JPH0317588Y2 - - Google Patents

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JPH0317588Y2
JPH0317588Y2 JP1983170791U JP17079183U JPH0317588Y2 JP H0317588 Y2 JPH0317588 Y2 JP H0317588Y2 JP 1983170791 U JP1983170791 U JP 1983170791U JP 17079183 U JP17079183 U JP 17079183U JP H0317588 Y2 JPH0317588 Y2 JP H0317588Y2
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JP1983170791U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は電源部の直流電力を交流電力に変換し
て交流電動機に供給すると共に、この交流電動機
の減速に伴つて発生する交流電力を直流電力に変
換して電源部に回生するインバータに係り、特に
このインバータに過大な電流が流れたとき電力変
換動作を停止させるインバータの過電流保護装置
に関する。
〔従来技術〕
第1図はこの種のインバータと、これに電力を
供給する電源部および過電流保護装置を含めた制
御部とを示している。このうち電源部は商用の三
相交流電源電圧を整流するコンバータ1およびこ
のコンバータの出力電圧を平滑するコンデンサ2
とで構成され、インバータ3は三相のトランジス
タブリツジでなり電源部の直流電力を可変電圧、
可変周波数の交流電力に変換して負荷としての交
流電動機10に供給する一方、交流電動機10の
減速に伴つて発生する交流電力を直流電力に変換
して電源部に回生させる。
このインバータ3はベースアンプ回路4、イン
バータ制御回路5、周波数設定器6、ゲート回路
7および運転停止スイツチ11で構成される制御
装置によつてオン、オフ制御される。ここで、周
波数設定器6の信号が運転、停止スイツチ11を
介してインバータ制御回路5に加えられると、こ
のインバータ制御回路5は電圧指令信号と周波数
指令信号とを作る。これらの信号は例えばAND
回路群等でなるゲート回路7を介してベースアン
プ回路4に加えられ、ここで増幅された後、イン
バータ3を構成するトランジスタのベースに加え
られる。これによつて、インバータ3は周波数設
定器6の設定値に応じた電力変換動作を行う。
一方、インバータ3を過電流から保護するため
に、負荷電流を検出する電流検出器8とこの電流
検出器の出力信号に基いて、負荷電流が所定値を
超えたとき、しや断信号S9を発生する過電流保
護回路9とで過電流保護装置が構成され、しや断
信号S9をゲート回路7に加えることによつてイ
ンバータ3の電力変換動作を停止させている。
第2図は、過電流保護回路9の詳細な構成を示
すブロツク図で、電流検出器8の電流信号は増幅
器12で増幅された後、絶体値回路13に加えら
れる。絶対値回路13は入力信号を単極性の電圧
信号に変換して比較器14の一方入力として加え
る。この比較器14には過電流保護動作点を設定
するための設定器15の信号が他方入力として加
えられ、絶対値回路13の出力信号レベルが設定
器15の出力信号レベルを超えたときしや断信号
S9を出力するように構成されている。
ところで、上述したインバータ3を構成するト
ランジスタは第3図に示すような安全動作領域を
有している。すなわちコレクタ、エミツタ間電圧
が小さいときはコレクタ電流を大きくし得るもの
の、コレクタ、エミツタ間電圧が大きくなつたと
きこれに応じてコレクタ電流を小さ目に抑さえな
ければならないという関係にある。
第2図に示した設定器15はこの安全動作領域
の適切な電流値に対応して設定されるが、この値
を一定に保持すると次の不具合がある。
すなわち、第1図に示すインバータ3が交流電
動機10を起動するときおよび定速運転すると
き、コンデンサ2の両端電圧は比較的低いのでイ
ンバータ3を構成するトランジスタのコレクタ、
エミツタ間電圧も低く、したがつて比較的大きな
コレクタ電流を流すことができる。逆に、電動機
10の停止を含めた減速運転時には回転エネルギ
ーによつて発生する電力が電源部に回生されてコ
ンデンサ2の両端電圧を上昇させるため、トラン
ジスタのコレクタ、エミツタ間電圧もこれに応じ
て大きくなる。したがつて、トランジスタのコレ
クタ電流を小さ目に抑える必要がある。
しかしながら、第2図に示した過電流保護回路
9は、このことを必ずしも考慮しておらず、例え
ば安全のために過電流保護動作点を低く設定する
と電力変換動作の停止が頻繁になり、逆に、過電
流保護動作点を高く設定すると第3図に示した安
