JPH03169A - 給排水管等の内面の更生方法 - Google Patents
給排水管等の内面の更生方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
鉄管又は鋼管(以下rVLP管」という)からなる住宅
用の水道管又は排水管の内面の更生方法に係るもので、
その更生工事に用いられる。
長期間経過するといわゆる赤水が発生する。これは、エ
ルボ、チーズなどの接続部におけるVLP管の切断部分
の端面の鉄部分が水に触れて酸化し、錆を生ずることが
原因となっている。
る構成として、近時は、第9図(1)に示すように、直
管(P工L (PI)を接続するエルボ(1)の内面に
塩化ビニールの被膜(1a)を設けて肉厚くした端部を
内周方向にリング状に突出させ、このリング状突出部(
la’ )を直管(P工)、(pt)の鉄面(2)に密
着させるようにしたもの、又は第9図(n)に示すよう
に、端部外周に鍔部(3a)を有する合成樹脂製の筒体
(3)を直管(P、)、 (PI)の開口部に挿入し、
エルボ(1)を螺合させることにより、この鍔部(3a
)が直管の鉄面(2)に密着するようにしたものなどが
使用されている。
乾燥させ、砂その他の研磨材を高速のエアで送って管内
面に付着する錆などを取り除いてクリーニングし、次に
樹脂塗料をエアで移動させて管の内面をライニングする
方法が一般に行われている。
はエルボ内のリング状突出部を直管の鉄面に密着させる
のみであるから、その境い目から水が浸入して錆が発生
することが多く、確実に錆の発生を防止できない。後者
は配管施工時に各直管の開口部に筒体を挿入するのが面
倒であり、とくに筒体を入れ忘れた場合には確実に錆が
発生するほか、傾けて挿入した場合には錆が生ずるのみ
ならず、いちじるしく水流が阻害されるおそれがあった
。
い単なる鉄管又は鋼管(GP管)、もしくは亜鉛メツキ
鋼管(S G P管)などに用いられるもので、これを
VLP管の内面の更生に適用した場合には次のような問
題点が生じてくる。
続曲がり管の内面を損傷するほか、とくに、流出側に接
続された直管の端部のビニール被膜を損傷することが多
い。
に塩化ビニールの被膜(4)を有するVLP管の直管(
pl)、 (P、)を接続するエルボ(1)は、通常、
その内面に薄い塩化ビニールの被膜(1a)をコーティ
ングしであるが、従来の更生方法のクリーニング工程で
は、一方の直管(Pユ)の開口部から砂その他の研磨材
(5)を入れ、この開口部から約80 m / See
の流速のエアを送って研磨材(5)を高速で移動させる
ため、直管部分の被膜(4)が研磨材(5)で傷つけら
れるほか、直管の流動方向に正対するエルボ(1)の内
壁面(1b)には研磨材(5)が高速で衝突するから、
この内壁面(1b)の被膜(1a )が削り取られて鉄
の部分が露出する。
、流出側に接続された直管(P、)の切断端面、すなわ
ち、鉄管の内面と被膜(4)との接合端面に激しく衝突
するため、被膜(4)の端部(4a)が剥れてめくれ上
がり、鉄の部分が露出して錆が発生するという重大な欠
点がある。
方の開口部から樹脂性塗料を注入し、所定の圧力のエア
を送って塗料を移動させ管の内面に塗膜を形成するが、
これによると厚さ約2mの管内面の被膜(4)の表面に
さらに塗膜が形成されるため1通水可能な管の内径が減
少するおそれがある。
管の内径から段差を有して大きくなっているため、単に
エアで樹脂性塗料を移動させた場合には段差のある拡径
部分で塗料がちぎれることがあり、この結果、VLP管
の鉄面が露出して水に触れ錆の発生を来たす危険がある
。
端部における被膜、及びエルボ、チーズなどの接続曲が
り管の内面の被膜を損傷することなくクリーニングし、
且つVLP管の鉄面を流水から確実に遮断する塗膜をラ
イニングすることのできる更生方法を提供するものであ
る。
管路を選択し、エアにより各施工管路の始端部側から終
端部側に研磨材を低速で移動させたのちこれを逆方向に
移動させ、往復2方向から全配管の内面をクリーニング
する工程と、管内に樹脂塗料を注入してエアにより移動
させ全配管の内面をライニングする工程と、任意に選択
した施工管路の管内にボールを挿入しエアによりこれを
移動させて全配管の内面をボール仕上げする工程とから
なることを特徴としている。
施工管路の一方の開口部から高圧水を送り込み、その送
水中に所定の圧力のエアを間欠的に送気して他方の開口
部から流出させ、全配管の内面をクリーニングすること
もできる。
して行ってもよいし、また、研磨材によるクリーニング
に代えて行ってもよい。
より研磨材を低い速度で移動させる。これにより研磨材
は直管を直進し、接続部がり管を通って流出側の直管に
流れ込む、このとき、流動方向に正対した接続部がり管
の内面、及び流出側に接続された直管の切断端面、すな
わち、鉄管の内面と被膜との接合端面に研磨材が打ち当
るが、その移動速度が低速であるためこの部分の被膜を
損傷することなく、鉄面に生じた錆のみが確実に削り取
られる。その後、この研磨材は施工管路における各接続
部で同じような作用を繰り返し、終端部側の開口部から
外部に流出する。
開口部に研磨材を入れてエアを送り、研磨材を逆送して
始端部側の開口部から流出させる。
って充分に研磨材が当らなかった接続部がり管の内面部
分、及び流入側にあった直管の切断端面に研磨材が打ち
当り、前記と同様にしてこの部分の錆が確実に取り除か
れる。
管を残さないように順次に施工管路を選択して行い、そ
