JPH0637156Y2 - 横張サイディングの接続部の構造 - Google Patents
横張サイディングの接続部の構造Info
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- JPH0637156Y2 JPH0637156Y2 JP1987118288U JP11828887U JPH0637156Y2 JP H0637156 Y2 JPH0637156 Y2 JP H0637156Y2 JP 1987118288 U JP1987118288 U JP 1987118288U JP 11828887 U JP11828887 U JP 11828887U JP H0637156 Y2 JPH0637156 Y2 JP H0637156Y2
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- rising
- piece
- pieces
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- rising piece
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、横張サイディングの接続部の構造に関するも
のである。
のである。
横張サイディング等の接続部に使用されるジョイナーと
しては、第5図に示すように、壁下地Cに固定される取
付け片a1とその幅方向中央部から室外側へ略直角に立ち
上がった左右一対の立上り片a2,a2とを有する第1部材
Aと、前記取付け片a1に対向する覆い片b1とその幅方向
中央部から室内側へ略直角に立ち上がった挿入用立上り
片b2とを有する第2部材Bとからなり、前記挿入用立上
り片b2を前記立上り片a2,a2間に形成された嵌合用溝に
挿入係止させることによって、左右の横張サイディング
D,Dの端部を前記取付け片a1と前記覆い片b1とによって
挟持するように構成したものが知られている。
しては、第5図に示すように、壁下地Cに固定される取
付け片a1とその幅方向中央部から室外側へ略直角に立ち
上がった左右一対の立上り片a2,a2とを有する第1部材
Aと、前記取付け片a1に対向する覆い片b1とその幅方向
中央部から室内側へ略直角に立ち上がった挿入用立上り
片b2とを有する第2部材Bとからなり、前記挿入用立上
り片b2を前記立上り片a2,a2間に形成された嵌合用溝に
挿入係止させることによって、左右の横張サイディング
D,Dの端部を前記取付け片a1と前記覆い片b1とによって
挟持するように構成したものが知られている。
上記の従来例は、挿入用立上り片b2を右方向へ移動させ
ようとする外力に対して右側の立上り片a2のみが対抗
し、逆に左方向へ移動させようとする外力に対しては左
側の立上り片a2のみが対抗する構造であるから、第1部
材Aに対する第2部材Bの左右方向への振れ(ジョイナ
ーの変形)が生じやすく、その結果、第1部材Aと第2
部材Bとの連結を強固に行えないという欠点があった。
ようとする外力に対して右側の立上り片a2のみが対抗
し、逆に左方向へ移動させようとする外力に対しては左
側の立上り片a2のみが対抗する構造であるから、第1部
材Aに対する第2部材Bの左右方向への振れ(ジョイナ
ーの変形)が生じやすく、その結果、第1部材Aと第2
部材Bとの連結を強固に行えないという欠点があった。
また、第2部材Bの挿入用立上り片b2の厚みと第1部材
Aの両立上り片a2,a2間の嵌合用溝の幅とが略同一であ
るため、現地での施工時に、その挿入用立上り片b2を両
立上り片a2,a2間の嵌合用溝に挿入するための作業が難
しいという難点もあった。
Aの両立上り片a2,a2間の嵌合用溝の幅とが略同一であ
るため、現地での施工時に、その挿入用立上り片b2を両
立上り片a2,a2間の嵌合用溝に挿入するための作業が難
しいという難点もあった。
本考案はこのような実情に鑑みてなされ、第1部材と第
2部材との連結を強固に行えるようにすると共に、建屋
内への雨水などの侵入のおそれをなくし、耐用年数を格
