JPH03157Y2 - - Google Patents

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JPH03157Y2
JPH03157Y2 JP10609284U JP10609284U JPH03157Y2 JP H03157 Y2 JPH03157 Y2 JP H03157Y2 JP 10609284 U JP10609284 U JP 10609284U JP 10609284 U JP10609284 U JP 10609284U JP H03157 Y2 JPH03157 Y2 JP H03157Y2
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JP10609284U
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は二輪車などの車両用シート(座席)の
表皮部材、詳しくはクツシヨン体、フレーム等に
表皮部材を固定するため、吊込部材を裏面に一体
に設けてある車両用シートの表皮部材の改良に関
するものである。
従来の二輪車(オートバイ)におけるシートの
表皮部材は、表皮、発泡体製ワデイング、ワデイ
ングカバーからなる積層体を平面格子状に加熱し
て格子状の融着部を形成し、その表面に、格子状
の凹溝を設けているため重厚な感じを与え外観が
良い。ところで、この表皮部材はその裏面を構成
するワデイングカバーは、その融着部に沿つて直
線状に帯状の吊り布を溶着・縫着などの方法によ
つて取着し、この吊布全体を発泡体製のクツシヨ
ン部材内に引き込み、そのクツシヨン部材の底面
若しくはフレームに固定することによつて表皮部
材を張設する構造である。従つて、この表皮部材
は吊布で表面に有する凹溝全体を引き込むため、
各溝の深さが略一定になるが立体感が不足する不
具合がある。そこで、吊布の代りに各凹溝の交差
部に表面より裏面方向に脚付ボタンを挿込んで、
その各ボタンを吊込む方法が開示されている。こ
の方法によれば、各溝の交差部が深く吊込まれる
の立体感があり頗る外観が良い。しかし、これ
は、ボタンの脚を挿通する表皮部材の通孔よりシ
ート内部に雨水が浸透する不具合がある。
本考案は斯新な事情に鑑みて考案されたもので
あり、その目的とするところは、表皮、ワデイン
グ、ワデイングカバーの三者を一体に融着する
際、あらかじめワデイングカバーの格子状に加熱
加圧して融着する部分における融着部の交差部に
位置する所に、吊紐の一部を挾着する熱融着性補
強片を載置し、前記三部材を平面格子状に熱融着
して、補強片をX字状にワデイングカバーに吊紐
と共に固定した構造である。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案に係る表皮部材aの一部を示
し、図中10は塩化ビニールなどの熱融着性表
皮、11はウレタンフオームなどの発泡体製ワデ
イング、12は金巾、不織布などからなるワデイ
ングカバー、13は吊紐14をワデイングカバー
12に固定するための補強片を夫々示す。
この補強片13は熱融着性(高周波融着性)を
有する部材で、表皮10、ワデイング11、ワデ
イングカバー12を三部材を平面略格子状に融着
する際に、その融着部における交差部に位置する
ように、高周波溶接機(図示せず)に、三部材1
0,11,12と共に載置する。その際に、補強
片13に吊紐14を挾着した状態で載置する。
この補強片13は、その形状は任意で円形状等
のものでもよいが、その大きさは少なくとも字状
に融着部が形成される程度以上のものとする。
吊紐14は補強片13と共にワデイングカバー
12に熱融着されるものでもよいが、望ましくは
天然繊維などの非融着性の部材からなるものを使
用して、ワデイングカバー12に取付後、吊紐1
4が長さ方向に移動可能になるようにする。斯様
に吊紐14をワデイングカバー12に取付けるこ
とにより、吊紐14によつて表皮部材aを吊込む
際に、吊込み易く、しかも、表皮部材aの吊込個
所の全体を均等に吊込むことができる。
以上の吊紐14は環状に形成され、発泡体製ク
ツシヨン体bの通孔b1内に挿通され、そのクツ
シヨン体bの底面に掛止片b2によつて掛止され
る。
第3図は補強片13′にあらかじめ挿通孔を開
穿し、この挿通孔に吊紐14を通し、これを前記
ワデイングカバー12に当てて、補強片13′を
ワデイングカバー12に前記実施例と同様な方法
によつて高周波で一体に融着する。斯様に、補強
片13′にあらかじめ吊紐14を取付けておくこ
とによつて、吊紐14が補強片13′の所定位置
に確実に取付けることができる。
第4図は本考案に係る表皮部材を使用した二輪
車を示し、第5図はその表皮部材の取付状態を示
し、図中cはフレームを示し、このフレームc上
にクツシヨン体bが載置され、このクツシヨン体
bを被覆する表皮部材aにおける端末はフレーム
cにタツカーなど適宜方法で固定される。
本考案は叙上の如く、補強片はワデイングカバ
ーにX字状に融着されているため、補強片が確実
強固に取付けられ、吊紐によつて引かれても剥離
することがない。また、格子状の融着部における
交差部が吊紐によつて吊込まれるため、表面に立
体感があり、商品価値の高い表皮部材を提供でき
る。また、前記ボタンによる吊込の如く通孔を表
皮部材に開穿する必要がないため、防水性にも優
れ二輪車用シートとしては最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部を示す斜視図、第2図は
第1図における−線に沿える断面図、第3図
は他の実施例における要部の斜視図、第4図は使
用状態を示す斜視図、第5図は第4図における
−線に沿える断面図である。 図中、10は表皮、11はワデイング、12は
ワデイングカバー、13は補強片、14は吊紐を
夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表皮、発泡体製ワデイング、ワデイングカバー
    からなる積層体を平面格子状に加熱加圧して格子
    状の融着部を有する車両用シートの表皮部材にお
    いて、前記ワデイングカバーにおける融着部の交
    差部に、熱融着性補強片が前記融着部によつてX
    字状に融着されると共に、その補強片に吊紐の一
    部が挾着されている車両用シートの表皮部材。
JP10609284U 1984-07-13 1984-07-13 車両用シ−トの表皮部材 Granted JPS6121400U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10609284U JPS6121400U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 車両用シ−トの表皮部材

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JP10609284U JPS6121400U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 車両用シ−トの表皮部材

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Publication Number Publication Date
JPS6121400U JPS6121400U (ja) 1986-02-07
JPH03157Y2 true JPH03157Y2 (ja) 1991-01-07

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ID=30665389

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JP10609284U Granted JPS6121400U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 車両用シ−トの表皮部材

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JPS6121400U (ja) 1986-02-07

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