、中でもnが1または2程度の低
重合度のオリゴマー類あるいはこれらを主成分するオリ
ゴマー類混合物、特にnか1であるオリゴマー類(オリ
ゴマー二量化物類)あるいはこれらを主成分オリゴマー
類混合物か好適である。
前記−膜形[丁]て表されるオリゴマー類のうち、nか
1である化合物の具体例を示すと、たとえば、α−アク
リロイルオキシプロピオン酸[すなわち、2−(アクリ
ロイルオキシ)−2−メチル酢酸コ、β−アクリロイル
オキシプロピオン酸[すなわち、3−(アクリロイルオ
キシ)プロピオン酸]、α−またはβ−アクリロイルオ
キシプロピオン酸メチル、α−またはβ−アクリロイル
オキシプロピオン酸エチル、α−またはβ−アクリロイ
ルオキシプロピオン酸プロピル、α−またはβ−アクリ
ロイルオキシプロピオン酸イソプロピル、α−またはβ
−アクリロイルオキシプロピオン酸メチル、α−または
β−アクリロイルオキシプロピオン酸イソブチル、α−
またはβ−アクリロイルオキシプロピオン酸5ec−ブ
チル、α−またはβ−アクリロイルオキシプロピオン酸
t、crt−ブチル、α−またはβ−アクリロイルオキ
シプロピオン酸ペンチル、α−またばβ−アクリロイル
オキシプロピオン酸イソペンデル、α−またはβ−アク
リロイルオキシプロピオン酸ヘキシル、αまたはβ−ア
クリロイルオキシプロピオン酸オクチルなどを挙けるこ
とかてきる。
これらの中でも、α−またはβ−アクリロイルオキシプ
ロピオン酸、α−またはβ−アクリロイルオキシプロピ
オン酸メチル、α−またはβ−アクリロイルオキシプロ
ピオン酸エチル、α−またはβ−アクリロイルオキシプ
ロピオン酸プロピル、α−またはβ−アクリロイルオキ
シプロピオン酸イソブブチなどが好ましい。
また、これらα−型とβ−型の化合物の中でも、通常、
β−型のものか反応性等の点から好適にてあり、α−型
とβ−型の混合物を用いる場合にはβ−型を多く含有す
る混合物か好適である。
前記−膜形[IIで表されるオリゴマー類のうち、nが
2である化合物の具体例としては、α(α−アクリロイ
ルオキシプロピオニルオキシ)プロピオン酸、α−(β
−アクリロイルオキシプロピオニルオキシ)プロピオン
酸、β−(α−アクリロイルオキシプロピオニルオキシ
)プロピオン酸、β−(β−アクリロイルオキシプロピ
オニルオキシ)プロピオン酸、およびこれら酸型オリゴ
マー類の前記例示の各種のアルキルエステル類を挙ける
ことかできる。
前記−・膜形[IIて表されるオリゴマー類のうち、n
か3.4または5であるそれぞれの化合物の具体例とし
ては、上記に例示のそれぞれの化合物に対応する各種の
酸型オリゴマー類およびこれらの前記例示の各種アルキ
ル基のエステル類を挙げることかできる。
なお、これらのオリゴマー類は、一種単独で使用しても
よく、二種以−にを混合物等として併用してもよい。
また、本発明の方法において使用する原料には、本発明
の目的に支障のない範囲内で前記nか6以上のオリゴマ
ーオリゴマー類等を含有していてもよい。
ところて、オリゴマーの製造時、特にT楽曲に重要なプ
ロピレンやアクロレインの接触酸化によるオリゴマーの
製造時あるいはオリゴマーのエステル化時さらにはこれ
らの精製時や保存時等には、通常、前記−膜形で表され
るオリゴマーオリゴマー類のうちnか1または2程度の
重合度の低いオリゴマー類、特にnかlである二量化物
類が 0 多く副生ずる。
このような工業的プロセス等におけるオリゴマーを取り
扱う工程て副生ずるオリゴマーオリゴマー類は1本発明
の方法における原料として特に好適に使用することかで
き、前記副生物を、本発明の方法により、イf用なオリ
ゴマー類すなわちオリゴマーやそのエステル類と1ノで
効率よく回収することがてきる。
このように、−r二業的プロセスによって副生ずる前記
オリゴマーオリゴマー類に対して本発明の方法を適用す
る意義は特に大きく、このことによりオリゴマーやその
ニスデル類の製造プロセスにおけるそれらの実質的な収
率を向上することができ、原料原単位や製造コストを有
効に低減することができる。
固体酸 本発明の方法においては、前記一般式[I]で表される
オリゴマー類の一種または二種以上の混合物を原料とし
て用い、これを固体酸の存在下で分解し、前記一般式[
II]で表されるオリゴマー1 類(オリゴマーまたはオリゴマーニスデルあるいはこれ
