JPH03153005A - 形状異方性軟磁性合金粉末 - Google Patents
形状異方性軟磁性合金粉末Info
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- JPH03153005A JPH03153005A JP29132589A JP29132589A JPH03153005A JP H03153005 A JPH03153005 A JP H03153005A JP 29132589 A JP29132589 A JP 29132589A JP 29132589 A JP29132589 A JP 29132589A JP H03153005 A JPH03153005 A JP H03153005A
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Landscapes
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、特定な方向にのみ軟磁性特性の向上した形状
異方性軟磁性合金粉末に関するものである。
異方性軟磁性合金粉末に関するものである。
[従来の技術]
従来、安価にして高い磁化を有する鉄(Fe)は、磁性
材料においては最も重要な物質となっている。一般に、
Feを多量に含有する金属は磁化が容易である軟磁性を
示す。これら鉄を主成分とする軟磁性合金は、塊状や板
状で使用されることが通例となっていた。
材料においては最も重要な物質となっている。一般に、
Feを多量に含有する金属は磁化が容易である軟磁性を
示す。これら鉄を主成分とする軟磁性合金は、塊状や板
状で使用されることが通例となっていた。
しかしながら、近年、形状が一容易に選択できる粉末を
使用した成形、塗布等の手法が活用されている。一般に
、粉末は、金属の占める割合が少なくなるために、単位
体積当りの磁化量が小さくなる傾向となる。それに加え
て2粒状化にともない反磁界の影響も大きくなり、磁化
特性が低下する傾向となる。
使用した成形、塗布等の手法が活用されている。一般に
、粉末は、金属の占める割合が少なくなるために、単位
体積当りの磁化量が小さくなる傾向となる。それに加え
て2粒状化にともない反磁界の影響も大きくなり、磁化
特性が低下する傾向となる。
これらの負の現象を、軽減するためには、粉末に形状異
方性を付・与し、特定の方向にのみ磁化を容易にする方
法が有用となる。
方性を付・与し、特定の方向にのみ磁化を容易にする方
法が有用となる。
[発明が解決しようとする課題]
一般に、Feを主成分とする軟磁性合金は、粘く通常の
機械的粉砕法では、粉末化ができないとされてきた。そ
のため、溶湯噴霧法により合金粒子を得る方法や、液体
急冷法により薄帯を製造した後粉砕し合金粉末とする方
法が、Feを多量に含有する金属粉末の一般的な製法と
されている。
機械的粉砕法では、粉末化ができないとされてきた。そ
のため、溶湯噴霧法により合金粒子を得る方法や、液体
急冷法により薄帯を製造した後粉砕し合金粉末とする方
法が、Feを多量に含有する金属粉末の一般的な製法と
されている。
しかしながら、この製法は、高価な設備を導入する必要
があること、処理量が少ないこと、安定した製造条件が
狭いこと等の工業的な不利益も多い。
があること、処理量が少ないこと、安定した製造条件が
狭いこと等の工業的な不利益も多い。
そこで1本発明の技術的課題は、これら製造上の欠点を
除去するために、従来より実施され、技術的には殆んど
確立したとされるインゴットの製造と機械的粉砕により
、得られたFeを主成分とした合金粉末で、安価な設備
を使用し、安定した製造状態で、Feを主成分とする形
状異方性軟磁性合金粉末を提供することにある。
除去するために、従来より実施され、技術的には殆んど
確立したとされるインゴットの製造と機械的粉砕により
、得られたFeを主成分とした合金粉末で、安価な設備
を使用し、安定した製造状態で、Feを主成分とする形
状異方性軟磁性合金粉末を提供することにある。
[課題を解決するための手段〕
本発明は、従来使用されている一般的な製造設備を使用
して、Feを主成分とする形状異方性を有する軟磁性合
金粉末を、安価にして安定的に製造できるように構成し
たもので1通常の溶解法で製造された合金インゴットを
、一般的に粉砕に使用されている設備を使用して製造で
きるようにFe系合金の組成を調整するものであり、こ
の合金インゴットは、Fe中にSiを5〜23νt%含
有するものを用いることを特徴とする。
して、Feを主成分とする形状異方性を有する軟磁性合
金粉末を、安価にして安定的に製造できるように構成し
たもので1通常の溶解法で製造された合金インゴットを
、一般的に粉砕に使用されている設備を使用して製造で
きるようにFe系合金の組成を調整するものであり、こ
の合金インゴットは、Fe中にSiを5〜23νt%含
有するものを用いることを特徴とする。
一般に、Fe系合金は一部の合金(例えばFe−Co系
)を除き、Feの含有量が多いほど高い磁化を有する傾
向にある。したがって、安価にして、高い磁化特性を示
す金属材料は高Fe側で実現されることになり、工業上
極めて有用な機能性材料となっている。そこで1本発明
では1強磁性粉末を提供することが目的であるので、4
