JPH03176100A - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯物の汚れ状態に応じて、洗いあるいはすす
ぎ運転を制御する洗濯機の制御装置に関する。

従来の技術 洗濯液の汚れを検知するために光学的な透過度検知装置
を設けて、洗いあるいはすすぎ運転を制御する従来例と
して、たとえば特開昭６１−５０５９５号公報に示すも
のがある。すなわち、透過度検知装置によう洗濯液の濁
度変化を検知し、濁度変化に応じて洗いあるいはすすぎ
運転を制御するものであった。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の方法は透過度検知装置からの透過
度変化により汚れの大小判定を行うのみで、汚れの種類
償）の判定は行われていなかった。

また、カンタ−シャツの衿あか汚れの如き、洗濯液の濁
度変化より検知しにくい汚れは、汚れ小と判定し、十分
な洗浄が行われない課題がちりた。

本発明は上記課題に鑑み、汚れの種類あるいは質と量を
検知して、カッターシャツの衿あか汚れあるいは泥汚れ
の如き落ちにくい汚れにかいても洗浄効果の高い洗濯機
の制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は発光素子と受光素
子よりなる透過度検知装装置により清水からの濁度変化
により汚れの種類を判定し、長時間のつけ洗い運転と短
時間の本洗い運転により汚れを落とすものである。すな
わち、つけ洗い運転の初期に洗剤を溶かす撹拌運転と兼
ねて、汚れ検知撹拌を行い汚れの量と汚れの落ち具合に
より汚れの種類を検知してつけ洗い運転を制御し、その
後、本洗い運転を行うものである。また、本洗い撹拌開
始後は、汚れの量に応じて洗い運転を制御するものであ
る。

作用 汚れの落ち具合と汚れの量より汚れの種類を判定し、カ
ッターシャツの衿あか汚れは、汚れの量が少ないので長
時間のつけ洗いを行い、その時の水流は非常に弱くし布
傷みは少ない。また、泥汚れの場合には、汚れの落ち具
合は早くて、汚れの量が大きいので、つけ洗い時間は短
かくして水流をやや強くする。ｌた、本洗い以後は汚れ
の量に応じて水流が強くなり、本洗い時間も長くなるの
で高い洗浄効果が得られる。つけ洗い初期に撹拌検知す
るので、汚れの検知と同時に洗剤を溶かす工程を兼ねる
ことができる。

実施例 以下、図面に従い本発明の詳細な説明する。

第１図に、本発明による透過度検知装置の一実施例を示
す。８は光センナで、発光素子Ｓａと受光素子８ｂを対
向して配置し、発光素子８１Ｌの発光出力を一定にして
受光素子８ｂの出力信号を検知し、洗濯液の汚れを検知
する。発光素子８ａの発光出力は、マイクロコンピュー
タ１６の出力信号（パルス幅制御信号、以降ＰＷＭ信号
と称す）を制御し、洗濯液が清水の時に光センサ出力信
号が基準値となるように、透過度検知装置１９を制御す
る。すなわち、ＰＷＭ信号をＤ／ム変換回路１９ａによ
り直流電圧に変換し、コレクタ端子に発光素子８ａが接
続されたＮＰＮ　）ランジスタ１９ｂのベース電圧を制
御し発光出力を制御する。

トランジスタ１９ｂのエミッタ端子にエミッタ抵抗１９
０を接続し、定電流効果を持たせる。受光素子８ｂのエ
ミッタ抵抗１９（ｉの出力信号Ｗｅは、マイクロコンピ
ュータ１６のム／Ｄ変換入力端子に加える。清水の時の
受光素子８ｂの出力信号Ｗｅが基準値”Ｉｓとなるよう
に発光出力制御し、ＶＳからのセンサ電圧変化を検知す
ることにより透過度検知が可能となる。すなわち、清水
の時の出力調整電圧Ｖｓが透過度１００％で、センサ電
圧ＷｅとＶｓの比、Ｖθ／Ｖｓ　が透過度となる。

第２図に本発明による洗濯機の構成の一実施例を示す。

１は洗濯脱水槽で、底部に撹拌翼２を設け、洗い、すす
ぎの撹拌時に回転させる。また脱水時には、撹拌翼２と
洗濯脱水槽１を同時に回転させる。３は洗濯水槽で、洗
い卦よびすすぎ時に洗濯水を溜める。４は洗濯水槽等を
吊り下げるサスペンションで、６は全体を保持する筐体
である。

