JPH03157813A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH03157813A JPH03157813A JP29900089A JP29900089A JPH03157813A JP H03157813 A JPH03157813 A JP H03157813A JP 29900089 A JP29900089 A JP 29900089A JP 29900089 A JP29900089 A JP 29900089A JP H03157813 A JPH03157813 A JP H03157813A
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Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、強磁性金属薄膜層を磁気記録層とした磁気
記録媒体に関し、さらに詳しくは、テープ鳴き現象がな
くて、ジッターが充分に低減された前記の磁気記録媒体
に関する。
記録媒体に関し、さらに詳しくは、テープ鳴き現象がな
くて、ジッターが充分に低減された前記の磁気記録媒体
に関する。
強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記録媒体は、
通常、金属もしくはそれらの合金などを真空蒸着、スパ
ッタリング等によって基体フィルム上に被着してつくら
れ、高密度記録に適した特性を有するが、反面、走行中
に磁気ヘッドやガイド部材と接触すると、磁気テープが
振動して、テープ鳴き現象が生じ易いという難点がある
。
通常、金属もしくはそれらの合金などを真空蒸着、スパ
ッタリング等によって基体フィルム上に被着してつくら
れ、高密度記録に適した特性を有するが、反面、走行中
に磁気ヘッドやガイド部材と接触すると、磁気テープが
振動して、テープ鳴き現象が生じ易いという難点がある
。
このため、強磁性金属薄膜層上に各種潤滑剤を被着し、
摩擦係数を小さくしてテープ鳴き現象を抑制することが
従来から行われており、たとえば、フッ素系潤滑剤を強
磁性金属薄膜層上に被覆することが試みられている。(
特公昭60−10368号) 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、フッ素系潤滑剤を強磁性金属薄膜層上に被覆
して、摩擦係数を小さくする方法では、テープ鳴き現象
を抑制できない場合があり、摩擦係数を小さくするだけ
では、未だ、テープ鳴き現象を効果的に抑制することが
できない。
摩擦係数を小さくしてテープ鳴き現象を抑制することが
従来から行われており、たとえば、フッ素系潤滑剤を強
磁性金属薄膜層上に被覆することが試みられている。(
特公昭60−10368号) 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、フッ素系潤滑剤を強磁性金属薄膜層上に被覆
して、摩擦係数を小さくする方法では、テープ鳴き現象
を抑制できない場合があり、摩擦係数を小さくするだけ
では、未だ、テープ鳴き現象を効果的に抑制することが
できない。
この発明はかかる現状に鑑み種々検討を行った結果、テ
ープ鳴き現象は、ビデオデツキのアルミシリンダーにお
ける走行時のスティックスリップが原因で生じ、スティ
ックスリップを生じさせないためには、摩擦係数の低減
よりも、強磁性金属薄膜層表面の水に対する濡れ性を小
さくする方が有効に作用することことがわかりなされた
もので、強磁性金属薄膜層上に潤滑剤を被着して、強磁
性金属薄膜層上の水に対する前進接触角を100度以上
にし、後退接触角を60度以上にすることによって、テ
ープ鳴き現象を効果的に抑制し、ジッターを充分に低減
させたものである。
ープ鳴き現象は、ビデオデツキのアルミシリンダーにお
ける走行時のスティックスリップが原因で生じ、スティ
ックスリップを生じさせないためには、摩擦係数の低減
よりも、強磁性金属薄膜層表面の水に対する濡れ性を小
さくする方が有効に作用することことがわかりなされた
もので、強磁性金属薄膜層上に潤滑剤を被着して、強磁
性金属薄膜層上の水に対する前進接触角を100度以上
にし、後退接触角を60度以上にすることによって、テ
ープ鳴き現象を効果的に抑制し、ジッターを充分に低減
させたものである。
この発明において、強磁性金属薄膜層上の水に対する濡
れ性は、強磁性金属薄膜層上に水滴を滴下し、この滴下
により形成された1〜3wnφの水滴をモニターテレビ
に拡大して、前進の液滴の高さり、と半径rl、後退の
液滴の高さり、と半径rrを測定し、次式 %式% で求められる前進接触角θ、が100度以上で、後退接
触角θ、が60度以上であることが好ましく、このよう
に強磁性金属薄膜層上の前進接触角θ1および後退接触
角θ、が充分に大きいと、親水性が小さいため、アルミ
