JPH03150214A - 結晶性層状リン酸化合物の製造方法 - Google Patents

結晶性層状リン酸化合物の製造方法

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JPH03150214A
JPH03150214A JP28668489A JP28668489A JPH03150214A JP H03150214 A JPH03150214 A JP H03150214A JP 28668489 A JP28668489 A JP 28668489A JP 28668489 A JP28668489 A JP 28668489A JP H03150214 A JPH03150214 A JP H03150214A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は結晶性層状リン酸化合物の製造方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は4価金属化合物とリン酸源と
を原料とし、両者を混合し加熱反応させる隙に、水蒸気
を吹き込むことにより、短時間で、かつ高効率に結晶性
層状リン酸化合物を製造する方法に関する。
上記本発明により得られる結晶性層状リン酸化合物は、
大きな固体酸性を示し、かつ大きな眉間距離を有してい
るので、各種カチオン(Na、Ag” 、Cs”など)
や塩基性物質、有機アミン類などとの反応性が大きく、
たとえば吸着剤、無機イオン交換体、インターカレーシ
ョンなどへ応用することができる。
〔従来の技術〕
従来、結晶性層状リン酸化合物の製造方法としては、■
還流法や、■フッ化錯体法などが採用されていた(たと
えば、[無機高分子−ハイブリントポリマーの応用J、
CMC社刊、p278〜279)。
上記■の還流法は、無定形のリン酸塩を濃リン酸中で、
24〜100時間還流することによって結晶性層状リン
酸化合物を製造する方法であるが、この方法では、濃リ
ン酸を大過剰に使用することと、反応に長時間を要する
ため、工業的には経済性に欠けるという問題があった。
また、上記■のフッ化錯体法は、有毒なフッ化水素を使
用するため、安全性に欠けるという問題があった。
また、結晶性層状リン酸ジルコニウムの場合は、水熱合
成法による製造方法が提案されているが(特開昭62−
226807号公報)、水熱合成法は高温、高圧を必要
とし、工業的規模での製造方法として採用する場合には
、高圧下でリン酸のような強酸に耐える装置を使用する
必要があり、装置の材料面で種々の問題を有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、従来の結晶性層状リン酸化合物の製造方
法は、 (1)大過剰の濃リン酸を使用するため、経済性に欠け
る (2)反応に長時間を要する (3)有毒なフッ化水素を使用するので、安全性に欠け
る などの問題を有していた。また、従来の製造方法では、
上記のような工程上の問題ばかりでなく、層間距離が非
常に大きい化合物〔たとえば、Ce(HPO−)z・2
H2Oなど〕を得ることができないという問題もあった
したがって、本発明は、それらの問題点を解消し、短時
間で、かつ高効率に結晶性層状リン酸化合物を製造する
ことができる方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、結晶性層状リン酸化合物の製造にあたり、原
料の4価金属化合物とリン酸源とを混合して加熱反応さ
せる際に、水蒸気を反応系内に吹き込むことによって、
上記目的を達成したものである。
すなわち、結晶性層状リン酸化合物は結晶水を有する化
合物であるが、4価金属化合物とリン酸源との反応時に
、水蒸気を外部から導入して、水蒸気の存在下で4価金
属化合物とリン酸源とを反応させると、反応生成物が結
晶水を持ちやすい状態になり、目的とする結晶性層状リ
ン酸化合物が短時間で得られるようになる。また、反応
が容易に進行するようになるので、大過剰のリン酸源を
使用しなくても結晶性層状リン酸化合物が得られるよう
になり、効率が向上する。
たとえば、従来の還流法では、24〜100時間程度(
