JPH03170491A - 改良ガングリオシドおよびその官能基誘導体 - Google Patents

改良ガングリオシドおよびその官能基誘導体

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JPH03170491A
JPH03170491A JP2310149A JP31014990A JPH03170491A JP H03170491 A JPH03170491 A JP H03170491A JP 2310149 A JP2310149 A JP 2310149A JP 31014990 A JP31014990 A JP 31014990A JP H03170491 A JPH03170491 A JP H03170491A
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acid
acyl
lysoganglioside
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JP2310149A
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Valle Francesco Della
フランセスコ・デラ・ヴァッレ
Aurelio Romeo
アウレリオ・ロメオ
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Fidia SpA
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H15/00Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H15/02Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures
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    • C07H15/10Acyclic radicals, not substituted by cyclic structures attached to an oxygen atom of the saccharide radical containing unsaturated carbon-to-carbon bonds
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    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
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    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は改良ガングリオシドおよびその官能基誘導体、
さらに詳しくは、N−アシル−N,N’−ジ−リゾガン
グリオシド N l−アシル−N, N’−ジ−リゾガ
ングリオシドおよびN, N’−ジアシル−N,N’−
ジ−リゾガングリオシド(ここで、アシル基は脂肪族、
芳香族、アリール脂肪族、脂璋式または設素環式系列の
有機酸から導かれ、2つのアシル基のうちの少なくとも
1つは脂肪族ではない)、これらのエステル、内部エス
テル、アミドおよびヒドロキシ過アシル化物およびこれ
らの塩に関する。 また、本発明は、lまたはそれ以上の上記のガングリオ
シド誘導体またはそれらの塩を含有する医薬組成物、な
らびにそれらの治療学的使用およびそれらの製造方法に
も関する。
【従来の技術】
本発明の新規誘導体の基本になるガングリオシドは、天
然産物から、特に脊椎動物の中枢または末梢神経系から
抽出されたもののいずれかであってよいが、副腎髄質、
赤血球、牌臓またはその他の器官からのものであっても
よい。これらは単一の化学的化合物ではないが、オリゴ
糖部分(通常、それぞれのガングリオシドについて化学
的に十分定義されている)、シアリン酸部分(即ち、l
またはそれ以上のシアリン酸からなる)およびセラミド
部分を含有する近似式によって同定することができる精
製されたガングリオシドであるのが好ましい。通常、最
後の2つの部分は、高級脂肪酸から導かれる種々のアシ
ルを有する脂肪族鎖の長さが異なる種々のN−アシル−
スフィンゴシンおよび種々のシアリン酸の混合物によっ
て構或されている。このようなガングリオシドの近似式
は以下の式■で示すことができる: ここで、 シアリン酸は以下の一般式■を有している: Oil [式中、lまたはそれ以上の1級または2級のヒドロキ
シ基はアシル化されていることがあり、このアシル基は
酢酸またはグリコール酸から導かれるコ。 「セラミド」残基は以下の2つの式のいずれかに対応し
ている: [式中、nは6〜l8であり、アシルは炭素原子数l6
〜22の飽和もしくは不飽和脂肪酸から、または対応す
るヒドロキシ酸から導かれる]。 本発明の新規誘導体はこのアシルの内容が異なっている
。本発明ではこのアシル部分が単一であるが、ガングリ
オシドでは炭素原子数16〜22を有する種々の脂肪族
酸から導かれる混合物である。 その他の相違は、このアシルがガングリオシドとは対照
的に天然のものではないカルボキシ酸の系列に、即ち芳
香族、脂環式または復素環式系列の酸に属していること
である。従って、これらは、非天然のセラミドを含有す
る半合成のガングリオシド誘導体である。 通常、ガングリオシドに存在するシアリン酸の数は1〜
5に変化する。シアリン酸残基は、2位のヒドロキシと
オリゴ糖のヒドロキシとで形成されたケトース型の結合
によってオリゴ糖に結合している。 いくつかのシアリン酸が互いに結合するときには、それ
らの分子は、2つのシアリン酸分子の2位および8位の
ヒドロキシ基の間で形成されるケトース結合によって生
じる。ガングリオシド(上記の精製ガングリオシドを含
む)のシアリン酸は、種々の化学的に単一な酸、例えば
N−アセチルノイラミン酸およびN−グリコリルノイラ
ミン酸(前者が主である)の、並びにおそらくは1また
はそれ以上のそれらのO−アシル誘導体、例えば8一〇
−アシル誘導体のa合物である。 オリゴ糖は、最大5個の単糖またはアシルアミノ基を有
するその誘導体、特にヘキソースおよびそれらの上記の
型の゛誘導体からなる。しかし、少なくとも1個のグル
コースまたはガラクトース分子がオリゴ糖中に常に存在
する。上記糖のアシルアミノ誘導体として最も多い残基
はN−アセチルグルコサミンおよびN−アセチルガラク
トサミンである。 式{に含まれるガングリオシドの構造(実質的には本発
明の誘導体の式である)、並びに特に、糖部分、シアリ
ン酸およびセラミドの間の結合の性質をさらに説明する
ために、1個のシアリン酸(N−アセチルノイラミン酸
またはN−グリコリルノイラミン酸で示す)を含有する
「純粋な」ガングリオシドGM.の完全な式を以下に示
す:[式中、 1I YはHまたはOHであるコ。 (以下、余白) この式は、セラミド残基を対応の「人工の」セラミド(
そのN−アシル基は、芳香族、脂環式または複素環式系
列の酸のいずれかから導かれている)で置き換えると、
実質的に本発明に係るガングリオシドGM.の誘導体の
ものと同じである。 「リゾガングリオシド」なる用語は、文献ではスフィン
ゴシン窒素上に存在するアシル基の脱離によって天然の
ガングリオシドから導かれる化合物を命名するために用
いられている。この脱離は酵素を用いて、例えばガング
リオシドをグリコスフィンゴリピドーセラミドデアシラ
ーゼ酵素の作用にさらすことによって行うことができる
。この型の加水分解を用いることによって、ノイラミン
酸の残基中のアシルアミノおよびアシルヒドロキシ基が
無傷のまま残る。これらの基をも脱アシル化するために
は、即ち、スフィンゴシン窒素およびノイラミン窒素の
両方に.2つの遊離のアミノ基を含むガングリオシド誘
導体を得るためには、例えば希水酸化カリウムによる化
学的な加水分解を用いなければならない。本明細書中に
記載する方法によるノイラミン窒素上の脱アシル化によ
って得られるガングリオシド誘導体は、通常、文献では
「デーN−アセチル−ガングリオシドjとして知られて
いるが、これはこの位置のアシル基がアセチル基である
ためである。スフィンゴシンと7イラミン残基中の2つ
の窒素原子をそれぞれNおよびN゛と呼ぶことによって
、上記のデーN−アセチル−ガングリオシドに対して「
N”−リゾガングリオシド」なる名称を用いることがで
き、また同様に、スフィンゴシン残基中に遊離のアミノ
基を有する誘導体にλJL,て「リゾガングリオシド」
なる用語(より正確には、「N−リゾガングリオシド]
なる用語で指定すべきである)を用いることができる。 他方、rN,N’−ジ−リゾガングリオシド」は、両方
の遊離アミノ基を有する化合物を指す。本明細書ではこ
の命名法を用いる。 本発明に係る誘導体の上記の定義には、ノイラミン窒素
上にアセチル基、およびスフィンゴシン窒素上に芳香族
、アリール脂肪族、脂環式または複素環式アシルが存在
する一群のガングリオシド誘導体が含まれる。 また、本発明には、酵素法によって得られる上記のリゾ
ガングリオシドから導かれ、従って、天然のガングリオ
シド中に存在しているアシル基をシアリン酸中に含有し
ているこの型のN−アシル−リゾガングリオシドが含ま
れ、大部分が酢酸から、そして比較的少ない部分がグリ
コール酸から導かれるアシルアミノ基の混合物を含み、
そしておそらくはヒドロキシ基をエステル化しているア
シル基を含んでいる。従って、「N−リゾガングリオシ
ド」または「N−アシル−リゾガングリオシド」なる用
語は、以下の本発明の説明においては、「天然jと称さ
れる誘導体に対して(例えば、天然N−リゾGM.)、
およびノイラミン窒素上に単一のアセチル基を有する誘
導体(この説明なしに命名されるか、または好ましくは
N, N’−ジ−リゾガングリオシドの誘導体として、
例えば、N−アセチル−N′−ペンゾイルーN, N’
−ジーリゾGM,と命名される)の両方に対して用いる
。 以後、「アシルージリゾガングリオシードJなる用語を
本発明の新規化合物の全てを示すときに用いる。後記で
詳述するように、ノイラミン窒素上およびヒドロ牛シ基
上においてガングリオシドを選択的に脱アシル化するこ
とができる(例えば、希水酸化アルカリを用いて)。こ
れらの化合物において、アセチル(およびグリコリル)
とは異なるアシルで7イラミン残基のアミノ基をアシル
化すると、ガングリオシドの天然の部分を保存している
、即ちスフィイゴシン窒素上が高級脂肪族酸から導かれ
ている混合アシル基を有する、N,N’−ジアシル−N
,N’−ジ−リゾガングリオシドが得られる。本発明に
係る新規化合物の好ましい群を構成するこれら誘導体は
、N’−アシル−N゜−リゾガングリオシド、例えばN
゜−ベンゾイルーN゜−リゾGM,などと命名される。 ガングリオシドが神経系において重要な役割を果たして
いることは周知であり、また最近になって、ガングリオ
シドが末梢および中枢神経系の疾病の治療に有用である
ことが示された[Acta Psychiat.sca
nd. 55, 102 (1977) ; Eur.
Medicophys.13. 1 (1977) ;
 Ric.Sci.Educ.Perm.Suppl.
  9,115(197g) ; Adv. EXP.
 Med. Biol.  71,  275 (19
76) : Electromyogr.CIin.N
europhysiol.  19,353 (197
9);Minerva Mediaa 69,  32
77 (1978) ; Minerva Stoma
t.  27,  177 (1978) ; Med
.del Lavoro 68, 296(1977)
 ; Brain Res. 197, 236 (1
980)]。ガングリオシドの治癒作用は、主に、神経
細胞の戊長現象を刺激すること、および神経刺激伝達に
関与している膜酵素、例えば酵素(Na”, K ”)
A T Pアーゼを活性化することにあると考えられて
いる[BrainRes. 197, 236 (19
g(1) ; J.or Neurochem. 37
, 350 (1981)]。ガングリオシドで刺激さ
れたニューロンの成長は、損傷を受けた神経組織の機能
的な回復を促進する。 神経系の疾病を治療するにあたり、ガングリオシドより
効果の大きい化合物を見い出そうとする研究がなされて
いた。そのような研究により、例えばガングリオシドの
内部エステル(糖部分の1またはそれ以上のヒドロキシ
基がシアリン酸のIまたはそれ以上のカルボキシ基によ
ってエステル化されて同じ数のラクトン環を形戊してい
る;分子内反応)が、ニューロン成長促進において、お
よび神経刺激伝達に関与している膜酵素、例えば酵素(
Na”,  K ”)A T Pアーゼを活性化する点
において、ガングリオシド自体より活性が強いことが見
い出された[例えば、米国特許No.4,476,11
9、N o, 4, 593, 091およびN o.
 4, 716, 223を参照]。 また、ニューロン成長および神経刺激伝達に対する活性
の改善が、ガングリオシドの「外部」エステル、即ちシ
アリン酸のカルボキシ官能基と、脂肪族、アリール脂肪
族、脂環式または複素環式系列の種々アルコール類との
エステルでも観察された。さらに、ガングリオシドのア
ミド類、並びにアミド類、エステル類および単純なガン
グリオシド類の過アシル化誘導体類も同じ性質を有して
いる。米国特許No. 4, 713, 374に記載
されているこれら誘導体類のすべては、本発明のアシル
ージリゾガングリオシドの出発物質となりうる。 本発明の新規化合物は半合或のガングリオシド類似体で
あり、スフィンゴシンおよびノイラミンの両窒素上のN
−アシル基の存在によって従来技術の分子とは異なって
いる。これらは「天然」のものではなく、芳香族、アリ
ール脂肪族、脂環式または複素環式系列の酸から導かれ
る少なくとも1つのアシル基を有している。さらに、こ
れらは、このアシル基が単一であり、よく定義されたも
のであるということによっても天然のガングリオシドと
は異なっている(天然のN−アシル−N−リゾガングリ
オシドおよびN′−アシル−N゜−リゾガングリオシド
を除く)。ノイラミン窒素上にアセチル以外のアシル基
を含有するこれら誘導体は天然ガングリオシドに存在す
る種類のアシル基、即ちステアリン酸またはパルミチン
酸などの高級脂肪酸の混合物であることができる。 本発明の基礎となっているのは、新規な「半合成」ガン
グリオシドが、天然のガングリオシドおよびそれらのエ
ステル、アミド、内部エステルおよびこれら化合物すべ
ての過アシル化誘導体と本質的に同じ薬理学的作用を有
していることを発見したことである(ニューロン細胞の
成長現象の強さ、期間、および「開始」の速度などの多
数のパラメーターにおいて変化し、アシル成分の親油性
もしくは親水性の性質の大小、または副作用の種類およ
び内容に従って調節されることもあり、ある場合には治
療しようとしている治療学的問題に従ってネガティブも
しくはポジティブであったりする作用範囲を有する)。 1つの例は、神経伝達機能の正常な機序が不均衡なある
種の条件において望ましくなくそしてネガティブに作用
することもあるプロテインーキナーゼCに及ぼす阻害作
用である。活性化は、グルタミン酸および/またはアス
パラギン酸などの興奮性アミノ酸の濃度の増加によって
誘発される。これらの酸は上記の異常な条件のもとでは
ニューロン細胞に直接の毒性作用を有している。ガング
リオシド自体またはスフィンゴシンなどの他のプロテイ
ンーキナーゼC阻害物質と区別する本発明の産物の大き
な利点の1つは、上記の神経毒性作用を妨げ、阻害する
その能力にある。 本発明の産物が、カルシウムアンタゴニストおよびグル
タメート受容体アンタゴニスト(特に、NMDA)とは
異なり、異常な状態のもとてだけ作用し、従って局所化
された神経毒性を制限し、ニューロンの形成性を維持し
、それによって損傷を受けた生理学的機能のより早い回
復を可能にすることは強調されるべきである。多くの場
合、あるアシル基に対応する、酸それ自体の作用を使用
するために本発明の誘導体を使用することができ、ガン
グリオシド部分の特定の作用を避ける(この場合、担体
として機能する)。これは、例えば、N−アシル基が中
枢または末梢神経系に活性である酸(リセルグ酸および
その類似体、またはニコチン酸およびインニコチン酸な
ど)から導かれる新規なガングリオシド型を用いる場合
である。これらの酸はインビト口である種の作用を有し
ているが、インビボではほとんど全く作用を有さない。 これらを本発明に従ってガングリオシドの分子中に導入
すると、その作用が完全な形でインビボに現れる。 即ち、本発明のガングリオシド誘導体は、天黙産物また
は上記の既に知られている半合成誘導体の代わりに用い
ることができる。それらは、従来の産物には満足に応答
しない患者の場合、または個人的特質もしくはアレルギ
ーが存在する場合に大きな価値を有する。さらに、これ
らは、N−アシル基に対応する酸の特別の薬理学的作用
のゆえに担体として用いることができる。
【課題を解決するための手段】
本発明の新規鶴アシル−ジ−リゾガングリオシドの製造
の基本物質となるリゾガングリオシドは、天然産物、特
に脊椎動物の中枢または末梢神経系の組織に見い出され
るガングリオシドの脱アシル化によって得られるが、副
腎髄質、赤血球、肺臓またはその他の器官からも得られ
る。それらは、文献に記載されているような精製ガング
リオシド、即ち糖部分に単一の構造を有しているもので
あってよいし、またガングリオシドの混合物であっても
よい。本発明の誘導体の出発物質として用いるのに最も
重要なガングリオシドとしては、例えばオリゴ糖が辰大
4個のへキソース残基からなり、この糖部分が化学的に
単一であるものが挙げられる。このヘキソースはN−ア
セチルグルコサミンおよびN−アセチルガラクトサミン
からなる群から選ばれるのが好ましい(ガングリオシド
グループA)。このグループに属するガングリオシドは
、例えば脊椎動物の脳から抽出されるもの[例えば、論
文「神経系のガングリオシド」(”Glycolipi
d Methodology , Lloyd A.+
 fitting Fd1、 AmericanOil
 Chemists Society, Champa
ign, III. 187−214(1976))に
記載されているようなもの;特に第1表を参照]、例え
ばガングリオシドGM1、GM3、GM1、GM.−G
1cNAcSGD1、GD..−GalNAc,GT,
e,GQ..GT1、および特に、オリゴ糖が少なくと
も1個のグルコースまたはガラクトース残基とN−アセ
チルグルコサミンまたはNアセチルガラクトサミンのど
ちらかを含有しているものであり、とりわけ以下のもの
(ガングリオシドBグループ)が挙げられる: GM, Gal(1→3)GalN A C (1〜4)Gal
(1→4)G lc(1→1)CerGD,a Gal(1→3)GalN A C (1→4)Gal
(1→4)G lc(1→l)CerGD.b Gal(1〜3)GalN A C (1〜4)Gal
(1→4)G lc(1〜41)CarNANA NANA GTIb Gal(1→3)GalN A C (1→4)Gal
(1→4)G lc(1〜1)CerNANA NANA NANA [ここで、Glcはグルコース、GalNACはNアセ
チルガラクトサミン、Galはガラクトース、Cerは
セラミド、NANAはN−アセチルノイラミン酸を表す
]。 さらに本発明に含まれるのは、新規N−アシルリゾガン
グリオシドの混合物であり、特に、種々の動物組織由来
の抽出物、例えば刊行物に記載されている「全」抽出物
または種々の分画中に存在しているようなガングリオシ
ド混合物から得られるものである。これらの刊行物には
、例えば、上記の刊行物、または次の刊行物「脂質一結
合のシアリン酸を含有している物質の抽出および分析」
[上記刊行物、159−186頁(1976)]、およ
び「神経系のガングリオシド」(同刊行物、187−2
14頁)、および西独国特許No.25 49 680
などが含まれる。 このような新規混合物においては、ガングリオシド混合
物のN−アシル部分は上記アシル基のいずれかで置換さ
れており、これらは、ガングリオシド混合物の脱アシル
化とそれに続く再アシル化について後述するような本発
明の方法によって得ることができる(ガングリオシドの
シアリン酸部分中の他の脱アシル化された基の再アシル
化の後に行うこともある)。出発物質として用いられる
最も重要なガングリオシドは、神経系から、特に脳から
得られるガングリオシド抽出物であり、先に記したガン
グリオシドGM1、GD.1、GD.bおよびGT..
を含有している。 上記のように、本発明の基礎となっているのは、本明細
書中に記載した新規な半合或ガングリオシド類似体およ
びそれらの上記官能基誘導体もしくはそれらの塩が、多
くのバラメーターに関して異なっている作用範囲を有し
てはいるが、天然のガングリオシドもしくはそれらの類
似の官能基誘導体と実質的に同じ薬理学的作用を有して
いるということを発見したことである。 また、これらの修飾されたガングリオシドはプロテイン
キナーゼC活性化に阻害作用をも有している。 本発明の修飾型のガングリオシドの上記の薬理学的性質
は、次の実験で示すことができる。 ■次ニューロン細胞培養物における興奮性アミノ酸(E
AA)受容体の刺激によって、Cat”流入および輸送
の増加が高められ、その結果、細胞質ゾルからメンプラ
ンへのプロテインキナーゼ(PKC)の活性化が為され
ることになる。顆粒細胞の1次培養物のグルタメートの
添加または無酸素状態への暴露によって、細胞の損傷が
誘導され、ニューロンの死につながる。急性の脳虚血に
続いて現象のカスケードを誘発するグルタマージック(
glutamergic)伝達が変化し、インビトロで
生じるように細胞の死につながる。 1次ニューロン培養物をトリシアロシルーN−テトラグ
リコシルセラミド(GTIb)またはモノシアロシルー
N−テトラグリコシルセラミド(GM,)に前暴露する
と、PKC伝達が阻害され、グルタメート誘導の細胞死
から保護されることが知られている。 結合試験による、ガングリオシドの作用機序が受容体の
拮抗に関係していないことが示された。 ここに報告するのは、ガングリオシド誘導体、N’−3
.4.5−}リメトキシベンゾイルーN゜〜リゾG M
 + ( L igade 5 )、N−(2−フロイ
ル)−N−リゾGM+(Ligade3 4)、N一(
1〜メチル−2−ピロールーカルボニルーN−リゾGI
V11(Llgade38)、N一(2−チオフェンア
セチル)一NーリゾGM+(Ligade4 5)、N
, N’−ジーフェニルアセチルージーリゾGM+(L
igade8 2)、N, N’ージー(2−ピリジル
アセチル)一ジーリゾGM,(Ligade8 4 )
、およびN, N’−ジー(5−メチル−2−チオフェ
ンカルボキシル)一ジーリゾGM.(Ligade8 
5 )を用いて行った実験であり、これらは、グルタメ
ート誘導の遺択的なニューロン死に拮抗する能力を評価
するのに適している。 原料および方法 細胞培養物 >90%の顆粒細胞、約5%のGABA性のニューロン
、およびく5%のダリア細胞からなる、8日齢のスブラ
ーグードウレイ(Sprague Dawley)ラッ
ト由来の小脳顆粒細胞の1次培養物を用いた。本実験で
は、細胞を培養の12日目に用いた。 グルタメートによる神経毒性の誘導 グルタメート[Mg”を含まないロック(Locke)
溶液中、100μ罰を細胞に加え、室温で15分間放置
した(対照はグルタメートを含んでいない)。 次いで、この培養物をロック溶液で3回洗浄して過剰の
グルタメートを除去し、培養物を元の培養培地に入れた
。 化合物の溶解、インキュベートおよび分析方法L ig
ade5、34、38、45、82、84および85を
、クロロホルム/メタノール(2:1)に溶解し、N,
中で乾燥し、ロック溶液+Mg”(最終濃度5xlO−
′″M)に再懸濁し、神経毒性の誘導前に37゜Cで1
5分間、培養物に加えた。最終濃度1xlO−’Mを用
い、同様に溶解したGM.を、L−GLUに暴露する1
20分前に細胞に加えた。 細胞の生存は、MTT[’3−(4.5−ジメチルチア
ゾール−2−イル)−2.5−ジフェニルーテトラゾリ
ウム]を用いる比色定量法(D.0.570− 6 3
 0)によって24時間後に測定した。 結果 これらの実験により、5xlO−8Mの濃度のLiga
de5、34、38、45、82、84および85、な
らびに対照として用いた1xlO−’MめGM,は、グ
ルタメート誘導の神経毒性から保護するのに有効である
ことがわかった(p<0.05;第1表)。 L igade誘導体はGM.が必要とする用量よりも
10倍少ない用量で、およびずっと短い前インキュベー
ト時間の後に有効であることに注意すべきである。 考察 得られた結果は、Ligade5、34、38、45、
82、84および85と命名した新規ガングリオシド誘
導体が、小脳顆粒細胞の1次培養物においてグルタメー
ト誘導の神経毒性に拮抗し得ることを明白に示している
。 新規誘導体のこの作用は、GM,の対応する有効量より
もlO倍低い濃度で観察され、また、比較的短い前イン
キュベート期間の後に観察されるので、特に重要である
。 この作用に鑑みて、本発明の誘導体は、グルタマージッ
ク型の損傷に基づく急性および慢性の異常、例えば、大
脳虚血、外傷、癲厠、舞踏病、パーキンソン病、老化お
よび痴呆、大脳障害、低血糖症および低酸素症に向ける
ことができる。しかし、脳損傷の根幹を為す機序の一部
(特に、神経毒性に関するもの)は、他の系、例えば神
経心臓血管系にも損傷を与える。 築上宍小脳顆粒細胞の1次培養物での外部グルタメート
誘導の神経毒性モデルにおけるL igade 5、3
4、38、45、82、84および85、ならびにGM
,の保護作用化 合 物          細胞生存
MTT(Do 570−630) 対照ロック溶液一Mg”     0.1 56±0.
