JPH0317143B2 - - Google Patents
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- JPH0317143B2 JPH0317143B2 JP59061524A JP6152484A JPH0317143B2 JP H0317143 B2 JPH0317143 B2 JP H0317143B2 JP 59061524 A JP59061524 A JP 59061524A JP 6152484 A JP6152484 A JP 6152484A JP H0317143 B2 JPH0317143 B2 JP H0317143B2
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- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims description 96
- 238000011094 buffer selection Methods 0.000 claims description 7
- 230000004044 response Effects 0.000 description 13
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F12/00—Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
- G06F12/02—Addressing or allocation; Relocation
- G06F12/08—Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Executing Machine-Instructions (AREA)
- Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明はデータ処理装置に関し、特にロングム
ーブ(広範囲移送)命令などで緩衝記憶の有効活
用の観点から、機能的要求として緩衝記憶装置を
バイパス状態で使用する場合における、主記憶装
置からのデータ・スループツトの向上を計るデー
タ処理装置に関する。
ーブ(広範囲移送)命令などで緩衝記憶の有効活
用の観点から、機能的要求として緩衝記憶装置を
バイパス状態で使用する場合における、主記憶装
置からのデータ・スループツトの向上を計るデー
タ処理装置に関する。
(従来技術)
一般に、主記憶装置、緩衝記憶装置および中央
処理装置等により形成されるデータ処理装置は、
周知のように、主記憶装置と中央処理装置との間
のデータの交換、ならびに中央処理装置における
命令の遂次処理によつて、所定のデータ処理動作
が実現されている。更に、中央処理装置における
遂次処理スピードと、データの取出しに幾サイク
ルかの時間が必要な主記憶装置との処理速度、応
答のギヤツプを埋めるために、主記憶装置と中央
処理装置との間に緩衝記憶装置が設けられてい
る。
処理装置等により形成されるデータ処理装置は、
周知のように、主記憶装置と中央処理装置との間
のデータの交換、ならびに中央処理装置における
命令の遂次処理によつて、所定のデータ処理動作
が実現されている。更に、中央処理装置における
遂次処理スピードと、データの取出しに幾サイク
ルかの時間が必要な主記憶装置との処理速度、応
答のギヤツプを埋めるために、主記憶装置と中央
処理装置との間に緩衝記憶装置が設けられてい
る。
実際に、前記中央処理装置において所定の演算
処理を行う場合には、中央処理装置から発行され
る特定の読出し命令信号を介して、前記主記憶装
置または前記緩衝記憶装置から移送されてくるデ
ータは、中央処理装置内の読出しバツフアに一た
ん格納され、選択回路を経由して演算回路に入力
されて演算処理される。上記の読出しバツフア
は、一般的には2系統のバツフアにより形成され
ており、それぞれの読出しバツフアには、1ない
しN(1より大きい整数)個の格納領域が備えら
れている。
処理を行う場合には、中央処理装置から発行され
る特定の読出し命令信号を介して、前記主記憶装
置または前記緩衝記憶装置から移送されてくるデ