段に向上でき、かつ現地での施工が容易な横張サイディ
ングの接続部の構造を提供することを目的としている。
2部材との連結を強固に行えるようにすると共に、建屋
内への雨水などの侵入のおそれをなくし、耐用年数を格
段に向上でき、かつ現地での施工が容易な横張サイディ
ングの接続部の構造を提供することを目的としている。
本考案は、上述の課題を解決するための手段を以下のよ
うに構成している。
うに構成している。
すなわち、壁下地に固定される左右一対の取付け片と、
該取付け片の左右両端よりも内側の位置から室外側へ略
直角に且つ互いに適当間隔を隔てて立ち上げられた左右
一対の立上り片と、両立上り片間において前記取付け片
から室外側へ略直角に立ち上げられた前記立上り片より
も厚肉の中央立上り部と、該中央立上り部とその両側の
立上り片との間に夫々形成された嵌合用溝と、該嵌合用
溝の前記立上り片に設けられた内向きの突条部が備わっ
た第1部材と、前記両立上り片間の間隔よりも長い寸法
に設定されて前記両立上り片の上方並びに更にそれらの
外方にわたって覆う大きさに寸法設定されて前記取付け
片に対向する覆い片と、該覆い片の左右両端よりも内側
の位置から室内側へ略直角にて前記両立上り片間の間隔
よりもやや狭い間隔をおいて対向するように立ち上げら
れた左右一対の挿入用立上り片と、該挿入用立上り片の
先端に先尖り状に形成されて前記突条部に係合される係
止部とが備わった第2部材とからジョイナーが構成さ
れ、かつ前記立上り片の立上り量が横張サイディングの
厚さよりも大に設定され、その立上り片の横張サイディ
ング表面よりも突出した部分と横張サイディング表面と
によって形成される隅角部がコーキング受け部に形成さ
れ、前記ジョイナーの前記第1部材が壁下地に固定さ
れ、左右の横張サイディングが、それらの各裏面が前記
取付け片と対向し且つ端面が前記立上り片と対向する状
態で、前記壁下地に取り付けられ、前記第2部材の前記
挿入用立上り片が前記嵌合用溝に挿入されて、当該挿入
用立上り片が嵌合用溝の立上り片に弾性的に装着され、
かつ前記突条部と係止部とによって係合状態が保持さ
れ、さらに前記取付け片と前記覆い片とで左右の横張サ
イディングの端部が挟持されているとともに、前記コー
キング受け部にコーキングが施されていることを特徴と
している。
該取付け片の左右両端よりも内側の位置から室外側へ略
直角に且つ互いに適当間隔を隔てて立ち上げられた左右
一対の立上り片と、両立上り片間において前記取付け片
から室外側へ略直角に立ち上げられた前記立上り片より
も厚肉の中央立上り部と、該中央立上り部とその両側の
立上り片との間に夫々形成された嵌合用溝と、該嵌合用
溝の前記立上り片に設けられた内向きの突条部が備わっ
た第1部材と、前記両立上り片間の間隔よりも長い寸法
に設定されて前記両立上り片の上方並びに更にそれらの
外方にわたって覆う大きさに寸法設定されて前記取付け
片に対向する覆い片と、該覆い片の左右両端よりも内側
の位置から室内側へ略直角にて前記両立上り片間の間隔
よりもやや狭い間隔をおいて対向するように立ち上げら
れた左右一対の挿入用立上り片と、該挿入用立上り片の
先端に先尖り状に形成されて前記突条部に係合される係
止部とが備わった第2部材とからジョイナーが構成さ
れ、かつ前記立上り片の立上り量が横張サイディングの
厚さよりも大に設定され、その立上り片の横張サイディ
ング表面よりも突出した部分と横張サイディング表面と
によって形成される隅角部がコーキング受け部に形成さ
れ、前記ジョイナーの前記第1部材が壁下地に固定さ
れ、左右の横張サイディングが、それらの各裏面が前記
取付け片と対向し且つ端面が前記立上り片と対向する状
態で、前記壁下地に取り付けられ、前記第2部材の前記
挿入用立上り片が前記嵌合用溝に挿入されて、当該挿入
用立上り片が嵌合用溝の立上り片に弾性的に装着され、
かつ前記突条部と係止部とによって係合状態が保持さ
れ、さらに前記取付け片と前記覆い片とで左右の横張サ
イディングの端部が挟持されているとともに、前記コー
キング受け部にコーキングが施されていることを特徴と
している。