021L−クル9メ−}        0. 1 0
3±0.004し−グル+L igade5     
 0. 1 4 7±0. 0 1 4Ligade3
4     0. 12B±0.003Ligade3
 8     0. 1 3 1±0.003Liga
de4 5     0. 1 3 8±0.006L
igade8 2     0. 1 6 5±0.0
06Ligade8 4     0. l 5 1±
0.007Ligade85     0. 1 26
±0.008十GM.        0.133±0
.018顆粒細胞を培養の12日目に用い、室温で15
分間、100μMのL−グルタメート(L−GLU)に
暴露した。最終濃度5xlO−”Mでロック溶液に溶解
したL igade誘導体を神経毒性の誘導の15分前
に細胞に加え、一方1xlO−’MのGM,は120分
間プレインキユベートした。L−GLU対L igad
e誘導体およびGM,はp<0.05。 上記の薬理学的性質のゆえに、上記の半合成ガングリオ
シド類似体を、以下の疾病、即ち、大脳虚血、低血糖症
および低酸素症のような代謝性脳障害、毒物由来の脳障
害、外傷、老化、癲厠、パーキンソン病およびハンチン
トン舞踏病のような神経退化性障害、および精神障害の
薬物として用いることができる。 通常、投与は注入、筋肉内、皮下、静脈内、経皮または
肺投与により、好ましくは適当な緩衝化水性溶液で行う
。後記した本発明の医薬調製物の欄に示すように、所望
による他の補助成分と共に本誘導体溶液を入れたバイア
ルの形態に調製することによって、本薬物の安全な貯蔵
を確実なものにすることができる。上記の非経口経路に
よる治療のための適用または恐らくは予防のための適用
に対して、その用量は、好ましくは1日あたり体重1k
gに対して活性物質0.051g〜5jIg、特に1日
あたり体重1kgに対して0.05JII9〜2J!9
に変化する。 通常、本発明の新規な治療学的応用は中枢および末梢神
経系の神経伝達障害に関係した全ての障害に用いるのに
適しているが、次のものを特に挙げることができる:即
ち、球後視神経炎、動眼神経の麻痺、三叉神経痛、顔面
神経の麻痺、ベル麻痺、ガルシン症候群、末梢神経の外
傷性損傷、糖尿病性およびアルコール性多発性神経炎、
分娩麻痺、麻痺性座骨神経痛、運動ニューロン疾患、筋
萎縮性側索硬化症、脊髄障害性筋萎縮、進行性球麻痺、
重症筋無力症、ランバートーイートン症候群、筋ジスト
ロフィー、CNSおよびPNSにおけるシナブス神経伝
達の障害、ならびに錯乱、震盪、血栓および塞栓などの
意識欠損である。 また、本発明には、新規アシル−リゾガングリオシドの
シアリン酸カルボキシ基の官能基誘導体、即ち、エステ
ルおよびアミド、およびガングリオシドの場合と同様の
オリゴ糖のヒドロキシ基とシアリン酸のカルボキシ基の
間のラクトン結合による内部エステル、ならびにアシル
−リゾガングリオシドおよびそれらの上記の官能基誘導
体の両方のガングリオシドヒドロキシの過アシル化誘導
体、および新規アシル−ジ−リゾガングリオシドおよび
それらの官能基誘導体の全部の塩が含まれる。 これらシアリン酸の官能基誘導体は、対応するガングリ
オシドの誘導体(;関する上記の種々特許に記載されて
いる方法によって、新規アシルージリゾガングリオシド
から得ることができる。 また、本発明は特にこれら誘導体の混合物をも包含して
おり、これらは、例えば上記のガングリオシド混合物か
ら得られる本発明のアシル−リゾガングリオシドの混合
物から得られる。 本発明の新規なN−アシルリゾガングリオシド誘導体の
エステル基は、特に、脂肪族系列のアルコールから、詳
しくは最大12個、特に6個の炭素原子を有する脂肪族
アルコールから誘導されるか、1〜3個の低級アルキル
基(C ..)(例えばメチル基)によって置換されて
いることもある好ましくは唯一のベンゼン環および脂肪
族鎖に最大4個の炭素原子を有するアリール脂肪族(a
ral iphatic)系列のアルコールから誘導さ
れるか、唯一の脂環式の環および最大14個の炭素原子
を有する脂環式もしくは脂肪族脂環式系列のアルコール
から誘導されるか、または最大12個、特に6個の炭素
原子およびNSOおよびSからなる群から選択される異
項原子を含有する唯一の複素環式の環を有する複素環式
系列のアルコールから誘導される。 本発明のN−アシルリゾガングリオシド誘導体における
カルボキシ官能基のアミド基は、好ましくは最大12個
の炭素原子を有するあらゆる級のアミンからまたはアン
モニアから誘導される。 上記アルコール類およびアミン類は、非置換であるか、
または、特にヒドロヰシ基、アミノ基、アルキル部分に
最大4個の炭素原子を有するアルコキシル基、カルボキ
シ基、アルキル部分に最大4個の炭素原子を有するカル
バアルコキシ基、アルキル部分に最大4個の炭素原子を
有するアルキルアミノ基もしくはジアルキルアミノ基か
らなる群から遺択される官能基によって置換されていて
もよく、飽和または不飽和、特に二重結合を1つだけ有
している不飽和であってもよい。 本発明のN−アシルリゾガングリオシド類のカルボキシ
官能基をエステル化するのに用いるアルコール類は、1
価または多価、特に2価であってよい。脂肪族系列のア
ルコールとしては、特に、メチルアルコール、エチルア
ルコール、フロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−プチルアルコール、イソブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコールのような最大6個の炭素原子
を有する低級アルコール、およびエチレングリコール、
プロピレングリコールのような2価のアルコールが挙げ
られる。アリール脂肪族系列のアルコールとしては、特
に、ベンジルアルコールおよびフェネチルアルコールの
ような唯一のベンゼン環を有するアルコールが挙げらる
。脂環式系列のアルコールとしては、好ましくは、シク
ロヘキサノール、テルペンアルコール(例えば、メンタ
ノール、カルボメンソール〉、またはテルビネオールも
しくはピペリトールのような唯一の脂環式の環を有する
ものが挙げられる。 複素環式系列のアルコールとしては、,特に、テトラヒ
ドロフラノールまたはテトラヒドロピラノールが挙げら
れる。 N−アシルリゾガングリオシド類のカルボキシ基は、例
えば最大4個の炭素原子を有する、例えばアミノ官能基
によって置換された脂肪族アルコール(例えばアミノア
ルコール)、特に、ジアルキル(CI−J−アミノ基を
有するアミノアルコール(例えば、ジエチルアミノエタ
ノール)を用いてエステル化することができる。 本発明化合物のカルボキシアミド官能基は、アンモニア
(この場合のアミドは非置換アミドーCONH.である
)、または1級もしくは2級アミン、特に最大12個の
炭素原子を有するアミンから誘導される。このようなア
ミンは、芳香族、複素環式、脂環式のものであってよい
が、脂肪族のものが好ましい。本発明の好ましい態様は
、最大12個の炭素原子を有する脂肪族アミンのカルボ
キシアミド誘導体であり、これらのアミンは開裂(op
en)、直鎖状もしくは分枝鎖状または環式のアミンで
あってよく、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ヘキシルアミン、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、ジイソプロピルアミン、ジヘキシルアミン
のような1〜6個の炭素原子を有するアルキル基から誘
導されるアルキルアミン、あるいはピロリジン、ピペリ
ジン、アゼピンのような3〜6個の炭素原子を有する直
鎖もしくは1〜3個のメチル基によって置換された対応
する鎖を有するアルキレンから誘導されるアルキレンア
ミンなどである。これらのアミンのアルキル基またはア
ルキレン基は、別のへテロ原子によって、特に窒素原子
によって、炭素原子鎖において中断されているか、また
は置換されていてもよい。 この場合、本発明のアミドは、例えば、エチレンジアミ
ン、トリメチレンジアミンまたはピペラジンのようなジ
アミンから誘導される。アルキル基またはアルキレン基
が酸素原子もしくは硫黄原子によって中断されているか
または置換されているときには、このアミドは、アミノ
エタノールもしくはアミノブロバノールのようなアミノ
アルコールの誘導体であるか、またはモルホリンもしく
はチオモルホリンの誘導体でアル。 本発明の特に重要な誘導体は、上記グループAおよびB
のガングリオシド類から誘導される上記N−アシルリゾ
ガングリオシドのエステル類およびアミド類ならびにそ
れらの混合物である。 また、本脅明は、本明細書に記載のエステルおよびアミ
ドの糖部分、シアリン酸およびセラミドのヒドロキシル
における過アシル化誘導体をも含んでいる。このような
誘導体において、アシル基は、脂肪族、芳香族、アリー
ル脂肪族、脂環式または複素環式系列の酸から誘導する
ことができる。 これらは、好ましくは、最大10個の炭素原子、特に6
個の炭素原子を有する脂肪族系列の酸、例えばギ酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸あるいは
カプリン酸から誘導される。 また、これらは、例えば同数の炭素原子を有しているが
置換されている酸、特に乳酸のようなヒドロキシ酸、グ
リシンのようなアミノ酸、またはコハク酸、マロン酸も
しくはマレイン酸のような二塩基酸から誘導されてもよ
い。 芳香族酸としては、唯一のベンゼン核を有スるもの(特
に、安息香酸)、およびp−アミノ安息香酸、サリチル
酸もしくはフタル酸のようなメチル、ヒドロキシ、アミ
ノまたはカルボキシ基を有するその誘導体が挙げられる
。 さらに、本発明は、遊離カルボキシ官能基を有するN−
アシルリゾガングリオシド類およびそれらの上記混合物
の過アシル化誘導体をも包含している。これらの誘導体
としては、本明細書に挙げた酸から誘導されるアシル化
誘導体が特に重要である。 新規な誘導体のうち特に重要なものは、エステル化した
か、アミドに転換したか、またはヒドロキシ基を過アシ
ル化したガングリオシド類からなり、そのエステル基は
、非置換またはヒドロキシ基、最大4個の炭素原子を有
するアルコキシ基、アミノ基、アルキル部分に最大4個
の炭素原子を有するアルキルアミノ基もしくはジアルキ
ルアミノ基、カルボキシ基、またはアルキル部分に最大
4個の炭素原子を有するカルバルコキシ基で置換されて
いる、最大6個の飽f口の炭素原子を有する脂肪族アル
コール:多くて1つの二重結合を有する、対応する不飽
和アルコール;非置換または1〜3個のメチル基によっ
て置換されている唯一のベンゼン環を有するアリール脂
肪族アルコール;非置換または1〜3個のメチル基によ
って置換されているシクロヘキサン環を有し、脂肪族部
分に最大4個の炭素原子を有する脂環式または脂肪族脂
環式アルコール;またはテトラヒド口フラノールもしく
はテトラヒドロピラノールから誘導される。 これらのアミド基は、アンモニア、またはアルキル部分
に最大6個の炭素原子を有し、アルキレン部分に4〜8
個の炭素原子を有するアルキルアミン、ジアルキルアミ
ンもしくはアルキレンアミンから誘導され、そのアルキ
ルもしくはアルキレン基は、窒素原子、酸素原子および
硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子によって
炭素原子鎖を中断されていてもよく(最大4個の炭素原
子を有するアルキルによって置換された窒素原子が存在
する場合にはアミノ基は一NHであることが多い)、お
よび/またはアミノ基、アルキル部分に最大4個の炭素
原子を有するアルキルアミノ基もしくはジアルキルアミ
ノ基;ヒドロキシ基もしくはアルキル部分に最大4個の
炭素原子を有するアルコキシ基;最大3個のメチル基に
よって置換されていることもあり、脂肪族部分に最大4
個の炭素原子を有するベンゼン環を1つだけ有している
アリール脂肪族アミン;からなる群から選択される基で
置換されていてもよく、そのヒドロキシル基をエステル
化するアシル基は、最大6個の炭素原子を有する飽和ま
たは不飽和の脂肪族酸からK4され、ヒドロキシ基、ア
ミノ基およびカルボキシ基からなる群から選択される官
能基によって置換されていてもよく、それらの塩であっ
てもよい。 新規な半合成ガングリオシド類似体の官能基誘導体のな
かで特に挙げられるのは、以下のものである;即ち、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、tert−ブチル、ベンジル、アリル、エ
トキシカルボニルメチルおよびシクロヘキシルアルコー
ルから導かれる上記の新規化合物のシアリン酸エステル
;メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジメ
チルアミン、ジエチルアミン、ピロリジン、ピペリジン
、ビペラジン、モルホリン、チオモルホリンから導かれ
るシアリン酸アミド,ならびにこれらの過アシル化物、
過プロピオニレート、過ブチリレート、過マレイレート
、過スクシニレートおよび上記のシアリン酸エステルお
よびアミド類の過アシル化類似体である。 (以下、余白) 芳香族、脂環式または複素環式系列の酸から導かれるN
−アシル基は、ガングリオシド誘導体のノイラミンまた
はスフィンゴシン残基のカルバミド基−N H − C
 O−に直接結合したか、または脂肪族、アルキレンも
しくはアルキリデン残基によって結合した環系を有する
ことができる。従って、上記の用語には本発明の範囲内
で、芳香族、脂環式もしくは複素環式の酸それ自体の誘
導体(即ち、カルバミド基に直接結合)、ならびにアリ
ール脂肪族、脂肪族脂環式および脂肪族復素環式の酸の
誘導体の両方が包含される。勿論、これらヒドロカルビ
ル残基の環を次いで脂肪族ヒドロ力ルビル基によって置
換することができる。また、上記の脂肪族鎖を異項原子
、例えばN,SおよびOからなる群から選ばれる原子で
遮断することもできる。 環系は単環式または多環式であってよく、後者の場合に
は2環式が好ましい。酸はl塩基性または多塩基性であ
ってよく、後者の場合には2塩基性が好ましい。 本発明の化合物のN−アシル基は6〜24個の炭素原子
を有しているのが好まし<、1またはそれ以上の環系(
好ましくは1である)を含有することかでき、これは脂
肪族ヒドロカルビル基、好ましくは最大炭素原子数6の
アルキルで置換されていてもよい。また、N−アシル基
のヒドロカルビル残基は、その脂肪族部分および環部分
において、官能基または修飾された官能基、例えば、特
にハロゲン(塩素、臭素および弗素など)、in離もし
くはエステル化ヒドロキシ基、遊離もしくはエステル化
アミノ基、またはアシレートで置換されていてもよく、
また、アルキルもしくはアルキレン基、遊離もしくは触
媒されたオキソ基、オキシムもしくは置換オキシム、ヒ
ドラゾンもしくは置換ヒドラゾン、遊離もしくはエーテ
ル化メルカプト基、遊離もしくは置換スルファミド基、
遊離もしくはエステル化スルホン基、スルホキシド基、
またはニトリルもしくはニトロ基で置換されていてもよ
い。アミノ基またはとドaキシ基のエステルは、脂肪族
、アリール脂肪族、脂環式または複素環式系列の酸から
導くことができる。このようなエステル基は、特に治療
学的に許容しうる酸から導かれる。好ましい脂肪族酸は
、最大炭素原子数8を有する低級酸、例えば酢酸、プロ
ピオン酸、醋酸もしくは吉草酸(イソ吉草酸など)、ま
たはそれらの置換誘導体、例えばヒドロキシ酸(グリコ
ール酸、α−もしくはβ−ヒドロキシ酪酸、乳酸など)
またはアミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、バリン
もしくはフエニルグリシンなどの天然アミノ酸)または
2塩基酸(マロン酸、コハク酸、マレイン酸もしくはリ
ンゴ酸など)であり、これらは所望により置換されてい
てもよい。 芳香族系列の酸は、例えば安息香酸、または1〜3個の
低級アルキル基、ヒドロキシもしくは低級アルコキシ基
または塩素、臭素もしくは弗素などのハロゲンによって
置換されたその誘導体である。アリール脂肪族酸のなか
で第1に挙げられるのは、前記のように置換されている
こともあるフェニル酢酸もしくはフェニルプロピオン酸
などの1個のベンゼン環だけを有するものである。好ま
しい脂環式の酸は、炭素原子数5もしくは6の環を有す
るものであり、シクロヘキサンカルボン酸およびシクロ
へ牛サン2カルボン酸などである。複素環式系列の酸は
後記に挙げるものであるが、1個の複素環式基だけを有
する単純な酸が好ましく、ピリジンの誘導体、例えばニ
コチン酸およびイソニコチン酸またはピロリジンカルボ
ン酸などが好ましい。 ヒドロヰシまたはメルカプトエーテル化基のエーテル化
或分となり得る適切なアルコールは、シアリン酸力ルボ
牛シ基のエステルに関して既に挙げたものの全てであり
、官能基誘導体の形態にある本発明のアシル−リゾガン
グリオシドの一部である。好ましいのは、脂肪族部分に
最大4個の炭素原子を有する低級脂肪族またはアリール
脂肪族アルコールである。アミノ基の置換基としての、
または置換ケタール、アセタールもしくはケト基中に、
もしくはエステル化カルボキシ基中に?Mfするアルキ
ルまたはアラル牛ル基は脂肪族部分に最大4個の炭素原
子を有し、上記のように置換されていることもあるベン
ゼン基を有しているのが好ましい。この同じ最大炭素原
子数が、上記定義において「低級」と表される脂肪族基
の全てに当てはまる。アミノ基を置換することができ、
従って飽和の複素環式基を形戊する低級アルキレン基は
、特に炭素原子数4または5を有する物によって構成さ
れる。 芳香族アシル基は、主として1個の芳香族環だけを有す
る酸から、例えば安息香酸、およびアル牛ル、ヒドロキ
シ、オキソ、アミノ、メルヵプト、カルボキシおよびス
ルホン基、遊離もしくは官能基修飾されたもの、または
ハロゲン(例えば、上記のような)からなる群から選ば
れる1またはそれ以上の基(特に、1〜3個の基)によ
って置換された安息香酸の誘導体から導かれる。これら
の例には、安息香酸、サリチル酸、p−アミノ安息香酸
、トルエン酸の3種の異性体、フタル酸、イソフタル酸
、テレフタル酸、p〜ヒドロキシ安息香酸、フロトカテ
牛一一酸、アニス酸、バニリン酸、ベラトルム酸、ピペ
ロニル酸、レゾルシル酸、オルセリン酸、焦性没食子酸
、p−スルファミン安息香酸、2,6−ジメトキシ安息
香酸、3,4.5−トリメトキシ安息香酸、2−クロロ
安息香酸、3−クロロ安息香酸、4−クロロ安息香酸、
4−アセトアミド安息香酸、N−アセチルアントラニル
酸、3アミノ安息香酸、4−アミノ安息香酸、2−アミ
ノ−4−クロロ安息香酸、4−アミノ−2−クロロ安息
香酸、3−アミノ−4−メトキシ安息香酸、4−ブトキ
シ安息香酸、4−ブチル安息香酸、2−クロロ−5−メ
チルチオ安息香酸、4−クロロフェノキシ酢酸、4−ク
ロロ−3−スルファモイル安息香酸、4−シアノ安息香
酸、2,3−ジクロロ安息香酸、2,4−ジクロロ安息
香酸、2,5−ジクロロ安息香酸、2,6−ジクロロ安
息香酸、3.4−ジクロロ安息香酸、3,5−ジクロロ
安息香酸、4−ジエチルアミノ安息香酸、3,4ージフ
ルオロ安息香酸、4−エトキシ安息香酸、2−フルオロ
安息香酸、4−フルオロ安息香酸、4−フルオロフェノ
キシ酢酸、4−ヘプチル安息香酸、2−(4−ヒドロキ
シフェノキシ)ブロピオン酸、4−メチルチオ安息香酸
、フェノキシ酢酸、2−スルホ安息香酸、およびα一ト
リフルオローo−}ルエン酸が含まれる。 しかし、これらのアシル基を、縮合もしくは非縮合の数
個のベンゼン環を有する酸、またはベンゼン環と他の環
式ヒドロカルビル残基(例えば、脂環式もしくは複素環
式残基)を有する酸、例えばナフトエ酸、p−アミノナ
フトエ酸、p−ヒドロキシナフトエ酸、ナフタール酸、
ジフェニル−0.0=ジカルボン酸、3−メチルインデ
ン−2−カルボン酸および2−エトキシー1〜ナフトエ
酸などから導くこともできる。 アリール脂肪族酸のなかでは、上記のように置換されて
いることもある1個のベンゼン環だけを有し、脂肪族鎖
が好ましくは1〜6個の炭素原子を有するものが挙げら
れる。このような酸は直鎖もしくは分岐鎖、飽和もしく
は不飽和であることができ、また、上記の官能基もしく
はそれらの誘導体のいずれかによって置換されているこ
ともでき、そして/またはN,OおよびSからなる群か
ら選ばれる異項原子によって、または他の芳香族、複素
環式もしくは脂環式の核によって遮断されることもでき
る。この型の具体的な酸は、例えばフェニル酢酸、ヒド
ロトロパ酸、桂皮酸、フェニルフロピオン酸、ピペリン
酸、マンデル酸、3−(4フルオロベンゾイル)プロビ
オン酸、α−フルオロ桂皮酸、4−フルオロ桂皮酸、3
−フルオロー4−ヒドロ牛シフェニル酢酸、4−フルオ
ロフェノキシ酢酸、α−フルオロフエニル酢酸、4−ヒ
ドロキシマンデル酸、(+)−6−メトキシ−α−メチ
ル−2−ナフタリン酢酸、1〜ナフトキシ酢酸、フェノ
キシ酢酸、4−フェノキシ安息香酸、3−トリフルオロ
メチル桂皮酸、4−トリフルオロメチルマンデル酸、α
,α,α一トリフルオローp−トリル酢酸、3,4.5
− トリメトキシ桂皮酸、フェニルグリシン、D−4−
ヒドロキシフェニルグリシン、α−スルホベンゼン酢酸
、4−ヒドロキシフェニルブロバンニ酸、α−アミノ−
3,4−ジヒドロキシベンゼン酢酸、4−アミノ桂皮酸
、N−ペンゾイルーL一トレオニン、ペンジルチオクI
+コール#J−7’ロモマンぞル酪 々ロロ7セチルチ
ロシン、2−クロロー6−フルオロフェニル酢酸、4−
クロロフェ/キシ酢酸、トランス桂皮9、3−(4−フ
ルオロベンゾイル〉プロピオン酸、4−フルオロフェニ
ル酢酸、DL−4−ヒドロキシマンデル酸、2−(4−
ヒドロキシフェノキシ)プロピオン酸、(S)−(+)
一α−メトキシフェニル酢酸、(R)−(+)一α−メ
トキシーα(トリフルオロメチル)一フエニル酢酸、お
よび(S)−(−)一α−メトキシーα−(トリフルオ
ロメチル)一フェニル酢酸である。 脂環式アシル基は、主として1〜3個の脂環式の環を含
有する酸から導かれ、これらは5〜7個の環炭素原子を
有するものから選ぶのが好ましく、所望により芳香族ヒ
ドロカルビル残基、例えばベンゼンもしくはナフタレン
、または脂肪族残基、例えば好ましくは1〜6個の炭素
原子を有するアルキルもしくはアルケニルによって、ま
たは遊離もしくは上記のように官能基修飾されたヒドロ
ヰシ、オキソ、アミノもしくはカルボキシ基によって置
漁六れてい1t,士い−II鴨m才の酪苓のt、のめ)
ら導かれるこれら基の場合には、カルボキシが直接lま
たはそれ以上の環水素原子を置換するか、またはそれは
上記の脂肪族ヒドロカルビル基のいずれかにおいて見い
出されてよい(従って、脂環式一脂肪族酸を与える)。 この場合、このような脂環式脂肪族酸の脂肪族鎖は、ア
リール脂肪族酸の場合に上記したような官能基によって
置換することかできるか、または上記のような異項原子
で遮断することができる。この系列の具体的な酸は、列
えばシクロブロバンカルボン酸、シクロブタンカルボン
酸、シクロヘキサンカルボン酸、1〜アミノー1〜シク
ロヘキサンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸、2
,2−ジクロロ−1〜メチルシクロプロパンカルボン酸
、1〜メチル−1〜シクロヘキサンカルボン酸、3−ノ
ルーアダマンタンカルボン酸、1〜フェニルー1〜シク
ロプロパンカルボン酸、(±)−1〜ペンゾシクロブタ
ンカルボン酸、(Is)−(−)一カンファン酸、(+
)一カンファーカルボンL (−)一イソボルネオール
酢酸、(−)一メントキシ酢酸、5−メトキシー1〜イ
ンダン−3−酢酸、3−メチルー1〜アダマンテン酢酸
、3−メチルインデンー2−カルボン酸、2−ノルボル
ナン酢酸、1.2,3.4−テトラヒド口−2−ナフト