ータは、中央処理装置内の読出しバツフアに一た
ん格納され、選択回路を経由して演算回路に入力
されて演算処理される。上記の読出しバツフア
は、一般的には2系統のバツフアにより形成され
ており、それぞれの読出しバツフアには、1ない
しN(1より大きい整数)個の格納領域が備えら
れている。
従来のデータ処理装置においては、上記の2系
統の読出しバツフアは、それぞれ独立した読出し
バツフアとして機能するように構成されており、
前述のように、前記主記憶装置または前記緩衝記
憶装置から移送されてくるデータは、読出し要求
時に指定された系統の読出しバツフアに格納さ
れ、選択回路を経由して演算回路に入力され、所
期のデータ処理が実行される。ちなみに、バツフ
アが二つの独立した系統を持つのは、これらのデ
ータ処理装置における機械命令が最代二つのオペ
ランドを持つことに起因し、一般に、それぞれの
系が二つのオペランド(第1オペランドおよび第
2オペランド)に対応づけて使用される。
統の読出しバツフアは、それぞれ独立した読出し
バツフアとして機能するように構成されており、
前述のように、前記主記憶装置または前記緩衝記
憶装置から移送されてくるデータは、読出し要求
時に指定された系統の読出しバツフアに格納さ
れ、選択回路を経由して演算回路に入力され、所
期のデータ処理が実行される。ちなみに、バツフ
アが二つの独立した系統を持つのは、これらのデ
ータ処理装置における機械命令が最代二つのオペ
ランドを持つことに起因し、一般に、それぞれの
系が二つのオペランド(第1オペランドおよび第
2オペランド)に対応づけて使用される。
しかしながら、単一機械命令で大量のデータを
移送する、いわゆる広範囲移送命令においては、
主記憶装置と中央処理装置との間のデータ交換を
前記緩衝記憶装置の機能を仲介として実行しよう
とすると、緩衝記憶装置内に格納されているデー
タが広い範囲にわたつて破壊され、前記命令に続
く機械命令実行の際、緩衝記憶装置内に必要なデ
ータが無い(キヤシユ・ミスヒツト)ため、主記
憶装置からのデータを再取出しすることとなり、
性能の低下を招くことになる。このような理由か
ら、前記命令では、通常、緩衝記憶装置をバイパ
スした状態で、広範囲にわたる連続的な読出し、
および書込みを主記憶装置を中央処理装置間で直
接行つている。
移送する、いわゆる広範囲移送命令においては、
主記憶装置と中央処理装置との間のデータ交換を
前記緩衝記憶装置の機能を仲介として実行しよう
とすると、緩衝記憶装置内に格納されているデー
タが広い範囲にわたつて破壊され、前記命令に続
く機械命令実行の際、緩衝記憶装置内に必要なデ
ータが無い(キヤシユ・ミスヒツト)ため、主記
憶装置からのデータを再取出しすることとなり、
性能の低下を招くことになる。このような理由か
ら、前記命令では、通常、緩衝記憶装置をバイパ
スした状態で、広範囲にわたる連続的な読出し、
および書込みを主記憶装置を中央処理装置間で直
接行つている。
この広範囲移送命令において、前述の緩衝記憶
装置バイパスの状態で、前述の独立した2系統の
読出しバツフアを使用した場合の動作を以下に説
明する。
装置バイパスの状態で、前述の独立した2系統の
読出しバツフアを使用した場合の動作を以下に説
明する。
第2図は、前記独立した2系統の読出しバツフ
アの循環使用の様子を示しており、二つの読出し
バツフアが、格納領域として、A領域、B領域、
C領域およびD領域と、E領域、F領域、G領域
およびH領域との、それぞれ4個の格納領域を有
している場合の一例である。従つて、主記憶装置
から中央処理装置に対して移送されてくる連続し
たデータは、上述のような2系統の読出しバツフ
アの内一方の系統のみしか使用できず、例えば、
A領域→B領域→C領域→D領域→A領域のよう
に循環使用され、遂次演算回路等に入力される。
この2系統の読出しバツフアが、主記憶装置から
の連続した読出しデータを受取る過程を示すタイ
ミング・チヤートが、第4図aに示される。
アの循環使用の様子を示しており、二つの読出し
バツフアが、格納領域として、A領域、B領域、
C領域およびD領域と、E領域、F領域、G領域
およびH領域との、それぞれ4個の格納領域を有
している場合の一例である。従つて、主記憶装置
から中央処理装置に対して移送されてくる連続し