通常は48時間程度)の反応時間を要したが、本発明に
よれば、3〜5時間程度の反応時間で目的とする結晶性
層状リン酸化合物が得られるようになる。また、還流法
では、濃リン酸を大過剰〔P□OS/MO!(ただし、
Mは4価金属元素で−MO□は4価金属元素の酸化物を
示す)のモル比に換算して4価金属化合物に対して少な
くとも10倍以上〕に使用しなければならなかったが、
本発明によれば、P、OS/MO□のモル比に換算して
4価金属化合物に対して多くても2.5倍程度のリン酸
源の使用で目的とする結晶性層状リン酸化合物を得るこ
とができる。
また、結晶性層状リン酸セリウムの場合、従来法では化
学式Ce (HPO−)t  −1,33HzOで示さ
れる層間距離が15.9人(1,59nm)のものしか
得られなかったが、本発明によれば、水蒸気の導入によ
り、反応生成物が結晶水を持ちやすい状態にして反応を
進行させるので、化学式Ce (HP04)よ ・2H
2Oで示される層間距離が18.0人と大きい結晶性層
状リン酸セリウムが得られるようになる。
しかし、水蒸気を反応系内に導入しない場合には、3〜
5時間程度の短い反応時間では、反応がまったく進行し
ないか、あるいは目的とする結晶性層状リン酸化合物以
外のものしか得られない。
本発明の実施にあたり、4価金属化合物としては、チタ
ン、ジルコニウム、ハフニウム、ゲルマニウム、スズ、
鉛などの第4族金属元素およびセリウムよりなる群から
選ばれる少なくとも1種の金属元素の酸化物、水酸化物
、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、塩化物などが用いられ、リ
ン酸源としては、リン酸(たとえば市販の85%リン酸
など)や、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸
アンモニウムなどのリン酸塩などが用いられる。
そして、用いる4価金属化合物の種類によって異なった
2つの反応様式を採ることができる。
その1つは、4価金属化合物が第4族金属元素またはセ
リウムの酸化物、水酸化物、炭酸塩またはそれらの混合
物の場合、リン酸源としてリン酸を用い、上記の4価金
属化合物とリン酸源とを混合し、水蒸気を吹き込み、水
蒸気の存在下で両者を加熱反応させる方法である。
他の1つは、4価金属化合物が第4族金属元素またはセ
リウムの水可溶性塩、たとえば硫酸塩、硝酸塩、塩化物
またはそれらの混合物の場合、リン酸源としてリン酸ま
たは水可溶性のリン酸塩、たとえばリン酸ナトリウム、
リン酸カリウム、リン酸アンモニウムなどを用い、上記
の4価金属化合物の水溶液きリン酸源の水溶液とを、室
温下または水の沸騰温度以下の加熱下において、攪拌、
混合することにより、ゲル状沈殿を生成させ、濾別後、
水蒸気を吹き込み、4価金属化合物とリン酸源とをゲル
状沈殿物にして水蒸気の存在下で加熱反応させる方法で
ある。
いずれの場合においても、水蒸気雰囲気中での反応時の
原料のモル比、つまり、4価金属化合物とリン酸源との
モル比は、P ! OS / Mo□ (ただし、Mは
4価金属元素で、MO,は4価金属元素の酸化物を示す
)のモル比に換算して、0.5〜2.5の範囲にするの
が好ましい、すなわち、上記モル比が0.5未満では、
原料の4価金属化合物が未反応で残る量が多くなり、ま
た上記モル比が2.5より太きくなると、過剰のリン酸
が残るため不経済である。より望ましいモル比は1.0
〜2.0の範囲である。
水蒸気量は、特に限定されるものではないが、通常、反
応容器の反応混合物上部のヘッドスペースに外部から水
蒸気を吹き込むことによって行われる。
水蒸気の反応系内への吹き込みにあたっては、反応温度
が下がらないように、水蒸気を反応温度と同程度の温度
にまで加熱してお(ことが望ましい。
水蒸気の吹き込みは、反応の極(初期の段階では必ずし
も必要ではないが、反応系内から遊離の水分が蒸発した
後は、必ず水蒸気を吹き込む必要がある。もとより、加
熱反応中、常時、水蒸気を反応系内に吹き込んでもよい
結晶性層状リン酸化合物としては、従来からも、たとえ
ば下記に示すものが知られている。
Ti(HPO4)よ・H20(層間距諦ニア、6人)T
 i (HP、O−)z −2HzO(層間距ji! 
