JPH0316763Y2 - - Google Patents

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JPH0316763Y2
JPH0316763Y2 JP18716085U JP18716085U JPH0316763Y2 JP H0316763 Y2 JPH0316763 Y2 JP H0316763Y2 JP 18716085 U JP18716085 U JP 18716085U JP 18716085 U JP18716085 U JP 18716085U JP H0316763 Y2 JPH0316763 Y2 JP H0316763Y2
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lever
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、PTO系に油圧クラツチを有するト
ラクタの始動安全装置に関する。
(従来の技術) トラクタはPTO軸から動力を伝達するロータ
リ耕耘機等の作業機を装着している場合、エンジ
ン始動時にトラクタ又は作業機が始動発進してダ
ツシングを生じたり、エンストを生じたりしない
ように、走行系クラツチ及びPTO系クラツチの
切り状態を確認するための始動安全装置が設けら
れている。
この始動安全装置は、走行系クラツチの操作系
の切り操作によつて作動する走行系セーフテイス
イツチと、PTO系クラツチの操作系の切り操作
によつて作動するPTO系セーフテイスイツチと、
スタータに接続されたキースイツチとを直列接続
して構成されている。
(考案が解決しようとする問題点) PTO系クラツチを油圧クラツチにした場合、
その操作系は切換バルブのスプールを押引きする
操作レバーとリンク機構とで構成されることにな
るが、この操作系の部材の移動部材にPTO系セ
ーフテイスイツチを設けておくと、セーフテイス
イツチの作動片を動作することは可能であるが、
作動片の復元力がスプールに伝わり、切換バルブ
を誤動作させることがある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、スプール32に連結されていて
PTO操作系を形成するリンク66に移動方向と
略直交する方向でセーフテイスイツチ74の作動
片75を作動させる傾斜面69を形成することに
より、前記従来の技術の問題点を解決できるよう
にしたものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成の特徴とするところは、走行系クラツチの操作
系の切り操作によつて作動する走行系セーフテイ
スイツチ43と、PTO系油圧クラツチ35の操
作系の切り操作によつて作動するPTO系セーフ
テイスイツチ74と、スタータ76に接続された
キースイツチ77とを直列接続したトラクタの始
動安全装置において、 前記PTO系油圧クラツチ35の切換バルブ3
0のスプール32にはPTO操作系を形成するリ
ンク66が連結されており、このリンク66には
PTO系セーフテイスイツチ74の作動片75を
リンク移動方向と略直交する方向に作動させる傾
斜面69が形成されている点にある。
(作用) PTO切換レバー48をオフ位置へ回動すると、
リンクロツド65、中継リンクレバー63及びリ
ンク66を介して切換バルブ30のスプール32
がオフ位置へ移動される。リンク66は移動する
ことにより、側面に形成した傾斜面69がPTO
系セーフテイスイツチ74の作動片75を、移動
方向と直交する方向に押動させる。作動片75の
作動によつてセーフテイスイツチ74はオンとな
り、走行系セーフテイスイツチ43がオンしてい
るときにのみ、キースイツチ77によるタータ7
6の始動を可能にする。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
トラクタ1の側面を示す第1、2図において、
2はエンジン、クラツチハウジング4及びミツシ
ヨンケース5等から形成されたトラクタ車体、3
はボンネツト、6は作業機昇降用油圧装置で、左
右一対のリフトアーム7を有する。8は左右一対
の後輪フエンダ、9は床カバーで、後輪フエンダ
8間を連結しており、油圧装置6をおおつてい
る。
10はステツプ、11は運転用シートで、前向
運転時には床カバー9上のシート支持台12に、
後向運転のときはボンネツト3の後部のパネル部
3a上のシート支持装置13に夫々着脱自在に取
