JPH03174452A - ポリテトラフルオロエチレン多孔質体とその製造方法 - Google Patents

ポリテトラフルオロエチレン多孔質体とその製造方法

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JPH03174452A
JPH03174452A JP23628490A JP23628490A JPH03174452A JP H03174452 A JPH03174452 A JP H03174452A JP 23628490 A JP23628490 A JP 23628490A JP 23628490 A JP23628490 A JP 23628490A JP H03174452 A JPH03174452 A JP H03174452A
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章 原田
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/30Polyalkenyl halides
    • B01D71/32Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
    • B01D71/36Polytetrafluoroethene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2027/00Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material
    • B29K2027/12Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material containing fluorine
    • B29K2027/18PTFE, i.e. polytetrafluorethene, e.g. ePTFE, i.e. expanded polytetrafluorethene

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、メンブランフィルタ−5電池用隔膜、電線被
覆用材料などとして用いられるポリテトラフルオロエチ
レン(以下、PTFEと略記)多孔質体に関し、さらに
詳しくは、小孔径で、かつ、透過性および寸法安定性に
優れたPTFE多孔質体とその製造方法に関する。 〔従来の技術〕 PTFE多孔質体は、燃料電池用隔膜、メンブランフィ
ルタ−1電線、分析装置、人工血管など広範な分野で使
用されている。ところで、近年、精密濾過フィルターや
高機能膜用支持体、エアフィルター等の分野において、
小孔径で、かつ、透過性および寸法安定性に優れたPT
FE多孔質体が求められている。 従来、PTFE多孔質体を製造する方法としては、例え
ば、(1)PTFHのペースト押出により得られる未焼
結成形体を融点以下の温度で延伸し、しかる後に焼結す
る方法(特公昭42−13560号公報) 、(2)焼
結されたPTFE成形体を徐冷し、結晶化を高めた後、
延伸倍率1.5〜4倍に一軸延伸する方法(特公昭53
−42794号公報) 、(3)PTFEファインパウ
ダーのペースト押出によって得られる未焼結成形体を、
そのファインパウダーの粉末の融点以下であって、該フ
ァインパウダーから得られる成形品(焼結体)の融点以
上の温度において、示差走査熱量計における結晶融解図
上前記ファインパウダーの吸熱ピークの変化を生ぜず、
かつ、該成形体の比重が2.0以上となるように加熱処
理した後、該粉末の融点以下の温度で延伸する方法(特
開昭58−145735号公報) 、 (4)数平均分
子量がlOO万以下であるPTFEファインパウダーの
ペースト押出によって得られる成形体を焼結後熱処理し
て結晶化度を高めた後、次いで少なくともl軸方向に延
伸を行なう方法(特開昭64−78823号公報)等が
知ら°れている。 しかしながら、前記(1)の未焼結成形体を延伸する方
