JPH0317706B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にセンサ、望ましくは連続的な包
装材料のウエブを検知するための光電子トランス
ミツタ及び受光器を有する包装機械において、材
料及び位置的な欠陥に関して包装材料その他のウ
エブを監視しかつ制御するための装置に関する。

包装機械に関して、材料のウエブ、特に包装材
料のウエブを監視することが必要である。一方材
料の欠陥、例えば孔及び裂け目のみならず接着テ
ープ等によつて作られたウエブ接合部を確認する
ことが重要である。この種の欠陥が検知される
と、これらの欠陥を有している包装材料から作ら
れる１つ以上の包装用箱、特にタバコの箱がより
分けられる。しかしながら、材料のウエブの走
行、即ちその相対的な位置を監視することも更に
必要である。所望位置からの離脱がある場合、シ
ートは適当な調整部材によつて正しい運動方向に
調整される。

この種の監視・制御装置は欧州特許EP−Ａ−
25563号に記載されている。この周知の提案にお
いて、リール支持体はそれに対して割り当てられ
た光電子検知装置を有し、これは相互に隔てて配
置される２本のセンサバーから成る。包装材料の
ウエブは相互に僅かな距離に配置された一列のセ
ンサがウエブの両側の各々に延びるような要領で
センサバーの間を通つて走行する。更に、各セン
サバー上に２個の横センサ（トランスミツタ及び
受光器）があり、これらはシートの側縁部を検知
し、また任意の曲がりを検知する。周知の装置に
おいて、これらの後に述べたセンサ又は任意のエ
ラー信号は、リール又はリール据付部を正しく調
整するサーボモータを作動するのに用いられる。

周知の装置は材料のウエブにおいて材料と位置
的な欠陥を監視するのに適しているけれども、こ
れにもかかわらず、これは構造と取扱いの見地か
ら比較的大きな経費を伴なう。

本発明が基礎とする目的は、構造の見地から簡
単でかつ廉価であり、しかも操作の信頼性があ
る、ウエブにおける又はウエブ上の材料及び位置
的な欠陥を監視するための装置を提供することで
ある。

この目的を達成するため、本発明による装置
は、幾つかの材料及びウエブの製品特性を検知す
るため、相互に独立した少なくとも２つのセンサ
又はセンサの組によつて限定される。

本発明の望ましい実施例において、相互に独立
して作動し得る２組のセンサを備えている。２個
のセンサのみの第１の組、即ちトランスミツタと
受光器はウエブの材質を監視するのに役立つ。こ
の場合、トランスミツタは光トランスミツタ（赤
外線トランスミツタ）として設計され、また受光
器はフオトダイオードとして設計されるのが望ま
しい。ウエブはトランスミツタと受光器の間を通
して移送され、受光器例えば材料の厚い又は薄い
部分、裂け目、相互に結合されるウエブの端部を
継ぐための接着テープ等によつて記録される受け
取つた光の強度を変化させる。受光器によつて発
生されるエラー信号は欠陥のあるウエブの区域か
ら１つ又はそれ以上の包装品をより分けるのに用
いられる。

本発明によれば、別のセンサの組、特にトラン
スミツタ及び相互に隔てて配置される２個の受光
器は、ウエブに施こされる材料の条片（フオイル
引き裂き開放条片）を監視するのに役立つ。この
場合、受光器は、フオイル引き裂き開放条片の幅
よりも小さい距離だけ相互に隔てて配設され、従
つて２個の受光器は後者によつてカバーされる。
この条片が通常の位置から逸脱する場合、一方の
センサ又は他方のセンサに多くの光が供給され、
かくしてエラー信号がこれから発せられる。

本発明によれば、このセンサの組は別の機能、
即ち包装ブランクの関係位置を監視するという機
能を有し、このブランクは材料の条片と共にウエ
ブから切離される。このために、各フオイル引き
裂き開放条片にはマーキング（着色識別マーク）
が設けられ、これはセンサによつてその関係位置
に関して検知される。その位置における変化は、
又ブランクの関係位置における望ましくない変化
を意味する。

本発明の別の提案によれば、これらのセンサ、
もし適当であれば別のセンサがＵ字状の共通の一
体化ホルダ内又は上に配置される。相互に反対側
に位置されるセンサ（トランスミツタと受光器）
は、（水平に）向けられた脚部上に配置され、ウ
エブは一側で開放するスリツトの区域内のセンサ
間を通して移送される。これらのセンサは支持体
として共通のＵ字状板に取付けられる。

このようにして設計された監視装置は取扱いが
簡単で、特に組立て及び必要ならば交換が容易で
ある。完成した装置はシールできかつ携帯に便利
なユニツトとして設計される。

本発明の更に別の特徴は監視装置の構造的な設
計及びその部材に関する。

本発明の実施例を以下添付図面を参照して詳細
に説明する。

図に示される監視及び制御ユニツトの実施例
は、包装機械、望ましくはタバコ包装機に関連し
て特に適している。例えばプラスチツクフオイル
から成りかつ包装機械又は包装ユニツト（例えば
フオイル装置）に連続的に供給されるウエブ１０
はその関係位置、欠陥等に関して検知されるべき
である。欠陥はウエブ１０の材質における不規則
（孔、裂け目、望ましくない厚くした部分）、並び
に引き続くウエブ１０の端部を結合するための横
の接着テープ１１を含む。

