JPH0315862Y2 - - Google Patents

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JPH0315862Y2
JPH0315862Y2 JP10232885U JP10232885U JPH0315862Y2 JP H0315862 Y2 JPH0315862 Y2 JP H0315862Y2 JP 10232885 U JP10232885 U JP 10232885U JP 10232885 U JP10232885 U JP 10232885U JP H0315862 Y2 JPH0315862 Y2 JP H0315862Y2
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JP
Japan
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spring
pedal
lever
clutch
recess
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JP10232885U
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JPS629737U (ja
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  • Springs (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、農用トラクタ等の車両に使用される
クラツチ踏力軽減装置に関する。
(従来の技術) この種クラツチ踏力軽減装置として、例えば、
実開昭56−139026号(実願昭55−37690号)公報
に記載のものが公知である。
この従来のものは、クラツチペダルをペダル軸
により枢支し、該クラツチペダルの踏込みにより
クラツチを切断するようにしたものにおいて、ク
ラツチペダルに連動してペダル軸廻りに揺動する
レバーを設け、このレバーの揺動範囲の中途部に
バネ受を設け、バネ受とレバーとの間に、バネ受
とペダル軸とを結ぶ線分を境にクラツチペダルを
戻し方向側と踏込方向側とに切換付勢するように
バネを介装したものであつた。そして、このバネ
は、一端をレバーに枢支され、他端をバネ受に挿
通されたロツドに套嵌されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来のものは、レバーにロツドを枢着し、
そのロツドの先端をバネ受に挿入すると共に、該
ロツドにバネを套嵌するものであるから、その構
造が複雑であり、また組立・分解が極めて困難で
あつた。即ち、分解するにはバネ受、又はロツド
を取り外さなければならなかつた。
そこで、本願出願人は、実願昭59−76153号明
細書において、上記問題点を解決し得る新規なク
ラツチ踏力軽減装置を提案した。本考案は、この
先の出願に係るクラツチ踏力軽減装置の改良であ
る。
即ち、先の出願のものは、バネ受とレバー間に
コロを介して圧縮スプリングを単に挟持するもの
であつたから、分解時等にバネが外れて勢いよく
飛び出すという問題があつた。
そこで、本考案は、分解時においてバネの飛散
を防止したクラツチ踏力軽減装置を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の特徴とするところはペダル軸13回り
に揺動自在なペダル9を踏込むことによりクラツ
チ8を切断するようにしたものにおいて、ペダル
軸13からその径方向に所定距離離れた固定側に
バネ受け18が設けられ、該バネ受18の先端に
半円状の凹部20が形成され、該凹部20とペダ
ル軸心とを結ぶ直線Bを越えて移動するレバー1
0がペダル9のペダル軸ボス部14に突設され、
該レバー10の先端に前記バネ受け18の凹部2
0に対面する凹部19が形成され、この両凹部1
9,20間に圧縮コイルバネ23が介在され、該
圧縮コイルバネ23の両端部はそのコイルバネの
直径線上に重なるよう折曲げられ、該折曲げ端2
8に周溝24.25を介して両端に鍔24A,2
5Aを有するコロ21,22が套嵌され、該コロ
21,22の周溝24,25が前記両凹部19,
20にそれぞれ嵌合すると共に、バネ受18又は
レバー10の少なくとも一方とコイルバネ23の
折曲げ端28とは、コロ21.22の鍔24A.
25Aに套嵌された連結部材29を介して離脱不
能に取付けられている点にある。
(実施例) 以下、図示の実施例について詳述すると、第4
図において、1はトラクタ車体で、前輪2び後輪
3を有する。4はボンネツト、5はハンドル、6
は運転席、7はステツプである。トラクタ車体1
の内部には、エンジンからの動力を変速装置に伝
達するクラツチ8が介装されている。クラツチ8
は接続時にバネ圧でクラツチ板を挟持しかつ切断
時にバネ圧に抗して挟持を解除するようにしたも
のであつて、クラツチペダル9の踏込み操作によ
りレバー10、クラツチロツド11、レバー1
2、レバー軸13等を介して切断し得るようにな
つている。クラツチペダル9びレバー10は第1
図乃至第3図に示すようにペダル軸13に套嵌さ
れたボス部ボス部14に固設され、またペダル軸
13は取付板15を介してトラクタ車体1に装着
されている。レバー10はボス部14に上方に突
出するように固定されてており、その中途部にク
ラツチロツド11が連結され、また上端部に可動
バネ受16がボルト17により固定されている。
取付板15には可動バネ受16に対向して固定バ
ネ受18が設けられている。可動バネ受16と固
定バネ受18との対向端部には半円状の凹部1
9,20が形成されており、その凹部19,20
に係合するコロ21,22を介して圧縮のコイル
バネ23が両者間に介在されている。固定バネ受
18はレバー10の揺動範囲Aの中間部に位置し
て設けられており、固定バネ受18の凹部20と