エ酸、1〜アダマンテン酢酸、シクロヘブタンカルボン
酸、およびシクロヘキサン酪酸である。 本発明の目的に特に重要な群は、コールおよびフラン酸
などのステロイド酸からなり、例えばコラン酸、コール
酸、リトコール酸、デオキシコール酸、およびそれぞれ
のエチオ酸、アンドロスタンもしくはブレグナンから、
またはそれらの4,5一位の不飽和誘導体から導かれる
エチオ酸である。 この系列の酸から導かれるアシルの複素環残基は3環式
〜8環式、好ましくは5〜7環式であってよく、0、N
およびSからなる群から選ばれる1〜4個の異項原子を
含有していてよく、飽和もしくは不飽和であってよく、
特に2重結合の芳香族系を有していてよい。さらに、こ
れらは芳香族および脂環式アシル基に関して既に挙げた
基の1またはそれ以上によって置換されていてもよい。 特に、これらは脂肪族ヒドロカルピル基、特に最大炭素
原子数6を有するアルキル基によって置換されることが
でき、また、これらは上記の異項原子のいずれかによっ
て炭素原子鎖が遮断されていてもよい。この群の複素環
式基も脂肪族、脂環式もしくはアリール脂肪族酸によっ
て置換されることができ、この場会にはまた、脂肪族鎖
は上記の基のいずれか、例えばアミノ、ヒドロキシ、遊
離もしくは官能基修飾されたスルホンもしくはスルファ
ミド基によって置換することができるか、または上記の
ように他の異項原子によって遮断することができる。 特に挙げられるのは、ピロール、ピラゾール、イミダゾ
ール、チオフェン、フラン、ピラン、ピリジン、ピリミ
ジン、ピラジン、チオピラン、オキサゾール、イソオキ
サゾール、チアゾール、イソチアゾール、トリアゾール
、テトラゾール、トリアジンなどの複素環式の単環の酸
から導かれるアシル、およびこれらの複素環とベンゼン
もしくはナフタール環またはこの型のいくつかの芳香族
環の縮合によって得られる環、例えばインドール、イン
ドリジン、クマリン、チオナフテン、カルバゾール、イ
ンダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、
ベンゾイソチアゾール、キノリン、イソキノリン、アク
リジン、フェナントリジン、クロメン、シン7リン、フ
タラジン、キナゾリン、フェナジン、フェノキサジン、
フエノチアジン、およびベンゾジアゼピンから導かれる
アシル、ならびに上記の複素環式化合物の1またはそれ
以上と他の複素環および/または芳香族環もしくはベン
ゼン環の縮合によって得られる環から導かれるアシルで
ある。 R後に、アルカロイドから導かれる上記型の酸が考慮さ
れるべきである。このような酸は生物学的または治療薬
学的に重要な既知の酸であるのが好ましい。 本発明fこ係るスフィンゴシンおよび/またはノイラミ
ン基のアシルは、ピリジンもしくはピロールのように芳
香族型の2重結合が存在している上記の複素環型の酸化
合物から、またはピベリジンもしくはビペラジンのよう
に部分的もしくは完全に水素化されている対応する誘導
体から導くことができる。このような酸の具体的な例を
以下に挙げる:2−フランカルボン酸、3−フランカル
ボン酸、2−チオフェン酢酸、2−アミノ−4−チアゾ
ール酢酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、ピコリン酸、
7−テオフィリン酢酸、2−アミノニコチン酸、6−ア
ミノニコチン酸、5−アミノオロチンL (S)−(一
)−2一アゼチジンカルボン酸、5−ブロモニコチン酸
、5−クロロインドール−2−カルボン酸、6−クロロ
ニコチン酸、シンノリンー4−カルボン酸、L−ヒスチ
ジン、N一アセチルーL−ヒスチジン、N−アセチル−
L一トリプトファン、3−アミノ−4−ピラゾールカル
ボン酸、3−アミノ−1.2.4−トリアゾール−5−
カルボン酸、5−ベンズイミダゾールカルボン酸、2−
ベンゾフランカルボン酸、(+)ビオチン、2−クロロ
ニコチンL2.4−ジヒドロキシピリミジン−5−カル
ボン酸、5−フルオロインドール−2−カルボン酸、2
−フランブロピオン酸、5−ヒダントイン酢酸、5−ヒ
ドロキシインドール−3−酢酸、5−ヒドロキシ−2=
インドールカルボン酸、6−ヒドロキシニコチン酸、4
−イミダゾール酢酸、5−メトキシインドール−3−酢
酸、5−メトキシインドール−2カルボン酸、5−メト
キシー2−メチル−3一インドール酢酸、4−メトキシ
−2−キノリンカルボン酸、キヌレン酸、チオキヌレン
酸、7−クロロキヌレン酸、クロロチオキヌレン酸、フ
ルオロチオキヌレン酸、トリフルオロメチルチオキヌレ
ン酸、l−メチルインドール−2−カルボン酸、6−メ
チルニコチン酸、N−メチルーL−プロリン酸、1〜メ
チル−2−ビロールカルボン酸、3一メチル−2−チオ
フェンカルボン酸、5−メチル−2−チオフェンカルボ
ン酸、ニフルミン酸、5−ニトロ−2−フランカルボン
酸、(−1〜2オキソー4−チアゾリジンカルボン酸、
1〜ピペリジンプロビオン酸、2−ビラジンカルボン酸
、4−ピラゾールカルボン酸、4−ビリダジンカルボン
酸、2−ピリジル酢酸、3−(3−ビリジル)アクリル
酸、4−ピリジルチオ酢酸、(2−ビリミジルチオ)酢
酸、キナルジン酸、3−キノリン力ルボン酸、4−キノ
リンカルボン酸、4−(2一チェニル)lj3酸、3−
チオフェン酢酸、2−チオフェン酢酸、2−(メチルチ
オ)一ニコチン酸、4−ピリジルチオ酢酸、テトラゾー
ルーl一酢酸、α−オ牛ソー2−フラン酢酸、(メトキ
シミノ)−2−フラン酢酸、2 − a−(メトキシミ
ノ)−4=チアゾール酢酸、α−[[(4−エチル−2
.3−ジオキソ−1〜ピペラジニル)カルボニルコアミ
ノコーベンゼン酢酸、1.3−ジチアン−2−カルボン
酸、3−(2−クロロフェニル)−5−メチルー4−イ
ソオキサゾールカルボン酸、3−(2−クロロー6−フ
ルオロフェニル)−5−メチル−4−インオヰサゾール
カルボン酸、および3−(2.6−ジクロロフェニル)
−4−イソオキサゾールカルボン酸。 本発明のN−およびN゛−アシル−N, N’−ジ−リ
ゾガングリオシドにおけるアシル基は、上記の芳香族、
脂環式、アリール脂環式または複素環式系列の基のいず
れかである。即ち、スフィンゴシンおよびノイラミンの
両窒素上のアシル基の少なくとも1つはこの性質のもの
でなければならない。N,N’−ジアシル−N,N’−
ジ−リゾガングリオシドにおける両アシル基は、上記系
列の酸から導くことができ、そのような化合物は製造す
るのが比較的容易であるので本発明に関しては特に重要
である。 しかし、N,N’−ジアシル誘導体におけるアシル基の
一方は、好ましくは1〜24個の炭素原子を有する置換
もしくは非置換の、飽和もしくは不飽和の脂肪族酸から
導くこともできる。このような酸のなかで挙げることが
できるのは、直鎖もしくは分岐鎖の1〜11個の炭素原
子を有する低級酸、例えばギ酸、酢酸、ブロピオン酸、
酪酸、吉草酸(特に、n一吉草酸およびイソ吉草酸など
)、ピバリン酸、カプロン酸、インカプロン酸、エナン
ト酸、カブリル酸、ベラルゴン酸、カプリン酸、ウンデ
シル酸、ジーtert−ブチル酢酸、および2−プロピ
ル吉草酸などである。不飽和の酸のなかで挙げることが
できるのは、アンゲル酸およびチグリン酸である。比較
的長鎖の適当な酸には、直鎖の酸、特に12〜16個の
炭素原子を有する酸、例えばラウリン酸、ミリスチン酸
およびパルミチン酸が含まれる。もっと高い炭素数を有
する酸には、例えばオレイン酸、エライジン酸、ステア
リン酸、エイコサンカルボン酸およびベヘン酸が含まれ
る。分岐鎖を有するアシル基における側鎖は最大炭素原
子数4を有する低級アルキル、特にメチル基であるのが
好ましい。 特に重要なのは、ノイラミン窒素上の脂肪族アシルが天
然ガングリオシドに存在しているような混合アシル(即
ち、大部分がアセチルであり、少ない部分がグリコリル
である)であり、ノイラミン残基のヒドロキシも所望に
よりアシル化されているN,N’−ジアシル−N,N’
−ジ−リゾガングリオシドである。このような誘導体は
、ガングリオシドのスフィンゴシン窒素上を選択的に加
水分解し、こうして得たN゛−リゾガングリオシドのN
一位を芳香族、アリール脂肪族、脂環式もしくは複素環
式系列の上記酸のいずれかでアシル化することによって
得られる。 同様に、ガングリオシドの7イラミン窒素上を選択的に
加水分解することができ、得られたN゜−リゾガングリ
オシドのこの位置のアミノ基を上記の非脂肪族酸のいず
れかでアシル化することができる。天然のガングリオシ
ドに存在しているような高級脂肪酸から導かれる混合ア
シルがスフィンゴシン窒素上に残る。これは本発明の好
ましい目的物である。 また、所望によりノイラミン窒素またはスフィンゴシン
窒素上に存在する脂肪族アシル基を、遊離の官能基また
は官能基修飾された基、好ましくは極性官能基で置換す
ることもできる。1〜3個の官能基が存在するのが好ま
しく、これらはヒドロキシ、アミノ、ケトン、メルカプ
ト、カルボキシ、スルホニック、スルファミド、スルホ
キシド、スルホン、ニトリルおよびニトロ基、ならびに
これらの基の官能基誘導体、例えばヒドロキシ、メルカ
プト、カルボキシ、スルホニック、ケタール、アセター
ル、ケトオキシム、アルドキシおよびヒドラゾン基のエ
ステルからなる群から選ばれる。 この型の基は、所望により低級脂肪族またはアリール脂
肪族ヒドロカルビル基(脂肪族部分に1〜6個の炭素原
子を有し、好ましくは1個のベンゼン環のみを有する)
、例えばアルキルアミン、アルキレンアミン、アルキル
メルカプト、アルキルスルファミドおよびアルキルヒド
ラゾン基で置換されていてもよい。ヒドロキシ基のエス
テルのなかで特に挙げることができるのは、無機の水素
酸のもの、即ちハロゲン、特に塩素、弗素および臭素の
ものである。 本発明の新規アシル−ジ−リゾガングリオシドのなかで
特に重要なのは、天然のガングリオシド、例えばガング
リオシドG M 1、GD1、、GD.b,GT,b,
GM,およびGM.から導かれるN−アシル−N−リゾ
ガングリオシドである。このような誘導体においては、
ノイラミンのアシル基はこのようなガングリオシドに存
在しているアシル基、即ち混合アセチルーグリコール基
(アセチル基が多い)であり、シアリン酸ヒドロキシ基
が対応する酸でエステル化されていることもある。これ
らは、スフィンゴシン窒素上のみの脱アシル化を行う酵
素加水分解、およびその後の芳香族、アリール脂肪族、
脂環式または複素環式の酸によるアシル化によって、ガ
ングリオシドから得られる。このような化合物の例を以
下に挙げる:即ち、N−2.6−ジメトキシベンゾイル
ーN−リゾGM1、N−5−メトキシインダノン−3−
アセチル−N−リゾGM1、 N−フエニルアセチルーN−リゾGM1、N−シクロブ
タンカルボキシルーN−リゾGMいN−2一ノルボルナ
ンアセチルーN−リゾGM1、N−フロイル−N−リゾ
GMい N−イミダゾールアセチル−N−リゾGMいN−6−メ
チルニコチニル−N−リゾGM1、N−メチルブロリル
ーN−リゾGM1、N−1〜メチル−2−ピロール力ル
ポキシルーNリゾGM1、 N−2−ピリジルアセチルーN−リゾGM1、N−4.
4−ピリジルチオアセチルーN−リゾGMいN−3一牛
ノリンカルボキシルーN−リゾGMいN−テトラゾリル
−1〜アセチルーN−リゾGM1、N−7−テオフィリ
ンアセチル−N−リゾGM1N−2−チオフェンアセチ
ル−N−リゾGMいN−3−アミノ−1.2.41〜リ
アゾールー5一アセチルーN−リゾGM1、 N−アセチル−DL−1〜リプトフェンアセチル(α,
α,α一トリフルオロトルイジン)一二コチニルーN−
リゾGM1、 N−5−ヒダントインアセチル−N−リゾGMt、N−
5−ヒドロキシインドール−3−アセチル−N−リゾG
M1、 N−2−クロロニコチニル−N−リゾGM1、N−5−
メチル−2−チオフェンアセチル−N−リゾGM1、 N−5−ベンズイミダゾールアセチル−N−リゾGM.
N−5−ヒドロキシ−2−インドールアセチル−N一リ
ゾGM1、 N−3. 4. 5− }リメトキシベンゾイル−N−
リゾGM1、N−シクロヘプタンアセチル−N−リゾG
M1、N−シクロペンタンアセチル−N−リゾGM1、
N−5−メチル−2−チオフェンアセチル−N−リゾG
M.ならびに 先に挙げた他の基本ガングリオシドの対応する誘導体、
およびこれら全化合物の内部エステルである。 N,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシ
ドの例は、先に挙げたGM.ガングリオシドもしくはそ
の他のガングリオシドから導かれ、ノイラミン窒素上の
アミノ基も同じ酸でアシル化されている上記のN−アシ
ル−N−リゾガングリオシドに対応する誘導体であり、
例えば、以下のものである: N, N’−ジーシク口へプチルアセチルーN,N’−
ジーリゾGM1、 N, N’−ジーシクロペンチルーN, N’−ジーリ
ゾGM1、N, N’−ジーフェニルアセチルーN, 
N’−ジーリゾGMいN, N’−ジーピ.リジルアセ
チルーN, N’−ジーリゾGM1、または N, N’−ジ(5−メチル−2・−チオフェンアセチ
ル)一N, N’−ジーリゾGM. 0 ガングリオシドGM,および本明細書に挙げた他の基本
ガングリオシドから導かれるN゜−モノアシルーN, 
N’−ジ−リゾガングリオシドの例は、スフィンゴシン
窒素上の代わりにノイラミン窒素上にGM,N−モノー
リゾガングリオシドの具体的な例に挙げたアシル基を含
有している。本発明の化合物の別の重要な群は、例えば
、ノイラミン窒素上の「天然」の混合アシルが3〜6個
の炭素原子を有する脂肪族酸(例えば、吉草酸もしくは
ビバリン酸)、またはハロゲンで置換されたこの型の酸
(例えば、モノクロロ酢酸もしくはジクロロ酢酸)、ま
たは12〜18個の炭素原子を有する脂肪族酸く例えば
、パルミチン酸、オレイン酸もしくはステアリン酸)で
置換されている上記のN−アシル−N−リゾGM.化合
物に対応するガングリオシド誘導体である。 官能基修飾されたシアリン酸カルボキシ官能基を有する
化合物のなかで挙げることができるのは、1〜6個の炭
素原子を有する低級脂肪族アルコールから導かれるエス
テル(メチル、エチルもしくはプロピルエチルなど)、
低級脂肪族アミン(メチルアミン、エチルアミンもしく
はプロピルアミンなど)もしくは環式アミン(ピペリジ
ン、ピペラジンもしくはピロリジンなど)から導かれる
アミド、上に具体的に挙げた化合物すべての内部エステ
ルおよび過アシル化物(パーアセチレート、パープロピ
オニレートおよびパーブチリレート:即ち、1〜6個の
炭素原子を有する脂肪族酸から導かれるアシレート)で
ある。 本発明の半合成ガングリオシド類似体は、既知の方法に
より、−ジ−リゾガングリオシドまたはそのN−アシル
もしくはN′−アシル誘導体をアシル化することによっ
て、またはN,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガ
ングリオシドのスフィンゴシンおよびノイラミン窒素上
を選択的に脱アシル化することによって製造することが
できる。 アシルアミノ基が同じ酸から導かれるジーアシル誘導体
を製造するときには、簡単にするため、−ジ−リゾガン
グリオシドを既知の方法により1工程でアシル化するの
が好ましい。−ジ−リゾガングリオシドは、ガングリオ
シドまたはN−リゾガングリオシドから、例えば水酸化
テトラアルキルアンモニウム、水酸化カリウムその他を
用いるアルカリ加水分解によって得ることができる。 アシルアミノ基が別の酸から導かれる本発明の化合物を
製造するときには、−ジ−リゾガングリオシドのNまた
はN゜−モノアシル誘導体を出発化合物として用いるの
が好ましい。スフィンゴシンのアミノ基の方が7イラミ
ンのアミノ基よりも反応性が高いので、−ジ−リゾガン
グリオシドから選択的なアシル化によってN−モノアシ
ル−ジ−リゾガングリオシドを得ることができる。既知
の方法に従って−ジ−リゾガングリオシドを穏やかにア
シル化することによって、例えばペプチドの化学で用い
られるアシル化法を用いることによって、上記のスフィ
ンゴシン窒素上のモノアシル誘導体を得ることができる
。次いで、これを常法によりノイラミン窒素についてア
シル化する。この場合、本発明の産物を得るためのアシ
ル化法は2工程のアシル化反応からなる。 ノイラミン窒素上にモノアシル基を有する化合物が用い
られるときには、これらは種々の方法によって製造する
ことができる。例えば、−ジ−リゾガングリオシドから
始めてスフィンゴシンアミノ基を中間で一時的に保護す
ることができ(例えば、ホスファチジルコリンとの疎水
性の相互作用によって、または適当な保護基によるアシ
ル化によって行うことができる)、続いてノイラミン窒
素をその位置に導入しようとする酸の誘導体でアシル化
し、次いでスフィンゴシン窒素を脱保護することができ
る。また、同じ酸を用いて−ジ−リゾガングリオシドの
2つのアミノ基をアシル化することができ、次いで、こ
のジアシル化合物を、スフィンゴシン窒素上のアシルア
ミノ基だけを選択的に切断することができる酵素、例え
ばグリコスフィンゴリピドーセラミドーデアシラーゼ酵
素などの、ガングリオシドからリゾガングリオシドを得
るときに用いる酵素の作用にさらすことができる(工程
図Iを参照)。 工 程 図 ■ しかし、N−モノアシルーN,N’−ジ−リゾガングリ
オシドは、N,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガ
ングリオシドのノイラミン窒素上を選択的な化学的加水
分解(例えば、0.1Mのアルコール性水酸化カリウム
による)により脱アシル化することによって得ることも
できる。 このようにして得られたアシル−ジ−リゾガングリオシ
ドにおいて、所望により、シアリン酸のカルボキシ基ま
たはこの酸のヒドロキシ基を官能基変換することができ
る。例えば、これらの基をエステルもしくはアミドに変
換することができ、また、これらの基中のヒドロキシを
酸でエステル化することができる(過アシル化物)。 本発明のN−アシル−N, N’−ジ−リゾガングリオ
シド N l−アシル−N,N’−ジ−リゾガングリオ
シドおよびN, N’−ジアシル−N, N’−ジ−リ
ゾガングリオシドの製造方法は、上記アシル基に対応す
る酸でN, N’−ジ−リゾガングリオシド、N−アシ
ル−N, N’−ジ−リゾガングリオシドもしくはN’
−アシル−N, N’−ジ−リゾガングリオシドをアシ
ル化するか、または適当なN,N″−ジアシル−N, 
N’−ジ−リゾガングリオシドのスフィンゴシンもしく
はノイラミン窒素上を選択的に脱アシル化することから
なる(所望により、これら化合物の混合物を用いてもよ
い)。所望なら、得られた化合物をエステル、アミドも
しくは内部エステルまたはヒドロキシ過アシル化物に変
換することもできる。さらに、このような化合物を適当
な塩に変換することもできる。 上記方法のN−アシル化は常法によって、例えば出発物
質をアシル化試薬と、特に酸の官能基誘導体(その残基
が導入される)と反応させることによって行うことがで
きる。即ち、酸の官能基誘導体としてハロゲン化物また
は無水物を用いることができ、ピリジンまたはコリジン
などの3級塩基の存在下でアシル化を行うのが好ましい
。 反応は、無水条件下、室温もしくはそれ以上で、または
ショッテンーバウマン法に従い水性条件下、無機塩基の
存在下で好都合に行うことができる。 ある場合には、反応性官能基誘導体として酸のエステル
を用いることもできる。アシル化において、ベブチドの
化学で用いられているような活性化カルボキシ誘導体を
用いる方法、例えば混合無水物またはインオキサゾリウ
ムの塩もしくはカルボジイミドの誘導体を用いて得られ
る誘導体を用いる方法も使用可能である。 多数の製造方法の中で最も適しているものを以下に挙げ
る: (l)酸のアジドとリゾガングリオシド誘導体の反応; (2)酸とN, N’一カルボニルジイミダゾールから
得られる酸のアシルイミダゾールとリゾガングリオシド
誘導体の反応; (3)酸およびトリフルオ口酢酸の混合無水物とリゾガ
ングリオシド誘導体の反応; (4)酸の塩化物とリゾガングリオシド誘導体の反応; (5)カルボジイミド(例えば、ジシクロへキシル力ル
ポジイミド)の存在下、および所望により1〜ヒドロキ
シベンゾトリアゾールなどの物質の存在下での、酸とリ
ゾガングリオシド誘導体の反応; (6)加熱による酸とリゾガングリオシド誘導体の反応
; (7)高温での、酸のメチルエステルとリゾガングリオ
シド誘導体の反応; (8)パラニト口フェノールとのエステルナトの酸のフ
ェノールエステルとリゾガングリオシド誘導体の反応;
および (9)酸の塩とヨウ化l−メチル−2−クロロピリジニ
ウムの間の交換によって導かれるエステルとリゾガング
リオシド誘導体の反応。 どのようにすればスフィンゴシンおよびノイラミンの両
窒素上での選択的かつ部分的なアシル化を行うことがで
きるかは既に説明した。工程図Iはこれらの方法を図示
するものである。 既に報告されているように、N,N’−ジアシル−N,
N’−ジ−リゾガングリオシドのスフィンゴシン窒素上
の酵素による脱アシル化は、ガングリオシドの部分的な
脱アシル化に用いられている条件下で行うことができる
[例えば、J.Biochem. 103,  1 (
1988)の記載のように]。N,N’−ジアシルN,
N’−ジ−リゾガングリオシドからN,N’−ジ−リゾ
ガングリオシドへの2重の脱アシル化は、文献記載のデ
ーN−アセチル−リゾガングリオシドの製造方法と同じ
方法で行うことができる[例えば、Biochemis
try 24, 525 (1985) ; J.Bi
ol.Chem. 255. 7657 (1980)
 ; Biol.Chea.IIoppe Seyle
r367, 241 (1986) : Carboh
ydr.Research 179, 393 (19
88) ; Bioch.Bioph.Res.Com
n. 14?. 12? (1987)]。 また、上記の文献[Carbohydr.Resear
ch 179]には、ガングリオシドGMaと90%n
−ブタノール中のO.LM KOHの作用によって得ら
れる、ノイラミン窒素上を遺択的に脱アシル化するため
の方法が記載されている。この脱アシル化を本発明のN
,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシド
に応用してN−アシル−N, N’−ジ−リゾガングリ
オシドを得ることができる。当業者には明らかである化
学的に等価な方法の全てが本発明の範囲内に含まれるの
は勿論のことである。 上記の方法に従って得られる新規アシルリゾガングリオ
シドのカルボキシまたはヒドロキシ誘導体の製造は、ガ
ングリオシドの基本構造を変える作用を有する方法を除
いて、既知の方法によって行うことができる。即ち、強
酸性の試薬を用いる方法、または強アルカリもしくは強
酸性条件下で行う方法、または糖部分のヒドロキシ基の
望ましくないアルキル化を導く方法は除かれる。 N−アシルガングリオシド類のカルボキシ基のエステル
化またはそれらのアミドへの転換は、例えば、ガングリ
オシド類についての米国特許第4,713.374号の
記載に従って行うことができる。また、本発明の誘導体
の内部エステルは、例えば、米国特許第4, 593,
 091号および欧州特許第0072722号に記載さ
れているようなガングリオシドの内部エステルの製造方
法と同様にして行うことができる。 これらの内部エステルには、シアリン酸のカルボキシ基
と糖のヒドロキシ基のラクトン化によって形戊される化
合物が包含されるだけでなく、例えば、シアリン酸カル
ボキシル基とシアリン酸ヒドロキシ基との間で形成され
るラクトン環を含む化合物(後者が糖部分に結合してい
るので)、およびその他の可能性あるラクトン構造も包
含される。 内部エステルの形成についての上記特許の方法は、無水
