JPH0315848Y2 - - Google Patents

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JPH0315848Y2
JPH0315848Y2 JP1986124192U JP12419286U JPH0315848Y2 JP H0315848 Y2 JPH0315848 Y2 JP H0315848Y2 JP 1986124192 U JP1986124192 U JP 1986124192U JP 12419286 U JP12419286 U JP 12419286U JP H0315848 Y2 JPH0315848 Y2 JP H0315848Y2
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rod
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はピン状止め部材、特に板状材の孔に嵌
合保持されるピン状止め部材に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より、多層ダンボールあるいは木製容器の
組立て等に各種止め部材が使用されており、この
止め部材により2枚あるいはそれ以上の板状材を
粘着テープあるいは止め金具等を用いずに密着固
定させることを行つていた。また、溶接等の最終
的接着に先立ち仮止めを行う工業用フアスナーと
しても用途が拡大しており、安価で使用性の良い
止め部材が期待されている。従来、このような止
め部材としては、第3図に示すようなものが公知
である。
同図において、止め部材10は、円形頭部12
と、該円形頭部より下方に突出した屈曲可能な足
部14a,14bと、該足部14a,14b下部
に固定されたストツパ部16とからなる。
そして、第4図Aに示すように、該止め部材1
0の足部14を、ダンボール板18,20に設け
られた開口22に挿入する。
次に、同図Bに示すようにストツパ部16を円
形頭部12方向に押し上げると、前記足部14は
その略中央部より屈曲する。
この結果、ストツパ部16上面に設けられたス
トツプロツド24の先端が、前記円形頭部12下
部に設けられ中心方向に突出したロツド嵌合部2
6a,26bに嵌合・保持される。
以上のようにして、ダンボール板18,20は
止め部材10により密着保持されることとなる。
ところが、このような止め部材は、容易に板状
材を保持固定することができるという点では極め
て優れたものであるが、一方で該板状材の両面よ
り操作しなければならないという問題点があつ
た。
すなわち、第4図Aに示すように、止め部材1
0の足部14を開口22に挿入するときには、ダ
ンボール板18方向から操作する必要がある。
これに対し、ストツパ部16を押し付けるとき
には、ダンボール板20方向から操作する必要が
ある。
従つて、このような止め部材は板状材の両面よ
り操作できる場合にのみ使用可能なものであつ
た。
このため、更に改良された止め部材として第5
図に示すようなものが知られており、前記第3図
と対応する部分には同一符号を付して説明を省略
する。
図示例において、止め部材10は円筒状基部3
0と、該円筒状基部30の一端に設けられ外周方
向に屈曲自在なL字型足部14a,14bと、該
円筒状基部30に嵌入されるストツパ16とから
なる。
そして、ダンボール板18,20に設けられた
開口22に基部30を足部14a,14bより挿
入し、この後ストツパ16を基部30の中に嵌入
させると、該ストツパ16により足部14a,1
4bが外周方向に開き、第5図Bに示すようにダ
ンボール板18,20が密着固定される。
以上のように構成された止め部材によれば、板
状材の1面方向よりの操作により操作可能となる
という利点を有する。
[考案が解決しようとする問題点] 従来技術の問題点 ところが、このような従来用いられていた止め
部材では、該止め部材を使用する板状材の厚さが
変更不可能であるという問題点があつた。
すなわち、前記第3図に示したような止め部材
によれば、該止め部材10の円形頭部12裏面よ
りロツド嵌合部26までの距離が、ダンボール板
18,20の厚さと一致しなければならず、ダン
ボール板18,20の方が厚い場合には使用不可
能となり、薄い場合にはがたついてしまうもので
ある。
この問題点は、第5図に示した止め部材におい
ても同様に生じるものであり、第5図Bに示す板