シリンダーの親水性表面との親和性が低減され、強磁性
金属薄膜層のハリツキが防止されて、スティックスリッ
プの発生が抑制される。従って、テープ鳴き現象が効果
的に抑制されるとともに、シック−が充分に低減される
。これに対し、前進接触角θ1が100度より小さく、
また後退接触角θ、が60度より小さいと、水に対する
濡れ性が良く、良好な親水性を示すため、ビデオデツキ
のアルミシリンダーの親水性表面との親水性同志の密接
な親和性が増大し、磁気テープ走行時にハリツキが生じ
て、スティックスリップが生じ、テープ鳴き現象が生じ
るとともに、ジッターが増大する。
れ性は、強磁性金属薄膜層上に水滴を滴下し、この滴下
により形成された1〜3wnφの水滴をモニターテレビ
に拡大して、前進の液滴の高さり、と半径rl、後退の
液滴の高さり、と半径rrを測定し、次式 %式% で求められる前進接触角θ、が100度以上で、後退接
触角θ、が60度以上であることが好ましく、このよう
に強磁性金属薄膜層上の前進接触角θ1および後退接触
角θ、が充分に大きいと、親水性が小さいため、アルミ
シリンダーの親水性表面との親和性が低減され、強磁性
金属薄膜層のハリツキが防止されて、スティックスリッ
プの発生が抑制される。従って、テープ鳴き現象が効果
的に抑制されるとともに、シック−が充分に低減される
。これに対し、前進接触角θ1が100度より小さく、
また後退接触角θ、が60度より小さいと、水に対する
濡れ性が良く、良好な親水性を示すため、ビデオデツキ
のアルミシリンダーの親水性表面との親水性同志の密接
な親和性が増大し、磁気テープ走行時にハリツキが生じ
て、スティックスリップが生じ、テープ鳴き現象が生じ
るとともに、ジッターが増大する。
このような、水に対する前進接触角θ1が100度以上
で、後退接触角θ、が60度以上の強磁性金属薄膜層は
、強磁性金属薄膜層上に潤滑剤を被着することによって
調製され、このように強磁性金属薄膜層上の前進接触角
θ、および後退接触角θ、を充分に太き(する潤滑剤と
しては、たとえば、下記の構造式で表されるフッ素系潤
滑剤が好適なものとして使用される。
で、後退接触角θ、が60度以上の強磁性金属薄膜層は
、強磁性金属薄膜層上に潤滑剤を被着することによって
調製され、このように強磁性金属薄膜層上の前進接触角
θ、および後退接触角θ、を充分に太き(する潤滑剤と
しては、たとえば、下記の構造式で表されるフッ素系潤
滑剤が好適なものとして使用される。
HooC−CFzO−(CzF40)m−(CFtO)
n−CFz−COOHCHsooC−CFzO−(Cz
F40)In−(CFzO)n−CFz−COOCH:
+このような構造式で表されるフッ素系潤滑剤は、一般
に使用される適当なフッ素系溶剤、たとえば、昭和電工
社製;フレオン、住人スリーエム社製、FC−77、モ
ンテジソン社製、 ZS−90などに溶解し、溶解によ
って得られた溶液中に強磁性金属薄膜層を浸漬するか、
あるいは上記溶液を強磁性金属薄膜層の表面に塗布もし
くは噴霧するなどの方法で、強磁性金属薄膜層上に被着
され、さらに真空蒸着法によっても強磁性金属薄膜層上
に被着される。また、強磁性金属薄膜層を有する基体の
裏面にバックコート層を設ける場合には、上記方法以外
に、このバックコート層表面に上記溶液を塗布もしくは
噴霧するなどして被着し、巻取りによるバンクコート層
と強磁性金属薄膜層との接触により、潤滑剤を強磁性金
属薄膜層上に転移被着させることもできる。被着量は1
〜10■/ボの範囲内で被着させるのが好ましく、少な
すぎると所期の効果が得られにくく、多すぎると出力低
下やドロ7プアウトの原因になる場合があり得る。
n−CFz−COOHCHsooC−CFzO−(Cz
F40)In−(CFzO)n−CFz−COOCH:
+このような構造式で表されるフッ素系潤滑剤は、一般
に使用される適当なフッ素系溶剤、たとえば、昭和電工
社製;フレオン、住人スリーエム社製、FC−77、モ
ンテジソン社製、 ZS−90などに溶解し、溶解によ
って得られた溶液中に強磁性金属薄膜層を浸漬するか、
あるいは上記溶液を強磁性金属薄膜層の表面に塗布もし
くは噴霧するなどの方法で、強磁性金属薄膜層上に被着
され、さらに真空蒸着法によっても強磁性金属薄膜層上
に被着される。また、強磁性金属薄膜層を有する基体の
裏面にバックコート層を設ける場合には、上記方法以外
に、このバックコート層表面に上記溶液を塗布もしくは
噴霧するなどして被着し、巻取りによるバンクコート層
と強磁性金属薄膜層との接触により、潤滑剤を強磁性金
属薄膜層上に転移被着させることもできる。被着量は1
〜10■/ボの範囲内で被着させるのが好ましく、少な
すぎると所期の効果が得られにくく、多すぎると出力低
下やドロ7プアウトの原因になる場合があり得る。
強磁性金属薄膜層の形成材料としては、Co。
