JPH03178494A - 乾式転写材製造用再転写シート - Google Patents

乾式転写材製造用再転写シート

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JPH03178494A
JPH03178494A JP1318539A JP31853989A JPH03178494A JP H03178494 A JPH03178494 A JP H03178494A JP 1318539 A JP1318539 A JP 1318539A JP 31853989 A JP31853989 A JP 31853989A JP H03178494 A JPH03178494 A JP H03178494A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、文字、記号1図形等の像を感圧転写すること
により、被転写物の表面に文字、記号。
図形等を形成する乾式転写材の再転写シートに係り、特
に、感熱転写方式のプリンタ、タイプライタ、ワードプ
ロセッサ等の印字装置によって印字。
感熱転写して作製される乾式転写材における再転写シー
トに関するものである。
[従来技術とその問題点] 感熱転写方式により乾式転写材を製造することのできる
基本シートに関する報告が、特願昭61−275537
号になされている。
この報告では、水に対する接触角が少なくとも95″で
ある平滑な表面形状を有するポリエチレン、ポリプロピ
レン、フッ素系樹脂等のフィルムか゛、紙、金属箔、プ
ラスチックフィルム基材の表面にシリコーン樹脂からな
る被覆層を形成したシートを用いている。
このような95°以上(特に105°以上)の接触角を
有するシートへ感熱転写により像を形成するためには、
インクの表面張力を小さくしてシート上にぬれさせた上
、シートとインク間の接着力をインク間の凝集力やイン
クとPET基材との接着力より大きくしなければならな
いので、インクの温度を高くする必要がある。そこで、
それを達成するためには高印字エネルギーが要求される
ことになり、感熱転写装置にとっては、ヘッドの耐久性
、電源への負荷等極めて不利となる。
また、感熱転写により濡れ性の悪い面へ形成した像は、
皿面との付着力が弱いために、少々の圧力を加えただけ
で再転写してしまうことになる。
そのため、必要外の像まで再転写することになり汚れの
原因となってしまう。しかも、取扱時に少々触れただけ
で像が取れてしまう問題もある。
更に、該シートにおいては、表面の静摩擦係数が著しく
小さいので、感熱転写したインク像を再転写するときに
、シートが動きやすくて固定しがたいという問題がある
。それゆえ、再転写像が位置ずれしたり歪んだりして完
全な像が得られないことになる。
ところで、このように、感圧再転写時に問題となるシー
トの動きを防ぐために、特願昭62−80127号では
、粘着剤層を転写パターンとは別にシート上に設けたと
いう報告がなされている。
しかし、この粘着剤層を部分的に所定の位置に設けるこ
とは、製造上の工夫を必要とし、かつ、専用の装置を用
いなければならないため、多大なコストがかかることに
なる。また、粘着剤面を使用時まで被覆するために、離
型紙等を付けなければならず、更に装置の工夫、コスト
が必要となる。
その上、シリコーン樹脂からなる剥離性被覆層を設けた
シートにおいては、被覆層と粘着剤層の2種類を塗工す
る必要があり、また、どちらを先に塗工しても後から塗
工する時に影響を与える可能性が十分ある。すなわち、
シリコーンを先に塗工すると粘着剤塗工時にはじきを生
じることになり、一方、粘着剤を先に塗工すると、べと
つきが原因で塗工困難になり、このべとつきを防ぐため
に離型紙を付けても、その厚みが影響してやはり塗工困
難となる。たとえうまく製造できたとしても、粘着剤層
は一部にしか存在しないのだから、像の周り全てが固定
されていないため、やはり、シートが動いてしまい、完
全な像を形成することは難しいのである。
いずれにせよ、これまでに報告された再転写シートの表
面処理剤は、シート基村上からインク像とともに再転写
するような物ではなくて、再転写シートとインク像との
離型性を良くするものであった。それゆえ、どうしても
表面の濡れ性を悪くして、インク像と再転写シートとの