条件下、非水性有機溶媒中、ラクトン化試薬でガングリ
オシドを処理することからなる。適切な有機溶媒として
は、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ス
ルホラン、テトラヒド口フラン、ジメトキシエタン、ピ
リジンまたはこれらの溶媒の混合物が挙げられる。適切
なラクトン化試薬としては、ジシクロへキシル力ルポジ
イミド、ペンジルインプロピルカルボジイミド、ペンジ
ルエチル力ルポジイミド、2−クロロー1〜メチルピリ
ジン塩、エトキシアセチレンおよびウッドワード試11
i(N−エチル−5−フェニルインキサゾール−3′−
スルホネート)のような有機溶媒に可溶性のカルボジイ
ミド預が挙げ^れる..田鮫的古い方法は、ガングリオ
シドと酢酸またはトリクロロ酢酸またはカルボジイミド
(水もしくは水性溶媒中で可溶性)の間の反応を用いて
いる。これらの方法の全ては、新規なN−アシルリゾガ
ングリオシド類の内部エステルの製造に用いることがで
きる。 カルボキシ基の「外部」エステル化、即ち、上記の系列
のアルコール類によるエステル化については、例えば、
ダウエックス(Dovex) 5 0型の樹脂などのイ
オン交換体の存在下、N−アシルリゾガングリオシド類
と所望のアルコールとを反応させることができるが、そ
の収率は内部エステルの同時形成および長い反応時間に
よって制限される。 別のエステル化方法は、ダウエックス−50Wx8(H
型;100〜200メッシ5)型の樹脂にアルコールを
通し、同じアルコールに溶解した溶離液を、対応するジ
アゾアルカンで処理することからなる。 別の適当なエステル製造法は、リゾガングリオシド誂導
休の金属塩をエーテル什耀韮で肌理することからなる。 アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩が用いられる
が、他のあらゆる金属塩も用いられる。エーテル化試薬
としては、文献に挙げられたもの、特に種々の無機酸ま
たは有機スルホン酸(水素酸など)のエステル、すなわ
ち、ヨウ化メチルまたはヨウ化エチルなどのハロゲン化
ヒドロカルビル、または中性のスルフエートもしくはヒ
ドロカルビル酸、スルファイト、カーボネート、シリケ
ート、ホスファイトまたはヒドロ力ルビルスルホネート
(ペンゾスルホネートもしくはp−トルオスルホネート
などを用いることができる。反応は、適切な溶媒、例え
ば、アルコール、好ましくは導入されるアルキル基に対
応するアルコール中で行うことができるが、ジオキサン
またはジメチルスルホキシドのようなエーテル、ケトン
のような非極性溶媒中でも行うことができる。 特に有利なエステル化方法は、所望のアルコールとその
対応するアルコラートの混合物でリゾガングリオシド誘
導体の内部エステルを処理することからなる。反応は、
アルコールの沸点に対応する温度で行われ得るが、より
低い温度で行うこともでき、その場合は、反応時間がよ
り長くなる。 本発明のリゾガングリオシド誘導体のアミドは、既知の
方法によって製造することができ、特に、以下の方法:
即ち、 a)アンモニアまたはアミンとN−アシルリゾガングリ
オシド誘導体の内部エステルとの反応b)アンモニアま
たはアミンとN−アシルリゾガングリオシド誘導体のカ
ルボキシエステル類との反応 C)アンモニアまたはアミンと活性化カルボキシ基を有
するN−アシルリゾガングリオシド誘導体との反応 によって製造することができる。 反応a)は、溶媒の存在下または非存在下、アミドを生
戊させようとしているアンモニアまたはアミンでガング
リオシドの内部エステルを直接処理することによって行
うことができる。この反応は、例えば−5〜+10℃の
ようにかなり低温でも行うことができるが、好ましくは
、例えば30〜120℃のように室温またはそれ以上で
行う。 溶媒としては、ケトン、芳香族炭化水素、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサンまたはテ
トラヒドロフランを用いることができる。 反応b)も、好ましくはa)について記載した条件下で
行う。本発明に対して説明したエステル類とは別の他の
エステル類、例えばフェノール類とのエステル類を用い
ることもできる。 方法C)の反応においてカルボキシ基を活性化するため
には、ベプチド化学の分野において既知の方法が用いら
れ、これにより、ガングリオシド分子の分解を導く強酸
性または強塩基性の条件を用いる方法が避けられる。出
発ガングリオシド類が、例えばナトリウム塩形である場
合、まず、ダウエックス型イオン交換樹脂または別の酸
イオン交換体によって塩を処理するのが望ましい。例え
ば、カルボジイミド類、例えばジシクロへキシルカルボ
ジイミド、ペンジルイソプロピルカルボジイミドまたは
ペンジルエチルカルボジイミドの存在下、1〜ヒドロキ
シベンゾトリアゾールの存在下、またはN, N’一カ
ルボニルジイミダゾールの存在下での縮合法を用いるこ
とができる。 糖部分、シアリン酸部分および所望によるセラミド残基
のヒドロキシ基のアシル化は、既知の方法、例えば、好
ましくはピリジンまたはコリジンのような3級塩基の存
在下、アシル化に用いる酸のハロゲン化物または無水物
によるアシル化によって行うことができる。このように
して、上記の過アシル化誘導体が得られる。 本発明の方法の定義に従って、デーN−アセチルリゾガ
ングリオシドをアシル化し、アシル化後に7イラミン酸
のアセチルアミノ基を再生することもできる。このよう
なアセチル化も、既知の方法で行うことができる。この
場合、比較的穏やかな方法がN−アシル化に選択され、
これによって7イラミン酸のヒドロキシ基が変化しない
まま残される。スフィンゴシン窒素におけるアシル化反
応の後に行われるこの基のアセチル化は、例えば無水酢
酸の使用により、比較的激しい方法によって行うことが
できる。 最後に、上記の方法に従って得られ、そして塩化しうる
基を有する化合物の全てについて、このような基を既知
の方法で塩化して適当な塩誘導体を得ることができる。 本発明は、いずれかの段階で製造工程を中断するか、ま
たは中間化合物を用いて開始し、その後に残りの段階を
行ったり、または出発生戊物をその反応系で生威させた
りする、本発明の新規誘導体の製造方法の変法をも包含
するものである。 また、本発明は、活性物質としてlまたはそれ以上の新
規なアシルリゾガングリオシド誘導体、特に本明細書に
記した誘導体を含有する医薬調製物を包含している。 この医薬調製物は、経口、直腸、非経口、局所または経
皮で使用するために調製してよい。従って、これらは、
固体または半固体、例えば丸剤、錠剤、ゼラチンカプセ
ル、カプセル、坐剤、またはゼラチン軟カプセルの形態
である。非経口的使用に対しては、筋肉内、皮下もしく
は経皮投与のために設計した形態、または輸液もしくは
静脈内注射に適した形態を用いることができる。即ち、
これらの調製物は、上記使用に適した1もしくはそれ以
上の医薬的に許容される賦形剤または希釈剤と混合され
る活性化合物の凍結乾燥粉末として、または生理学的液
体に適合しうる容量オスモル濃度を有する活性化合物の
溶液として供することができる。局所使用に対しては、
スプレーの形態の調製物、例えば鼻用スプレー、局所用
クリームもしくは軟膏、または経皮用に適するように調
製したのバンンウコウなどが挙げられる。 本発明の医薬組成物は、ヒトおよび動物に投与すること
ができる。これらは、溶液、スプレー軟膏およびクリー
ムの場合には好ましくは活性化合物を0.01〜lO重
量%、固体調製物の場合には活性化合物を1〜lOO重
量%、好ましくは5〜50重量%で含有する。投与量は
、個々の指標、目的とする効果、および選択した投与経
路に依存する。 本発明の別の目的は、新規アシル−リゾガングリオシド
、および既知であって上に挙げた化合物の両方の治療学
的使用である。この治療学的使用にはこれまで挙げられ
た全てのものが含まれる。 注射(皮下もしくは筋肉内)、経皮または経口経路によ
るヒトへの日用量は、体重1kg当たり活性物質0.0
5zg〜5zyの間を変化する。 以下に実施例を挙げて本発明のアシル−リゾガングリオ
シドの製造、それを活性成分として含有する医薬調製物
、およびその治療学的使用を説明する。これらの実施例
は単に説明するためのものであって、本発明の範囲を限
定しようとするものではない。 (以下、余白) 実施例I  N,N’−ジーリゾGM.GM.(10g
)を3N KOH(200村)に溶解し、90″Cで7
2時間加水分解を行う。次いで、溶液を冷却し、塩酸で
pH6.5にする。これを4゜Cでl8時間放置し、次
に沈澱した脂肪酸を濾去する。得られた溶液を水に対し
て透析し、500JIgに濃縮し、アセトン(5リット
ル〉中で沈澱させる。生成物を乾燥させ、溶離剤として
クロロホルム/) 9i−ルl5N NH.(5 5 
: 4 5 : 1 0)の混液を使用し、高速シリカ
ゲルクロマトグラフィーを行う。生成物含有画分を乾燥
し、次いで水に再溶解する。これを0. 0 1 N 
NaOHでpH10にし、透析し、100肩g/tx(
lに濃縮し、5容量のアセトン中で沈澱させる。 N,N’−ジーリゾGM,の収量は5.7gである(理
論値の70%)。クロロホルム/メタノール/5N N
Hj(55:45: 10)溶媒でシリカゲルクロマト
グラフィーを行うと、この生成物はRr一〇.05(G
M,=O、35)の単一化合物であることがわかる。 実施例2 N−リゾGM. GM.(1 0g;6.37mM)を3N KOH(2
00i&)に溶解し、90℃で72時間加水分解を行う
。次いで、溶液を冷却し、塩酸でpH6.5にする。こ
れを4℃で18時間放置し、次に沈澱した脂肪酸を濾去
する。これを水に対して透析し、500′!IQに濃縮
し、アセトン(5リットル)中で沈澱させる。N゛−リ
ゾGM,およびN,N’−ジリゾGM,(20%)を含
有している生成物を減圧乾燥し、ジメチルホルムアミド
(1001l(!)に再溶解する。 次いで、テトラヒド口フラン(20置のに溶解した9−
フルオレニルメチルオキシカルボニルーN−ヒドロキシ
スクシンイミド(2.1 5g;6.37mM)を徐々
に加え、室温で1時間反応させる。その後、無水酢酸C
3xQ:3 1. 8 5mM)およびトリエチルアミ
ン(0. 9xQ:6 3. 7mM)を加える。30
分後、ピベリジン(12.5iC)を加え、保護基を除
去する。混合物を室温で18時間反応させ、アセトン(
2リットル)中で沈澱させ、乾燥させる。この様にして
得た物質をlMNa.co,に溶解し、1時間、60゜
Cに維持する。これを透析し、toozg/村に濃縮し
、5容量のアセトン中で沈澱させる。 生成物を、メタノール中で平衡化したセファロースカラ
ム(■]゛型)に通す。これをメタノールで洗浄し、メ
タノール中10mM NH,CQでN−リゾGM.を溶
離する。生成物含有画分を乾燥し、水に再溶解させる。 溶液を0. O I N NaOHでpH10にし、透
析し、1 0 0 xg/ x(lに濃縮し、5容量の
アセトン中で沈澱させる。 得られた生成物は約5g(理論値の60%)である。ク
ロロホルム/メタノール/5N NH3(55:45:
10)の溶媒でシリカゲルクロマトグラフィーを行うと
、生成物はRr=o.ttの単一化合物であることがわ
かる。 実施例3 N−シクロブタンカルボニル−NリゾGM. リゾGM.(実施例2に従って製造)(500+g;0
.38mM)をジメチルホルムアミド1岬に溶解し、ト
リエチルアミン( 1 . 0 5 0tx(1: 7
. 6mM)およびシクロブタンカルボニルクロリド(
728μe;7.6mM)を室温で加える。室温で4時
間、縮合反応を行う。反応が終了したら、溶液を、水を
飽和させた酢酸エチル(10+Q)中で沈澱させ、濾過
し、減圧乾燥させる。次に、溶離剤としてクロロホルム
/メタノール/水(60:35:8)の混液を使用し、
シリカゲルクロマトグラフィーによって生成物を精製す
る。精製画分を集め、蒸発させ、IN Na,Co3で
処理し、蒸留水に対して透析し、次いで5jIQに濃縮
し、アセトン(50+の中で沈澱させる。 得られた生成物は350mg(理論値の66%)である
。クロロホルム/メタノール/0. 3%CaC12t
(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生成物はRI’=0.33
(GM.=0.43 ;リゾGM,=0.24)の単一
化合物であることがわかる。 実施例4  N−(2−ノルボルナンアセチル)一N−
リゾGM. リゾGM,(実施例2に従って製造)(500xg;0
.38mM)をジメチルホルムアミド(2.El!)に
溶解し、次いで、O℃にてトリエチルアミン(106μ
12;0.76++M)、およびノルボルナン酢酸無水
物を加える。このノルボルナン酢酸無水物は、2−ノル
ボルナン酢酸(1.li(!;7.6mM)と、テトラ
ヒド口フラン(203!12)に溶解したジシクロへキ
シルカルボジイミド(9 3 9mg, 9. 1 2
mM)を反応させ、2時間後、生或したジシクロへキシ
ルウレアを濾過することによって新たに調製する。 撹拌下、O′Cで18時間、縮合反応を行う。反応が終
了したら、溶液を1xQに濃縮し、アセトン(lOtx
(1)中で沈澱させ、減圧乾燥させる。次いで、生成物
を、溶離剤としてクロロホルム/メタノール/水(60
 : 35 : 8)の混液を使用し、シリカゲルクロ
マトグラフィーによって精製する。精製画分を集め、蒸
発させ、IN NatCOsで処理し、蒸留水に対して
透析し、次いで5RQに濃縮し、アセトン(50112
)中で沈澱させる。 得られた生或物は508xg(理論値の92%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC(1,(
50:42: 11)の溶媒でシリカゲルクロマトグラ
フィーを行うと、生成物はRf=0.33(GM,=0
.43 .リゾGM,=0.24)の単一化合物である
ことがわかる。 実施例5 N−フェニルアセチル−N−IJゾGM, リゾGM,(実施例2に従って!!2造05 0 0 
xg;0.38+sM)をジメチルホルムアミド(2.
5iC)に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(
528μ12;7.6mM)、フェニル酢酸(2 6 
0xg; 1. 9mM)、およびジメチルホルムアミ
ド(2.5RQ)に溶解した1〜メチル−2−クロロピ
リジニウムヨウジド(1 94.2xg:0.76mM
)を加える。混合物を室温で18時間反応させ、次にア
セトン(100iの中で沈澱させる。これを濾過し、乾
燥させる。次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホル
ム/メタノール/水(60:35:8)の混液を使用し
、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製する。精
製画分を集め、蒸発させ、lNNa,C03で処理し、
蒸留水に対して透析し、次いで5112に濃縮し、アセ
トン(50ff12)中で沈澱させる。 得られた生成物は3 5 4 mg(理論値の65%)
である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCI
2t(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲ
ルクロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0、3
7(GM.= 0. 4 3 ;リゾGM.=0.24
)の単一化合物であることがわかる。 実施例6  N−(2.6−ジメ N−リゾGM, リゾGM.(実施例2に従って製造)(500Rg;0
.38mM)をジメチルホルムアミド(1IIIOに溶
解し、次いで、室温でトリエチルアミン(1.056x
(2;7,6mM)とジメトキシ安息香酸無水物を加え
る。この安息香酸無水物は、2.6−ジメト牛シ安息香
酸(2. 7 6g; 1 5. 2mM)と1〜メチ
ル−2−フルオロピリジニウムp一トルエンスルホネー
ト(1.08g:3.8nM)を、ジメチルホルムアミ
ド/テトラヒドロフラン(1 : l Xi Om12
)中で反応させることによって新たに調製する。撹拌下
、室温で4時間、縮合反応を行う。反応が終了したら、
溶液を5RI2に濃縮し、アセトン(5 0xトキシベ
ンゾイル) e)中で沈澱させ、濾過し、減圧乾燥させる。次いで、
溶離剤としてクロロホルム/メタノール/水(60 :
 35 : 8)の混液を使用し、シリカゲルクロマト
グラフィーを行う。精製画分を集め、蒸発させ、IN 
Na*COaで集め、蒸留水に対して透析し、次いで5
x(lに濃縮し、アセトン(50JFI2)中で沈澱さ
せる。 得られた生成物は506mg(理論値の90%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCQ,C5
o : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルクロマ
トグラフィーを行うと、生成物はRf=0.35(GM
,=0.43 ;リゾGM,=0.24)であり、25
4開の蛍光分析的読みを有する単一化合物であることが
わかる。 実施例7  N−(2−フロイル)−N−リゾGM,リ
ゾGM,(実施f172に従って製造)(5 0 0z
g;0.38mM)をジメチルホルムアミド(2.5肩
Q)に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(52
8uQ:3.8mM)、2−フロイン酸(2 1 0i
g; 1 .9mM)およびジメチルホルムアミド(2
.5i(2)に溶解した1〜メチル−2−クロロピリジ
ニウムヨウジド( 1 9 4. 2zg;0. 7 
6mM)を加える。混合物を室温で18時間反応させ、
次いでアセトン(10 xff)中で沈澱させる。これ
を濾過し、乾燥させる。次いで、生或物を、溶離剤とし
てクロロホルム/メタノール/水(130 : 35 
: 8’)の混液を使用し、シリカゲルクロマトグラフ
ィーによって精製する。精製画分を集め、蒸発させ、I
 N N atCO3で処理し、蒸留水に対して透析し
、次いで5zffに濃縮し、アセトン(501C)中で
沈澱させる。 得られた生成物は402zg(理論値の75%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC(!!(
50:42:11)の溶媒でシリカゲルクロマトグラフ
ィーを行うと、生戊物jよRr=0.37(GM.=0
.43 .リゾGM.=0.24)であり、254開の
蛍光分析的読みを有する単一化合物であることがわかる
。 実施例8  N−(4−イミダゾールアセチル)N−リ
ゾGM. リゾGM,(実施例2に従って製造)(500xg;0
.38mM)をジメチルホルムアミド(2.5xQ)に
溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(1056μ
12;7.6mM)、4−イミダゾール酢酸・塩酸塩(
3 1 0Rg: 1. 9mM)およびジメチルホル
ムアミド(2.5zI2)に溶解した1〜メチル−2−
クロロピリジニウムヨウジド(1 94.2ig;0.
76mM)を加える。これを室温で18時間反応させ、
次いでアセトン(IOM)中で沈澱させ、濾過し、乾燥
させる。次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホルム
/メタノール/水(60 : 35 : 8)の混液を
使用し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製す
る。精製画分を集め、蒸発させ、IN Na,Co,で
処理し、蒸留水に対して透析し、次いで5RI2に濃縮
し、アセトン(50jlI2)中で沈澱させる。 得られた生成物は352a+g(理論値の65%)であ
る。クロロホルム/メタノール/0.3%Ca(J,(
50:42:11)の溶媒でシリカゲルクロマトグラフ
ィーを行うと、生或物はRr=0.33.(GM.=0
.43 ;リゾGM,=0.24)の単一化合物である
ことがわかる。 実施例9  N−(1〜メチルブロリル)−N−!Jゾ
G M r リゾGM,(実施例2に従クて製造)(5 0 0xg
;0.38mM)をジメチルホルムアミド/水(2.5
: 1 )(3, 5ayI2)に溶解し、その後、室
温でトリエチルアミン(1 0 5 6 μI2:7.
 6mM)、N−メチルーL−ブロリン(260mg:
1.9mM)およびジメチルホルムアミド(2.5xi
2)に溶解したL−メチル−2−クロロビリジニウムヨ
ウジド(194.2ag;0.76mM)を加える。混
合物を室温で18時間反応させ、次いでアセトン(10
0z(!)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで
、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/メタノール/
水(60:35:8)の混液を使用し、シリカゲルクロ
マトグラフィーによって精製する。精製画分を集め、蒸
発させ、IN Na*COsで処理し、蒸留水に対して
透析し、次いで5Hに濃縮し、アセトン(501lI2
)中で沈澱させる。 得られた生成物は380gg(理論値の70%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC12*(
5 0 : 4 2二11)の溶媒でシリカゲルクロマ
トグラフィーを行うと、生或物はRr=0.33(GM
,=0. 4 3 ;リゾGM.=0.24)の単一化
合物であることがわかる。 実施例10  N−(1〜メチル−2−ビロールカルボ
ニル)−N−リゾGM. リゾGM,(実施例2に従って製造)(5 0 0xg
;0.38mM)をジメチルホルムアミド(2.53I
12)に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(5
28μ12:7.6mM)、1〜メチル−2−ビロール
カルボン酸(2 2 0xg: 1. 9+M)および
ジメチルホルムアミド(2.5mQ)に溶解した1〜メ
チル−2−クロロビリジニウムヨウジド(1 9 4.
 2mg:0.76mM)を加える。これを室温でl8
時間反応させ、次いでアセトン(lOOj!12)中で
沈澱させる。 反応混合物を濾過し、乾燥させる。次いで、生戊物を、
溶離剤としてクロロホルム/メタノール/水(60 :
 35 : 8)の混液を使用し、シリカゲルクロマト
グラフィーによって精製する。精製画分を集め、蒸発さ
せ、IN NalCO3で処理し、蒸留水に対して透析
し、次いで5jIQに濃縮し、アセトン(50fff)
中で沈澱させる。 得られた生成物は487Rg(理論値の90%)である
。クロロホルム/メタノール/0. 3%CaC12t
(50:42:It)の溶媒でシリカゲルクロマトグラ
フィーを行うと、生成物はRr=0.38(GM,= 
0. 4 3 :リゾGM,=0.24)であり、2 
5 4 na+の蛍光分析的読みを有する単一化合物で
あることがわかる。 !−mfl l I  N − ( 1〜テトラゾール
アセチル)一N−リゾGMI リゾGM.(実施例2に従って製造)(500Rg;0
.38mM)をジメチルホルムアミド(2.53!12
)に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(528
μi2;7.6mM)、1〜テトラゾール酢酸(250
1g: 1 . 9 mM)およびジメチルホルムアミ
ド(2.51IQ)に溶解した1〜メチル−2−クロロ
ビリジニウムヨウジド1 9 4. 23Ig(0. 