法では、小孔径で透過性に優れた多孔質体を得るには限
度がある。(2)の焼結晶を延伸する方法では、延伸倍
率が高くとれないことから、孔径が小さくても気孔率が
低く、透過性の低い膜しか得られない、(3)の加熱処
理した後、延伸する方法では、比較的小孔径を得やすい
ものの未だ不充分であり、また、耐熱性も充分ではない
、(4)の数平均分子量が100万以下のPTFEの焼
結体を延伸する方法では、小孔径で、比較的高い気孔率
が得られるものの、延伸倍率を高くとれないことから、
透過性の点で充分ではない。 このように、従来の技術では、小孔径かつ高気孔率で、
耐熱性の良好なPTFE多孔質体を得る点では、不充分
である。また、従来のPTFE多孔質体は、溶媒に浸漬
した後の収縮率(溶媒収縮率)が大きく、例えば、濾過
材として、有機溶剤蒸気の濾過に使用したり、あるいは
有機溶剤で洗浄した場合に、厚さ方向に収縮して、気体
流量が低下するという問題があった。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、孔径が小さく、かつ、気孔率が高くて
透過性に優れたPTFE多孔質体を提供することにある
。 また、本発明の目的は、熱収縮率が小さく、耐熱性(熱
安定性)が良好なPTFE多孔質体を提供することにあ
る。 さらに、本発明の目的は、溶媒収縮率が小さく、寸法安
定性に優れたPTFE多孔質体を提供することにある。 本発明者らは、従来技術の有する問題点を克服するため
に鋭意研究した結果、PTFEファインパウダーのペー
スト押出によって得られる未焼結成形体を、示差走査熱
量計(DSC)による結晶融解図上該ファインパウダー
の吸熱ピーク位置(347℃付近)と、その焼結体の吸
熱ピーク位置(327℃付近)との間にピークが生じる
ように加熱処理した後、少なくとも1方向に延伸するこ
とにより、前記目的を達成できることを見出した。 前記した特開昭58−145735号公報記載の方法で
は、成形品を加熱処理した後、延伸しているが、それは
DSCチャートにおけるファインパウダーの吸熱ピーク
(347°C付近)の変化を生じさせない程度での加熱
処理であって、実質的に未焼結の成形品を延伸するもの
であり、得られる多孔質体は、小孔径という点では不充
分で、しかも熱収縮率や溶媒収縮率が比較的大きく、耐
熱性や寸法安定性も充分ではない。 これに対して、本発明の方法では、成形体を加熱処理に
より一種の半焼結体とした後、延伸するものであり、得
られる多孔質体は、小孔径で、かつ、透過性が高く、し
かも耐熱性および寸法安定性も良好である。 本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったも
のである。 [課題を解決するための手段] かくして、本発明によれば、ポリテトラフルオロエチレ
ン・ファインパウダーのペースト押出によって得られる
未焼結成形体を、示差走査熱量計による結晶融解図上数
ファインパウダーの吸熱ピーク位置と、その焼結体の吸
熱ピーク位置との間に少なくとも1つのピークが生じる
ように加熱処理した後、少なくとも1方向に延伸するこ
とを特徴とするポリテトラフルオロエチレン多孔質体の
製造方法が提供される。 また、本発明によれば、前記製造方法により得られたポ
リテトラフルオロエチレン多孔質体が提供される。 以下、本発明について詳述する。 (ポリテトラフルオロエチレン) 本発明で使用するPTFEは、ファインパウダーであり
、通常、数平均分子量が50万以上、好ましくは200
万〜2000万のものが用いられる。 (ペースト押出) 本発明におけるペースト押出は、従来から未焼結PTF
E成形体の製造法として知られているペースト押出法に
よる。 ペースト押出法では、通常、PTFE100重量部に対
して、液状潤滑剤15〜40重量部、好ましくは20〜
30重量部を配合して押出成形な行なう。 液状潤滑剤としては、従来からペースト押出法で用いら
れている各種の潤滑剤が使用できる。具体例としては、
