JP3036988U - 入歯用ケース - Google Patents

入歯用ケース

Info

Publication number
JP3036988U
JP3036988U JP1996010456U JP1045696U JP3036988U JP 3036988 U JP3036988 U JP 3036988U JP 1996010456 U JP1996010456 U JP 1996010456U JP 1045696 U JP1045696 U JP 1045696U JP 3036988 U JP3036988 U JP 3036988U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
peripheral wall
lid
wall
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996010456U
Other languages
English (en)
Inventor
晴久 本多
Original Assignee
株式会社サポート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サポート filed Critical 株式会社サポート
Priority to JP1996010456U priority Critical patent/JP3036988U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3036988U publication Critical patent/JP3036988U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋と容器本体の嵌合が容易な入歯用ケースを
提供する。 【解決手段】 上部開口状の容器本体2と、当該上部開
口を開閉する蓋3とからなり、当該蓋3はヒンジ4を介
して容器本体2に設けられた入歯用ケースにおいて、容
器本体2の上部開口縁に、嵌合壁8を上方へ突設し、蓋
3の外周縁に、外周壁10を下方へ突設するとともに、
当該外周壁10の内側において内周壁11を下方へ突設
し、外周壁10と内周壁11の間は、前記嵌合壁8が嵌
合する嵌合凹部13とされ、前記内周壁11下端部の少
なくとも周方向一部には、前記嵌合凹部13側へ傾斜す
る面を有して、嵌合壁8の嵌合凹部13への嵌合をガイ
ドする嵌合ガイド部14が備わっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、入歯用ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、入歯用ケースとしては、実公平3−28959号に示すようなもの がある。この入歯用ケースは、入歯が収納される容器本体と、蓋とからなる。蓋 はヒンジ等により本体と連結され、開閉自在とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例においては、蓋の下縁部と容器本体周壁の上縁部のいずれか一方に 嵌着した水密用パッキンが設けられている。 ここで、蓋と容器本体の密着を確実にするためには、容器本体の上縁に嵌合壁 を設け、蓋の外周縁に外周壁を設けるとともに、その外周壁の内側に内周壁を設 け、外周壁と内周壁の間へ、前記嵌合壁が嵌合する構造とすることが考えられる 。
【0004】 ところが、上記構造においては、蓋や容器本体にひずみが生じた場合に、嵌合 させることが困難となる。一方、製作時の精度を高くしてひずみが生じないよう にすれば、コスト高となってしまう。 また、蓋がヒンジを介して設けられているため、蓋は容器本体に対して回動し て閉じられる。したがって、蓋の外周壁と内周壁は、嵌合壁に対して斜め側方か ら近づいていくためスムーズな嵌合が妨げられる。このことは、嵌合壁の突設方 向と、外周壁及び内周壁の進入方向の角度差が大きいヒンジ近傍において顕著で ある。
【0005】 本考案は、上記のような問題点に鑑み、蓋と容器本体の嵌合が容易な入歯用ケ ースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、以下のような技術的手段を講じた。 すなわち、本考案の特徴とするところは、上部開口状の容器本体と、当該上部 開口を開閉する蓋とからなり、当該蓋はヒンジを介して容器本体に設けられた入 歯用ケースにおいて、容器本体の上部開口縁に、嵌合壁を上方へ突設し、蓋の外 周縁に、外周壁を下方へ突設するとともに、当該外周壁の内側において内周壁を 下方へ突設し、外周壁と内周壁の間は、前記嵌合壁が嵌合する嵌合凹部とされ、 前記内周壁下端部の少なくとも周方向一部には、前記嵌合凹部側へ傾斜する面を 有して、嵌合壁の嵌合凹部への嵌合をガイドする嵌合ガイド部が備わっている点 にある。
【0007】 この場合、蓋を閉めるときには、嵌合ガイド部の嵌合凹部側へ傾斜する面と、 容器本体の嵌合壁とが当接し、嵌合ガイド部の傾斜面に沿って、嵌合壁が嵌合凹 部内に進入し嵌合する。 また嵌合ガイド部は、内周壁下端部の少なくとも周方向一部に設ければ、その 部分について嵌合が確実になされ、一部が嵌合すれば、それに沿って他の部分も 嵌合するので、全体の嵌合が行える。
【0008】 また、前記嵌合ガイド部はヒンジ近傍の内周壁に設けることができる。ヒンジ 近傍は、蓋を閉めるときにおいて、嵌合壁の突設方向と、外周壁及び内周壁の進 入方向の角度差が大きいため嵌合が困難であるから、その位置に嵌合カイド部を 設けることにより、容易に嵌合させることができる。 さらに、前記嵌合ガイド部は、容器本体の周方向において、直線状に形成する ことができる。容器本体や蓋のコーナー部等の曲線部分は、容器本体や蓋のひず み等の影響を受け易く、嵌合壁と嵌合凹部の位置が一致しない場合もある。嵌合 壁と嵌合凹部の位置が一致しなければ、嵌合ガイド部を設けても嵌合させること が非常に困難であるから、嵌合ガイド部を直線状に形成することにより、ひずみ 等の影響を受けることが少なく、確実に嵌合させることができる。
【0009】 そして、前記嵌合ガイド部は、前記内周壁に対して下方に突設することができ る。この場合、嵌合ガイド部が突設されているため、嵌合ガイド部と嵌合壁とが 当接した状態において、嵌合ガイド部が設けられていない内周壁の部分と、嵌合 壁とが当接することはない。したがって、この部分が最初に嵌合を開始し、他の 部分、特に、ひずんで、嵌合壁と嵌合凹部の位置が一致しない部分によって、嵌 合ガイド部による嵌合が阻害されることがない。
【0010】 また、本考案では、前記容器本体の底部は、外周から中央に向けて下方傾斜状 とし、当該中央には平坦面を形成するとよい。 この場合、底部中央に洗浄剤等を置くためのスペースが確保され、しかもその 中央は、平坦面であるから安定して洗浄剤等を置くことができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 図1及び図2に示すように、本考案に係る入歯用ケース1は、入歯が収納され る容器本体2と、蓋3とから主構成され、蓋3は、ヒンジ4を介して容器本体2 に連結され、開閉自在とされている。また、入歯用ケース1全体は、抗菌剤の配 合されたポリプロピレン等の合成樹脂により一体成形されている。