7 6mM)を加える。 滑会牙勿2窒氾アlR[l訓用庶広大什−〃いでアセト
ン(100m(!)中で沈澱させる。これを続過し、乾
燥させる。次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホル
ム/メタノール/水(60 : 35 : 8)の混1
夜を使用し、シリカゲルクロマトグラフィーによって桔
製する。精製画分を集め、蒸発させ、1NNa.CO.
で処理し、蒸留水に対して透析し、次いで5rxQに濃
縮し、アセトン(50uC)中で沈澱させる。 得られた生成物は4721Ig(理論値の87%)であ
る。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCI2t
(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0.32(
GM.=0.43 ;リゾGM,=0.24)の単一化
合物であることがわかる。 実施例12  N−(2−チオフェンアセチル)一N−
リゾGM, リゾGM.(実施例2に従って製造)(500xg;0
.38+nM)をジメチルホルムアミド(2.5+Q)
に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(528μ
12;7.6mM)、2−チオフェン酢酸(270皮g
;1.9+nM)およびジメチルホルムアミド(2.5
xC)に溶解したl−メチル−2−クロロビリジニウム
ヨウジド(194.2ffg:0.78mM)を加える
。これを室温で18時間反応させ、次いでアセトン(1
00ffC)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次い
で、生戊物を、溶離剤としてクロロホルム/メタノール
/水(60 : 35 : 8)の混液を使用し、シリ
カゲルクロマトグラフィーによって精製する。 精製画分を集め、蒸発させ、IN Na,Co,で処理
し、蒸留水に対して透析し、次いで5岬に1農縮し、ア
セトン(501112)中で沈澱させる。 得られた生或物は383+g(理論値の70%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC&,(5
0 : 4 2 : 1 1)ノ溶媒テシリカゲルクロ
マトグラフィーを行うと、生成物はRf−0.34(G
M.=0.43 ;リゾGM.=0.24)であり、2
54nmの蛍光分析的読みを有する単一化合物であるこ
とがわかる。 実施例13  N−(6−メチルニコチノイル)一N−
リゾGM. リゾGM,(実施例2に従って製造X5 0 0a+g
;0.38a+M)をジメチルホルムアミド(2.5肩
Q)に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(52
8μ(!;7.6mM)、6−メチルニコチン酸(26
0xg; 1 . 9 mM)およびジメチルホルムア
ミド(2.5112)に溶解した1〜メチル−2−クロ
ロビリジニウムヨウジド(1 94.2i+g;0.7
6mM)を加える。 混合物を室温で18時間反応させ、次いでアセトン(l
oomp)中で沈澱させる。これを濾過し、乾燥させる
。次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/メタ
ノール/水(60 : 35 : 8)の混液を使用し
、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製する。精
製画分を集め、蒸発させ、INN at C O sで
処理し、蒸留水に対して透析し、次いで5M12に濃縮
し、アセトン(501(2)中で沈澱させる。 得られた生成物は2l8Rg(理論値の40%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCL(50
:42:11)の溶媒でシリカゲルクロマトグラフィー
を行うと、生成物はRf=Ol8(GM.=0.4 3
 ;リゾGM,=0.24’)であり、2 5 4 n
mの蛍光分析的読みを有する単一化合物であることがわ
かる。 実施例14  N−(2〜ビリジルアセチル)−N−リ
ゾGM, リゾGM,(実施例2に従って製造)(500戻g;0
.38mM)をジメチルホルムアミド/水(2.5: 
1 )(3.5岬)に溶解し、その後、室温でトリエチ
ルアミン(1 05611Q;7.6mM)、2−ピリ
ジルー酢酸塩酸塩(3 3 0mg: 1 . 9mM
)およびジメチルホルムアミド(2.5a+(!)に溶
解したI−メチル−2−クロロピリジニウムヨウジド(
.194.2xg; 0 . 7 6 mM)を加える
。これを室温で18時間反応させ、次いでアセトン(1
00ffll!)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。 次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/メタノ
ール/水(60:35:8)の混液を使用し、シリカゲ
ルクロマトグラフィーによって精製する。精製画分を集
め、蒸発させ、IN Na,Co,で処理し、蒸留水に
対して透析し、次いで5nCに濃縮し、アセトン(5O
xQ)中で沈澱させる。 得られた生成物は3 2 7 Rg(理論値の60%)
である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC&
,(50:42:11)の溶媒でシリカゲルクロマトグ
ラフィーを行うと、生成物はRr=0.35(GM.=
0.43 ;リゾGM.=0.24)であり、254n
mの蛍光分析的読みを有する単一化合物であることがわ
かる。 実施例15  N−(4−ピリジルチオアセチル)一N
−リゾGMI リゾGM.(実施例2に従って製造)(5 0 0xg
;0.38mM)をジメチルホルムアミド(2.5村)
に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(528μ
(;7.6II+M)、4−ビリジルチオ酢酸(320
mg: 1 . 9 mM)およびジメチルホルムアミ
ド(2.5スのに溶解した1〜メチル−2−クロロピリ
ジニウムヨウジド(1 9 4. 2JIg;0. 7
 6mM)を加える。 これを室温で18時間反応させ、次いでアセトン(10
03!12)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。 次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/?タノ
ール/水(60:35:8)の混液を使用し、シリカゲ
ルクロマトグラフィーによって精製する。 精製画分を集め、蒸発させ、INNa■C O sで処
理し、蒸留水に対して透析し、次いで51lQに濃縮し
、アセトン(50xQ)中で沈澱させる。 得られた生成物は390mg(理論値の70%)である
。クロロホルム/メタノール/0. 3%CaC12t
(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生或物はRr=0.34(
GM.=0.43 ;リゾGM,=0.24)である、
2 5 4 nmの蛍光分析的読みを有する単一化合物
であることがわかる。 実m例1 6  N 一(3−キノリンカルボニル)一
N−リゾGM. リゾGM,(実施例2に従って製造)(5 0 0次g
;0.3BIIIM)をジメチルホルムアミド(2.5
岬)に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(52
8μ(2;7.6mM)、3−キノリンカルボン酸(3
30,wg;l.9mM)およびジメチルホルムアミド
(2.5i+2)に溶解した1〜メチル−2−クロロピ
リジニウムヨウジド(1 94.2xg:0.76mM
)を加える。混合物を室温でl8時間反応させ、次いで
アセトン(100x12)中で沈澱させ、濾過し、乾燥
させる。次いで、生成物を、溶離剤としてクロ6ホノレ
ム/メタノーノレ/水(60 : 35 二8)の混1
夜を使用し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精
製する。精製画分を集め、蒸発させ、INNa,CO3
で処理し、蒸留水に対して透析し、次いで5mQに〆農
縮し、アセトン(50ao2)中で沈澱させる。 得られた生成物は358xg(理論値の64%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCQ.(5
0 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルクロマ
トグラフィーを行うと、生戊物はRf=0.35(G.
M,= 0. 4 3 ;リゾGM,=0.24’)で
あり、254nmの蛍光分析的読みを有する単一化合物
であることがわかる。 実施例17  N−(7−テオフィリンアセチル)一N
−リゾGM, リゾGM,(実施例2に従って製造X500j+g;n
  QJLmlVf)*ジJ−Fル+ルAT 3 K(
’)  Fw(4)17溶解し、その後、室温でトリエ
チルアミン(528μ(!;7.6mM)、7−テオフ
ィリン酢酸(460mg: 1 . 9 mM)および
ジメチルホルムアミド(2.5村)に溶解した1〜メチ
ル−2−クロロビリジニウムヨウジド(1 94.2m
g;0.76mM)を加える。 これを室温で18時間反応させ、次いでアセトン(10
0z12)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。 次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/メタノ
ール/水(60:35:8)の混液を使用し、シリカゲ
ルクロマトグラフィーによって精g2する。 精製画分を集め、蒸発させ、INNa,C○,で処理し
、蒸留水に対して透析し、次いで5村にIQ縮し、アセ
トン(50112)中で沈澱させる。 得られた生成物は397mg(理論値の68%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC(2,(
50:42: 11)の溶媒でシリカゲルクロマトグラ
フィーを行うと、生成物はRr=0.35(GM,=0
.43 ;リゾGM.=0.24)である、254r+
mの蛍光分析的読みを有する単一化合物で太ス + l
−JぼJ−lジ\2 実施PJ18  N−2.6−ジメトキシベンゾイルー
ジーリゾGM, ジーリゾGM,(500+vg;0.39mM)(実施
例lに従って製造)をジメチルホルムアミド(5m12
)に溶解し、次いでこの溶液に9−フルオレニルメチル
ーオキシ力ルボニルーN−ヒドロキシスクシンイミド(
FMOC−succ.X1 4 5I1g;0. 4 
3mM)を徐々に加える。これを室温で1時間反応させ
る。反応が終了したら、これをアセトン(+00JI1
2)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生成
物を、溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水(
60 : 30 : 6)の混液を使用し、シリカゲル
クロマトグラフィーによって精製する。 中間体反応生成物N−FMOC−ジーリゾGM,を含有
している両分を集め、乾燥させ、次にジメチルホルムア
ミド/メタノール(1 : l)(2.5xI2)に再
溶解し、その後、O℃にてトリエチルアミン( 1. 
1 i+&;7. 9 2o+M)、メチル トリフル
オロアセテー}(0. 4 0xQ:3. 9 6a+
M)を加える。これを室温で3日間反応させる。次に、
得られた反応混合物にピペリジン( 1 x(Qを加え
、フルオレニル基を除去する。これを室温で18時間反
応させ、アセトン/水(9 : IXI OOjI12
)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。この中間体反応
生戊物をジメチルホルムアミド/メタノール(1 : 
1)(2.5S>に溶解し、これに、2.6−ジーメト
キシ安息香酸(1.88g;7、6mM)とフルオロメ
チルピリジニウムパラートルエンスルホネート(5. 
4 0ng; 1 . 9 mM)をジメチルホルムア
ミド/テトラヒド口フラン(l : l)(5mR)中
で反応させることによって新たに調製したジメトキシ安
息香酸無水物に加える。この混合物を室温で18時間反
応させ、アセトン(100i(7)中で沈澱させ、水(
5+212)で集め、0.OINNaOHでpH9.0
にする。これを室温で2時間反応させ、トリフルオロア
セチル基を除去する。これを透析し、311Qに濃縮し
、アセトン(15iQ)中で沈澱させる。得られた生或
物を、クロロホルム/メタノール/水(6 0 : 3
 5二8)の混液を溶離剤として使用し、シリカゲルク
ロマトグラフィーによって精製する。精製画分ヲ集め、
蒸発させ、クロロホルム/メタノール(1:1)(2m
+2)に再溶解し、アセトン(10!Q)中で沈澱させ
る。 得られた生成物は283mg(理論値の5l%)でアル
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC12t(
50:42:11)の溶媒でシリカゲルクロマトグラフ
ィーを行うと、生成物はRf=0.18の単一化合物で
あることがわかる。これはニンヒドリン染色にボジティ
プであることが認められ、254+v+の蛍光分析的読
みを示す。 実施例19  N−2−ピリジルアセチルージーリゾG
M. ジーリゾGM.(5 0 0mg;0. 3 9mM)
(実施例1に従って製造)をジメチルホルムアミド(5
 112)に溶解し、次いでこれに、9−フルオレニル
メチルーオキシカルボニルーN−ヒドロキシスクシンイ
ミド(FMOC−succ.)(1 4 5xg;0.
 4 3mM)を徐々に加える。この混合物を室温で1
時間反応させる。反応が終了したら、これをアセトン(
100++2)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次
いで、生成物を、溶離溶媒としてクロロホルム/メタノ
ール/水(60 : 30 : 6)の混液を使用し、
シリカゲルクロマトグラフィーによって精製する。 中間体反応生成物N−FMOC−ジーリゾGM.を含有
している画分を集め、乾燥させ、次にジメチルホルムア
ミド/メタノール(1 : 1 )(2. 5xC)に
再溶解し、その後、O0Cにてトリエチルアミン(1.
 13!7!;7. 9 2IIIM)、およびメチル
 トリフルオロアセテ−}(0.40x12;3.96
mM)を加え、これを室温で3日間反応させる。次に、
この反応混合物にピペリジン( 1 x(1)を加え、
フルオレニル基を除去する。これを室温で18時間反応
させ、アセトン/水(9 : I)(1 00112)
中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。この中間体反応生
戊物をジメチルホルムアミド/メタ/−ル(1 : 1
)(2.5RQ>に溶解し、その後、トリエチルアミン
(1056uQ:7.6mM)、2−ビリジル酢酸・塩
酸塩(330肩g:1.9mM)およびジメチルホルム
アミド(2.50)に溶解したクロロメチルピリジニウ
ムヨウジド(1 94.2xg;0.76mM)を加え
る。これを室温で18時間反応させ、アセトン(50+
N)中で沈澱させ、水(5 xQ)で溶解し、0.OI
NNaOI1でpH9.0にする。この溶液を室温で2
時間反応させ、トリフルオロアセチル基を除去する。こ
れを透析し、3Hに濃縮し、アセトン(15m12)中
で沈澱させる。得られた生成物を、クロロホルム/メタ
ノール/水(60 : 35 : 8)の混液を溶離剤
として使用し、シリカゲルクロマトグラフィーによって
精製する。精製画分を集め、蒸発させ、クロロホルム/
メタノール(1 : 1)(23E12)に再溶解し、
アセトン( 1 0 R(1)中で沈澱させる。 得られた生成物は2 9 6 mg(理論値の55%)
である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC1
2t(50 : 4 2 : l 1)の溶媒でシリカ
ゲルクロマトグラフィーを行うと、生成物はRr=O.
19の単一化合物であることがわかる。これはニンヒド
リン染色にポジティブであり、2 5 4 nsの蛍光
分析的読みを示す。 実施例20  N,N’−ジーシク口へブタンカルボニ
ルージーリゾGM, ジーリゾGM.(実施例1に従って製造)(500xg
; 0 . 3 9 mM)をジメチルホルムアミド(
2.5xI2)に溶解し、その後、室温でトリエチルア
ミン(0.33i&;2.37mM)、シクロヘブタン
カルボン酸( 1 6 2 1t(1: l.l 8+
nM)およびジメチルホルムアミド(2. 531のに
溶解したクロロメチルピリジニウムヨウジド(0. 2
g;0. 7 9mM)を加える。これを室温で18時
間反応させ、次いでアセトン(100jI12)中で沈
澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生成物を、溶離
剤としてクロロホルム/メタノール/水(60 : 2
5 : 4)の混液を使用し、シリカゲルクロマトグラ
フィーによって精製する。 精製画分を集め、蒸発させ、IN N a t C O
 sで処理し、蒸留水に対して透析し、次いで5iQに
濃縮し、アセトン(50112)中で沈澱させる。 得られた生成物は4 0 7 mg(理論値の68%)
である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCi
22(60 : 35 : 8)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生成物はRr=0.32の
単一化合物であることがわかる。 実施例21  N,N’−ジーシク口ペンタンカルボニ
ルージーリゾGM, ジーリゾGM,(実施例lに従って製造)(500ig
;0.39mM)をジメチルホルムアミド(2.5mの
に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(0.33
ii2:2.37mM)、シクロペンタンカルボン酸(
123μQ:1.18mM)およびジメチルホルムアミ
ド(2.5肩Q)に溶解したクロロメチルビリジニウム
ヨウジド(0. 2g;0. 7 9aM)を加える。 混合物を室温で18時間反応させ、次いでアセトン(1
00zQ)中で沈澱させる。これを濾過し、乾燥させる
。次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/メタ
ノール/水(60 : 25 : 4)の混液を使用し
、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製する。精
製画分を集め、蒸発させ、INNatCO.で処理し、
蒸留水に対して透析し、次いで5RI2に濃縮し、アセ
トン(50zlJ)中で沈澱させる。 得られた生成物は277mg(理論値の48%)である
。クロロホルム/メタノール/0. 3%CaC(ff
i(60:35:8)の溶媒でシリカゲルクロマトグラ
フィーを行うと、生或物はRr=0.30の単一化合物
であることがわかる。 ’lull 2 2  N, N’−ジーフェニルアセ
チルージーリゾGM, ジーリゾGM,(実施例1に従って製造)(5 0 0
xg;0. 3 9+aM)をジメチルホルムアミド(
2.F)I72)に溶解し、その後、室温でトリエチル
アミン(0.88zQ;6.34mM)、フェニル酢酸
(4 3 0JIg;3.171aM)およびジメチル
ホルムアミド(2.5xC)に溶解したクロロメチルピ
リジニウムヨウジド(O− 2g;0, 7 9mM)
を加える。これを室温で18時間反応させ、次いでアセ
トン(100112)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させ
る。次いで、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/メ
タ/−ル/水(60:25:4)の混液を使用し、シリ
カゲルクロマトグラフィーによって精製する。精製画分
を集め、蒸発させ、IN NatCOsで処理し、蒸留
水に対して透析し、次いで531112に濃縮し、アセ
トン(50t12)中で沈澱させる。 得られた生成物は5 6 4 ffg(理論値の95%
)である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC
&.(60 : 35 : 8)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0.32の
単一化合物であることがわかる。これは2 5 4 n
mの蛍光分析的読みを示す。 実施例23  N,N’−ジー(5−メトキシー1一イ
ンダノン−3−アセチル)一ジーリゾGM,ジーリゾG
M,(実施例1に従って製造)(5 0 0Mg:0.
 3 9mM)をジメチルホルムアミド(2.5sR)
に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(0.88
3112;6.34111M)、5−メトキシ−1〜イ
ンダノン−3−酢酸(7 0 0mg;3. 1 7m
M)およびジメチルホルムアミド(2.5xff)に溶
解したクロロメチルビリジニウムヨウジド(0. 2g
;0. 7 9mM)を加える。これを室温で18時間
反応させ、次いでアセトン(100r&)中で沈澱させ
、濾過し、乾燥させる。次いで、生戊物を、溶離剤とし
てクロロホルム/メタノール/水(60 : 25 :
 4)の混液を使用し、シリカゲルクロマトグラフィー
によって精製する。精製画分を集め、蒸発させ、1NN
atCO3で集め、蒸留水に対して透析し、次いで5m
Qに濃縮し、アセトン(50111N!)中で沈澱させ
る。 得られた生或物は601mg(理論値の91%)でアル
。クロロホルム/メタノール/0. 3%CaCc.(
60 : 35 : 8)の溶媒でシリカゲルクロマト
グラフィーを行うと、生成物はR『=0.33の、2 
5 4 runの蛍光分析的読みを示す単一化合物であ
ることがわかる。 実施例24  N,N”−ジー(2−ピリジルアセチル
)一ジーリゾGM, ジーリゾGM.(実施例1に従って製造)(5 0 0
弗;0.39mM)をジメチルホルムアミド(2.5皮
のに溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(0.8
 8i+ff;6.3 4mM)、2−ピリジル酢酸(
5 5 0txg:3.1 7mM)およびジメチルホ
ルムアミド(2.5lのに溶解したクロロメチルピリジ
ニウムヨウジド(0.2g:0.79mM)を加える。 これを室温で18時間反応させ、次いでアセトン(10
0ff12)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次い
で、生成物を、溶離剤としてクロロホルム/メタノール
/水(60:25:4)の混液を使用し、シリカゲルク
ロマトグラフィーによって精製する。精製画分を集め、
蒸発させ、IN Na,Co.で処理し、蒸留水に対し
て透析し、次いで5txQに濃縮し、アセトン(503
!12)中で沈澱させる。 得られた生戊物は268ig(理論値の43%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC12,(
60 : 35 : 8)の溶媒でシリカゲルクロマト
グラフィーを行うと、生成物はRf=0.23の単一化
合物であることがわかる。これは2 5 4 nmの蛍
光分析的読みを示す。 実施例25  N,N’−ジー(5−メチル−2−チオ
フェンカルボニル)一ジーリゾGM.ジーリゾGM,(
実施例lに従って製造)(500mg:0. 3 9m
M)をジメチルホルムアミド(2.5村)に溶解し、そ
の後、室温でトリエチルアミン(0.88村:6.34
mM)、5−メチル−2−チオフェンカルボン酸(45
0mg;3.1 7mM)およびジメチルホルムアミド
(2.5iC)に溶解したクロロメチルビリジニウムヨ
ウジド(0.2g;0.79mM)を加える。これを室
温で!8時間反応させ、次いでアセトン(100yQ)
中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生成物を
、溶離剤としてクロロホルム/メタノール/水(60 
: 25 : 4)の混液を使用し、シリカゲルクロマ
トグラフィーによって精製する。精製画分を集め、蒸発
させ、INNa!CO3で処理し、蒸留水に対して透析
し、次いで5IIIQに濃縮し、アセトン(50ffR
)中で沈澱させる。 得られた生成物は509gg(理論値の85%)でアル
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCi2.(
60 : 35 : 8)の溶媒でシリカゲルクロマト
グラフA−を行うと、生成物はRf=0.33の単一化
合物であることがわかる。これは2 5 4 nmの蛍
光分析的読みを示す。 実施例26  N−アセチル−N゜−2−ピリジルアセ
チルージーリゾGM. ジーリゾGM,(実施例1に従って製造)(500都)
をジメチルホルムアミド(51RQ)に溶解し、次いで
この溶液に、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル
ーN−ヒドロキシスクシンイミド(FMOC−succ
.)( 1 4 5mg;0. 4 3mM)を徐々に
加え、これを室温で1時間反応させる。反応が終了した
ら、これをアセトン(100xR)中で沈澱させ、濾過
し、乾燥させる。次いで、生成物を、溶離溶媒としてク
ロロホルム/メタノール/水(60:30:6)の混液
を使用し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製
する。中間体反応生成物(N−FMOC−ジーリゾGM
,)を含有している両分を集め、乾燥させ、次にジメチ
ルホルムアミド/メタノール(1 : 1)(2.5x
e)に再溶解し、その後、室温にてトリエチルアミン(
1056μC;7.6mM)、2−ビリジル酢酸・塩酸
塩(330xg;1.9mM)およびジメチルホルムア
ミド(2.5村)に溶解したクロロメチルビリジニウム
ヨウジド(1 9 4. 2mg;0. 7 6mM)
を加える。この混合物を室温で18時間反応させる。次
に、この反応混合物にピペリジン( 1 xQ)を加え
、フルオレニル基を除去する。これを室温で18時間反
応させ、アセトン/水(9 : I XI 0 01L
(1’)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。この中間
体反応生成物をクロロホルム/メタノール/水(1: 
1: o. l)(30MQ)に溶解し、その後、トリ
エチルアミン(1.1屑77;7.92村)および無水
酢酸(373μQ;3.96+++M)を加える。これ
を室温で2時間反応させ、乾燥させ、I M Na=C
Oa(5ff12)で処理し、1時間、60°Cで維持
する。これを透析し、5籾に濃縮し、5容量のアセトン
中で沈澱させる。得られた反応生成物を、クロロホルム
/メタノール/水(60 : 35 : 8)の混液を
溶離溶媒として使用し、シリカゲルクロマトグラフィー
によって精製する。 精製画分を集め、蒸発させ、クロロホルム/メタノール
(1 : 1)(2、O村)に再溶解し、アセトン(1
0 yxQ)中で沈澱させる。 得られた生成物は2 9 9 mg(理論値の54%)
である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC(
!,(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲ
ルクロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0.3
7の単一化合物であることがわかる。これは254nm
の蛍光分析的読みを示す。 実施例27  N−アセチル−N’−3.4.5−トリ
メトキシベンゾイル−ジーリゾGM.ジーリゾGM.(
実施例1に従って製造X5 0 0肩g;0.39mM
)をジメチルホルムアミド(5jI12)に溶解し、次
いでこの溶液に、9−フルオレニルメチルオキシカルボ
ニルーN−ヒドロキシスクシンイミド(FMOC−su
cc.)(1 4 5mg:0. 4 3nM)を徐々
に加える。これを室温で1時間反応させる。 反応が終了したら、これをアセトン(1003112)
中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生成物を
、溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水(60
 : 30 : 6)の混液を使用し、シリカゲルクロ
マトグラフィーによって精製する。中間体反応生成物(
N−FMOC−ジーリゾGM.)を含有している両分を
集め、乾燥させ、次にジメチルホルムアミド/メタノー
ル(1 : 1)(2.511+2)に再溶解し、この
溶液に、テトラヒドロフラン(20 3112)に溶解
したトリメトキシ安息香酸無水物を加える。この化合物
は、ジシクロへキシルカルボジイミド(0.3g:1.