付着力を弱くする必要があったのである。そのために、
感熱転写性が悪くなったり、転写エネルギーがたくさん
必要であったり、耐擦過性が悪かったり等、種々の問題
が生じていたのである。
更にまた、従来の感熱転写方式では、通常白色の紙を被
転写物としていたため、形成される文字・図形に対する
隠蔽力の要求はそれほど大きいものではなく、例えば白
色の文字・図形等を形成する必要がなかったわけである
しかし、乾式転写材では被転写物として、種々の色・物
質が考えられるため、大きな隠蔽力が必要とされるので
あるが、黒以外の殆どの色においては、着色剤の隠蔽力
がそれほど大きくないため、再転写された文字・図形等
を確認することが困難になってしまうといった問題が生
じた。
以上に述べたような問題が生じているが、これらを解決
する報告は何等されていないのである。
ここにおいて本発明は。かかる事情を背景にハされたも
のであって、その第一の目的とする所は、再転写時にシ
ートの固定を容易とし、動きがたくした再転写シートを
提供することにある。
また、本発明の第二の目的は、再転写シート上のインク
像が少々の圧力や擦過により剥離しない再転写シートを
提供することにある。
更に、本発明の第三の目的は、低い転写エネルギーで良
好な転写品質を得られる再転写シートを提(共すること
にある。
更にまた、本発明の第四の目的は、転写したインク像が
、残留インク無しに完全に再転写できる再転写シートを
提供することにある。
また、本発明の第五の目的は、インク像が再転写したか
どうかを確認しやすい再転写シートを堤供することにあ
る。
そして、本発明の第六の目的は、再転写したインク像の
、耐擦過性を良好にできる再転写シートを提供すること
にある。
そして、本発明の第七の目的は、表面処理剤の材料選択
の幅が広く、かつ、感圧再転写性も良好な再転写シート
を提供する事にある。
そして更に、本発明の第への目的は、隠蔽力の小さな着
色剤を用いても、再転写された文字・図形等が十分な隠
蔽力を持ち、上記文字・図形の確認が容易にできる乾式
転写材を製造できる、再転写シートを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] そして、本発明は、かかる目的を達成するために、シー
ト基材の片面に離型層を設け、その上に1 kg / 
cd以上100kg/cm2以下の抗張力を付与し、着
色剤を含んだ表面処理剤層を設けたことを特徴とするも
のである。
そしてまた、上記表面処理剤に、100℃以上の融点、
あるいは、秋化点を付与するか、100℃での溶融粘度
を1000ボイズ以上にした表面処理剤を使用すること
により、有利に目的を達成することができるのである。
[作用] 本発明に従う再転写シートは、たとえば、第1図に示さ
れるように、基材11の一方の面上に離型層12を形威
し、その上の表面処理剤層13を形成することによりな
る。
かかる基材11は、25〜200μm1好ましくは、5
0〜150μmの厚みを有することが望ましい。そして
、製造上、取扱上十分な機械的強度を有している一方、
感圧再転写時に圧力がかかり易いように、また、感熱転
写で乾式転写材を製造し易いように、ある程度の柔軟性
を有することが望ましい。
しかし、あまり伸びの大きいものでは、再転写時に加圧
することにより基材が伸びてしまい、像に歪みが生じる
ため、好適には200%以下の伸びを有するフィルムが
よい。
また、感圧再転写時に正確に像を被転写物上へ再転写で
きるように、基材は、透明あるいは半透明であるのが好
ましく、特に、感熱転写像が完全に再転写したかどうか
確認し易い、半透明のシートであることが望ましい。
そして、このような特性を供えた基材としては、一般に
、プラスチックフィルム、紙、金属芯等が用いられる。
プラスチックフィルムの例としては、エチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体
やテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロエチレン共
重合体等のフッ素尉脂からなるフッ素系フィルム、ポリ
エチレンテレフタレート ナイロン、ポリイミド、ポリ
塩化ビニル1 ポリカーボネート ポリサルフォン、エ
チレンー酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジェン−スチレン共重合体、アイオノマー等が挙げられ
る。
次に、基材11の一面に形成される離型層12は、シリ
コーン、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂又はフッ素系
樹脂と他の樹脂(アクリル、酢酸ビニル、エチレン等)
との重合物等から構成されている。
これまでは、シート基材との接着力が大きい表面処理剤
は、使、用することができなかったが、離型層を設ける
ことにより、表面処理剤に使用する材料の選択幅が広が
るばかりでなく、感圧再転写性も非常に良好となるので
ある。
そして、離型層12の上に形成される表面処理剤層13
は、抗張力が1kg/c(以上、100kg/C−以下
であることが望ましい。
これは、感熱転写により形成した転写像を、シート上か
ら被転写物上へ再転写する時に、表面処理剤ごと再転写
させるために必要となるのである。
すなわち、100kg/c−以上の抗張力であると、表
面処理剤の凝集力が大きすぎて強い膜となるので、圧力
を加えただけでは転写しなくなるという問題を生じ、ま
た、1kg/c−以下であると、膜の強度か弱すぎるた
め、シートを折り曲げただけで、ぼろぼろと剥離してし
まうという問題が生じるので、1kg/cj以上、10
0kg/cJ以下の抗張力が望ましいのである。
また、上記表面処理剤の融点、軟化点は、100℃以上
であることが望ましく、溶融しても100℃での粘度が
1000ポイズ以上であることが望ましい。
なぜなら、100℃以下で溶融したり、極度に軟化する
ものを表面処理剤に用いると、感熱転写による像形成時
に、表面処理剤も溶けてしまい、再転写不良の原因とな
るからである。
上記抗張力と融点等を有する表面処理剤を使用すること
により、感熱転写により形成したインク像を、表面処理
剤と一緒に再転写することができるため、表面処理剤の
濡れ性を全く考慮する必要がなくなるのである。それゆ
え、低エネルギーで良好な感熱転写像が得られ、インク
像と表面処理剤との付着力の大きい、耐擦過性の良好な
再転写シートを得ることができるのである。また、表面
の静摩擦係数を大きくすることができるため、再転写時
のシートの動きがほとんどなくなり、簡単かつ綺麗に再
転写像を形成できるのである。
更に、これまで、大きな像を感熱転写装置で転写させる
時、ヘッドが小さいシリアルの場合には、何回にも分け
て像を形成する必要があり、重ねて転写させなければい
けなかった。そのため、前に転写した像を次の転写時に
ヘッドが掻き取ってしまって、完全な像ができないとい
う問題があった。
それゆえ、−行ごとに像を分割し、離して転写させるこ
とによって、ヘッドによる像の掻き取りを防止して、再
転写する時に分割像を次々にあわせて再転写像を完成さ
せていたが、本発明のシートを用いれば、付着力が大き
くなるために、大きな像をつなげた状態で熱転写するこ
とができるようになる。
また、表面処理剤ごと再転写することの利点として、表
面処理剤もインク像と一緒に再転写するために、全く残
留インクがなく完全な再転写像か形成できることと、再
転写したかどうかの確認が容易になるということと、−
緒に再転写した表面処理剤が、インク像の保護層となっ
て、再転写像の耐擦過性を良好にすることも挙げられる
更にまた、表面処理剤に着色剤を添加したため、インク
層が厚くなったのと同様の効果を示し、その結果として
、隠蔽力の小さな着色剤を用いても、十分な隠蔽力を持
った再転写像を得ることができるのである。
上記、表面処理剤として用いられるものの例として、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、セル
ロース類、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、アイオノマー、エチレン
ーメタク′リル酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、シリコーン、等の樹脂と、顔料、
染料、等の着色剤が挙げられる。そして、これらの樹脂
の1種あるいは2種以上を混合し、その混合物に着色剤
を添加して使用する。
なお、上記表面処理剤の抗張力の細かな調節や、使用す
る材料の選択の幅を増やし、再転写性を向上させるため