上記の構成によれば、挿入用立上り片を右方向へ移動さ
せようとする外力に対しては、右側の立上り片だけでな
く、左右の立上り片間にある厚肉で強固な中央立上り部
もこれに対抗することになり、逆方向の外力に対しては
左側の立上り片と中央立上り部とがこれに対抗すること
になる。
せようとする外力に対しては、右側の立上り片だけでな
く、左右の立上り片間にある厚肉で強固な中央立上り部
もこれに対抗することになり、逆方向の外力に対しては
左側の立上り片と中央立上り部とがこれに対抗すること
になる。
従って、第2部材を左右方向に移動させようとする外力
に対して第1部材が確実にこれに対抗することになり、
両者の連結を強固に行えるのである。
に対して第1部材が確実にこれに対抗することになり、
両者の連結を強固に行えるのである。
また、取付け片に対向する、両立上り片間の間隔よりも
長い寸法に設定されてこれら両立上り片の上方並びに更
にそれらの外方にわたって覆う大きさに寸法設定され
た、覆い片と第1部材の取付け片とで左右の横張サイデ
ィングの端部が挟持されているので、この覆い片が左右
の横張サイディングの端部表面に亙る上方全域を覆うこ
ととなり、左右の立上り片並びに中央立上り部の上方が
これらの片、部を露出させることなく覆い片によって完
全に覆われることとなる。
長い寸法に設定されてこれら両立上り片の上方並びに更
にそれらの外方にわたって覆う大きさに寸法設定され
た、覆い片と第1部材の取付け片とで左右の横張サイデ
ィングの端部が挟持されているので、この覆い片が左右
の横張サイディングの端部表面に亙る上方全域を覆うこ
ととなり、左右の立上り片並びに中央立上り部の上方が
これらの片、部を露出させることなく覆い片によって完
全に覆われることとなる。
そして、その覆い片の左右両端部は夫々横張サイディン
グの端部表面に接当しているので、前記左右の立上り片
並びに中央立上り部を直接に雨や風等に晒すのをうまく
防止でき、また雨水の侵入をこれら覆い片の左右両端部
と横張サイディングとの当接によって防ぐことができ、
万一、その当接点から内部に雨水が侵入することがあっ
ても、立上り片の横張サイディング表面よりも突出した
部分と横張サイディング表面とによって形成された隅角
部に施されたコーキングによって阻止され、建屋内への
侵入を免れる。
グの端部表面に接当しているので、前記左右の立上り片
並びに中央立上り部を直接に雨や風等に晒すのをうまく
防止でき、また雨水の侵入をこれら覆い片の左右両端部
と横張サイディングとの当接によって防ぐことができ、
万一、その当接点から内部に雨水が侵入することがあっ
ても、立上り片の横張サイディング表面よりも突出した
部分と横張サイディング表面とによって形成された隅角
部に施されたコーキングによって阻止され、建屋内への
侵入を免れる。
また、第2部材の挿入用立上り片間の間隔が、第1部材
の立上り片間の間隔よりもやや狭く形成されているた
め、その挿入用立上り片の嵌合用溝への挿入動作をきわ
めて容易かつ確実におこなうことができる。
の立上り片間の間隔よりもやや狭く形成されているた
め、その挿入用立上り片の嵌合用溝への挿入動作をきわ
めて容易かつ確実におこなうことができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図、第2図は横張サイディングの接続部の構造を示
し、第3図は当該接続部に使用するジョイナーを示す。
図において、1はジョイナー、2は壁下地(例えば、胴
縁、柱、板壁である。)、3は横張サイディングであ
る。
し、第3図は当該接続部に使用するジョイナーを示す。
図において、1はジョイナー、2は壁下地(例えば、胴
縁、柱、板壁である。)、3は横張サイディングであ
る。
前記ジョイナー1は塗装鋼板製であり、第1部材Aと第
2部材Bとから構成されている。
2部材Bとから構成されている。
第1部材Aは、壁下地2に固定される左右一対の取付け
片4と、該取付け片4の左右両端よりも内側の位置から
室外側へ略直角に且つ互いに適当間隔を隔てて立ち上が
った左右一対の立上り片5,5と、両立上り片5,5間におい
