JPH03158999A - プラント監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は各種産業用プラントから送出される各種データ
をＣＲＴ表示器に表示させて監視するプラント監視装置
に係わり、特に、ＣＲＴ表示器に効率的にデータを表示
するプラント監視装置に関する。

（従来の技術） 大規プラントにおいては、このプラントから送出される
データ数およびその種類数も膨大な数になる。このよう
な膨大な数のデータを１個のＣＲＴ表示器に同時表示す
ると表示画面が非常に繁雑になるので、ＣＲＴ表示器に
はその一部分のデータのみを表示して、操作者がスクロ
ール操作によって、必要なデータを選択表示できるよう
に構成されている。

すなわち、第５図に示すように、監視装置内に、プラン
トから入力される全部のデータを表示形態で記憶する大
画面バッファ１およびこの大画面バッファ１に記憶され
たデータのうち実際にＣＲＴ表示器に表示する領域２に
属するデータを記憶する表示画面バッファ３が設けられ
ている。そして、監視者が図示しないキーボードに設け
られた←→↑↓等の移動キーを押し続けると、大画面バ
ッファ１内に設定された領域２の位置が各移動キーの指
定する方向に連続的に移動する。よって、表示画面バッ
ファ３に記憶される各データも領域２の移動に伴って変
化するので、ＣＲＴ表示器に表示されるデータも順次変
化していく。このように、キー操作により、表示データ
を順次移動させていく機能を一般にスクロールと称して
いる。したがって、このスクロール機能を利用すること
により、操作者は大画面バッファに記憶されている任意
のデータをＣＲＴ表示器に表示させることが可能となる
。

しかしながら、大画面バッファに記憶された全部のデー
タからスクロール操作により、目標とするデータをＣＲ
Ｔ表示器に表示させるようにしたプラント監視装置にお
いてもまた改良すべき次のような問題があった。

第１に、現在ＣＲＴ表示器に表示されているデータが大
画面バッファ１内のどの領域２に属するデータを表示し
ているのかが表示されていないので、不慣れな操作者に
とっては、スクロール操作で目標とするデータをＣＲＴ
表示器に表示させるまでに多大の時間を必要とした。

次に、例えばプラントに異常が発生して警報データが送
出された場合には、警報ブザー等にて異常発生が監視者
へ報知するようになっている。監視者は警報ブザーを聞
くと、直ちにその警報データをＣＲＴ表示器に表示させ
て確認して、速やかにその警報データに対する対策を実
行する必要がある。しかし、現在ＣＲＴ表示器に表示さ
れていない位置のデータに警報データが生じた場合には
、操作者は即座にその位置が把握できないので、スクロ
ール操作で表示画面を移動させて、警報データを探すよ
うにしている。よって、警報データに対する迅速な対策
が実施できない懸念がある。

第３に、ＣＲＴ表示器に１度に表示できるデータの領域
２が大画面バッファ１の全領域に比較して大幅に小さい
場合は、大表示バッファｌ内のデータを左上端から右下
端までスクロールするのに多大の時間を有し、必要なデ
ータを即座にＣＲＴ表示器に表示させることができなか
った。

（発明が解決しようとする課題） このように、従来のプラント監視装置においでは、必要
とするデータを即座にＣＲＴ表示器へ表示させることが
できなかったので、操作性が低下すると共に、異常発生
時に迅速な処置を講することができない問題があった。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
表示画面にウィンドを設け、そのウィンド内に表示デー
タの大画面バッファにおける座標情報および警報データ
の座標を表示することによって、現在表示されているデ
ータが大画面バッファ内のどの位置のデータであるかが
即座に把握でき、また、警報データにも即座に対処でき
、さらに、必要とするデータを即座に表示画面に呼出す
ことができ、もって操作性を大幅に向上できるプラント
監視装置を提供することを目的とする。

［発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 上記課題を解消するために本発明は、各種データを表示
するＣＲＴ表示器と、このＣＲＴ表示器の表示画面内の
一部に設けられたウィンドと、プラントから入力される
各データを表示形態で記憶する大画面バッファと、この
大画面バッファに記憶されたデータのうちのＣＲＴ表示
器に表示すべき領域に属するデータを記憶する表示画面
バッファと、大画面バッファ内におけるＣＲＴ表示器に
表示するデータの領域を外部操作に応じて順次移動させ
ていくスクロール表示手段とを有するプラント監視装置
において、 大画面バッファ内におけるＣＲＴ表示器に表示されてい
る領域をウィンドに表示する領域表示手段と、プラント
から警報データが入力したとき該警報データの座標をウ
ィンド内に表示する警報座標表示手段と、外部操作よっ
てウィンド内の特定座標が指定されたときこの特定座標
を中心に表示画面バッファに記憶するデータの領域を設
定する表示画面切換手段とを備えたものである。