監視装置は別個のハウジング１２から成り又は
ハウジング内に完全に収納される。この実施例で
ほぼ矩形の又は立方体であるこのユニツトは包装
機械に完全に据付けられ、また必要ならば交換し
得る。

ハウジング１２はここで中心からそれかつ一端
部で開放するスリツト１３を形成する。このスリ
ツトにより、ハウジング１２は脚部１４と１５を
もつ基本的にＵ字状の形状を得、またこれらの脚
部を一側部で相互に連結している横片１６を得
る。ウエブ１０はハウジング１２の縦延長部、望
ましくは水平面に対し横のスリツト１３を通して
走行する。監視装置、特に光学又は光電子セン
サ、並びにインジケータ部材及び電子と電子技術
装置は、Ｕ字状のハウジング１２又は一側部で開
放するスリツト１３が設けられるハウジングに収
容される。これらの部材の主支持体は、Ｕ字状又
はスリツト１３が設けられる盤１７である。この
盤の縁部に、特にこの輪郭に従つて、全周に延び
る横壁１８が形成される。これも又スリツト１３
をその両側部に制限する。閉鎖ハウジング１２の
一部である被覆壁１９は外側に適当に取付けられ
る。

ここに図示される望ましい例示的な実施例にお
いて、ウエブ１０は、第１の監視システムによつ
て任意の材料の欠陥を検知し、監視システムはス
リツト１３の一側に発光器（トランスミツタ）２
０及び引き続いて他側部にウエブ１０と受光器２
１から成る。試験媒体、望ましくは脈動する赤外
光がトランスミツタ２０によつて発せられ、これ
はウエブ１０を通過した後受光器２１に受けられ
る。放射又は光強度の変化は受光器２１の後方に
位置した評価電子部材により適当な評価がなさ
れ、また必要ならば、エラー信号が発生される。
（上方及び下方の）横壁１８の区域で、赤外光は
この横壁内の平坦な窓２２と２３を通してそれぞ
れ運ばれる。増幅器２４は受光器２１の後方に接
続される。

例示の本実施例において、ウエブ１０に（中心
からそれて）取付けられる材料の条片、特に引き
裂き開放テープ２５は、ウエブ１０とは別個に監
視される。この種の引き裂き開放テープ２５は包
装体の外方包み紙、特にタバコ包装体の外方フオ
イル包み紙において通例のものである。第３図と
第４図における図示を明確にするため、ウエブ１
０にはブランク２７によつて限定される仮想の横
分離線２６が各包装体に１つ設けられ、これは引
き続いてウエブ１０から切断される。引き裂き開
放テープ２５はブランク２７の全長に亘つて、ま
たウエブ１０に亘つて延びる。包装体が開かれる
とき、引き裂き開放テープ２５を把むための予じ
め押切りしたつまみ片２８は各ブランク２７の端
部に示される。

図示される例示の実施例において、引き裂き開
放テープ２５の存在と正確な関係位置は、共通の
トランスミツタ２９及び相互に隔てて配置される
２つの受光器３０と３１から成る独立のシステム
によつて監視される。増幅器３３は各受光器の後
部に配置される。

受光器３０と３１は相互に隔てて、例えば約１
mm隔てて配置され、これは引き裂き開放テープ２
５の幅より幾分小さい。その結果、引き裂き開放
テープ２５が通常位置に配置されるとき、２個の
受光器３０，３１はこのテープによつて又は光ビ
ームによつて覆われる。通常位置からの離脱の場
合に、一方の受光器３０，３１又は他方の受光器
は直接赤外光を受け、その結果エラー信号が誘発
され、また引き裂き開放テープ２５の送りを修正
する運動が開始される。

ハウジングの端壁の部分にハウジング１２から
突出する光学インジケータ部材３２は、一方で２
つの監視システム２０，２１及び他方でシステム
２９，３０，３１に割当てることができる。任意
の欠陥はインジケータ部材３２により（付加的
に）表示される。

本発明の場合、トランスミツタ２９及び受光器
３０と３１をもつ監視システムは二重の機能を達
成する。このため、引き裂き開放テープ２５に
は、第４図の例示的な実施例において、つまみ片
２８の部分に（着色した）識別マーク３６が設け
られる。本装置において、これは特に包装すべき
箱（図示せず）に関してウエブ１０から切断すべ
きブランク２７の正確な関係位置のための追加の
監視補助として用いられる。このため、（着色し
た）識別マーク３６はトランスミツタ２９又は受
光器３０，３１によつて検知される。その結果、
相対位置に関して差異が検知される場合に、ウエ
ブ１０の移送運動及び引き続いてブランク２７の
関係位置が変更されるように評価される。

監視装置が相互に分離されているために、監視
する目的に応じて別にそれらの感度を調整するこ
とが可能である。更に、包装機械の連結された調
整装置は、作動の迅速性及び設定値の量と方向の
観点から別個に配置しかつ調整することができ
る。

