JPH0316589Y2 - - Google Patents

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JPH0316589Y2
JPH0316589Y2 JP9525086U JP9525086U JPH0316589Y2 JP H0316589 Y2 JPH0316589 Y2 JP H0316589Y2 JP 9525086 U JP9525086 U JP 9525086U JP 9525086 U JP9525086 U JP 9525086U JP H0316589 Y2 JPH0316589 Y2 JP H0316589Y2
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JP
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recess
lid
spout
pipe
opening
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JP9525086U
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JPS633346U (ja
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はポツトに関し、特にその注ぎ口の構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図に示すように、ポツト胴本体31の上面
に蓋嵌着用凹所32を形成し、その凹所32の底
面に中びん33と口と合致する開口34を形成す
るとともに、その開口34の内周縁にパツキン3
5を装着し、上記凹所32に中栓36と一体の蓋
37を嵌着したポツトは従来から知られている。
このようなポツトにおいては、胴本体31の外
側面に注ぎ口38を一体に形成し、前記の凹所3
2の周縁と注ぎ口38とを周縁と一体の通路39
により連通した構成となつている。
上記のポツト胴本体31を射出成形する場合、
注ぎ口38及び通路39の部分の金型は、凹所3
2の内方に移動することにより型抜きされること
になるため、通路39の上面に第5図中に鎖線で
示すような壁40などを設けることはできない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、主としてデザイン上の観点から、第
6図に示すように、凹所32の上端内周縁に一段
落込んだ段差部41を設けることが必要となる場
合がある。このような場合に、前述のごとき型抜
きを行なうことにすると、注ぎ口38と胴本体3
1の上面のコーナ部分に段差の分だけ厚肉の部分
42が生じ、上面にひけ43が発生する原因とな
る。
ひけ43の発生を防止しようとすると、この部
分の肉厚を他の部分と同様に薄く形成する必要が
あるが、そのために図の一点鎖線で示すような小
凹所44を形成すると、金型を中心方向へ抜く型
抜きが不可能になる。また、下方へ抜くとすると
通路39の底壁が障害となつて抜くことができな
い。
そこで、この考案は凹所32と注ぎ口38とを
連通する通路39を別体のパイプによつて形成す
ることにより、上記の問題点を解決することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題を解決するために、この考案は胴本
体の上面に蓋嵌着用凹所を形成し、上記凹所底面
に中ビンの口と合致する開口を形成すると共に上
記凹所の上端内周縁に落込み段差部を形成してな
るポツトにおいて、上記段差部より低い位置にお
いて凹所周壁に設けた孔に水密に保持してパイプ
を挿入し、そのパイプの一部を胴本体に係合する
と共に、その先端を胴本体周壁の孔から外部に突
出した構成としたものである。
〔実施例〕
第1図及び第2図はこの考案の実施例に係るポ
ツトを示す。このポツトは胴本体1の上面に蓋2
を嵌着螺合する凹所3が形成されており、その凹
所3の上端内周縁には落込み段差部4が形成さ
れ、蓋2はその段差分だけ低い段部5に嵌るよう
になつている。この場合の蓋2の上面は、デザイ
ン上の観点から全体として球面に形成され、前記
の段差部4及び段部5に嵌合した状態において胴
本体1の上面と蓋2の球面との間には段差が生じ
ないデザインとなつている。
上記の凹所3の底面には、中びん6のびん口と
合致する開口7が形成され、その開口7とびん口
との間にパツキン8を介在している。
蓋2には、バネ9により上向きに付勢された中
栓10が設けられ、その中栓10によつて蓋2の
下面に形成した通路11を閉塞するようになつて
いる。中栓10の軸12は、蓋2の球面の中心部
分を形成する押ボタン13と一体化され、その押
ボタン13を操作することにより、通路11を開
閉するようにしている。また、蓋2の下面外周に
嵌着したパツキン14により凹所3の開口7を閉
塞するようにしている。
蓋2の通路11の他端は蓋2の周壁に開設され
ており、その開放端に対向した凹所3の周壁は胴
本体1側に延び出し、案内通路15を形成してい
る。(第2図参照)。
上記の案内通路5の先端に孔16を設け、また
その孔16の両側に一対の係合バネ片17を形成
している。また上記の孔16に対向して胴本体1
に注ぎ口用円筒状突出部18が形成されている。
上記の孔16及び突出部18には注ぎ口パイプ
19が挿通される。このパイプ19の一端にはつ
ば20が形成され、そのつば20はパツキン21
を介して、孔16の内面に押当てられる。
また、上記パイプ19の外周面には係合用の小
突起22が形成され、係合バネ片17と係合する
ようになつている。
注ぎ口パイプ19の先端は、前記の筒状突出部
18から露出し、その露出した先端部分と筒状突
出部18の全体をカバーする注ぎ口用カバー筒2
3が挿入される。このカバー筒23は前記の突出
部18の小突起24に係合される。
なお、注ぎ口パイプ19を案内通路15の先端
に係合する手段として、第3図に示すように、パ
イプ19側に係合バネ片17′を形成し、これを
穴16のまわりに係合できるようにしてもよい。
ところで、蓋嵌着用の凹所3の内周縁に段差部
4が形成されるものであるから、胴本体1の成形
時において中心方向への型抜きは不可能となる。
しかし、この考案の場合は、別体の注ぎ口パイプ
19を使用するため、第4図のように注ぎ口用突
出部18の内側に沿つた部分の金型Aは、矢印で
示すように下方に抜くことにより形抜きが可能と
なる。
なお、凹所3の内側の金型Bは中心方向へ、ま
た突出部18の金型Cは外方へそれぞれ抜かれ
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は胴本体の上面に形成
した蓋嵌着用凹所と、胴本体の注ぎ口との間を連
通する手段として、胴本体とは別体のパイプを使
用したものであるから、胴本体の成形に制限を受
けることなく、凹所の上端内周縁に段差部を有す
るポツトであつても、実質的に均一な肉厚をもつ
て成形することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部を示す断面図、第2図は
同上の一部を示す横断平面図、第3図は他の実施
例の一部を示す横断平面図、第4図は成形時の型
抜き状態を示す断面図、第5図は従来例の一部を
示す断面図、第6図は従来例の問題点の説明のた
めの断面図である。 1……胴本体、2……蓋、3……凹所、4……
段差部、5……段部、6……中びん、7……開
口、8……パツキン、10……中栓、11……通
路、15……案内通路、16……孔、17……係
合バネ片、18……突出部、19……注ぎ口パイ
プ、20……つば、21……パツキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴本体の上面に蓋嵌着用凹所を形成し、上記凹
    所底面に中ビンの口と合致する開口を形成すると
    共に上記凹所の上端内周縁に落込み段差部を形成
    してなるポツトにおいて、上記段差部より低い位
    置において凹所周壁に設けた孔に水密に保持して
    パイプを挿入し、そのパイプの一部を胴本体に係
    合すると共に、その先端を胴本体周壁の孔から外
    部に突出したことを特徴とするポツト。
JP9525086U 1986-06-20 1986-06-20 Expired JPH0316589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9525086U JPH0316589Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9525086U JPH0316589Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS633346U JPS633346U (ja) 1988-01-11
JPH0316589Y2 true JPH0316589Y2 (ja) 1991-04-09

Family

ID=30959579

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9525086U Expired JPH0316589Y2 (ja) 1986-06-20 1986-06-20

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JPS633346U (ja) 1988-01-11

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