また別の発明においては、上述した各手段に加えて、プ
ラントから入力した警報データの座標が表示画面バッフ
ァ内に含まれるとき該警報データの座標を中心に表示画
面バッファに記憶するデータの領域を設定する警報デー
タ表示手段を備えたものである。

（作用） このように構成されたプラント監視装置であれば、ＣＲ
Ｔ表示器の表示画面の一部にウィンドが形成され、この
ウィンド内に現在ＣＲＴ表示器に表示されているデータ
の大画面バッファ内における領域が表示される。したが
って、操作者は現在表示されているデータが大画面バッ
ファ内のどの位置に属しているかが即座に判断できる。

また、操作者がウィンド内の座標を指定すると、該当座
標のデータかの中心となるようにＣＲＴ表示器の表示内
容が変化する。また、大画面バッファ内に警報データが
人力すると、該当データの座標位置がウィンド内に表示
される。

さらに、別の発明においては、表示画面に警報データが
表示されていた場合には、その警報データが中心となる
ようにＣＲＴ表示器の表示内容が変化する。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は実施例のプラント監視装置全体を示す模式図で
ある。図中５は各種データ処理を実行する例えばマイク
ロコンピュータ等で構成された制御部であり、この制御
部５に、人力ポートロを介して図示しないプラントから
多数のデータが並列的に入力される。また、制御部５に
は、データを表示するためのＣＲＴ表示器７、操作者が
各種データをキー人力するためのキーボード８．ＣＲＴ
表示器７の表示画面７ａに表示されたデータまたは座標
を指定するためのマウス９１表示画面７ａの全面に配設
され、同じく表示されたデータまたは座標を指で接触す
ることにより指定するタッチパネル１０等が接続されて
いる。

さらに、前記ＣＲＴ表示器７には、表示画面７ａに表示
されたデータの表示位置を連続的に移動させるための複
数方向を向いた移動キー１１゜および同じく表示された
データの表示位置を連続的に移動させるジョイステック
１２等が設けられている。この移動キー１１およびジョ
イステック１２によってＣＲＴ表示器７に表示されてい
るデータがスクロール表示される。

また、前記ＣＲＴ表示器７の表示画面７ａ内には、第２
図に示すように、表示画面７ａの左下に所定面積を有し
たウィンド１３が形成されている。

そして、表示画面７ａ全体を覆うガラスカバーの前記ウ
ィンド１３に対抗する領域に前述したタッチパメル１０
が嵌込みされている。

第１図において、マイクロコンピュータで構成された制
御部５内には、ＣＲＴ表示器７の表示画面７ａに表示す
るデータを制御する画面表示プログラム１４およびウィ
ンド１３に表示するデータを制御するガイド表示プログ
ラム１５が記憶されており、また、入力ポートロを介し
て入力されたデータを操作者が見易い表示形態に変換す
るための各種データを記憶する画像データメモリ１６゜
入力ポートロを介してプラントから入力された各データ
を表示形態に直した状態で記憶する大画面バッファ１７
、この大画面バッファ１７に記憶された全部のデータの
うち実際にＣＲＴ表示器７に表示すべき領域に属するデ
ータを記憶する表示画面バッファ１８、表示画面７ａ内
に形成された前記ウィンド１３に表示するデータを記憶
するガイド表示バッファ１９等の記憶領域が形成されて
いる。

　０ 前記画面データメモリ１６内には、入力した各データを
表示するための、表示図形情報２表示位置情報１表示信
号情報２表示色情報等が記憶されている。

第２図において、前記ウィンド１３内には、現在ＣＲＴ
表示器７の表示画面７ａに表示されているデータが前記
大画面バッファ１７全体のうちでどの場所に位置してい
るかを示す領域２０が例えば斜線で表°示される。さら
に、入力されたデータに異常を示す警報データが存在す
れば、該当データの座標が警報座標マーク２１として表
示される。

このようなプラント監視装置において、制御部５は予め
定められた一定周期毎に入力ポートロへ入力されている
各データを読取って、画像データメモリ１６に記憶され
ている各情報を用いて、操作者が見易い表示形態に変換
して、大画面バッファ１７に格納する。したがって、大
画面バッファ１７の各データは一定周期で常時最新のデ
ータに書替えられる。

