JPH03166809A - π型EMIフィルターネットワーク - Google Patents
π型EMIフィルターネットワークInfo
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- JPH03166809A JPH03166809A JP30489689A JP30489689A JPH03166809A JP H03166809 A JPH03166809 A JP H03166809A JP 30489689 A JP30489689 A JP 30489689A JP 30489689 A JP30489689 A JP 30489689A JP H03166809 A JPH03166809 A JP H03166809A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、2つのキ勺パシタンス分と1つのインダクタ
ンス分で構成されるEMIフィルターを1組として、複
数個のEMIフィルターを1素子内に内蔵するπ型EM
Iフィルターネットワークに関する. [従来の技術及び発明が解決しようとする問題点]従来
、第2図に示す等価回路で示されるπ型EMIフィルタ
ーは、キャパシタンス分として貫通コンデンサを用い、
インダクタンス分としてフェライトビーズを用いて構成
されている.然し乍ら、このような従来のπ型EMIフ
ィルターは、以下のような問題があった.第1に、イン
ダクタンス分とキケパシタンス分を、個別のディスクリ
ート部品で構成するため、小型化することが出来ず、多
ピンタイブのフネクタ用としても用いることが困難であ
る.第2に、1つの信号ラインに対して2つのキケパシ
タンス素子と1つのインダクタンス素子を用いるため、
取付コストが高くなる.第3に、貫通コンデンサを用い
ているため、数nF以上の大きなキャバシタンス分の電
極の形成が困難である. 以上のような問題点を解決するため、多層貫通コンデン
サやそのアレイ、多層貫通孔タイプのフェライトビーズ
等が開発されているが、現在、完全に解決するに至って
いない. 本発明は、上記に述べたよう々問題点を解決するため、
多層貫通孔タイプのフェライトピーズ(第3図)の両面
に、ガラス接合層を用いて多層貫通コンデンサアレイ(
第4図)を接合した、π型EMIフィルターネットワー
ク(第1図)を提供することを目的とする. [問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするものは、2つのキャパシタンス分と
1つのインダクタンス分を1組として構成されるπ型E
MIフィルターを少なくとも、2組有するπ型EMIフ
ィルターネットワークにおいて、マルチ貫通孔フェライ
トビーズ体の両面に、多層貫通コンデンサアレイを、ガ
ラスによる接合層で接合した構造を有するπ型EMIフ
ィルターネットワークである.そして、そのπ型EMI
フィルターネットワークの貫通孔部の端子電極と、π型
フィルターネットワークを構成するマルチ貫通孔フェラ
イトビーズ体のフェライト部の間にガラス層を有するπ
型EMIフィルターネットソークが好適である. [作用] 本発明は、従来のπ型EMIフィルターネットワークの
構造とは異なる構造のπ型EMIフィルターネットワー
クを発明したものである.上記の目的を達成するため、
複数のキャバシタンス分を有し、内部に対向電極を有す
る誘電体層2つを個別に積層、焼成して、形成した多M
j貫通コンデンサアレイ(第4図)と、キャパシタンス
分と同数の貫通孔を有するように、成形、焼成したマル
チ貫通孔タイブフェライトビーズ体(第3図)を、フェ
ライトビーズを内部層として、その両面を多層貫通コン
デンサアレイとなるように、ガラスの接合層を用いて、
接合したπ型EMIフィルターネットワーク(第1図)
を形成すること゜により、第2図の等価回路で表わせる
1つのインダクタンス分と2つのキャパシタンス分を1
組として構成されるπ型EMIフィルターを、少なくと
も2組同一素子内部に有するπ型EMIフィルターネッ
トワークを形成したものである.このような構造を有す
るπ型EMIフィルターネットワークは、従来技術の問