9mM)とトリメトキシ安息香酸(0.3g;1.4m
M)をテトラヒド口フラン(20112)中で反応させ
、2時間後、生或したジシクロへキシルウレアを濾去す
ることによって新たに調製する。撹拌下、25℃で18
時間、縮合反応を行う。次に、この反応混合物にピペリ
ジン(lRQ)を加え、フルオレニル基を除去する。こ
れを室温で18時間反応させ、アセトン/水(9:1)
(100xff)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。 この中間体反応生成物をクロロホルム/メタノール/水
(1 : l : O. lX3 0xQ)に溶解し、
その後、トリエチルアミン(1.1m12;マ,921
12)および無水酢酸(373μC:3.96mM)を
加える。これを室温で2時間反応させ、乾燥させ、IM
 NavCO s (5 w12)で処理し、1時間、
60℃で維持する。 これを透析し、5x+2に濃縮し、5容量のアセトン中
で沈澱させる。得られた反応生戊物を、クロロホルム/
メタノール/水(60 : 35 : 8)の混液を溶
1!II溶媒として使用し、シリカゲルクロマトグラフ
ィーによって精製する。精製画分を集め、蒸発させ、ク
ロロホルム/メタノール(1 : 1)(2.Ox(1
)に再溶解し、アセトン(10RC)中で沈澱させる。 得られた生成物は286mg(理論値の49%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC&!(5
0 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルクロマ
トグラフィーを行うと、生成物はRf=0.39の単一
化合物であることがわかる。これは2541’lffl
の蛍光分析的読みを示す。 (以下、余白) 実施例28 N−ジクロロアセチルーN゜−2−ビリジ
ルアセチルージーリゾGM. ジーリゾGM.(実施例1に従って製造)(5 0 0
mg: 0 . 3 9 mM)をジメチルホルムアミ
ド(5村)に溶解し、次いでこの溶液に、9−フルオレ
ニルメチルオキシカルボニルーN−ヒドロキシスクシン
イミド(FMOC−succ.)(1 4 5ig;0
. 4 3mM)を徐々に加える。これを室温で1時間
反応させる。 反応が終了したら、これをアセトン(tooxc)中で
沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生成物を、溶
離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水(60 :
 30 : 6)の混液を使用し、シリカゲルクロマト
グラフィーによって精製する。中間体反応生成物(N−
FMOC−ジーリゾGM,)を含有している両分を集め
、乾燥させ、次にジメチルホルムアミド/メタノール(
1 : IX2.5x(2)に再溶解し、この後、室温
でトリエチルアミン(1056μ(2;7,61M)、
2−ビリジル酢酸・塩酸塩(330mg;1.9+aM
)およびジメチルホルムアミド(2.5m12)に溶解
したクロロメチルピリジニウムヨウジド(1 9 4.
 2g;0. 7 6mM)を加える。 次に、この反応混合物にビベリジン(1村)を加え、フ
ルオレニル基を除去する。これを室温でl8時間反応さ
せ、アセトン/水(9 : 1)(100112)中で
沈澱させ、濾過し、乾燥させる。この中間体反応生戊物
をクロロホルム/メタノール/水(1:1 : 0.1
)(30村)に溶解し、その後、トリエチルアミン(1
.1iQ:7.92iQ)およびジクロロ酢酸無水物(
9 5 0mg:3. 9 6mM)を加える。これを
室温で2時間反応させ、乾燥させ、IMNatCOs(
5m&)で処理し、1時間、60℃で維持する。これを
透析し、5z(lに濃縮し、5容量のアセトン中で沈澱
させる。得られた反応生戊物を、クロロホルム/メタノ
ール/水(60 : 35 : 8)の混液を溶離溶媒
として使用し、シリカゲルクロマトグラフィーによって
精製する。精製画分を集め、蒸発させ、クロロホルム/
メタノール(1 : IX2.0mN)に再溶解し、ア
セトン(10mの中で沈澱させる。 得られた生成物は2 6 7 mg(理論値の46%)
である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC1
2*(50:42: 11)の溶媒でシリカゲルクロマ
トグラフィーを行うと、生成物はRr=0.40の単一
化合物であることがわかる。これは254naの蛍光分
析的読みを示す。 実施例29  N−ジクロロアセチルーN’−3.4.
5−トリメトキシベンゾイル−ジーリゾGM,ジーリゾ
GM,(500ig:0.39mM)(実施例1に従っ
て製造)をジメチルホルムアミド(5112)に溶解し
、次いでこの溶液に、9−フルオレニルメチルオ牛シカ
ルボニルーN−ヒドロキシスクシンイミド(FMOC−
succ.)(1 4 5i+g;0. 4 3mM)
を徐々に加え、これを室温で1時間反応させる。反応が
終了したら、得られた混合物をアセトン(100ie)
中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。 次いで、生成物を、溶離溶液としてクロロホルム/メタ
ノール/水(60:30−:6)の混液を使用しミシリ
カゲルクロマトグラフィーによって精製する。中間体反
応生成物(N−FMOC−ジーリゾGM.)を含有して
いる画分を集め、乾燥させ、次にジメチルホルムアミド
/メタノール(1 : 1)(2.53!(!)に再溶
解し、これにテトラヒドロフラン(1(1+&)に溶解
したトリメトキシ安息香酸無水物を加える。この化合物
は、ジシクロへ牛シルカルボジイミド(0.38:1.
9mM)とトリメトキシ安息香酸(0.3g;1.4+
aM)をテトラヒドロフラン(10311の中で反応さ
せ、2時間後、生成したジシクロへキシルウレアを濾去
することによって新たに調製する。撹拌下、25℃で1
8時間、縮合反応を行う。次に、これにピペリジン( 
1 xQ’)を加え、フルオレニル基を除去し、この混
合物を室温で18時間反応させ、アセトン/水(9 :
 I)(100mi2)中で沈澱させ、濾過し、乾燥さ
せる。この中間体反応生成物をクロロホルム/メタノー
ル/水(1 : 1 : 0.1)(30jl12)に
溶解し、その後、トリエチルアミン(1 . 1 mQ
: 7. 9 2mM)およびジクロロ酢酸無水物(9
 5 0ig;3. 9 6sM)を加える。これを室
温で2時間反応させ、乾燥させ、I M N at C
 O − (5 mi2)で処理し、1時間、60℃で
維持する。これを透析し、5112に濃縮し、5容量の
アセトン中で沈澱させる。得られた反応生成物を、クロ
ロホルム/メタノール/水(60:35:8〉の混液を
溶離溶媒として使用し、シリカゲルクロマトグラフィー
によって精製する。精製画分を集め、蒸発させ、クロロ
ホルム/メタノール(1 : 1)(2.0龍)に再溶
解し、アセトン(10岬)中で沈澱させる。 得られた生成物は293mg(理論値の48%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC12t(
50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルクロ
マトグラフィーを行うと、生成物はRr=0.41の、
2 5 4 nmの蛍光分析的読みを有する単一化合物
であることがわかる。 実施例30  N−2−フロイル−N゛−ブチリルージ
ーリゾGM. ジーリゾGM+(5001g;0.39+eMX実施例
1に従って製造)をジメチルホルムアミド(5 xQ>
に溶解し、次いでこの溶液に、9−7ルオレニルメチル
オキシカルボニルーN−ヒドロキシスクシンイミド(F
MOC−succ.)(1 4 5xg;0. 4 3
IIlM)を徐々に加える。これを室温で1時間反応さ
せる。反応が終了したら、これをアセトン(100 i
+12)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、
生成物を、溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/
水(60 : 30 : 6)の混液を使用し、シリカ
ゲルクロマトグラフィーによって精製する。 中間体反応生成物(N−FMOC−ジーリゾGM,)を
含有している両分を集め、乾燥させ、次にジメチルホル
ムアミド/メタノール(1 : 1)(2.5m12)
に再溶解し、その後、0℃にてトリエチルアミン(1.
1j+g;7.92Il+M)および酪酸無水物(62
61g;3.96+++M)を加える。これを室温で2
時間反応させる。次いで、この反応混合物にピベリジン
( 1 x&)を加え、フルオレニル基を除去し、これ
を室温で18時間反応させ、アセトン/水<’J : 
1)(100m9)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる
。 この中間体反応生成物をジメチルホルムアミド(2.5
i12)に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(
528uQ:3.8mM)、2−フロイン酸(210 
ig; 1 . 9 mM)およびジメチルホルムアミ
ド(2,5 ytQ>に溶解したクロロメチルピリジニ
ウムヨウジド(194.2gg;0、76s+M)を加
える。これを室温で18時間反応させ、アセトン(10
0m5)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、
生成物を、クロロホルム/メタノール/水(60:35
:8)の混液を溶離剤として使用し、シリカゲルクロマ
トグラフィーによって精製する。精製画分を集め、蒸発
させ、クロロホルム/メタノール(1 : 1)(2.
0gI2)に再溶解し、アセトン(lORQ)中で沈澱
させる。 得られた生或物は289mg(理論値の52%)である
。クロロホルム/メタノール/0. 3%CaCI2*
(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0.39の
単一化合物であることがわかる。これは254nmの蛍
光分析的読みを有する。 実施例31  N−2.6−ジメトキシベンゾイルーN
゛−ブチリルージーリゾGM, ジーリゾGM+(500xg;0.39mM)(実施例
1に従って製造)をジメチルホルムアミド(5村)に溶
解し、次いでこの溶液に、9−フルオレニルメチルオキ
シカルボニルーN−ヒドロキシスクシンイミド(FMO
C−succ.)(1 4 5i+g;0. 4 3m
M)を徐々に加える。これを室温で1時間反応させる。 反応が終了したら、これをアセトン(100 3112
)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生成物
を、溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水(6
0 : 30 : 6)の混液を使用し、シリカゲルク
ロマトグラフィーによって精製する。 中間体反応生戊物(N−FMOC−ジーリゾGM,)を
含有している画分を集め、乾燥させ、次にジメチルホル
ムアミド/メタノール(1 : 1)(2.5112)
に再溶解し、その後、O℃にてトリエチルアミン(1 
, 1 112;7. 9 2+aM)および酪酸無水
物(6 2 6mg:3.96sM)を加え、これを室
温で2時間反応させる。次いで、この反応混合物にピペ
リジン(l112)を加え、フルオレニル基を除去する
。これを室温で18時間反応させ、アセトン/水(9:
1)(100zj)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる
。 この中間体反応生成物をジメチルホルムアミド(1Xa
>に溶解し、その後、室温でトリエチルアミン(1.0
 5 6tnQ: 7. 6mM)および2,6−ジメ
トキシ安息香酸無水物を加える。この化合物は、2,6
一ジメトキシ安息香酸(2. 7 6g; 1 5. 
2mM)とフルオロメチルビリジニウムパラートルエン
スルホネート( 1. 0 8g;3. 8n+M)を
ジメチルホルムアミド/テトラヒド口フラン(1 : 
IXI Oi&)中で反応させることによって新たに調
製する。撹拌下、室温で4時間縮合反応を行う。反応が
終了したら、この溶液を5a+12に濃縮し、アセトン
(50 xc)中で沈澱させ、濾過し、減圧乾燥する。 次いで、生或物を、クロロホルム/メタノール/水(6
0 : 35 : 8)の混液を溶離剤として使用し、
シリカゲルクロマトグラフィーによって精製する。 精製画分を集め、蒸発させ、IN Na,Co,で処理
し、蒸留水に対して透析し、次に5村に濃縮し、アセト
ン(50112)中で沈澱させる。 得られた生成物は2 9 7 xg(理論値の51%)
である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC1
2t(50:42:11)の溶媒でシリカゲルクロマト
グラフィーを行うと、生成物はRf=0.37の単一化
合物であることがわかる。これは254nII1の蛍光
分析的読みを有する。 実施例32 N−2−ピリジルアセチルーN゛−ラウロ
イルージーリゾG M + ジーリゾGM,(実施例1に従って製造)(5 0 0
Jlg:0.39+nM)をジメチルホルムアミド(5
iff)に溶解し、次いでこの溶液に、9−フルオレニ
ルメチルオキシカルボニルーN−ヒドロキシスクシンイ
ミ ド(FMOC−succ、)(145xg;0.4
3w+M)を徐々に加える。これを室温で1時間反応さ
せる。反応が終了したら、これをアセトン(100 1
12)中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生
成物を、溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水
(60 : 30 : 6”)の混液を使用し、シリカ
ゲルクロマトグラフィーによって精製する。 中間体反応生成物(N − F MO C−ビーリゾG
M,)を含有している画分を集め、乾燥させ、次にジメ
チルホルムアミド/メタノール(1 : 1)(2.5
x12)lこII 婉M l.−その援− 0℃にてト
リエチルアミン(1. 1xQ:7. 9 2mM)お
よびラウリン酸無水物(l,5 1g;3.96mM)
を加え、これを室温でl8時間反応させる。この反応混
合物にピペリジン(1j!Q)を加え、フルオレニル基
を除去する。これを室温で18時間反応させ、アセトン
/水(9:IX100ml!)中で沈澱させ、濾過し、
乾燥させる。この中間体反応生成物をジメチルホルムア
ミド/メタ/ −ル( 1 : 1 )(2. 5x(
2)ニ溶解し、ソノ後、室温でトリエチルアミン(10
56μ+2:7.6JIの、2−ピリジル酢酸・塩酸塩
(3 3 0mg: 1. 9mM)およびジメチルホ
ルムアミド(2.5xQ)に溶解したクロロメチルピリ
ジニウムヨウジド(194.2jIg; 0 . 7 
6 mM)を加える。これを室温でl8時間反応させ、
次にアセトン(f00xi2)中で沈澱させる。得られ
た反応生成物を、クロロホルム/メタノール(60:3
5:8)の混液を溶離溶媒として使用し、シリカゲルク
ロマトグラフィーによって精製する。精製画分を集め、
蒸発させ、クロロホルム/メタノール(1 : 1)(
2.0村)に再溶解し、アセトン(10*0)中で沈澱
させる、得られた生成物は262mg(理論値の43%
)である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC
I2,(50 : 4 2 : 1 1)の溶媒でシリ
カゲルクロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0
.61の単一化合物であることがわかる。これは254
nII1の蛍光分析的読みを示す。 実施例33  N−3.4.5−トリメトキシベンゾイ
ル−N゛−ラウロイルージーリゾGM,リゾGM,(5
00+g;0.39mMO実施例lに従って製造)をジ
メチルホルムアミド(−51IOに溶解し、次いでこの
溶液に、9−フルオレニルメチルオキシカルボニルーN
−ヒドロキシスクシンイミド(FMOC−succ.)
(1 4 5ig;0. 4 3mM)を徐々に加える
。これを室温で1時間反応させる。 反応が終了したら、これをアセトン(100m12)中
で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生或物を、
溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水(60 
: 30 : 6)の混液を使用し、シリカゲルクロマ
トグラフィーによって精製する。中間体反応生成物(N
−FMOC−ジーリゾCM,)を含有している画分を集
め、乾燥させ、次にジメチルホルムアミド/メタノール
(1 : 1)(2.5対)に再溶解し、その後、0℃
にてトリエチルアミン(1.l酎;7.92mM)およ
びラウリン酸無水物(1,51g:3.96mM)を加
える。これを室温で18時間反応させる。次いで、この
反応混合物にピペリジン(1村)を加え、フルオレニル
基を除去する。 これを室温で18時間反応させ、アセトン/水(9: 
I Xi O Omf2)中で沈澱させ、濾過し、乾燥
させる。この中間体反応生成物をジメチルホルムアミド
/メタノール(1 : 1 )(2. 5112)に溶
解し、この溶液に、テトラヒドロフラン(103112
)に溶解したトリメトキシ安息香酸無水物を加える。こ
の化合物は、ジシクロへキシル力ルポジイミド(0.3
g:1.9mM)とトリメトキシ安息香酸(0.3g;
1.4mM)をテトラヒドロフラン(IOIQ)中で反
応させ、2時間後、生戊したジシクロへキシルウレアを
濾去することによって新たに調製する。撹拌下、25℃
で18時間、縮合反応を行い、次に生成物をアセトン(
1003112)中で沈澱させる。得られた反応生成物
を、クロロホルム/メタノール/水(60二35:8)
の混液を溶離溶媒として使用し、シリカゲルクロマトグ
ラフィーによって精製する。精製画分を集め、蒸発させ
、クロロホルム/メタノール(1 : 1)(2.Ox
ff)に再溶解し、アセトン(10xC)中で沈澱させ
る。 得られた生戊物は2 9 4 i+g(理論値の46%
)である。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC
I2t(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカ
ゲルクロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0.
63の単一化合物であることがわかる。この化合物の蛍
光分析的読みは254nmである。 実施例34  N−3.4.5−}リメトキシベンゾイ
ルーN′−2−ビリジルアセチルージーリゾGM, ジーリゾGM,(実施例lに従って製造)(5 0 0
ig;0.39a+M)をジメチルホルムアミド(5R
のに溶解する。次いでこの溶液に、9−フルオレニルメ
チルオキシカルボニルーN−ヒドロキシスクシンイミド
(FMOC−succ.)(1 4 5Rg;0. 4
 3mM)を徐々に加え、これを室温で1時間反応させ
る。反応が終了したら、これをアセトン(100mQ)
中で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生或物を
、溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水(60
 : 30 : 6)の混液を使用し、シリカゲルクロ
マトグラフィーによって精製する。中間体反応生成物(
N − F MO C−ジーリゾGM.)を含有してい
る両分を集め、乾燥させ、次にジメチルホルムアミド/
メタノール(1 : 1)(2.5z(2)に再溶解し
、この溶液に、室温でトリエチルアミン(1056μ(
!;7.6mM)および2−ピリジル酢酸無水物(3 
3 0xg: 1. 9mM)およびジメチルホルムア
ミF(2.5i+e)に溶解したクロロメチルピリジニ
ウムヨウジド(1 94.2zg:0.76mM)を加
える。これを室温で18時間、反応させる。次に、この
反応混合物にピペリジン01Q)を加え、フルオレニル
基を除去する。これを室温で18時間反応させ、アセト
ン/水(9 : I)(1 00iN)中で沈澱させ、
濾過し、乾燥させる。この中間体反応生戊物をジメチル
ホルムアミド/メタノール(l: 1 )(2. 53
112)に溶解し、この溶液にテトラヒドロフラン(1
0ff&)に溶解したトリメトキシ安息香酸無水物を加
える。この化合物は、ジシクロへキシルカルボジイミド
(0.3g;l.9+++M)とトリメトキシ安息香酸
(0.3g:l.4mM)をテトラヒド口フラン(10
MQ)中で反応させ、2時間後、生成したジシクロへキ
シルウレアを濾去することによって新たに調製する。撹
拌下、25゜Cでl8時間、縮合反応を行い、次に生成
物をアセトン(100xQ)中で沈澱させる。得られた
反応生成物を、クロロホルム/メタノール/水(60 
: 35 : 8)の混液を溶離溶媒として使用し、シ
リカゲルクロマトグラフィーによって精製する。精製画
分を集め、蒸発サせ、クロロホルム/メタノール(1 
: 1)(2,OR(!)に再溶解し、アセトン(IO
IC)中で沈澱させる。 得られた生或物は243mg(理論値の43%)である
。クロロホルム/メタノール/0.3%CaCN.(5
0:42:11)の溶媒でシリカゲルクロマトグラフィ
ーを行うと、生成物はRf=O、59の単一化合物であ
ることがわかる。これは254nmの蛍光分析的読みを
示す。 実施例35  N−2−ピリジルアセチルーN゛−2,
6−ジメトキシベンゾイルージーリゾGM.ジーリゾG
M.(実施例lに従って製造)(5 0 0xg: 0
 . 3 9 mM)をジメチルホルムアミド(5 3
112)に溶解し、次いでこの溶液に、9−フルオレニ
ルメチルオキシカルボニルーN−ヒドロキシスクシンイ
ミド(FMOC−succ.)(1 4 5xg:0.
 4 3mM)を徐々に加える。これを室温で1時間反
応させる。 反応が終了したら、これをアセトン(100ffQ)中
で沈澱させ、濾過し、乾燥させる。次いで、生或物を、
溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水(60 
: 30 : 6)の混液を使用し、シリカゲルクロマ
トグラフィーによって精製する。中間体反応生或物(N
−FMOC−ジーリゾGM,)を含有している画分を集
め、乾燥させ、次にジメチルホルムアミド/メタノール
(1 : 1)(2.5ffQ)に再溶解し、この溶液
に、ジメトキシ安息香酸無水物を加える。この化合物は
、2.6−ジメトキシ安息香酸(1.8 8g;1.6
mM)とフルオロメチルピリジニウムパラートルエンス
ルホネー}(540jllg:1.9mM)をジメチル
ホルムアミド/テトラヒド口フラン(1 : 1〉(5
xQ)中で反応させることによって新たに調製する。次
いで、この混合物を室温で4時間、反応させる。次に、
ピペリジン(lma>を加え、フルオレニル基を除去す
る。混合物を室温で18時間反応させ、アセトン/水(
9:1)(100mj)中で沈澱させ、濾過し、乾燥さ
せる。この中間体反応生成物をジメチルホルムアミド/
メタノール(1 : 1)(2. 5m12)に溶解し
、こノ溶液に室温でトリエチルアミン(1056μQ;
7.6sM)、2−ピリジル酢酸塩酸塩(330xg:
1.9sM)およびジメチルホルムアミド(2.5xQ
)に溶解したクロロメチルビリジニウムヨウジド(19
4.2i+g;0.76mM)を加える。これを室温で
18時間、反応させ、次に生成物をアセトン(100m
+2)中で沈澱させる。得られた反応生戊物を、クロロ
ホルム/メタノール/水(60 : 35 : 8)の
混液を溶離溶媒として使用し、シリカゲルクロマトグラ
フィーによって精製する。精製画分を集め、蒸発させ、
クロロホルム/メタノール(1:1 )(2, Q*1
7)ニ再溶解し、アセトン(10jIQ)中で沈澱させ
る。 得られた生成物は247mg(理論値の41%)である
。クロロホルム/メタノール/0. 3%CaC12,
(50 : 42 : 1 1)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生戊物はRr=0.58で
あり、254nII1の蛍光分析的読みを有する単一化
合物であることがわかる。 実施例36  N’−3.4.5−トリメトキシベンゾ
イル−N゜−リゾGM. N゜−リゾGM.(500mg:0.33mM)をクロ
ロホルム/メタノール(1 : 1)(50RQ)に溶
解し、この溶液に、テトラヒドロフラン(20112)
に溶解したトリメトキシ安息香酸無水物(0. 2 8
g;0.7mM)を加える。この化合物は、ジシクロへ
キシルカルボジイミド(0.3g;1.9mM)とトリ
メトキシ安息香酸(0.3g;l.4mM)をテトラヒ
ドロフラン(20112)中で反応させ、2時間後、生
戊したジシクロへキシルウレアを濾去することによって
新たに調製する。撹拌下、25℃で18時間、縮合反応
を行う。反応が終了したら、生成物を乾燥させ、クロロ
ホルム/メタノール(1 : 1)(5xQ)で集め、
アセトン(100x+2)中で沈澱させる。 このようにして得た生成物を、溶離溶媒としてクロロホ
ルム/メタノール/水(60:15:2)の混液を使用
し、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製する。 精製画分を集め、乾燥させ、クロロホルム/メタノール
(1 : IX5x&)に再溶解し、生成物をアセトン
(IOOJ!12)中で沈澱させる。 得られた生或物は320mg(理論値の56.7%)で
ある。クロロホルム/メタノール/0.3%CaC12
.(60 : 35 : 8’)の溶媒でシリカゲルク
ロマトグラフィーを行うと、生成物はRf=0.50を
有する、蛍光的単一化合物であることがわかる。 実施例37  N’−2−フロイル−ジーリゾGM. ジーリゾGM+(500g9; 0.39mモル)(実
施例lに従って製造)をジメチルホルムアミド(5 x
&)に溶解し、この溶液にテトラヒドロフラン(2紅)
に溶解した9−フルオレニルメチルオキシカルボニルー
N−ヒドロキシスクシンイミド(145+19:0.4
3xモル)をゆっくりと加え、室温で1時間反応させた
。 反応が終了した時点で、ジメチルホルムアミド(2.5
j+のに溶解したトリエチルアミン(528μQ;3.
