JPS61279468A - サンドピグ発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は高速の空気流により研磨材を搬送して管路の内
壁を研磨するための装置に関する。

〈従来の技術〉 従来から既設管路の内壁の錆を除去するために圧縮空気
により砂等の研磨材料を管路内にて搬送することにより
管路の内壁の錆等を除去するようにした装置が種々公知
となっている。このような装置に於ては、空気流の速度
並びに用いられた研磨材の特性及び量によって研磨効果
が異なり、既設管路の内壁の条件に応じてこれ等の諸パ
ラメータを調節するようにしている。

〈従来技術の問題点〉 このような研磨方法に於ては、砂等の研磨材が管の内壁
に衝突することにより、錆の層を破壊して管を更正しよ
うとするものであるが、管の内壁面に対する砂の衝突速
度が管の屈曲状態に応じて不均一となることが知られて
いる。例えば、１字型に屈曲するエルボ部分に於ては、
砂が比較的激しく衝突する外周面は比較的激しく研磨さ
れるのに対して、管の内壁の内周面側には砂がそれ程激
しく衝突することがなく、研磨作用が不十分となる傾向
が生じる。そこで、管路の内壁面全体を良好に研磨しよ
うとすると、エルボ部分の内壁の外周面が過剰に研磨さ
れ、場合によっては過剰に研磨された管路の部分が破損
する虞れが生じる。逆に、部分的に研磨か不十分である
と、残された錆の部分が再び錆び易くなり、管路更正工
事の有効性が損われ、また管路内壁面の研磨に続いて管
路内壁面にライニングを施す場合にも、研磨が不十分で
あった部分のライニングが剥げ易くなり、管路更正工事
の有効性が同じく損われることとなる。

このような従来技術の欠点に鑑み、本発明の主な目的は
、管路の内壁面を研磨するための装置に於て、管路内壁
面に全体に亘って均一な研磨作用を発揮し得る改良され
た装置を提供することにある。

く問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、空気圧源と、前記
空気圧源の下流側に設けられた第１の開閉弁と、前記第
１の開閉弁の下流側に設けられた第２の開閉弁と、更正
されるべき管路に接続し得るように前記第２の開閉弁の
下流側に設けられた管路接続手段と、前記第２の開閉弁
を開いた状態で前記第１の開閉弁を間欠的に開閉するた
めの制御装置と、サンドリプタ手段とを備え、前記サン
ドリプタ手段が、サンドタンクと該タンク内に突入する
管状部材とを有することを特徴とするサンドピグ発生装
置を提供することにより達成される。

〈作用〉 このように間欠的に研磨材料を搬送することにより、管
路の内周壁面の全体に亘って均一、な研磨効果が達成さ
れる。

〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図は本発明に基づくサンドピグ発生装置を概念的に
示す説明図である。コンプレッサ１からなる圧縮空気発
生装置の下流側にはエアタンク２が接続され、エアタン
ク２は更にバイパス管路３及び主管路４に分岐する管路
に接続されている。

バイパス管路３及び主管路４は下流側に於て互いに合流
し、更正されるべき管路６を接続するための管継手５に
至っている。

バイパス管路３にはバイパス制御弁７が設けられており
、主管路には主制御弁８及びその下流側の逆流防止弁９
が互いに直列に設けられている。

尖鋭な底部を有するサンドタンク１０内には研磨材とし
ての砂１１が貯留され、タンク１０の上部から管状部材
１２がタンク１０の最下底部分に突入している。管状部
材１２の下端は、砂の流入を容易化するために斜めに切
断された形状をなしていると良い。管状部材１２の上端
は主制御弁８と逆流防止弁９との間の主管路４に接続さ
れている。

バイパス制御弁７、主制御弁８及び逆流制御弁９はそれ
ぞれ電磁弁からなるもので、シーケンス回路を内蔵する
制御装＠１３により開閉制御されるようになっている。

第２図は制御装置１３によるバイパス制御弁７、主制御
弁８及び逆流防止弁９の開閉タイミングを示すタイムチ
ャートである。

先ず、第２図の工により示されるように、バイパス制御
弁７のみが開かれる。従って管路６には砂を含まない圧
縮空気のみがバイパス管路３を介して供給されることと
なる。次に、第２図の■、■により示されるように、主
制御弁８及び逆流防止弁９をそれぞれ開くと、主管路４
をも経て圧縮空気が管路６に供給されるようになる。こ
の時空気量の多くがバイパス管路３を経て供給されるた
め、主制御弁８及び逆流防止弁９を開いても、サンドタ
ンク１０内の砂１１が動揺することがない。