ソルベントナフサ、ホワイトオイルなどの石油系溶剤・
炭化水素油、ドルオール類、ケトン類、エステル類、シ
リコーンオイル、フルオロカーボンオイル、これらの溶
剤にポリイソブチレン、ポリイソプレンなどのポリマー
を解かした溶液、これら2つ以上の混合物、表面活性剤
を含む水または水溶液などを挙げることができる。 ペースト押出による成形は、PTFEファインパウダー
および液状潤滑剤を含む混合物を、PTFEの焼結温度
以下(327℃以下)、通常は室温付近で、所定形状に
成形することにより行なわれる。ペースト押出に先立っ
て予備成形を行なってもよい。したがって、一般には、
上記混合物を例えば1〜50kg/cm2?程度の圧力
で予備成形(加圧予備成形)してから、ペースト押出機
により押出し、またはカレンダーロールなどにより圧延
し、あるいは押出した後圧延するなどして所定形状の成
形体を製造する。 成形体の形状は、シート、チューブ、ロッド、ストリッ
プ、フィルムなどがあり、圧延すれば薄いシートを得る
ことができる。成形体の形状は、特に限定されず、後述
する加熱処理の後、延伸し得るものであればよい。 液状潤滑剤は、ペースト押出による成形体を抽出、溶解
または加熱蒸発などにより成形体から除去する。シリコ
ーンオイルやフルオロカーボンなどの比較的沸点が高い
液状潤滑剤を使用するときは、抽出による除去が好まし
い。 なお、液状潤滑剤のほかに目的に応じて他の物質を含ま
せることができる。例えば、着色のための顔料、耐摩耗
性の改良、低温流れの防止や気孔の生成を容易にする等
のためのカーボンブラック、グラファイト、シリカ粉、
アスベスト粉、ガラス粉、ガラス繊維、ケイ酸塩類や炭
酸塩類などの無機充填剤、金属粉、金属酸化物粉、金属
酸化物粉などを添加することができる。 また、多孔構造の生成を助けるために、加熱、抽出、溶
解等により除去または分解され得る物質、例えば、塩化
アンモニウム、塩化ナトリウム、他のプラスチック、ゴ
ム等を粉末または溶液の状態で配合することができる。 (加熱処理) ペースト押出による未焼結成形体は、次に加熱処理を行
なう。 PTFEファインパウダーは、DSCによる結晶融解図
(DSCチャート)上、347℃付近(通常347℃±
2℃)に吸熱ピークをもっている。この吸熱ピークは、
PTFEファインパウダーのペースト押出による未焼結
成形体にも表われる。これをDSCチャートにおけるフ
ァインパウダーの融点またはファインパウダーの吸熱ピ
ーク位置(347℃付近)という。 この347℃付近の吸熱ピークは、通常、338℃付近
にショルダー(肩)または他の低いピークを伴う(第1
図のチャート(A)参照)が、ファインパウダーの種類
によっては、ショルダーや他のピークのないものもある
。 PTFEファインパウダーまたはそのペースト押出成形
品を、ファインパウダーの融点以上の温度、通常、35
0〜450℃に保った加熱炉中で、数分から数十分程度
加熱して焼結すると、DSCチャート上、347℃付近
の吸熱ピークは、ショルダ一部分を含めて消失し、かわ
って327℃付近く通常、327℃±1’C)に、比較
的低い吸熱ピークが表われる(第1図のチャート(0)
参照)、この温度を焼結体の融点または焼結体の吸熱ピ
ーク位置(327℃付近)という。 本発明の加熱処理は、DSCチャートにおけるファイン
パウダーの吸熱ピーク位置(347℃付近)と、その焼
結体の吸熱ピーク位置(327℃付近)との間に少なく
とも1つのピークが生じるように行なう、そのためには
、PTFEファインパウダーのペースト押出によって得
られる未焼結成形体を、焼結体の融点(327℃付近)
以上の温度で、数秒から数十分程度、場合によってはそ
れ以上の時間加熱することによって行なう、加熱処理は
、通常、330〜450℃に保った加熱炉内で加熱する
ことが好ましい。 加熱処理時間が短い場合など、加熱処理が不充分である
と、当初338℃付近にショルダーをもった347℃の
吸熱ピーク(第1図のチャート(A))は、347℃付
近の単一の吸熱ピークを示すようになる(チャート(B
