JPH03164525A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH03164525A
JPH03164525A JP1301091A JP30109189A JPH03164525A JP H03164525 A JPH03164525 A JP H03164525A JP 1301091 A JP1301091 A JP 1301091A JP 30109189 A JP30109189 A JP 30109189A JP H03164525 A JPH03164525 A JP H03164525A
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JP
Japan
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exhaust
supercharger
cut valve
valve
passage
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JP1301091A
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Seiji Tajima
誠司 田島
Yasushi Niwa
靖 丹羽
Masaaki Sato
雅昭 佐藤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、二つの過給機を備えたエンジンにおいて、そ
の過給機の作動を制御する過給機付エンジンの制御装置
に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の過給機付エンジンの制御装置として
、例えば実開昭60−178329号公報に開示される
ように、二つの過給機のうち一方をプライマリ、他方を
セカンダリとすると共に、該セカンダリ過給機を排気タ
ーボ過給機で構成し、該排気ターボ過給機のタービンを
該過給機専用の排気通路に配置し、さらに該排気通路に
該通路を開閉する排気カット弁を配置して、低負荷領域
では該排気カット弁を閉じてセカンダリ過給機には排気
を流さずにこれを不作動としてプライマリ過給機のみを
作動させ、一方、高負荷領域では排気カット弁を開いて
セカンダリ過給機をも作動させて、双方の過給機でもっ
て過給を行う、いわゆるシーケンシャル式のものがある
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のシーケンシャル式で過給を行う場
合、排気カット弁の構成が特に排気通路の排気動圧(排
気カット弁に作用する背圧)に抗して開くものでは、下
記の欠点が生じる。つまり高負荷領域に移行した際に排
気カット弁を開動作させる作動源としてプライマリ過給
機の過給圧を用いると、通常の緩かな加速時ではプライ
マリ過給機の過給圧も漸次増大するから、低負荷領域か
ら高負荷領域に移行した際には、排気通路の排気動圧が
加速運転により比較的大きく上昇したとしても、排気カ
ット弁は上記の比較的大きく増大したプライマリ過給機
の過給圧でもって十分に背圧に抗して短時間で早く開動
作し、セカンダリ過給機は応答性良く作動を開始するが
、例えば自動変速機付車両でスロットル弁開度を低負荷
領域にて素早くほぼ全閉にした操作したキックダウン時
には、エンジンの運転態様(マツプ上のエンジン運転状
態)はその低負荷領域から高負荷領域に素早(移行する
ものの、この移行時ではエンジン回転数の上昇に時間遅
れがあるために、は吸入空気量は未だ少なくてプライマ
リ過給機の過給圧はさほど増大しておらず、このため、
この比較的小値の過給圧では排気カット弁はその背圧(
排気通路の排気動圧)に十分には抗せず、その開動作に
時間を要して、セカンダリ過給機の作動の開始に時間遅
れが生じ、その作動の開始の応答性が低下する欠点が生
じる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、運転態様が低負荷領域から高負荷領域に瞬時に移
行した際にも、排気カット弁の開動差を素早く行わせて
、セカンダリ過給機の作動の開始を応答性良く行わせる
ことにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明では、プライマリ過
給機の過給圧が比較的小さな値でも、これに対抗する排
気カット弁上流の排気通路の排気動圧(排気カット弁の
