JPH03175526A - 図形処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は図形処理装置、特に、ＣＲＴデイスプレィ等の
表示装置が接続された図形処理装置で表示領域を変化さ
せながら図形データの入力、編集等の対話処理を行なう
場合に、表示画面上の図形データ表示領域の変更を効率
的に実行する図形処理装置に関する。

〔従来の技術〕

タブレット、ディジタイザ、マウス等の座標入力装置と
（、ＲＴデイスプレィ等の表示装置とを組み合わせた図
形処理装置では、例えばスタイラスペンやカーソルを用
いて座標入力装置上の手の動きに応じて得られた入力座
標点の変位データや机上のマウスの動きにより得られた
移動量データから、表示画面上のカーソルマークをこれ
ら座標入力装置から出力されたデータ値に対応した距離
だけ画面上で移動させていた。

そして、移動後のカーソルマークの画面位置に応じた各
種図形の入力を行なったり、その位置に割り当てられた
コマンドメニューを選択してその内容の実行処理を行な
ったりしていた。

第３図は、従来の図形処理装置を用いて表示画面上でカ
ーソルマークを移動させる操作を示す図である。

第３図に示している矩形枠は表示画面を表している。今
、第３図に示される表示画面上でＭｌからＭ２の位置へ
カーソルマークを移動させる場合を例に説明を行う。

点Ｍ１から点Ｍ２の位置へカーソルマークを移動させる
ために、座標入力手段上で必要な座標変位量を与える操
作を行なう。

ここで、希望するＭ２の位置が表示画面外になってしま
う場合には、Ｍ２の位置へカーソルマークを移動させる
ためには、表示画面上で点Ｍ、と点Ｍ２間の両方が表示
されている必要がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし従来のこの種の装置では、カーソルマークを表示
画面の外にはずれた位置に合わせたい場合には、座標入
力処理に先だって予め表示領域の変更処理を行なってお
く必要があり、操作効率が悪いという問題があった。ま
た、移動に必要な距離に相当する変位量が大きい場合に
は、操作者の手の動き量の点で操作性が悪いという欠点
があった。

本発明の目的は、座標入力装置く２次元座標変位データ
生成手段〉を用いて移動量入力操作を行う都度、その量
を累計して記憶しておき、累計の移動量が予め設定され
た値以上になったとき、表示画面上における図形データ
の表示領域を自動的に変更できる図形処理装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の図形処理装置は、表示すべき図形データが展開
されている画像メモリと、２次元座標の変位データを生
成する２次元座標変位データ生戒手段と、該２次元座標
変位データ生成手段で生成された２次元座標変位データ
を累計して記憶保持する座標変位データ記憶回路と、予
め設定された座標変位基準データを記憶保持すると共に
該座標変位基準データと前記座標変位データ記憶回路に
累計記憶された座標データとの大小を比較し累計記憶さ
れた座標データが該座標変位基準データより大きくなっ
た時に表示開始アドレス変更指示信号を出力する座標変
位データ比較手段と、該座標変位データ比較手段から出
力される信号を受けて前記座標変位データ記憶回路に記
憶されている２次元座標変位データから前記画像メモリ
上の新たな表示開始アドレスを算出すると共に前記座標
変位データ記憶回路に記憶されている２次元座標変位デ
ータを消去する表示開始アドレス変更手段と、該表示開
始アドレス変更手段との出力を受けて前記座標入力手段
から出力される座標変位データを表示装置上の表示座標
の変位に変換すると共に前記画像メモリ上の新たな表示
開始アドレスから画像メモリに記憶された図形データを
表示装置上に表示する表示回路と、該表示回路の出力信
号を受けて表示装置の表示領域上に図形情報を表示する
表示部とを備えてなる。

〔作用〕

本発明の図形処理装置では、操作者により入力された座
標変位データが予め設定されている値よりも大きくなる
と画像メモリ上の表示開始アドレス変更処理機能により
、以前に入力された座標変位データ記憶回路に記憶され
ている座標変位データに応じた値だけ表示開始アドレス
が変更される。