Ni、Fe等の金属、Co−Ni、Co−Cr。
Co−Fe、Co−Fe−Cr、Co−Pt、Co−T
i等の合金など、通常、磁気記録媒体に使用される強磁
性材がいずれも好適なものとして使用され、これらの強
磁性材からなる強磁性金属薄膜層は、真空蒸着、イオン
ブレーティング、スパッタリング、メツキ等の手段によ
って基体上に被着形成される。
i等の合金など、通常、磁気記録媒体に使用される強磁
性材がいずれも好適なものとして使用され、これらの強
磁性材からなる強磁性金属薄膜層は、真空蒸着、イオン
ブレーティング、スパッタリング、メツキ等の手段によ
って基体上に被着形成される。
また、この発明の磁気記録媒体は、強磁性金属薄膜層を
表面に有する基体の裏面に必要に応じてバックコート層
を設けてもよく、このバックコート層は、ベンガラ、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、カーボンブラックなどの
充填剤を、結合剤成分および有機溶剤等とともに混合分
散してバック=5 6 コート要用塗料を調製し、このバックコート層用塗料を
基体の裏面に、塗布、乾燥して形成される。なお、バッ
クコート層用塗料中には、通常使用されている各種添加
剤、たとえば、分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤な
どを適宜に添加使用してもよい。
表面に有する基体の裏面に必要に応じてバックコート層
を設けてもよく、このバックコート層は、ベンガラ、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、カーボンブラックなどの
充填剤を、結合剤成分および有機溶剤等とともに混合分
散してバック=5 6 コート要用塗料を調製し、このバックコート層用塗料を
基体の裏面に、塗布、乾燥して形成される。なお、バッ
クコート層用塗料中には、通常使用されている各種添加
剤、たとえば、分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤な
どを適宜に添加使用してもよい。
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例I
厚さ10μmのポリエステルフィルムを真空蒸着装置に
装填し、コバルトとニッケルの組成比が重量比で80=
20のコバルト−ニッケル合金ヲ加熱蒸発させ、斜め入
射蒸着して、ポリエステルフィルム上に、厚さ2000
人のコバルト−ニッケル合金からなる強磁性金属薄膜層
を形成した。
装填し、コバルトとニッケルの組成比が重量比で80=
20のコバルト−ニッケル合金ヲ加熱蒸発させ、斜め入
射蒸着して、ポリエステルフィルム上に、厚さ2000
人のコバルト−ニッケル合金からなる強磁性金属薄膜層
を形成した。
次いで、このようにして形成された強磁性金属薄膜層上
に、構造式 %式% (但し、m/n=lで、平均分子量は2000である。
に、構造式 %式% (但し、m/n=lで、平均分子量は2000である。
)
で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を塗布、乾燥し
た後、所定の巾に裁断して磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は3.0■/ボであった。
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を塗布、乾燥し
た後、所定の巾に裁断して磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は3.0■/ボであった。
次に、強磁性金属薄膜層を形成したポリエステルフィル
ムの裏面に、下記のバックコート層用塗料を塗布、乾燥
して厚さが1.0μmのバックコート層を形成した。し
かる後、所定の巾に裁断して磁気テープをつくった。
ムの裏面に、下記のバックコート層用塗料を塗布、乾燥
して厚さが1.0μmのバックコート層を形成した。し
かる後、所定の巾に裁断して磁気テープをつくった。
バックコート層用塗料
パルカンXC−72(キサボット300重量部社製、カ
ーボンブラック) VAGH(U、C,C社製、塩化ビ 100〃ニル−酢
酸ビニル−ビニルア ルコール共重合体) N−2301(日本ポリウレタンエ 70〃業社製、
ウレタン樹脂) コロネートしく日本ポリウレタ 30〃ン工業社製、
三官能性低分子 7 =8= 量イソシアネート化合物) ステアリン酸−n−ブチル 5 〃シクロへキサ
ノン 750〃トルエン
750〃実施例2 実施例工におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 (但し、m/n=0.8で、平均分子量は300゜であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は5■/rdであった。