６はモータで、減速装置７を介して撹拌翼２１たは洗濯
脱水槽へ回転力を伝達する。９は洗濯水槽底部に設けら
れた排水口で、排水弁１０に接続された排水パイプ１１
に光センサ８を配設する。洗濯水槽３の底部と排水弁１
０を接続する排水パイプ中の洗濯液の濁度を検知するこ
とにより洗濯物の汚れあるいは脱水状態を検知する。

第３図は本発明による洗濯機の制御装置のブロックダイ
ヤグラムの一実施例である。交流電源１２より制御装置
１３への交流電力を加え、制御装置１３は、モータ６、
排水弁１０．給水弁１４等を制御する。ｅ′はモータ６
の進相用コンデンサである。１６は洗濯水槽３の水位を
検知する水位センサで、１６はマイクロコンピュータ、
１７は洗濯物の量を検知する布量センサである。布量セ
ンサ１７は、洗い撹拌中に３けるモータ休止時の撹拌翼
の惰性回転数を検知し布量を判定するものである。すな
わち、布量が小さければ、撹拌制御中のモータ休止時に
おける撹拌Ｒ釦よびモータの惰性回転数が大きく、進相
コンデンサ６′の減衰パルス数は大きくなる。また布量
が大きければ、進相コンデンサ６′のモータオフ時の進
相コンデンサ６′の減衰パルス数は小さくなり、布量検
知ができる。

１８は記憶回路で、透過度検知装置１９０発光出力制御
データあるいは基準設定値等を記憶し読み書きするもの
である。２ｏはパワーヌイッチング装置で、マイクロコ
ンピュータ１６からの制御盾号によりモータ６．排水弁
１０．給水弁１４等の電力部品を制御する。２１は操作
表示装置で、各種のスイッチ、表示部品からなり、使用
者が指示し、あるいは、使用者に表示報知するものであ
る。

第４図に、洗濯運転に釦ける透過度検知装置１９の光セ
ンサ出力電圧変化を示す。Ｔｏ−Ｔ１期間は、汚れ検知
の撹拌運転で、洗剤を溶かすと同時に洗濯物の汚れの種
類と汚れの量を判定する。基準電圧ｖｓからの変化量Ｉ
Ｖ、が大きいほど汚れの量が大きく、撹拌開始からセン
サ電圧Ｖｅが飽和する１での期間（Ｔｓ＝Ｔ＋　−Ｔｏ
　）が長いほど汚れが落ちにくい。飽和時のセンサ電圧
ｖ１と基準電圧Ｖｓとの比ｖ１／ｖｓを透過度と呼ぶ。

Ｔ１〜Ｔ２期間が、実質的なつけ洗い期間で、撹拌時間
は少なく、間欠的に撹拌翼が回り、回転体止期間が長く
なる。

このつけ洗い期間は初期撹拌運転中に汚れ判定されて設
定される。Ｔ２〜Ｔ５期間は本洗い運転で、本洗い運転
期間は汚れが大なるほど、すなわち、基準値ｖｓからの
変化が大きく透過度が低下するほど長くなるように制御
する。Ｔ３〜Ｔ４期間は排水工程で、Ｔ４〜Ｔ５期間は
中間脱水工程である。

この時、洗剤と泡の影響で透過度は低下する。

Ｔ５〜Ｔ６期間はすすぎの給水工程で、この時、光セン
サの出力電圧が基準値となるように発光出力を制御する
。すすぎ撹拌前の給水中は、はとんど清水と考えられ透
過度は１００％となる。光センサを配設した排水パイプ
に汚れが付着して透過率が低下しても、清水からの濁度
変化により汚れ量が検知できる。Ｔ６〜で７期間はすす
ぎ撹拌工程で、この時の透過度しζよりすすぎ度合が判
定できる。

第５図に、撹拌検知期間に釦けるセンサ電圧飽和時間Ｔ
ｓと透過度（あるいはセンサ電圧Ｖ＋）により、汚れの
種類を示す。カッターシャツの衿あか汚れは、飽和時間
が短かく透過度は高い軽い汚れに属する。泥汚れは、透
過度が低下し、飽和時間は短かい。日常の下着・衣類の
汚れは、透過度。

