JPH03177845A - 二成分系磁性現像剤 - Google Patents

二成分系磁性現像剤

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JPH03177845A
JPH03177845A JP1316530A JP31653089A JPH03177845A JP H03177845 A JPH03177845 A JP H03177845A JP 1316530 A JP1316530 A JP 1316530A JP 31653089 A JP31653089 A JP 31653089A JP H03177845 A JPH03177845 A JP H03177845A
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carrier
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JP1316530A
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Naoyuki Ushiyama
牛山 尚之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トナーとキャリアを用いる二成分電子写真用
現像剤に関し、特に磁性微粒子を含有する磁性トナーと
キャリアを用いる二成分現像剤に関する。
[従来の技術] 従来、磁性トナーを用いる二成分現像剤に関する先行技
術として、特開昭53−33152号公報、特開昭56
−11140号公報には、熱可塑性樹脂又はワックス中
に磁性粉を含有させたキャリアと磁性トナーとを組合せ
て用いる二成分現像剤が開示されている。しかしながら
熱可塑性樹脂中に磁性粉を含有させたキャリアはキャリ
アを現像剤担持磁性スリーブ上に拘束するに充分な量の
磁性粉をキャリア中に含有させるとが困難であるために
、キャリアが現像剤担持磁性スリーブから離れ易く、離
れたキャリアが感光体ドラム上に付着してクリーナ一部
に回収されてしまうためにキャリアが消費されてしまい
トナーとキャリアの混合比率が一定に保つことができな
いので、長期間に渡って安定な画像を維持することが困
難であるなどの問題がある。
また米国特許4.609.603号、4.695.52
4号、特開昭61−141451号公報には、マグネタ
イトを含有するトナーとフェライトコア又はスチールコ
アに樹脂を被覆したキャリアとを組合せた二成分系現像
剤が開示されている。
上記明細書中にはトナー表面に流動性付与剤として、ア
エロジル(Aerosil) R972や均等物のよう
なコロイダルシリカをトナーの0.1〜1重量%添加す
ることが重要であることが開示されている。
アエロジルR972や均等物のようなコロイダルシリカ
はネガ極性に摩擦帯電し易いシリカなのでポジ帯電潜像
を現像するための現像剤即ちネガ帯電極性のトナーに用
いた場合にはトナーに流動性を付与するだけでなく、現
像剤の品質を長期間に渡って安定に維持するのに寄与す
ることができる。
しかしながら、アエロジルR972や均等物のようなコ
ロイダルシリカをネガ帯電潜像を現像するための現像剤
即ちポジ帯電極性のトナーに対して、トナーに流動性を
付与するのに充分な量のシリカを添加すると、トナーと
摩擦帯電極性が反対であるためにトナーポジ極性の摩擦
帯電能力を下げてしまい、キャリアと混合しても充分な
摩擦帯電電荷量が得られずにトナーとキャリア間の摩擦
帯電による静電引力は弱まってしまい、その結果として
トナーはキャリア表面から離れ易くなり、感光体ドラム
上の静電潜像のない部分即ち、地肌部にトナーが付着し
てしまういわゆるカブリ現象が生じ易いという欠点を有
していた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、長期間に渡ってトナーとキャリアの混
合比が変化せず、トナーとキャリアの摩擦帯電能力が充
分で、カブリのない画像を提供しつるネガ帯電潜像現像
用の二成分系磁性現像剤を提供することにある。
又、本発明の目的は、トナー中に磁性微粒子が均一に分
散し、低速4 cpm〜高速135cpmの複写機プリ
ンターに用いた場合に定着器の定着ローラーにシリコン
オイルを塗布しなくてもオフセット現象の生じることの