表示開始アドレスが変更されることにより、表示画面上
に表示される画像メモリの領域が移動する。

以上の処理により、２次元座標変位データ生成手段での
操作者の手の動きが大きな移動量となって画面外の図形
データを操作対象とした場合にも、画面上への画像メモ
リ表示位置を適切な位置に変更することにより必要な図
形データを常に画面内に表示することができる。従って
、本発明に噂 より操作性の高い図形処理装置を実現する事ができる。

〔実施例〕

次に本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

１は座標入力手段（前述の２次元座標変位データ生成手
段に相当）、２は座標変位データ記憶回路、３は座標変
位データ比較手段、４は表示開始アドレス変更手段、５
は表示回路、６は画像メモリ、７は表示部を各々表して
いる。

第２図（ａ）〜（Ｃ）は、本発明の図形処理装置を用い
て表示画面上でカーソルマークを移動させる操作を示す
図である。

第２図（ａ）に示される矩形枠は表示画面を、第２図（
ｂ）中で実線で表わした矩形枠は画像メモリ領域を、第
２図（ｂ）中で破線で表わした矩形枠は表示画面に対応
した表示領域を各々表している。

第２図（ａ）に示される表示画面上でＭｌからＭ２の位
置へカーソルマークを移動させる場合、すなわち第２図
を用いて説明した例と同様に、Ｍ２の位置が表示画面外
に外れる場合について説明する。

表示画面上でＭ、からＭ２の位置へカーソルマークを移
動させるためには、第２図（Ｃ）を矩形枠で表わされる
座標入力領域上では第２図（Ｃ）に示されるように画面
上のＭｌとＭ２の位置に各々対応した点Ｐ１から点Ｐ２
の変位量を与える必要がある。

点Ｐ１の位置を（ｘ＋　＋　５’＋　）　、点Ｐ２の位
置を（Ｘ２　、５’２　）とすると与えられる変位量Δ
Ｘ、Δｙは各々 Δｘ＝ｘ２−Ｘｌ Δｙ：ｙ２−ｙｌ となる。

ΔＸ、Δｙの変位が予め設定された値よりも大きくなっ
たとき、すなわちＭ２の位置は表示画面外に存在する時
には、第２図（ｂ）に示すようにＭ２の位置にカーソル
マークを表示画面内で移動できるようなＸ方向、Ｘ方向
に対して各々ΔＸ、Δｙの変位で表される値画像メモリ
上の表示開始位置を移動させれば良い。

以上の機能を、第１図のブロック図に対応させて説明す
る。

座標入力手段１は、信号線１０１を通じて２次元の座標
変位データを出力する。座標入力手段の具体的な実現例
としては、タブレットやマウスがある。タブレットを用
いた場合、操作者が座標入力領域内で２点の座標入力操
作を行うと、信号線１０１を通じて２点間の変位が出力
される。

マウスを用いた場合には、机上でマウスを移動させた距
離がマウスから２次元座標変位データとして信号線１０
１を通じて出力される。信号線１０１には、２次元の座
標変位データとしてΔＸ、ΔＹの２種の情報が信号とし
て出力される。

座標変位データ記憶回路２は、信号線１０１を通じて２
次元座標変位データΔＸ、Δｙを入力する度に、その値
を既に記憶保持されている値に加算して記憶保持してお
く。記憶保持されている２次元座標変位データは信号線
１０２を通じて座標変位データ比較手段３へ出力される
。

座標変位データ比較手段３は、前記座標入力手段を用い
て座標変位データを得た後、信号線１０２を通じて座標
変位データ記憶回路２に記憶保持されている２次元座標
変位データを読みだし、予め設定記憶保持されている座
標変位基準データと比較し、もし２次元座標変位データ
の値が座標変位基準データの値よりも大なる場合には信
号線１０３を通じて表示開始アドレス変更指示信号を表
示開始アドレス変更手段４に出力する。

表示開始アドレス変更手段４は、信号線１０３を通じて
得られる表示開始アドレス変更指示信号を受けて、前記
座標変位データ記憶回路２から信号線１０４を通じて２
次元座標変位データを読みだし、変位量、または変位量
に応じた表示開始アドレスをシフトする値を、信号線１
０６を通じて表示回路５へ出力する。

更に表示開始アドレス変更手段４は、信号線１０５を通
して前記座標変位データ記憶回路３に記憶されている座
標変位データの内容をＯクリアする。

表示回路５は、信号線１０６を通じて得られる表示開始
アドレスをシフトする値だけ読みだし開始アドレスをシ
フトさせて、画像メモリ６から信号線１０７を通じて図
形データを読みだし表示画面上に表示するための映像信
号として信号線１０８を通じて表示部６へ出力する。

画像メモリ６は、表示する図形データが展開されている
フレームメモリである９表示部７は、前記表示回路５よ
り出力された映像信号を画面上に出力表示する。

以上説明したように、本実施例の図形処理装置によれば
、座標入力手段１に加えて、座標変位データ記憶回路２
と座標変位データ比較手段３と表示開始アドレス変更手
段４とを備えた事により、座標入力手段ｌで得られる２
次元座標変位量の累計値が一定値以上になった場合に、
画像メモリ６の表示開始アドレスの変更して表示部７に
図形データを表示することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したごとく本発明の図形処理装置によれば、２
次元座標変位データ生成手段で得られる２次元座標変位
データを累積′して記憶しておき、累積の変位量が一定
値以上となった場合に、その値に基づいて符号を正負の
値を反転させて入力処理を行うので、画面上のカーソル
マークを元の位置に復帰かせる事が可能となるので、画
面を見ながら図形処理を行う図形処理装置や、画面上に
表示されたメニューを選択指示しながら作業を進めて行
く各種端末装置に於て、カーソルマークをホームポジシ
ョンに位置させることが特別な入力操作を行なわずに実
現でき、操作性が向上できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願の発明の一実施例を示すブロック図、第２
図（ａ、　）〜（Ｃ）は第１図の実施例に於ける表示画
面上のカーソルマークの動きと表示領域との関係を示す
図、第３図は従来の一例を示す模式図である。 １・・・座標入力手段、２・・・座標変位データ記憶回
路、３・・・座標変位データ比較手段、４・・・表示開
始アドレス変更手段、５・・・表示回路、６・・・画像
メモリ、７・・・表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表示すべき図形データが展開されている画像メモリと、
   ２次元座標の変位データを生成する２次元座標変位デー
   タ生成手段と、該２次元座標変位データ生成手段で生成
   された２次元座標変位データを累計して記憶保持する座
   標変位データ記憶回路と、予め設定された座標変位基準
   データを記憶保持すると共に該座標変位基準データと前
   記座標変位データ記憶回路に累計記憶された座標データ
   との大小を比較し累計記憶された座標データが該座標変
   位基準データより大きくなった時に表示開始アドレス変
   更指示信号を出力する座標変位データ比較手段と、該座
   標変位データ比較手段から出力される信号を受けて前記
   座標変位データ記憶回路に記憶されている２次元座標変
   位データから前記画像メモリ上の新たな表示開始アドレ
   スを算出すると共に前記座標変位データ記憶回路に記憶
   されている２次元座標変位データを消去する表示開始ア
   ドレス変更手段と、該表示開始アドレス変更手段との出
   力を受けて前記座標入力手段から出力される座標変位デ
   ータを表示装置上の表示座標の変位に変換すると共に前
   記画像メモリ上の新たな表示開始アドレスから画像メモ
   リに記憶された図形データを表示装置上に表示する表示
   回路と、該表示回路の出力信号を受けて表示装置の表示
   領域上に図形情報を表示する表示部とを備えてなること
   を特徴とする図形処理装置。