JPH03157813A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH03157813A
JPH03157813A JP29900089A JP29900089A JPH03157813A JP H03157813 A JPH03157813 A JP H03157813A JP 29900089 A JP29900089 A JP 29900089A JP 29900089 A JP29900089 A JP 29900089A JP H03157813 A JPH03157813 A JP H03157813A
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JP
Japan
Prior art keywords
thin film
film layer
ferromagnetic metal
metal thin
fluorine
Prior art date
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Pending
Application number
JP29900089A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yasui
安井 正昭
Kenji Sumiya
角谷 賢二
Akira Yano
亮 矢野
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、強磁性金属薄膜層を磁気記録層とした磁気
記録媒体に関し、さらに詳しくは、テープ鳴き現象がな
くて、ジッターが充分に低減された前記の磁気記録媒体
に関する。
〔従来の技術〕
強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記録媒体は、
通常、金属もしくはそれらの合金などを真空蒸着、スパ
ッタリング等によって基体フィルム上に被着してつくら
れ、高密度記録に適した特性を有するが、反面、走行中
に磁気ヘッドやガイド部材と接触すると、磁気テープが
振動して、テープ鳴き現象が生じ易いという難点がある
このため、強磁性金属薄膜層上に各種潤滑剤を被着し、
摩擦係数を小さくしてテープ鳴き現象を抑制することが
従来から行われており、たとえば、フッ素系潤滑剤を強
磁性金属薄膜層上に被覆することが試みられている。(
特公昭60−10368号) 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、フッ素系潤滑剤を強磁性金属薄膜層上に被覆
して、摩擦係数を小さくする方法では、テープ鳴き現象
を抑制できない場合があり、摩擦係数を小さくするだけ
では、未だ、テープ鳴き現象を効果的に抑制することが
できない。
〔課題を解決するための手段〕
この発明はかかる現状に鑑み種々検討を行った結果、テ
ープ鳴き現象は、ビデオデツキのアルミシリンダーにお
ける走行時のスティックスリップが原因で生じ、スティ
ックスリップを生じさせないためには、摩擦係数の低減
よりも、強磁性金属薄膜層表面の水に対する濡れ性を小
さくする方が有効に作用することことがわかりなされた
もので、強磁性金属薄膜層上に潤滑剤を被着して、強磁
性金属薄膜層上の水に対する前進接触角を100度以上
にし、後退接触角を60度以上にすることによって、テ
ープ鳴き現象を効果的に抑制し、ジッターを充分に低減
させたものである。
この発明において、強磁性金属薄膜層上の水に対する濡
れ性は、強磁性金属薄膜層上に水滴を滴下し、この滴下
により形成された1〜3wnφの水滴をモニターテレビ
に拡大して、前進の液滴の高さり、と半径rl、後退の
液滴の高さり、と半径rrを測定し、次式 %式% で求められる前進接触角θ、が100度以上で、後退接
触角θ、が60度以上であることが好ましく、このよう
に強磁性金属薄膜層上の前進接触角θ1および後退接触
角θ、が充分に大きいと、親水性が小さいため、アルミ
シリンダーの親水性表面との親和性が低減され、強磁性
金属薄膜層のハリツキが防止されて、スティックスリッ
プの発生が抑制される。従って、テープ鳴き現象が効果
的に抑制されるとともに、シック−が充分に低減される
。これに対し、前進接触角θ1が100度より小さく、
また後退接触角θ、が60度より小さいと、水に対する
濡れ性が良く、良好な親水性を示すため、ビデオデツキ
のアルミシリンダーの親水性表面との親水性同志の密接
な親和性が増大し、磁気テープ走行時にハリツキが生じ
て、スティックスリップが生じ、テープ鳴き現象が生じ
るとともに、ジッターが増大する。
このような、水に対する前進接触角θ1が100度以上
で、後退接触角θ、が60度以上の強磁性金属薄膜層は
、強磁性金属薄膜層上に潤滑剤を被着することによって
調製され、このように強磁性金属薄膜層上の前進接触角
θ、および後退接触角θ、を充分に太き(する潤滑剤と
しては、たとえば、下記の構造式で表されるフッ素系潤
滑剤が好適なものとして使用される。
HooC−CFzO−(CzF40)m−(CFtO)
n−CFz−COOHCHsooC−CFzO−(Cz
F40)In−(CFzO)n−CFz−COOCH:
+このような構造式で表されるフッ素系潤滑剤は、一般