全動作領域を越えてトランジスタを破壊させてし
まうという欠点があつた。
〔考案の概要〕
本考案は上記の欠点を除去する目的でなされた
もので、交流電動機の起動時および定速運転時
と、交流電動機の減速時とで値の異る過電流保護
動作点を設定すると共に、交流電動機の運転モー
ドに応じて適切な側を選定して直流電源部に平滑
コンデンサを介して接続されると共に、交流出力
側が電力を回生する負荷に接続されて、出力端間
電圧が高い時の出力電流値を、素子破壊を防止す
べく、出力端間電圧が低い時の出力電流値よりも
抑制された低い電流値の安全動作領域を有するス
イツチング素子のブリツジ回路でなるインバータ
を安全旦つ高効率で運転し得るインバータの過電
流保護装置を提案するものである。
〔考案の実施例〕
第4図は本考案に係るインバータの過電流保護
装置の一実施例の構成を示すブロツク図で、第1
図および第2図と同一の符号を付したものはそれ
ぞれ同一の要素を示している。そして第2図では
設定器15の信号を比較器14に直接加えていた
が、ここではもう一つの設定器16が設けられて
おり、これら両設定器の信号を選択して比較器1
4に加えるようにする。このために、設定器15
および比較器14間に挿設されたアナログスイツ
チ17aと、設定器16および比較器14間に挿
設させたアナログスイツチ17bと、運転スイツ
チ11の状況に応じてレベルの異る信号を得るた
めの抵抗19と、この信号を受けて論理信号を作
りアナログスイツチ17bに与えるNOT回路1
8aと、このNOT回路18aの出力信号を反転
せしめてアナログスイツチ17aに与えるNOT
回路18bとでなる信号選択回路が設けられてい
る。
上記の如く構成されたインバータの過電流保護
装置の作用を以下に説明する。
先ず、設定器15は交流電動機10の起動時お
よび定速運転時の過電流保護動作点として比較的
レベルの高い電圧信号を出力するように設定さ
れ、設定器16は交流電動機10の減速時の過電
流保護動作点として比較的レベルの低い電圧信号
を出力するように設定されている。
一方、運転、停止スイツチ11は起動時および
定速運転時にオンされ、抵抗19の図面で示す上
端部に所定のレベルの電圧が発生する。また、こ
の運転スイツチ11は減速時にオフされて抵抗1
9の上端部の電圧は零になる。
したがつて、運転停止スイツチ11がオンされ
るとNOT回路18aの出力は論理レベルの“L”
(以下論理レベルを省略する)となり、よつて、
アナログスイツチ17bをオフ状態に保持し、反
対に、NOT回路18bの出力は“H”になつて
アナログスイツチ17aをオン状態に保持する。
次に、運転、停止スイツチ11がオフされると、
NOT回路18aおよび18bの出力レベルは反
転してアナログスイツチ17aはオフ状態に、ア
ナログスイツチ17bはオン状態にそれぞれ保持
される。
この結果、交流電動機10の起動時および定速
運転時には設定器15の出力信号が、減速時には
設定器16の出力信号がそれぞれ比較器14に基
準値として加えられる。
一方、インバータ3の出力電流は上述したと同
様にして電流検出器8によつて検出され、その検
出信号は増幅器12を介して絶対値回路13に取
り込まれ、ここで単極性に変換された後比較器1
4に加えられる。
比較器14はこの電流値に対応する値と、基準
値すなわち過電流保護動作点に対応する値と比較
して、前者か後者を超えたときゲート回路7(第
1図)に対して電力変換動作を停止させるための
しや断信号を加える。
かくして、交流電動機10の起動時および定速
運転時には過電流保護動作点を高くしてインバー
タの保護を行うと共に、交流電動機10の減速時
には過電流保護動作点を低くしてインバータの保
護を行ない得これによつてトランジスタの特性に
見合つた運転が可能になる。
なお、上記実施例では運転、停止スイツチのオ
ン、オフに同期して、設定器15および16の何
れかを選択して比較器14に加えているが、周波
数設定器6の出力信号が著しく減少したような場
合には、周波数指令信号の変化率を判定する回路
を付加することによつて上述したと略同様な保護
動作が可能になる。
また、上記実施例ではトランジスタを用いたイ
ンバータについて説明したが第3図に示す如き安
全動作領域を有する他のスイツチング素子で構成
されるインバータに対しても本考案を適用するこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上の説明によつて明らかな如く、本考案のイ
ンバータの過電流保護装置によれば、交流電動機
の起動時および定速運転時と、減速運転時とで、
インバータを構成するスイツチング素子の安全動
作領域を考慮した値の異なる過電流保護の動作点
を設定して保護動作を行つているので、直流電源
部に平滑コンデンサを介して接続されると共に、
交流出力側が電力を回生する負荷に接続されて、