8農モル)、2−フラン酸(2 1 0tn9: 1.
9Jlモル)およびヨウ化クロロメチルピリジニウム(
194.2zy; 0.76xモル)を室温で加えた。 この混合物を室温で18時間反応させた後、保護基を除
去するためピペリジン(2 mQ)を加えた。 これを室温で18時間反応させた後、アセトン(100
1&)で沈澱させ濾過し乾燥させた。このようにした得
られた生戊物を炭酸ナトリウム(10,vQ;1モル)
に溶解し、60℃で1時間維持した。 これを透析し、5村に濃縮しアセトン(5容量倍)で沈
澱させた。 得られた粗生成物を、クロロホルム/メタノール/アン
モニア2.5N(60 : 35 : 8)の混合液を
溶媒として用いるシリカゲルクロマトグラフィーによっ
て精製した。 純粋な生成物を含む分画を、蒸発させ、水(5Rのに再
溶解した。この溶液を水酸化ナトリウム0.01Nでp
H10にし、透析し、5村に濃縮しアセトン(5(12
)中に沈澱させた。得られた生成物は3 0 1 o(
理論値゜の57%〉であった。 クロロホルム/メタノール/0.3%CaCQ−(50
:42:1 1)溶媒を用いるシリカゲルクロマトグラ
フィーによって、生成物がRf=0.31を有する単一
の化合物であり、ニンヒドリン染色に陽性であることが
わかった。けい光分析値は254naであった。 実施例38  N’−3.4.5−1〜リメトキシベン
ゾイルージーリゾGMl ジーリゾGM,(500即:0.39xモル)(実施例
lに従って製造)をジメチルホルムアミド(5112)
に溶解し、この溶液にテトラヒドロフラン(2 ttt
(1’)に溶解した9−フルオレニルメチルオキシカル
ボ;0.43jlモル)をゆっくりと加え、室温で1時
間反応を行った。 反応が終了した時点で、ジシクロへキシルカルボジイミ
ド(0.39; 1.91モル〉およびトリメトキシ安
息香酸(0.3y; 1.=lモル)をテトラヒドロフ
ラン(2031112)中で反応させて新たに製造した
無水トリメトキシ安息香酸を含有するテトラヒド口フラ
ン(20jl12)を加えた。2時間後、生成したジシ
クロヘキシル尿素を濾過した。この縮合反応は25℃で
18時間撹拌しながら行った。次にピペリジン(2 x
Q)を加え保護基を除去し、室温でl8時間反応させ、
アセトン(lOOJ!Q)中で沈澱させた。これを濾過
し乾燥させた。このようにして得られた生成物を炭酸ナ
トリウム(10a++2:1モル)に溶解し、60℃で
1時間維持した。これを透析し、5lQに濃縮しアセト
ン(5容量倍)で沈澱させた。 得られた粗生成物を、クロロホルム/メタノール/アン
モニア2.5N(60 : 35 : 8)の混合一に
よって精製した。 純粋な分画を集め、蒸発させ、水(5RQ)に再溶解し
た。この溶液を水酸化ナトリウムO.OINでpH10
にし、透析し、5mQに濃縮しアセトン(50ij)中
に沈澱させた。得られた生戊物は317.5a+g(理
論値の56%)であった。 クooホルム/メタノール/0.3%CaC12−(5
0:42:1 1)溶媒を用いるシリカゲルクロマトグ
ラフィーにより、生成物がRr=0.35を有する単一
の化合物であり、ニンヒドリン染色で陽性であることが
わかった。けい光分析値は254ns+であった。 実施例39 ウシ脳組織の抽出によるガングリオシド混
合物(OA)の調製 ウシ脳皮質を動物から取り、pH6.8のリン酸緩衝液
中でホモジナイズし、次いで、6容量倍のテトラヒドロ
フランを加え、得られた混合物を遠心分離した。上層を
テトラヒド口フランで2回再抽出した。遠心分離の後、
非極性物質をエチルエーテルによる分配によって取り、
水性テトラヒドロフラン相を、50%エタノールで平衡
化したイオン交換カラムに入れた。水酸化バリウムおよ
び4容量倍の水冷エタノールをカラムからの溶出液に加
えた。18時間冷却した後、沈澱物を集め、次いで、塩
酸水溶液で僅かに酸性化した。このようにして得た溶液
を透析し、凍結乾燥した。この時点での収量は、用いた
神経組織1gあたり粗ガングリオシド混合物約0.f3
mgであった。凍結乾燥粉末を20容量倍のクロロホル
ムーメタノール(2:1)に分散させ、得られた溶液を
完全に透明になるまで濾過し、次いで、0.2容量倍の
0.88%塩化カリウム水溶液を加えて分配した。 上層を分取し、透析し、凍桔乾燥した。最終収量は、脳
組織1gあたり精製ガングリオシド塩混合物約0.3t
gであった。 得られたガングリオシド混合物をケイ酸カラムを用い、
メタノールークロロホルムの混合液で溶離して実質的に
純粋なガングリオシド(通常の記述に用いられている意
味で)である種々の部分に分画することができた。平均
すると、およそ次の組成がこのようにして得られた:ガ
ングリオシドGD..40%、ガングリオシドGM.2
1%、ガングリオシドGT.b19%、ガングリオシド
GDlb16%。 実施例40  N−リゾガングリオシドの混合物の2−
フロイル誘導体 1)N−リゾガングリオシドの製造 ガングリオシド混合物(log)(実施例39に従って
調製した)を3N KOH(200肩12)に溶解し、
90℃で72時間、加水分解を行った。次いで溶液を冷
却し、塩酸でpH6.5にした。これを4゜Cで18時
間放置し、沈殿した脂肪酸を濾過した。これを水で透析
し、500x&に濃縮し、アセトン(5Q)中で沈澱さ
せた。 N′−リゾガングリオシドおよびN, N’−ジ−リゾ
ガングリオシド(〈20%)を含む生成物を真空乾燥し
、ジメチルホルムアミド(100ff12)に再溶解し
た。 この溶液にテトロヒドロフラン(20xff)に溶解し
た9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−N−ヒド
ロキシスクシンイミド(2.1 59; 6.271モ
ル)をゆっくり加え、室温で1時間反応させた。最後に
、無水酢酸(3m12; 3 1.85xモル)および
トリエチルアミン(0.9x(1; 63.7iモル)
を加えた。 30分後、ピペリジン(12.5iQ)を加え保護基を
除去した。これを室温で18時間反応させアセトン(2
Q)で沈殿させ乾燥させた。このようにして得られた生
成物を炭酸ナトリウム(1モル)に溶解し1、60℃で
1時間維持した。これを透析し、1 0 0mg/mQ
に濃縮し5容量倍のアセトンで沈殿させた。生成物をメ
タノールで平衡化したS−七゛ファロースカラム(H”
型)に流した。メタノールで洗浄し、メタノールに溶解
した塩化アンモニウム(1 0xモル)で溶出すること
によりN−リゾガングリオシドを得た。 生成物を含む分画を乾燥させ水に再溶解した。これを水
酸化ナトリウム(0.0IN)でpH10にし透析し、
1 0 0 19/11(lに濃縮し5容量倍のアセト
ンで沈殿させた。 得られた生或物は4.7g(理論値の55%)であった
。 2)2−フロイル誘導体の製造 予め製造したN−リゾガングリオシドの混合物(500
解; 0.31mモル)をジメチルホルムアミド(2.
5岬)に溶解し、この溶液に、ジメチルホルムアミド(
2.5a++2)に溶解したトリエチルアミン(431
μQ: 3.1Rモル)、2−フラン酸(174 71
9 ; 1 . 5 5 mモル)およびヨウ化l−メ
チルークロロピリジニウム(158.4次タ;0.62
mモル)を加えた。 室温で18時間反応させ、次いで生成物をアセトン( 
1 0 IC)で沈殿させ、濾過し、乾燥させた。 アシル化した生成物をメタノールで平衡化したSセファ
ロースカラム(H″型)にかけ、反応していない化合物
と分離した。フロイル誘導体をメタノールで溶出し、乾
燥させ、炭酸ナトリ,ウム(IN〉で回収し、2.5村
に濃縮しアセトン(25ffC)で沈殿させた。 得られた生成物は373j+9(理論値の72%)であ
った。 実施例41  N−(2−フロイル)−N−リゾGM, N−(2−フロイル)−N−リゾGMI+トリウム塩(
5 0 0n: 0.3 6肩モル)(実施例7に従っ
て製造)をN−メチルピロリドン(5 jIQ”)に溶
解し、この溶液にヨウ化メチル(44.5μ12;0.
72yモル)を加えた。室温で3時間反応させ、酢酸エ
チルで沈殿させ、濾過し真空乾燥した。次に生成物をク
ロロホルム/メタノール/水(60 : 30 : 6
)の混合液を溶媒として用いるシリカゲルクロマトグラ
フィーにより精製した。 純粋な分画を集め、蒸発させ、クロロホルム/メタノー
ル(1 : 1)(2. 5xQ)に再溶解し、アセト
ン(25xQ)中に沈澱させた。得られた生戊物は44
9M9(理論値の89%)であった。 クロロホルム/メタノール/0.3%CaCL(50:
4 2:1 1)溶媒を用いるシリカゲルクロマトグラ
フィーにより、生成物がRf=0.4−[N−(2−フ
ロイル)リゾGM,=0.37]の単一化合物であるこ
とがわかった。 実施例42  N−(2−フロイル)−N−リゾGM,
のメチルエステルの過アセチル化物N−(2−7ロイル
)−N−リゾGM,のメチルエステル(実施例41に従
って製造)(5oo々9:0.36xモル)をピリジン
(5 R/)にに溶解し、この溶液に新たに蒸留した無
水酢酸(2.5xQ)を加え、混合物を室温で72時間
撹拌した。反応が終了した時点で、溶液を回転エバボレ
ーターで蒸発させ、残留物を氷水10m&,酢酸エチル
10x(lで分配し、酢酸エチルを冷1モル塩酸、水お
よび1モル炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄した。有機層
は硫酸ナトリウムで無水化し、蒸発させ残留物をジクロ
ロメタン/酢酸メチル/イソブロパノール(70:30
:45)の混合液を溶媒として用いるシリカゲルクロマ
トグラフィーにより精製した。 純粋な分画を集め、蒸発させ、エチルエーテル(5村)
に再溶解し、n−へキサン(2511g)中に沈澱させ
た。得られた生成物は463o(理論値の62%)であ
った。 クロロホルム/メタノール/酢酸エチル(TO:10:
30)および酢酸エチル/イソプロバノール(9 5 
: 5)溶媒を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに
より、生戊物が各々Rf’=0.45および0.26の
単一化合物であることがわかった。 実施PJ43  N−(2−フロイル)−N−リゾGM
,の内部エステル N−(2−フロイル)−N−リゾGM,のナトリウム塩
(500u;0.36肩モル)をN−メチルピロリドン
(5紅)に4℃で溶解し、トリエチルアミン(55μ(
1:o.4xモル)およびヨウ化1〜メチルークooピ
リジニウA( 1 0 019; 0. 4 1 xモ
ル)と反応させた。反応を4時間行った結果、定量的な
収率が得られた。生成物にアセトン(5oI!12)を
加え沈殿させ濾過し、クロロホルム/インプロバ/−ル
(1 : 1)(5*12)溶液で回収し、アセトン(
25 3112)で再沈殿を行った。 得られた生戊物は476y(理論値の96%〉であった
。 クロロホルム/メタノール/0.3%CaC12t(5
0:42:1 1)溶媒を用いるシリカゲルクロマトグ
ラフィーにより、化合物がRf=0.44[N−(2ー
フロイル)リゾGM.−0.371の単一化合物である
ことがわかった。 実施例44  N−(2−フロイル)一N−リゾGM,
の2−プチルアミド N一(2−フロイル)−N−リゾGM,のメチルエステ
ル(500iy; 0.36iモル)(実施例41に従
って製造)をピリジン(5 x&)に溶解し、2−プチ
ルアミン(2.5m12)を加えた。これを室温で72
時間反応させ、回転エバポレーターで乾燥させ、5jI
Qのクロロホルム/メタノール(1 : 1)に溶解し
アセトン(25iC)中に沈殿させた。これを濾過し真
空乾燥した。生戊物をクロロホルム/メタノール/水(
60 : 25 : 4)の混合液を溶媒として用いる
シリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。 純粋な分画を集め、蒸発させ、クロロホルム/メタノー
ル(1 : 1)(2.5峠)に再溶解し、アセトン(
25ffi2)で沈殿させた。得られた生成物は376
R9(理論値の75%)であった。 クロロホルム/メタノール/0.3%CaCe−(50
:42:l 1)溶媒を用いるシリカゲルクロマトグラ
フィーにより、化合物がRf= 0. 5 0 [N−
(2−フロイル)一N−リゾGM.のメチルエステル=
0.42]の単一化合物であることがわかった。 注射用溶液形態の医薬製剤 実施例45 製剤l:1つの2i12バイアルは以下の戊分を含有す
る: 活性物質             5j19塩化ナト
リウム         16jIg活性物質は、実施
例5、12のいずれかに記載のガングリオシド誘導体か
らなる群から選択した。 !1FJ2:1つの23172バイアルは以下の成分を
含有する: 活性物質            50R9塩化ナトリ
ウム         16真2蒸留水によるクエン酸
緩衝液(pH6)で2村に調製 活性物質は、実施例7に記載のガングリオシド誘導体か
らなる群から選択した。 製剤3 : 1つの4村フラコンは以下の成分を含有す
る: 活性物質           100j!9塩化ナト
リウム         32R9活性物質は、実施例
27、29、38、40のいずれかに記載のガングリオ
シド誘導体からなる群から選択した。 2個のフラコンで調製した医薬組成物 実施例46 本実施例において示す製剤は、2個フラコンで調製され
る。第1のフラコンは、10重量%〜90重量%に変化
する量の凍結乾燥した粉末形態の活性物質、およびグリ
シンまたはマンニトールのような医薬的に許容される賦
形剤を含む。第2のフラコンは、塩化ナトリウム溶液お
よびクエン酸緩衝液のような溶媒を含む。 2つのフラコンの内容物を投薬直前に混合し、凍結乾燥
した活性物質の粉末を素早く溶解して注射用溶液を得る
。活性物質の凍結乾燥粉末がフラコン中に入っている医
薬形態は、本発明の好ましい医薬形態である。 システム1 a,凍結乾燥粉末を含有する1つの2tx(lフラコン
は以下の成分を含有する: 活性物質             5m9グリシン 
           30R9b.溶媒を含有する1
つの2yQバイアルは以下の成分を含有する: 塩化ナトリウム         16m!9蒸留水に
よるクエン酸緩衝液で2RQに調製活性物質は、実施例
5、12のいずれかに記載のガングリオシド誘導体から
なる群から選択した。 システム2 a.凍結乾燥粉末を含有する1つの3xQバイアルは以
下の戊分を含有する: 活性物質             51I9マンニト
ール          40ob.溶媒を含有する1
つの2村バイアルは以下の戊分を含有する: 塩化ナトリウム         16xy蒸留水によ
るクエン酸緩衝液で2mQに調製活性物質は、実施例5
、12のいずれかに記載のガングリオシド誘導体からな
る群から選択した。 システム3 a.凍結乾燥粉末を含有する1つの3村バイアルは以下
の成分を含有する: 活性物質            50oグリシン  
          2519b.溶媒を含有する1つ
の3RI2バイアルは以下の成分を含有する 塩化ナトリウム         24R9蒸留水によ
るクエン酸緩衝液で3z(lに調製活性物質は、実施例
18、33および38に記載のガングリオシド誘導体か
らなる群から選択した。 システム4 a.凍結乾燥粉末を含有する1つの33112バイアル
は以下の成分を含有する: 活性物質            50m9マンニトー
ル          20N9b.溶媒を含有する1
つの3jlQバイアルは以下の成分を含有する: 塩化ナトリウム         24I1!タ蒸留水
によるクエン酸緩衝液で3村に調製活性物質は、実施例
18、33および38に記載のガングリオシド誘導体か
らなる群から選択した。 システム5 a.凍結乾燥粉末を含有する1つの5m12フラコンは
以下の成分を含有する: 活性物質           15019グリシン 
           50ob.溶媒を含有する1つ
の4xQバイアルは以下の戊分を含有する: 塩化ナトリウム         32即蒸留水による
クエン酸緩衝液で4xQに調製活性物質は、実施例27
、29、38および40のいずれかに記載のガングリオ
シド誘導体からなる群から選択した。 システム6 a,凍結乾燥粉末を含有する1つの53!72フラコン
は以下の戊分を含有する: 活性物質           100ggマンニトー
ル          40即b.溶媒を含有する1つ
の4村バイアルは以下の成分を含有する: 塩化ナトリウム         32Rg蒸留水によ
るクエン酸緩衝液で4i17に調製活性物質は、実施例
27、29、38および40のいずれかに記載のガング
リオシド誘導体からなる群から選択した。 システム7 a.1つの3i12フラコンは以下の戊分を含有する: 無菌、微粒化活性物質      40tgb.溶媒を
含有する1つの3xQバイアルは以下の戊分を含有する
: ツイーン80           10Ng塩化ナト
リウム         24R9蒸留水によるリン酸
緩衝液で3zI2に調製活性物質は、実施例41、42
および43に記載のガングリオシド誘導体からなる群か
ら選択した。 システム8 a.1つの5jI12フラコンは以下の成分を含有する
: 無菌、微粒化活性物質     100igb.溶媒を
含有する1つの4jIQバイアルは以下の戊分を含有す
る: ツイーン80           15o大豆レシチ
ン           5ig塩化ナトリウム   
       36xg蒸留水によるクエン酸緩衝液で
4村に調製活性物質は、実施例41,42および43に
記載のガングリオシド誘導体からなる群から選択した。 経皮投与用の医薬製剤 実施例47 匁屓工:1つの硬膏剤は以下の成分を含む活性物質  
        100  朽グリセリン      
    1.6gポリビニルアルコール    200
   Hポリビニルピロリドン    100   m
g経皮浸透を助けるための 賦形剤           20zg水      
            1,5g活性物質は、実施例
22、23および25のいずれかに記載のガングリオシ
ド誘導体からなる群から選択した。 tQI2:軟膏剤(1009)は以下の戊分を含有する
: 活性物質(混合リン脂質 リポソーム5g中)         4.0gポリエ
チレングリコール● モノステアレート        1.59グリセリン
          1,59p−ヒドロキシ 安息香酸エステル      125  朽水    
             7 2. 99活性物質は
、実施例22、23および25のいずれかに記載のガン
グリオンド誘導体からなる群から選択した。 経口投与用の医薬製剤 実施例48 製剤1;1つの錠剤は以下の成分を含む;活性物質  
           20即微結晶性セルロース  
     150uラクトース           
 20tngアミド            10Mタ
ステアリン酸マグネシウム      5mg活性物質
は、実施例9、13、19および26のいずれかに記載
のガングリオシド誘導体からなる群から選択した。 6112:1つの錠剤は以下の戊分を含有する:活性物
質          30J!9カルボキシメチル・ セルロース         150  戻9アミド 
         15519セラック       
     10Rgスクロース          3
5R9着色剤             0.5mg活
性物質は、実施例9、14および28のいずれかに記載
のガングリオシド誘導体からなる群から選択した。 戟MI3:1つのゼラチンカプセルは以下の戊分を含む
: 活性物質             40tttgラク
トース           100mg胃耐性の被覆
剤           5朽活性物質は、実施例15
、24および34のいずれかに記載のガングリオシド誘
導体からなる群から選択した。 !2MJ4 : tつの軟ゼラチンカプセル剤は以下の
戊分を含有する; 活性物質             50叩植物油 蜜ロウ ゼラチン グリセリン 着色剤 活性物質は、実施例1 れかに記載のガングリ ら遭択した。 200+9 20醇 150u 50M 3mg 5、24および34のいず オシド誘導体からなる群か

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、N−アシル−N、N’−ジリゾガングリオシド、N
    ’−アシル−N,N’−ジリゾガングリオシドおよびN
    ,N’−ジアシル−N,N’−ジリゾガングリオシド(
    ここで、アシル基は脂肪族、芳香族、アリール脂肪族、
    脂環式または複素環式系列の有機酸から導かれるもので
    あり、2つのアシル基のうちの少なくとも1つは脂肪族
    ではない)、それらのシアリン酸カルボキシ基のエステ
    ルおよび/またはアミド、および/またはそれらの内部
    エステルおよび/または過アシル化誘導体、およびそれ
    らの所望による金属塩、およびこれら化合物の混合物。 2、1またはそれ以上の芳香族、脂環式または複素環式
    アシル基が、ガングリオシド誘導体のノイラミンまたは
    スフィンゴシン残基のカルバミド−NH−CO−基に直
    接結合している環系を有するものである請求項1記載の
    アシル−ジ−リゾガングリオシド。 3、1またはそれ以上の芳香族、脂環式または複素環式
    アシル基が、アルキレンまたはアルキリデン基によって
    ガングリオシド誘導体のノイラミンまたはスフィンゴシ
    ン残基のカルバミド−NH−CO−基に結合している環
    系を有するものである請求項1記載のアシル−ジ−リゾ
    ガングリオシド。 4、アシル基の環系がヒドロカルビル脂環式基によって
    置換されている請求項1〜3のいずれかに記載のアシル
    −ジ−リゾガングリオシド。 5、脂肪族鎖がN、SおよびOからなる群から選ばれる
    異項原子によって遮断されている請求項3または4に記
    載のアシル−ジ−リゾガングリオシド。 6、環系が単環式である請求項1〜5のいずれかに記載
    のアシル−ジ−リゾガングリオシド。 7、アシル基が炭素原子数6〜24を有するものである
    請求項1〜5のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガン
    グリオシド。 8、環式アシル基が、最大炭素原子数6を有するアルキ
    ル基によって置換されていることもある1個の環系のみ
    を含有するものである請求項7記載のアシル−ジ−リゾ
    ガングリオシド。 9、アシル基が、塩素、臭素、弗素、遊離、エステル化
    もしくはエーテル化ヒドロキシ基、アルキルもしくはア
    ルキレン基で置換されていることもある遊離もしくはア
    シル化アミノ基、ケトン基、ケタール基、アセタール基
    、ケトキシもしくは置換ケトキシ基、アルコキシ基、ヒ
    ドラゾン基、遊離もしくはエーテル化メルカプト基、遊
    離もしくは置換スルファミド基、遊離もしくはエステル
    化スルホン基、スルホキシド基およびニトロ基からなる
    群から選ばれる官能基または修飾された官能基によって
    、その脂肪族部分および/またはその環において置換さ
    れている請求項1〜8のいずれかに記載のアシル−ジ−
    リゾガングリオシド。 10、エステル化ヒドロキシ基またはアシル化アミノ基
    が治療学的に許容しうる酸から導かれる請求項9記載の
    アシル−ジ−リゾガングリオシド。 11、ヒドロキシまたはメルカプト基が、低級脂肪族ア
    ルコール、または脂肪族部分の最大炭素原子数4を有し
    、1〜3個の低級アルキルもしくはアルコキシ基、ヒド
    ロキシ、塩素、臭素もしくは弗素で置換されていること
    もあるベンゼン基を有するアリール脂肪族アルコールに
    よってエステル化されている請求項9記載のアシル−ジ
    −リゾガングリオシド。 12、アミノ基が、最大炭素原子数4を有するアルキル
    基によって、炭素原子数4〜5を有するアルキレン基に
    よって、または脂肪族部分の最大炭素原子数4を有し、
    1〜3個の低級アルキルもしくはアルコキシ基、ヒドロ
    キシ、塩素、臭素もしくは弗素で置換されていることも
    あるベンゼン基を有するアラルキル基によって置換され
    ている請求項9記載のアシル−ジ−リゾガングリオシド
    。 13、ケタール、アセタールおよびケトキシ基が、アル
    キル基、または脂肪族部分の最大炭素原子数4を有し、
    1〜3個の低級アルキルもしくはアルコキシ基、ヒドロ
    キシ、塩素、臭素もしくは弗素で置換されていることも
    あるベンゼン基を有するアラルキル基によって置換され
    ている請求項9記載のアシル−ジ−リゾガングリオシド
    。 14、少なくとも1つの芳香族アシル基が、安息香酸、
    またはアルキル、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、メルカ
    プト、および遊離もしくは官能基修飾したカルボキシ基
    からなる群から選ばれる1〜3個の基によって、または
    ハロゲン原子によって置換されている安息香酸の誘導体
    から導かれる請求項1〜13のいずれかに記載のアシル
    −リゾガングリオシド。 15、少なくとも1つの芳香族アシル基が、縮合もしく
    は非縮合の数個のベンゼン環を有する酸、または縮合も
    しくは非縮合のベンゼン環および脂環式もしくは複素環
    式ヒドロカルビル環を有する酸から導かれる請求項1〜
    13のいずれかに記載のアシル−リゾガングリオシド。 16、少なくとも1つのアリール脂肪族アシル基が、1
    〜3個の低級アルキルもしくはアルコキシ基、ヒドロキ