の後、従来法と同様にして配管内部の塵などを取り除く
。
、所定の風量のエアを送り、選択した施工管路内にこの
塗料を移送させ、配管の全内面をライニングする。
ルを任意の直管の開口部に挿入し、エアを送ってこのボ
ールを任意に選択した施工管路内で移動させ、その終端
部側の開口部から外部に排出させる。この場合の施工管
路の選択は、前記クリーニング工程と同様にして全配管
の内部にボールを通過させる。
はボールの進行方向の前面に押し出されるため、前記被
膜の表面に新たな被膜が形成されることはなく、その内
径は元の内径に保たれる。
進行にしたがって段差を有して拡径している接続部がり
管の内部に押し出され、さらに、この接続部がり管内を
通過し流出側の直管に進むボールが塗料をコテ状に押圧
して流路を成形するため、流入側と流出側の直管の鉄面
に塗料が押し付けられて密着し、この鉄面が完全に被覆
される。
れを説明する。
し、エルボ(1)、チーズ(6)などの接続部がり管は
、通常、1戸当りの水道管で約40個はど設けられてい
る。
工管路、第1@で例えば(A)〜(B)を選択し、始端
部側の開口部(A)から砂その他の研磨材(5)を入れ
、エアを送って研磨材(5)を移動させる。この場合、
各直管の内面は塩化ビニールの被膜(4)で覆われて錆
が発生しないから、この内面に研磨材(5)を衝突させ
る必要はないため、エアの流動速度としては従来法の約
2分の11例えば40m/See程度の低速でよい。
示すように直管(pi)を直進してエルボ接続部に進み
、流動方向に正対したエルボ(1)の内面(1b)にぶ
つかるが、その移動速度が低速であるためこの部分の被
膜(1a)を損傷することなく、流出側に接続された直
管(P2)に流れ込む。このとき、流出側の直管(P2
)の端面には研磨材(5)が打ち当るが、その移動速度
は前述のように比較的低速であるから、被膜(4)の端
部(4a)を鉄管の内面から引き剥がすほどのものでは
なく、鉄面(2)に生じた錆のみが確実に削り取られる
。その後、研磨材(5)は施工管路における各エルボに
ついて同様な作用を繰り返し、終端部側の開口部(B)
から外部に流出する。
グが終わったら1次に、終端部側の開口部(B)に研磨
材(5)を入れてエアを送り、第2図矢印(n)に示す
ように研磨材(5)を逆送して始端部側の開口部(A)
から流出させる。この研磨材(5)の逆送により、初め
のクリーニングでは順路方向にあって充分に研磨材(5
)が当らなかったエルボ(1)の内壁面(1c)の部分
、及び流入側にあった直管(P工)の端面に研磨材(5
)が打ち当るが、前記と同様にこの内壁面(Ic) 、
及び端面の被膜(4)の端部(4a)を損傷することは
なく錆のみが確実に取り除かれる。
管を残さないように順次に施工管路を選択して行う。第
1図で示せば施工管路(A)〜(C)、(C)−(D)
を選択する。その後、従来法と同様にして配管内部の塵
などを取り除く。
注入し、所定の風量のエアを送り、選択した施工管路内
にこの塗料を移送させ、第3図示のように全配管の内面
をライニングする。
くはやや径の大きいボール(7)を管の任意の開口部(
A)に挿入し、エアを送ってこのボール(7)を任意に
選択した施工管路内で移動させ、その終端部側の開口部
から外部に排出させる。この場合の施工管路の選択は、
前記クリーニング工程と同様にして全配管の内面にボー
ルを通過させる。また、ボールを移動させるエアの圧力
としては、0.5艙/d程度が好ましい。
直管(Pl)の内面の被膜(4)に付着した塗料(m)
がボール(7)の進行方向の前面に押し呂されるため、
前記被膜(4)の表面に新たな被膜が形成されることは
なく、その内径は従来のままに保たれる。
ール(7)の進行にしたがって段差を有して拡径してい
るエルボ(1)の内部に押し出され、第5図示のように
、このエルボ(1)内を通過して直管(P8)に移動す
るボール(7)が塗料(m)をコテ状に押圧して流路を
成形するため、各直管(P□)。
着し、この鉄面(2)は完全に被覆される。
る。この方法では、任意に選択した施工管路の一方の開
口部から約30〜40kg/adの圧力の高圧水を送り
込み、その送水中に約5kg/−の圧力でエアを間欠的
に送り出し、他方の開口部から流出させるのである。こ
れにより、直管(P)の内部では高圧水(W)の間にエ
ア(a)が圧縮され重畳的に層状になって進むが、エル
ボ(1)の接続部に来るとその内径が拡径しているため
、エア(a)及び高圧水(V/)が−挙に膨張拡散する
のであり、この圧力振動によって鉄面(2)に付着した
錆が剥がし取られる。このクリーニング方法は、とくに
、鉄面(2)から発生した根元部分が小さく先端が花弁
状に大きい錆を除去するのに適している。
施工管路の一方の開口部(A)には、送水ポンプ(8)
からバルブ(9)、逆止弁部(1o)を介して送水管(
11)が接続してあり、また、この逆止弁部(10)に
はバルブ(12)、圧力弁(13)を介してエア溜り室
(14)に連通ずる送気管(15)が接続され、圧力弁
(13)はエア溜り室(14)内の圧力が一定値に達し
たときのみ開弁するように設定しである。この装置は、
送水管(11)のバルブ(9)を開いて送水ポンプ(8
)から高圧水を送り込み、同時にバルブ(12)を開い
ておくと、ニアコンプレッサ(図示しない)からエア溜
り室(14)に送られるエアの内部圧力が一定値以上に
なったとき圧力弁(13)が開き、所定の圧力のエアが
逆止弁部(10)を通って高圧水中に間欠的に送られる
。
のみ述べたが、チーズによる接続部でも全く同様である
