JPH03176176A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はインクシートの有するインクを記録媒体に転写
して、記録媒体に画像記録を行う熱転写記録鼻藁娶墨装
置に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、熱転写プリンタは熱溶融性（熱昇華性）インク
をベースフィルムに塗布したインクシートを使用し、サ
ーマルヘッドによりそのインクシートを画像信号に対応
して選択的に加熱し、溶融（昇華）したインクを記録紙
に転写して画像記録を行っている。このようなインクシ
ートのうち、複数回の画像記録が可能なインクシート（
所謂マルチプリントシート）が知られており、このイン
クシートを用いれば、記録長さＬを連続して記録すると
き、各画像記録の終了後あるいは画像記録中に搬送され
るインクシートの搬送長をその長さＬよりも小さく　（
Ｌ／ｎ　：　ｎ＞　１）　して記録することができる。

これにより、インクシートの使用効率が従来のｎ倍にな
り、熱転写プリンタのランニングコストの低下が期待で
きる。

第１１図はこのような従来の熱転写プリンタにおける記
録紙１１とインクシート１４とを搬送して記録する部分
の構成を示した機構図で、キャプスタンローラ７１、ピ
ンチローラ７２によりインクシート１４を矢印ａ方向に
搬送することにより、インクシート巻取りロール１８の
巻取り径に関係なく常に一定量のインクシートを搬送し
ている。ここで、減速ギア７３．７４による減速比ｉ、
の値とギア２６．２７による減速比Ｌ　ｐの値を適当に
設定することにより、ｎ（＝Ｖｐ／Ｖ＋で、■２はサー
マルヘッド１３に対する記録紙１１の相対速度、■１は
サーマルヘッド１３に対するインクシート１４の相対速
度）を設定されている。また、ギア７３と滑りクラッチ
７５のギア７５ａとを係合することにより、巻取りロー
ル１８がキャプスタンローラ７１、ピンチローラ７２に
より搬送されたインクシート１４を巻取ることができる
ように構成されている。

しかし、第１１図のようにして、幅広のインクシート１
４をキャプスタンローラ７１とピンチローラ７２とで搬
送させると、インクシート１４にしわが発生し易くなり
、またローラ７１．７２との間でインクシート１４が滑
り、インクシート１４を確実に搬送できない虞れがある
。そこで、第１２図に示すように、インクシート１４を
巻取る巻取リローラ１８をインクシート搬送用モータ２
５によって回転駆動することにより、インクシート１４
を矢印ａ方向に搬送することが考えられる。これにより
、インクシート１４の搬送機構が簡単になり、インクシ
ート１４のしわの発生をも抑えることができる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、第１２図のインクシート搬送機構では、
以下に示すような問題がある。

■インクシート巻取すロール１８の径はインクシート１
４を搬送するにつれて大きくなるため、インクシート搬
送用モータ２５を同じ速度で回転しても、インクシート
１４の巻き初めと巻き終り近傍とではインクシート１４
の搬送速度が異なってしまう。これは、前述したｎの値
が変動することを意味しており、正確なマルチプリント
が実施されないことになる。

■インクシート１４の巻取り量が増大して、インクシー
ト巻取りロール１８の一径が大きくなると、インクシー
ト搬送用モータ２５にかかる負荷が大きくなる。従って
、これを考慮した駆動トルクを有するインクシート搬送
用モータ２５を使用すると、径が小さくて負荷の小さい
インクシート１４の巻き初めはモータ２５の駆動トルク
が過剰ぎみになり、装置の騒音や振動などが発生する。

又、インクシート搬送用モータ２５も高トルクのモータ
を必要とするため、装置のコストアップや大型化などの
一因となる問題があった。

本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、インクシ
ートの巻取りロールを回転駆動する少なくとも２つの搬
送機構を備え、インクシートの巻取り長に応じて、その
搬送機構を切換えることにより、記録媒体に対するイン
クシートの搬送長の変動を所定の範囲内に抑えることが
できるようにした熱転写記録装置を提供することを目的
とする。

また他の発明は、これら少なくとも２つの搬送機構の伝
達トルクを異なるように設定することにより、インクシ
ート巻取りロールの径の変動に伴うインクシートの搬送
トルクの変動に対応できるようにした熱転写記録装置を
提供することにある。

