JPH0317059Y2 - - Google Patents

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JPH0317059Y2
JPH0317059Y2 JP10723886U JP10723886U JPH0317059Y2 JP H0317059 Y2 JPH0317059 Y2 JP H0317059Y2 JP 10723886 U JP10723886 U JP 10723886U JP 10723886 U JP10723886 U JP 10723886U JP H0317059 Y2 JPH0317059 Y2 JP H0317059Y2
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JP
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shaft
magnetic
permanent magnet
connecting body
outer connecting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、一対の連結主体間の伝達トルクの
限界を磁力結合によつて定めるようにしたもの
で、例えばフアクシミリ装置の紙送りローラとし
て用いられる磁力式トルクリミツタに関するもの
である。
〔従来の技術〕
この種従来の磁力式トルクリミツタとして、例
えば実開昭59−86426号公報に示されたものがあ
る。このものを第4図に基づいて説明すると、図
において、1は円筒状の内周面1aを有した円筒
部1bと、中央に穴部が形成された底部1cと、
軸受2が装着された軸受装着部1dとからら成る
第1の収納体で、磁性部材によつて形成されてい
る。3は中央に穴部が形成された円板部3aと、
軸受4が装着された軸受装着部3bとからなる第
2の収納体で、円板部3aの周縁がネジ5によつ
て上記第1の収納体1の円筒部1bに固着されて
おり、上記第1の収納体1とによつて外側連結主
体6を構成するものである。7は両端がそれぞれ
上記軸受2及び4に装着され、中心軸Aに沿つて
外部駆動軸(図示せず)が貫通装着されるための
貫通孔7aを有した軸、8は中央に形成された穴
部が上記軸7に嵌合固着された環状の永久磁石、
9及び10はそれぞれ外周面が上記第1の収納体
1の内周面1aと図示磁路Bが形成されるように
対向し、中央に形成された穴部が上記軸7に嵌合
固着されるとともに、上記永久磁石8と密着して
設けられた磁性部材から成る環状の磁極部材で、
これと上記軸7と、及び上記永久磁石8とによつ
て内側連結主体11を構成している。12は上記
第1の収納体1の内周面1aと、上記磁極部材9
及び10の外周面との間〓に充填された磁性粒子
で、上記外側連結主体6と上記内側連結主体11
とを磁気結合するものである。13及び14はそ
れぞれ第1及び第2の収納体1,3に装着され、
上記磁性粒子12のうち溢出した分を一時的に収
容する有穴皿状の磁性粒子収容部材である。
上記のように構成された従来の磁性式トルクリ
ミツタの動作について以下に説明すると、永久磁
石8による磁束が図示磁路Bに沿つて生じ、これ
によつて磁化された磁性粒子12を介して外側連
結主体6と内側連結主体11とが連結され、外部
駆動軸によつて回転駆動される内側連結主体11
の回転力が外側連結主体6へ伝達されるものであ
つた。ただし、外側連結主体6が外部負荷(図示
せず)によつて、回転を規制されると、外側連結
主体6に対し、内側連結主体11がスリツプして
回転を続ける。従つて、内側連結主体11から外
側連結主体6へは所定の伝達トルク以上のトルク
は伝達されないことになり、このように伝達トル
クを制限することができるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の磁性式トルクリミツタは上記のように、
永久磁石8が軸7に嵌合固着されており、例えば
焼ばめや圧入などの方法によつてなされている。
しかしながら、磁力式トルクリミツタに一般に
用いられる永久磁石8は、固くてもろいために機
械加工が困難なものが多い、このために、軸7に
嵌合固着させるための内周面の仕上げ加工に多大
な時間を要し、又、圧入によつて嵌合固着する際
には、割れなどの損傷を受けるなどの問題点があ
つた。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、永久磁石の内周面の仕上げ加
工が不要で、圧入時の損傷を受けない磁力式トル
クリミツタを得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る磁力式トルクリミツタは、永久
磁石に軸が遊貫され、この軸に嵌合固着された一
対の磁極部材によつて上記永久磁石が挾持された
ものである。
〔作 用〕
この考案においては、軸が遊貫された永久磁石
を一対の磁極部材が挾持することによつて、永久
磁石の内周面の加工を不要とするとともに、永久
磁石が組立時に損傷を受けないようにする。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図に基づき説
明する。第1図において、第4図と同一符号は同