赤外光はトランスミツタ（２〜5KHz）によつ
て周期的に発生され、外部からの光の影響を実質
的に防止する。引き裂き開放テープ２５の検知の
間、これら部材の関係位置は、受光器３０，３１
が引き裂き開放テープ２５によつて各々半分覆わ
れるよう、即ちそれらの可能な動力のほぼ半分を
供給するように選択することができる。

中央を走行する引き裂き開放テープにより、初
期値は受光器３０，３１の後方に接続される別個
の増幅器によつて設定され、従つてこれらはほぼ
同一であり、また出力信号は任意の欠陥を表示し
ない。（横方向の許容し得る公差の逸脱に応じて
設定される閾値）。

この装置において、この信号は種々の方法で評
価し得る。増幅器の１つ又はそれらの両方がエラ
ー信号を発生すると、これはアンド操作を介して
出力に欠陥として伝達され得る。これとは別に各
増幅器が異なる信号、例えば一方で正電圧をまた
他方で負電圧を発生することができる。これら２
つの信号は加算増幅器に伝達され、その出力は引
き裂き開放テープ２５が適切な方法で走行してい
るときは零である。出力における正と負の値に対
応しているポテンシヨメータによつて調整し得る
ヒステリシスの結果として、引き裂き開放テープ
２５の零からの許容し得るずれが設定し得る。同
時に、これらの正と負の値は、補正制御を介して
引き裂き開放テープの位置を再調整するのに役立
ち得る。更に、欠陥のある包装体をより分けかつ
包装機械を停止するための信号がここで発生され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は線図的に示される監視部材により、ウ
エブを監視するユニツトを示す側面図、第２図は
第１図によるユニツトをウエブと共に縮尺して示
す端面図、第３図は第２図に関する平面図、及び
第４図は本発明の他の実施例の第３図に対応する
平面図をそれぞれ示す。 １０……ウエブ、１２……ハウジング、１３…
…スリツト、１４，１５……Ｕ字状脚部、１７…
…盤、１８……横壁、２０，２９……トランスミ
ツタ、２１，３０，３１……受光器、２５……引
き裂き開放テープ、２７……ブランク、３６……
識別マーク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 連続ウエブ１０の長手方向に付着された引き
   裂き開封テープ２５の検知により連続ウエブ１０
   の偏位を監視するセンサ２９，３０，３１を有す
   る、連続走行ウエブの監視制御装置において、 前記センサ２９，３０，３１が、連続ウエブ１
   ０の通路の一側に配置した１個の発光器２９と、
   連続ウエブ１０の他側に相互に間隔を置いて配置
   した２個の受光器３０，３１とを備え、該両受光
   器３０，３１の間隔が引き裂き開封テープ２５の
   幅より小さく、したがつて、連続ウエブ１０の偏
   位が、受光量の変化に応答する両受光器３０，３
   １の出力信号から決定されること、 連続走行ウエブの破れ・孔などの欠陥を検知し
   該欠陥を示す信号を発生する他のセンサ２０，２
   １が設けられていること を特徴とする連続走行ウエブの監視制御装置。 ２ 引き裂き開封テープ２５の上に設けた（着
   色）識別マーク３６がセンサ２９，３０，３１に
   よつて検知することができ、そして識別マーク３
   ６の検知の結果として被包装箱に対するブランク
   ２７の正確な関係位置を表わす制御信号が発生さ
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載の連続走行ウエブの監視制御装置。 ３ 受光器２１，３０，３１が光強度の変化、特
   に脈動赤外光に応答することを特徴とする特許請
   求の範囲第１項又は第２項に記載の連続走行ウエ
   ブの監視制御装置。 ４ 全ての発光器２０，２９及び受光器２１，３
   ０，３１が共通の支持体、特に共通のＵ字状ハウ
   ジング１２内に配設され、前記ハウジングが一側
   で開口しかつその長手方向に延びている連続的な
   スリツト１３により、ほぼＵ字状に作られ、そし
   てウエブ１０が脚部１４，１５の間にあるスリツ
   ト１３を通して移送されることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の連続走行ウエブの監視
   制御装置。 ５ 別個のセンサの各発光器２０，２９がスリツ
   トの一側に、特に上方脚部１４に配置され、そし
   てそれらの受光器２１，３０，３１が他方の脚部
   １５に配設されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第４項に記載の連続走行ウエブの監視制御
   装置。 ６ 発光器、受光器及びその他の電気的又は電子
   的切換制御部材が、ハウジング１２内のＵ字状盤
   １７上に配設され、このＵ字状盤１７にはハウジ
   ング１２の形状に応じるスリツト１３が設けられ
   ている特許請求の範囲第４項に記載の連続走行ウ
   エブの監視制御装置。 ７ 別個のセンサによつて行なわれる検知の結果
   としてのエラー信号を表示するための光学的イン
   ジケータ３２がハウジング１２の外側、特に狭い
   側壁３５上に設けられることを特徴とする特許請
   求の範囲第４項に記載の連続走行ウエブの監視制
   御装置。