JPH0315683Y2 - - Google Patents

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JPH0315683Y2
JPH0315683Y2 JP1983008847U JP884783U JPH0315683Y2 JP H0315683 Y2 JPH0315683 Y2 JP H0315683Y2 JP 1983008847 U JP1983008847 U JP 1983008847U JP 884783 U JP884783 U JP 884783U JP H0315683 Y2 JPH0315683 Y2 JP H0315683Y2
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locking
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kasagi
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JP1983008847U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエキスパンシヨンジヨイントに関し、
特に構造が簡単で、取付けが楽であるとともに、
水切り笠木の係止を容易且つ確実に行なうことが
でき、しかも水切り笠木、笠木ホルダーあるいは
該ホルダーの取付け面に厳しい寸法精度または仕
上げ精度を必要とせず、製作加工が楽で、しかも
取付け作業性及び施工性に優れるエキスパンシヨ
ンジヨイントを提案することを目的とする。
以下、図面により、本考案の実施態様について
説明する。
まず、第1図は本考案に係るエキスパンシヨン
ジヨイントの例で、このエキスパンシヨンジヨイ
ントは近接状に相対する建築躯体のパラペツト
6,6の上面に長手方向に沿つて固定した支持部
材1,1上にばね部材18を一定の間隔に取付
け、このばね部材18を介してエキスパンシヨン
ジヨイントカバー部材17が係着して成り、さら
に上記支持部材1,1及びこの支持部材1,1の
基部から外側方に突設された短尺の笠木ホルダー
Bの係止片2cに笠木Aが係止固定されている。
躯体6,6上面には取付け金物20,20が突出
され、該金物20,20にアングル材21,21
上に上記支持部材1,1が取付けられている。さ
らにアングル材21,21の外側はコーキング2
1a処理され、この部分からパラペツト6,6内
側に風雨がはいりこむのを防止し、内部の老化を
防いでいる。
支持部材1は、起立縁1aと底縁1bとをほぼ
直角状に屈曲してなるもので、起立縁1aの上端
部には上向きの気密材嵌着溝12が形成され、さ
らにこの嵌着溝12の裏側には係止溝1cが下向
きに開口形成されている。また底縁1bはアング
ル材21,21にねじ止めされている。また、上
端部には係止部13,13が形成され、互いに相
対している。上記支持部材1,1上にはばね部材
18を介してカバー部材17が係着されている。
カバー部材17の背面、略中央部にはばね部材1
8を係着する突起状の係止部22が所定の高さで
突設されており、この係止部22の先端22aは
断面円弧状、断面山形状等に形成され、同係止部
22の両側面には断面のこ刃状の係止面が形成さ
れている。これら係止面のうち、最先端ののこ刃
面の突出量が他の部分よりも所定量だけ大きく形
成されてばね部材18の外れを積極的に防止して
いる。ばね部材18は、断面略V字状をなす2つ
のばね板部18a,18bを主体として構成され
るもので、これらばね板部18a,18bの対向
する内板部の上部がリベツト、ビス、点溶接等に
よつて固着18cされて一体状をなす。そして、
両ばね板部18a,18bの接合部先端には、カ
バー部材17の係止部22が挿入される挿入口を
有し、かつ、該挿入口の開口縁両側に係止部22
の先端22aと弾性係着する係止爪23aを有す
る受止部23が形成されている。両ばね部材18
a,18bの外板部先端には、両支持部材1,1
の係止部13,13が挿入される挿入口を有し、
かつ、該挿入口の開口縁両側に係止部13,13
の係止面とそれぞれ弾性係着する係止爪24a,
25aを有する受止部24,25が形成されてい
る。さらに、カバー部材17の係止部22とばね
部材18の中央部の受止部23とを弾性係着させ
た状態において、ばね部材18の両端部の受止部
24,25上面がカバー部材17の背面に弾性圧
接するとともに、ばね部材18の両端の受止部2
4,25が両支持部材1,1の係止部13,13
と確実に弾性係着するとともに、この状態におい
てばね部材18のばね力によつてカバー部材17
を支持部材1,1側へ付勢し得るように、ばね部
材18のばね力が設定されている。しかも、カバ
ー部材17を装着した状態において、両躯体6,
6が変動してばね部材18が弾性伸縮するとき
に、同ばね部材18における両板部18a,18
bのV字状折曲部に応力が集中して作用すること
がないように、両ばね板部18a,18bの折曲
部には応力を分散する断面略Ω状、波板状等の弾
性変形部18d,18eが形成されてばね力の持