題点の説明で述べた3つの問題点に対して、 (1)インダクタンス分とキャバシタンス分を一体化す
ることにより、小型、薄型にできる上、多ピンタイプの
′:1ネクタにも用いることができる.(つインダクタ
ンス分とキャパシタンス分を一体化することにより、取
付が容易にになり、多ピンタイプのフネクタにも川いる
場合においても、全ピン同時に取付けることができるこ
とから、コネクタ全体としての低価格化が容易に実現で
きる.■多層貢通コンデンサを用いることにより、数十
nF程度までの高容量化が、ピンビッグ−2.54一程
度のコネクタにおいても、実現できる等、容易に解決す
ることができる. 更に、フェライトを通しての、信号ラインとグランドの
間の絶縁性を高める必要がある場合にも、フェライトビ
ーズの外壁面部分及び貫通孔の内壁面部分にガラスによ
る高絶縁層を設けることが望ましい. 即ち、本発明のπ型EMIフィルターネットソークにお
いて、内部の対向電極を内itる誘電体層2つを、フェ
ライトビーズ体を挾んで、ガラス層の接合層を介して接
合した構造のものであり、このような構造にすることに
より、π型EMIフィルターネットワークの強度、特に
、+lhげ強度が、向上されたものである.更に、この
ような構造により、ハンドリング性にすぐれた電子部品
が提供された.また、更に、本発明のπ型EMIフィル
ターネットゾークの構造は、更に、製造工程の自動化に
適するものである. 本発明の多層貫通コンデンサアレイを形成する誘電体層
の材料は、チタン酸バリウム B a T i O s、チタン酸鉛P b T i
O s、チタン酸ストロンチウムSrTiOsからなる
群より選択される少なくとも1つの誘電体化合物とを含
有する混合焼結体が好適である.このような誘電体セラ
ミックスの中で、誘電率の値やその周波数特性及び温度
特性等が作製しようとする多層貫通コンデンサの所望の
特性に合ったものを用い、内部電極としては、金Au,
銀A.%銅Cu,白金Pt及びパラジウムPdからなる
群より選択される少なくとも1つの金属を主成分とする
厚膜導体ペーストを用いて形成されるものが好適である
.また、マルチ貫通孔フェライトビーズ体を構成する磁
性体材料としては、マンガンM n ,ニッケルNi、
マグネシウlhMg,コバルトCo,g4Cu1亜鉛Z
n及び鉄Feからなる群から選択される少なくとも1つ
の金fiMにより、一般式M F e * O sの組
成式で示されるフェライトを主成分とする磁性体セラミ
ックスの中で、透磁率の値やその周波数特性及び温度特
性等が作製しようとずるフェライトビーズの所望の特性
に合うように、選択されることが望ましい. 更に、用いる誘電体材料と磁性体材料の組合わせ及びガ
ラス材料は、熱膨張率や耐薬品性等の製作工程上に必要
とされる特性を考慮して選択されることが望ましい.こ
の場合には、マルチ貫通孔フェライトピーズの両面に厚
膜印刷用ガラスペーストを印刷すると同時に、スルーホ
ール印刷を行なうことが好適である. 本発明のπ型EMIフィルターネットワークの本発明の
π型EMIフィルターネットワ次に、 一クを、 発明は、 い. [実施例] 材料的には、誘電体材料と ウムBasic.、内部電極材料と 具体的な実施例により、説明するが、本その説叫により
限定されるものではな して、 して、 チタン酸パリ パラジウム Pdを用い、印刷法により作製した多層貫通コンデンサ
アレイと、磁性体材料として、ニッケルジンクフェライ
ト(Nis . sZn* . y )Feloaを用
い、作製したマルチ貫通孔フェライトピーズ体を用い、
厚膜印刷ガラスペーストを用いて、接合した例について
、以下説明するが、本発明は、以下に限定されるもので
はない. Bacon、T i O *を出発原料として、これら
をモル比でBaCOs:TiO*”1 : 1になるよ
うに混合し、1150℃程度で仮焼し、更に粉砕して、
BaTiOs粉末を得、これに有機バインダーを添加し
て、誘電体ペーストを作成する.その後、Pdペースト
を所望のキャバシタンス分が形成するように、上記の誘
電体ペーストとともに用い、第4図に示す構造に、印刷
積層し、1300℃程度で2時間程度焼成して、第4図