て前記取付け片4から室外側へ略直角に立ち上がった前
記立上り片5よりも厚肉の中央立上り部6とを有し、該
中央立上り部6とその両側の立上り片5,5との間に夫々
嵌合用溝7,7を形成すると共に、各嵌合用溝7,7内には、
前記立上り片5,5の中程を内側へ膨出変形させてなる係
合用の突条部8,8を全長にわたって形成したものであ
る。前記立上り片5,5の立上り量は横張サイディング3
の厚さよりも大に設定され、横張サイディング3の表面
よりも突出する部分とその横張サイディング3表面とに
よって形成される隅角部をコーキング受け部9,9として
いる。
片4と、該取付け片4の左右両端よりも内側の位置から
室外側へ略直角に且つ互いに適当間隔を隔てて立ち上が
った左右一対の立上り片5,5と、両立上り片5,5間におい
て前記取付け片4から室外側へ略直角に立ち上がった前
記立上り片5よりも厚肉の中央立上り部6とを有し、該
中央立上り部6とその両側の立上り片5,5との間に夫々
嵌合用溝7,7を形成すると共に、各嵌合用溝7,7内には、
前記立上り片5,5の中程を内側へ膨出変形させてなる係
合用の突条部8,8を全長にわたって形成したものであ
る。前記立上り片5,5の立上り量は横張サイディング3
の厚さよりも大に設定され、横張サイディング3の表面
よりも突出する部分とその横張サイディング3表面とに
よって形成される隅角部をコーキング受け部9,9として
いる。
尚、図示の実施例では、前記中央立上り部6が一対の立
上り板部6a,6aとそれらの上端部間に位置する上板部6b
とによって折曲形成されており、上板部6bの幅が中央立
上り部6の厚さである。前記取付け片4は、前記中央立
上り部6を中心にして左右に分割されており、左半分及
び右半分は、夫々、二重に折り返した上板部4aと下板部
4bとによって構成されている。
上り板部6a,6aとそれらの上端部間に位置する上板部6b
とによって折曲形成されており、上板部6bの幅が中央立
上り部6の厚さである。前記取付け片4は、前記中央立
上り部6を中心にして左右に分割されており、左半分及
び右半分は、夫々、二重に折り返した上板部4aと下板部
4bとによって構成されている。
第2部材Bは、前記取付け片4に対向する覆い片10と、
該覆い片10の左右両端よりも内側の位置から室内側へ略
直角に且つ互いに適当間隔を隔てて立ち上がった左右一
対の挿入用立上り片11,11とを有し、各挿入用立上り片1
1,11には、その先端から外側へ折り返された前記突条部
8,8に対応する抜止め係合用の係止部12,12を全長にわた
って形成してある。そして、前記挿入用立上り片11,11
を前記嵌合用溝7,7に挿入することによって、当該挿入
用立上り片11,11が第1部材Aにおける突条部8,8の突出
先端と立上り板部6a,6aとによって弾性的に挟持されて
前記嵌合用溝7,7に装着され、突条部8,8と係止部12,12
とによって係合関係が保持されるように、つまり挿入用
立上り片11,11の嵌合用溝7,7からの抜出し方向の移動に
対しては、突条部8,8と係止部12,12とが係合して抜止め
機能が発揮されるように構成されている。前記覆い片10
の左右両端部は室内側に向けて、第2図に示されるよう
に、側方に張り出して傾斜させて折り曲げた傾斜部10c
となっている。第2図中の13,13は挿入用立上り片11,11
の突出した部分と横張サイディング3,3との隅角部に形
成されたコーキング受け部9,9に施されたコーキング、1
4,14は覆い片10の左右両端部の傾斜部10cと前記各コー
キング13,13との間に形成された上下方向の排水路であ
る。
該覆い片10の左右両端よりも内側の位置から室内側へ略
直角に且つ互いに適当間隔を隔てて立ち上がった左右一
対の挿入用立上り片11,11とを有し、各挿入用立上り片1
1,11には、その先端から外側へ折り返された前記突条部
8,8に対応する抜止め係合用の係止部12,12を全長にわた
って形成してある。そして、前記挿入用立上り片11,11
を前記嵌合用溝7,7に挿入することによって、当該挿入
用立上り片11,11が第1部材Aにおける突条部8,8の突出