このようにして起動過程が行われる。

次に、第２図の■に示されているように、バイパス制御
弁７を閉じると、管路６への圧縮空気の供給が主管路４
のみによって行なわれるようになる。次に、第２図のｍ
に示すように、主制御弁８を短時間開じて、再びこれを
開けば、管路６内を高速で流れる空気の供給が急激に断
たれることとなるが、高速で管路６内を流れる空気流の
慣性により、主制御弁８と逆流防止弁９との間の管路内
が低圧となり、サンドタンク１０内の砂１１が管状部材
１２を経て主管路４内に持上げられる。次に再び矛制御
弁８を開くと、再び管路６に向けて圧縮空気が供給され
ることとなり、主管路４内に持上げられた砂の塊を管路
６内に向けて押出すことどなる。次いで再び主制御弁８
を閉じ、同じように再び開けば、同様にサンドタンク１
０から砂１１の塊が主管路４を経て管路６に向けて供給
されることとなる。このようにして例えば１０回のサイ
クルで砂の塊を管路６に間欠的に送出すことができる。

このようにして第１図研磨過程が行われる。

このように送出された砂の塊は、管路６が比較的長いも
のであっても、概ね塊状を成して搬送され、搬送される
過程で管路６の内壁面を研磨することとなる。

例えばこのようなサイクルを１０回繰返した後、中間過
程により主制御弁８及び逆流防止弁９を閉じ、バイパス
制御弁７を適数口開くことにより管路６内に残留する砂
を下流側に向けて除去することができることから、この
中間過程を行った後に、別の管路を研磨するべく第２回
目の研磨過程を実行することができる。このような研磨
過程を行った後には、管内壁の錆が除去され、管路の内
壁面のライニング過程に進むことができる。

実際の管路を更正しようとする場合には、第１図に示さ
れた構成を複数個並列に設け、コンプレッサ１の能力に
応じて、更正されるべき管路を順次更正し或いは複数の
管路６を同時に更正することが可能となる。上記実施例
に於ては空気圧源としてコンプレッサ１を用いたが、必
要に応じて加圧窒素ガスその他の加圧ガス発生手段を用
いることもできる。

本発明に基づく装置によれば、従来技術に基づくサンド
ブラスト工法に比較して高密度の砂が搬送されることと
なり、管内壁の全周に亘って均一な研磨効果を発揮する
ことができ、管が複雑に屈曲している場合でも、均一な
研磨が可能であり、局部的な研磨不良箇所が発生するこ
とがない。

〈発明の効果〉 このように本発明によれば、研磨材の高密度な塊により
研磨を行なうため、研磨効果が高くしかも均一な研磨が
可能となる。従って研磨に要する砂の消費量を、従来の
サンドブラスト工法に比べて約４０％短縮することがで
き、また同時に管の内壁面の錆を完全に除去するために
要する時間も約４０％短縮することが可能である。

更に、本発明に基づく装置は、従来のサンドブラスト工
法に要する装置に比べて構造が単純であり、しかもその
研磨性能が優れているため、研磨品質の改善及びコスト
低減の効果が極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づくサンドピグ発生装置の概念的説
明図である。 第２図は第１図に示されたバイパス制御弁、主制御弁及
び逆流防止弁の開閉タイミングを示すタイムチャートで
おる。 １・・・コンプレッサ　　２・・・エアタンク３・・・
バイパス管路　　４・・・主管路５・・・管継手　　　
　　６・・・管路７・・・バイパス制御弁　８・・・主
制御弁９・・・逆流防止弁　　　１０・・・サンドタン
ク１１・・・砂　　　　　　１２・・・管状部材１３・
・・制御装置 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気圧源と、前記空気圧源の下流側に設けられた第１の
   開閉弁と、前記第１の開閉弁の下流側に設けられた第２
   の開閉弁と、更正されるべき管路に接続し得るように前
   記第２の開閉弁の下流側に設けられた管路接続手段と、
   前記第２の開閉弁を開いた状態で前記第１の開閉弁を間
   欠的に開閉するための制御装置と、サンドリプタ手段と
   を備え前記サンドリプタ手段が、サンドタンクと該タン
   ク内に突入する管状部材とを有することを特徴とするサ
   ンドピグ発生装置。