らの混合物)に転化する。
この固体酸は、通常、触媒として作用する。
J)0配置体酸としては、酸としての性質を有しかつ固
体状てあれば特に制限かない。
具体的には、たとえば、アルミナ、シリカ−アルミナ、
アルミナ−ボリア、シリカ−チタニア、シリカーマクネ
シア等の非晶質もしくは低結晶性の酸化物や複合酸化物
、ゼオライト類等の結晶性メタロシリケート、ヘデロボ
リ酸、ヘテロポリ酸含有シリカ、活性白土や酸性粘土等
の天然の酸性鉱物類、固体リン酸、硫酸塩、リン酸塩な
どいずれも固体酸として使用することができる。
これらの中ても、特に好ましいものとして、たとえば、
アルミナ、シリカ−アルミナ、ゼオライ1〜類等の各種
結晶性メタロシリケ−1へ(シリカライト、全酸型のも
のも含む。)などを挙げることがてきる。
この結晶性メタロシリケートとしては、たとえば、結晶
性アルミノシリケート、結晶性ガロシリ 2 ケート、結晶性ボロシリケート等を挙げることかできる
。なお、これらの結晶性メタロシリケートは、酸として
の性質を有する限り、どのような構造および組成(たと
えば、陽イオンの種類や交換率、Si含有率など〉てあ
っても良い。
なお、この酸としての性質は、種々の方法によって発現
もしくは強化することかできるが、通常は、常法にした
かって発現または強化すればよい。
十分な酸としての性質を有する結晶性メタロシリケート
を得る方法としては、たとえば、Na”やに″等を有す
る上記の各種の結晶性メタロシリケート中のNa”″や
K“等の全部またはその一部を、H”、NH4”(分解
によりH+となる。)、La”、Ca”″などの適当な
カチオンで、置換する方法、あるいはこれらのカチオン
を含有するように直接に水熱合成等により調製する方法
、さらにはこれらを組み合わせた方法などを挙げること
かてきる。
前記各種の結晶性メタロシリケートの構造とし 3 ては、たとえば、ZSM−5型、ZSM−II型、Y型
、A型、X型、L型、モルデナイトなどのゼオライト構
造が好ましく、特にZSM−5型、Y型などが好ましい
これらのゼオライト構造を有する固体酸のうち特に好ま
しいのは、たとえば、ZSM−59構造の結晶性アルミ
ノシリケートを置換等によりH1型にしたH2SM−5
や、Y型の結晶性アルミノシリケートをLa”およびH
″″て置換して得られるLa−HYなとである。
なお、前記各種の固体酸は一種単独で使用してもよく、
二種以上を混合物もしくは複合物等として併用してもよ
い。また、これら固体酸は、必要に応して本発明の目的
に支障のない範囲内て、他の成分との混合物や組成物等
として使用することもてきる。
前記固体酸の形状としては、特に制限はない。
必要に応して、あるいは場合に応して、各種の形状の固
体酸を使用することができる。
たとえば、本発明における固体酸は、粉末状態 4 て使用することもてきるし、また、各種の形状に成形し
た造粒物あるいはベレットとして、使用することもてき
る。なお、成形に際して、バインター等の成形材料を適
宜に使用しても良い。
前記固体酸は、必要に応して、活性、選択性、寿命等の
触媒特性の向」−等を目的として、適宜の変性処理、焼
成処理、活性化処理等の前処理を行ったのち、前記分解
反応に使用してもよい。なお、通常、反応に先立って、
焼成や他の活性化処理を行うことが望ましい。
オリゴマー類の分解反応 オリゴマー類の分解に際しての温度すなわち反応温度は
、使用する固体酸の種類等によって異なるのて一概に規
定することはてきないか、通常150〜400°C1好
ましくは250〜350℃の範囲内とするのが適当であ
る。
反応温度が150°C未満では、反応速度が遅くなり、
目的とするオリゴマー類への転化効率が十分に得られな
いことかある。一方、400°Cを越えると副反応の惹
起による損失が多くなり、経済的に 5 不利である。
前記分解反応は、液相、気相あるいは気液混在状態のい
ずれによっても行うことができる。
反応方式としては、特に制限はなく、連続流通法、半連
続法、同分法などあるいはこれらを適宜組み合わせた方
式などのいずれも採用することかてきる。
連続流通法を採用する場合には、液供給空間速度(LH
3V)を、通常0.0001〜1,000hr−’の範
囲内の適当な値に設定すればよい。
このLH3Vか0.0O01hr−’未満であると生産