たデータは、上述のような2系統の読出しバツフ
アの内一方の系統のみしか使用できず、例えば、
A領域→B領域→C領域→D領域→A領域のよう
に循環使用され、遂次演算回路等に入力される。
この2系統の読出しバツフアが、主記憶装置から
の連続した読出しデータを受取る過程を示すタイ
ミング・チヤートが、第4図aに示される。
第4図aでは、連続した4マシン・サイクルで
中央処理装置から主記憶装置に対して、読出し命
令信号R1,R2,R3およびR4を発行している。上
述のように、中央処理装置内の各読出しバツフア
における格納領域が、それぞれ4個しかないため
に、上記命令信号の発行は、各読出しバツフアの
格納領域に対応して、マシン・サイクル101,
102,103および104の4マシン・サイク
ルにおける、上記R1,R2,R3およびR4の四つに
制限される。マシン・サイクル101において送
出される読出し命令信号R1に対しては、緩衝記
憶装置に比較して応答スピードの遅い主記憶装置
からは、7マシン・サイクル(7t)経過後のマシ
ン・サイクル108においてデータ確定の応答信
号RP1が、データとともに送られてくる。このデ
ータは、この時点において直ちに前記読出しバツ
フアに格納されるので、次のマシン・サイクル1
09においては、読出しバツフアからの取出しが
可能となり、U(Vn Load)の状態となる。この
時点において、始めて前記R4に続く読出し命令
信号R5を主記憶装置に発行することが可能にな
る。次いで読出し命令信号R2に対応する応答信
号PR2が返送されてくる。マシン・サイクル10
9に続くマシン・サイクル110において、前記
R5に続く読出し命令信号R6が主記憶装置に発行
可能になる。以下、同様にして、R5およびR6に
続く読出し命令信号R7およびR8の、都合四つの
読出し命令信号が連続して主記憶装置に発行され
る。勿論、前述の読出し命令R1,R2,R3および
R4の場合と同様に、読出しバツフアの格納領域
数の制約により、上記のように、連続して発行さ
れる読出し命令信号は、R5ないしR8の四つに限
定される。これらの命令信号R5,R6,R7および
R8に対応するデータ確定の応答信号PR5,PR6,
PR7およびPR8は、それぞれ7マシン・サイクル
(7t)経過後のマシン・サイクル116,117,
118および119において返送されてくる。こ
れらの各応答信号と同時に主記憶装置から読出し
バツフアに移送されてくるデータは、直ちに前記
読出しバツフアのそれぞれの格納領域に格納され
るので、その次のマシン・サイクルではバツフア
からの取出しが可能となり、所定のデータ処理に
利用できる状態となる。従つて、例えば主記憶装
置に送られる一連の読出し命令信号R1ないしR7
に対応するデータが、すべて主記憶装置から読出
しバツフアに移送され、且つ利用可能状態となる
までのスループツトは、第4図aからも明らかな
ように、18t秒という比較的長いマシン・サイク
ルを要する。
中央処理装置から主記憶装置に対して、読出し命
令信号R1,R2,R3およびR4を発行している。上
述のように、中央処理装置内の各読出しバツフア
における格納領域が、それぞれ4個しかないため
に、上記命令信号の発行は、各読出しバツフアの
格納領域に対応して、マシン・サイクル101,
102,103および104の4マシン・サイク
ルにおける、上記R1,R2,R3およびR4の四つに
制限される。マシン・サイクル101において送
出される読出し命令信号R1に対しては、緩衝記
憶装置に比較して応答スピードの遅い主記憶装置
からは、7マシン・サイクル(7t)経過後のマシ
ン・サイクル108においてデータ確定の応答信
号RP1が、データとともに送られてくる。このデ
ータは、この時点において直ちに前記読出しバツ
フアに格納されるので、次のマシン・サイクル1
09においては、読出しバツフアからの取出しが
可能となり、U(Vn Load)の状態となる。この
時点において、始めて前記R4に続く読出し命令
信号R5を主記憶装置に発行することが可能にな
る。次いで読出し命令信号R2に対応する応答信
号PR2が返送されてくる。マシン・サイクル10
9に続くマシン・サイクル110において、前記
R5に続く読出し命令信号R6が主記憶装置に発行