ーボンブラック) VAGH(U、C,C社製、塩化ビ 100〃ニル−酢
酸ビニル−ビニルア ルコール共重合体) N−2301(日本ポリウレタンエ 70〃業社製、
ウレタン樹脂) コロネートしく日本ポリウレタ 30〃ン工業社製、
三官能性低分子 7 =8= 量イソシアネート化合物) ステアリン酸−n−ブチル 5 〃シクロへキサ
ノン 750〃トルエン
750〃実施例2 実施例工におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 (但し、m/n=0.8で、平均分子量は300゜であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は5■/rdであった。
実施例3
実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、m/n=o、1で、平均分子量は2200であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2■/ボであった。
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、m/n=o、1で、平均分子量は2200であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2■/ボであった。
比較例1
実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、下記の構
造式 %式% (但し、m/n=0.7で、平均分子量は220゜であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示される1 〇− フッ素系潤滑剤の被着量は3.5■/イであった。
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、下記の構
造式 %式% (但し、m/n=0.7で、平均分子量は220゜であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示される1 〇− フッ素系潤滑剤の被着量は3.5■/イであった。
比較例2
実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 (但し、m/n=0.8で、平均分子量は3000であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2.5■/ボであった。
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 (但し、m/n=0.8で、平均分子量は3000であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2.5■/ボであった。
比較例3
実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、m/n=0.7で、平均分子量は12500で
ある。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2■/ボであった。
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、m/n=0.7で、平均分子量は12500で
ある。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2■/ボであった。
比較例4
実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、R2は、C,F、、が42重量%、C,F17
が31重量%、C+oFz+が15重量%、C+Z以上
のCo F2no1が10重量%以上の組成割合で構成
されたフン化炭素化合物である。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は3.5■/ボであった。
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、R2は、C,F、、が42重量%、C,F17
が31重量%、C+oFz+が15重量%、C+Z以上
のCo F2no1が10重量%以上の組成割合で構成
されたフン化炭素化合物である。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は3.5■/ボであった。
11−
2
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
強磁性金属薄膜層表面の後退接触角および前進接触角を
測定し、アルミシリンダーに対する摩擦係数、テープ鳴