: 11.6人)Z r (HP 04)−・HzO(
Ji間距ijii : 7.6人)Z r (HP O
4)z ・2 HzO(層間距i!11 :°12−2
人)Hf (I P On)z・H80(層間距!11
 : 7.6人)S n (HP O−)z −2Hz
O(層間距@ : 7.8人)P b (HP O,)
、・H,O(層間距@ : 7.8人)Ce (HP 
O−)z ・1.33HiO(Ili間距離:15.9
人)本発明によれば、もとより、これらの結晶性層状リ
ン酸化合物を、従来法に比べて、短時間で、かつ高能率
に製造することができる。
さらに、本発明によれば、従来法では製造することがで
きなかった層間距離の大きい結晶性層状リン酸セリウム
、つまり、下記の化学式で示される2分子の結晶水を持
った層間距離が18.0人の結晶性層状リン酸セリウム
を製造することができる。
Ce(HPOa)z 2H−0(層間距11180人)
もとより、本発明によれば、このCe (HPO。
)よ・2H2Oも、他のものと同様に、短時間て、かつ
高効率に製造することができる。
これらの結晶性層状リン酸化合物は、前記したように、
大きな固体酸性を示し、かつ大きな層間距離を有するの
で、この特性を利用して、吸着剤、無機イオン交換体、
インター力レーシゴンなどに使用することができる。特
にCe (HPO−)z・2H2Oは層間距離が大きい
ので、たとえば吸着剤として使用した場合、分子量の大
きいものを吸着することができるなど、特性の優れた吸
着剤や、インターカレーションなどとして使用すること
ができる。
〔実施例〕
つぎに実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はそれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 市販の酸化セリウム(試薬一級99%CeO□)11.
5gと、85%リンtJi31.2g  (P −Os
 / Ce O−のモル比l、2)とを磁製ルツボ中で
よく攪拌混合し、得られた混合物をルツボごと180℃
に温度設定した電気炉に入れ、180°Cに加熱した水
蒸気を吹き込み、水蒸気の存在下で酸化セリウムとリン
酸とを180”Cで4時間反応させた。反応生成物は淡
黄色を呈していた。この反応生成物を水洗した後、風乾
した。
風乾後の物質のX線回折プロファイルを第1図に示す。
第1図に示すように、得られた物質のX線回折プロファ
イルは、5°付近の最も低角度のところに強いピークが
あり、このX線回折の測定結果と元素分析結果から、得
られた物質は結晶性層状リン酸セリウム(Ce (HP
Oa )z  ・2HzO)であることが判明した。
実施例2 水酸化セリウム(Ce (OH)−,3/2HzO)2
6.5gと、85%リン酸31.2g  (P 205
 / CeO,のモル比に換算して1.2)とを磁Xル
ツボ中でよく攪拌混合し、得られた混合物をルツボごと
200℃に温度設定した電気炉に入れ、200℃に加熱
した水蒸気を吹き込み、水蒸気の存在下で水酸化セリウ
ムとリン酸とを200°Cで4時間反応させた。反応生
成物は淡黄色を呈していた。この反応生成物を水洗した
後、180℃で乾燥した。
乾燥直後の物質のX線回折プロファイルを第2図に示す
第2図に示すように、得られた物質のX線回折プロファ
イルは、5°を少し越えたところに強いピークがあり、
このXM回折プロファイルは、既存の結晶性層状リン酸
化合物(Ce (HPO−)z−0,33HzO)のX
線回折プロファイルと一致したことから、得られた物質
は結晶性層状リン酸化合物(Ce (HP O= ) 
z ・0.3314g0)であることが判明した。そし
て、この物質は空気中での放置や少量の水の添加により
、第1図と同様のX線回折プロファイルを持つ物質に変
化することにより、上記反応によって結晶性層状リン酸
セリウム[Ce (HPO,)!  −2H,O]が得
られることが判明した。
実施例3 市販の水酸化ジルコニウム(Zr (oH)−)(試薬
一級) 15.9gと、85%リン酸34.6 g (
P Zo、/ZrOtのモル比に換算して1.5)とを
、実施例1と同様に磁製ルツボ中で混合し、得られた混
合物をルツボごと190℃に温度設定した電気炉に入れ
、190℃に加熱した水蒸気を吹き込み、水蒸気の存在