可能になる。以下、同様にして、R5およびR6に
続く読出し命令信号R7およびR8の、都合四つの
読出し命令信号が連続して主記憶装置に発行され
る。勿論、前述の読出し命令R1,R2,R3および
R4の場合と同様に、読出しバツフアの格納領域
数の制約により、上記のように、連続して発行さ
れる読出し命令信号は、R5ないしR8の四つに限
定される。これらの命令信号R5,R6,R7および
R8に対応するデータ確定の応答信号PR5,PR6,
PR7およびPR8は、それぞれ7マシン・サイクル
(7t)経過後のマシン・サイクル116,117,
118および119において返送されてくる。こ
れらの各応答信号と同時に主記憶装置から読出し
バツフアに移送されてくるデータは、直ちに前記
読出しバツフアのそれぞれの格納領域に格納され
るので、その次のマシン・サイクルではバツフア
からの取出しが可能となり、所定のデータ処理に
利用できる状態となる。従つて、例えば主記憶装
置に送られる一連の読出し命令信号R1ないしR7
に対応するデータが、すべて主記憶装置から読出
しバツフアに移送され、且つ利用可能状態となる
までのスループツトは、第4図aからも明らかな
ように、18t秒という比較的長いマシン・サイク
ルを要する。
すなわち、従来のデータ処理装置においては、
緩衝記憶装置バイパス状態において、主記憶装置
から広範囲にわたる大量のデータを読出して移送
する場合、読出しバツフアにおける格納領域の個
数に起因する制約のため、連続して送出できる読
出し命令信号の数に制約があり、緩衝記憶装置バ
イパス状態におけるデータ移送の低速化という作
用と相まつて、データ読出しにかかわるスループ
ツトが比較的に長くなり、データ処理速度を低速
化させる一要因を為すという欠点がある。
緩衝記憶装置バイパス状態において、主記憶装置
から広範囲にわたる大量のデータを読出して移送
する場合、読出しバツフアにおける格納領域の個
数に起因する制約のため、連続して送出できる読
出し命令信号の数に制約があり、緩衝記憶装置バ
イパス状態におけるデータ移送の低速化という作
用と相まつて、データ読出しにかかわるスループ
ツトが比較的に長くなり、データ処理速度を低速
化させる一要因を為すという欠点がある。
(発明の目的)
本発明の目的は上記の欠点を除去し、緩衝記憶
装置バイパス状態において、主記憶装置から大量
のデータを移送する場合、複数系統の独立した読
出しバツフアを、縦続的に連結された1系統の読
出しバツフアとして使用することにより、読出し
バツフアの格納領域数による制約を排除して、主
記憶装置からのデータ移送にかかわるスループツ
トを改善するデータ処理装置を提供することにあ
る。
装置バイパス状態において、主記憶装置から大量
のデータを移送する場合、複数系統の独立した読
出しバツフアを、縦続的に連結された1系統の読
出しバツフアとして使用することにより、読出し
バツフアの格納領域数による制約を排除して、主
記憶装置からのデータ移送にかかわるスループツ
トを改善するデータ処理装置を提供することにあ
る。
(発明の構成)
本発明のデータ処理装置は、主記憶装置、緩衝
記憶装置および中央処理装置等より形成されるデ
ータ処理装置において、前記主記憶装置または前
記緩衝記憶装置から、所定の読出し命令信号を介
して移送されてくるデータを格納する、それぞれ
1ないしN(1より大きい整数)個の格納領域を
有する複数系統の読出しバツフアと、前記複数系
統の読出しバツフアを、複数系統の独立したバツ
フアとして使用するか、または、縦続的に連結さ
れた1系統のバツフアとして使用するかの、いず
れかの使用方法を選択するためのバツフア選択制
御手段と、を備えて構成される。
記憶装置および中央処理装置等より形成されるデ
ータ処理装置において、前記主記憶装置または前
記緩衝記憶装置から、所定の読出し命令信号を介
して移送されてくるデータを格納する、それぞれ
1ないしN(1より大きい整数)個の格納領域を
有する複数系統の読出しバツフアと、前記複数系
統の読出しバツフアを、複数系統の独立したバツ
フアとして使用するか、または、縦続的に連結さ
れた1系統のバツフアとして使用するかの、いず
れかの使用方法を選択するためのバツフア選択制
