JPH03163122A - ポリカーボネート―スチレン系共重合体およびその製造方法 - Google Patents

ポリカーボネート―スチレン系共重合体およびその製造方法

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JPH03163122A
JPH03163122A JP30376889A JP30376889A JPH03163122A JP H03163122 A JPH03163122 A JP H03163122A JP 30376889 A JP30376889 A JP 30376889A JP 30376889 A JP30376889 A JP 30376889A JP H03163122 A JPH03163122 A JP H03163122A
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JP
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formula
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polycarbonate
formulas
group
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JP30376889A
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Inventor
Shinya Matsuhira
松比良 伸也
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は複屈折の度合が少なく光学材料用に適したポリ
カーボネートースチレン系の共重合体およびその製造方
法に関する。
[従来の技術およびその課題コ ポリカボーネートは耐衝撃性、透明性、耐熱性、寸法安
定性等に優れているので、エンジニャリングプラスチッ
クとして広い用途に使川されている。
これらの性質のうち透明性の良いことを生かして光学材
料用に利用しようとする試みが多く行なわれている。
しかし、ポリカーボネートは応力光学係数が大きいため
、射出成形法または溶融防糸法により作られた戊形物は
分子配向による大きな複屈折を示すという問題点がある
複屈折をなくす方法として、応ノコ光学係数の符号がポ
リカーボネートとは逆のボリスチレンとブレンドし、い
わゆるボリマーアロイを形戊することが考えられるが、
ボリスチレンとポリカーボネートとは単にブレンドする
と不透明になり、光学材料としては適さない。
従って、本発明の課題は複屈折の度合が小さく、透明で
光学材料用に適した、ポリカーボネートースチレン系重
合体およびその製造方法を提供しようとするものである
[課題を解決するための手段コ 本発明者は末端に水酸基をもつポリカーボネートと不飽
和結合をもつイソシアナート化合物との反応により得ら
れるポリカーボネート・ウレタン系マクロモノマーをス
チレンモノマーと共重合させると透明で、かつ複屈折の
小さい樹脂が得られることを見い出し、本発川を完成さ
せるに至った。
すなわち、本発明は、一般式[I]および/または一般
式[■コ R Cl{1C−X−0−A− で示される基を表わし、 R1は水素原子、水酸基、アルキル基またはアリール基
を表わし、 Rは水素原子またはメチル基を表わし、Xは −COCH2Cl{2Nl{Co一 基、I1 0 を表わし、 Aは単結合または式−R20  (式中、R2はアルキ
レン基である。)で表わされるアルキレンオキシ基を表
わし、 nは3〜200の整数である。] で示されるポリカーボネート・ウレタン系アクロモノマ
ーとスチレンモノマーとをモノマー成分とするポリカー
ボネートースチレン系共重合体、および一般式[II[
]および/または一般式[IV][式中、Aおよびnは
前記と同じ意味を表わす。] で示されるポリカーボネートと一般式[V][式中、R
は前記と同じ意味を表わし、Yは −COCH2CH2− II O 基、 を表わす。] で示される不飽和イソシアナート化合物とを反応させて
、一般式[I]および/または一般式[II]?式中の
記号は前記と同じ意味を表わす。]で示されるポリカー
ボネート・ウレタン系マクロモノマーを得、次いでこの
マクロモノマーとスチレンモノマーとを共重合させるこ
とを特徴とするポリカーボネートースチレン系共重合体
の製造方法を提供したものである。
本発明のポリカーボネートースチレン系共重合体の原料
となる前記一般式[II[]または[IV]で示される
末端に水酸基を有するポリカーボネートは市販品を入手
できるほか、市販のポリカーボネート樹■゛脂を加水分
解するなどの公知の方法によって製造することができる
。その数平均分子量は1000〜50000範囲のもの
が適当である。
また、前記一般式[V]で示される炭素・炭素二重結合
を有する不飽和イソシアナート化合物の具体例としては
、ビニルイソシアナート、メタクリルイソシアナート、
不飽和カルボン酸イソシアナートアルキルエステル(例
えば、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナート
)、m−イソブロペニルーα,α−ジメチルベンジルイ
ソシアナートおよびp−イソブロペニルーα,α−ジメ
チルベンジルイソシアナートなどがあるが、化合物の安
定性、反応性、入手の便利さ等の観点から、2−メタク
リロイルオキシエチルイ.ソシアナートとm−またはp
−イソプロペニルーα,α−ジメチルベンジルイソシア
ナートが特に好ましい。
一般式[m]および/または[IV]のポリカーボネー
トと炭素・炭素二重結合を有する一般式[V]のイソシ
アナート化合物との反応は溶媒が存在しなくても進行す
るが、溶媒を用いる方が取扱上好ま,しい。
このとき用いられる溶媒としては、イソシアナート基と
反応する活性水素をもたない溶媒であれば限定されず、
例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、テトラヒド口
フラン、ジオキサン等が挙げられる。あるいはこのマク
ロモノマーと共重合させようとするビニル重合性モノマ
ーを溶媒として用いてもよい。
イソシアナート化合物と末端に水酸基をもつボリカーボ
ネートとの反応は、温度20〜90℃、好ましくは40
〜70℃で行うのがよく、また、反応を円滑に進めるた
めには触媒を用いることが好ましい。
触媒としては、三級アミン(例えば、トリエチルアミン
、1.4−ジアザビシク口[2.2.2]オクタンなど