先端と立上り板部6a,6aとによって弾性的に挟持されて
前記嵌合用溝7,7に装着され、突条部8,8と係止部12,12
とによって係合関係が保持されるように、つまり挿入用
立上り片11,11の嵌合用溝7,7からの抜出し方向の移動に
対しては、突条部8,8と係止部12,12とが係合して抜止め
機能が発揮されるように構成されている。前記覆い片10
の左右両端部は室内側に向けて、第2図に示されるよう
に、側方に張り出して傾斜させて折り曲げた傾斜部10c
となっている。第2図中の13,13は挿入用立上り片11,11
の突出した部分と横張サイディング3,3との隅角部に形
成されたコーキング受け部9,9に施されたコーキング、1
4,14は覆い片10の左右両端部の傾斜部10cと前記各コー
キング13,13との間に形成された上下方向の排水路であ
る。
尚、図示の実施例では、前記覆い片10が、表面板部10a
とその両端から室内側へ折り返された裏面板部10b,10b
とから構成されている。
とその両端から室内側へ折り返された裏面板部10b,10b
とから構成されている。
横張サイディング3の接続部の施工手順は次の通りであ
る。第1図、第2図に示すように、第1部材Aをビスや
釘15等によって壁下地2に固定した後、左右の横張サイ
ディング3,3を壁下地2に、各横張サイディング3,3の裏
面が前記取付け片4と対向し且つ端面が前記立上り片5,
5と対向する状態にビスや釘15等で取り付ける。
る。第1図、第2図に示すように、第1部材Aをビスや
釘15等によって壁下地2に固定した後、左右の横張サイ
ディング3,3を壁下地2に、各横張サイディング3,3の裏
面が前記取付け片4と対向し且つ端面が前記立上り片5,
5と対向する状態にビスや釘15等で取り付ける。
この状態で、前記コーキング受け部9,9にコーキング13,
13を施し、しかる後、前記挿入用立上り片11,11を前記
嵌合用溝7,7に挿入して、当該挿入用立上り片11,11を嵌
合用溝7,7に弾性的に装着すると共に、突条部8,8と係止
部12,12との係合による抜止めを行わせ、前記取付け片
4と前記覆い片10の傾斜部10cとで左右の横張サイディ
ング3,3の端部を挟持させるのである。
13を施し、しかる後、前記挿入用立上り片11,11を前記
嵌合用溝7,7に挿入して、当該挿入用立上り片11,11を嵌
合用溝7,7に弾性的に装着すると共に、突条部8,8と係止
部12,12との係合による抜止めを行わせ、前記取付け片
4と前記覆い片10の傾斜部10cとで左右の横張サイディ
ング3,3の端部を挟持させるのである。
上記の構成によれば、立上り片5,5間に立上り片5より
も厚肉の中央立上り部6を設けてあるため、挿入用立上
り片11,11を右方向へ移動させようとする外力に対して
は、右側の立上り片5だけでなく、厚肉の中央立上り部
6もこれに対抗することになり、逆方向の外力に対して
は左側の立上り片5と中央立上り部6とがこれに対抗す
ることになる。
も厚肉の中央立上り部6を設けてあるため、挿入用立上
り片11,11を右方向へ移動させようとする外力に対して
は、右側の立上り片5だけでなく、厚肉の中央立上り部
6もこれに対抗することになり、逆方向の外力に対して
は左側の立上り片5と中央立上り部6とがこれに対抗す
ることになる。
従って、第2部材Bを左右方向に移動させようとする外
力に対して第1部材Aが確実にこれに対抗することにな
り、両者の連結が強固に行われるのである。
力に対して第1部材Aが確実にこれに対抗することにな
り、両者の連結が強固に行われるのである。
また、立上り片5,5の立上り量(高さ)を横張サイディ
ング3,3の厚さよりも大にして、当該立上り片5,5の横張
サイディング表面よりも突出した部分と横張サイディン
グ3,3表面との隅角部をコーキング受け部9,9に形成し、
そのコーキング受け部9,9にコーキング13,13を施すよう
に構成したので、そのコーキング13を容易かつ確実に行
えるのであり、そのコーキング13によって、建屋内への
雨水の侵入が防止され、しかも覆い片10の左右両端部を
室内側へ折れ曲がった形状としたので、その覆い片10に