きおよびジッターを測定した。
強磁性金属薄膜層表面の後退接触角および前進接触角を
測定し、アルミシリンダーに対する摩擦係数、テープ鳴
きおよびジッターを測定した。
後退接触角および前進接触角は、イオン交換水を蒸留し
たものを用い、強磁性金属薄膜層上にこの水滴を滴下し
、この滴下により形成された1〜3mmφの水滴をモニ
ターテレビに拡大して、前進の液滴の高さり、と半径r
8、後退の液滴の高さり、と半径r、を測定し、次式 %式% また、アルミシリンダーに対する摩擦係数、テブ鳴き、
ジッターは、いずれも40°C180%RHの条件下で
測定した。テープ鳴きは8 mm V TRで走行させ
たとき、鳴きの音を聞いてテープ鳴きの有無を評価し、
ジッターは8 mm V T Rで走行させたときのジ
ッターをジッターメーターで測定した。
たものを用い、強磁性金属薄膜層上にこの水滴を滴下し
、この滴下により形成された1〜3mmφの水滴をモニ
ターテレビに拡大して、前進の液滴の高さり、と半径r
8、後退の液滴の高さり、と半径r、を測定し、次式 %式% また、アルミシリンダーに対する摩擦係数、テブ鳴き、
ジッターは、いずれも40°C180%RHの条件下で
測定した。テープ鳴きは8 mm V TRで走行させ
たとき、鳴きの音を聞いてテープ鳴きの有無を評価し、
ジッターは8 mm V T Rで走行させたときのジ
ッターをジッターメーターで測定した。
下記第1表はその結果である。
第1表
〔発明の効果〕
上記第1表から明らかなように、比較例1および2では
摩擦係数が低くてもテープ鳴きが発生しており、このこ
とから従来考えられていたような13− 4− 摩擦係数とテープ鳴き現象とは相関関係が乏しいことが
わかる。また、実施例1ないし3で得られた水との後退
接触角が60度以上で、前進接触角が100度以上の磁
気テープは、摩擦係数の高低に関係なくテープ鳴きの発
生が無くて、ジッターが充分に低減されており、このこ
とからこの発明によれば、テープ鳴き現象がなくて、ジ
ッターが充分に低減された磁気記録媒体が得られること
がわかる。
摩擦係数が低くてもテープ鳴きが発生しており、このこ
とから従来考えられていたような13− 4− 摩擦係数とテープ鳴き現象とは相関関係が乏しいことが
わかる。また、実施例1ないし3で得られた水との後退
接触角が60度以上で、前進接触角が100度以上の磁
気テープは、摩擦係数の高低に関係なくテープ鳴きの発
生が無くて、ジッターが充分に低減されており、このこ
とからこの発明によれば、テープ鳴き現象がなくて、ジ
ッターが充分に低減された磁気記録媒体が得られること
がわかる。
Claims (1)
- 1、基体上に強磁性金属薄膜層を形成し、この強磁性金
属薄膜層上に潤滑剤を被着してなる強磁性金属薄膜層上
の水に対する前進接触角が100度以上で、後退接触角
が60度以上の磁気記録媒体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29900089A JPH03157813A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29900089A JPH03157813A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03157813A true JPH03157813A (ja) | 1991-07-05 |
Family
ID=17866936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29900089A Pending JPH03157813A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03157813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5583285A (en) * | 1994-11-29 | 1996-12-10 | Lucent Technologies Inc. | Method for detecting a coating material on a substrate |
-
1989
- 1989-11-16 JP JP29900089A patent/JPH03157813A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5583285A (en) * | 1994-11-29 | 1996-12-10 | Lucent Technologies Inc. | Method for detecting a coating material on a substrate |
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