下で水酸化ジルコニウムとリン酸とを190℃で5時間
反応させた。反応生成物は白色を呈していた。この反応
生成物を水洗した後、風乾した。
風乾後の物質のX線回折プロファイルを第3図に示す。
第3図に示すように、得られた物質のX線回折プロファ
イルは、101を少し越えたところ、20゜および25
°付近に強いピークがあり、このX線回折プロファイル
は、既存の結晶性層状リン酸ジルコニウム(Zr (H
POs )−−HzO)のX線回折プロファイルと一致
したことから、得られた物質は結晶性層状リン酸ジルコ
ニウム[Zr(HPO,L  −H,o]であることが
判明した。
実施例4 水酸化チタン(T i (OH) −) 11.6gと
、85%リンa134−6g (P t Os / T
 i Oxのモル比に換算して1.5)とを、実施例1
と同様に磁製ルツボ中で混合し、得ら五た混合物をルツ
ボごと2)0℃に温度設定した電気炉に入れ、2)0℃
に加熱した水蒸気を吹き込み、水蒸気の存在下で水酸化
チタンとリン酸とを2)0℃で5時間反応させた。反応
生成物は白色であった。この反応生成物を水洗した後、
50℃で乾燥した。
乾燥後の物質のXwA回折プロファイルを調べたところ
、既存の結晶性層状リン酸チタン(Ti(HPO−)z
 ・H2C〕のX線回折プロファイルと一致したことか
ら、得られた物質は結晶性層状リン酸チタン(Ti (
HPO4)z  ・H2C〕であることが判明した。
実施例5 水溶性のジルコニウム塩であるZrOC1,23,5g
を純水500mj!に溶解し、それに85%リン酸4ロ
ー1g (Pg Os /ZrO,のモル比に換算して
l、5)を、攪拌しながら徐々に滴下した。その結果、
白色のゲル状沈殿が得られたので、これを遠心分難した
後、磁製ルツボに入れ、85%リン酸を加え、混合した
後、ルツボごと190℃に温度設定した電気炉に入れ、
190°Cに加熱した水蒸気を吹き込み、水蒸気の存在
下で、190°Cで4時間反応させた。反応生成物を水
洗した後、風乾した。
風乾後の物質のX線回折プロファイルを調べたところ、
実施例3の第3図と一致したことから、得られた物質は
結晶性層状リン酸ジルコニウム〔Z r (HPO4)
z  −HzO)であることが判明した。
実施例6 市販の塩化スズ(SnC1,)(試薬一級)43.3g
を純水500m11.に溶解し、これとは別にリン酸ナ
トリウム(Naz HPO−10H2O)(試薬一級)
 143.2 gを純水500mj!に溶解させた。
上記の塩化スズ溶液を攪拌しつつ、その中に上記のリン
酸ナトリウム水溶液を徐々に滴下し、沈殿物を得た。濾
別後、沈殿物を磁製ルツボに入れ、さらに85%リンa
ll−3gを加えて攪拌した後、ルツボごと200℃に
温度設定した電気炉に入れ、200℃に加熱した水蒸気
を吹き込み、水蒸気の存在下で、200℃で4時間反応
させた。使用した塩化スズとリン酸ナトリウムおよびリ
ン酸とのP2O。
7 S n O□に換算したモル比は1.5であった。
反応生成物を水洗した後、風乾した。
風乾後の物質のX線回折プロファイルを調べたところ、
既存の結晶性層状リン酸スズ(Sn(HPO4)! ・
H,0)のX線回折プロファイルと一致したことから、
得られた物質は結晶性層状リン酸スズ(Sn (HPO
−)z  −HzO)であることが判明した。
比較例1 実施例1において、外部から水蒸気を導入せずに、1B
()℃て4時間加熱した。− 加熱終了後の混合物はほとんど白色をしていた。
この混合物を水洗した後、風乾した。
風乾後の物質のX線回折プロファイルは、原料の酸化セ
リウA(CeO□)のみのピークしか示しておらず、酸
化セリウムと−リン酸とかまった(反応していないこと
が判明した。
比較例2 実施例3において、外部から水蒸気を導入せずに、22
0°Cで5時間加熱した。
加熱終了後の反応生成物を水洗した後、風乾した。
得られた物質のX線回折プロファイルは、ビロリン酸ジ
ルコニウム(zrzpzot)のピークのみを示し、目
的とする結晶性層状リン酸ジルコニウム(Z r (H
P Os ) x  ・HI3)はまったく得られなか
った。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、4価金属化合物とリ
ン酸源とを水蒸気の存在下で加熱反応させることにより
、短時間で、かつ高効率に結晶性層状リン酸化合物を製
造することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1により得られた結晶性層状リン酸セリ
ウム(Ce (HPO4)z  ・2HzO)のX線回
折プロファイルである。第2図は実施例2により得られ
た結晶性層状リン酸セリウ五〔Ce (HPO4)z 
・O−33HxO)のX線回折プロファイルである。第
3図は実施例3により得られた結晶性層状リン酸ジルコ
ニウム(Zr (HPO。 )x  −Hzo)のxwA回折プロファイルである。 7丁「−一一一 4年5千  昌                  
 1、ifflll                
    lCミーに−(20) 、1   、   i)   I LlL−K慎                   
   (20)手続補正書(自発) 特許庁長官 植 松  敏  殿 1、事件の表示 平成1年特許願第286684号 λ発明の名称 結晶性層状リン酸化合物の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪市大正区船町1丁目3番47号名称 テイカ
株式会社 代表者古川昭三 4、代理人 〒550  電話 06 (531) 8
277住所 大阪市西区北堀江−丁目1番23号養田ビ
ル四ツ橋館 明細書の1発明の詳細な説明jの欄 温、高圧下で』と補正する。 (2)明細書第9頁第18行の[反応系内に吹き込んで
もよい、」を[反応系内に吹き込んでもよく、通常は反
応系内に水蒸気を常時吹き込みながら加熱反応が行われ
る。反応温度は100〜300℃が好ましいが、80℃
以上であれば反応を起こさせることができる。反応時間
は3〜5時間が好ましいが、反応温度が高い場合には2
時間程度でもよい、反応時間がlO時間程度になっても
反応生成物に欠陥が生じないが、それ以上に反応時間を
長くする必要はない、また、反応後の乾燥は、室温〜3
00℃の範囲で実施可能であるが、乾燥温度は低い方が
よく、60℃以下で乾燥するのが好ましい、」と補正す
る。 (3)  明細書第11頁第2・〜3行の「大きな層間
距離」を「層状構造」と補正する。 (4)  明細書第11頁第7行の「分子量」を[分子
サイズ」と補正する。 (5)  目第11頁第18行のrモル比」をrモル比
に換算して」と補正する。 (6)明細書第12頁第14行のrCe (OH)、、
3/2」をCe (OH) a  ・3/ 2 Jと補
正する。 a) 明細書第13頁第7〜17行の「このX線回折プ
ロファイルは−・・・・−ことが判明した、」を「この
xll回折プロファイルから、得られた物質は結晶性層
状リン酸セリウム(Ce (HPO4)z・0.33H
,O)であることが判明した。jと補正する。 (8)明細書第14頁第3行の「190℃」を「150
℃jと補正する。 (9)明細書第14頁第4行の「190℃」を「150
℃」と補正する。 Oal  明細書第14頁第6行(7) r190℃」
をr150℃」と補正する。 00  明細書第15頁第3〜4行の「2)0℃」をr
llO℃」と補正する。 ■ 明細書第15頁第4行の「2)0℃」をr 110
℃」と補正する。 61  明細書第15頁第6行の「2)0℃」をrll
O℃」と補正する。 04  明細書第16頁第1行の「85%リン酸を」 
「さらに85%リン酸を30.0g」と補正する。 Q51  明細書第12頁第14行7)r190℃J 
ヲr130℃」と補正する。 06)  明細書第11頁第7行ノr190℃J ヲ1
30℃」と補正する。 0 明細書第16頁第4行の[190℃」をr 13G
℃」と補正する。 a・ 明細書第17頁第11行の「ことが判明した、」
の次に改行して次の文章を補充する。 「実施例7 水酸化セリウム(Ce (OH) −・3/ 2 Hz
O)26.5gと85%リン酸45−6g (P z 
Os / CeO,のモル比に換算して1.75)とを
磁製ルツボ中でよく攪拌混合し、得られた混合物をルツ
ボごと200℃に温度設定した電気炉に入れ、200℃
に加熱した水蒸気を吹き込み、水蒸気の存在下で水酸化
セリウムとリン酸とを200℃で5時間反応させた。反
応生成物は淡黄色を呈していた。この反応生成物を水洗
した後、100℃で乾燥した。 乾燥後の物質のX線回折プロファイルは、既存の結晶性
層状リン酸セリウム(Ce (HP Oa)2 ・1.