【0012】 容器本体2は、収納される入歯5の形状に沿うように平面視馬蹄形であって、 上部開口状である。また、上下一対の入歯5を収納可能な高さを有する。なお、 容器本体2の高さは、1つの入歯5が収納可能な程度でもよい。 容器本体2の底部6は、底部外周から中央に向けて下方傾斜状に形成され、そ の中央には円形状の平坦面7が形成されている。収納された入歯5は、底部6の 外周付近で支持され、底部中央の平坦面7と入歯5との間にスペースが確保され 、このスペースに洗浄剤等を置くことができる。また、洗浄剤は平坦面7に安定 して置かれる。
【0013】 なお、容器本体2の側壁は、前記平坦面7の位置まで下方に延びて形成されて おり、入歯用ケース1の載置時における安定性を高めている。 容器本体2の上部開口縁には、嵌合壁8が周方向全周に亘って上方へ突設され ている。この嵌合壁8は、蓋3が閉じられたときに、蓋3の嵌合凹部(後述する )と嵌合して、蓋3と容器本体2の密着を確実にするものである。また嵌合壁8 の上部付近は、蓋3の嵌合凹部と確実に嵌合できるように、容器本体2の外側に やや膨らんだ膨張部8aが形成されている。
【0014】 蓋3は、容器本体2の上部開口を開閉するものであり、平面視において、容器 本体2とほぼ同形状とされている。この蓋3は、3個のヒンジ4(薄肉ヒンジ) により容器本体2の上端において、回動自在に保持されている。 蓋3の外周縁には、外周壁10が周方向全周に亘って下方に突設されている。 また、この外周壁10の内側には、内周壁11が周方向全周に亘って下方に形成 されている。外周壁10と内周壁11との間は、容器本体2の嵌合壁8が嵌合可 能な間隔を有する嵌合凹部13とされている。
【0015】 なお、図1においては、蓋3が開放状態であって、蓋3の上面が下向きに描か れている。 図3に示すように、外周壁10の内側(内周壁11側)面10aには、全周に 亘ってアンダカットが施されており、嵌合凹部13は蓋3側に至る程、幅広とさ れ、前記膨張部8aが入り込むことにより嵌合壁8と嵌合凹部13の嵌合が確実 になる。
【0016】 上記構造により、パッキン等の別部材を設けなくとも、蓋と容器本体の確実な 密着が図れ、水漏れを防止できる。 図2〜図4に示すように、ヒンジ4近傍の内周壁11は、他の部分の内周壁1 1と比較して下方へ突設されており、その下端面は嵌合凹部13側へ傾斜状に形 成されている。この傾斜面を有する突出部分は、嵌合壁8が嵌合凹部13と嵌合 するのをガイドする嵌合ガイド部14とされている。
【0017】 この嵌合ガイド部14は、以下のように作用する。蓋3を閉めるべく、蓋3を 容器本体2側へ回動させると、図5に示すように、外周壁10と内周壁11は、 嵌合壁8に対して斜め側方から近づいて行く。そして、嵌合壁8と嵌合凹部13 とは直接嵌合するのではなく、まず最初に、嵌合壁8と嵌合ガイド部14とが当 接する。蓋3をさらに回動させると嵌合ガイド部14の傾斜面により、内周壁1 1は嵌合壁8の容器本体内側へスライドし、嵌合ガイド部14が設けられた内周 壁11の位置において、嵌合壁8と嵌合凹部14とが嵌合する。
【0018】 嵌合壁8、外周壁10及び内周壁11は、それぞれ容器本体2又は蓋3の全周 に亘って連続して形成されているから、嵌合ガイド部14が設けられた位置にお いて嵌合が行われると、それに沿って他の部分についても嵌合が行われる。 また、嵌合ガイド部14は、容器本体2の外周が直線状であるヒンジ4近傍に 設けたことに対応して容器本体2の周方向において直線状に形成されているので 、容器本体2や蓋3のひずみ等の影響を受け難く確実な嵌合が行える。
【0019】 なお、閉鎖状態の蓋3を開くには、蓋3の操作片15によって蓋3を上方へ回 動させ、嵌合壁8と嵌合凹部13との嵌合を解除すればよい。 なお、本考案は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0020】
【考案の効果】
以上本考案によれば、蓋と容器本体の嵌合は容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る入歯用ケースの断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】蓋が閉鎖される状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 入歯用ケース 2 容器本体 3 蓋 4 ヒンジ 5 入歯 6 底部 7 平坦面 8 嵌合壁 10 外周壁 11 内周壁 13 嵌合凹部 14 嵌合ガイド部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口状の容器本体(2)と、当該上
    部開口を開閉する蓋(3)とからなり、当該蓋(3)は
    ヒンジ(4)を介して容器本体(2)に設けられた入歯
    用ケースにおいて、 容器本体(2)の上部開口縁に、嵌合壁(8)を上方へ
    突設し、 蓋(3)の外周縁に、外周壁(10)を下方へ突設する
    とともに、当該外周壁(10)の内側において内周壁
    (11)を下方へ突設し、外周壁(10)と内周壁(1
    1)の間は、前記嵌合壁(8)が嵌合する嵌合凹部(1
    3)とされ、 前記内周壁(11)下端部の少なくとも周方向一部に
    は、前記嵌合凹部(13)側へ傾斜する面を有して、嵌
    合壁(8)の嵌合凹部(13)への嵌合をガイドする嵌
    合ガイド部(14)が備わっていることを特徴とする入
    歯用ケース。
  2. 【請求項2】 前記嵌合ガイド部(14)はヒンジ
    (4)近傍の内周壁(11)に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の入歯用ケース。
  3. 【請求項3】 前記嵌合ガイド部(14)は、容器本体
    (2)の周方向において、直線状に形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の入歯用ケース。
  4. 【請求項4】 前記嵌合ガイド部(14)は、前記内周
    壁(11)に対して下方に突設されていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の入歯用ケース。
  5. 【請求項5】 前記容器本体(2)の底部(6)は、中
    央に向けて下方傾斜状とされ、当該中央には平坦面
    (7)が形成されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の入歯用ケース。
JP1996010456U 1996-10-17 1996-10-17 入歯用ケース Expired - Lifetime JP3036988U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996010456U JP3036988U (ja) 1996-10-17 1996-10-17 入歯用ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996010456U JP3036988U (ja) 1996-10-17 1996-10-17 入歯用ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3036988U true JP3036988U (ja) 1997-05-06