このような状態において、前記制御部５は第３１ 図の流れ図に従って画面表示処理を実行するように前記
画面表示プログラム１４にて制御される。

すなわち、流れ図が開始されると、Ｓｌにて大画面バッ
ファ１７内に、表示画面バッファ１８に書込むべきデー
タの属する初期領域を設定する。

すると、大画面バッファ１７内の各データのうち、前記
初期領域に含まれる各データが表示画面バッファ１８内
に自動的に書込まれる。そして、データが書込まれた表
示画面バッファ１８の各データをＣＲ７表示器７に表示
する。

次に、Ｓ２にて、表示画面バッファ１８内に書込まれた
データにプラントの異常を示す警報ブタが存在するか否
かを調べる。警報データが存在すれば、Ｓ４へ進み、大
画面バッファ１７内における警報データの座標（ＸＡ、
ＹＡ）を検出する。

そして、その座標（ＸＡ、ＹＡ）を中心として表示画面
バッファ１８内に書込むデータの領域を設定して、その
領域内の各データを表示画面バッファ１８に書込む。そ
して、新たに表示画面バッファ１８に設定された各デー
タをＣＲ７表示器７に２ 送出する。しかして、表示画面７ａには警告データが画
面の中心に位置するフォーマットに画面変更（リフレッ
シュ）される。

そして、Ｓ５へ進み前記ガイド表示プログラム１５に基
づくガイド表示処理を起動する。なお、Ｓ３にて、表示
画面バッファ１８内に警報データが含まれない場合は、
表示画面７ａの表示データを変更する必要がないので直
ちにＳ５へ進み、ガイド表示処理を起動する。

ガイド表示処理は第４図の流れ図に従って実行される。

流れ図が開始されると、先ず、Ｓ６にて、大画面バッフ
ァ１７内における表示画面バッファ１８の領域２０を大
画面バッファ１７の全領域に対する相対位置でガイド表
示バッファ１９内に書込む。

そして、領域２０が書込まれたガイド表示バッファ１９
を表示画面バッファ１８内へ書込むと、第２図に示すよ
うに、表示画面７のウィンド１３内に斜線で示す領域２
０が表示される。

次に、Ｓ７にて、大画面バッファ１７内に警報３ データが存在するか否かを調べる。そして、Ｓ８にて警
報データが存在すれば、Ｓ９にて警報ブタの座標（ＸＡ
、ＹＡ）を検出する。そして、該当座標の位置を示す警
報座標マークの表示データを作成し、ガイド表示バッフ
ァ１９内の該当座標（ＸＡ、ＹＡ）位置に前記警報デー
タが存在することを示す警報座標マークを書込む。そし
て、ガイド表示バッファ１９のデータを表示画面バッフ
ァ１８へ書込めば、ウィンド１３内の表示データが変更
（リフレッシュ）され、第２図に示すように、表示画面
７ａのウィンド１３内の警報データが発生した位置に警
報座標マーク２１が表示される。そして、ＳＩＯにて微
小時間経過後に８６へ戻る。

なお、Ｓ９にて大画面バッファ１７内に警報データが存
在しなければ、そのまま３１０にて微小時間経過後に８
６へ戻る。

次に第３図に戻り、Ｓ５にて前述したガイド表示処理動
作の起動処理が終了すると、Ｓ１１にて表示終了キーが
キー操作されていないことを確認４ すると、Ｓ１２へ進み、前述したキーボード８゜マウス
９およびタッチパネル１０の各入力装置から入力される
操作指令データを読取る。そして、その操作指令データ
にウィンド１３内の特定座標（Ｘｏ、Ｙｏ）を指定した
操作指令データが存在すれば、該当座標（Ｘｏ、Ｙｏ）
を中心として前記大画面バッファ１７内に領域を設定し
て、その領域内の各データを表示画面バッファ１８内に
書込む。そして、新たに表示画面バッファ１８に設定さ
れた各データをＣＲ７表示器７に送出する。

しかして、表示画面７ａは指定された座標（Ｘｏ。

Ｙｏ）が画面の中心に位置するフォーマットに画面変更
（リフレッシュ）される。そして、Ｓ１２にて、微笑時
間が経過すると８２へ戻り、表示画面バッファ１８内に
警報データが入力したか否かを調べる。前記各入力装置
８〜１０にて座標の入力操作がなければ、表示画面７ａ
に現在表示されているデータの位置を変更する必要がな
いので、５１２にて、微笑時間が経過すると８２へ戻る
。