) ) 、このチャートCB)に示される吸熱ピークの
状態では、焼結は進行しておらず、はとんどPTFEフ
ァインパウダーに近い挙動を示す、加熱処理しても、こ
のファインパウダーの吸熱ピーク(347℃付近)の変
化が生じていない状態で成形体を延伸するのが特開昭5
8−145735号公報記載の発明である。 これに対して、加熱処理をさらに進めると、第1図のチ
ャート(C)に示すように、ファインパウダーの吸熱ピ
ーク(347℃付近)が消え、焼結体の吸熱ピーク(3
27℃付近)より高温の位置に半焼結体のような吸熱ピ
ークが表われる。第1図のチャート(C)では、335
℃に単一の吸熱ピークが表われている。このような吸熱
ピーク位置を示す成形体は、はとんどが焼結体に近いが
、焼結が完全ではなく、半焼結体となっている。本発明
では、この半焼結体を延伸して多孔質体とするものであ
る。 加熱処理をさらに進めると、前記したとおり、成形体は
焼結し、第1図のチャート(D)に示す327℃付近に
単一の吸熱ピークを示すようになる。 チャート(A)(未焼結)、チャー)(B)(未焼結)
!3よびチャート(D)  (m結)に示す位置に吸熱
ピークを有する成形体を延伸しても、本発明の目的を達
成することはできない。チャート(C)に示すようなフ
ァインパウダーの吸熱ピーク位置(347℃付近)と、
焼結体の吸熱ピーク位置(327℃付近)との間に少な
くとも1つのピークを有するように加熱処理された成形
体(半焼結体)を延伸することにより、小孔径かつ高気
孔率で、耐熱性および寸法安定性の良好なpTFE4孔
質体を得ることができる。 (延 伸) この加熱処理した成形体は、次いで少なくとも1方向に
延伸される。 延伸は、シートやロッド、チューブなどの所定形状に成
形し、加熱処理した成形体を通常の方法で機械的に引き
伸ばして行なうことができる。例えば、シートの場合に
は、1つのロールから他のロールへと巻き取る際に、巻
き取り速度を送り速度より大きくしたり、あるいはシー
トの相対する2辺をつかんでその間隔を広げるように引
き伸ばしたりして延伸することができる。チューブやロ
ッドでは、その長さ方向に引き伸ばすのが簡単である。 また、多段延伸、逐次二軸延伸、同時二軸延伸など各種
の延伸法が採用できる。 延伸温度は、通常、焼結体の融点以下の温度(327℃
以下)、好ましくは0〜300℃の温度で行なわれる。 低い温度での延伸は、比較的孔径の大きい、気孔率の高
い多孔質体などを生じ易く、高い温度での延伸は、孔径
の小さい、緻密な多孔質体を生じ易い。そこで、これら
の条件な組み合わせることにより、孔径や気孔率をコン
トロールすることができる。 延伸倍率は、1.5倍(面積比〉以上片なうが、気孔率
を高くするためには、5倍(面積比)以上、好ましくは
6〜10倍(面積比)延伸することが好ましい。 二軸延伸する場合には、通常、一方向に各2〜to(@
(長さ比)延伸し、縦横延伸比は1:5〜5:1の範囲
が適当である。延伸は、20℃程度の低温で1段延伸し
た後、さらに高温条件下で2段目の延伸を行なってもよ
い。 延伸したPTFE多孔質体は、そのままで使用可能であ
るが、高い寸法安定性が要求される場合には、延伸した
両端を固定するなど延伸した状態を緊張下に保って20
0〜300℃の温度で1〜30分程度熱処理してもよい
。さらに、寸法安定性を向上させるため、ファインパウ
ダーの融点(347℃付近)以上の温度、例えば350
〜550℃に保った加熱炉中で、数10秒から数10分
程度保持することにより焼結してもよい。 熱処理された多孔質体は、さらに延伸することができ、
その結果、気孔率をより高くすることができる。 (PTFE多孔質体) 本発明の方法により得られるPTFE多孔質体は、ペー
スト押出によって得られる成形体の形状により、例えば
、シート状、チューブ状など各種の形状のものであり、
微細な孔と高い気孔率とをもち、透過性に優れることを
特徴とする。 また、本発明のPTFE多孔質体は、従来品と比べて、
高度の耐熱性(低熱収縮率)と寸法安定性(低溶媒収縮