よってコーキング13が覆い隠されて露出しないため、外
観が損なわれることもない。
ング3,3の厚さよりも大にして、当該立上り片5,5の横張
サイディング表面よりも突出した部分と横張サイディン
グ3,3表面との隅角部をコーキング受け部9,9に形成し、
そのコーキング受け部9,9にコーキング13,13を施すよう
に構成したので、そのコーキング13を容易かつ確実に行
えるのであり、そのコーキング13によって、建屋内への
雨水の侵入が防止され、しかも覆い片10の左右両端部を
室内側へ折れ曲がった形状としたので、その覆い片10に
よってコーキング13が覆い隠されて露出しないため、外
観が損なわれることもない。
そして、第2部材Bの挿入用立上り片11,11間の間隔
が、第1部材Aの立上り片5,5間の間隔よりもやや狭く
形成されているため、その挿入用立上り片11,11の嵌合
用溝7,7への挿入動作をきわめて容易かつ確実におこな
うことができ、現地での施工作業性がきわめて良好なも
のとなる。
が、第1部材Aの立上り片5,5間の間隔よりもやや狭く
形成されているため、その挿入用立上り片11,11の嵌合
用溝7,7への挿入動作をきわめて容易かつ確実におこな
うことができ、現地での施工作業性がきわめて良好なも
のとなる。
第4図は本考案の別実施例を示す。この実施例は、中央
立上り部6の上板部6bを逆V字状に形成して、挿入用立
上り片11,11を嵌合用溝7,7に挿入する際、上板部6bの傾
斜上面で挿入用立上り片11,11を案内するように構成す
ると共に、挿入用立上り片11,11同士の間隔を中央立上
り部6の厚さ(立上り板部6a,6aの外面間の距離)より
もやや狭くして挿入用立上り片11,11がその弾性復元力
により中央立上り部6に弾性的に装着されるようにした
点に特徴がある。その他の構成は、先の実施例と同じで
ある。
立上り部6の上板部6bを逆V字状に形成して、挿入用立
上り片11,11を嵌合用溝7,7に挿入する際、上板部6bの傾
斜上面で挿入用立上り片11,11を案内するように構成す
ると共に、挿入用立上り片11,11同士の間隔を中央立上
り部6の厚さ(立上り板部6a,6aの外面間の距離)より
もやや狭くして挿入用立上り片11,11がその弾性復元力
により中央立上り部6に弾性的に装着されるようにした
点に特徴がある。その他の構成は、先の実施例と同じで
ある。
尚、上記各実施例において、横張サイディング3として
は、第1図に示したように、表面を鉛直面に形成したも
のの他、斜面部と水平面部による下見板状の表面を有す
るもの等を使用してもよい。
は、第1図に示したように、表面を鉛直面に形成したも
のの他、斜面部と水平面部による下見板状の表面を有す
るもの等を使用してもよい。
本考案は、上述した構成よりなるから、挿入用立上り片
を右方向へ移動させようとする外力に対しては、右側の
立上り片だけでなく、左右の立上り片間にある厚肉で強
固な中央立上り部もこれに対抗することになり、逆に左
方向へ移動させようとする外力に対しては左側の立上り
片と中央立上り部とがこれに対抗することになる。
を右方向へ移動させようとする外力に対しては、右側の
立上り片だけでなく、左右の立上り片間にある厚肉で強
固な中央立上り部もこれに対抗することになり、逆に左
方向へ移動させようとする外力に対しては左側の立上り
片と中央立上り部とがこれに対抗することになる。
従って、第2部材を左右方向に移動させようとする外力
に対して第1部材が確実にこれに対抗することになり、
両者の連結を強固に行えるのである。
に対して第1部材が確実にこれに対抗することになり、
両者の連結を強固に行えるのである。
そして殊に本考案は、取付け片に対向する、両立上り片
間の間隔よりも長い寸法に設定されてこれら両立上り片
の上方並びに更にそれらの外方にわたって覆う大きさに
寸法設定された、覆い片と取付け片とで左右の横張サイ
ディングの端部が挟持されていることによって、左右の
立上り片並びに中央立上り部の上方がこれらの片、部を
露出させることなく覆い片によって完全に覆われ、且