ペダル軸13の軸心とを結ぶ線分Bを境にして可
動バネ受16がこれよりも戻り位置C側にある時
には戻し方向aへ、クラツチ切断位置D側にある
時には踏力方向bへと夫々クラツチペダル9を切
換付勢するようにコイルバネ23が組み込まれて
いる。コロ21,22は外周に係合用の周溝2
4,25を有し、この周溝24,25を介して両
端に鍔24A,25Aを有すると共に、中心部に
横方向の通孔26,27を有するものであつて、
その通孔26,27にコイルバネ23の各端部が
挿入されている。
即ち、コイルバネ23の各端部はコイルバネ2
3の直径線上に重なるよう折曲げられており、こ
の折曲げ端28にコロ21,22の通孔26,2
7が挿脱自在に套嵌されている。このように套嵌
されたコロ21,22は、その周囲をコイルバネ
23で囲まれることになり、折り曲げ端28から
の離脱が防止されている。更に、本実施例では前
記可動バネ受16側のコロ21の鍔24Aに、連
結部材29が套嵌され、該連結部材29はボルト
30を介して可動バネ受16に固定されている。
この場合、第3図で示す如く折曲げ端28の端面
28A側の鍔24Aに連結部材29の孔29Aを
套嵌することが望ましい。
上記構成において、通常、クラツチペダル9は
バネ23によつて戻し方向aに付勢され、図外の
ストツパーに接当して戻し位置cに保持されてい
る。そこで、クラツチ8を切断すべくクラツチペ
ダル9を踏込むと、レバー10がペダル軸13廻
りに一体的にb矢示方向へと回動する。そして、
可動バネ受16が線分Bをこえるまでの間は、バ
ネ23を圧縮しながらそれに抗して踏込むことに
なるため、踏Bをこえると、バネ23が戻し方向
aから踏込方向bに切換わるため、そのバネ圧ク
ラツチペダル9に対して踏込方向bに作用する。
従つて、クラツチペダル9の踏込みに伴つてクラ
ツチ8側のバネ圧は次第に増大する傾向にある
が、バネ23の作用方向が途中から変わることに
より、クラツチペダル9に対する踏力をそれだけ
軽減することができる。
クラツチペダル9に対する踏力を解除すれば、
クラツチ8側のバネによつてクラツチペダル9は
バネ23に抗しながら線分Bをこえる位置まで戻
されて行き、その後はバネ23で戻し位置Cに戻
される。
上記実施例は、レバー10がボス14から上方
に突出した場合を示すが、レバー10が下方にあ
る場合には、ペダル9に別にレバーを設け、これ
に可動バネ受を取付ければ良い。
またレバー10と可動バネ受16とは一体でも
良い。
第5図に示すものは、本考案の他の付加例であ
り、固定バネ受18に連結部材31を溶接し、一
方、コロ22を延長して係止部32を形成し、そ
の係止部32の先端を前記連結部材31に挿通
し、係止部32の突出端に割ピン33を差し込ん
だものである。
尚、本考案は、上記各実施例に限定されるもの
ではない。
例えば、連結部材29を固定バネ受18に取付
け、該連結部材29をコロ22の鍔25Aに套嵌
したものでもよい。
(考案の効果) 本考案は、従来のものに比べその構造が簡単で
あり低コストで生産できると共に、連結部材を介
してバネの離脱を防止しているので、改良型に比
べ、バネの飛散を防止されるので、特に、連結部
材はコロの鍔に套嵌したから、分解作業が容易と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部側面図、第
2図は同背面図、第3図は同断面図、第4図はト
ラクタの側面図、第5図は本考案の付加例を示す
要部背面図である。 9……ペダル、10……レバー、13……ペダ
ル軸、14……ボス部、18……バネ受、19,
20……凹部、21,22……コロ、23……コ
イルバネ、24,25……周溝、24A,25A
……鍔、28……折り曲げ端、29……連結部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ペダル軸13回りに揺動自在なペダル9を踏込
    むことによりクラツチ8を切断するようにしたも
    のにおいて、 ペダル軸13からその径方向に所定距離離れた
    固定側にバネ受18が設けられ、該バネ受18の
    先端に半円状の凹部20が形成され、該凹部20
    とペダル軸心とを結ぶ直線Bを越えて移動するレ
    バー10がペダル9のペダル軸ボス部14に突設
    され、該レバー10の先端に前記バネ受18の凹
    部20に対面する凹部19が形成され、この両凹
    部19,20間に圧縮コイルバネ23が介在さ
    れ、該圧縮コイルバネ23の両端部はそのコイル
    バネの直径線上に重なるよう折曲げられ、該折曲
    げ端28に周溝24,25を介して両端に鍔24
    A,25Aを有するコロ21,22が套嵌され、
    該コロ21,22の周溝24,25が前記両凹部
    19,20にそれぞれ嵌合すると共に、バネ受1
    8又はレバー10の少なくとも一方とコイルバネ
    23の折曲げ端28とは、コロ21,22の鍔2
    4A.25Aに套嵌された連結部材29を介して
    離脱不能に取付けられていることを特徴とするク
    ラツチ踏力軽減装置。
JP10232885U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0315862Y2 (ja)

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JP10232885U JPH0315862Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JPS629737U JPS629737U (ja) 1987-01-21
JPH0315862Y2 true JPH0315862Y2 (ja) 1991-04-05

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