Family

ID=43171725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996010456U Expired - Lifetime JP3036988U (ja) 1996-10-17 1996-10-17 入歯用ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3036988U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3036988U (ja) 入歯用ケース
JP4754681B2 (ja) 蓋付き容器
JPS6219554Y2 (ja)
JPH0826309A (ja) 倒立型のチューブ容器
JP3032007U (ja) 蓋付き容器
JPH0456651U (ja)
JPH078439Y2 (ja) 弾性反転する蓋板付きキャップ
JPS5826567Y2 (ja) 水筒のキヤツプ
JP4425425B2 (ja) バージン機構付きヒンジキャップ(リングパーツ付き)
JPH0454136Y2 (ja)
JPH078248U (ja) ヒンジキャップ
JP3024290U (ja) 地中構造物用鉄蓋
JPH0454923Y2 (ja)
JPS6341645U (ja)
JPH0474645U (ja)
JPH0123967Y2 (ja)
JPS5824838Y2 (ja) 容器
JPS5919036Y2 (ja) バタ−容器
JPH0453658U (ja)
JPS6391447U (ja)
JPS5924684Y2 (ja) 容器
JPS5840047Y2 (ja) 罐容器の蓋体
JPH0718587Y2 (ja) 容器の注出口
JPS6038540Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジの収納ケ−ス
JPH0526854U (ja) キヤツプ