JPH031645Y2 - - Google Patents

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JPH031645Y2
JPH031645Y2 JP1986083440U JP8344086U JPH031645Y2 JP H031645 Y2 JPH031645 Y2 JP H031645Y2 JP 1986083440 U JP1986083440 U JP 1986083440U JP 8344086 U JP8344086 U JP 8344086U JP H031645 Y2 JPH031645 Y2 JP H031645Y2
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lever
clutch
safety lever
safety
clutch lever
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JP1986083440U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、クラツチの解除を行うためのクラ
ツチレバーの切換えを直接的にも間接的にもでき
る運搬車のクラツチ装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の従来の運搬車のクラツチ装置2′は、
第7図に示すように、運搬車のハンドル部6に固
定されたレバー回転軸9に設けられている。この
クラツチ装置2′は、前記レバー回転軸9に嵌合
する筒体10にクラツチレバー11とクラツチ用
リンク受12が固着されていて、このクラツチ用
リンク受12にクラツチ用リンク13の一端側が
固定されている。このクラツチ用リンク13の他
端側は、ワイヤー14等を介してクラツチ15と
連結されていて、クラツチレバー11の切換えで
クラツチ15が作動、解除するようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の運搬車のクラツチ装置2′では、
緊急時にも、腕を延ばしてクラツチレバー11を
解除位置に切換えるという大きな動作を行わなけ
ればならないという問題点がある。又、運搬車の
使用中に運搬車と壁等の障害物に挟まれて、手で
クラツチレバー11を切換えることができない状
態となる場合に運搬車を停止させることができず
に危険であるという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
その具体的手段とするところは、クラツチレバー
より操作者に近い位置に上下揺動自在に配設され
た安全レバーと、該安全レバーの端部に固定され
た安全レバー用受と、各々の一端部が離間した位
置で回転自在となるように前記安全レバー用受に
取り付けられ且つ各々の他端部に長孔が形成され
た2つの安全レバー用リンクと、前記クラツチレ
バーに固着され且つ前記2つの安全レバー用リン
クの各々の長孔に嵌入された単一のリンク棒と、
前記クラツチレバーに連係して取り付けられたバ
ネ部材とを有し、前記安全レバーを中立位置から
上方に所定寸法だけ揺動させた場合には前記2つ
の安全レバー用リンクのうちの一方の安全レバー
用リンクのみが作動位置にあるクラツチレバーに
連係して該クラツチレバーを支点越え位置に移動
させると共に、前記安全レバーを中立位置から下
方に所定寸法だけ揺動させた場合には他方の安全
レバー用リンクのみが作動位置にあるクラツチレ
バーに連係して該クラツチレバーを支点越え位置
に移動させ、且つ、前記クラツチレバーが支点越
え位置に達した時には前記バネ部材の動作により
該クラツチレバーを解除位置に移動させるように
構成したところにある。
〔作用〕
上記手段によると、緊急時等においてクラツチ
レバーを作動位置から解除位置に切換える場合に
は、クラツチレバーよりも操作者に近い位置に配
設されている安全レバーを上方または下方に所定
寸法だけ揺動させればよいこととなり、操作者が
腕を延ばしてクラツチレバーを直接操作する必要
がなくなつて、上記の切換え作業が手近において
極めて簡単に行えることとなる。
この場合において、前記安全レバーの端部に固
定された安全レバー用受には、2つの安全レバー
用リンクの各々の一端部が離間した位置で回動可
能となるように取り付けられており、且つ2つの
安全レバー用リンクの各々の他端部に形成された
各長孔には、クラツチレバーに固着された単一の
リンク棒が嵌入されているので、安全レバーが中
立位置から上方に所定寸法だけ揺動した場合に
は、安全レバー用受の揺動(傾動)に伴つて、一
方の安全レバー用リンクの長孔の一端がリンク棒
に当接した状態でクラツチレバーを作動位置から
引つ張ることにより支点越え位置まで移動させる
のに対し、他方の安全レバー用リンクの長孔に対
してはリンク棒が自由に移動することとなり、該
他方の安全レバー用リンクはクラツチレバーの移
動に関して何ら影響を与えない。また、安全レバ
ーが中立位置から下方に所定寸法だけ揺動した場
合には、上記とは逆方向に安全レバー用受が揺動
(傾動)することに起因して、前記他方の安全レ
バー用リンクの長孔の一端がリンク棒に当接した
状態でクラツチレバーを支点越え位置まで移動さ