ないネガ帯電潜像現像用の二成分系磁性現像剤を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明の目的は
、トナーとキャリアと添加剤とを有する二成分系磁性現
像剤において、トナーが結着樹脂と、10〜60重量%
の磁性体微粒子、及びポリオレフィン重合体を含有し、
キャリアがフェライトコア又はスチールコアを樹脂で被
覆したものであり、添加剤が無機微粒子を窒素含有化合
物で被覆したものである二成分系磁性現像剤を用いるこ
とで達成される。
即ち、トナーの結着樹脂中に磁性体微粒子を10〜60
重量%含有させることにより、トナーとキャリア間の付
着力はトナーとキャリア間の摩擦帯電による静電引力以
外に現像剤担持スリーブ中にある永久磁石の磁界により
トナーはキャリア表面に引きつけられる力が働くのでト
ナー中に磁性体微粒子を含有しないトナーに比べて、ト
ナーがキャリア表面から離れにくくいわゆるカブリ現象
が生じにくい。
もちろん、現像剤担持スリーブ中にある永久磁石の磁界
によるトナーをキャリア表面に引きつける力だけでカブ
リ現象を防止することはできず、トナーとキャリアが充
分に摩擦帯電してトナーキャリア間に静電引力が充分に
働いていることが前提条件である。
トナーの結着樹脂中に含有させる磁性体微粒子としては
磁性を示すか磁化可能な材料であれ番fよく、例えば鉄
、マンガン、ニッケル、コノてルト、クロム、などの金
属マグネタイト、ヘマタイト、各種フェライト、マンガ
ン合金、その他の強磁性合金などがあり、これらの平均
粒径0,05〜5pmより好ましくは0.1〜2pmの
ものが良い。
トナー結着樹脂中に含有させる磁性体微粒子の含有量は
、10〜60重量%より好ましくは15〜40重量%が
良い。磁性体微粒子の含有量が10重量%未満では、現
像剤担持スリーブ中の永久磁石の磁界が、トナーをキャ
リア表面に引きつける力が不充分でカブリ防止に効果が
なく、磁性体微粒子含有量が60重量%を越えると、現
像剤担持スリーブ中の永久磁石の磁界がトナーをキャリ
ア表面に引きつける力が強すぎて、現像時、感光体ドラ
ムの静電潜像が形成する電界によってキャリア表面から
トナーを引き離して静電潜像を現像する力を弱めるので
現像される画像濃度が低くなってしまう。
本発明に使用することのできるトナー用結着樹脂として
は、ポリスチレン、ポリーpクロルスチレン、ポリビニ
ルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体;
スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−プ
ロピレン共重合体、スチレンーヒニルトルエン共重合体
、スチレン−ビニルナフタレン共重合体、スチレン−ア
クリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル
共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル
共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、ス
チレン−αクロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチ
ルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル
共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、ス
チレン−ブタジェン共重合体、スチレン−イソプレン共
重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイ
ン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリ
メチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、
エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸
樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール
樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹
脂、塩素化パラフィン、などが単独又は2種類以上混合
したものを使用することができる。
トナーに用いる着色材料としては、従来公知のカーボン
ブラック、鉄黒などが使用でき、従来公知の正荷電制御
剤としての染料全てが、本発明で使用する事ができる。
例えば、ベンジルジメチル−ヘキサデシルアンモニウム
クロライド、デシル−トリメチルアンモニウムクロライ
ド、ニグロシン、ニグロシン塩基、ニグロシンヒドロク
ロライド、サフラニンγ及びクリスタルバイオレットな
ど種々の染料である。
本発明に使用することのできるポリオレフィン重合体と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体、ポリエチレン骨格
を有するアイオノマーなどがあり、オレフィンモノマー
を50モル%以上好ましくは60モル%以上含んでいる
ものが好ましい。
本発明に使用することのできるキャリアとしてはフェラ
イトコア、又はスチールコアで10〜150gm好まし
くは30〜70pmの粒径のものに樹脂を被覆したもの
で被覆層の厚みが0.1−10pm、好ましくは0.5
〜5pmの厚みのものが良い。0.1pm以下ではキャ
リアのコア表面を樹脂を均一に被覆することが困難であ
り、10−以上ではキャリアの被覆工程中にキャリアの
凝集体の発生を防止するのが困難である。
キャリアの粒径が10μ以下では感光体表面にキャリア
が付着するのを防止するのが困難であり、1504m以
上では現像剤の磁気ブラシが粗になって画像のベタ部を
均一に現像するのが困難となる。
フェライトコア、またはスチールコアに被覆するための
樹脂としてはスチレン−メチルメタクリレート共重合体
、メチルメタクリレート重合体、スチレン−ブタジェン
共重合体、シリコーン樹脂、フッ素樹脂などを使用する
ことができる。
現像剤を長期間使用している間にトナーがキャリア表面
に物理的に付着してしまういわゆるスペント化現象を防
止するためには低表面エネルギー物質であるシリコーン
樹脂やフッ素樹脂を単独または他の樹脂と併用するのが
好ましい。
樹脂被覆キャリアの電気抵抗を制御する目的でキャリア
の樹脂被覆層中に、カーボンブラック、導電性酸化亜鉛
、導電性酸化スズ、導電性酸化チタン、金属粉を含有さ
せても良い。
本発明に使用することのできる無機微粒子としては、二
酸化ケイ素微粒子、酸化チタン微粒子、酸化亜鉛微粒子
の表面が窒素含有化合物で被覆されたものがあるが特に
二酸化ケイ素微粒子(シリカ微粒子)の表面を窒素含有
化合物で被覆したものが好ましい。
二酸化ケイ素微粒子はBED表面積が100〜300 
(m”/g)のものが良い。
このような二酸化ケイ素微粒子としてはいわゆる乾式法
シリカ、又はヒユームドシリカと称されるもので、従来
公知の技術によって製造されるものである。例えば四塩
化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱分解酸化反応を利
用するもので、基礎となる反応式は次の様なものである
5iC1’4+ 2 Hz+ 0ffi→5ift +
 4 HCl又、この製造工程において例えば、塩化ア
ルミニウム又は、塩化チタンなど他の金属ハロゲン化合
物をケイ素ハロゲン化合物と共に用いる事によってシリ
カと他の金属酸化物の複合微粉体を得る事も可能であり
、それらも包含する。
その粒径は平均の一次粒径として、0.001〜2pm
の範囲内である事が望ましく、特に好ましくは、0.0
02〜0.2pmの範囲内のシリカ微粉体を使用するの
が良い。
本発明に用いられるケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化
により生成された市販のシリカ微粉体としては、例えば
、以下の様な商品名で市販されているものがある。
アエロジル(AEROSIL)        130
(日本アエロジル社)200 00 80 7600 MoX  80 0X170 COK  84 Ca−0−SiL             M−5(
キャボット CABOT Co、社)   MS−75
−75 S−5 H−5 ヴ7 ’/カー(Wacker) HDK N 20 
  V15(ヴアッカーケq        N20N
20EWACKER−CHE 6188社)     
73040 D−Cファインシルカ(Fine 5ilica)(ダ