背圧)を小さくして、排気カット弁の開作動を短時間で
素早く行わせることとする。
つまり、本発明の具体的な解決手段は、上記のような二
つの過給機を備えたエンジン、すなわち、吸気通路にプ
ライマリ過給機及びセカンダリ過給機が配置され、該セ
カンダリ過給機は排気ターボ過給機で構成されていると
ともに、該排気ターボ過給機のタービンを配置した該排
気ターボ過給機専用の排気通路を開閉し、該排気通路の
排気動圧に抗して開く排気カット弁を備え、該排気カッ
ト弁の閉じる低負荷領域ではプライマリ過給機のみを作
動させ、排気カット弁の開く高負荷領域ではプライマリ
過給機及びセカンダリ過給機を作動させるようにした過
給機付エンジンの制御装置を前提とする。そして、エン
ジンの運転態様が上記低負荷領域から高負荷領域に素早
く移行する時を検出する移行時検出手段を設けるととも
に、該移行時検出手段により検出した高負荷領域への素
早い移行時に、上記排気通路における排気カット弁の上
流側の排気動圧の上昇を抑制する抑制手段を設ける構成
としている。
(作用) 以上の構成により、本発明では、自動変速機付車両での
キックダウン時のように、運転態様が低負荷領域から高
負荷領域に素早く移行した時には、排気カット弁が開動
作に向って動作し始めて、セカンダリ過給機を作動させ
ようとする。
その際、エンジンの運転状態は、エンジン回転数の上昇
に時間遅れがあって未だ吸入空気量は増大しておらず、
それに伴い排気量も増大せず、プライマリ過給機の過給
圧は未だ比較的小さな値である。しかし、排気通路の排
気カット弁上流側の排気動圧(排気カット弁の背圧)は
抑制手段によってその上昇が抑制されるので、排気カッ
ト弁は、上記の比較的小さな過給圧でもその背圧に抗し
て短時間で素早く開作動することになり、その結果、排
気通路の排気が素早くセカンダリ過給機のタービンに作
用して、吸入空気量の未だ増大していない状況でも、高
負荷領域への移行時とほぼ同時にセカンダリ過給機の作
動の開始が応答性良く行われることになる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の過給機付エンジンの制御
装置によれば、自動変速機付車両のキックダウン時のよ
うに、運転態様が低負荷領域から高負荷領域に瞬時に移
行した時には、未だ吸入空気量が増大していない状況で
も、その移行時とほぼ同時ないしその直後で排気カット
弁を素早く開作動させてセカンダリ過給機を応答性良く
作動させることができるので、加速性の向上を図ること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る過給機付エンジンの制御
装置を備えた20−タタイプのターボ過給機付ロータリ
ピストンエンジンを示す。第1図において、201はエ
ンジンであって、各気筒の排気通路202,203は互
いに独立して設けられている。そして、これら二つの排
気通路202゜203の一方にはプライマリターボ過給
機204のタービン205が、また、他方にはセカンダ
リターボ過給機206のタービン207がそれぞれ配設
されている。すなわち、このエンジン201では、各気
筒の排気通路202,203を独立してプライマリおよ
びセカンダリの両排気ターボ過給機204.206のタ
ービン205,207に導くことにより、両排気ターボ
過給機204,206によって過給を行う領域で排気動
圧を両タービン205.207に効果的に作用させて過
給効率を向上させるようにしている。二つの排気通路2
02.203は、両タービン205,207の下流にお
いて合流して一本の排気通路224になっている。
また、吸気通路209aは図示しないエアクリーナの下
流で二つに分かれ、その第1の分岐通路210の途中に
はプライマリターボ過給機204のブロア211が、ま
た、第2の分岐通路212の途中にはセカンダリターボ
過給機206のブロア213が配設されている。これら
分岐通路210.212は、分岐部において互いに対向
し、両側に略−直線に延びるよう形成されている。また
、二つの分岐通路210,212は各ブロア211゜2
13の下流で再び合流する。そして、再び一本になった
吸気通路209bにはインタークーラ214が配設され
、その下流にはサージタンク215が、また、インター
クーラ214とサージタンク215の間に位置してスロ
ットル弁216が配設されている。また、吸気通路20
9bの下流端は分岐してエンジン201の各気筒に対応