33H□0)のX線回折プロファイルと一致したことか
ら、得られた物質は結晶性層状リン酸セリウム(Ce 
(HPO,)z  −1−33H。 0〕であることが判明した。 実施例8 市販の水酸化ジルコニウム(試薬一級) 15−4gと
水酸化チタン(試薬一級)10.1gとを乳鉢に入れ、
水10m lを加え、5分間混合して均一なスラリーに
した。 別途、磁製ルツボに85%リン酸81g (Pg Os
/ (T i Ot + Z r Ox )のモル比に
換算して1.75)を入れ、そこに上記のスラリーを添
加、混合し、得られた混合物をルツボごと110℃に温
度設定した電気炉に入れ、110℃に加熱した水蒸気を
吹き込み、水蒸気の存在下で水酸化ジルコニウムおよび
水酸化チタンとリン酸とを110℃で4時間反応させた
。反応生成物は白色を呈していた。この反応生成物を水
洗した後、30°Cで乾燥した。 乾燥後の物質のX線回折プロファイルは、実施例3およ
び実施例4で得られたものの混合プロファイルてあり、
得られた物質が結晶性層状リン酸ジルコニウム(Z r
 (HP Os ) z  −HzO〕と結晶性層状リ
ン酸チタン(Ti(HPO−)よ ・H,O)との混合
物であることが判明した。 実施例9 − 市販の水酸化ジルコニウム(試薬一級) 15−4
gと水酸化セリウム(試薬一級)2L5gとを乳鉢に入
れ、水10m j!を加え、5分間混合して均一なスラ
リーにした。 別途、磁製ルツボに85%リン酸81g (Pg Os
/ (Z r Ox + Ce O,)のモル比に換算
して1.753を入れ、そこに上記のスラリーを添加、
混合し、得られた混合物をルツボごと130℃に温度設
定した電気炉に入れ、130℃に加熱した水蒸気を吹き
込み、水蒸気の存在下で水酸化ジルコニウムおよび水酸
化セリウムとリン酸とを130℃で8時間反応させた。 反応生成物は淡黄色を呈していた。この反応生成物を水
洗した後、30゜Cで乾燥した。 乾燥後の物質のxll回折プロファイルば、実施例1お
よび実施例3で得られたものの混合プロファイルであり
、得られた物質が結晶性層状リン酸セリウム(Ce (
HPO4)t  ・2H2O)と結晶性層状リン酸ジル
コニウム(Zr (HPO,)□ ・H2O〕との混合
物であることが判明した。 実施例1O 市販の水酸化チタン(試薬一級)10.1gと水酸化セ
リウム(試薬一級)23.5gとを乳鉢に入れ、水10
m lを加え、5分間混合して均一なスラリーにした。 別途、磁製ルツボに85%リン11181 g (P 
t Os/ (ZrOg +CeOz )のモル比に換
算して175)を入れ、そこにスラリーを添加、混合し
、得られた混合物をルツボごと150℃に温度設定した
電気炉に入れ、150℃に加熱した水蒸気を吹き込み、
水蒸気の存在下で水酸化チタンおよび水酸化セリウムと
リン酸とを150℃で5時間反応させた。反応生成物は
淡黄色を呈していた。 この反応生成物を水洗した後、30℃で乾燥した。 乾燥後の物質のX線回折プロファイルは、実施例1およ
び実施例4で得られたものの混合プロファイルであり、
得られた物質が結晶性層状リン酸セリウム(Ce (H
POa )z  ・2H2O〕と結晶性層状リン酸チタ
ン(T i  (HP Os)、・HtO)との混合物
であることが判明した。j 以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)4価金属化合物とリン酸源とを混合して加熱反応
    させる工程中において、水蒸気を吹き込み、水蒸気の存
    在下で4価金属化合物とリン酸源とを反応させることを
    特徴とする結晶性層状リン酸化合物の製造方法。
  2. (2)4価金属化合物とリン酸源との混合比が、P_2
    O_5/MO_2(ただし、Mは4価金属元素で、MO
    _2は4価金属元素の酸化物を示す)のモル比に換算し
    て、0.5〜2.5となるように混合し、加熱温度が1
    00℃〜300℃である段階で、水蒸気を吹き込むこと
    を特徴とする請求項1記載の結晶性層状リン酸化合物の
    製造方法。
  3. (3)4価金属化合物が第4族金属元素およびセリウム
    よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属元素の酸
    化物、水酸化物、炭酸塩またはそれらの混合物であり、
    リン酸源がリン酸であることを特徴とする請求項2記載
    の結晶性層状リン酸化合物の製造方法。
  4. (4)4価金属化合物が第4族金属元素およびセリウム
    よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属元素の水
    可溶性塩であり、リン酸源がリン酸または水可溶性のリ
    ン酸塩であって、上記4価金属化合物とリン酸源との混
    合時にゲルを形成させてから加熱反応を行うことを特徴
    とする請求項2記載の結晶性層状リン酸化合物の製造方
    法。
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