御手段と、を備えて構成される。
(発明の実施例)
以下、本発明について図面を参照して詳細に説
明する。
明する。
第1図は、本発明の一実施例の部分ブロツク図
である。図に示されるように、本発明には、読出
しバツフア()1と、読出しバツフア()2
と、選択回路3と、読出しバツフア・ポインタ制
御回路5および制御フリツプ・フロツプ6より成
るバツフア選択制御手段4とを部分構成要素とし
て備えている。
である。図に示されるように、本発明には、読出
しバツフア()1と、読出しバツフア()2
と、選択回路3と、読出しバツフア・ポインタ制
御回路5および制御フリツプ・フロツプ6より成
るバツフア選択制御手段4とを部分構成要素とし
て備えている。
本発明のデータ処理装置において、緩衝記憶装
置を介してデータ移送の行われている運用状態に
おいては、第1図に示される読出しバツフア
()1と、読出しバツフア()2とは、それ
ぞれ独立に読出しバツフア機能を果しており、前
述の従来例の場合と同様に、第2図に示されるよ
うな、二つの独立した系のバツフアの格納領域は
独立して循環使用され、主記憶装置または緩衝記
憶装置から移送されてくるデータは、データ線2
0を介してバツフア・ポインタ制御回路5および
制御フリツプ・フロツプ6より成るバツフア選択
制御手段4により指定される格納領域に格納さ
れ、次のマシン・サイクル以降では、この格納領
域に格納されたデータが、選択回路3を経由した
データ線21を介して所定の演算回路に送られて
演算処理される。
置を介してデータ移送の行われている運用状態に
おいては、第1図に示される読出しバツフア
()1と、読出しバツフア()2とは、それ
ぞれ独立に読出しバツフア機能を果しており、前
述の従来例の場合と同様に、第2図に示されるよ
うな、二つの独立した系のバツフアの格納領域は
独立して循環使用され、主記憶装置または緩衝記
憶装置から移送されてくるデータは、データ線2
0を介してバツフア・ポインタ制御回路5および
制御フリツプ・フロツプ6より成るバツフア選択
制御手段4により指定される格納領域に格納さ
れ、次のマシン・サイクル以降では、この格納領
域に格納されたデータが、選択回路3を経由した
データ線21を介して所定の演算回路に送られて
演算処理される。
このように、読出しバツフア()1と、読出
しバツフア()2とが、それぞれ独立に機能す
る状態は、バツフア選択制御手段4において、制
御フリツプ・フロツプ6が“0”の状態の時に、
読出しバツフア・ポインタ制御回路5において生
成され、読出しバツフア()1および読出しバ
ツフア()2に送られる制御信号によつて制御
されて選択設定される。
しバツフア()2とが、それぞれ独立に機能す
る状態は、バツフア選択制御手段4において、制
御フリツプ・フロツプ6が“0”の状態の時に、
読出しバツフア・ポインタ制御回路5において生
成され、読出しバツフア()1および読出しバ
ツフア()2に送られる制御信号によつて制御
されて選択設定される。
一方、前述のように緩衝記憶装置バイパス状態
においてデータ移送する場合には、制御フリツ
プ・フロツプ6は“1”の状態となり、この状態
に対応して読出しバツフア・ポインタ制御回路5
において、然るべき格納領域を示すポインタが生
成され、読出しバツフア()1と、読出しバツ
フア()2との双方に信号線30を介して送ら
れるポインタ信号と、選択回路3に信号線31を
介して送られる選択信号とによつて、これらの二
つの独立した読出しバツフアは、第3図に示され
るように、A領域、B領域、C領域、D領域、E
領域、F領域、G領域およびH領域の、8個の格
納領域が縦続的に連結されて、1系統の読出しバ
ツフアとして循環使用される。
においてデータ移送する場合には、制御フリツ
プ・フロツプ6は“1”の状態となり、この状態
に対応して読出しバツフア・ポインタ制御回路5
において、然るべき格納領域を示すポインタが生
成され、読出しバツフア()1と、読出しバツ
フア()2との双方に信号線30を介して送ら
れるポインタ信号と、選択回路3に信号線31を
介して送られる選択信号とによつて、これらの二
つの独立した読出しバツフアは、第3図に示され
るように、A領域、B領域、C領域、D領域、E
領域、F領域、G領域およびH領域の、8個の格