性か低下し経済的な効率か悪くなり、一方、i、oo。
hr−’9越えると高い転化率か得られず効率が悪くな
る。
回分法を採用する場合には、上記のLH3Vの範囲から
換算される固体酸の使用割合および反応時間を適宜に選
定すればよい。
前記分解反応は、必要に応じて不活性ガス等の島釈ガス
や不活性溶媒の共存下に行うことかできる。通常は、窒
素等の不活性ガス雰囲気下゛て行う 6 のか好ましいか、さしされりがなければいずれの雰囲気
下に行ってもよい。また、必要に応して、重合抑制効果
のあるガス(たとえば、亜硝酸ガスなど)等を添加して
反応を行ってもよい。
オリゴマー類− 以−Lのようにして、前記オリゴマー類を高収率、高選
択率て、前記−膜形[II ]て表される有用なオリゴ
マー類に転化することかてきる。
生成するオリゴマー類の種類および組成は使用する原料
の種類および組成等に依存する。
たとえば、R1か水素原子である酸型のオリゴマー類の
みを原料にする場合、通常 [2が水素原子であるオリ
ゴマーか生成する。また、原料として、R1か前記アル
キル基であるエステル型のオリゴマー類のみを用いる場
合および前記酸型オリゴマー類とエステル型オリゴマー
類との混合物を用いた場合には、一般にオリゴマーとR
2かアルキル基であるオリゴマーエステル類の混合物が
生成する。
ここで、生成するオリゴマーエステル中のアル 7 キル基(R2)は、通常、原料中のR1と同様のものと
なるか、場合により異なったものも得られることかある
。また、生成するオリゴマーとオリゴマーエステル類の
比率は、使用するオリゴマー類のnの値や原料の混合組
成あるいは転化率などによって異なる。
前記式[I]におけるnか1てあり、R1か水素原子で
あるβ−アクリロイルオキシプロピオン酸を原料にする
場合と、nか1であり、R′かエチル基であるβ−アク
リロイルオキシプロピオン酸エチルを原料にする場合と
につき、本発明の方法における前記分解反応の形式をそ
れぞれ反応式で例示すると、次のとおりになる。
CH2=CH(:OOC+(□(:H2Coo++  
→  2  CH2=ClIC0O1+CH2=C)l
cOOcH2cH2cOOc211s   → CH2
= CHCOOH+  c n 2= (: HCOO
C2H5以上のようにして、 目的とするオリゴマー類ず  8 なわちオリゴマーおよび/またはオリゴマーニスデルを
高濃度で含有する反応生成物を得ることかできる。また
、場合によりt;記の反応式のように目的車r&物を定
量的に得ることもてきる。
得られたオリゴマーおよび/またはオリゴマーニスデル
は、公知の粘製法などの常法にしたがって所望の純度の
製品として回収することかてきる。また、必要に応して
適宜に、ニスデル化やニスデル交換を施したのち、所望
のオリゴマーエステルとして回収することもてきる。
なお、反応後、未反応のオリゴマー類か残留したり、本
発明の方法を用いて得たオリゴマー類の精製時等に新た
にオリゴマー類か生した場合には、それらは原料として
本発明の方法にリサイクルすることもてきる。
[実施例] 次に、本発明を実施例及び比較例によってさらに具体的
に説明するか、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
 9 (実施例1) 石英反応管に、固体酸触媒としてH2SM−5(SiO
□/八l2(へ+ = 100 mol/mol) 2
.0 gを充填し、空間速度(W HS V ) L5
 hr−’、昂釈用窒素ガス流量100cc/minの
条件て、β−アクリロイルオキシプロピオン酸(以下、
β−APAと略記する。)とβ−アクリロイルオキシプ
ロピオン酸エチル(以下、β−EAPと略記する。)と
の混合液[たたし、重量比(β−APA :β−EAP
)は、l:lである。]を連続して供給し、反応温度2
20°Cて接触分解させた。
その結果、反応開始後2時間経過時の液回収率は98%
てあり、前記液をカスクロマ1〜クラフにより分析した
ところ、β−APAとβ−EAPとの転化率はともに1
00%であり、オリゴマー3.43gとオリゴマーエチ
ル1.42gとか得られた。また、8時間経過時にあっ
ては、液回収率は100%、β−APAの転化率は10
0%、β−EAPの転化率は93%で、オリゴマー3.