つ、覆い片の左右両端部は夫々横張サイディングの端部
表面に接当しているので、前記左右の立上り片並びに中
央立上り部を直接に雨や風等に晒すのをうまく防止で
き、また万一の雨水の侵入をこれら覆い片の左右両端部
と横張サイディングの端部表面との接当点に限ることが
でき、その結果第1部材更に第2部材の挿入用立上り片
等をこれら雨水で早期のうちに劣化させたり、腐食させ
るおそれが少なく、耐用年数を格段に向上できる。
間の間隔よりも長い寸法に設定されてこれら両立上り片
の上方並びに更にそれらの外方にわたって覆う大きさに
寸法設定された、覆い片と取付け片とで左右の横張サイ
ディングの端部が挟持されていることによって、左右の
立上り片並びに中央立上り部の上方がこれらの片、部を
露出させることなく覆い片によって完全に覆われ、且
つ、覆い片の左右両端部は夫々横張サイディングの端部
表面に接当しているので、前記左右の立上り片並びに中
央立上り部を直接に雨や風等に晒すのをうまく防止で
き、また万一の雨水の侵入をこれら覆い片の左右両端部
と横張サイディングの端部表面との接当点に限ることが
でき、その結果第1部材更に第2部材の挿入用立上り片
等をこれら雨水で早期のうちに劣化させたり、腐食させ
るおそれが少なく、耐用年数を格段に向上できる。
また、立上り片の横張サイディング表面よりも突出した
部分とその横張サイディングとの間に形成したコーキン
グ受け部にコーキングを施すようにしたので、コーキン
グを容易かつ確実に行え、しっかりとした雨仕舞いが可
能になり、第1部材更に第2部材の挿入用立上り片等を
雨水で早期のうちに劣化させたり、腐食させるのを防止
する上記覆い片による作用をより一層効果的に発揮させ
ることができる。
部分とその横張サイディングとの間に形成したコーキン
グ受け部にコーキングを施すようにしたので、コーキン
グを容易かつ確実に行え、しっかりとした雨仕舞いが可
能になり、第1部材更に第2部材の挿入用立上り片等を
雨水で早期のうちに劣化させたり、腐食させるのを防止
する上記覆い片による作用をより一層効果的に発揮させ
ることができる。
そして、第2部材の両挿入用立上り片間の間隔が、第1
部材の両立上り片間の間隔よりもやや狭く形成されてい
るため、その両挿入用立上り片の両嵌合用溝への挿入動
作をきわめて容易かつ確実におこなうことができ、現地
での施工作業性がきわめて良好なものとなる。
部材の両立上り片間の間隔よりもやや狭く形成されてい
るため、その両挿入用立上り片の両嵌合用溝への挿入動
作をきわめて容易かつ確実におこなうことができ、現地
での施工作業性がきわめて良好なものとなる。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図と
第2図は横張サイディングの接続部の構造を示す概略斜
視図と横断平面図、第3図は横張サイディングの接続部
に使用するジョイナーの横断面図、第4図は本考案の別
実施例を示す横断平面図、第5図は従来例を示す横断平
面図である。 A……第1部材、B……第2部材、1……ジョイナー、
2……壁下地、3……横張サイディング、4……取付け
片、5……立上り片、6……中央立上り部、7……嵌合
用溝、8……突条部、9……コーキング受け部、10……
覆い片、11……挿入用立上り片、12……係止部。
第2図は横張サイディングの接続部の構造を示す概略斜
視図と横断平面図、第3図は横張サイディングの接続部
に使用するジョイナーの横断面図、第4図は本考案の別
実施例を示す横断平面図、第5図は従来例を示す横断平
面図である。 A……第1部材、B……第2部材、1……ジョイナー、
2……壁下地、3……横張サイディング、4……取付け
片、5……立上り片、6……中央立上り部、7……嵌合
用溝、8……突条部、9……コーキング受け部、10……
覆い片、11……挿入用立上り片、12……係止部。
Claims (1)
- 【請求項1】壁下地に固定される左右一対の取付け片
と、該取付け片の左右両端よりも内側の位置から室外側
へ略直角に且つ互いに適当間隔を隔てて立ち上げられた
左右一対の立上り片と、両立上り片間において前記取付