した二つの独立吸気通路217,218となり、図示し
ない各吸気ボートに接続されている。そして、これら各
独立吸気通路217,218にはそれぞれ燃料噴射弁2
19.220が配設されている。
吸気通路209aの上流側には、上記第1および第2の
分岐通路210,212の分岐部上流に位置して吸入空
気量を検出するエアフローメータ221が設けられてい
る。
二つの排気通路202,203は、プライマリおよびセ
カンダリの両ターボ過給機204,206の上流におい
て、比較的小径の連通路222によって互いに連通され
ている。そして、セカンダリ側のタービン207が配設
された排気通路203において、上記連通路222の開
口位置直下流には排気カット弁223が設けられている
。該排気カット弁223は、いわゆるノーマルクローズ
タイプで構成されている。すなわち、この排気カット弁
223にはダイアフラム式のアクチュエータ231がリ
ンク連結されている。そして、該アクチュエータ231
内には、排気カット弁223を常に閉弁方向に付勢する
スプリング231aが設けられている。よって、エンジ
ン不作動時には、アクチュエータ231が作動しないた
めにスプリング231aの付勢力を受けて排気カット弁
223が閉じ、一方、エンジン作動時においてアクチュ
エータ231がON作動すると該アクチュエータ231
の作動力を受け、スプリング231aの付勢力及び該排
気カット弁223上流側の排気動圧に抗して排気カット
弁223が第1図時計方向に回動して開くようになって
いる。
また、上記タービン205,207下流の合流排気通路
224に連通ずるウェストゲート通路225が形成され
、該ウェストゲート通路225には、ダイアフラム式の
アクチュエータ226がリンク結合されたウェストゲー
ト弁227が配設されている。
そして、上記ウェストゲート通路225のウェストゲー
ト弁上流部分とセカンダリ側タービン207につながる
排気通路203の排気カット弁下流とを連通させる排気
洩らし通路228が設けられている。該排気洩らし通路
228には、ダイアフラム式のアクチュエータ229に
リンク連結された排気洩らし弁230が設けられている
一方、セカンダリターボ過給機206のブロア213が
配設された分岐通路212には、ブロア213下流に吸
気カット弁232が配設されている。この吸気カット弁
232はバタフライ弁で構成され、やはりダイアフラム
式のアクチュエータ233にリンク連結されている。ま
た、同セカンダリ側の分岐通路212には、フロア21
3をバイパスするようにリリーフ通路234が形成され
、該リリーフ通路234にはダイアフラム式の吸気リリ
ーフ弁235が配設されている。
排気洩らし弁230を操作する上記アクチュエータ22
9の圧力室は、導管236を介して、プライマリターボ
過給機204のブロア211が配設された分岐通路21
0のブロア211下流に連通されている。このブロア2
11下流側の圧力が所定値以上になったとき、アクチュ
エータ229が作動して排気洩らし弁230が開き、そ
れによって、排気カット弁223が閉じているときに少
量の排気ガスが排気洩らし通路228に流れてセカンダ
リ側のタービン207に供給される。したがって、セカ
ンダリターボ過給機206は、上記排気カット弁223
が開く前に予め回転を開始する。
吸気カット弁232を操作する上記アクチュエータ23
3の圧力室は、導管237により電磁ソレノイド式三方
弁238の出力ボートに接続されている。また、排気カ
ット弁223を操作する上記アクチュエータ231は、
二つの圧力室に作用する圧力の差圧によって作動する差
圧形のアクチュエータであって、その一方の圧力室は、
導管239aにより電磁ソレノイド式の別の三方弁24
0aの出力ボートに接続され、他方のスプリング231
aの配置された圧力室は、導管239bにより電磁ソレ
ノイド式の別の三方弁240bの出力ボートに接続され
ている。さらに、吸気リリーフ弁235を操作するアク
チュエータ241の圧力室は、導管242により電磁ソ
レノイド式の別の三方弁243の出力ボートに接続され
ている。
吸気リリーフ弁235は、後述するように、排気カット
弁223および吸気カット弁232が開く前の所定の時
期までリリーフ通路234を開いておく。それにより、
排気洩らし通路228を流れる排気ガスによってセカン
ダリターボ過給機206が予回転する際に、プライマリ
ターボ過給機204の過給圧P1を所定値以下にすると
ともに、吸気カット弁232上流の圧力が上昇してサー