の断面図及び平面図に示す構造の、即ち、上記の誘電体
ペーストとPdペーストとを所望内蔵対向電極パターン
に従って、交互に、積層していき、内部電極5を有する
誘電体層の多層貫通コンデンサアレイを第4図に示すよ
うに作成した.この際に、印刷時に、若しくは積層体形
成した後、焼成の前に所望の位置に、第3図の断面図及
び平面図に示すように、所望の位置に貫通孔7を設けて
おく. 一方、N i C O s、ZnO% FewOsを出
発原料として、これらをモル比にて、NiCO.:Zn
O : Fegos−3 : 7 : 1 0になるよ
うに混合し、1000℃程度で仮焼し、粉砕、造粒して
、有機バインダー、助剤とともに磁性体ペーストを作成
し、次に、第3図に示す構造に、成形し、1300℃2
時間程度焼成して、第3図に示す構造のニッケルジンク
フェライト (L1s.sZn*.y)Fe*Oaによるマルチ貫通
孔フェライトビーズ体6を形成する.この際に、所望の
インダクタンス分に形成されるように、厚を調整する. 次に、2つの多層貫通コンデンサアレイ2の各々の片面
及びマルチ貫通孔フェライトビーズ体6の両面に厚膜印
刷用ガラスペーストを印刷し、第1図の断面図に示すよ
うに、マルチ貫通孔フェライトビーズ体6を内部層とし
て、その両面が多層貫通コンデンサアレイ2となるよう
に、互いに積層し、加圧しながら500〜900℃程度
で加熱して、接合し、端子電極4を形成することにより
、第1図に示す構造の所望のπ型EMIフィルターネッ
トワークlを作成した. 尚、貫通孔部7の電極とグランドの間において、高い絶
縁性が必要な場合には、フェライトピーズ体6の外壁面
及び貫通孔7の内壁面にもガラス層3を設けることが望
ましい.この場合には、マルチ貫通孔フェライトビーズ
体60両面に厚膜印刷用ガラスペーストを印刷する際に
、同時に、同じガラスペーストを用いて、スルーホール
印刷を行なう方法を用いた. 即ち、この内部電極5と貫通孔7を有する誘電体層1に
対して、更に、誘電体層20貫通孔7に対応する位置に
貫通孔7を形成した焼成済みのニッケルジンク7zライ
ト(NL . iZne . t )F(!mOa薄板
(即ち磁性体焼成セラミックス)6を用意し、それらの
合い対する各々の表面に厚膜印刷用ガラスペーストを塗
布印刷し、互いに積層し、加圧しながら、500〜90
0℃程度に加熱し、両者を接合した後、貫通孔7の周り
に端子電極4を形成すると、第1図の断面図と平面図に
示す構造を有する、所望のπ型EMIフィルターネット
ワーク1が、作製された, 本発明に従って、フェライトビーズ体6をガラス接合J
il3を介して、多層貫通孔コンデンサアレイ(2)2
個と接合したπ型EMIフィルターネットワークlは、
更に、機械的強度が、従来のπ型EMIフィルターネッ
トワークと比較して、向上する.また、ハンドリング性
にすぐれたものであると言える.更に、耐ハンダ性も向
上し、ハンダ付けのときに、.素体にクラック等が発生
する危険も少なくなった. [発明の効果] 本発明のπ型EMIフィルターネットワークは、 第1に、従来必要としていたインダクタンス分とキャパ
シタンス分との個別の取り付けを必要としなくなくなる
ことから、コネクタ全体の価格を低くすることができる
こと、 第2に、従って、π型EMIフィルターネットワークの
製造方法がtIIIsになり、自動化が容易になり、小
型のものを安価に製造できる構造の多層貫通コンデンサ
が提供されたこと、 第3に、π型EMIフィルターネットワークの製造工程
内で特別の注意を払わなくても外形寸法のバラツキが小
さく、管理が容易な製造工程が可能なπ型EMIフィル
ターネットワーク構造を提供すること、 などの技術的な効果が得られた. 4.図面のIll 7ltな説明 第1図は、本発明により製造されたπ型EMIフィルタ
ーネットワーク全体を示す平面図及び断面図である. 第2図は、本発明のπ型EMIフィルターネットワーク
の等価回路を示す. 第3図は、本発明のπ型EMIフィルターネットワーク
に用いるマルチ貫通孔フェライトピーズ体を示す平面図
及び断面図である. 第4図は、本発明のπ型EMIフィルターネットワーク
に用いる多層貫通コンデンサアレイを示す平面図及び断