43gとオリゴマーエチル1.:15gとか得られた。
0 (実施例2〉 石英反応管に、固体酸触媒としてH2SM−5(Si0
2/Al2O:+ =]、000 mol/mol) 
2.0gを充填し、空間速度(W HS V ) 2.
5 hr−’、希釈用窒素ガス流N]00cc/ll1
inの条件て、β−APAとβ−EAPとの混合液[た
たし、重量比(β−APA:β−EAP)は、l:lで
ある。]を連続して供給し、反応温度220°Cで接触
分解させた。
その結果、反応開始後2時間経過時の液回収率は98%
であり、前記液をガスクロマトグラフにより分析したと
ころ、β−APAとβ−EAPとの転化率はともに10
0%であり・、オリゴマー3.43gとオリゴマーエチ
ル]、42gとが得られた。また、8時間経過蒔におい
ても触媒の劣化は起こらず、液回収率は100%、β−
APAとβ−EAPとの転化率はともに100%て、ア
クリル1Is3.49gとオリゴマーエチル1.45g
とが得られた。
(実施例3) 石英反応管に、固体酸触媒として1.a−IIY (S
i02/Al2O,= 7 mol/mol) 2.0
 gを充填し、空間速度1 (W HS V ) 1.25 t+r−’ 、 n駅
用窒素ガス流星100 cc/minの条件て、β−A
PAとβ−EAPとの混合液[たたし、重量比(β−A
PA :β−EAP)は、l:lである。コを連続して
供給し、反応温度250°Cて接触分解させた。
その結果、反応開始後2時間経過時の液回収率は96%
てあり、前記液をガスクロマトグラフにより分析したと
ころ、β−APAとβ−EAPとの転化率はともに10
0%であり、オリゴマー1.75gとオリゴマーエチル
0.70gとか得られた。また、8時間経過時において
は、液回収率は82%、β−APAの転化率は92%、
β−EAPの転化率は84%で、オリゴマー1.30g
とオリゴマーエチル0.50gとか得られた。
(実施例4) 石英反応管に、固体酸触媒として5in2・Al203
(Si02/Al2O:+=15 mol/mol) 
4.0 gを充填し、空間速度(W HS V ) 0
.5 hr−’、島状用窒素ガス流量100cc/mi
nの条件て、β−APAとβ−EAPとの混合液[たた
し、重量比(β−APA :β 2 EAP)は、l 1である。]を連続して供給し、反応
温度280°Cて接触分解させた。
その結果、反応開始後2時間経過侍の液回収率は98%
てあり、前記液をガスクロマトグラフにより分析lノた
ところ、β−APAとβ−EAPとの転化率はともに1
00%であり、オリゴマー1.37gとオリゴマーエチ
ル0.57gとが得られた。また、8時間経過時におい
ては、液回収率は99%、βAPAの転化率は85%、
β−EAPの転化率は81%で、オリゴマー1.18g
とオリゴマーエチル0.47gとか得られた。
(実施例5) 石英反応管に、固体酸触媒としてAl2034.0gを
充填し、空間速度(WHS V ) 0.5 hr−’
、涌釈用窒素カス流1100 cc/winの条件て、
β−APAとβ−EAPとの混合液[たたし、重量比(
β−APA:β−EAP)は、l:lである。コを連続
して供給し、反応温度300℃て接触分解させた。
その結果、反応開始後2時間経過時の液回収率 3 は97%てあり、前記液なガスクロマトグラフにより分
析したところ、β−APAの転化率は88%、β−EA
Pの転化士は82%てあり、オリゴマー1.19gとオ
リゴマーエチル0.57gとか得られた。
また、8時間経過時においては、液回収率は100%、
β−A、 P Aの転化率は82%、β−EAPの転化
率は70%て、アクリルl[1,11gとオリゴマーエ
チル0.41gとか得られた。
(実施例6) 石英反応管に、固体酸触媒としてH2SM−5(Sin
□/ Al2O,= 100mol/mol)1.0g
を充填し、空間速度(W HS V ) 2.5 hr