続性、耐久性等の向上が図られている。
上記カバー部材17を装着するにあたつては、
まず、カバー部材17の係止部22とばね部材1
8の中央部の受止部23とを弾性係着させ、次
に、カバー部材17を両支持部材1,1側へ押圧
することで、両支持部材1,1の係止部13,1
3に対しばね部材18の両端部の受止部24,2
5とが弾性係着させる。
次に上記支持部材1の底縁1b上に笠木ホルダ
ーBが取付け固定されている。この笠木ホルダー
Bは、固定片2aとこの固定片2aの一側に設け
られた弾性折曲部3とこの弾性折曲部3から斜め
下に立上げられた係止片2cとから構成され、上
記固定片2aは支持部材1の底縁1bに調整用当
て材16を介してねじ止め固定されている。な
お、弾性折曲部3は、固定片2aの一側から斜め
上方に立上げられた立上げ片3pとこの立上げ片
3pの上端部から下方に立下げられる立下げ片3
rとから構成されている。水切り笠木Aは傾斜す
る斜縁4aの一端から立上げ片4bを立上げ形成
するとともに他端から垂下縁4cを垂下して成る
もので、垂下縁4cの下端には屈曲係止部5が形
成されている。上記水切り笠木Aを取付けるとき
は、立上げ片4bを支持部材1の係止溝1cに係
止する一方、垂下縁4cを内側、すなわちアング
ル材21側に押し付けながら、その屈曲部係止部
5を笠木ホルダーの係止片2cの下端に係止すれ
ばよい。このように押し付けるとき、笠木ホルダ
ーBの弾性折曲部3を構成する立上げ片3p、受
け片3q及び立下げ片3rはその弾性によりそれ
ぞれ矢印方向に変形するので、垂下縁4cに対す
るなじみがよく、しかも係止片2cは横方向には
逃げないので、係止片2cと垂下縁4cとは容易
かつ確実に係止することができる。このように笠
木ホルダーBは弾性変形するので、水切り笠木A
又は笠木ホルダーBの寸法精度は必ずしも高くな
くとも確実に係止でき、取付け作業性が良く、さ
らに笠木ホルダーB及び該ホルダーBを取付ける
取付け面の仕上げもある程度ラフでよいから、施
工性も向上する。
次に、第2図は、相対する一方の建築躯体の立
壁10と他方の建築躯体のパラペツト6に設けた
エキスパンシヨンジヨイントに笠木Aを取付けた
場合の例を示すもので、エキスパンシヨンジヨイ
ントはパラペツト6上に固定された支持部材1,
1′上にばね部材18を介してカバー部材17を
保持させて成るもので、パラペツト6上の支持部
材1は第1図に示したものと同じ構成である。こ
の支持部材1に対向して設けられた立壁10上の
支持部材1′は、上端に係合突片29を備えると
ともに、下端部はU字形に曲成され、その先端部
には係止部30が形成され、さらに下端部には止
水板35用嵌合溝27が形成されている。上記両
支持部材1,1′上にはばね部材18を介してカ
バー部材17が係着されている。カバー部材1
7、パラペツト6上を覆う覆い部31aと立壁1
0側面を覆う覆い部31bとを屈曲形成して成る
もので、覆い部31bの先端裏側にはウエザース
トリツプ32が嵌着されるとともにその下部には
打向きの突片33が形成され、他方の覆い部31
aの下方には係止部22が形成されている。上記
カバー部材17は第1図の例と同じ要領でばね部
材18を介して支持部材1,1′の支持部13,
30上に係着されている。このとき、ウエザース
トリツプ32は立壁10の側面に当接して上記カ
バー部材17と壁面との間の気密を保つている。
上記構成により、パラペツト6と立壁10間は
カバー部材17によつて覆われているので、雨
水、塵、ほこり等が入りこまない。また、上記両
支持部材1,1′の嵌着溝27,27には止水板
35が取付けられているので、たとえ上記カバー
部材17の端部から雨水等が侵入しても止水板3
5上に落ちて躯体外に排出される。
次に、パラペツト6上端面には笠木ホルダーB
が一定の間隔にねじ止め固定され、この笠木ホル
ダーBと支持部材1に水切り笠木Aが係止固定さ
れている。笠木ホルダーB及び支持部材1の構成
は第1図に示したものと同じであり、水切り笠木
Aの構成及びその取付け態様も同図に示したとこ
ろと同じであり、したがつて水切り笠木Aは笠木
ホルダーBの弾性折曲部3の折曲げ弾性により該
ホルダーBに容易に係止することができるので、
取付け作業が楽であり、笠木の寸法精度及びその
取付け面の施工精度がある程度ラフであつてもよ
い。
以上詳しく説明したように、本考案のエキスパ
ンシヨンジヨイントによれば、笠木ホルダーの固
定片と係止片とが弾性折曲部を介して連結されて
いるので、該係止片に水切り笠木を係止する場
合、上記折曲部はその弾性によつて上下、前後等
に移動し、係止片もそれにともなつて変化するた
め、水切り笠木の係止を容易かつ確実に行なうこ
とができる。このため、水切り笠木、笠木ホルダ
ーあるいはその取付け用建築躯体面等の寸法精度
あるいは仕上げ精度はある程度ラフであつても良
いから、製作加工が楽になり、また施工も容易に
なる。したがつて、係止作業能率が向上し、施工
期間も短縮することができる。
また、カバー部材とばね部材との間に基板部材
などの部品を介在させる必要がなく、その分だけ
部品点数を減少して構造を簡単にすることができ