面図である. [主要部分の符号の説明] 1 ........多層貫通孔コンデンサアレイ2
........磁性体 3 ........ガラス層 4 ........端子電極 5 ........内部電極 6 ........フェライトビーズ体7 ....
....貫通孔 8 ........誘電体
ンス分で構成されるEMIフィルターを1組として、複
数個のEMIフィルターを1素子内に内蔵するπ型EM
Iフィルターネットワークに関する. [従来の技術及び発明が解決しようとする問題点]従来
、第2図に示す等価回路で示されるπ型EMIフィルタ
ーは、キャパシタンス分として貫通コンデンサを用い、
インダクタンス分としてフェライトビーズを用いて構成
されている.然し乍ら、このような従来のπ型EMIフ
ィルターは、以下のような問題があった.第1に、イン
ダクタンス分とキケパシタンス分を、個別のディスクリ
ート部品で構成するため、小型化することが出来ず、多
ピンタイブのフネクタ用としても用いることが困難であ
る.第2に、1つの信号ラインに対して2つのキケパシ
タンス素子と1つのインダクタンス素子を用いるため、
取付コストが高くなる.第3に、貫通コンデンサを用い
ているため、数nF以上の大きなキャバシタンス分の電
極の形成が困難である. 以上のような問題点を解決するため、多層貫通コンデン
サやそのアレイ、多層貫通孔タイプのフェライトビーズ
等が開発されているが、現在、完全に解決するに至って
いない. 本発明は、上記に述べたよう々問題点を解決するため、
多層貫通孔タイプのフェライトピーズ(第3図)の両面
に、ガラス接合層を用いて多層貫通コンデンサアレイ(
第4図)を接合した、π型EMIフィルターネットワー
ク(第1図)を提供することを目的とする. [問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするものは、2つのキャパシタンス分と
1つのインダクタンス分を1組として構成されるπ型E
MIフィルターを少なくとも、2組有するπ型EMIフ
ィルターネットワークにおいて、マルチ貫通孔フェライ
トビーズ体の両面に、多層貫通コンデンサアレイを、ガ
ラスによる接合層で接合した構造を有するπ型EMIフ
ィルターネットワークである.そして、そのπ型EMI
フィルターネットワークの貫通孔部の端子電極と、π型
フィルターネットワークを構成するマルチ貫通孔フェラ
イトビーズ体のフェライト部の間にガラス層を有するπ
型EMIフィルターネットソークが好適である. [作用] 本発明は、従来のπ型EMIフィルターネットワークの
構造とは異なる構造のπ型EMIフィルターネットワー
クを発明したものである.上記の目的を達成するため、
複数のキャバシタンス分を有し、内部に対向電極を有す
る誘電体層2つを個別に積層、焼成して、形成した多M
j貫通コンデンサアレイ(第4図)と、キャパシタンス
分と同数の貫通孔を有するように、成形、焼成したマル
チ貫通孔タイブフェライトビーズ体(第3図)を、フェ
ライトビーズを内部層として、その両面を多層貫通コン
デンサアレイとなるように、ガラスの接合層を用いて、
接合したπ型EMIフィルターネットワーク(第1図)
を形成すること゜により、第2図の等価回路で表わせる
1つのインダクタンス分と2つのキャパシタンス分を1
組として構成されるπ型EMIフィルターを、少なくと
も2組同一素子内部に有するπ型EMIフィルターネッ
トワークを形成したものである.このような構造を有す
るπ型EMIフィルターネットワークは、従来技術の問
題点の説明で述べた3つの問題点に対して、 (1)インダクタンス分とキャバシタンス分を一体化す
ることにより、小型、薄型にできる上、多ピンタイプの
′:1ネクタにも用いることができる.(つインダクタ
ンス分とキャパシタンス分を一体化することにより、取
付が容易にになり、多ピンタイプのフネクタにも川いる
場合においても、全ピン同時に取付けることができるこ
とから、コネクタ全体としての低価格化が容易に実現で
きる.■多層貢通コンデンサを用いることにより、数十
nF程度までの高容量化が、ピンビッグ−2.54一程