ジング領域に入るのを抑えている。
上記ウェストゲート弁227を操作する上記アクチュエ
ータ226は、導管244により電磁ソレノイド式の別
の三方弁245の出力ボートに接続されている。
また、255はバッテリ、256は該バッテリ255と
エンジン201の電気系統とを接続するハーネスに設け
られたイグニッションスイッチであって、該イグニッシ
ョンスイッチ256をON作動すると、バッテリ255
の電流がエンジン201の電気系統に供給され、スター
タ(図示省略)のON作動によってエンジン201が始
動する。
また、イグニッションスイッチ256をOFF作動する
と、バッテリ255の電流がエンジン201の電気系統
に供給されなくなり、エンジン201が停止する。
上記5個の電磁ソレノイド式三方弁238. 240a
、240b、243,245および211!の燃料噴射
弁219,220は、マイクロコンピュータを利用して
構成されたコントロールユニット246によって制御さ
れる。コントロールユニット246にはエンジン回転数
センサの出力信号、エアフローメータ221の出力信号
、イグニッションスイッチ256の信号(通電されてい
るか否かの検出)のほか、スロットル弁開度、プライマ
リ側ブロア211下流の過給圧P1などが入力されてい
る。
吸気カット弁232制御用の上記電磁ソレノイド式三方
弁238の一方の入力ポートは、導管247を介して負
圧タンク248に接続され、他方の入力ポートは導管2
49を介して後述の差圧検出弁250の出力ポート27
0に接続されている。
負圧タンク248には、スロットル弁216下流の吸気
負圧がチエツク弁251を介して導入されている。
また、排気カット弁制御用の上記三方弁240aの一方
の入力ポートは大気に解放されており、他方の入力ポー
トは、導管257を介してプライマリ過給機204のブ
ロア下流側に連通ずる導管236に接続されている。そ
して、同じく排気カット弁制御用の上記三方弁240b
の一方の入力ポートは大気に解放されており、他方の入
力ボートは、導管252を介して、負圧タンク248に
接続された導管247に接続されている。よって、排気
カット弁223を操作する上記アクチュエータ231は
、導管257を介して導かれるプライマリ側ブロア下流
の吸気の過給圧と、導管252および導管247を介し
て導かれる吸気負圧との差圧によって作動する。
一方、吸気リリーフ弁235制御用の三方弁243の一
方の入力ポートは上記負圧タンク248に接続され、他
方の入力ポートは大気に解放されている。また、ウェス
トゲート弁227#御用の三方弁245の一方の入力ポ
ートは大気に解放されており、他方の入力ポートは導管
254によってプライマリ側ブロア211下流側に連通
ずる上記導管236に接続されている。
上記差圧検出弁250は、三方弁238がONで吸気カ
ット弁232操作用のアクチュエータ233の圧力室に
つながる導管237を差圧検出弁250の出力ポートに
つながる上記導管249に連通されている状態で、吸気
カット弁232上流の圧力つまりセカンダリ側の過給圧
P2がプライマリ側の過給圧P1に近づいてきて、差圧
Pl−P2がなくなり、更に、差圧P2−Plが所定値
よりも大きくなると、該アクチュエータ233に大気が
導入され、吸気カット弁232が開かれる。
また、三方弁238がOFFになってアクチュエータ2
33側の上記導管237を負圧タンク248につながる
導管247に連通させたときには、該アクチュエータ2
33に負圧が供給されて、吸気カット弁232が閉じら
れるように構成されている。
一方、排気カット弁223は、排気カット弁223制御
用の2個の三方弁240a、240bが共にOFFのと
きに上記導管239a、239bが大気に開放され排気
カット弁223がそのアクチュエータ231のスプリン
グ231aの付勢力でもって閉じる。一方、この三方弁
240a、240bが共にONとなると、アクチュエー
タ231の一方の圧力室には上記導管239aを介して
プライマリ側の過給圧P1が導かれ、他方のスプリング
231aの配置された圧力室には導管239bを介して
負圧が生成し、この相対的な差圧を受けたアクチュエー
タ231によって排気カット弁223の排気上流側面に
作用する高い背圧(排気動圧)に打ち勝って、排気カッ
ト弁223が素早く開き、セカンダリターボ過給機20
6による過給が行われる。
吸気リリーフ弁235は、吸気リリーフ弁235制御用
の三方弁243がOFFで吸気リリーフ弁235操作用