に使用される適当なフッ素系溶剤、たとえば、昭和電工
社製;フレオン、住人スリーエム社製、FC−77、モ
ンテジソン社製、 ZS−90などに溶解し、溶解によ
って得られた溶液中に強磁性金属薄膜層を浸漬するか、
あるいは上記溶液を強磁性金属薄膜層の表面に塗布もし
くは噴霧するなどの方法で、強磁性金属薄膜層上に被着
され、さらに真空蒸着法によっても強磁性金属薄膜層上
に被着される。また、強磁性金属薄膜層を有する基体の
裏面にバックコート層を設ける場合には、上記方法以外
に、このバックコート層表面に上記溶液を塗布もしくは
噴霧するなどして被着し、巻取りによるバンクコート層
と強磁性金属薄膜層との接触により、潤滑剤を強磁性金
属薄膜層上に転移被着させることもできる。被着量は1
〜10■/ボの範囲内で被着させるのが好ましく、少な
すぎると所期の効果が得られにくく、多すぎると出力低
下やドロ7プアウトの原因になる場合があり得る。
強磁性金属薄膜層の形成材料としては、Co。
Ni、Fe等の金属、Co−Ni、Co−Cr。
Co−Fe、Co−Fe−Cr、Co−Pt、Co−T
i等の合金など、通常、磁気記録媒体に使用される強磁
性材がいずれも好適なものとして使用され、これらの強
磁性材からなる強磁性金属薄膜層は、真空蒸着、イオン
ブレーティング、スパッタリング、メツキ等の手段によ
って基体上に被着形成される。
また、この発明の磁気記録媒体は、強磁性金属薄膜層を
表面に有する基体の裏面に必要に応じてバックコート層
を設けてもよく、このバックコート層は、ベンガラ、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、カーボンブラックなどの
充填剤を、結合剤成分および有機溶剤等とともに混合分
散してバック=5 6 コート要用塗料を調製し、このバックコート層用塗料を
基体の裏面に、塗布、乾燥して形成される。なお、バッ
クコート層用塗料中には、通常使用されている各種添加
剤、たとえば、分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤な
どを適宜に添加使用してもよい。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例I 厚さ10μmのポリエステルフィルムを真空蒸着装置に
装填し、コバルトとニッケルの組成比が重量比で80=
20のコバルト−ニッケル合金ヲ加熱蒸発させ、斜め入
射蒸着して、ポリエステルフィルム上に、厚さ2000
人のコバルト−ニッケル合金からなる強磁性金属薄膜層
を形成した。
次いで、このようにして形成された強磁性金属薄膜層上
に、構造式 %式% (但し、m/n=lで、平均分子量は2000である。
) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を塗布、乾燥し
た後、所定の巾に裁断して磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は3.0■/ボであった。
次に、強磁性金属薄膜層を形成したポリエステルフィル
ムの裏面に、下記のバックコート層用塗料を塗布、乾燥
して厚さが1.0μmのバックコート層を形成した。し
かる後、所定の巾に裁断して磁気テープをつくった。
バックコート層用塗料 パルカンXC−72(キサボット300重量部社製、カ
ーボンブラック) VAGH(U、C,C社製、塩化ビ 100〃ニル−酢
酸ビニル−ビニルア ルコール共重合体) N−2301(日本ポリウレタンエ  70〃業社製、
ウレタン樹脂) コロネートしく日本ポリウレタ  30〃ン工業社製、
三官能性低分子 7 =8= 量イソシアネート化合物) ステアリン酸−n−ブチル    5 〃シクロへキサ
ノン        750〃トルエン       
    750〃実施例2 実施例工におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 (但し、m/n=0.8で、平均分子量は300゜であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は5■/rdであった。
実施例3 実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、m/n=o、1で、平均分子量は2200であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2■/ボであった。
比較例1 実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、下記の構
造式 %式% (但し、m/n=0.7で、平均分子量は220゜であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住人スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示される1 〇− フッ素系潤滑剤の被着量は3.5■/イであった。
比較例2 実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 (但し、m/n=0.8で、平均分子量は3000であ