度のコネクタにおいても、実現できる等、容易に解決す
ることができる. 更に、フェライトを通しての、信号ラインとグランドの
間の絶縁性を高める必要がある場合にも、フェライトビ
ーズの外壁面部分及び貫通孔の内壁面部分にガラスによ
る高絶縁層を設けることが望ましい. 即ち、本発明のπ型EMIフィルターネットソークにお
いて、内部の対向電極を内itる誘電体層2つを、フェ
ライトビーズ体を挾んで、ガラス層の接合層を介して接
合した構造のものであり、このような構造にすることに
より、π型EMIフィルターネットワークの強度、特に
、+lhげ強度が、向上されたものである.更に、この
ような構造により、ハンドリング性にすぐれた電子部品
が提供された.また、更に、本発明のπ型EMIフィル
ターネットゾークの構造は、更に、製造工程の自動化に
適するものである. 本発明の多層貫通コンデンサアレイを形成する誘電体層
の材料は、チタン酸バリウム B a T i O s、チタン酸鉛P b T i
O s、チタン酸ストロンチウムSrTiOsからなる
群より選択される少なくとも1つの誘電体化合物とを含
有する混合焼結体が好適である.このような誘電体セラ
ミックスの中で、誘電率の値やその周波数特性及び温度
特性等が作製しようとする多層貫通コンデンサの所望の
特性に合ったものを用い、内部電極としては、金Au,
銀A.%銅Cu,白金Pt及びパラジウムPdからなる
群より選択される少なくとも1つの金属を主成分とする
厚膜導体ペーストを用いて形成されるものが好適である
.また、マルチ貫通孔フェライトビーズ体を構成する磁
性体材料としては、マンガンM n ,ニッケルNi、
マグネシウlhMg,コバルトCo,g4Cu1亜鉛Z
n及び鉄Feからなる群から選択される少なくとも1つ
の金fiMにより、一般式M F e * O sの組
成式で示されるフェライトを主成分とする磁性体セラミ
ックスの中で、透磁率の値やその周波数特性及び温度特
性等が作製しようとずるフェライトビーズの所望の特性
に合うように、選択されることが望ましい. 更に、用いる誘電体材料と磁性体材料の組合わせ及びガ
ラス材料は、熱膨張率や耐薬品性等の製作工程上に必要
とされる特性を考慮して選択されることが望ましい.こ
の場合には、マルチ貫通孔フェライトピーズの両面に厚
膜印刷用ガラスペーストを印刷すると同時に、スルーホ
ール印刷を行なうことが好適である. 本発明のπ型EMIフィルターネットワークの本発明の
π型EMIフィルターネットワ次に、 一クを、 発明は、 い. [実施例] 材料的には、誘電体材料と ウムBasic.、内部電極材料と 具体的な実施例により、説明するが、本その説叫により
限定されるものではな して、 して、 チタン酸パリ パラジウム Pdを用い、印刷法により作製した多層貫通コンデンサ
アレイと、磁性体材料として、ニッケルジンクフェライ
ト(Nis . sZn* . y )Feloaを用
い、作製したマルチ貫通孔フェライトピーズ体を用い、
厚膜印刷ガラスペーストを用いて、接合した例について
、以下説明するが、本発明は、以下に限定されるもので
はない. Bacon、T i O *を出発原料として、これら
をモル比でBaCOs:TiO*”1 : 1になるよ
うに混合し、1150℃程度で仮焼し、更に粉砕して、
BaTiOs粉末を得、これに有機バインダーを添加し
て、誘電体ペーストを作成する.その後、Pdペースト
を所望のキャバシタンス分が形成するように、上記の誘
電体ペーストとともに用い、第4図に示す構造に、印刷
積層し、1300℃程度で2時間程度焼成して、第4図
の断面図及び平面図に示す構造の、即ち、上記の誘電体
ペーストとPdペーストとを所望内蔵対向電極パターン
に従って、交互に、積層していき、内部電極5を有する
誘電体層の多層貫通コンデンサアレイを第4図に示すよ
うに作成した.この際に、印刷時に、若しくは積層体形
成した後、焼成の前に所望の位置に、第3図の断面図及
び平面図に示すように、所望の位置に貫通孔7を設けて
おく. 一方、N i C O s、ZnO% FewOsを出
発原料として、これらをモル比にて、NiCO.:Zn
O : Fegos−3 : 7 : 1 0になるよ