出力端間電圧が高い時の出力電流値を、素子破壊
を防止すべく、出力端間電圧が低い時の出力電流
値よりも抑制された低い電流値の安全動作領域を
有するスイツチング素子のブリツジ回路でなるイ
ンバータを安全且つ高効率で運転することができ
るという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
第1図は電源部を含めてインバータの一般的な
構成および制御部の構成を部分的にブロツクで示
した回路図、第2図は従来のインバータの過電流
保護装置の構成を示すブロツク図、第3図はその
作用を説明するためにインバータを構成する要素
の安全動作領域を示す説明図、第4図は本考案に
係るインバータの過電流保護装置の一実施例の構
成を示すブロツク図である。 1:コンバータ、2:コンデンサ、3:インバ
ータ、5:インバータ制御回路、6:周波数設定
器、7:ゲート回路、8:電流検出器、9,9
a:過電流保護回路、10:交流電動機、11:
運転、停止スイツチ、13:絶対値回路、14:
比較器、15,16:設定器、17a,17b:
アナログスイツチ、18a,18b:NOT回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源部に平滑コンデンサを介して接続され
    ると共に、交流出力側が電力を回生する負荷に接
    続されて、出力端間電圧が高い時の出力電流値
    を、素子破壊を防止すべく、出力端間電圧が低い
    時の出力電流値よりも抑制された低い電流値の安
    全動作領域を有するスイツチング素子のブリツジ
    回路でなり、電源部の直流電力を平滑コンデンサ
    を介して入力し交流電力に変換して交流電動機に
    供給すると共に、この交流電動機の減速に伴つて
    発生する交流電力を直流電力に変換し上記平滑コ
    ンデンサを介して前記電源部に回生するインバー
    タに対し、周波数設定器からの設定値を入力しそ
    の設定値に応じた電力変換動作を行うべく制御信
    号をゲート回路を介して上記インバータを構成す
    る各スイツチング素子の制御電極に与える制御信
    号経路の上記ゲート回路に、前記インバータに過
    大な電流が流れたときこれを検出する電流検出器
    の出力信号に基づいて電力変換動作を停止させる
    しや断信号を与えるインバータの過電流保護装置
    において、上記電流検出器の出力信号を単極性に
    変換する絶対値回路と、前記交流電動機の起動時
    および定速運転時の上記安全動作領域上の過電流
    保護動作点を設定する第1の設定器と、前記交流
    電動機の減速時の上記安全動作領域上の過電流保
    護動作点を設定する第2の設定器と、前記運転停
    止スイツチのオン時に前記第1の設定器の信号
    を、前記運転停止スイツチのオフ時に前記第2の
    設定器の信号をそれぞれ選択して出力する信号選
    択回路と、前記絶対値回路の出力および前記信号
    選択回路の出力を比較して、前記絶対値回路の出
    力が前記選択回路の出力を超えたとき前記ゲート
    回路にしや断信号を与える比較器とを具備したこ
    とを特徴とするインバータの過電流保護装置。
JP17079183U 1983-11-02 1983-11-02 インバ−タの過電流保護装置 Granted JPS6079299U (ja)

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JPS6079299U JPS6079299U (ja) 1985-06-01
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JP17079183U Granted JPS6079299U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 インバ−タの過電流保護装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055872A (ja) * 1983-09-06 1985-04-01 Toshiba Corp 電動機制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055872A (ja) * 1983-09-06 1985-04-01 Toshiba Corp 電動機制御装置

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JPS6079299U (ja) 1985-06-01

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