。
路ごとに従来のほぼ2分の1のエア圧力で往復2方向か
ら研磨材を低速移動させるので、エルボなどに接続した
VLP管の接続端部の内面被膜、及びエルボなどの接続
曲がり管の内面を少しも損傷することなく、確実に接続
端部の内面に生じた錆を除去できる効果がある。また、
配管内面のライニング後にエアによってボールを移動さ
せるため、VLP管の直管部分の内面には余分な塗膜が
形成されることなく流路が成形され、エルボ等の接続曲
がり管の内面に前記の余分な塗料を塗り込めてVLP管
の接続端部の鉄面を完全に被覆できるもので、錆の発生
を恒久的に防止できる効果がある。
図は本発明のクリーニング工程の説明図、第3図はライ
ニング工程の説明図、第4図はボール仕上げ工程におけ
るエルボ通過前の説明図、第5図は同じくエルボ通過後
の説明図、第6図は他のクリーニング方法の説明図、第
7図はこのクリーニングに用いる装置の概念図、第8図
は従来のクリーニング工程の説明図、第9図(1)、(
II)はVLP管における錆防止構成の概念図である。 1・・・エルボ。 1a・・・エルボ内面の被膜。 2・・・鉄面。 4・・・管内面の被膜、 5・・・研磨材。 6・・・チーズ、 7・・・ボール、 m・・・塗料。 Pl・・・流入側の直管、 P2・・・流出側の直管。
Claims (4)
- (1)配管中から任意に施工管路を選択し、エアにより
各施工管路の始端部側から終端部側に研磨材を低速で移
動させたのちこれを逆方向に移動させ、往復2方向から
全配管の内面をクリーニングする工程と、 管内に樹脂塗料を注入してエアにより移動させ全配管の
内面をライニングする工程と、 任意に選択した施工管路の管内にボールを挿入しエアに
よりこれを移動させて全配管の内面をボール仕上げする
工程とからなることを特徴とする住宅用VLP給排水管
の更生方法。 - (2)任意に選択した施工管路の一方の開口部から高圧
水を送り込み、その送水中に所定圧力のエアを間欠的に
送気して他方の開口部から流出させ、全配管の内面をク
リーニングする住宅用VLP給排水管のクリーニング方
法。 - (3)請求項2記載のクリーニング方法を前処理工程と
する請求項1記載の住宅用VLP給排水管の更生方法。 - (4)クリーニング工程を請求項2記載のクリーニング
方法にした請求項1記載の住宅用VLP給排水管の更生
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1136655A JPH03169A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 給排水管等の内面の更生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1136655A JPH03169A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 給排水管等の内面の更生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03169A true JPH03169A (ja) | 1991-01-07 |
JPH0546272B2 JPH0546272B2 (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=15180406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1136655A Granted JPH03169A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 給排水管等の内面の更生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03169A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154288A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Yoshika Engineering Kk | 管路洗浄方法及び管路洗浄装置 |
JP2022059559A (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-13 | 株式会社タイコー | 給湯用銅管更生方法 |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP1136655A patent/JPH03169A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154288A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Yoshika Engineering Kk | 管路洗浄方法及び管路洗浄装置 |
JP2022059559A (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-13 | 株式会社タイコー | 給湯用銅管更生方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0546272B2 (ja) | 1993-07-13 |
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