［課題を解決するための手段］ インクシートの有するインクを記録媒体に転写して、前
記記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置であって
、インクシートを巻取る巻取りロールと、前記巻取りロ
ールを回転駆動するために回転駆動用モータよりの回転
を伝達する、互いに伝達比が異なる少なくとも２つの回
転伝達手段と、前記少なくとも２つの回転伝達手段のい
ずれかを選択して前記回転駆動用モータの回転を前記巻
取リロールに伝達する選択手段と、前記インクシートの
巻取り長を検出する検出手段と、前記検出手段により前
記インクシートの巻取り長が所定長以上と判定されると
、前記選択手段により伝達比の小さい前記回転伝達手段
を選択して前記インクシートを搬送するように制御する
制御手段とを有する。

［作用］ 以上の構成において、インクシートを巻取る巻取りロー
ルを回転駆動するために、回転駆動用モータよりの回転
を伝達する、互いに伝達比が異なる少なくとも２つの回
転伝達手段があり、これら少なくとも２つの回転伝達手
段のいずれかを選択して回転駆動用モータの回転を巻取
りロールに伝達することができる。ここで、インクシー
トの巻取り長を検出し、そのインクシートの巻取り長が
所定長以上と判定されると、伝達比の小さい回転伝達手
段を選択してインクシートを搬送するように動作する。

［実施例］ 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

［ファクシミリ装置の説明（第１図〜第５図）］第１図
、第２図は本発明の実施例の熱転写プリンタの記録部の
機構を示す図である。この機構部を説明する前に、本発
明の一実施例を用いた熱転写プリンタをファクシミリ装
置に適用した例を示す第３図〜第５図を参照して説明す
る。

まず、第３図をもとに概略構成を説明する。

図において、１００は原稿を光電的に読取ってデジタル
画像信号として制御部ｌｏｔに出力する読取部で、原稿
搬送用モータやＣＣＤイメージセンサなどを備えている
。次に、この制御部１０１の構成を説明する。１１０は
画像データの各ラインのイメージデータな格納するライ
ンメモリで、原稿の送信あるいはコピーのときは読取部
１００よりの１ライン分のイメージデータが格納され、
画像データの受信のときは復号された受信画像データの
１ラインデータが格納される。そして、格納されたデー
タが記録部１０２に出力されることによって、画像形成
が行われる。１１１は送信する画像情報をＭＨ符号化な
どにより符号化するとともに、受信した符号化画像デー
タを復号してイメージデータに変換する符号化／復号化
部である。また、１１２は送信する或いは受信された符
号化画像データを格納するバッファメモリである。これ
ら制御部１０１の各部は、例えばマイクロプロセッサな
どのＣＰＵ１１３により制御されている。制御部１０１
にはこのＣＰＵＩ　１３の他に、ＣＰＵ１１３の制御プ
ログラムや各種データを記憶しているＲＯＭ１１４、Ｃ
ＰＵ１１３のワークエリアとして各種データを一時保存
するＲＡＭ１１５などを備えている。

１０２はサーマルラインヘッドを備え、熱転写記録法に
より記録紙に画像記録を行う記録部である。この構成は
第１図を参照して詳しく後述する。１０３は送信開始な
どの各種機能指示キーや電話番号の入カキ−などを含む
操作部、１０３ａは使用するインクシート１４の種類を
指示するスイッチで、スイッチ１０３ａがオンのときは
マルチプリントのインクシートが、オフのときは通常の
ワンタイムシートが装着されたことを指示する。１０４
は通常、操作部１０３に設けられている各種機能や装置
の状態などを表示する表示部である。１０５は装置全体
に電力を供給するための電源部である。また、１０６は
モデム（変復調器）、１０７は網制御部（ＮＣＵ）　、
１０８は電話器である。

次に、第４図を参照して記録部１０２の構成を詳しく説
明する。なお、第３図と共通な部分は同一図番で示して
いる。

図において、１０は普通紙である記録紙１１をコア１０
ａにロール状に捲回したロール紙である。このロール紙
１０は、プラテンローラ１２の矢印方向への回転により
記録紙１１をサーマルヘッド部１３に供給できるように
、回転自在に装置内に収納されている。なお、１０ｂは
ロール紙装境部であって、ロール紙１０を着脱可能に装
填している。さらに１２はプラテンローラであって、記
録紙１１を矢印す方向に搬送するとともに、サーマルヘ
ッド１３の発熱体１３２との間で、インクシート１４や
記録紙１１を押圧するものである。サーマルヘッド１３
の発熱により画像記録の行われた記録紙１１は、プラテ
ンローラ■２のさらなる回転によって排出ローラ１６ａ
、１６ｂ方向に搬送され、１頁分の画像記録が終了する
とカッタ１５ａ、１５ｂの°噛合によって頁単位に切断
される。