ウコーニングCo、社) フランゾル(Fransol) (フランシルFransi1社) 本発明に使用しつる無機微粒子表面を被覆する窒素含有
化合物としては窒素を含有するシリコンオイル又は窒素
を含有するシランカップリング剤が良い。
窒素を含有するシリコンオイルとしては側鎖にアミン基
を有するシリコンオイルがより特に好ましく用いること
ができる。
側鎖にアミンを有するシリコンオイルとしては、一般に
(1)式で表わせる構成単位を含むシリコンオイルが使
用できる。
1 5i−0− R2・・・(1)式 (ここで81は水素、アルキル基、アリール基又はアル
コキシ基を表わし、R3はアルキレン基、フェニレン基
を表わし、R,、R,は水素、アルキル基或いはアリー
ル基を表わす、ただし上記アルキル基、アリール基、ア
ルキレン基、フェニル基はアくンを含有していても良い
し、又帯電性を損ねない範囲でハロゲン等の置換基を有
していても良い、〉 市販の側鎖にアミンを有するシリコンオイルとしては、
例えば次の構造式で表わされるアミノ変性シリコンオイ
ルがあり、好ましい。
(ここで、 Rs、 Rsはアルキル基、アリール基を
表わしs R2はアルキレン基又はフェニレン基或すは
アくンを含むアルキル基を表わし、R5は水素、アルキ
ル基、アリール基を表わす、m、nは1以上の数である
。) 具体的には次のものが好ましく、これらは1種又は2種
以上の混合系で用いてもよい、尚、表中のアミン当量と
は、アミン基1個あたりの当量(g/eqiv、)で、
分子量を1分子あたりのアミンの数で割った値である。
特にアミン当量が25000以下のものが好ましく、特
に5000以下が好ましい。
市販されている側鎖にアミン基を有するものとしては以
下のものがある。
(トーレ・シリコーン社製〉 KF393  (信越化学社製) KF857  (//    ) KF859  (//    ) KF860  (//    ) KF861  (n    ) KF862  (//    ) KF864  (//    ) KF865  (n    ) にF369  (//    ) KF383  (//    ) X−22−3680(//   ) X−22−380D  ())   )X−22−38
01G (1)   )X−22−3810B (//
   )200 0 0 0 50 500 50 700 0 0 0 0 300 500 300 500 60 30 2500 600 000 900 800 400 20 20 800 800 800 700 窒素を含有するシランカップリング剤としてはアミノ基
を含有するシランカップリング剤がより好ましく用いら
れ以下のものがある。
特に本発明に用いるの(好ましいシランカップリング剤
はアミノ基を含有する化合物で次の様な構造式で示され
るものである。
!(JCH2C)IzCLSl (OCI3) 5H2
NCH2CH2ClhSi (QC2)15) 311
3 1hNcfhcIhcIhSi (OCH3) 2CI
 。
LNG)I2CthNHCLC1hCLSi (OCI
43) 282NCON)ICthCHzCHzSi 
(OC2H5) 5HJC)IzC)IJHCH2GH
zCH2Si (QC)13) sHJC)I2C)I
JMCHzCHzNHCHzCH2CH2Si (OC
Hs) 5)13C20COCH2CH2NHCH2C
H2CH2S 1(OCH3) 5HsC20COCH
2CH2N)IC82C82NHC)I2C02C)l
zsi (OCH3) 3H5C20COCH2CH2
NHCH2CH2NHCH2CHxNHCH2CH2N
H・C)I2CH2Cl+2S1 (OCI(+) 3
HsCOCOC112CHzNHC)I2C02C)I
CH2CLCHiSi (QC)+31sH,C。
\ HOCII 2 C112 \ (H5C20) 3si、cH2cH2cH2\ H3CNHCHzCH2CHaSi(OCJs)S82
N(CHzCHJH)zcHzcHzcHtst(OC
Hs)sHaC−NHCONHCaHaS’1(OCH
s)sなどが挙げられる。又、上記化合物のアルコキシ
基が塩素原子であってもよい。これらのシランカップリ
ング剤は1種又は2種以上の混合系で用いられてよい。
無機微粒子に被覆する窒素含有化合物の処理量は無機微
粒子に対して0.01〜30重量%より好ましくは0.