率)を有している。 微細孔の孔径は、PTFE成形体の結晶化度や延伸倍率
などにより変化するが、通常、0.01〜1μm程度で
ある。また、本発明の方法では、延伸倍率を大きくする
ことができるので、微細孔であるとともに、気孔率を8
0〜95%程度と高くすることが可能である。なお、後
で定義するように、孔径についてはバブルポイントで、
透過性についてはガレー秒で評価することができる。 多孔質膜の厚さについても、延伸倍率などを変化させる
ことにより、種々のものを作成することができ、例えば
、厚さ10〜30μm程度の薄膜でも容易に得ることが
できる。 本発明のPTFE多孔質体は、溶媒に対して安定してい
る。従来のPTFE多孔質体は、インプロパツール(以
下、IPAと略記)などの溶媒に浸漬後、拘束して乾燥
すると、厚さ方向に収縮し、厚さが薄くなるという問題
を有していた。溶媒収縮率は、気体流量(ガレー秒:気
体流量の逆数)と強い相関がある。特に、厚さが薄くな
ることにより、PTFE多孔質体の気体流量が著しく悪
くなり、ひどい場合には、溶媒浸漬前の気体流量の1/
2〜1/4となる。 そこで、従来のPTFE多孔質体を、例えば、濾過材(
フィルター)として空気および有機溶剤蒸気の濾過に使
用すると、経時により厚み方向に収縮して気体流量が低
下する。また、多量濾過を行なうために、フィルターの
表面積をふやすべくプリーツ状に加工して、小型容器内
に収納した濾過装置(カートリッジ)は、洗浄を行なう
際、溶媒を使用するので、洗浄後に厚み方向に収縮して
気体流量が低下する。 ところが、本発明のPTFE多孔質多孔化体熱処理条件
(半焼結条件)により溶剤収縮率は上下するものの、従
来のものに比べて溶媒収縮率が顕著に小さく、気体流量
の悪化を最小限に抑えられる。特に、加熱処理において
、成形体の吸熱ピークが焼結体の吸熱ピーク(327℃
)に近付けば近付くほど、溶媒収縮率はOに近付き、気
体流量の悪化もほとんどなくなる。また、加熱処理にお
いて、成形体の吸熱ピークがPTFEファインパウダー
の吸熱ピークに近付くと、溶媒収縮率は大きくなるもの
の、せいぜい30%以下であり、従来のPTFE多孔質
多孔化体気体流量の大幅な悪化を防ぐことができる。 本発明のPTFE多孔質多孔化体た寸法安定性および透
過性などの特性は、そのミクロな構造によるものと考え
ることができる。 第2図に本発明の多孔質体の表面、第3図に従来のPT
FE多孔質多孔化体の走査型電子顕微鏡写真(5000
倍)を示す。 第3図に示したように、従来のPTFE多孔質多孔化体
は、樹脂の塊りである結節と、それを結ぶ繊維と、これ
らに囲まれた微細な空孔かもなっている。ところが、第
2図に示した本発明のPTFE多孔質多孔化体節部がほ
とんどなく、本質的に繊維のみからなる構造を有してお
り、この構造により、溶媒による収縮が起こりにくくな
り、したがって気体流量の悪化が最小限に抑えられるも
のと考えられる。 本発明のPTFE多孔質多孔化体のみからなる構造を有
している理由は、成形体を半焼結まで加熱処理すること
により、PTFEファインパウダーの粒子が部分的に溶
融、結合して、延伸したときにPTFHの繊維化が進み
易い構造になるためと推定される。さらに、繊維化は、
延伸すればするほど促進され、本質的に繊維のみからな
る構造となる。 本発明による多孔質膜は、微細な孔と高い気孔率を有し
、液体、気体の透過性に優れるとともに、均一度が高く
、平滑な面を有し、機械的強度が高く、非粘着性で、低
摩擦性を備え、しかも柔軟性を有している。さらに、熱
収縮率および溶媒収縮率が小さく、耐熱性や寸法安定性
が良好である。 具体的には、本発明のPTFE多孔質多孔化体PAバブ
ルポイントが1.0kg/cm2以上で、IPA溶媒収
縮率が30%以下、ガレー秒が100秒以下である。加
熱処理条件等を調節することにより、IPAバブルポイ
ントが1.0〜3.0kg/cm2rで、IPA溶媒収
縮率が15%以下、ガレー秒が20秒秒以下下PTFE
多孔質多孔化体いはIPAバブルポイントが3、Okg