せるのに対し、前記一方の安全レバー用リンクの
長孔に対してはリンク棒が自由に移動することと
なり、該一方の安全レバー用リンクはクラツチレ
バーの移動に関して何ら影響を与えない。
そして、上記のようにしてクラツチレバーが支
点越え位置に達した後においては、安全レバーが
更に揺動せずとも、バネ部材の動作によりクラツ
チレバーが更に引つ張られて解除位置に移動す
る。従つて、安全レバーを僅かな寸法だけ中立位
置から上方または下方に揺動させることのみによ
つて、クラツチレバーを作動位置から解除位置に
完全に切換えることが可能となる。
〔実施例〕
この考案の実施例を以下第1図乃至第6図に基
づいて説明する。
尚、従来の技術と同一の構成要素については同
符号を付してこの説明を省略する。
この考案の実施例の運搬車1のクラツチ装置2
は、第1図及び第2図に示すように、走行部3の
上部前方に荷台4を具備し、上部後方に駆動源5
及びハンドル部6を具備した運搬車1のハンドル
部6に設けられていて、クラツチレバー部7と安
全レバー部8から形成されている。クラツチレバ
ー部7は、ハンドル部6に固定されたレバー回転
軸9に嵌合した筒体10にクラツチレバー11と
クラツチ用リンク受12を固着し、このクラツチ
用リンク受12にクラツチ用リンク13の一端を
固定している。このクラツチ用リンク13の他端
は、ワイヤー14等でクラツチ15と連結されて
いて、クラツチレバー11の切換えでクラツチ1
5の作動、解除を行い走行部3に駆動源5の動力
の伝達、解除を行つている。クラツチ15が作動
状態にあるときには、第3図に示すようにクラツ
チレバー11は運搬車1の進行方向側に倒された
作動位置Aにあり、クラツチ15が解除状態にあ
るときには、第6図に示すようにクラツチレバー
11は運搬車1の進行方向と反対側に倒された解
除位置Bにある。更に、クラツチ15は固定端に
取り付けられた引張バネ16と連結されていて、
この引張バネ16の作用でクラツチレバー11を
作動位置Aから少し切換えた第4図に示す支点越
え位置Cまで力を作用させるだけで解除位置Bま
で切換わるようになつている。又、クラツチレバ
ー11には、このクラツチレバー11と直交して
リンク棒17が固着されている。安全レバー部8
は、前記レバー回転軸9より運搬車1の後部側の
ハンドル部6に設けられた軸18に、コの字形状
に成形された棒材からなる安全レバー19を回転
自在に嵌合して形成されている。この安全レバー
19の一方側の端部には安全レバー用受20が固
定され、この安全レバー用受20の上、下に2つ
の安全レバー用リンク21の各々の一端側が回転
自在に取り付けられている。安全レバー用リンク
21の各々の他端側は長孔22が形成されてい
て、この長孔22には前記クラツチレバー11の
リンク棒17が嵌入されている。尚、クラツチ装
置2は、クラツチレバー11及び安全レバー19
が突出するようなカバー23が被われていて、切
換えたクラツチレバー11及び安全レバー19が
カバー23に当接して止まるようになつている。
上記のクラツチ装置2によると、第3図に示す
ように、走行状態つまりクラツチレバー11がカ
バー23に当接して係止した作動位置Aにあると
きは、安全レバー19は中立位置にあり、安全レ
バー用リンク21に形成された各長孔22のこの
安全レバー用リンク21の他端側である前端でリ
ンク棒17と嵌合している。次に、安全レバー1
9が矢符X方向へカバー23に当接して係止する
まで押し上げられたときは、第4図に示すよう
に、安全レバー用受20は軸18を中心に回転し
て各安全レバー用リンク21を回転させながら移
動させる。すると、上方の安全レバー用リンク2
1は、前記リンク棒17が前記長孔22の後端に
接近するように移動する。一方、下方の安全レバ
ー用リンク21は、前記長孔22の前端で前記リ
ンク棒17を引張りながら移動して、クラツチレ
バー11を矢符Y方向へ支点越え位置Cまで移動
させる。又、前記中立位置より安全レバー19が
矢符Z方向へカバー23に当接して係止するまで
押し下げられたときは、第5図に示すように、安
全レバー用受20は、軸18を中心に回転して各
安全レバー用リンク21を回転させながら移動さ
せる。すると、下方の安全レバー用リンク21
は、前記リンク棒17が前記長孔22の後端に接
近するように移動する。一方、上方の安全レバー
用リンク21は、前記長孔22の前端で前記リン
ク棒17を矢符Y方向へ引張りながら移動して、
クラツチレバー11を支点越え位置Cまで移動さ
せる。前記のように、安全レバー19を上、下方
に押してクラツチレバー11を支点越え位置Cま
で移動させた後は、クラツチ15と固定端を連結
する引張バネ16の作用で、第6図に示すよう
に、更に矢符Y方向へ移動してクラツチレバー1
1はカバー23に当接して係止した解除位置Bに
切換わる。
尚、安全レバー19に加えられた外力が除かれ
ると、安全レバー19が初期の位置に復帰するよ
うに、復帰機構が設けられている。この復帰機構
は、たとえば2つの同種の引張バネの夫々の端を
軸18の上下に設けた固定板に取り付けると共に
夫々の他端を安全レバー19に取り付けたもので
ある。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように、安全レバーは
操作者に近い位置に設けられ、かつ、安全レバー