付けられる。
14は操縦ハンドル装置の一部のハンドルであ
り、ハンドルポスト15に保持されハンドル軸の
上端に設けられている。ハンドルポスト15は、
前向運転時にはパネル部3a内のハンドル取付台
16に、後向運転時には油圧装置6の一側のハン
ドル取付台17に夫々着脱自在に取付けられてい
る。
ハンドル14はハンドルポスト15をハンドル
取付台16,17に夫々取付けた際に、そのギヤ
ボツクス18,19内の機構からの出軸18A
(他方は符号省略)、自在接手20、連動軸21,
22、中継ギヤボツクス23を経て、前側のステ
アリング装置にロツド24を介して連動され、こ
こに、前向と後向の双方で運転が可能とされてい
る。
25は前向運転用クラツチペダル、26は後向
運転用ブレーキペダルであり、図示していない
が、後向運転用クラツチペダル及び前向運転用ブ
レーキペダルも設けられており、前後クラツチペ
ダル25はミツシヨンケース5に支持されたアー
ム38を摺動可能である。
アーム38の先端はロツド39を介してクラツ
チレバー40に連結されており、このクラツチレ
バー40はレバー軸41を介してクラツチハウジ
ング4内の走行系クラツチを断接可能であり、ま
た、クラツチレバー40には操作片42が設けら
れていて、トラクタ車体2に設けたセーフテイス
イツチ43をオンオフ操作可能となつている。こ
のセーフテイスイツチ43は走行系クラツチを切
り状態にしたときにオンとなる。
第6図を参照すると、PTO系の油圧クラツチ
の操作系の全体が概略示されている。
27は油圧クラツチ用ポンプ、28は作業機用
ポンプ、29はパワーステアリング用ポンプであ
り、エンジンにて駆動される。
30は切換バルブであり、バルブケース31
と、切換用スプール32と、リリーフ弁33等か
ら構成されており、ポンプ27からの吐出油をオ
ンオフに切換えて油路34を介して油圧クラツチ
35を断接するものであり、本例ではクラツチオ
フのとき、油圧クラツチ35の従動側が慣性空転
するのを防止する連廻り防止装置36が設けられ
ている。
第1〜4図を参照すると、切換バルブ30を操
作する機構が例示されている。
切換バルブ30はミツシヨンケース5の外側面
でステツプ10の下方にそのバルブケース31が
ボルト47で取付けられており、スプール32は
前方に突出されている。
48は切換レバーであり、PTO変速レバー4
9と横方向に並設されてパネル部5内のギヤボツ
クス18側に装備されている。すなわち、ギヤボ
ツクス18上にバツク牽制用取付ブラケツト50
が固定されており、このブラケツト50よりステ
ー51が立設固定されている。
このステー51には横向外方とされた筒体52
が固設されており、この筒体52にレバー支点軸
53が挿設されている。レバー支点軸53にはそ
の挿設端にアーム54が固定されており、ここ
に、切換レバー48は支点軸53を中心に上下回
動自在とされている。
55は不安定切換機構であり、アーム54の先
側に取付けられているピン56と筒体52等の固
定側に取付けられているピン57との間にコイル
バネ58を掛張せしめ、支点軸53の中心として
第1図のON,OFF位置に保持されるとともに、
ピン56,57が支点軸53上を通過する平面上
で一直線となるときは平衡化されてN位置を保持
可能とされている。
すなわち、切換レバー48をN位置にしている
ときは、油圧クラツチ35を半クラツチの状態で
あり、このN位置よりON位置、OFF位置にそれ
ぞれ切換えるときバネ58の力を受けて不安定切
換とされるのである。
62はリンク機構であり、トラクタ車体2の側
面で中継ギヤボツクス23の近くに、ベルクラン
ク形状の中継リンクレバー63を横軸64を支点
に回動すべく設け、この中継リンクレバー63の
一端と前記の切換レバー48のアーム54とをリ
ンクロツド65で連結せしめ、中継リンクレバー
63の他端とスプール32とをリンク66で連結
せしめ、ここに、切換レバー48のON,OFF、
Nの各操作運動をリンク機構62を介してスプー
ル32の直線運動として変換させている。
前記リンク66は対称形状の2枚の板材で形成
され、ピン67,68を介してスプール32及び
中継リンクレバー63と連結されており、その中
途部には傾斜面69が形成されている。
72はリンク66を跨がるように配置されたス
イツチ取付具で、一端が横軸64に嵌合して取付
けられ、他端2又部の一方がボルト73を介して
ミツシヨンケース5に取付けられている。74は
スイツチ取付具72の2又部の他方に取付けられ