厚Xは変更不能であつた。
また、第5図に示す止め部材にあつては、確か
に板状材の一方向から操作可能であるという点で
は大きな利点を有するものであるが、反面、基部
30を円筒状に形成し、該円筒内にストツパ16
を嵌入できるように構成しなければならず、この
ためダンボール板18,20に形成される開口2
2の径はかなり大きなものとなつてしまう。
従つて、例えば溶接等の最終的な接着に先立つ
た仮止めに用いるのには不適当なものであつた。
考案の目的 本考案は前述した従来技術の問題点に鑑みなさ
れたものであり、その目的は板状材の厚さ変更に
対応可能で、しかも板状材の一面より操作可能で
ある使用性に優れた止め部材を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案にかかる止
め部材は、一端が尖状に形成され他端が傘状に拡
開された傘状頭部と、該傘状頭部の内面中央から
前記他端側に向けて突出伸張しその軸方向にリン
グ状係止部が複数個鋸歯状に連続形成されたロツ
ド状足部と、を有し、前記尖状端から板状材に挿
入されるピンと、該ピンのリング状係止部を係合
する係止受部が内周に形成されてなり、前記ピン
の後端から該ピンへ嵌合挿入される中空のストツ
パと、を備え、前記ピンのロツド状足部の傘状頭
部対応部分は、ピンが板状材に挿入されたときに
前記拡開部分の径が縮小して折り込まれるよう他
のロツド状足部よりも細い径に設定され、前記ピ
ン及びストツパが可撓性部材で形成されているこ
とを特徴とする。
[作用] 本考案にかかるピン状止め部材は、前述した構
成を有するので、板状材に設けられた小孔に傘状
頭部の尖状端を嵌合し押入すると、傘状部分は可
撓性部材で形成されているので容易に内側方向に
折曲げられ、該小孔を貫通する。
そして、小孔を貫通すると、傘状頭部の傘部分
は拡開し、ピンが逆方向に抜け出すことを防止す
る。
この状態で、該ピンのロツド状足部にストツパ
を嵌合・係止する。
ここで、ピンは板状材の一方向から押入し、更
に同一板面方向よりストツパを嵌合するので、止
め部材の操作は板状材の一方向のみから行うこと
ができる。
また、板状材の開口に挿入されるピンは、その
内部にストツパ等を嵌入させる必要がないため、
細く形成することができ、さらには板状材に形成
する開口の径を小さくすることができる。
更に、ストツパは前記ロツド状足部の任意位置
に係止可能に形成されているので、板状材の厚さ
はロツド状足部の長さに応じて任意に変更可能で
ある。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第1図には、本考案の適用されたピン状止め部
材の好適な一実施例が示されている。
本実施例において、ピン状止め部材は、同図A
に示すピン100,及び同図Bに示すストツパ1
50よりなり、プラスチツク等の可撓性部材から
形成されている。
本実施例において、ピン100は一端が尖状に
形成され他端が傘状に拡開形成された傘状頭部1
02と、前記傘状頭部102の拡開部分より後方
に突出したロツド状足部104よりなる。前記傘
状頭部102にはその先端に略円錐形の先端部1
06が形成され、該先端部106の外周はロツド
状足部104の外周径とほぼ同一に形成されてい
る。
また、傘状頭部102は円錐状に形成され、そ
の内部が中空である。該中空部分の中心部より、
ロツド状足部104が突出し、その後部には鋸刃
状に突出したリング型係止部108が多数整列形
成されている。
また、該ロツド状足部104の傘状頭部102
の対応部分110は、係止部108形成部分より
も細く構成されている。
一方、同図Bには示すストツパ150は、側面
臼型状に形成され、その内部は中空であり、前記
ピン100の嵌入孔152を構成する。該嵌入孔
152の内壁には前記リング型係止部108の形
状に合わせた内面形状を有した係止受け部154
が形成され、該係止受け部154はその一端15
4aによつてストツパ152内面に支持されてい
る。このため、係止受け部154は外周方向に拡
開可能である。
本実施例にかかるピン状止め部材は以上の様に
構成されており、次に第2図に基づきその作用に
ついて説明する。
まず本実施例にかかるピン状止め部材を使用す
る場合には、ピン100の先端部106を、板状
材としてのダンボール板18,20の開口22に
嵌入する。
ここで、該先端部106の外周径はロツド状足
部の外周径と同一に形成されており、該ピン10