る。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2.5■/ボであった。
比較例3 実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、m/n=0.7で、平均分子量は12500で
ある。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は2■/ボであった。
比較例4 実施例1におけるフッ素系潤滑剤の被着処理において、
実施例1で使用したフッ素系潤滑剤に代えて、構造式 %式% (但し、R2は、C,F、、が42重量%、C,F17
が31重量%、C+oFz+が15重量%、C+Z以上
のCo F2no1が10重量%以上の組成割合で構成
されたフン化炭素化合物である。) で示されるフッ素系潤滑剤の0.1重量%FC−77(
住友スリーエム社製フッ素系溶剤)溶液を使用した以外
は、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。この
ときの上記の構造式で示されるフッ素系潤滑剤の被着量
は3.5■/ボであった。
11− 2 各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
強磁性金属薄膜層表面の後退接触角および前進接触角を
測定し、アルミシリンダーに対する摩擦係数、テープ鳴
きおよびジッターを測定した。
後退接触角および前進接触角は、イオン交換水を蒸留し
たものを用い、強磁性金属薄膜層上にこの水滴を滴下し
、この滴下により形成された1〜3mmφの水滴をモニ
ターテレビに拡大して、前進の液滴の高さり、と半径r
8、後退の液滴の高さり、と半径r、を測定し、次式 %式% また、アルミシリンダーに対する摩擦係数、テブ鳴き、
ジッターは、いずれも40°C180%RHの条件下で
測定した。テープ鳴きは8 mm V TRで走行させ
たとき、鳴きの音を聞いてテープ鳴きの有無を評価し、
ジッターは8 mm V T Rで走行させたときのジ
ッターをジッターメーターで測定した。
下記第1表はその結果である。
第1表 〔発明の効果〕 上記第1表から明らかなように、比較例1および2では
摩擦係数が低くてもテープ鳴きが発生しており、このこ
とから従来考えられていたような13− 4− 摩擦係数とテープ鳴き現象とは相関関係が乏しいことが
わかる。また、実施例1ないし3で得られた水との後退
接触角が60度以上で、前進接触角が100度以上の磁
気テープは、摩擦係数の高低に関係なくテープ鳴きの発
生が無くて、ジッターが充分に低減されており、このこ
とからこの発明によれば、テープ鳴き現象がなくて、ジ
ッターが充分に低減された磁気記録媒体が得られること
がわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基体上に強磁性金属薄膜層を形成し、この強磁性金
    属薄膜層上に潤滑剤を被着してなる強磁性金属薄膜層上
    の水に対する前進接触角が100度以上で、後退接触角
    が60度以上の磁気記録媒体
JP29900089A 1989-11-16 1989-11-16 磁気記録媒体 Pending JPH03157813A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29900089A JPH03157813A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

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JP29900089A JPH03157813A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 磁気記録媒体

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JPH03157813A true JPH03157813A (ja) 1991-07-05

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ID=17866936

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29900089A Pending JPH03157813A (ja) 1989-11-16 1989-11-16 磁気記録媒体

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JP (1) JPH03157813A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583285A (en) * 1994-11-29 1996-12-10 Lucent Technologies Inc. Method for detecting a coating material on a substrate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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