アクチュエータ241の圧力室につながる導管242を
負圧タンク248側に連通させたとき、該アクチュエー
タ241に負圧が供給されることによって開き、また、
この三方弁243がONでアクチュエータ241の圧力
室につながる上記導管242を大気に解放すると閉じら
れる。
また、ウェストゲート弁227操作用アクチュエータ2
26は、ウェストゲート弁227制御用の三方弁245
がONのとき導管254,236を介してプライマリ側
フロア211下流に連通し、また、この三方弁245が
OFFのとき大気に解放される。
この実施例では、後述のように排気カット弁223、吸
気カット弁232および吸気リリーフ弁235の開閉作
動にいずれもヒステリシスが設けられている。また、高
負荷領域から低負荷領域への移行時に排気カット弁22
3が閉じて吸気カット弁232に開いた状態が続くとき
のセカンダリ側ブロアへの吸気逆流を防ぐために、この
領域においては排気カット弁223が閉じた時を起点と
して所定時間(例えば2秒)経過後に吸気カット弁23
2を強制的に閉じるようにしている。
次にコントロールユニット246による過給圧制御を第
3A図及び第3B図に示す制御フローに基いて説明する
。第3A図、第3B図には、前述したような制御を行う
ためのフローチャートを示しである(Sはステップで、
排気洩らし弁2301ウェストゲート弁227について
は除く)。このフローチャートにおいて、フラグが1〜
6の範囲のいずれかによってその処理の流れが変わるが
、このフラグの意味するところは第2図に示す通りであ
る。すなわち、多弁223.232.235については
、それぞれ、開閉にヒシテリスを持たせであるため、多
弁223.232.235の各々について2本の特性線
が設定されて、合計6本の特性線を有する。そして、こ
の特性線を跨ぐ毎にフラグが変更され、運転状態が第2
図右側の領域(高回転、高負荷側となる領域)へと近づ
く方向に変位するときに、フラグが「2」、「4」ある
いは「6」のように偶数番号で変化される。逆に、第2
図左側の領域へと運転状態が変更していくときは「5」
、「3」、「1」のように奇数番号でフラグが変化され
る。勿論、運転開始時は、低回転、低負荷領域であって
フラグが「1」とされる(イニシャライズ)。
以上のことを前提としてフローチャートについて説明す
る。
先ず、第3A図の81においてシステムのイニシャライ
ズが行われ、このときフラグは1とされる。次いで、S
2において、エンジン回転数Rと吸入空気ff1Qとが
データ入力された後、前述した6本の特性線を決定づけ
るQ1〜Q6(吸入空気りとR1−R6(エンジン回転
数)とがマツプから読出される。
S3の後、S4において、運転者がアクセルペダルをほ
ぼ全閉にまで大きく踏込んだキックダウン時か否かを判
別し、キックダウン時には、運転態様が低負荷領域から
高負荷領域に素早く移行する時であって、吸入空気量は
未だ増大していない時であるので、S5において、ウェ
ストゲート弁227を開制御することによって、セカン
ダリ過給機206専用の排気通路203の排気カット弁
203上流側の排気動圧の上昇を抑制する。また、S4
の判別でNOのときは、エンジンへの吸入空気量が運転
者のアクセルペダルの操作に応答性良く追随する状況で
あるので、上記の85を経ることなく、S6へ移行する
次いで、S6では、フラグFが1であるか否かが判別さ
れるが、当初はフラグFは1にイニシャライズされてい
るのでこの判別がYESとなる。
このときは、S7あるいはS8の判別がYESであれば
、S9においてフラグFが2にセットされた後、SIO
においてリリーフ弁235が閉じられる(アクチュエー
タ241へ負圧供給)。また、S7及びS8のいずれの
判別もNOのときは、そのままリターンされる。
S6の判別でNoのときは、S11において、フラグF
が整数mの2倍であるか否か、すなわち2.4あるいは
6のいずれかであるかが判別される。このSllの判別
でYESのときは、S12においてフラグFが2である
か否かが判別される。
このS12の判別でYESのときは、S1B、S14の
いずれかの判別でYESのときは、31B、S14のい
ずれかの判別、でYESのときに、S15においてフラ
グFが4にセットされた後、816において排気カット
弁223が開かれる(アクチュエータ231へ大気供給
)。また、813、S14のいずれの判別もNoのとき
は、S17、S18の判別が共にYESとなったときに
、S19でフラグが1にセットされた後、S20でリリ