π1s5kG以上の特性を有することを条件として設定
した。
)を除き、Feの含有量が多いほど高い磁化を有する傾
向にある。したがって、安価にして、高い磁化特性を示
す金属材料は高Fe側で実現されることになり、工業上
極めて有用な機能性材料となっている。そこで1本発明
では1強磁性粉末を提供することが目的であるので、4
π1s5kG以上の特性を有することを条件として設定
した。
本発明は、Fe中にSiを5〜23wt%の範囲で含有
した合金を旧来から使用されている粉砕設備で粉砕する
ことにより、形状異方性を有する軟磁性合金粉末を、安
価にして、安定的に製造できるものである。
した合金を旧来から使用されている粉砕設備で粉砕する
ことにより、形状異方性を有する軟磁性合金粉末を、安
価にして、安定的に製造できるものである。
本発明においてFe中のSt含有量を5wt%以上とし
たのは、これ以下では1合金インゴットが粘く、ショー
クラッシャー等による一般的な機械的粗粉砕機の粉砕が
、不可能であったり、困難となるからである。一方、2
3wt%以下としたのは。
たのは、これ以下では1合金インゴットが粘く、ショー
クラッシャー等による一般的な機械的粗粉砕機の粉砕が
、不可能であったり、困難となるからである。一方、2
3wt%以下としたのは。
これ以上の領域では1合金粉末の磁化が5kG以下とな
り、Fe系合金の特徴である高磁化特性が著しく減少す
る状態となるからである。
り、Fe系合金の特徴である高磁化特性が著しく減少す
る状態となるからである。
また、粉末の形状異方性化は主に、ショークラッシャー
等による粗粉砕した粉末を、ボールミル等で比較的小さ
い機械的応力を繰り返し加えていく工程で実現される。
等による粗粉砕した粉末を、ボールミル等で比較的小さ
い機械的応力を繰り返し加えていく工程で実現される。
ここで得られた形状異方性粉末は、一般には板状となっ
ており1反磁界の関係で板面方向が磁化容易方向となる
。この形状異方性化は2粒子の長径/短径が1(球状)
でなければ発生するものであり1本発明においては、板
状粒子の厚さが約0.1〜1000μ■、直径が約1〜
500μ履の範囲での調整が容易に実施できる。一般的
な傾向として、偏平度の向上した粒子は、板状粒子の直
径が数十μ層で、厚さが1μ−前後で実現されることが
多い。
ており1反磁界の関係で板面方向が磁化容易方向となる
。この形状異方性化は2粒子の長径/短径が1(球状)
でなければ発生するものであり1本発明においては、板
状粒子の厚さが約0.1〜1000μ■、直径が約1〜
500μ履の範囲での調整が容易に実施できる。一般的
な傾向として、偏平度の向上した粒子は、板状粒子の直
径が数十μ層で、厚さが1μ−前後で実現されることが
多い。
尚、以下に述べる本発明の実施例では、ショークラッシ
ャーと回転ボールミルによる粉砕、偏平化についてのみ
述べているが、旧来からの粉砕機として知られているハ
ンマーミル、スタンプミル。
ャーと回転ボールミルによる粉砕、偏平化についてのみ
述べているが、旧来からの粉砕機として知られているハ
ンマーミル、スタンプミル。
ロールミル等による粉砕や、振動ミル、遠心ミル遊星ミ
ル等のボールによるエネルギー伝達で粉砕する機種での
工程を付加したり1代替しても本発明の合金組成の効果
が現われることは、明らかである。
ル等のボールによるエネルギー伝達で粉砕する機種での
工程を付加したり1代替しても本発明の合金組成の効果
が現われることは、明らかである。
[実施例]
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
実施例1
純度が99.8%以上の鉄(Fe)及びケイ素(Si)
を使用し、アルゴン雰囲気中で、高周波加熱により、S
iが3.4.5,6.8.10,15.20,25wt
%で残部Feの厚さ約20■■のインゴット9種類を作
製した。
を使用し、アルゴン雰囲気中で、高周波加熱により、S
iが3.4.5,6.8.10,15.20,25wt
%で残部Feの厚さ約20■■のインゴット9種類を作
製した。
次に、これらインゴットをハンマーを用いて。
最大長辺が約10cm以下になるように破砕した。
次に、これらインゴットの破砕片を用いて、市販されて
いるショークラッシャー(1)P)による粉砕を実施し
た。尚、インゴット破砕片は1個ずつ投入した。
いるショークラッシャー(1)P)による粉砕を実施し
た。尚、インゴット破砕片は1個ずつ投入した。
その結果を第1表に示す。表中、X印はインゴットの粉
砕が不可能であり、△印は粉砕が不可能ではないが困難
な状況と判断され、O印は粉砕が十分に可能な状況と判
断でき、◎印は容易に粉砕でき、@は著しく容品に粉砕
できる状況を示している。
砕が不可能であり、△印は粉砕が不可能ではないが困難
な状況と判断され、O印は粉砕が十分に可能な状況と判
断でき、◎印は容易に粉砕でき、@は著しく容品に粉砕
できる状況を示している。
Fe−St合金でStを5wt%以上含有することによ
り、市販されている通常の粉砕機によっても、粉砕が可
能となる。
り、市販されている通常の粉砕機によっても、粉砕が可
能となる。
実施例2
実施例1で得られたSiが5.10,15゜20.25
vL%で残部Feの5種類の粗粉砕粉末を、それぞれ1
■璽以下に分級した。
