JPH03162739A - 光磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

光磁気記録媒体の製造方法

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JPH03162739A
JPH03162739A JP30251189A JP30251189A JPH03162739A JP H03162739 A JPH03162739 A JP H03162739A JP 30251189 A JP30251189 A JP 30251189A JP 30251189 A JP30251189 A JP 30251189A JP H03162739 A JPH03162739 A JP H03162739A
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聡 鷲見
Kenji Tanase
健司 棚瀬
Kenji Torasawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は情報の書換え可能な光磁気記録媒体の製造方法
に関する。
〔従来技術〕
一般にこの種の光磁気記録媒体は、一定方向に磁界を印
加しつつ光磁気記録材料をガラス基板面に磁化の方向を
揃えた状態で膜付けして構威し、記録はレーザ光スポッ
トを膜面に照射して加熱し、その部分の磁化の方向を周
辺磁界によって逆転させることにより、また再生は記録
面に直線偏光のレーザ光スポットを照射し、記録部で生
じる反射光の偏光面の回転を検光子を通して光強度の変
化として検出することにより夫々行っている。
ところでこの種の光磁気記録媒体においては、その光磁
気記録特性を維持するうえで材料の酸化防止が重要なR
題の一つとなっているが、このような材料の酸化に対す
る配慮が不要な構造として従来プラチナ(Pt)層とコ
バルト(Co) HAとを交互に多層に積層した構造の
ものが知られている(Applied Physics
 Letter 54(24) June 19B9 
2481〜2483真)。
この光磁気記録媒体はガラス製の基板表面に直接、又は
SiNIQを介在させて蒸着法により厚さ19人のpt
層,厚さ4.1人のCo層を交互に複数回(21回)繰
り返し積層して製造されている.このようなpt層とC
o層との積層膜を持つ磁気記録媒体は、一般的に性能指
数〆R・θK(R:反射率.θK=カー回転角)が高く
、また耐食性に優れ、他のTbFeCo層、或いは希土
類元素の金属一遷移金属アモルファス合金等を用いた光
磁気記録媒体に劣らぬ特性を示し、しかもこれら材料の
欠点である耐食性にも優れ、その上同し熱磁気特性を持
つためこれらと同じ記録,再生装置を適用出来る等の利
点を有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところでこのような従来品にあっては、pt層、CoJ
i等はいずれも蒸着法によって形威されているが、蒸着
法では製作条件の安定性が悪く、また製造コス1・も高
くなるという難点がある。
そこで本発明者等は蒸着法に代えてスパノタ法を用いて
基板上にpt等の白金族元素の金属層と、Co等の遷移
金属層とを交互に積層した積層膜の形威を試みたところ
、得られた光磁気記録媒体におけるカーヒステリシスル
ーブの角形比、垂直磁気異方性等の磁気光学効果が蒸着
法を用いて製作した光磁気記録媒体のそれに及ばないこ
とが解った。
そこで本発明者等はこれを改善すべく種々の実験,研究
を行った結果、積層膜を形成する下地層の表面にエッチ
ング処理を施すのが磁気光学効果の改善に極めて効果的
であることを知見した。
本発明はかかる知見に基づきなされたものであって、そ
の目的とするところは蒸着法に依り製造した場合に劣ら
ぬ磁気光学特性が得られる光磁気記録媒体を製造する方
法を提供するにある。
C課題を解決するための手段〕 本発明に係る光磁気記録媒体の製造方法は、下地層表面
にエノチング処理を施した後、遷移金属又はこれと白金
族元素の金属との合金層と、白金族元素の金属又はこれ
を含む合金層とを交互に積層してなる積層膜を形成する
過程を含むことを特徴とする。
〔作用〕
本発明にあってはこれによってスパフタ法を用いて高い
角形比、垂直磁気異方性をもつ積層膜が得られる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第1図は本発明に係る光磁気記録媒体の製造方法の主要
工程であるスパソタ工程の説明図であり、図中1は真空
槽を示している。真空槽1はその一側壁にはArガスの
供給系に接続されたガス導入口1aが、また他側壁には
排気ポンブPに接続されたガス排出口tbが設けられて
いる。真空槽1の内側下部には隔壁1cで仕切られた片
側にptターゲ・ノト2を載置するカソード4が、また
他の片側にCoターゲット3を載置するカソード4が夫
々配設され、一方真空槽1の上部中央には円板形をなす
基板ホルダ5が軸支され、その下面に基板11を装着す
るようになっている。
各カソード4には夫々直流電源6,7が、また基板ホル
ダ5の軸5aにはコンデンサ8を介在させて高周波電源
9が接続されている。
基板11は透光性材料である、例えばガラス等を用いて
構成されている。
下地層である基板11表面のエッチングは、まず基板ホ
ルダ5の下面に基板11を装着し、真空槽l内を所定圧
力に減圧した後、Arガス供給系から真空槽1内にAr
ガスを供給し、スイッチShをオフとしてコンデンサ8
を介して高周波電源(300W)  9の電圧を印加し
て5分間エッチング処理する。これによって基板l1の
表面は100人程度エッチング除去されて、表面が平滑
化、清浄化された状態となる。基板l1表面に対するエ
ッチング処理は別途用意したエソチング装置を用いても