/ c rtrより大きく、IPA溶媒収縮率が30%
以下、ガレー秒が100秒以下のPTFE多孔質多孔化
体れる。なお、これら物性の測定法については、−括し
て後記する。 そこで、本発明のPTFE多孔質多孔化体えば、濾過材
、隔膜、摺動材、非粘着材等として広い用途範囲をもつ
ものであるが、特に微細な孔と高い気孔率という特徴点
を生かし、精密濾過用フィルター、高機能膜用支持体、
エアフィルターなどとして好適である。そして、半導体
、医療、バイオなどの分野で、薬品の濾過フィルター、
血漿成分の分離膜、人工肺用隔膜など広範な用途に利用
できる。
【実施例】
以下、本発明について、実施例および比較例を挙げて具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定
されるものではない。 く物性の測定方法〉 なお、実施例および比較例における物性の測定方法は次
のとおりである。 DSCにお る  ピーク  ・ 示差走査熱量計(DSC)により、試料約10mgを用
い、昇温速度10℃/分で測定した。 IPAバブルボ ント: ASTM−F−316の方法により測定したもので、こ
の数値が大きい程小さい孔径であることを示す。 L旦五且1: ASTM−F−317の方法により測定したもので、差
圧は70cmHgとした。この流量が大きい程透過性が
良好であることを示す。 肱笠鳳1: 150℃で30分放置後、測定した。 産盈或鳳3: 溶媒(I PA)に浸漬した後、拘束して乾燥し、浸漬
前後の厚さの収縮率を以下の式で求めた。 T:溶媒浸漬前の厚さ t:溶媒浸漬後の厚さ L2二上: ガレー秒は、差圧12.4mmHx Oで、1平方イン
チ(6,45cni)を100ccの空気が流れるのに
要する時間であり、ASTM−D−726の方法にて測
定した。なお、ガレー秒は、溶媒(IPA)浸漬の前と
後とで測定した値を示す。 [実施例1.比較例1〜3] ダイキン工業社1PTFEフアインパウダーF−104
(分子量400〜500万)1000gに、液状潤滑剤
としてホワイトオイル230gを加えて、均一に混和し
、圧力50kg/crr?で加圧予備成形後、ペースト
押出機により押出し、圧延により0..3mm厚のシー
ト状に成形した。これを、トリクロロエチレン中に浸漬
し、液状潤滑剤を抽出除去した。 次いで、340℃の恒温槽で加熱処理を行ない、DSC
チャートでの吸熱ピーク位置の異なる4つの試料を作成
した(なお、1つの試料は加熱処理をしなかったもので
ある)。 次ぎに、各試料を約275℃に加熱したロール型延伸機
で一軸方向(長手方向)に500%延伸し、幅方向に5
00%延伸した。この延伸シートを延伸した状態のまま
約500℃で1分間加熱することにより焼結した。 得られた各延伸試料について、 物性を測定した 結果を第1表に示す。 (以下余白) 第1表から明らかなように、本発明の方法による延伸シ
ートは、バブルポイントが大きく、小孔径であり、かつ
、流量も大きく、透過性に優れている。しかも、熱収縮
率が小さく、熱安定性が良好である。また、本発明の延
伸シートは、溶媒収縮率についても、非常に優れており
、流体の濾過を安定的に行なうことができる。 これに対し、加熱処理をしていない未焼結の試料を延伸
したシート(比較例1)は、透過性が不充分で、耐熱性
もよくない、特に、溶媒収縮率が56%と大きく、厚さ
が元の44%にまで収縮し、寸法安定性が劣悪である。 ファインパウダーの吸熱ピーク(347℃付近)の変化
を生じさせない程度での加熱処理を行なった試料を延伸
したシート(比較例2)では、バブルポイントが小さく
、孔径は比較的大きなものであり、しかも耐熱性も不充
分である。溶媒収縮率も43%と大きく、寸法安定性が
劣っている。 焼結した試料を延伸したシート(比較例3)は、多孔質
体とすることができなかった。 [実施例2] 旭硝子社製PTFEファインパウダーCD−123(分
子量約2000万)tooogに、液状潤滑剤としてホ
ワイトオイル200gを加えて、均一に混和し、圧力1