、ポリエチレンワックス、モンタンワックス、フィッシ
ャートロプシュワックス、合成ワックス、等のワックス
の、−挿あるいは2f;、Ii以上を、添加又は、樹脂
の全面代替品として使用してもよい。
ここで、この樹脂を主成分として使用する場合には、溶
媒に溶解させて使用したり、ホットメルトで使用すると
、抗張力が大きくなり過ぎるため、エマルジョン、サス
ペンション等の微分散物として使用した方がよい。また
抗張力や付着力調整のため、充填剤を添加してもよい。
このような表面処理剤を上記シート上に設けることによ
り、感熱転写性、再転写性、耐擦過性、取扱時の像の付
着力、再転写時のシートの固定、再転写したかどうかの
確認性、再転写像の耐擦過性等の良好な再転写シートを
得ることができる。
尚、かかる再転写シート上に所望の転写像を感熱転写す
るために用いられるインクリボンは、通常の感熱転写型
のプリンタ、タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字
装置に用いられている、ワックス主体のインクを塗布し
たものであってもなんら差し支えないが、特に感熱転写
性、感圧再転写性をいっそう向上させた転写性、M製層
とインク層よりなる二層構造のインクリボンを使用する
ことが望ましい。この転写性調整層は、トップコート層
としてインク層の上に設けられるものであって、インク
層より感熱接着性、硬度、粘度、凝集力の大きな層であ
って、これにより、濡れ性の悪い再転写シート上への感
熱転写性が著しく良好となるのであり、また、一体とな
って感圧再転写することが可能となる。そのうえ、イン
ク層に感圧接着性を持たせることにより、−層、感圧再
転写性が良好となるのである。
[実施例コ 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に
具体的に明らかにするこことするが、本発明が、そのよ
うな記載によって何らの制約をも受けるものでないこと
は、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、更には上記
の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない限り
において、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正
、改良等を加え得るものであることが理解されるべきで
ある。
実施例1 50μmの厚さを有するポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上に、下記組成の離型剤を塗工後、硬化させ、そ
の上に表面処理剤を塗工し、80℃で乾燥させて、水と
の接触角が39°で、静摩擦係数が0.42程度の、表
面平滑な再転写シートを得た。この表面処理剤の抗張力
は、約20kg/C−で、150℃での溶融粘度は、約
2000〜4000ボイズである。
離型剤組成            重量部シリコーン
            97[信越化学工業■製 K
S774] 硬化剤               3[信越化学工
業■製 PL−4] 表面処理剤組成          重量部ポリエチレ
ン           80[三井石油化学工業■製 ケミバールM−200] 酸化チタン            20[石原産業■
製 タイベークA−100]このようにして得られた再
転写シート上に、感熱転写型のワードプロセッサ(ブラ
ザー工業株製P−touch)により白色インクを感熱
転写して、所望の転写像を有する乾式転写材を得た。そ
の際、従来よりエネルギーを低減することができ、しか
も、良好な転写像を得ることができた。そして、この得
られた乾式転写材を用いて、紙、プラスチック等の被転
写物への感圧再転写を行ったところ、十分な隠蔽力を持
った、白色の再転写像を得ることができ、再転写性も良
好であった。その上、シートの動きが少なく、固定して
再転写できるので、良好な再転写像を得やすいという利
点があった。
また、表面処理剤も一緒に再転写するため、インク像が
再転写したかどうかの確認が容易であり、その再転写し
たインク上を表面処理剤が覆うため、再転写像の耐擦過
性も良好になった。
実施例2 厚さが100μmのナイロンフィルムを用いて、その上