−フ弁235が開かれる(アクチュエータ241へ負圧
供給)。またS17あるいはS18のいずれかの判別が
Noのときは、それぞれリターンされる。
上記S12の判別がNoのときは、S21においてフラ
グFが4であるか否かが判別され、S21の判別でYE
Sのときは、フラグFを6または3にするか、そのまま
リターンされるときである。
すなわち、S22、S2Bのいずれかの判別でYESの
ときは、S24においてフラグFが6にセットされた後
、S25において吸気カット弁232が開かれる(アク
チュエータ233を導管249に連通)。また、S22
、S23のいずれの判別もNoのときは、S26及びS
27の判別が共にYESのときに、S28でフラグFが
3にセットされた後、S29で排気カット弁223が閉
じられる(アクチュエータ231へ負圧供給)。そして
、S26、S27のいずれかの判別でNoのときは、そ
のままリターンされる。
上記S21の判別でNoのときは、現在フラグFが6の
ときである。このときは、フラグFを5にセットするか
そのままリターンする時である。
すなわち、S30及びS31のいずれかの判別も共にY
ESのときは、S32でフラグFが5にセットされた後
、333で吸気カット弁232が閉じられる(アクチュ
エータ233へ負圧供給)。
また、S30、S31のいずれかの判別でNoのときは
、そのままリターンされる。
上記S11の判別でNOのときは、第3B図の341へ
移行する。このS41では、フラグFが3であるか否か
が判別される。この判別でYESのときは、フラグFを
1あるいは4にするかそのままリターンされるときであ
る。すなわち、S42、S43のいずれの判別もYES
のときに、S44においてフラグFが1にセットされた
後、S45においてリリーフ弁235が開かれる(アク
チュエータ241へ負圧供給)。また、S42、S43
の判別のいずれかがNoのときは、S46.347のい
ずれかの判別がYESのときに、S48においてフラグ
Fが4にセットされた後、S49において排気カット弁
223が開かれる(アクチュエータ231へ大気供給)
。そして、S46、S47のいずれの判別もNoのとき
にリターンされる。
上記S41の判別でNoのときは、現在のフラグFは5
のときである。このときは、フラグFを3あるいは6に
セットするかそのままリターンするときである。すなわ
ち、S50、S51の判別のいずれもがYESのときに
、S52でフラグFが3にセットされた後、353にお
いて排気カット弁223が閉じられる(アクチュエータ
231へ負圧供給)。また、S50、S51のいずれか
の判別がNoのときはS54、S55の判別のいずれか
がYESのときに、S56においてフラグFが6にセッ
トされた後、S57において吸気カット弁232が開か
れる(アクチュエータ233を導管249に連通ずる)
。そして、S54、S55のいずれの判別もNOのとき
にはリターンされる。
よって、上記第3A図の制御フローにおいて、313〜
S16により、第2図のエンジン回転数−エンジン負荷
マツプにおいて、境界線Q4を越えてF−4となる高負
荷領域では、排気カット弁223を閉状態から開制御し
て、セカンダリ過給機206のタービンに排気を流して
該セカンダリ過給機206を作動させて、プライマリ過
給機204及びセカンダリ過給機206の双方を作動さ
せるとともに、この双方の過給機204.206の作動
した状態で境界線Q3を越えてF−3となる低負荷領域
では、排気カット弁231を上記の開状態から閉制御し
て、セカンダリ過給機206の作動を停止させ、プライ
マリ過給機204のみを作動させるように構成している
また、第3A図の制御フローにおいて、S4により、キ
ックダウンの有無の判断によって運転態様が第2図のマ
ツプ上で低負荷領域から高負荷領域に素早く移行する時
を検出するようにした移動時検出手段300を構成して
いる。また、同制御フローの85により、ウェストゲー
ト弁227の開制御によってセカンダリ過給機206専
用の排気道路203における排気カット弁223の上流
側の排気動圧(排気カット弁223の背圧)の上昇を抑
制するようにした抑制手段301を構成している。
したがって、上記実施例においては、運転者がアクセル
ペダルをほぼ全閉にまで大きく踏込んだキックダウン時
には、運転態様は第2図のマツプ上においてエンジン負
荷が急に増大して低負荷領域から高負荷領域に素早く移
行するが、実際のエンジン回転数の上昇には時間遅れが