飽和時間は中間の値となる。油汚れの飽和時間は長くな
り、作業服などの汚れは、汚れ大となる。

つけ洗い初期の撹拌検知により透過度と飽和時間を求め
、透過度が高いものはつけ洗い期間を長くして、撹拌デ
ユーティは小さくし、透過度が低い泥汚れはつけ洗い期
間を短かくして撹拌デユーティを大きくし、機械力を増
加させ、さらに本洗い時間も長くする。すなわち、透過
度が高いものは洗剤と時間を利用して機械力を低下させ
、透過度が低いものは機械力を増加させる。

第６図は本発明による制御のフローチャートの一実施例
を示す。１６０より洗濯スタートし、１６１は記憶回路
より発光出力制御データを読し、光センサの発光出力を
一定値に制御する。１６２は布量検知サブルーチンで極
少水位１で給水して撹拌翼を回転させ布量を判定し、布
量に応じた水位と水流を設定する。１６３，１６４は設
定水位筐で給水し、１６６は汚れ検知と洗剤溶かしを兼
ねた撹拌検知サブル−チンで、１６６．１６７より透過
度と飽和時間より汚れの種類を判定し、以降のつけ洗い
運転あるいは本洗い運転を制御□□する。

１６８はつけ洗い工程で、１６９はつけ洗いの終了判定
で、１了０より本洗い運転となる。１７０゜１７１は再
度汚れ判定を行うための撹拌と飽和時間を求めるもので
、汚れ検知の精度を向上させ、１７２にて汚れ判定を行
い本洗い時間、あるいは水流を設定する。１７３，１７
４は実質的には追加洗いとなり、汚れの程度に応じて変
えるもので、透過度が低下すれば追加洗い時間を長く設
定する。

１７５は排水工程サブルーチン、１７６は中間脱水工程
サブルーチンで、１７７よりすすぎ工程の給水がスター
トする。１７８にて発光出力調整のための水位に達した
かを判定し、Ｙｅｓならば光センサの発光出力を調整し
て、受光素子出力電圧を基準値Ｖｓに設定制御する。基
準値に設定完了すれば、記憶回路に制御データをメモリ
する。発光出力調整サブルーチンは、洗剤投入前の給水
中に行ってもよい。１８０は布量センサにより設定され
た水位かどうかを判定するもので、Ｙｅｓならばすすぎ
撹拌を行う。

他の実施例として以下の内容でもよい。すなわち、本洗
い運転にて再度、撹拌検知して汚れを判定しなくても、
つけ洗い初期の汚れ判定１回でも構わない。またつけ洗
い初期の撹拌検知時間を−定として、透過度の大小変化
のみで、つけ洗いを制御してもよい。

発明の効果 以上述べたように本発明は、清水からの透過度変化によ
り汚れの種類を判別してつけ洗い運転あるいはつけ洗い
以降の本洗い運転を制御却するものであるため、下記の
効果を奏する。

（１）つけ洗い運転初期に一定時間以上の撹拌運転をし
、汚れ検知と同時に洗剤溶かしを兼ねることができる。

（２）清水からの透過度変化により汚れを判別し、汚れ
の種類に応じてつけ洗い運転を制御し、洗剤と時間で落
とすかあるいは機械力で落とすかを判別することができ
る。

カンターンヤツの衿あか汚れのような軽い汚れで落ちに
くいものは、つけ洗い運転を長くすることにより布傷み
を減らして洗浄効果を高め、泥汚れは機械力により洗浄
効果を高める。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による透過度検知装置の一実施（３） 例を示す回路図、第２図は本発明による洗濯機の構成の
一実施例を示す断面図、第３図は本発明の洗濯機の制御
装置のブロック図、第４図は洗濯中の光センサ出力信号
変化を示す図、第６図は飽和時間と透過度によυ汚れの
種類の判別を示す図、第６図は本発明による制御の概略
フローチャートである。 ８・・・・・光センサ、８ａ・・・・・発光素子、８ｂ
・・・・・・受光素子、１６・・・・・・マイクロコン
ピュータ、１９・・・・透過度検知装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯液の汚れを検知する発光素子と受光素子よりなる透
   過度検知装置と、つけ洗い、本洗い、すすぎ、脱水運転
   を順次制御するマイクロコンピュータよりなり、前記つ
   け洗い運転初期に一定期間以上洗い撹拌運転し、前記透
   過度検知装置により検知した汚れに応じて、以降のつけ
   洗い運転、あるいは本洗い運転を制御することを特徴と
   する洗濯機の制御装置。