うに混合し、1000℃程度で仮焼し、粉砕、造粒して
、有機バインダー、助剤とともに磁性体ペーストを作成
し、次に、第3図に示す構造に、成形し、1300℃2
時間程度焼成して、第3図に示す構造のニッケルジンク
フェライト (L1s.sZn*.y)Fe*Oaによるマルチ貫通
孔フェライトビーズ体6を形成する.この際に、所望の
インダクタンス分に形成されるように、厚を調整する. 次に、2つの多層貫通コンデンサアレイ2の各々の片面
及びマルチ貫通孔フェライトビーズ体6の両面に厚膜印
刷用ガラスペーストを印刷し、第1図の断面図に示すよ
うに、マルチ貫通孔フェライトビーズ体6を内部層とし
て、その両面が多層貫通コンデンサアレイ2となるよう
に、互いに積層し、加圧しながら500〜900℃程度
で加熱して、接合し、端子電極4を形成することにより
、第1図に示す構造の所望のπ型EMIフィルターネッ
トワークlを作成した. 尚、貫通孔部7の電極とグランドの間において、高い絶
縁性が必要な場合には、フェライトピーズ体6の外壁面
及び貫通孔7の内壁面にもガラス層3を設けることが望
ましい.この場合には、マルチ貫通孔フェライトビーズ
体60両面に厚膜印刷用ガラスペーストを印刷する際に
、同時に、同じガラスペーストを用いて、スルーホール
印刷を行なう方法を用いた. 即ち、この内部電極5と貫通孔7を有する誘電体層1に
対して、更に、誘電体層20貫通孔7に対応する位置に
貫通孔7を形成した焼成済みのニッケルジンク7zライ
ト(NL . iZne . t )F(!mOa薄板
(即ち磁性体焼成セラミックス)6を用意し、それらの
合い対する各々の表面に厚膜印刷用ガラスペーストを塗
布印刷し、互いに積層し、加圧しながら、500〜90
0℃程度に加熱し、両者を接合した後、貫通孔7の周り
に端子電極4を形成すると、第1図の断面図と平面図に
示す構造を有する、所望のπ型EMIフィルターネット
ワーク1が、作製された, 本発明に従って、フェライトビーズ体6をガラス接合J
il3を介して、多層貫通孔コンデンサアレイ(2)2
個と接合したπ型EMIフィルターネットワークlは、
更に、機械的強度が、従来のπ型EMIフィルターネッ
トワークと比較して、向上する.また、ハンドリング性
にすぐれたものであると言える.更に、耐ハンダ性も向
上し、ハンダ付けのときに、.素体にクラック等が発生
する危険も少なくなった. [発明の効果] 本発明のπ型EMIフィルターネットワークは、 第1に、従来必要としていたインダクタンス分とキャパ
シタンス分との個別の取り付けを必要としなくなくなる
ことから、コネクタ全体の価格を低くすることができる
こと、 第2に、従って、π型EMIフィルターネットワークの
製造方法がtIIIsになり、自動化が容易になり、小
型のものを安価に製造できる構造の多層貫通コンデンサ
が提供されたこと、 第3に、π型EMIフィルターネットワークの製造工程
内で特別の注意を払わなくても外形寸法のバラツキが小
さく、管理が容易な製造工程が可能なπ型EMIフィル
ターネットワーク構造を提供すること、 などの技術的な効果が得られた. 4.図面のIll 7ltな説明 第1図は、本発明により製造されたπ型EMIフィルタ
ーネットワーク全体を示す平面図及び断面図である. 第2図は、本発明のπ型EMIフィルターネットワーク
の等価回路を示す. 第3図は、本発明のπ型EMIフィルターネットワーク
に用いるマルチ貫通孔フェライトピーズ体を示す平面図
及び断面図である. 第4図は、本発明のπ型EMIフィルターネットワーク
に用いる多層貫通コンデンサアレイを示す平面図及び断
面図である. [主要部分の符号の説明] 1 ........多層貫通孔コンデンサアレイ2
........磁性体 3 ........ガラス層 4 ........端子電極 5 ........内部電極 6 ........フェライトビーズ体7 ....
....貫通孔 8 ........誘電体
Claims (2)
- (1)2つのキャパシタンス分の多層貫通コンデンサア
レイと1つのインダクタンス分のマルチ貫通孔フェライ
トビーズ体を1組として構成されるπ型EMIフィルタ
ーを少なくとも2組有するπ型EMIフィルターネット