よい。
次に真空槽1内部の空気を排気し、内部を所定の圧力に
設定した後、スイソチSWをオンし、基板ホルダ5を接
地し、基板ホルダ5を回転させつつ、各カソード4に直
流電源6,7の直流電圧を印加する。
これによってptターゲット2 * Coターゲソト3
がスバソタされ、ターゲソトされた材料は基板11表面
に導かれ、基板11が遮蔽板1cで区分された片側の領
域内を移動する過程ではptターゲソト2のスパンタに
よりpt層が、また他の領域内を移動する過程ではGo
ターゲット3のスバ7夕によりCo層が夫々基板11表
面に基板ホルダ5の回転によって交互に積層形威される
こととなる。
第2図は上述の如き方法で得た光磁気記録媒体の部分拡
大断面図であり、基板11上に、数原子層乃至数十原子
層のpt層12,数原子層のCo層13を交互に繰り返
し積層して構成した積層膜l4を形威した構造となって
いる。
第3図は上記した本発明方法により製造した光磁気記録
媒体のカーヒステリシスルプープを示すグラフである。
第5図は基板表面にエッチング処理を施さずに直接Co
層, pt層を交互に積層して得た光磁気記録媒体のカ
ーヒステリシスループを示すグラフである。第3.5図
を比較すれば明らかな如く、力一回転角は両者共に夫々
0.22deg程度で変わりないが、角形比についてみ
ると本発明方法に依った場合には略100%であるのに
対し、従来方法に依った場合はループが傾斜した状態に
なっているため角形比は100%に達せず記録時におけ
る磁化の磁化反転のスイッチング特性が悪く、記録ドメ
インに変形が生じることが予測される。
また垂直磁気異方性は従来方法に依った場合には4.2
5 X 10’erg/ccであったが本発明方法に依
った場合は8.5 X 105erg/ccであり、大
幅に向上することが確認された。
〔実施例2〕 この実施例にあってはガラス製の基板表面に厚さ800
人で下地層である炭化ケイ素(SiN)膜を形威し、こ
の炭化ケイ素膜表面にエンチング処理を施した後、pt
層, Co層を交互に積層して積層膜を設けるプロセス
で光磁気記録媒体を製造した。
第4図は本発明の実施例2により製造した光磁気記録媒
体の部分断面構造図であり、ガラス製の基板21上に、
厚さ1000人のSiN膜22を積層し、SiN膜25
の表面を、200Wの高周波電力で10分間、エソヂン
グ処理を施し、略200人相当分をエソチング除去した
後、pt層22, Co層23を交互に積層形威して積
層膜24を形威した。
第5図は実施例2のカーヒステリシスループを示すグラ
フであり、また第7図はガラス製の基板表面にSiN膜
を形威し、その表面に対するエッチング処理を施すこと
な<、pt層、Co層からなる積層膜を形威して得た光
磁気記録媒体のカーヒステリシスループを示すグラフで
ある。
両者を対比すれば明らかな如く、従来方法に依った場合
にはカーヒステリシスループの傾斜が著しいのに対し、
本発明方法に依った場合には角形比が略100%となっ
ており、磁気光学効果が著しく改善されていることが解
る。
また垂直磁気異方性は従来方法に依った場合には1.5
 XIO’ erg/cc程度であったが、本発明方法
に依った場合には8.75X10’ erg/ccとな
り、大幅に向上していることが確認された。
なお上述の実施例1,2ではいずれもpt層とCO層と
を交互に積層する構威について説明したが、何らこれに
限るものではなく、例えばpb層とCo層、Pb層とF
e層、pb層とNi層等白金族元素の金属単体層と遷移
金属単体との組み合わせ,或いはpt−pb合金層とC
o層, pt層とPb−Co合金層,Pb−Pt合金層
とFe−Co合金層,Pt−Fe合金層とPb−Co合
金層等、白金属元素の金属と白金族元素の金属相互合金
層、又は白金族元素の金属相互の合金層と白金族元素の
金属と遷移金属との合金層、又は白金属元素の合金層と
遷移金属単体層等の組み合わせにも適用し得ることは勿
論である。
〔効果〕
以上の如く本発明にあっては、製作条件が安定して製造
の容易なスパフタ法を用いて、積層膜を形戒することが
可能となり、しかも高い磁気光学特性が得られ、製造コ
ストの低減が図れる等本発明は優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に用いるスバソタ法の実施状
態を示す模式図、第2図は本発明方法により製造した光
磁気記録媒体の部分拡大断面図、第3図は本発明方法に
より得た光磁気記録媒体のカーヒステリシスループを示
すグラフ、第4図は本発明の他の実施例により製造した
光磁気記録媒体の部分拡大断面図、第5図は本発明方法
により得た光磁気記録媒体のカーヒステリシスルーブを
示すグラフ、第6,7図は従来方法により得た光磁気記
録媒体のカーヒステリシスループを示すグラフである。 l・・・真空槽  2・・・ptターゲソト 3・・・
COターゲット  4・・・カソード  5・・・基板
ホルダ6.7・・・直流電源  9・・・高周波電源 
 1l・・・基板 12・・・Pt層 l3・・・Co層 14・・・積層膜 21・・・基板 22・・・pt層 23・・・CO層 24・・・積層膜 25・・・SiN 膜 特 許

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、下地層表面にエッチング処理を施した後、遷移金属
    又はこれと白金族元素の金属との合金層と、白金族元素
    の金属又はこれを含む合金層とを交互に積層してなる積
    層膜を形成する過程を含むことを特徴とする光磁気記録
    媒体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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