一又は相当部分を示すものであり、説明は省略す
る。15は中央に軸7の外径よりも大きい内径の
穴部15aが形成され、この穴部15aに上記軸
7が遊貫された環状の永久磁石であり、上記軸7
には圧入によつて嵌合固着された一対の磁極部材
9及び10によつて両側から挾持されている。
上記のように構成された実施例のものは、動作
において、第3図の従来装置と全く同様のものと
なり、内側連結主体11から外側連結主体6への
伝達トルクを所定の値に制限するものである。
従つて、このものは上記のように永久磁石15
に軸7が遊貫される構成を採用しているため、永
久磁石15は、従来必要であつた内周面の仕上げ
加工が不要となるとともに、圧入などによる軸7
との嵌合時における割れなどが当然生じなくなる
ものである。
第2図及び第3図はこの考案の他の実施例を示
すものであり、第1図の実施例に対し、磁極部材
9及び10と嵌合固着する軸7の外周部にローレ
ツト面7bが形成されたものである。
このものにおける内側連結主体11は、磁極部
材9と軸7とがローレツト面7bを利用して互い
に嵌合固着された後、軸7が永久磁石15に遊貫
され、さらに磁極部材10とローレツト面7bを
利用して嵌合固着されることによつて構成されて
いる。
従つて、このものは第1図の実施例と同様の効
果を有する他、永久磁石15に軸7が遊貫される
際に、ローレツト面7bが永久磁石15によつて
損傷されることがなくなるため、後から嵌合固着
される磁極部材10と軸7とのローレツト結合が
確実になされる効果をも有するものである。
なお、以上の各実施例においては、内側連結主
体11と外側連結主体6とが磁性粒子12を介し
て結合されているが、他の媒体でもよく、更には
媒体がなくとも磁力結合が行われれば問題ないも
のである。
また、駆動側の内側連結主体11から被駆動側
の外側連結主体6へトルクが伝達されるものにつ
いて説明したが、駆動側と被駆動側とは互いに逆
であつてもよく、各連結主体6及び11のいずれ
か一方を固定して利用するものであつてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、上記において説明したように、永
久磁石に軸が遊貫され、この軸に嵌合固着された
一対の磁極部材によつて永久磁石が挾持されるよ
うにしたため、永久磁石の内周面の仕上げ加工が
不要となるとともに、永久磁石を軸に装着する際
に永久磁石が損傷を受けるのを解消することがで
きるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す半断面図、
第2図及び第3図はこの考案の他の実施例を示
し、第2図は半断面図、第3図は軸7の外観図、
第4図は従来の磁力式トルクリミツタを示す半断
面図である。 図において、6は外側連結主体、7は軸、9及
び10はそれぞれ磁極部材、15は永久磁石であ
る。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示
すものである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒状の内周面を有した磁性部材からなる部
    分を有した外側連結主体、この外側連結主体に
    軸支された軸、上記外側連結主体内に設けられ
    た環状の永久磁石、各外周面が上記外側連結主
    体の内周面と磁路が形成されるように対向し、
    上記軸に嵌合固着されるとともに上記永久磁石
    を挾持する磁性部材からなる環状の一対の磁極
    部材を備え、上記永久磁石に対しては上記軸は
    遊貫されていることを特徴とする磁力式トルク
    リミツタ。 (2) 軸は、磁極部材が嵌合固着される外周部にロ
    ーレツト面が形成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の磁力式ト
    ルクリミツタ。
JP10723886U 1986-07-11 1986-07-11 Expired JPH0317059Y2 (ja)

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JP10723886U JPH0317059Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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JPS6314024U JPS6314024U (ja) 1988-01-29
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JPH0544579Y2 (ja) * 1988-08-17 1993-11-12
JP2023011159A (ja) * 2021-07-12 2023-01-24 株式会社アイシン福井 トルクリミッタおよびトルク変動吸収装置

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JPS6314024U (ja) 1988-01-29

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