JPH03156274A - 低温ショーケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ〉産業上の利用分野 本発明は機械室からの暖気でもって貯蔵室の前面、左右
両側面に配置された透明板表面の結露を防止する低温シ
ョーケースに関する。

（ロ）従来の技術 実開昭６４−３５３８７号公報ＣＦ２５Ｄ　２１１０４
）に記載された冷凍冷蔵ショーケースのガラス曇り止め
装置には、前面をガラスにて密閉したケース本体と、冷
蔵冷凍機器類を格納した格納室とからなる冷蔵冷凍ショ
ーケースにおいて、上記ケース本体のガラス装着部に、
ガラスの外側面に沿って空気を吹き出させる空気吹出溝
を設けると共に、上記格納室内の空気を該空気吹田溝よ
り吹き出させるファンを設けた構成が開示されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来の技術によれば、コンプレッサ、コンデンサ、
コンデンサファン等の駆動源の他にファンを別途に設け
なければならず、部品コストが高くなる上、運転経費も
かへるという課題があった。

又、上記従来の構成を前面、左右両側面に配置された３
枚のガラス表面の曇りを防止するために用いる場合には
、ファンの位置と各ガラスの距離とが異なる関係上、フ
ァンに近い前面ガラスに対しては暖気の風量は多くなる
が、ファンから遠い左右両側面ガラスへの風量は僅かと
なり、左右両側面ガラスの結露防止が図れない課題が生
じた。

本発明は上記課題を解決することを目的とするもので、
特に左右両側面に配置された透明板に対する暖気の風量
を増加したものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するだめの手段として、前面及
び左右両側面に透明板を備えた貯蔵室と、この貯蔵室の
下方に位置し、背面を開口した横長の機械室と、この機
械室の背面開口を覆い、中央部に吸気口、左右両側部に
排気口を形成したカバーと、前記貯蔵室の前面及び左右
両側面を覆う周壁と、前記吸気口に相対する機械室内中
央に配置された圧縮機、凝縮器、送風機からなる凝縮ユ
ニットと、この凝縮ユニットの前部に配置され、前記周
壁と間隔を存する衝立と、前記各透明板の下部と前記周
壁の上部との間に形成され、機械室と外部とを連通させ
るダクト上部の暖気吹出口とを形成した構成を提供する
。

（本）作用 上記手段によれば、凝縮ユニットの前部に配置された衝
立は吸気口から吸い込まれて暖気となった空気を左右方
向に分流する作用、吹出口の中央部分の風量を減じる作
用及び送風機の風切音、圧縮機の振動音を左右方向に分
配する作用をなし、しかも凝縮ユニットの送風機は防露
用の送風機としても作用する。

（へ）実施例 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明すると、（１）
は生菓子等の物品を冷却保存するのに適した横長クロー
ズタイプの低温ケースで、貯蔵室（２）と、この貯蔵室
の直下に位置する冷却室（３）と、この冷却室の直下に
位置する横長の機械室（４）とにより本体を構成されて
いる。前記貯蔵室（２）は前面から上面にわたって配置
された湾曲透明板（５）と、背面に配置された枠（６）
内を左右方向引速式に摺動される複数枚の透明扉（７）
と、左右両側面に夫々配ｔ−ａれた透明板（８）（８）
とから構成され、内部に仕切板兼用の着脱自在な底板（
９）、棚（１０）及び螢光灯（１１）が設けられている
。前記底板（９）は前記貯蔵、冷却画室（２）（３）を
上下に仕切るもので、その後縁に沿って吹田口（１２）
、前縁に沿って吸込口（１３）が形成きれ、この吹田、
吸込両口を通して前記貯蔵、冷却画室（２）（３）を連
通ずる構成となっている。前記冷却室（３）は前記貯蔵
室（２）を載置支持する上面を開口した断熱壁（１４）
にて構成され、又前記機械室（４）は前記断熱壁（１４
）の下方に形成されている。前記断熱壁（１４）は底壁
に排水口（１５）を有するもので、機械室（４）のベー
ス（１６）、このベースに取付けられた金属製の台脚（
１７）にて支持されている。尚、（１８）は前記台脚（
１７）に取付けられた周壁である。

（２０）（２１）は前記冷却室（３）に配置された第１
゜第２両蒸発器で、第１蒸発器（２０）が内側、第２蒸
発器（２１）が外側に位置するよう露受板兼用の金属製
仕切板（２２）を介して上下に重なり前記排水口（１５
）方向に低く傾斜して配置きれており、図示しないタイ
マによって例えば３時間毎交互に冷却運転される。前記
第１．第２両蒸発器（２０）（２１）で熱交換された冷
気は送風ファン（１９）でもって第３図矢印の如く強制
循環される。

前記周壁（１８〉は前面部（１８Ａ）及び左右両側面部
（１８Ｂ）（１８Ｃ）からなるものである関係上、機械
室（４）の背面が開口されている。前記機械室（４）の
背面開口には、該開口を覆うカバー（２３）が着脱自在
に配置されている。前記カバー（２３）は中央部に吸気
口（２４）、左右両側部に排気口（２５）（２５）が形
成されている。（２６）は前記機械室（４）の中央底部
のユニット板（２７）に配置され、前記第１．第２両蒸
発器（２０）（２１）と共に冷凍サイクルを構成する凝
縮ユニットで、前記吸気口（２４）に空気入口面が相対
する凝縮器（２８）、送風機（２９）、冷媒圧縮機（３
０〉が順次配置されている。前記ユニット板（２７）に
は前記排水口（１５）からのドレンを蒸発させる蒸発皿
（３１）、前記螢光灯（１１〉の安定器（３２）、電装
箱（３３）が配置されると共に、ユニット板（２７）の
前縁には仕切板となる衝立（３４）が前記周壁（１８〉
の前面部（１８Ａ）と所定間隔を存して立設されている
。

（３５）（３５）は間仙が前記吸気口（２４）と両排気
口（２５）（２５）との間に位置するよう機械室（４）
内の２ケ所に配置された物品収納箱で、該両物品収納箱
には包装紙やテープ等を収納する引出しく３６）が夫々
設けられている。この両物品収納箱（３５）（３５）の
配置に伴ない、機械室り４）の奥行幅が挟まり、両物品
収納箱（３５）（３５）の間が導入路（３７）、両物品
収納箱（３５）（３５）と周壁け８）との間が排出路（
３８）　（３８）となり、第１図矢印に示す如く送風＠
（２９）にて吸気口（２４）を通して機械室（４）内に
吸い込まれた空気は導入路（３７）で暖気となった後、
衝立（３４）に当って左右方向に分流きれて両排出路（
３ｇ）（３８）を通りυ１気口（２５）（２５）から外
部に排出きれる。

（４０）は前記断熱壁（１４）と周壁（１８）との間に
平面視口字形に形成きれ、機械室（４）内と外部とを連
通ずる暖気ダクトで、その上端の暖気吹田口（４１）は
第３図に示す如く各透明板（５）（８）（８）の下部表
面に向けて形成されている。（４２）は前記ダクト（４
０）内に配置されたハニカム材等からなる整流部材で、
機械室（４）からの暖気を整流して層流となす。前記ダ
クト（４０〉の上部はハンドレール（４３）にて覆われ
ている。

かへる構成によれば、凝縮ユニット（２６）の前部に配
置された衝立（３４）は吸気口（２４）から吸い込まれ
て暖気となった空気を左右方向に分流する作用、吹出口
（４１）の中央部分の風量を減じる作用及び送風ｊａ（
２９）の風切音、圧縮機（３０）の振動音を左右方向に
分配する作用をなし、しかも凝縮ユニット（２６）の送
風機（２９）は防露用の送風機としても作用する。

従って、衝立（３４）前方の暖気ダクト（４０〉の中央
部付近に回り込む暖気の風量が少なくなる反面、暖気ダ
クｌ−（４０）の左右両側部に至る暖気の風量が多くな
り、この結果、各透明板（５）（８）（８）の下部に沿
って形成された吹出口（４１）からの暖気の吹出風速分
布が平均化され、各透明板（５）（８）（８）表面の結
露を暖気でもって防止することができるばかりでなく機
械室（４）内の音の分散化が図れる。

又、送風機（２９）と衝立（３４）とを用いることによ
って、送風機（２９）そのものを熱交換用の他、防ｎ用
として兼用できるので、従来技術に比べて部品、運転コ
ストが安くなり、送風機による風切音も少なくなる。

（ト〉発明の効果 上述した本発明によれば、次に列挙する効果が生じる。

■衝立前方の暖気ダクトの中央部付近に回り込む暖気の
風量が少なくなる反面、暖気ダクトの左右両側部に至る
暖気の風量が多くなり、この結果、各透明板の下部に沿
って形成された吹出口からの暖気の吹出風速分布が平均
化され、各透明板表面の結露を暖気でもって防止するこ
とができ、透視効果を良くすることができる。

■送風機と衝立とを用いることによって、送風機そのも
のを熱交換用の他、防露用として兼用できるので、従来
技術に比べて部品、運転コストが安くなり、風切音も少
なくなる。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明低温ショーケースの実施例を示し、
第１図は第７図Ａ−Ａ断面図、第２図は第７図Ｂ−Ｂ断
面図、第３図は第２図Ｃの拡大図、第４図は要部コーナ
ー斜視図、第５図は背面図、第６図は周壁を外した全体
前方斜視図、第７図は全体前方斜視図である。 （４）・・・機械室、　（２３）・・・カバー　　（２
４）・・・吸気口、（２５）（２５）・・・排気口、（
２６）・・・凝縮ユニット、　（２８）・・・凝縮器、
　（２９）・・・送風機、　（３０）・・・圧縮機、　
（３４）・・・衝立、　（４０）・・・ダクト、　（４
１）・・・吹出口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、前面及び左右両側面に透明板を備えた貯蔵室と、こ
   の貯蔵室の下方に位置し、背面を開口した横長の機械室
   と、この機械室の背面開口を覆い、中央部に吸気口、左
   右両側部に排気口を形成したカバーと、前記貯蔵室の前
   面及び左右両側面を覆う周壁と、前記吸気口に相対する
   機械室内中央に配置された圧縮機、凝縮器、送風機から
   なる凝縮ユニットと、この凝縮ユニットの前部に配置さ
   れ、前記周壁と間隔を存する衝立と、前記各透明板の下
   部と前記周壁の上部との間に形成され、機械室と外部と
   を連通させるダクトの上部の暖気吹出口とを形成してな
   る低温ショーケース。