の上方又は下方の揺動によつてクラツチレバーを
切換えクラツチが解除されるので、緊急にクラツ
チを解除するときは、手を少し動かすだけで安全
レバーを操作してクラツチレバーを切換えること
ができる上に、障害物等で両手の使用が塞がれた
ときでも身体の一部で容易に安全レバーを操作し
てクラツチレバーを切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図はこの考案の実施例を示し、
第1図は運搬車の全体概略斜視図、第2図はクラ
ツ装置の斜視図、第3図はクラツチが作動状態に
あるときの状態断面図、第4図は安全レバーを押
し上げたときの状態断面図、第5図は安全レバー
を押し下げたときに状態断面図、第6図はクラツ
チが解除状態にあるときの状態断面図、第7図は
従来の技術を説明するための斜視図。 1……運搬車、2……クラツチ装置、3……走
行部、5……駆動源、11……クラツチレバー、
15……クラツチ、16……バネ部材(引張バ
ネ)、17……リンク棒、19……安全レバー、
20……安全レバー用受、21……安全レバー用
リンク、22……長孔、A……作動位置、B……
解除位置、C……支点越え位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 運搬車のハンドル部に設けられたクラツチレバ
    ーを切換えてクラツチの作動、解除を行い駆動源
    と走行部を連結、遮断する運搬車のクラツチ装置
    において、 クラツチレバーより操作者に近い位置に上下揺
    動自在に配設された安全レバーと、該安全レバー
    の端部に固定された安全レバー用受と、各々の一
    端部が離間した位置で回転自在となるように前記
    安全レバー用受に取り付けられ且つ各々の他端部
    に長孔が形成された2つの安全レバー用リンク
    と、前記クラツチレバーに固着され且つ前記2つ
    の安全レバー用リンクの各々の長孔に嵌入された
    単一のリンク棒と、前記クラツチレバーに連係し
    て取り付けられたバネ部材とを有し、前記安全レ
    バーを中立位置から上方に所定寸法だけ揺動させ
    た場合には前記2つの安全レバー用リンクのうち
    の一方の安全レバー用リンクのみが作動位置にあ
    るクラツチレバーに連係して該クラツチレバーを
    支点越え位置に移動させると共に、前記安全レバ
    ーを中立位置から下方に所定寸法だけ揺動させた
    場合には他方の安全レバー用リンクのみが作動位
    置にあるクラツチレバーに連係して該クラツチレ
    バーを支点越え位置に移動させ、且つ、前記クラ
    ツチレバーが支点越え位置に達した時には前記バ
    ネ部材の動作により該クラツチレバーを解除位置
    に移動させるように構成したことを特徴とする運
    搬車のクラツチ装置。
JP1986083440U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH031645Y2 (ja)

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JP1986083440U JPH031645Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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JP1986083440U JPH031645Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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Publication Number Publication Date
JPS62194129U JPS62194129U (ja) 1987-12-10
JPH031645Y2 true JPH031645Y2 (ja) 1991-01-18

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5119119B2 (ja) * 2008-10-14 2013-01-16 落合刃物工業株式会社 可搬型摘採機の刈刃停止装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS556651A (en) * 1978-06-30 1980-01-18 Iseki & Co Ltd Stepless speed change driving gear of farm machine

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JPS60118056U (ja) * 1984-01-20 1985-08-09 富士ロビン株式会社 ダブルテンシヨンクラツチ機構における操作装置

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JPS62194129U (ja) 1987-12-10

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