１７はインクシート１４を捲回しているインクシート供
給ロール、１８はインクシート巻取ロールであって、後
述するインクシート搬送用モータにより駆動され、イン
クシート１４を矢印ａ方向に巻取るものである。なお、
このインクシート供給ロール１７及びインクシート巻取
リロール１８は、装置本体内のインクシート装填部７０
に着脱可能に装填されている。さらに、１９はインクシ
ート１４の残量検出やインクシート１４の搬送速度を検
出するためのセンサである。また、２０はインクシート
１４の有無を検出するためのインクシートセンサ、２１
はスプリングで、記録紙１１やインクシート１４を介し
て、前記プラテンローラ１２に対してサーマルヘッド１
３を押圧するものである。また、２２は記録紙の有無を
検出するための記録紙センサである。

次に、読取部１００の構成を説明する。

図において、３０は原稿３２を照射する光源で、原稿３
２で反射された光は光学系（ミラー５０．５１．レンズ
５２）を通してＣＣＤセンサ３１に入力され、電気信号
に変換される。原稿３２は図示しない原稿搬送用モータ
により駆動される搬送用ローラ５３，５４，５５．５６
により、原稿３２の読取り速度に対応して搬送される。

なお、５７は原稿積載台であって、この積載台５７に積
載された複数枚の原稿３２は搬送用ローラ５４と押圧分
離片５８との協動によって１枚ずつに分離されて、読取
部１００へ搬送される。

４１は制御部１０１の主要部を構成する制御基板で、こ
の制御基板４１より装置の各部に各種制御信号が出力さ
れる。また、１０６はモデム基板ユニット、１０７はＮ
ＣＵ基板ユニットである。

次に、第１図と第２図を参照して、本実施例の熱転写記
録部の機構について説明する。

第１図において、２４はプラテンローラ１２を回転駆動
し、記録紙１１を矢印ａ方向とは反対の矢印す方向に搬
送するための記録紙搬送用モータである。また、２５は
インクシート１４を矢印ａ方向に搬送するためのインク
シート搬送用モータである。さらに、２６．２７は記録
紙搬送用モータ２４の回転をプラテンローラ１２に伝達
する伝達ギア、２８，２９．６１，６２，６３．６４は
インクシート搬送用モータ２５の回転をインクシート巻
取りロール１８に伝達する伝達ギアである。また、６０
はアームで、伝達ギア２９が伝達ギア２８の周上を回転
できるように軸間距離を保っている。

以上の構成による、インクシート１４の搬送動作につい
て説明する。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）インクシートの有するインクを記録媒体に転写し
   て、前記記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置で
   あつて、 インクシートを巻取る巻取りロールと、 前記巻取りロールを回転駆動するために回転駆動用モー
   タよりの回転を伝達する、互いに伝達比が異なる少なく
   とも２つの回転伝達手段と、前記少なくとも２つの回転
   伝達手段のいずれかを選択して前記回転駆動用モータの
   回転を前記巻取りロールに伝達する選択手段と、 前記インクシートの巻取り長を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記インクシートの巻取り長が所定
   長以上と判定されると、前記選択手段により伝達比の小
   さい前記回転伝達手段を選択して前記インクシートを搬
   送するように制御する制御手段と、 を有することを特徴とする熱転写記録装置。
2. （２）前記回転伝達手段のそれぞれは伝達比が小さくな
   るにつれて伝達トルクが大きくなるように設定されてい
   ることを特徴とする請求項第１項に記載の熱転写記録装
   置。
3. （３）前記選択手段は前記回転駆動用モータの回転方向
   を変更することにより前記回転伝達手段のいずれかを選
   択するようにしたことを特徴とする請求項第１項に記載
   の熱転写記録装置。
4. （４）前記記録媒体と前記インクシートとが相対速度を
   有するように、また前記インクシートの搬送長が前記記
   録媒体の搬送長の１／ｎ（ｎ＞１）となるように前記記
   録媒体及び前記インクシートを搬送するようにしたこと
   を特徴とする請求項第１項乃至第３項のいずれかに記載
   の熱転写記録装置。
5. （５）前記インクシートと前記記録媒体とが互いに対向
   する方向に搬送されるようにしたことを特徴とする請求
   項第１項乃至第４項のいずれかに記載の熱転写記録装置
   。