る。さらに、両支持部材の間にカバー部材を装着
する場合、まず、カバー部材の背面にばね部材を
弾性係着し、次に、カバー部材を支持部材側へ押
圧することで、ばね部材の両端部と支持部材とに
配設される係止部と受止部とが弾性係着し、これ
によつて、カバー部材の装着作業を容易にかつ手
早く行なうことができて、製作、施工のコスト低
減等を図ることができる。しかも、カバー部材の
板面にねじ等の締結部材に対応する取付孔を明け
る必要がないので、雨仕舞や外観美の向上を図る
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエキスパンシヨンジヨイ
ントを示す断面図、第2図は他の例の断面図であ
り、第3図はばね部材の斜視図である。 符号A……水切り笠木、B……笠木ホルダー、
1……支持部材、1a……起立片、1b……底
縁、1c……係止溝、2a……固定片、2b……
笠木受け片、2c……係止片、3……弾性折曲
部、3a……笠木受け部、4a……斜縁、4b…
…立上げ縁、5……屈曲部、10……建築躯体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣接する両建物の躯体に配設されて対をなす両
    支持部材と、これら支持部材を介して前記躯体間
    の間〓を塞ぐカバー部材とを備え、前記カバー部
    材の背面に、弾性伸縮可能なばね部材をそのほぼ
    中央部において弾性係着する一方、前記ばね部材
    の両端部とこれに対向する前記支持部材の所定位
    置とに、前記カバー部材を支持部材側へ弾性係着
    する係止部と受止部とを配設し、さらに上記躯体
    上に水切り笠木ホルダーを固定し、上記支持部材
    と上記水切り笠木ホルダーに上記躯体を覆う水切
    り笠木の両端を係着するとともに、上記水切り笠
    木ホルダーを、上記躯体に固定される固定片と、
    該固定片の端部から上記水切り笠木に近接する方
    向に折曲げ且つ折り返してなる弾性を備える弾性
    折曲部と、該折曲部から斜め下方に形成される係
    止片とにより形成し、上記係止片に水切り笠木の
    一端を弾発状に係止することを特徴とするエキス
    パンシヨンジヨイント。
JP884783U 1983-01-25 1983-01-25 エキスパンシヨンジヨイント Granted JPS59115014U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP884783U JPS59115014U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 エキスパンシヨンジヨイント

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JP884783U JPS59115014U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 エキスパンシヨンジヨイント

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Publication Number Publication Date
JPS59115014U JPS59115014U (ja) 1984-08-03
JPH0315683Y2 true JPH0315683Y2 (ja) 1991-04-05

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JP884783U Granted JPS59115014U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 エキスパンシヨンジヨイント

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589435A (ja) * 1981-07-10 1983-01-19 Toshiba Corp 排他的論理和回路
JPS5917193B2 (ja) * 1980-10-30 1984-04-19 日本真空技術株式会社 スパツタリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917193U (ja) * 1982-07-26 1984-02-02 興國ゴム加工株式会社 ロボツトハンド用の掴み部材

Patent Citations (2)

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JPS589435A (ja) * 1981-07-10 1983-01-19 Toshiba Corp 排他的論理和回路

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JPS59115014U (ja) 1984-08-03

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