納領域が縦続的に連結されて、1系統の読出しバ
ツフアとして循環使用される。
このように、読出しバツフア()1と、読出
しバツフア()2とが、8個の格納領域を有す
る1系統の読出しバツフアとして機能する状態に
おいては、前述のように緩衝記憶装置バイパスの
状態で、主記憶装置に対する読出し命令信号発行
のマシン・サイクルに対して、7マシン・サイク
ル経過後にデータ確定の応答信号と所定のデータ
とが返送されてくるので、第4図bに示されるよ
うに、マシン・サイクル201において主記憶装
置に送出される読出し命令信号R1により開始さ
れ、引続くマシン・サイクル202,203,2
04,205,206,……,214,215,
216,……において、各マシン・サイクルごと
に主記憶装置に送られる一連の読出し命令信号
R2,R3,R4,R5,R6,……,R14,R15,R16,
……は、前述の従来例の場合と異なり中断するこ
とがない。このことは、第4図bより明らかなよ
うに、読出しバツフアの単一の系で循環使用され
る格納領域が、上記のように8個の拡大された形
となつているために、読出し命令信号発行に対応
するデータ確定の応答信号の返送タイミングが、
上記のように7マシン・サイクルを要する場合に
は、マシン・サイクル201ないし208におい
て、読出し命令信号R1ないしR8を連続して送出
できることと、読出し命令信号R1に対する応答
信号PR1がマシン・サイクル208において返送
されて来て、マシン・サイクル209において
は、1個の格納領域のデータが取出し可能なUの
状態となり、読出し命令信号R8に続くR9を主記
憶装置に発行することが可能となることによる。
しバツフア()2とが、8個の格納領域を有す
る1系統の読出しバツフアとして機能する状態に
おいては、前述のように緩衝記憶装置バイパスの
状態で、主記憶装置に対する読出し命令信号発行
のマシン・サイクルに対して、7マシン・サイク
ル経過後にデータ確定の応答信号と所定のデータ
とが返送されてくるので、第4図bに示されるよ
うに、マシン・サイクル201において主記憶装
置に送出される読出し命令信号R1により開始さ
れ、引続くマシン・サイクル202,203,2
04,205,206,……,214,215,
216,……において、各マシン・サイクルごと
に主記憶装置に送られる一連の読出し命令信号
R2,R3,R4,R5,R6,……,R14,R15,R16,
……は、前述の従来例の場合と異なり中断するこ
とがない。このことは、第4図bより明らかなよ
うに、読出しバツフアの単一の系で循環使用され
る格納領域が、上記のように8個の拡大された形
となつているために、読出し命令信号発行に対応
するデータ確定の応答信号の返送タイミングが、
上記のように7マシン・サイクルを要する場合に
は、マシン・サイクル201ないし208におい
て、読出し命令信号R1ないしR8を連続して送出
できることと、読出し命令信号R1に対する応答
信号PR1がマシン・サイクル208において返送
されて来て、マシン・サイクル209において
は、1個の格納領域のデータが取出し可能なUの
状態となり、読出し命令信号R8に続くR9を主記
憶装置に発行することが可能となることによる。
勿論、R9に続くR10,R11,R12,……,R16を、
中断することなく主記憶装置に発行することがで
き、それぞれ対応するデータが読出されて、遂次
1系統の読出しバツフアとして機能する読出しバ
ツフア()1および読出しバツフア()2に
移送されて、選択回路3を経由して演算回路に送
られて、所定のデータ処理が円滑に実行されるこ
とは明らかである。
中断することなく主記憶装置に発行することがで
き、それぞれ対応するデータが読出されて、遂次
1系統の読出しバツフアとして機能する読出しバ
ツフア()1および読出しバツフア()2に
移送されて、選択回路3を経由して演算回路に送
られて、所定のデータ処理が円滑に実行されるこ
とは明らかである。
この場合、従来のデータ処理装置における主記
憶装置からのデータ移送にかかるスループツト
と、本発明のデータ処理装置における上記の同一
のデータ移送にかかるスループツトとを比較して
見ると、第4図aおよびbに示される両ケースの
命令信号タイミング・チヤートにおける比較対応