00kg/cm2で加圧予備成形後、ペースト押出機に
より押出し、圧延により0.3mm厚のシート状に成形
した。これをトリクロロエチレン中に浸漬し、液状潤滑
剤を抽出除去した。 ついで、400℃の恒温槽で加熱処理を行ない、DSC
チャートでの吸熱ピーク位置の異なる4つの試料を作成
した。なお、1つの試料(比較例4)は加熱処理をしな
かった。 次に、各試料を約300℃に加熱したロール型延伸機で
長手方向に300%延伸し、幅方向に900%延伸した
。 得られた各延伸試料について、物性を測定した結果を第
2表に示す。 第2表からも、本発明の延伸シートは、バブルポイント
が大きく、小孔径であり、かつ、流量も大きく、透過性
に優れている。特に、溶媒収縮率については、非常に優
れており、溶媒に対して安定である。 【発明の効果〕 本発明によれば、小孔径かつ高透過性(高気孔率)で、
高度の耐熱性(低熱収縮率)、寸法安定性(低溶媒収縮
率)を有するPTFE多孔質体を提供することができる
。 本発明のPTFE多孔質体は、精密製適用フィルター、
高機能膜用支持体、エアフィルターなどとして、広範な
分野で利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、PTFEファインパウダーのペースト押出成
形品のDSC(示差走査熱量計)チャートにおける吸熱
ピーク位置を示す図である。 チャート(A);ファインパウダーの吸熱ピークチャー
)(B);加熱処理(未焼結)成形体の吸熱ピーク チャート(C);本発明の加熱処理成形体の吸熱ピーク チャート(D);m結成形体の吸熱ピーク第2図は、本
発明の多孔質体の表面、第3図は、従来のPTFE多孔
質体の表面の走査型電子顕微鏡写真(5000倍)であ
り、PTFE繊維の形状を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリテトラフルオロエチレン・ファインパウダー
    のペースト押出によって得られる未焼結成形体を、示差
    走査熱量計による結晶融解図上該ファインパウダーの吸
    熱ピーク位置と、その焼結体の吸熱ピーク位置との間に
    少なくとも1つのピークが生じるように加熱処理した後
    、少なくとも1方向に延伸することを特徴とするポリテ
    トラフルオロエチレン多孔質体の製造方法。
  2. (2)未焼結成形体を加熱処理した後、少なくとも2方
    向に延伸し、その延伸倍率を面積比で5倍以上とする請
    求項1記載のポリテトラフルオロエチレン多孔質体の製
    造方法。
  3. (3)ポリテトラフルオロエチレン・ファインパウダー
    のペースト押出によって得られる未焼結成形体を、示差
    走査熱量計による結晶融解図上該ファインパウダーの吸
    熱ピーク位置と、その焼結体の吸熱ピーク位置との間に
    少なくとも1つのピークが生じるように加熱処理した後
    、少なくとも1方向に延伸して成ることを特徴とするポ
    リテトラフルオロエチレン多孔質体。
  4. (4)本質的にポリテトラフルオロエチレン繊維のみか
    らなる構造を有する請求項3記載のポリテトラフルオロ
    エチレン多孔質体。
  5. (5)IPAバブルポイントが1.0kg/cm^2以
    上で、IPA溶媒収縮率が30%以下、ガレー秒が10
    0秒以下である請求項3記載のポリテトラフルオロエチ
    レン多孔質体。
  6. (6)IPAバブルポイントが1.0〜3.0kg/c
    m^2で、IPA溶媒収縮率が15%以下、ガレー秒が
    20秒以下である請求項5記載のポリテトラフルオロエ
    チレン多孔質体。
  7. (7)IPAバブルポイントが3.0kg/cm^2よ
    り大きく、IPA溶媒収縮率が30%以下、ガレー秒が
    100秒以下である請求項5記載のポリテトラフルオロ
    エチレン多孔質体。
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