ワークにおいて、 マルチ貫通孔フェライトビーズ体の両面に、多層貫通コ
ンデンサアレイを、ガラスによる接合層で接合した構造
を有することを特徴とするπ型EMIフィルターネット
ワーク。 - (2)前記π型EMIフィルターネットワークの貫通孔
部の端子電極と、π型フィルターネットワークを構成す
るマルチ貫通孔フェライトビーズ体のフェライト部の間
にもガラス接合層を有する請求項1に記載のπ型EMI
フィルターネットワーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30489689A JPH03166809A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | π型EMIフィルターネットワーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30489689A JPH03166809A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | π型EMIフィルターネットワーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03166809A true JPH03166809A (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=17938591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30489689A Pending JPH03166809A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | π型EMIフィルターネットワーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03166809A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995026032A1 (fr) * | 1994-03-24 | 1995-09-28 | Nippon Carbide Industries Co., Inc. | Base de filtre pour connecteur et son procede de production |
US6222427B1 (en) * | 1995-07-19 | 2001-04-24 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Inductor built-in electronic parts using via holes |
US6768051B2 (en) * | 2000-03-06 | 2004-07-27 | Marconi Optical Components Limited | Screens for RF magnetic flux |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60244097A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-03 | ティーディーケイ株式会社 | 混成電子回路 |
JPH01286508A (ja) * | 1988-03-17 | 1989-11-17 | Amp Inc | 偏平フィルタ組立体およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP30489689A patent/JPH03166809A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60244097A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-03 | ティーディーケイ株式会社 | 混成電子回路 |
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