あって、実際の吸入空気量は未だ少なく、また排気量も
少なくて、プライマリ過給機204による吸気の過給圧
は低い値のままである。
そのため、排気カット弁223のアクチュエータ231
の作動に際し、上記プライマリ過給機204による比較
的低圧の過給圧が該アクチュエータ231に作用しても
、この過給圧が低い分、その作動圧が低くなって、この
作動圧に抗する力、つまりスプリング231aの付勢力
と背圧(該排気カット弁203上流側の排気通路203
の排気動圧)との合計力に対して十分に大きな値になら
ず、その結果、該アクチュエータ231の作動が遅くな
り、排気カット弁223の開作動に時間遅れが生じるこ
とになる。
しかし、このキックダウン時には、ウェストゲート弁2
27が開制御されて、セカンダリ過給機206専用の排
気通路203の排気カット弁223上流側の排気動圧(
背圧)の上昇が抑制され、このことによりアクチュエー
タ231の作動圧が相対的に大きくなるので、排気カッ
ト弁223の開作動が素早く行われて、セカンダリ過給
機206の作動の開始が時間遅れなく瞬時に行われるこ
とになる。
尚、上記実施例では、ウェストゲート弁227を開いて
セカンダリ過給機206専用の排気通路203の排気カ
ット弁223上流側の排気動圧の上昇を抑制したが、排
気漏らし弁230を開いて上記排気動圧の上昇を抑制し
てもよいのは勿論のこと、双方の過給機204,206
下流側で合流した共通排気通路に2個のサイレンサを並
列に設けだものでは、そのうち一方に排気を流すように
制御していた際には他方のサイレンサにも排気を流すよ
うに制御して、排気カット弁223の背圧の上昇を抑制
してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は過給機付エンジンの全体構成図、第2図はエン
ジン回転数−エンジン負荷マツプにおけ203・・・排
気通路、204・・・プライマリ過給機、206・・・
セカンダリ過給機、207・・・タービン、209a・
・・吸気通路、223・・・排気カット弁、231・・
・アクチュエータ、300・・・移行時検出手段、30
1・・・抑制手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸気通路にプライマリ過給機及びセカンダリ過給
    機が配置され、該セカンダリ過給機は排気ターボ過給機
    で構成されているとともに、該排気ターボ過給機のター
    ビンを配置した該排気ターボ過給機専用の排気通路を開
    閉し、該排気通路の排気動圧に抗して開く排気カット弁
    を備え、該排気カット弁の閉じる低負荷領域ではプライ
    マリ過給機のみを作動させ、排気カット弁の開く高負荷
    領域ではプライマリ過給機及びセカンダリ過給機を作動
    させるようにした過給機付エンジンの制御装置であって
    、エンジンの運転態様が上記低負荷領域から高負荷領域
    に素早く移行する時を検出する移行時検出手段と、該移
    行時検出手段により検出した高負荷領域への素早い移行
    時に、上記排気通路における排気カット弁の上流側の排
    気動圧の上昇を抑制する抑制手段とを備えたことを特徴
    とする過給機付エンジンの制御装置。
JP1301091A 1989-11-20 1989-11-20 過給機付エンジンの制御装置 Pending JPH03164525A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110289919A1 (en) * 2009-01-26 2011-12-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus of vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110289919A1 (en) * 2009-01-26 2011-12-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus of vehicle
US8763396B2 (en) * 2009-01-26 2014-07-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus of vehicle

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