)や有機錫化合物(1リえばジブチル錫ジラウレートな
ど)が用いられる。触媒の量は反応物のO.I〜3.0
%の範囲が好ましく、これより少ないと効果が十分でな
く、多すぎる場合には不経済である上、不純物となって
高分子材料の性能に影響を及ぼす虞がある。
両反応成分の比率は、イソシアナート(N G O)基
/水酸基(OH)=0.5〜1.0となる範囲が好まし
い。
反応時間は反応温度やイソシアナート化合物の種類によ
って異なるが、赤外線吸収(IR)スペクトルでNGO
の吸収(およそ2270cm−l)が認められなくなる
まで反応を続けなければならない。
反応の選択性は極めて高く、ほぼ定量的に前記一般式[
1]または[1]で示されるボリカーボネート・ウレタ
ン系マクロモノマーが得られる。
反応終了後の反応液は、通常そのまま次の共重合反応工
程に用いることができるが、所望によっては溶媒を減圧
下で除去して目的のマクロモノマーを単離し、精製する
こともできる。
ボリカーボネート・ウレタン系マクロモノマーとスチレ
ンモノマーとの共重合は、通常のスチレンモノマーの重
合と同様にして行われる。
すなわち、重合開始剤として、例えばアゾビスイソプチ
ロニトリル、過酸化ベンゾイル等を用いて、塊状重合、
懸濁重合、溶液重合等の方法で行うことができる。重合
温度は40〜70℃で、0.5〜5時間反応させる。反
応終了後は常法によりボリマーを単離精製する。
[実施例] 次に実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、
これはあくまで理解を容易にするためのものであって、
本発明はこれらの実施例により何等限定されるものでは
ない。
実施例1 (1)撹拌機、還流冷却器、温度計を備えた容量100
0mlの三頚フラスコに、両末端に水酸基をもつポリカ
ーボネート(一般式[m]でAが単結合、n=6.5 
 (平均)の化合物.OH価80.0.PPG社製 D
URACARB (商品名))100g,2−メタクリ
ロイルオキシエチルイソシアナートte.eg:、1.
4−ジアザビシクロ[2.  2.  21オクタンo
.o44g ,よく脱水したテトラヒドロフラン400
mlを仕込み、60〜65℃に保った湯浴中で5時間反
応させたところ、この反応液のIRスペクトルにNGO
の吸収が認められなくなった。
(2)次いで、この反応液中にスチレンモノマ−50g
1およびアゾビスイソブチロニトリルl.Ogを加え、
55〜60℃に加熱して5時間反応させた。反応生成物
を石油エーテル3リットル中に攪社しながら注ぎ、析出
したポリマーを濾別、乾燥した。
得られた共重合体の物性(透明性および応用光学係数)
を測定した。その結果を表1に示す。
実施ffAI2 2−メタクリロイルオキシエチルイソシアナート16.
6 gの代わりにm−イソプロペニルーα,α−ジメチ
ルベンジルイソシアナート21.6 gを用い、テトラ
ヒドロフランの量を120mlとしたこと以外は実施例
1の(1)と同様にして反応させた。10時間後にIR
スペクトル」二のNGOによる吸収が殆ど認められなく
なった。
一方、ポリビニルアルコール1 g ヲ熱湯6 0 m
lに溶解し、これを100mlの水で希釈し、撹拌器、
環流冷却器をつけた300mlの三頚フラスコに入れ、
スチレン28g、上記反応液34g、過酸化ベンゾイル
0.4gを加えて攪拌した。30分間に温度を90℃ま
で上げ、この温度に4時間保った後、室温まで放冷した
。冷却後、沈殿したポリマ一を濾別して乾燥し、白色の
粒状ボリマー42gを得た。
得られた共重合体の物性を表1に示す。
比較例1〜4 ボリスチレン樹脂、およびポリカーボネート樹脂を表1
に示した割合でブレンドしたものの物性を表1に示す。
測定した。
表1 表1から、本発明によるポリカーボネートースチレン系
共重合体はポリカーボネート樹脂およびポリスチレン樹
脂、それぞれ単独のもの、およびそれらのブレンド物に
比べて光学的に優れた性質を有することがわかる。
特許出踊人 昭和電工株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式[ I ]および/または一般式[II]▲数式
    、化学式、表等があります▼[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] [式中、Zは式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される基を表わし、 R_1は水素原子、水酸基、アルキル基またはアリール
    基を表わし、 Rは水素原子またはメチル基を表わし、 Xは▲数式、化学式、表等があります▼基、 ▲数式、化学式、表等があります▼基、 または▲数式、化学式、表等があります▼基 を表わし、 Aは単結合または式−R_2O−(式中、R_2はアル
    キレン基である。)で表わされるアルキレンオキシ基を
    表わし、 nは3〜200の整数である。] で示されるポリカーボネート・ウレタン系マクロモノマ
    ーとスチレンモノマーとをモノマー成分とするポリカー
    ボネート−スチレン系共重合体。 2)一般式[III]および/または一般式[IV]▲数式
    、化学式、表等があります▼[III] ▲数式、化学式、表等があります▼[IV] [式中、A、R_1およびnは請求項1の記載と同じ意
    味を表わす。] で示されるポリカーボネートと一般式[V]▲数式、化
    学式、表等があります▼[V] [式中、Rは請求項1の記載と同じ意味を表わし、Yは ▲数式、化学式、表等があります▼基、 ▲数式、化学式、表等があります▼基、または▲数式、
    化学式、表等があります▼基 を表わす。] で示される不飽和イソシアナート化合物とを反応させて
    、一般式[ I ]および/または一般式[II]▲数式、
    化学式、表等があります▼[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] [式中の記号は請求項1の記載と同じ意味を表わす。] で示されるポリカーボネート、ウレタン系マクロモノマ
    ーを得、次いでこのマクロモノマーをスチレンモノマー
    と共重合させることを特徴とするポリカーボネート−ス
    チレン系共重合体の製造方法。
JP30376889A 1989-11-22 1989-11-22 ポリカーボネート―スチレン系共重合体およびその製造方法 Pending JPH03163122A (ja)

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