により明らかなように、例えば読出し命令信号
R6に対するデータ確定の応答信号の返送タイミ
ングについては、4マシン・サイクル(4t)の時
間差を生じる。すなわち、本発明のデータ処理装
置においては、緩衝記憶装置バイパス状態におい
て、広範囲にわたる大量のデータを、主記憶装置
1の二つの領域間で移送する広範囲移送命令(ム
ーヴ)においては、このデータ移送にかかわるス
ループツトが、従来のデータ処理装置に比較して
短縮化され、一段と改善される。
憶装置からのデータ移送にかかるスループツト
と、本発明のデータ処理装置における上記の同一
のデータ移送にかかるスループツトとを比較して
見ると、第4図aおよびbに示される両ケースの
命令信号タイミング・チヤートにおける比較対応
により明らかなように、例えば読出し命令信号
R6に対するデータ確定の応答信号の返送タイミ
ングについては、4マシン・サイクル(4t)の時
間差を生じる。すなわち、本発明のデータ処理装
置においては、緩衝記憶装置バイパス状態におい
て、広範囲にわたる大量のデータを、主記憶装置
1の二つの領域間で移送する広範囲移送命令(ム
ーヴ)においては、このデータ移送にかかわるス
ループツトが、従来のデータ処理装置に比較して
短縮化され、一段と改善される。
この要因は、それぞれ1ないしN(1より大き
い整数)個の格納領域を有する2系統ないし、一
般的には複数系統の独立した読出しバツフアを、
バツフア選択制御手段から送られてくるポインタ
信号ならびに制御信号により、1系統の読出しバ
ツフアとして再編成し、格納領域数を実質的に増
大して、緩衝記憶装置バイパス状態における読出
し命令信号発行に対応するデータ確定の応答信号
の返送にかかるマシン・サイクル数と同等か、ま
たはそれ以上の格納領域数とし、主記憶装置に対
する読出し命令信号の中断マシン・サイクルを生
じないようにしていることによる。
い整数)個の格納領域を有する2系統ないし、一
般的には複数系統の独立した読出しバツフアを、
バツフア選択制御手段から送られてくるポインタ
信号ならびに制御信号により、1系統の読出しバ
ツフアとして再編成し、格納領域数を実質的に増
大して、緩衝記憶装置バイパス状態における読出
し命令信号発行に対応するデータ確定の応答信号
の返送にかかるマシン・サイクル数と同等か、ま
たはそれ以上の格納領域数とし、主記憶装置に対
する読出し命令信号の中断マシン・サイクルを生
じないようにしていることによる。
なお、上記の従来例および本発明おいては、説
明の便宜上、2系統の読出しバツフアとして、そ
れぞれ4個の格納領域を有する場合について説明
したが、上述のように、それぞれ1ないしN(1
より大きい整数)個の格納領域を有する場合にお
いても、更にまた読出しバツフアの系統が2以上
の複数系統である場合においても、本発明が有効
に適用されるとは言うまでもない。また、同じく
上記の動作説明においては、記憶装置から読出し
バツフアに移送されるデータの相手方が、演算回
路である場合について説明されているが、一般的
には演算回路のみに限定されるものではないこと
は明らかである。
明の便宜上、2系統の読出しバツフアとして、そ
れぞれ4個の格納領域を有する場合について説明
したが、上述のように、それぞれ1ないしN(1
より大きい整数)個の格納領域を有する場合にお
いても、更にまた読出しバツフアの系統が2以上
の複数系統である場合においても、本発明が有効
に適用されるとは言うまでもない。また、同じく
上記の動作説明においては、記憶装置から読出し
バツフアに移送されるデータの相手方が、演算回
路である場合について説明されているが、一般的
には演算回路のみに限定されるものではないこと
は明らかである。
(発明の効果)
以上詳細に説明したように、本発明は、主記憶
装置、緩衝記憶装置および中央処理装置等より形
成されるデータ処理装置において、広範囲移送命
令で、複数系統の独立した読出しバツフアを縦続
的に楼結された1系統の読出しバツフアとして使
用することにより、主記憶装置からの大量のデー
タ移送のスループツトが改善されるという効果が
ある。
装置、緩衝記憶装置および中央処理装置等より形
成されるデータ処理装置において、広範囲移送命
令で、複数系統の独立した読出しバツフアを縦続