5〜20重量%が良い。
トナーの製造にあたっては、結着樹脂、磁性体微粒子、
オレフィン重合体、等の材料を均一に混合したのち熱ロ
ール、ニーダ−エクストルーダー等の熱混練機によって
構成材料を良く混練した後、機械的な粉砕、分級によっ
て得る方法、或は結着樹脂溶液中に磁性粉等の材料を分
散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、或は、結
着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合して液体中
に懸濁した後に重合させて磁性トナーを得る重合法トナ
ー製造法等、それぞれの方法が応用出来る。
キャリア表面に樹脂を被覆する方法としてはWurst
er型などの流動床を用いてキャリアコアを熱空気中に
浮遊させた状態に保ちつつ、これにキャリアを被覆する
樹脂溶液を噴霧してキャリア表面に樹脂溶液を吹きつけ
熱風で樹脂溶液の溶媒を除去してやることでキャリア表
面に樹脂の被覆層を設けることができる。必要に応じて
キャリア表面へ樹脂被覆後被膜強度をアップするため1
00℃〜400℃で焼成してもよい。
無機微粒子表面への窒素含有化合物の被覆する方法は、
例えば加熱した密閉型ヘンシェルミキサー中に無機微粉
末を入れ、攪拌して無機微粉末をヘンシェルミキサー中
に浮遊させながらここに被覆したい窒素含有化合物の溶
液を噴霧して無機微粉末表面に付着させたのち付着した
溶液の溶媒を熱ffl乾燥して除去することにより被覆
することができる。
必要に応じて無機微粒子表面へ窒素含有化合物を被覆後
に50〜300℃で加熱処理しても良い。
トナー粒子表面への窒素含有化合物で被覆された無機微
粒子の添加は、例えば、トナーと窒素含有化合物で被覆
された無機微粉末とをヘンシェルミキサーを使って攪拌
混合することができる。
トナーに添加する窒素含有化合物で被覆された無機微粒
子の割合はトナーに対して0.05〜3重量%より好ま
しくは0,1〜1重量%が良い。
[実施例] 製造例1 スチレン−n−ブチルメタアクリレート共重合体(モノ
マー重量比70 : 30) 100重量部、四三酸化
鉄20重量部、ポリプロピレン3重量部、ニグロシン染
料zIi量部、とをミキサーで混合したのち、ロールミ
ルで加熱溶融混練した。冷却後ハンマーミルで粗粉砕し
、次いで超音速ジェットミルで微粉砕し、風力分級機で
分級して重量平均粒径9.5μ個数平均粒径8.0μト
ナーを得た。
製造例2 Wurster型流動空気床(fluidized a
ir bed)に平均粒径70μの球状フェライト粉1
000重量部を仕込み85〜90℃の熱風雰囲気下フェ
ライト粉を気中に懸濁しながらこのフェライト粒にシリ
コン樹脂5R2411(東しシリコーン製)の10%ト
ルエン溶液200重量部を噴霧し、フェライト粒子にシ
リコーン樹脂の被覆を行った。更にシリコーン樹脂被覆
フェライト粒子気中での懸濁熱風乾燥を続け、トルエン
を除去した。トルエン除去後、シリコーン樹脂被覆フェ
ライト粒子をWurster型流動空気床から取り出し
、200℃の電気炉で2時間焼成したのち、空気中に放
置し室温まで自然冷却したものを、キャリアとした。キ
ャリア被覆層の厚みは1μmであった。
製造例3 ヘンシェルミキサー中にシリカ微粒子アエロジル200
(BED表面積200m”/g) 100重量部を仕込
み200℃の熱雰囲気下で、シリカ微粒子を気中に懸濁
しながら、これに側鎖にアミン基を有するシリコンオイ
ル(アミン当量2000 、25℃における粘度350
0cps)を10重量部噴霧し、撹拌を30分続けるこ
とでシリカ微粒子の表面に側鎖にアミンを含有するシリ
コンオイルで被覆したシリカ微粒子を得た。
製造例4 Wurster型流動空気床にiooμの球状鉄粉10
00重量部を仕込みこの球状鉄粉を気中に懸濁しながら
、これにテフロンS 954−101(Du’pont
製エポキシ変性テフロンエナメル150重量部を150
重量部のメチルエチルケトン(MEK)で希釈したもの
を、45〜50℃の熱雰囲気下で噴霧し、球状鉄粉の表
面にテフロンエナメルを塗布した。
塗布後テフロンエナメル塗布球状鉄粉を気中に懸濁し続
け、45〜50℃の熱風でMEKを除去した。
WurSter型流動空気床からテフロン塗布エナメル
を取り出しこれを300℃の電気炉中で1時間焼成し、
空気中に放置し、室温まで自然冷却したものをキャリア
とした。キャリア被覆層の厚みは3μmであった。
実施例1 製造例1のトナー100重量部と製造例3のシリカ0.
5重量部をヘンシェルミキサーで30秒撹拌してトナー
の表面にシリカを付着させた。このシリカを表面に付着
したトナー4重量部と、製造例2のキャリア96重量部
とをV型混合機で1分撹拌して現像剤とした。この現像
剤の摩擦帯電電荷量をり、B、5chein J、Ap
pl、Phys、Voi’ 46.No、12 Dec
emberpage 5140(1975)に記載され
ているブローオフ法で測定したところ15pc/gであ
った。
この現像剤をキ・ヤノン製複写機NP−8500スーパ
ーに入れて100万枚の複写を繰り返した。
得られた複写画像を光学反射顕微鏡で観察してみると、
文字はオリジナル原稿を忠実に再現しており文字の周囲
にトナーの飛び散つがなく、非画像の地肌部にはトナー
の付着がないいわゆるカブリがなく、ベタ部はトナーが
均一に乗っておりムラのない高品質の画像が得られその
品質は100万枚の繰り返し複写の初期から終了時まで
変らないものが得られた。その画像濃度は5mmφの画
像をマクベス濃度計で測定した値は繰り返し複写の初期
から終了時まで1.5の高濃度の画像であった。
又100万枚の繰り返し複写の間定着器のテフロンロー
ラーにはシリコンオイルを塗布しなかったが初期終了時
ともオフセットは生じずテフロンローラへのトナーの融
着も生じなかった。 100万枚繰り返し複写後の現像
剤を取り出して摩擦帯電電荷量をブローオフ法で測定し
たところ16pc/gで初期と実質的に変らなかった。
又トナー濃度を測定してみると 3.8%でこれも実質
的に変化していないことが分った。
実施例2 製造例(のトナー100重量部と製造例3のシリカ1.
0重量部とを、ヘンシェルミキサーで撹拌してトナー表
面にシリカを付着させた。このシリカを表面に付着させ
たトナー2重量部と製造例4のキャリア98重量部とを
V型混合機で1分間撹拌して、現像剤とした。
この現像剤の摩擦帯電電荷量をブローオフ法で測定した
ところ25pc/gであった。
この現像剤をキャノン製複写機NP−8500スーパー
に入れて100万枚の繰り返し複写を行った。
得られた画像は実施例1と同様に高品質で画像濃度が高
く、 100万枚の繰り返し複写の初期、終了後品質は
変らず、摩擦帯電電荷量及びトナー濃度も実質的に変ら
なかった。
又100万枚の繰り返し複写の間NP−8500スーパ
ーの定着機のテフロンローラーにシリコンオイルの塗布
はしなかったが、オフセットは生ぜず、テフロンローラ
ーへのトナー融着も生じなかった。
製造例5 製造例1のポリプロピレン3重量部を使用しないことを
除いては実施例1と同様にしてトナーを調製した。
比較例1 実施例1で用いた製造例1のトナーの代りに製造例5の
トナーを用いた以外は実施例1と同様にして現像剤を調
製し、NP−8500スーパーに入れて繰り返し複写を
行ったところ 100枚付近からコピー画像の非画像部
に占れが生じ、定着機のテフロンローラー表面にトナー
の融着物が多く見られた。
比較例2 実施例1で用いた製造例3のシリカの代りにアエロジル
200を用いた以外は実施例1と同様にして現像剤を調
製した。
この現像剤の摩擦帯電電荷量をブローオフ法で測定した
ところ8 pc/gであった。
この現像剤をキャノン製複写機NP−8500スーパー
に入れて繰り返し複写を行った。初期は画像濃度が1.
5で高品質な画像が得られたが、lO万枚目あたりから
非画像部にトナーの付着いわゆるカブリが目立ち出し、
画像を光学反射顕微鏡で観察すると、文字の周囲にトナ
ーの飛び散りが多数見られベタ部にはトナーが均一に乗
っておらず濃度ムラが見られた。
製造例6 製造例3の側鎖にアミン基を有するシリコンオイル(ア
ミン当量2000 ; 25℃における粘度3500c
ps)の代りに側鎖にアミン基を有するシリコンオイル
(アミン当量320.25℃における粘度20cps)
を用いた以外は製造例3と同様にシリカの微粒子表面に
側鎖にアミン基を有するシリコンオイルで被覆されたシ
リカを得た。
実施例3 実施例1の製造例3のシリカの代りに製造例6のシリカ
を用いた以外は実施例1と同様な方法でNP−8500
スーパーで繰り返し複写を行った所初期から 100万
枚の複写終了時まで安定した画像濃度は1.5と高く、
非画像部にカブリのない高品質の画像が得られ、摩擦帯
電電荷量も初期が18pc/gであり 100万枚終了
後も20pc/gと実質的に変化しなかった。
又定着器のテフロンローラーにはシリコンオイルを供給
しなかったが、オフセットによる画像の汚れ、テフロン
ローラーへのトナーの融着は発生しなかった。
製造例7 製造例3の側鎖にアミン基を有するシリコンオイル(ア
ミン当量2000 、25℃における粘度3500cp
s) 10 gの代りにアミノ基を含有するシランカッ
プリング剤HJCH*CIbCH*Si(OCHm)s
 2 gを用いた以外は製造例3と同様にしてシリカの
表面なアミノ基を含有するシランカップリング剤で被覆
したシリカを得た。
実施例4 実施例1の製造例3のシリカの代りに製造例7のシリカ
を用いた以外は、実施例1と同様に現像剤を調製した。
実施例1と同様にNP−8500スーパーに現像剤を入
れて繰り返し複写な100万枚行ったところ実施例1と
同様にカブリのない高濃度高品質の画像が得られた。
又その画像濃度、品質は100万枚の繰り返し複写の初
期から100万枚終了時まで変らず、定着器のテフロン
ローラーにシリコンオイルを塗布しなかったにもかかわ
らず複写画像の非画像部の汚れとテフロンローラーへの
トナーの融着は見られなかった。
製造例8 製造例1の四三酸化鉄20重量部を7重量部に変えた以
外は製造例1と同様にしてトナーを製造した。
製造例9 製造例1の四三酸化鉄20重量部を200重量部に変え
た以外は製造例1と同様にしてトナーを製造した。
比較例3 実施例1の製造例1のトナーの代りに製造例8のトナー
を用いたこと以外は実施例1と同様に現像剤を調製した
。この現像剤を実施例1と同様に繰り返し複写を行った
。得られた初期の画像は非画像部にカブリのない高濃度
、高品質の画像が得られたが50万枚付近から非画像部
のカブリが目立ち出しそのカブリ濃度は繰り返し複写枚
数が進むにつれて増加した。
又100万枚耐久後のNP−8500スーパーの現像部
の付近の機械内部を観察すると飛散したトナーがいたる
所に堆積していた。
比較例4 実施例1の製造例1のトナーの代りに製造例9のトナー
を用いたこと以外は実施例1と同様にして、現像剤を調
製した。
実施例1と同様にNP−8500スーパーに現像剤を入
れて繰り返し複写を繰り返した。
得られた画像は非画像部にカブリのない高品質の画像が
得られたが、画像濃度は1.2と低かった。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によると高品質で鮮明な画像を長期
に渡り提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トナーとキャリアと添加剤とを有する二成分系磁
    性現像剤において、トナーが結着樹脂と、10〜60重
    量%の磁性体微粒子、及びポリオレフィン重合体を含有
    し、キャリアがフェライトコア又はスチールコアを樹脂
    で被覆したものであり、添加剤が無機微粒子を窒素含有
    化合物で被覆したものであることを特徴とする二成分系
    磁性現像剤。
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