vL%で残部Feの5種類の粗粉砕粉末を、それぞれ1
■璽以下に分級した。
次に、これら粉末を1ステンレスポール及びエタノール
を用いて湿式でボールミル粉砕した。
を用いて湿式でボールミル粉砕した。
ここで、ステンレスポール径及び回転数、運転時間を変
化させることにより、平均直径が約30〜50μ■、平
均の厚さが3〜5μ園で、直径/厚さの平均が約7〜1
3の板状粒子からなる合金粉末を各々得た。
化させることにより、平均直径が約30〜50μ■、平
均の厚さが3〜5μ園で、直径/厚さの平均が約7〜1
3の板状粒子からなる合金粉末を各々得た。
次に、これら粉末に対し、液状のエポキシ樹脂を2wt
%混合した後、金型を使用して、約500kg / c
−の圧力で一方向に加圧圧縮して約13m+mの立方体
の圧粉体を得た。
%混合した後、金型を使用して、約500kg / c
−の圧力で一方向に加圧圧縮して約13m+mの立方体
の圧粉体を得た。
この摩粉体について、粉末の圧縮方向と平行な方向及び
それと直交する方向の磁気特性を測定した。
それと直交する方向の磁気特性を測定した。
その結果を第1図に示す。図中4π■5は、粉末の占積
率を100%に換算した値である。
率を100%に換算した値である。
図において3強磁性的な性質を示すとして設定した4π
l55kG以上はSi組成値が23wt%以下の領域で
得られる。また、粉末の圧縮方向による磁化特性は、粉
末圧縮方向と平行な方向に比べ。
l55kG以上はSi組成値が23wt%以下の領域で
得られる。また、粉末の圧縮方向による磁化特性は、粉
末圧縮方向と平行な方向に比べ。
それと直交する方向は、磁化曲線の立ち上りが急峻であ
り、1H0も低い値を示している。これは粉末圧縮方向
と直交する方向が磁化容品となっていることを示してい
る。
り、1H0も低い値を示している。これは粉末圧縮方向
と直交する方向が磁化容品となっていることを示してい
る。
この圧粉体の断面を顕微鏡にて観察したところ。
粉末圧縮方向と直交する方向に、板状合金粒子の長軸が
揃った積層状態となっていた。
揃った積層状態となっていた。
したがって、圧粉体の磁化異方性特性は、粉末の形状に
よる磁化容品特性に起因していることがわかる。
よる磁化容品特性に起因していることがわかる。
第 1 表
[発明の効果]
以上、説明したように本発明によれば、安価な設備を使
用した安定した装置状態で、Feを主成分とする形状異
方性軟磁性合金粉末を提供することができる。
用した安定した装置状態で、Feを主成分とする形状異
方性軟磁性合金粉末を提供することができる。
第1図は実施例2におけるFe−St系合金粉末のSi
含有値と磁気特性(4πIm+ +Hc)の関係を示
す図である。 図中、O中実線は粉末圧縮方向と直交した測定方向での
特性値を表し、△印破線は粉末圧縮方向と平行した測定
方向での特性値を表している。 X : Δ : O: ◎ : ・ : 粉砕が不可能 〃 困難(不可能ではない) 〃 可能 〃 容易 〃 著しく容易
含有値と磁気特性(4πIm+ +Hc)の関係を示
す図である。 図中、O中実線は粉末圧縮方向と直交した測定方向での
特性値を表し、△印破線は粉末圧縮方向と平行した測定
方向での特性値を表している。 X : Δ : O: ◎ : ・ : 粉砕が不可能 〃 困難(不可能ではない) 〃 可能 〃 容易 〃 著しく容易
Claims (1)
- 1.Siを5〜23wt%含有するFeを主成分とする
合金インゴットを粉砕してなることを特徴とする形状異
方性軟磁性合金粉末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29132589A JPH03153005A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 形状異方性軟磁性合金粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29132589A JPH03153005A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 形状異方性軟磁性合金粉末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03153005A true JPH03153005A (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=17767450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29132589A Pending JPH03153005A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 形状異方性軟磁性合金粉末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03153005A (ja) |
-
1989
- 1989-11-10 JP JP29132589A patent/JPH03153005A/ja active Pending
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