的に楼結された1系統の読出しバツフアとして使
用することにより、主記憶装置からの大量のデー
タ移送のスループツトが改善されるという効果が
ある。
第1図は、本発明の一実施例の部分ブロツク
図、第2図および第3図は、それぞれ読出しバツ
フアの各格納領域の循環使用の説明図、第4図a
およびbは、それぞれ読出し命令信号とバツフア
のデータ受取りの過程を示すタイミング・チヤー
トである。 図において、1……読出しバツフア()、2
……読出しバツフア()、3……選択回路、4
……バツフア選択制御手段、5……読出しバツフ
ア・ポインタ制御回路、6……制御フリツプ・フ
ロツプ。
図、第2図および第3図は、それぞれ読出しバツ
フアの各格納領域の循環使用の説明図、第4図a
およびbは、それぞれ読出し命令信号とバツフア
のデータ受取りの過程を示すタイミング・チヤー
トである。 図において、1……読出しバツフア()、2
……読出しバツフア()、3……選択回路、4
……バツフア選択制御手段、5……読出しバツフ
ア・ポインタ制御回路、6……制御フリツプ・フ
ロツプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主記憶装置、緩衝記憶装置および中央処理装
置等より形成されるデータ処理装置において、 前記主記憶装置または前記緩衝記憶装置から、
所定の読出し命令信号を介して移送されてくるデ
ータを格納する、それぞれ1ないしN(1より大
きい整数)個の格納領域を有する複数系統の読出
しバツフアと; 前記複数系統の読出しバツフアを、複数系統の
独立したバツフアとして使用するか、または、縦
続的に連結された1系統のバツフアとして使用す
るかの、いずれかの使用方法を選択するためのバ
ツフア選択制御手段と、を備えることを特徴とす
るデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59061524A JPS60205647A (ja) | 1984-03-29 | 1984-03-29 | デ−タ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59061524A JPS60205647A (ja) | 1984-03-29 | 1984-03-29 | デ−タ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60205647A JPS60205647A (ja) | 1985-10-17 |
JPH0317143B2 true JPH0317143B2 (ja) | 1991-03-07 |
Family
ID=13173568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59061524A Granted JPS60205647A (ja) | 1984-03-29 | 1984-03-29 | デ−タ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60205647A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5084837A (en) * | 1988-01-22 | 1992-01-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Fifo buffer with folded data transmission path permitting selective bypass of storage |
JP2595332B2 (ja) * | 1988-11-02 | 1997-04-02 | 三菱電機株式会社 | ネットワーク・システムのデータ転送方式 |
-
1984
- 1984-03-29 JP JP59061524A patent/JPS60205647A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60205647A (ja) | 1985-10-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |