JPH0315413Y2 - - Google Patents

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JPH0315413Y2
JPH0315413Y2 JP1984189778U JP18977884U JPH0315413Y2 JP H0315413 Y2 JPH0315413 Y2 JP H0315413Y2 JP 1984189778 U JP1984189778 U JP 1984189778U JP 18977884 U JP18977884 U JP 18977884U JP H0315413 Y2 JPH0315413 Y2 JP H0315413Y2
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cylinder
ring groove
opening
rod
tip
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JP1984189778U
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用クラツチのブレーキ側に油圧
を給送するシリンダ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の従来例のものとしては、第3図aに示
す実公昭43−20688号がある。このシリンダ装置
は、シリンダ1の開口部1a側に延長するロツド
4の押圧部4aによりピストン3を押圧し、これ
によつて図示しないブレーキ側に油圧を給送する
ように構成されている。その場合上記シリンダ1
の開口部1a側にゴミ等の侵入を阻止するため
に、この開口部1aを塞ぐダストシール部材6が
シリンダ1のリング溝1bに対する係止部6bの
係合により被着されていて、その孔6aはロツド
4の押圧部4aから離れた軸周面に接するように
構成されていた。この場合、ロツド4の抜け止め
用としてシリンダ1の開口部1a側内壁に、円板
状の抜止め部材1mを装着し、これで押圧部4a
の後部を阻止するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の構成により従来のシリンダ装置には次の
ような問題点があつた。
(1) 単に係止部6bをリング溝1bに嵌合してい
るので、ダストシール部材6の取付け強度が弱
く、信頼性が低い。そこで、第3図bに示すよ
うに係止部6bの外周をリング体1fで締付け
るようにしたものが提案されているが、これに
よれば別途部品を必要とし、コストが高くなる
という欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、一端が開口するとともに開口部側外
周にリング溝1bを有するシリンダ1とこのシリ
ンダ1内に収納されかつシリンダ1の開口部1a
を介して延長するロツド4により押圧されて内圧
を発生させるピストン3と、上記ロツド4が貫通
する孔6aを有して上記シリンダ1の開口部1a
を塞ぐとともに先端が上記シリンダ1のリング溝
1b方向に延長し、先端にリング溝方向に突出す
る係止部6bを有するダストシール部材6とを備
えたシリンダ装置において、上記ロツド4が貫通
する孔5bを有しかつこのロツド4の抜けを阻止
する底壁5aとシリンダ1の開口部1a側外周の
リング溝1b方向に延長される筒部5cとから成
るロツド抜止め部材5を設け、このロツド抜止め
部材5の上記筒部5cに、リング溝1b方向に突
出して先端がシリンダ開口部側を向くとともにこ
の先端がリング溝1bの上記開口部側壁部1xに
係止する爪片5dを設け、かつ上記ダストシール
部材6の係止部6bの先端側に、シリンダ開口部
1a側に突出する突部6hを設けて、この突部6
hを上記筒部5cの先端5y側とリング溝1bと
の間で挟持するとともに、上記筒部先端5yとリ
ング溝1bの上記開口部壁部1xと対向する壁部
1yとの間で上記係止部6bを挟持するようにし
たものである。
〔作用〕
ダストシール部材6の係止部6bは、その突部
6hが、ロツド抜止め部材5の筒部5cの先端5
y側とリング溝1bとの間で挟持された状態で、
筒部先端5yとリング溝1bの上記開口部側壁部
1xと対向する壁部1yとの間で挟持される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。なお従来技術のものと同一または相当す
る部分には同一の符号を用いる。
第1図および第2図に示すように、一端に開口
部1aを設けたシリンダ1と、このシリンダ1内
に収納されて上記開口部1a側に延長するロツド
4に押動されて内圧を発生させるピストン3と、
上記ロツド4が貫通する孔6aを有して上記の開
口部1aを塞ぐダストシール部材6とを備えたシ
リンダ装置において、上記シリンダ1の開口部1
aを塞ぐ位置に、ロツド4が貫通する孔5bとこ
のロツド4の押圧部4aが開口部1aの位置から
外方へ抜け出るのを阻止する底壁5aを持ち、か
つこの底壁5aの周端からは上記シリンダ1の外
周面に嵌合可能な筒部5cを軸方向に形成して、
この筒部5cの対向位置にその位置毎の面部に対
する切り下げにより後部向けの内側へ爪片5dを
形出して成るロツド抜止め部材5が、上記シリン
ダ1の開口部1a側の外周面に形成されたリング
溝1bへの爪片5dによる係止と、この位置の外
周面に対する嵌合をもつて配置されている。そし
てこのロツド抜止め部材5の外部位置に、ロツド
4が貫通する孔6aの内側周面に上記したロツド
抜止め部材5の底壁5aに当接可能なリング状の
突出部6cを設けたダストシール部材6が、シリ
ンダ1の外周面に形成された上記リング溝1bの
前端側にあたる残置溝内への筒端係止部6bによ
る収嵌と、この溝1b位置に爪片5dをもつて係
止している上記ロツド抜止め部材5の筒部5c先
端周縁に対する上記係止部6bの内側面による弾
発的な係合をもつて被包状に配置されている。こ
こで、上記ロツド抜止め部材5の上記筒部5c
に、リング溝1b方向に突出して先端がシリンダ
開口部側を向くとともにこの先端がリング溝1b
の上記開口部側壁部1xに係止する爪片5dを設
け、かつ筒部先端5yとリング溝1bの上記開口
部壁部1xと対向する壁部1yとの間で上記係止
部6bを挟持している。なお、係止部6bからは
壁部1x方向に突出し筒部先端5yとリング溝1
bの底壁とで挟持される突部6hが設けられ、こ
れで係止部6bの外方向への離脱がより一層阻止
され、強着強度が向上する。
なおシリンダ装置としては、第2図に示すよう
に、シリンダ1の他端にはリザーバ連結部2aと
連通口2bとを一体的に成形した口金体2が嵌着
されている。この口金体2と前記ピストン3とに
より上記シリンダ1内に液圧室8が形出されてい
る。そしてピストン3の前方には内部に穴3bを
有するボス部3aが突設されていて、この穴3b
内にはバルブシステム9の頭部9aが摺動可能に
挿入されている。この場合上記頭部9aは、ボス
部3aの外周に係止爪7aをボス部3aの溝部3
cに係合して組付けられたキヤツプ7によつて穴
3bからの逸脱が防止されている。またバルブシ
ステム9の前端にはバルブ10が設けられて、上
記したリザーバ連結部2aの連通口2bを開閉す
るように構成されている。さらにバルブ10のキ
ヤツプ11と上記したボス部3aのキヤツプ7と
の間にはリターンスプリング13が張設されて、
ピストン3が後退位置にあるときにバルブ10が
開弁するように構成され、全体として一括体のシ
リンダ装置に組成されている。
次に作用を説明する。上記の構成による本実施
例のシリンダ装置において、ロツド4の押動によ
りピストン3が前進すると、バルブ10によつて
連通口2bが閉じられて液圧室8内に油圧が発生
する。この油圧は吐出口12から図示しないブレ
ーキ装置側に供給される。このようにしてブレー
キ操作時毎にロツド4は進退するが、このロツド
4の周面にシール状に摺接しているダストシール
部材6の孔6aの内側周面にはリング状の突出部
6cが設けられていて、常時この位置の内側に配
置されている底壁5aに当接しているため、上記
ロツド4の進退時に摺接孔6aが追随して内側方
向に移動するのを確実に阻止することができる。
また上記によりロツド4の周面にはダストシール
部材6の孔6aとロツド抜止め部材5の孔5bと
が摺接状に配置されているので、シリンダ1の開
口部1a内へのゴミや水の侵入を円滑容易に阻止
することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ダストシール部材6の係止部
6bは、その突部6hが、ロツド抜止め部材5の
筒部5cの先端5y側とリング溝1bとの間で挟
持された状態で、筒部先端5yとリング溝1bの
上記開口部側壁部1xと対向する壁部1yとの間
で挟持されるので、縦横の2方向でしつかりと固
定され、ダストシール部材の止着強度が向上し、
かつ止着のための別部材を必要としなくなる。ま
た、止着部分の気密性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるシリンダ装置の一実施例
を示す要部断面図、第2図は同実施例の全体断面
図、第3図は従来技術によるシリンダ装置の一例
を示す要部断面図である。 1……シリンダ、1a……開口部、,3……ピ
ストン、4……ロツド、5……ロツド抜止め部
材、5a……底壁、5b,6a……孔、5c…筒
部、5d……爪片、6……ダストシール部材、6
b……係止部、6c……突出部、6h……突部、
1b……リング溝、1x,1y……壁部、5y…
…先端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が開口するとともに開口部側外周にリング
    溝を有するシリンダと、このシリンダ内に収納さ
    れかつシリンダの開口部を介して延長するロツド
    により押圧されて内圧を発生させるピストンと、
    上記ロツドが貫通する孔を有して上記シリンダの
    開口部を塞ぐとともに先端が上記シリンダのリン
    グ溝方向に延長し、先端にリング溝方向に突出す
    る係止部を有するダストシール部材とを備えたシ
    リンダ装置において、上記ロツドが貫通する孔を
    有しかつこのロツドの抜けを阻止する底壁とシリ
    ンダの開口部側外周のリング溝方向に延長される
    筒部とから成るロツド抜止め部材を設け、このロ
    ツド抜止め部材の上記筒部に、リング溝方向に突
    出して先端がシリンダ開口部側を向くとともにこ
    の先端がリング溝の上記開口部側壁部に係止する
    爪片を設け、かつ上記ダストシール部材の係止部
    の先端側にシリンダ開口部側に突出する突部を設
    けて、この突部を上記筒部の先端側とリング溝と
    の間で挟持するとともに、前記筒部先端とリング
    溝の上記開口部側壁部と対向する壁部との間で上
    記係止を挟持するようにしたことを特徴とするシ
    リンダ装置。
JP1984189778U 1984-12-14 1984-12-14 Expired JPH0315413Y2 (ja)

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JP1984189778U JPH0315413Y2 (ja) 1984-12-14 1984-12-14

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JPS61104806U JPS61104806U (ja) 1986-07-03
JPH0315413Y2 true JPH0315413Y2 (ja) 1991-04-04

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JP6049695B2 (ja) * 2011-04-27 2016-12-21 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG マスタシリンダ及びマスタシリンダの組付け方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5748165B2 (ja) * 1975-01-10 1982-10-14

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JPS5748165B2 (ja) * 1975-01-10 1982-10-14

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JPS61104806U (ja) 1986-07-03

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