    シ、塩素、臭素もしくは弗素で置換されていることもあ
    る1個のベンゼン基のみを有し、脂肪族鎖が炭素原子数
    1〜6を有し、この脂肪族鎖が塩素、臭素、弗素、遊離
    、エステル化もしくはエーテル化ヒドロキシ基、アルキ
    ルもしくはアルキレン基で置換されていることもある遊
    離もしくはアシル化アミノ基、ケトン基、ケタール基、
    アセタール基、ケトキシもしくは置換ケトキシ基、アル
    コキシ基、ヒドラゾン基、遊離もしくはエーテル化メル
    カプト基、遊離もしくは置換スルファミド基、遊離もし
    くはエステル化スルホン基、スルホキシド基およびニト
    ロ基からなる群から選ばれる官能基または修飾された官
    能基によって置換されていることもあり、そして/また
    はN、OおよびSからなる群から選ばれる異項原子によ
    って、もしくは他の芳香族もしくは複素環式もしくは脂
    環式核によって遮断されていることもあるものである請
    求項1〜13のいずれかに記載のアシル−リゾガングリ
    オシド。 17、少なくとも1つの脂環式アシル基が、ベンゼンも
    しくはナフタレンヒドロカルビル残基、または炭素原子
    数1〜6を有するアルキルもしくはアルケニル残基、ま
    たは遊離、エステル化もしくはエーテル化ヒドロキシ基
    、アルキルもしくはアルケニル基で置換されていること
    もある遊離もしくはアシル化アミノ基、ケトン基、ケタ
    ール基または遊離もしくは官能基修飾されたカルボキシ
    基で置換されていることもある環炭素原子数5〜7を有
    する酸から選ばれる1〜3個の脂環式環を含有する酸か
    ら導かれる請求項1〜13のいずれかに記載のアシル−
    リゾガングリオシド。 18、ノイラミンまたはスフィンゴシン残基の−NH−
    CO−カルバミド基が脂環式環に直接結合している請求
    項17記載のアシル−リゾガングリオシド。 19、ノイラミンまたはスフィンゴシン残基の−NH−
    CO−カルバミド基が、遊離、エステル化もしくはエー
    テル化ヒドロキシ基、遊離もしくはアシル化アミノ基、
    ケトン基、ケタール基または遊離もしくは官能基修飾さ
    れたカルボキシ基によって置換されていることもある脂
    環式系に脂肪族鎖によって結合している請求項17記載
    のアシル−リゾガングリオシド。 20、少なくとも1つの複素環式アシル基が、N、Sお
    よびOからなる群から選ばれる1〜4個の異項原子を含
    有する複素環式および3環式〜8環式残基からなる群か
    ら選ばれる縮合もしくは非縮合の1またはそれ以上の複
    素環残基を含有する酸から導かれる請求項1〜13のい
    ずれかに記載のアシル−リゾガングリオシド。 21、複素環残基が芳香族型の2重結合の系で不飽和に
    されている請求項20記載のアシル−リゾガングリオシ
    ド。 22、複素環残基が飽和されている請求項20記載のア
    シル−リゾガングリオシド。 23、ノイラミンまたはスフィンゴシン残基の−NH−
    CO−カルバミド基が複素環式環に直接結合している請
    求項20〜22のいずれかに記載のアシル−リゾガング
    リオシド。24、ノイラミンまたはスフィンゴシン残基
    の−NH−CO−カルバミド基が、遊離、エステル化も
    しくはエーテル化ヒドロキシ基、遊離もしくはアシル化
    アミノ基、または遊離もしくは官能基修飾されたケトン
    、ケタールもしくはカルボキシ基によって置換されてい
    ることもある複素環系に脂肪族鎖によって結合している
    請求項20〜22のいずれかに記載のアシル−リゾガン
    グリオシド。 25、複素環系が脂肪族および/または芳香族および/
    または脂環式ヒドロカルビル残基によって置換されてい
    るか、またはそれらと縮合している請求項20〜24の
    いずれかに記載のアシル−リゾガングリオシド。 26、複素環系が、遊離、エステル化もしくはエーテル
    化ヒドロキシ基、メルカプト基、アルキルもしくはアシ
    ル基で置換されたメルカプト基、アミノ基、アルキル、
    アルキレンもしくはアシル基で置換されたアミノ基、ケ
    トン基、ケタール基、または遊離もしくは官能基修飾さ
    れたカルボキシ基からなる群から選ばれる遊離の官能基
    または修飾された官能基によって置換されている請求項
    20〜25のいずれかに記載のアシル−リゾガングリオ
    シド。 27、ノイラミンまたはスフィンゴシンアミノ基が、ピ
    ロール、ピラゾール、イミダゾール、チオフェン、フラ
    ン、ピラン、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、チオピ
    ラン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、
    イソチアゾール、トリアゾール、テトラゾールマタハト
    リアジン基からなる群から選ばれる複素環残基を有する
    酸によってアシル化されている請求項20〜26のいず
    れかに記載のアシル−リゾガングリオシド。 28、ノイラミンまたはスフィンゴシンアミノ基が、イ
    ンドール、インドリジン、クマリン、チオナフテン、カ
    ルバゾール、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベン
    ゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、キノリン、イソ
    キノリン、アクリジン、フェナントリジン、クロメン、
    シンノリン、フタラジンおよびベンゾジアゼピン基から
    なる群から選ばれる複素環残基を有する酸によってアシ
    ル化されている請求項20〜26のいずれかに記載のア
    シル−リゾガングリオシド。 29、アシル基の両方が、芳香族、アリール脂肪族、脂
    環式または複素環式系列の酸から導かれる請求項1〜2
    8のいずれかに記載のN,N’−ジアシル−N,N’−
    ジ−リゾガングリオシド。 30、スフィンゴシン窒素上のアシル基が芳香族、アリ
    ール脂肪族、脂環式または複素環式系列の酸から導かれ
    、ノイラミン窒素上のアシル基が炭素原子数1〜24を
    有する飽和もしくは不飽和の脂肪族酸から導かれる請求
    項1〜23のいずれかに記載のN,N’−ジアシル−N
    ,N’−ジ−リゾガングリオシド。 31、ノイラミン窒素上の脂肪族アシル基が最大炭素原
    子数11を有するものである請求項30記載のN,N’
    −ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシド。 32、ノイラミン窒素上の脂肪族アシル基が炭素原子数
    12〜16を有するものである請求項30記載のN,N
    ’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシド。 33、ノイラミン窒素上の脂肪族アシル基が天然ガング
    リオシド中に存在する混合アシル基である請求項30記
    載のN,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリ
    オシド。 34、ノイラミン窒素上のアシル基が芳香族、アリール
    脂肪族、脂環式または複素環式系列の酸から導かれ、ス
    フィンゴシン窒素上のアシル基が脂肪族酸から導かれる
    請求項1〜23のいずれかに記載のN,N’−ジアシル
    −N,N’−ジ−リゾガングリオシド。 35、スフィンゴシン窒素上の脂肪族アシル基が天然ガ
    ングリオシド中に存在する混合アシル基である請求項3
    4記載のN,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガン
    グリオシド。 36、エステル化ヒドロキシまたはメルカプト基が脂肪
    族アルコール、または脂肪族部分の最大炭素原子数4を
    有し、1〜3個の低級アルキルもしくはアルコキシ基、
    ヒドロキシ、塩素、臭素もしくは弗素で置換されている
    こともあるベンゼン基を有する低級アリール脂肪族アル
    コールから導かれ、また、置換アミノ基が該アルコール
    に対応する炭化水素から導かれるか、もしくは炭素原子
    数4〜5を有する低級アルキレンを含有する請求項9、
    16、17、19、24および26のいずれかに記載の
    アシル−ジ−リゾガングリオシド。 37、少なくとも1つの芳香族アシル基が安息香酸、サ
    リチル酸、p−アミノ安息香酸、p−スルファミノ安息
    香酸、2−クロロ安息香酸、3−クロロ安息香酸および
    4−クロロ安息香酸からなる群から選ばれる酸から導か
    れる請求項1および29〜35のいずれかに記載のアシ
    ル−ジ−リゾガングリオシド。 38、少なくとも1つのアリール脂肪族アシル基がフェ
    ニル酢酸、ヒドロアトロパ酸、桂皮酸、フェニルプロピ
    オン酸、ピペリン酸、マンデル酸およびスルホベンゼン
    酢酸からなる群から選ばれる酸から導かれる請求項1お
    よび29〜35のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガ
    ングリオシド。 39、少なくとも1つの脂環式アシル基がシクロプロパ
    ンカルボン酸、シクロブタンカルボン酸、シクロヘキサ
    ンカルボン酸、1−アミノ−シクロヘキサンカルボン酸
    、シクロペンタンカルボン酸、シクロヘプタンカルボン
    酸、コラン酸、コール酸、リソコール酸およびデスオキ
    シコール酸からなる群から選ばれる酸から導かれる請求
    項1および29〜35のいずれかに記載のアシル−ジ−
    リゾガングリオシド。 40、少なくとも1つの複素環式アシル基がイソニコチ
    ン酸、7−テオフィリン酢酸、2−アミノニコチン酸、
    6−アミノニコチン酸、6−ヒドロキシニコチン酸、4
    −イミダゾリル酢酸、5−フルオロインドール−2−カ
    ルボン酸、N−アセチル−L−ヒスチジン酸およびN−
    アセチル−L−トリプトファン酸からなる群から選ばれ
    る酸から導かれる請求項1および29〜35のいずれか
    に記載のアシル−ジ−リゾガングリオシド。 41、以下の群から選ばれるアシル−ジ−リゾガングリ
    オシド: N−5−メトキシ−インダノン−3−アセチル−N−リ
    ゾGM_1、N−フェニルアセチル−N−リゾGM_1
    、N−シクロブタンカルボニル−N−リゾGM_1、N
    −2−ノルボルネンアセチル−N−リゾGM_1、N−
    フロイル−N−リゾGM_1、 N−イミダゾールアセチル−N−リゾGM_1、N−6
    −メチルニコチニル−N−リゾGM_1、N−メチルプ
    ロリル−N−リゾGM_1、 N−1−メチル−2−ピロールカルボニル−N−リゾG
    M_1、N−2−ピリジルアセチル−N−リゾGM_1
    、N−4−4−ピリンルチオアセチル−N−リゾGM_
    1、N−3−キノリンカルボキシ−N−リゾGM_1、
    N−テトラゾリル−1−アセチル−N−リゾGM_1、
    N−7−テオフィリンアセチル−N−リゾGM_1、N
    −2−チオフェンアセチル−N−リゾGM_1、N−3
    −アミノ−1,2,4−トリアゾール−5−アセチル−
    N−リゾGM_1、 N−アセチル−DL−トリプトファンアセチル−(α,
    α,α−トリフルオロトルイジン)−ニコチニル−N−
    リゾGM_1、N−5−ヒダントインアセチル−N−リ
    ゾGM_1、N−5−ヒドロキシインドール−3−アセ
    チル−N−リゾGM_1、N−2−クロロニコチニル−
    N−リゾGM_1、N−5−メチル−2−チオフェンア
    セチル−N−リゾGM_1、N−5−ベンズイミダゾー
    ルアセチル−N−リゾGM_1、N−5−ヒドロキシ−
    2−インドールアセチル−N−リゾGM_1、N−3,
    4,5−トリメトキシベンゾイル−N−リゾGM_1、
    N−シクロヘプタンアセチル−N−リゾGM_1、N−
    シクロペンタンアセチル−N−リゾGM_1、およびN
    −5−メチル−2−チオフェンアセチル−N−リゾGM
    _1。 42、ノイラミンのアシル基がスフィンゴシン窒素上に
    存在するものと同一のアシル基で置換されている、請求
    項41記載のGM_1由来のN−アシル−N−リゾガン
    グリオシドに対応するガングリオシドGM_1由来のN
    ,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシド
    からなる群から選ばれるアシル−ジ−リゾガングリオシ
    ド。 43、ノイラミンのアミノ基が種々のアシル基で置換さ
    れている、請求項41記載のGM_1由来のN−アシル
    −N−リゾガングリオシドに対応するガングリオシドG
    M_1由来のN’−アシル−N,N’−ジ−リゾガング
    リオシドからなる群から選ばれるアシル−ジ−リゾガン
    グリオシド。 44、ノイラミン窒素上の混合の天然アシル基が1また
    はそれ以上のハロゲン原子で置換されていることもある
    炭素原子数2〜6を有する脂肪族酸によって置換されて
    いる、請求項41記載のガングリオシドGM_1由来の
    N−アシル−N−リゾガングリオシドに対応するN,N
    ’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシドから
    なる群から選ばれるアシル−ジ−リゾガングリオシド。 45、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
    イソブチル、tert−ブチル、ベンジル、アリル、エ
    トキシカルボニルメチルおよびシクロヘキシルアルコー
    ルからなる群から選ばれるアルコ−ルから導かれる請求
    項41〜44のいずれかに記載の化合物のシアリン酸カ
    ルボキシ基のエステル。 46、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、
    ジメチルアミン、ジエチルアミン、ピロリジン、ピペリ
    ジン、ピペラジン、モルホリンおよびチオモルホリンか
    らなる群から選ばれるアミンらら導かれる請求項41〜
    44のいずれかに記載の化合物のシアリン酸カルボキシ
    基のアミド。 47、請求項41〜44のいずれかに記載の化合物の過
    アセチレート、過プロピオニレート、過ブチリレート、
    過マロニレートおよび過スクシニレート。 48、最大炭素原子数12の脂肪族系列のアルコール、
    1〜3個の低級アルキル基で置換されていることもある
    1個のベンゼン環と脂肪族部分の最大炭素原子数4を有
    するアリール脂肪族系列のアルコール、1個の脂環式の
    環と最大炭素原子数14を有する脂環式系列もしくは脂
    肪族−脂環式系列のアルコール、または最大炭素原子数
    が12であり、N、OおよびSからなる群から選ばれる
    異項原子を含有する1個の複素環を有する複素環式系列
    のアルコールから導かれる前記請求項のいずれかに記載
    のアシル−ジ−リゾガングリオシドのシアリン酸カルボ
    キシのエステル。 49、ヒドロキシ、アミノ、アルキル部分の最大炭素原
    子数が4であるアルコキシ基、およびアルキル部分の最
    大炭素原子数が4であるアルキルアミノもしくはジアル
    キルアミノ基からなる群から選ばれる官能基によって置
    換されたアルコールから導かれる請求項48記載のエス
    テル。 50、最大炭素原子数6の脂肪族アルコールから導かれ
    る請求項49記載のエステル。 51、最大炭素原子数12のアミンから導かれる前記請
    求項のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガングリオシ
    ドのシアリン酸カルボキシのアミド。 52、N、OおよびSからなる群から選ばれる異項原子
    によってヒドロカルビル鎖が遮断されているか、または
    、ヒドロキシ、アミノおよびメルカプト基からなる群か
    ら選ばれる官能基によって置換されていることもある、
    最大炭素原子数12のヒドロカルビル基によって置換さ
    れた脂肪族アミンから導かれる請求項51記載のアミド
    。 53、N、OおよびSからなる群から選ばれる異項原子
    によって炭素原子鎖が遮断されているか、またはヒドロ
    キシ、アミノおよびメルカプト基からなる群から選ばれ
    る官能基によって置換されていることもある、炭素原子
    数3〜6のアルキレン基によって、または最大炭素原子
    数6のアルキル基によって置換された脂肪族アミンから
    導かれる請求項51記載のアミド。 54、最大炭素原子数4のアルキル基によって、または
    1〜3個の低級アルキルもしくはアルコキシ基、ヒドロ
    キシ、もしくはハロゲン原子で置換されていることもあ
    るベンゼン基と脂肪族部分の最大炭素原子数4を有する
    アラルキル基によって置換されたアミンから導かれる請
    求項53記載のアミド。 55、最大炭素原子数4を有する脂肪族アルコールから
    、または1〜3個の低級アルキルもしくはアルコキシ基
    、ヒドロキシ、もしくはハロゲン原子で置換されている
    こともあるベンゼン基と脂肪族部分の最大炭素原子数4
    を有するアリール脂肪族アルコールから導かれる請求項
    50記載のシアリン酸カルボキシのエステル。 56、シアリン酸のカルボキシ基と糖のヒドロキシ基の
    ラクトン化によって形成される請求項1〜44のいずれ
    かに記載のアシル−ジ−リゾガングリオシドの内部エス
    テル。 57、シアリン酸のカルボキシ基とシアリン酸のヒドロ
    キシ基の間で形成されたラクトン環を含有する請求項1
    〜44のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガングリオ
    シドの内部エステル。 58、非水性有機溶媒中、無水条件下で、請求項1〜4
    4のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガングリオシド
    にラクトン化試薬を作用させることによって得られる請
    求項56または57に記載の内部エステル。 59、請求項1〜44のいずれかに記載のアシル−ジ−
    リゾガングリオシドに、酢酸もしくはトリクロロ酢酸、
    または水もしくは水性溶媒に可溶性のカルボジイミドを
    反応させることによって得られる請求項55または57
    に記載の内部エステル。 60、最大炭素原子数6の脂肪族酸から導かれる請求項
    1記載のアシル−ジ−リゾガングリオシドの過アシル化
    誘導体。 61、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプ
    ロン酸またはカプリン酸から導かれる請求項60記載の
    過アシル化誘導体。 62、ヒドロキシ酸、アミノ酸または二塩基酸から導か
    れる請求項60記載の過アシル化誘導体。 63、ヒドロキシ、アミノまたはカルボキシ基で置換さ
    れていることもある1個のベンゼン核を有する芳香族酸
    から導かれる請求項60記載の過アシル化誘導体。 64、塩が、アシル−ジ−リゾガングリオシドと有機塩
    基との塩である請求項1記載のアシル−ジ−リゾガング
    リオシド。 65、塩が、アシル−ジ−リゾガングリオシドの酸付加
    塩である請求項1記載のアシル−ジ−リゾガングリオシ
    ド。 66、前記請求項のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾ
    ガングリオシドの混合物。 67、分子中に少なくとも1つの酸官能基を有する前記
    請求項のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガングリオ
    シドのいずれか、またはそれぞれの化合物の混合物の治
    療学的に許容しうる金属塩。 68、前記請求項のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾ
    ガングリオシドのいずれか、またはそれぞれの化合物の
    混合物のナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシ
    ウム、マグネシウムまたはアルミニウム塩。 69、分子中に少なくとも1つの酸官能基を有する前記
    請求項のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガングリオ
    シドのいずれか、またはそれぞれの化合物の混合物の治
    療学的に許容しうる有機塩基との塩。 70、分子中に少なくとも1つの塩基性官能基を有する
    前記請求項のいずれかに記載のアシル−ジ−リゾガング
    リオシドのいずれか、またはそれぞれの化合物の混合物
    の治療学的に許容しうる酸付加塩。 71、N−アシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシド
    、N’−アシル−N,N’−ジ−リゾガングリオシドお
    よびN,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガングリ
    オシドの製造方法であって、 N,N’−ジ−リゾガングリオシド、N−アシル−N,
    N’−ジ−リゾガングリオシドまたはN’−アシル−N
    ,N’−ジ−リゾガングリオシドを、導入しようとする
    アシル基に対応する酸でアシル化するか、または 適当なN,N’−ジアシル−N,N’−ジ−リゾガング
    リオシドのスフィンゴシン窒素もしくはノイラミン窒素
    上を選択的に脱アシル化する、 ことを特徴とする方法。 72、得られたアシル−ジ−リゾガングリオシドをエス
    テル、アミド、内部エステル、および/または得られた
    化合物のヒドロキシ基の過アシル化誘導体に変換する工
    程をさらに含む請求項71記載の方法。 73、得られた生成物を治療学的に許容しうる塩に変換
    する請求項72記載の方法。 74、出発のアシル−ジ−リゾガングリオシドを酸の反
    応性官能基誘導体と反応させることによってアシル化を
    行う請求項70記載の方法。 75、アシル−ジ−リゾガングリオシドを以下に挙げる
    反応のいずれかに従って反応させる請求項74記載の方
    法: (1)酸のアジドとリゾガングリオシド誘導体の反応; (2)アシルイミダゾールとリゾガングリオシド誘導体
    の反応; (3)酸とトリフルオロ酢酸の混合無水物とリゾガング
    リオシド誘導体の反応; (4)酸の塩化物とリゾガングリオシド誘導体の反応; (5)カルボジイミドおよび所望により1−ヒドロキシ
    ベンゾトリアゾールの存在下での、 酸とリゾガングリオシド誘導体の反応; (6)高温での、酸とリゾガングリオシド誘導体の反応
    ; (7)高温での、酸のメチルエステルとリゾガングリオ
    シド誘導体の反応; (8)高温での、酸のフェノールエステルとリゾガング
    リオシド誘導体の反応; (9)酸の塩とヨウ化1−メチル−2−クロロピリジニ
    ウムの間の交換によって得られるエ ステルとリゾガングリオシド誘導体の反応。 76、ヒドロキシ、1級もしくは2級アミノ基または遊
    離のカルボキシ基をアシル化反応中、一時的に保護する
    請求項74または75記載の方法。 77、ペプチドの化学で用いられる保護法を用いる請求
    項76記載の方法。 78、出発物質としてN’−リゾガングリオシドを用い
    るときには穏やかなアシル化法を用いる請求項74〜7
    7のいずれかに記載の方法。 79、シアリン酸のカルボキシ基をエステル化するか、
    またはアミドに変換する請求項71〜78のいずれかに
    記載の方法。 80、工程をいずれかの工程で中断するか、または中間
    の工程から始め、次いで残りの工程を行う請求項71〜
    78のいずれかに記載の方法。 81、活性成分として請求項1記載の化合物を薬学的に
    許容しうる賦形剤とともに含有している医薬組成物。 82、活性成分が請求項2〜70のいずれかに記載の化
    合物である請求項81記載の医薬組成物。 83、活性成分が請求項41記載の化合物の少なくとも
    1種である請求項81または82に記載の医薬組成物。 84、神経系障害の治療に用いる請求項81記載の医薬
    組成物。 85、神経系障害を有する患者に投与する請求項82記
    載の医薬組成物。 86、大脳虚血、低血糖症および低酸素症などの代謝性
    脳障害、毒物性脳障害、外傷、老化、癲癇、パーキンソ
    ン病およびハンチントン舞踏病などの神経退化性疾患お
    よび/または精神障害の治療に用いる請求項81または
    82に記載の医薬組成物。 87、1日あたり、体重1kgに対して0.05〜5m
    gの活性化合物が投与されるように非経口経路で投与さ
    れる請求項83〜86のいずれかに記載の医薬組成物。
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