JPH0315003Y2 - - Google Patents

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JPH0315003Y2
JPH0315003Y2 JP8054787U JP8054787U JPH0315003Y2 JP H0315003 Y2 JPH0315003 Y2 JP H0315003Y2 JP 8054787 U JP8054787 U JP 8054787U JP 8054787 U JP8054787 U JP 8054787U JP H0315003 Y2 JPH0315003 Y2 JP H0315003Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、植林されている杉等の幹から不要な
枝を切断する枝打ち機において用いることができ
る本機駆動部構造に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、かかる枝打ち機の本機駆動部構造の一形
態として、実願昭61−57753号公報に記載されて
いるものがある。
そして、かかる本機駆動部構造は、矩形形状を
なす本体フレームの中央部に駆動源であるエンジ
ンを配設するとともに、同本体フレームの上下左
右端に、枝打ち機の螺旋旋回方向に傾斜した状態
で駆動車輪を取付け、各駆動車輪の支持軸を、本
体フレームの上下左右端に突設したブラケツトに
回転自在に枢支し、これら上下支持軸をそれぞれ
本体フレームの上下端に配設した上下部中間動力
伝達軸に無端チエーンを介して連動連結し、かつ
上下部中間動力伝達軸同志を連結ロツドで連結
し、さらに、上部中間動力伝達軸を、減速機及び
無端チエーンを介してエンジンの出力軸と連動連
結した構成に特徴を有するものである。
そして、エンジンを駆動すると、その動力は、
無端チエーン及び減速機を介して上部中間動力伝
達軸に伝達され、その後、動力は、上部駆動車輪
には無端チエーンを介して伝達され、下部駆動車
輪には連結ロツド及び下部中間動力伝達軸及び無
端チエーンを介して伝達されることになる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、かかる本機駆動部構造は、いまだ、以
下の問題点を有していた。
駆動部は、実質的に、エンジンと、上下部駆
動車輪と、駆動車輪の支持軸と、支持軸支持ブ
ラケツトと、上下部中間動力伝達軸と、連結ロ
ツドと、減速機と、これらを連動連結する多数
の無端チエーンとからなるため、構造が極めて
複雑となり、製造費が高くなり、また、メンテ
ナンスも煩雑となる。
上下部駆動車輪の支持軸に直接無端チエーン
を取付ける必要があり、また上下部中間動力伝
達軸同志を連結ロツドでたすきがけに連結する
必要があるが、かかる取付・連結作業は精度を
要するため困難かつ時間を要し、この点から
も、製造費が高くなり、また、メンテナンスも
煩雑となる。
本考案は、上記問題点を解決することができる
枝打ち機の本機駆動部構造を提供することを目的
とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、幹周囲を螺旋状に旋回上昇しながら
幹の枝を切断する枝打ち機において、矩形形状を
なす本体フレームの上下左右端に、枝打ち機の螺
旋旋回方向に傾斜した状態で駆動車輪を取付け、
各駆動車輪の支持軸を、本体フレームの軸線と平
行に配設した動力伝達軸の先端に、自在継手部を
介して直接連結し、同動力伝達軸の基端を、本体
フレームに搭載した駆動源の出力軸に連動連結し
たことを特徴とする枝打ち機の本機駆動部構造に
係るものである。
(ホ) 作用及び効果 以上述べてきた構成により本考案は、以下の効
果を奏する。
上下部駆動車輪の支持軸を直接自在継手部で
本体フレームに配設した動力伝達軸に連結し、
同動力伝達軸を駆動源の出力軸に連結するよう
にしたので、本機駆動部の構造を著しく簡素化
でき、安価に製造することができるとともに、
メンテナンスも容易となる。
上下駆動車輪の支持軸を直接自在継手部で本
体フレームに配設した動力伝達軸に連結し、同
動力伝達軸を駆動源の出力軸に連結するように
したので、動力伝達軸を矩形形状を有する本体
フレームの軸線と平行に配設することができ、
この点からも構造を簡素化でき、メンテナンス
を容易にすることができる。
(ヘ) 実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案
を具体的に説明する。
第1図及び第2図において、枝打ち機Aは、幹
Bに取付けられた状態で示されている。
図示するように、枝打ち機Aは、矩形形状の本