に下記組成の離型剤を塗工・硬化後、表面処理剤を塗工
し、80℃で乾燥して、水との接触角が76°で、静摩
擦係数が0.77程度の、平滑な表面を有する再転写シ
ートを得た。
この表面処理剤の抗張力は15kg/cm2であり、1
50℃での溶融粘度は、約5000ポイズである。
離型剤組成            重量部シリコーン
             97[信越化学工業■製 
KS841] 硬化剤               3[信越化学工
業側型 PL−8コ 表面処理剤組成          重量部アイオノマ
ー           80[三井石油化学工業■製 ケミバール5A−1001 アゾ系有機顔料          20[チバガイギ
ーー製 CROM0PHTAL Yellow 3G]そして、
このようにして得られた再転写シートを用いて、実施例
1と同様に乾式転写生すを製造し、被転写物上に再転写
像を感圧再転写により形成したところ、十分な隠蔽力を
持つ、きれいで良好な再転写像を得ることができた。
比較例 1〜2 実施例1と2の表面処理剤を用いる一方、離型層を形成
しなかった再転写シート(比較例1と2)を用いて、実
施例1.2と同様に印字試験、感圧再転写試験を行った
ところ、両実施例に比べ感圧再転写性が悪く、具体的に
は表面処理剤層の離型性が悪く、感圧再転写する際に少
々力と根気を必要とした。
比較例3〜4 実施例1と2の転写シートにおいて、表面処理剤に着色
剤を添加しなかった転写シート(比較例1と2)を用い
て、実施例と同様に乾式転写材を製造し、被転写物上に
再転写像を感圧再転写により形成したところ、隠蔽力不
足のため、転写印字像が薄くなり、像を確認することか
で困難になった。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、感熱転写方式のプリン
タ、タイプライタ、ワードプロセッサ等の印字装置をル
いて、乾式転写材を作製するに際して、その印字される
再転写シート上に、本発明に従って、1kg/cm2以
上、100kg/c−以下の抗張力を有し、100℃以
上の融点、軟化点、あるいは、100℃での溶融粘度が
1000ポイズ以上であり、着色剤を含んだ表面処理剤
を使用することにより、濡れ性を考慮せずに再転写シー
トを製造できるので、低エネルギーで良好な転写像を形
成可能となる。そのため、付着力が大きくなるので、耐
擦過性が良好となり、そして、静摩擦係数も大きくでき
るため、再転写時のシート固定も楽になる。また、表面
処理剤も一祐に再転写するため、再転写したかどうかの
確認が容易となり、再転写品質も極めて良好となり、更
に、かかる表面処理剤に着色剤を含むため、隠蔽力の弱
い着色剤を用いても十分な隠蔽力を得ることができるよ
うになったのである。また更に、離型層を設けることに
より、表面処理剤と、シートとの接着力を低下させるこ
とができ、その結果、表面処理剤組成の選択の幅が広が
り、かつ感圧再転写性も更に向上させることができるの
である。その上、再転写した表面処理剤がインク像を覆
って、保護層となるため、再転写像の耐擦過性も著しく
向上するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る再転写シートの一例を示す断面
構成図である。 図中、10は再転写シート、11はシート基材、12は
離型層、13は表面処理剤、14はインク像である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感熱転写方式により作製される乾式転写材を製造す
    るための再転写シートにおいて、該シートの一方の面に
    離型層が形成され、前記離型層の上に抗張力が1kg/
    cm^2以上、100kg/cm^2以下で、着色剤を
    含む表面処理剤層が形成されることを特徴とする再転写
    シート。 2、前記表面処理剤の融点あるいは軟化点が100℃以
    上であるか、100℃での溶融粘度が1000ポイズ以
    上である特許請求の範囲第1項記載の再転写シート。 3、前記表面処理剤が、エマルジョン等の微分散物を用
    いて形成される特許請求の範囲第1項記載の再転写シー
    ト。
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