また、Ｓｌｌにて表示終了キーがキー操作され５ れば、第４図に示すガイド表示処理動作を停止させ、続
いてＣＲ７表示器７の表示を消灯する。

なお、移動キー１１およびジョイステック１２の操作に
よるデータのスクロール表示処理は従来から周知である
のでこの実施例の説明では省略している。

このように構成されたプラント監視装置であれば、第２
図に示すように、ＣＲ７表示器７の表示画面７ａの一部
に設けられたウィンド１３内に、現在表示画面７ａに表
示されている各データが大画面バッファ１７内のどの位
置に属するのかを示す領域２０が相対位置で表示される
。したがって、操作者は現在表示されているデータがプ
ラントから送出される全データのうちのどの位置に属す
るのかが即座に判断できる。

また、ウィンド１３内には結果的に大画面バッファ１７
の全座標情報が２次元的に表示されるので、キーボード
８．マウス９．タッチパネル１０等を用いて操作者が表
示したいデータの座標を指定すると、該当座標を中心と
するデータが即座に６ ＣＲ７表示器７の表示画面７ａに表示される。したがっ
て、スクロール手法しか備わっていなかった従来のプラ
ント監視装置に比較して、操作者が監視したいデータを
即座に表示画面７ａ上へ表示させることができる。よっ
て、操作能率を大幅に向上できる。

さらに、プラントから送出されるデータに異常を示す警
報データが発生すると、その警報データの座標位置が警
報座標マーク２１としウィンド１３内に表示される。よ
って、操作者は、警報データの発生位置を即座に把握で
きる。さらに、前述したキーボード８．マウス９．タッ
チパネル１０等を用いて警報座標マーク２１位置の座標
を指定すれば、即座に警報データがＣＲ７表示器７の表
示画面７ａの中心位置に表示される。したがって、異常
発生時における原因究明およびその対策を短時間で実行
できる。

さらに、ＣＲ７表示器７に現在表示中のデータに警報デ
ータが生じた場合には、その警報データが自動的に表示
画面の中心位置に移動するような　７ 画面に移行する。したがって、警報データのみならず、
その周囲のデータも即座に把握できるので、前述した原
因究明およびその対策をより効果的に推進することがで
きる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のプラント監視装置によれば
、表示画面にウィンドを設け、そのウィンド内に表示デ
ータの大画面バッファにおける座標情報および警報デー
タの座標を表示するようにしている。したがって、現在
表示されているデータが大画面バッファ内のどの位置の
データであるかが即座に把握できる。また、警報データ
の座標情報もウィンド内に表示しているので、警報デー
タに対しても即座に対処でき、さらに、必要とするデー
タを即座に表示画面に呼出すことができ、もって操作性
を大幅に向上できる。

また、警報データが自動的に中央位置に表示されれるの
で、警報データに対する対策をより能率的に実施できる
。

　８

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明のプラント監視装置を示すも
のであり、第１図は全体を示す模式図、第２図はＣＲＴ
表示器の表示画面とウィンドとの関係を示す図、第３図
および第４図は動作を示す流れ図であり、第５図は一般
的な大画面バッファと表示画面バッファとの関係を示す
図である。 ５・・・制御部、６・・・入力ポート、７・・・ＣＲＴ
表示器、７ａ・・・表示画面、８・・・キーボード、９
・・・マウス、１０・・・タッチパネル、１３・・・ウ
ィンド、１４・・・画面表示プログラム、１５・・・ガ
イド表示プログラム、１７・・・大画面バッファ、１゛
８・・・表示画面バッファ、１９・・・ガイド表示バッ
ファ、２０・・・領域、２１・・・警報座標マーク。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）各種データを表示するＣＲＴ表示器と、このＣＲ
   Ｔ表示器の表示画面内の一部に設けられたウインドと、
   プラントから入力される各データを表示形態で記憶する
   大画面バッファと、この大画面バッファに記憶されたデ
   ータのうちの前記ＣＲＴ表示器に表示すべき領域に属す
   るデータを記憶する表示画面バッファと、前記大画面バ
   ッファ内における前記ＣＲＴ表示器に表示するデータの
   領域を外部操作に応じて順次移動させていくスクロール
   表示手段とを有するプラント監視装置において、前記大
   画面バッファ内における前記ＣＲＴ表示器に表示されて
   いる領域を前記ウインドに表示する領域表示手段と、前
   記プラントから警報データが入力したとき該警報データ
   の座標を前記ウインド内に表示する警報座標表示手段と
   、外部操作よって前記ウインド内の特定座標が指定され
   たときこの特定座標を中心に前記表示画面バッファに記
   憶するデータの領域を設定する表示画面切換手段とを備
   えたプラント監視装置。
2. （２）前記プラントから入力した警報データの座標が前
   記表示画面バッファ内に含まれるとき該警報データの座
   標を中心に前記表示画面バッファに記憶するデータの領
   域を設定する警報データ表示手段を備えた請求項１記載
   のプラント監視装置。