け片から室外側へ略直角に立ち上げられた前記立上り片
よりも厚肉の中央立上り部と、該中央立上り部とその両
側の立上り片との間に夫々形成された嵌合用溝と、該嵌
合用溝の前記立上り片に設けられた内向きの突条部が備
わった第1部材と、 前記両立上り片間の間隔よりも長い寸法に設定されて前
記両立上り片の上方並びに更にそれらの外方にわたって
覆う大きさに寸法設定されて前記取付け片に対向する覆
い片と、該覆い片の左右両端よりも内側の位置から室内
側へ略直角にて前記両立上り片間の間隔よりもやや狭い
間隔をおいて対向するように立ち上げられた左右一対の
挿入用立上り片と、該挿入用立上り片の先端に先尖り状
に形成されて前記突条部に係合される係止部とが備わっ
た第2部材とからジョイナーが構成され、かつ前記立上
り片の立上り量が横張サイディングの厚さよりも大に設
定され、その立上り片の横張サイディング表面よりも突
出した部分と横張サイディング表面とによって形成され
る隅角部がコーキング受け部に形成され、 前記ジョイナーの前記第1部材が壁下地に固定され、左
右の横張サイディングが、それらの各裏面が前記取付け
片と対向し且つ端面が前記立上り片と対向する状態で、
前記壁下地に取り付けられ、前記第2部材の前記挿入用
立上り片が前記嵌合用溝に挿入されて、当該挿入用立上
り片が嵌合用溝の立上り片に弾性的に装着され、かつ前
記突条部と係止部とによって係合状態が保持され、さら
に前記取付け片と前記覆い片とで左右の横張サイディン
グの端部が挟持されているとともに、前記コーキング受
け部にコーキングが施されていることを特徴とする横張
サイディングの接続部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987118288U JPH0637156Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 横張サイディングの接続部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987118288U JPH0637156Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 横張サイディングの接続部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6424246U JPS6424246U (ja) | 1989-02-09 |
JPH0637156Y2 true JPH0637156Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=31362510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987118288U Expired - Lifetime JPH0637156Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 横張サイディングの接続部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637156Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4965165B2 (ja) * | 2006-05-26 | 2012-07-04 | パナソニック株式会社 | 外装パネル用役物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5142974Y2 (ja) * | 1972-03-29 | 1976-10-19 |
-
1987
- 1987-07-30 JP JP1987118288U patent/JPH0637156Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6424246U (ja) | 1989-02-09 |
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