0に適合する開口か否かが確認され、更に該先端
部106の側面106aによつてピン100が開
口20に位置決め保持される。
この状態で、使用者はロツド状足部104の後
端部分104aを押圧乃至木槌等で叩くことによ
りピン100を開口22に貫通する。
ここで、傘状頭部102は、中空に形成されて
おり、しかもロツド状足部104の頭部対応部分
110は前記先端部108の外周径よりも小さく
形成されているため、該部分に傘状頭部の傘部分
が折り込まれ、傘状頭部102外形よりも小さな
径の開口22を貫通することが可能となる。
そして、該傘状頭部102が開口22を貫通す
ると、該傘部分は再度拡開し、ピン102の抜け
落ちを防ぐ。
ここで、傘状頭部102は円錐状に切れ目無く
形成されているため、一度開口に貫通されてしま
えばピン100の抜けに対する対抗力は極めて高
い。
以上のようにして開口22に挿通されたピン1
02のロツド状足部104には、前記ストツパ1
50が嵌入される。
すなわち、ストツパ150の係止受け部154
に形成された鋸刃状の係止部は、ロツド状足部1
04のリング型係止部108と係合するが、スト
ツパ150をロツド状足部104に押し入れると
きには、各係止部と係止受部のそれぞれの斜面部
分が対応し、しかも係止受け部154は外周方向
に拡開が可能であるので、その押入操作が容易で
ある。
また、前記リング状係止部108は、多数整列
して形成されており、該ストツパ150は任意位
置で係止されることとなり、ダンボール板18,
20の厚さ変更に対しても適切に対応することが
可能である。
一方、ストツパ150をピン100より引き抜
く方向に力を加えると、前記傘状頭部102はピ
ン100の抜け落ちを防止し、ストツパ150は
リング状係止部108及び係止受け部154の水
平面により支持されるため、極めて強度が高くな
る。
なお、本実施例においては、ピン100のロツ
ド状足部にはリング型係止部を形成したが、例え
ばねじ込み式にする等他の係止方法によることも
可能である。
また、本考案にかかるピン状止め部材は、板状
材の一面より操作可能であり、しかも大きな開口
を設ける必要はないので、例えばスレート屋根の
固定、壁への板張等に使用することも好適であ
る。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係るピン状止め
部材によれば、傘状頭部とロツド状足部を有する
ピンにストツパを任意位置で係止させることとし
たので、板状材の一面からの操作が可能となり、
しかも板状材に形成する開口を必要以上に大きく
形成する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかるピン状止め
部材の説明図、第2図は第1図で示したピン状止
め部材の使用状態を示す説明図、第3図は従来の
止め部材の説明図、第4図は第3図に示した止め
部材の使用状態の説明図、第5図は従来の他の止
め部材の説明図である。 100……ピン、102……傘状頭部、104
……ロツド状足部、108……リング状係止部、
150……ストツパ、154……係止受け部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端が尖状に形成され他端が傘状に拡開され
    た傘状頭部と、該傘状頭部の内面中央から前記
    他端側に向けて突出伸張しその軸方向にリング
    状係止部が複数個鋸歯状に連続形成されたロツ
    ド状足部と、を有し、前記尖状端から板状材に
    挿入されるピンと、 該ピンのリング状係止部を係合する係止受部
    が内周に形成されてなり、前記ピンの後端から
    該ピンへ嵌合挿入される中空のストツパと、を
    備え、 前記ピンのロツド状足部の傘状頭部対応部分
    は、ピンが板状材に挿入されたときに前記拡開
    部分の径が縮小して折り込まれるよう他のロツ
    ド状足部よりも細い径に設定され、 前記ピン及びストツパが可撓性部材で形成さ
    れていることを特徴とするピン状止め部材。 (2) 実用新案登録請求の範囲1に記載のピン状止
    め部材において、前記傘状頭部先端にはロツド
    状側部と同等の外形を有する円錘型先端部が形
    成されていることを特徴とするピン状止め部
    材。
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