−’、Ri釈用窒素ガス流、1100 cc/minの
条件て、オリゴマー類オリゴマの混合液[C+1□<H
COO−(CH2C82COO)n−Rで表されるオリ
ゴマー類オリゴマーを含有し、(たたし、nは整数を表
わしその)i物価が3であり、Rは水素原子またはC2
115を表わす。)、CH□−CI+C00(CH2C
H2C00)。]1とCH2=CHC00(CH2C8
2COO)。C2H,とを含有する混合液てその重量比
は3.4 : 1である。]を連続して供給し、反応温
度250 °Cて接触分解させ 4 た。
その結果、反応開始後2蒔間経過時の液回収率は98%
てあり、前記液をガスクロマトグラフにより分析したと
ころ、転化率は100%てあり、オリゴマー1.92g
とオリゴマーエチル0.14gとか得られた。
また、8時間経過時においては、液回収率は97.4%
て、転化率は100%てあり、オリゴマー1.99gと
オリゴマーエチル0.16gとか得られた。
(比較例1) 石英反応管に、石英砂2.0gを充填し、空間速度(W
 HS V ) 1.Ohr−’、希釈用窒素ガス流量
100 cc/minの条件て、β−APAとβ−EA
Pとの混合液[たたし、重量比(β−APA :β−E
AP)は、l lである。コを連続して供給し、反応温
度250°Cて分解させた。
その結果、反応開始後2時間経過時の液回収率は98%
てあったか、前記液をガスクロマトグラフにより分析し
たところ、β−APAとβ−EAP5 とはいずれもほとんど分解せず、原料を回収したのみて
あった。さらに、温度を350°Cまて昇温したところ
、液回収率は100%となったか、β−APAの転化率
は15%、β−EAPの転化率は9%てあり、オリゴマ
ー0.19gとオリゴマーエチルo、osgとか得られ
た。
(評価) 実施例1〜5によれば、オリゴマー二量化物のオリゴマ
ー類から高収率で、効率よくオリゴマーとオリゴマーエ
ステルを製造することかてきる。
また、実施例6によればオリゴマー四遍化物を含有する
オリゴマー類からも高収率で、効率よくオリゴマーとオ
リゴマーエステルを製造することがてきる。
[発明の効果] 本発明によると、オリゴマーのオリゴマー類(酸型また
はエステル型あるいはそれらの混合物)から、低温てし
かも高収率て有用なオリゴマー類(オリゴマーおよび/
またはオリゴマーエステル)を効率よく得ることかてき
る。特に、王業的 6 な規模のオリゴマー製造プロセスやオリゴマーのニスデ
ル化プロセス等において副生ずるオリゴマーのオリゴマ
ー類(通常、酸型やニスデル型の二量化物を主成分とす
る〉を効率よくイJ用なオリゴマーおよび/またはオリ
ゴマーエステルとして回収することかてきる。
したかって、本発明の二[楽曲価値は極めて大である。
 7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の一般式 CH_2=CH−COO−(−X−COO−)_n−R
    ^1[ I ](ただし、式[ I ]中の、nは1〜5の整
    数を表し、R^1は水素原子またはアルキル基を表し、
    Xは、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼を表す。ただし、nが2以上の場
    合、式[ I ]中の全てのXが同一の基であってもよく
    、あるいは一部のXが残りのXと異なるものであっても
    よい。] で表されるオリゴマー類を固体酸の存在下に分解し、次
    の一般式 CH_2=CH−COOR^2[II] [ただし、式[II]中のR^2は、水素原子またはアル
    キル基を表す。] で表されるアクリル酸類を製造することを特徴とするア
    クリル酸類の製造方法。
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