たセーフテイスイツチで、その作動片75は前記
リンク66の傾斜面69と当接可能であり、スプ
ール32の前後動によつて作動する。作動片75
の作動方向はリンク66の移動方向と略直交して
おり、作動片75はセーフテイスイツチ74内の
スプリング(図示せず)によつて強力的に突出さ
れている。
切換レバー48を、OFF位置へ切換えると中
継リンクレバー63の回動によつてリンク66及
びスプール32が前方へ引張られ、切換バルブ3
0が油圧クラツチ35を切りの状態とし、これと
同時に傾斜面69がセーフテイスイツチ74をオ
ンする。
前記走行系セーフテイスイツチ43とPTO系
セーフテイスイツチ74とは、第5図に示すよう
に、スタータ76及びキースイツチ77と直列に
接続されていて、両セーフテイスイツチ43,7
4がオンしないと、換言すると、走行系クラツチ
とPTO系油圧クラツチ35をオフにしないと、
キースイツチ77によるスタータ76の始動がで
きないように構成されている。
尚、リンク66はスプール32を挟むような形
状にすることによつて、同時に傾斜面69も形成
できるので、最も安価に製作できるが、傾斜面を
有するカム板をリンク66に設けても良く、ま
た、そのカム板を中継リンクレバー63又はリン
クロツド65等のリンク機構62の構成部材に設
け、セーフテイスイツチ74をそれに対向配置し
ても良い。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、PTO系油圧ク
ラツチ35の切換バルブ30のスプール32に連
結したリンク66に傾斜面69を形成し、この傾
斜面69にPTO系セーフテイスイツチ74の作
動片75を当接して、リンク66の移動方向と略
直交方向に作動するように構成しているので、作
動片75の復元力はリンク66に略直角に加わ
り、スプール32を押戻すような大きな力は作用
せず、従つて切換バルブ30の正確な作動が可能
となり、始動安全装置として正確な機能をし、ダ
ツシング及びエンスト等を防止して始動時の安全
性を向上すると共に、切換バルブが油圧系統に負
荷を加えないので、冷却時のエンジンの始動性も
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の実施例を示しており、第
1図は側面図、第2図はトラクタ後上部の側面
図、第3図は第1図の矢視図、第4図は要部の
一部断面平面図、第5図はスタータ始動系の電気
回路図、第6図はPTO系油圧クラツチの油圧回
路図である。 30……切換バルブ、35……油圧クラツチ、
40……クラツチレバー、43……セーフテイス
イツチ、48……切換レバー、66……リンク、
69……傾斜面、72……スイツチ取付具、74
……セーフテイスイツチ、75……作動片、76
……スタータ、77……キースイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 走行系クラツチの操作系の切り操作によつて作
    動する走行系セーフテイスイツチ43と、PTO
    系油圧クラツチ35の操作系の切り操作によつて
    作動するPTO系セーフテイスイツチ74と、ス
    タータ76に接続されたキースイツチ77とを直
    列接続したトラクタの始動安全装置において、 前記PTO系油圧クラツチ35の切換バルブ3
    0のスプール32にはPTO操作系を形成するリ
    ンク66が連結されており、このリンク66には
    PTO系セーフテイスイツチ74の作動片75を
    リンク移動方向と略直交する方向に作動させる傾
    斜面69が形成されていることを特徴とするトラ
    クタの始動安全装置。
JP18716085U 1985-12-03 1985-12-03 Expired JPH0316763Y2 (ja)

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JP18716085U JPH0316763Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JP18716085U JPH0316763Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JPS6294932U JPS6294932U (ja) 1987-06-17
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