体フレーム11の背面に駆動源としてのエンジン
12を搭載しており、また、同エンジン12によ
り回転駆動される4個の駆動車輪13を、矩形形
状の本体フレーム11の上下左右端に傾斜状態、
即ち枝打ち機Aの螺旋旋回方向と同一方向に移動
可能に配設している。
また、本体フレーム11の上部には、上方に向
けて伸延するチエーン取付用ブラケツト14を突
設しており、同ブラケツト14には、取付金具1
5を介して外周面に鋸刃チエーン16を回動自在
に装着したチエーンソー本体17が取付けられて
いる。
なお、チエーンソー本体17の下部は、駆動車
輪13との干渉を防止するため、切り抜き開口1
8を設けている。
また、第1図及び第2図において、20は本体
フレーム11の一側中間部において、同本体フレ
ーム11から幹Bに向けて垂設した垂直回転軸で
ある。
かかる垂直回転軸20は、その伸延端に、スプ
ロケツトホイール21を装着しており、同スプロ
ケツトホイール21には鋸刃チエーン16が噛合
している。
そして、この鋸刃チエーン16、チエーンソー
本体17及びスプロケツトホイール21によつて
チエーンソーCが形成されることになる。
また、22はエンジン12の出力軸であり、同
出力軸22の下端にはスプロケツトホイール23
が固着されており、同スプロケツトホイール23
は、上記した垂直回転軸20に固着したスプロケ
ツトホイール24と無端チエーン25によつて連
結されている。
かかる構造によつて、エンジン12が駆動され
ると、スプロケツトホイール22が回転し、同回
転によつて鋸刃チエーン16がチエーンソー本体
17の外周を周回し、チエーンソーCを駆動する
ことができる。
さらに、第1図及び第2図において、26は幹
Bを介して本体フレーム11と対向する状態に配
設した補助フレームであり、同補助フレーム26
は、その内側に軸芯回りで回動自在なキヤスター
式の補助車輪27を転動自在に枢支している。
また、補助フレーム26の両側に、ガイドボス
28を連設し、同ガイドボス28内に、本体フレ
ーム11の両側から突設したガイド杆29を摺動
自在に挿貫するとともに、両フレーム11,26
間に引張スプリング30を介設して、同スプリン
グ30の引張力を利用して両フレーム11,26
を相互に相対切接自在に連結している。
かかる構成によつて、駆動車輪13と補助車輪
27との間に、幹Bを挟圧した状態で本機を幹B
に支持させ、駆動車輪13の駆動を介して本機を
幹B周囲に沿つて螺旋状に旋回上昇しながらチエ
ーンソー14で幹Bの枝bを切断することができ
る。
また、図示しないが、実願昭61−57753号記載
の枝打ち機と同様に、本体フレーム11の中央部
には、下降装置を配設しており、この下降装置
は、第2図に示す上下に起伏自在な操作レバー3
1を操作することによつて、駆動車輪13を幹B
から離脱して幹Bと係合を解除して枝打ち機Aを
本機の自重によつて下降させることができるもの
である。
上記基本構成において、本考案は、エンジン1
2によつて発生した動力を駆動車輪13に切断す
る駆動部構造の構成に特徴を有するものであり、
以下、第1図〜第5図を参照して具体的に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、エンジン12
の出力軸22は、その中間部にピニオンギア40
を固着しており、同ピニオンギア40は、矩形形
状の本体フレーム11と平行に配設した動力伝達
軸41の中間部に設けたホイールギア42と噛合
している。
そして、同動力伝達軸41の先端は、自在継手
部43を介して本体フレーム11の上部右端に設
けた駆動車輪13と連結している。
また、同動力伝達軸41は、ホイールギア42
と自在継手部43との間をなす部位にスプロケツ
トホイール44を固着しており、同スプロケツト
ホイール44は、無端チエーン45によつて、本
体フレーム11の上部左側部分に平行に配設した
動力伝達軸46の基端に固着したスプロケツトホ
イール47と連動連結されている。
そして、同動力伝達軸46は、自在継手部43
を介して本体フレーム11の上部左端に設けた駆
動車輪13と連結している。
また、同動力伝達軸41は、その下端に、スプ
ロケツトホイール50,51を固着している。
そして、スプロケツトホイール50は、無端チ
エーン52によつて、本体フレーム11の下部左
側部分に平行に配設した動力伝達軸53の基端に
固着したスプロケツトホイール54と連動連結さ
れている。
そして、同動力伝達軸53は、自在継手部43
を介して本体フレーム11の下部左端に設けた駆
動車輪13と連結している。
一方、スプロケツトホイール51は、無端チエ
ーン55によつて、本体フレーム11の下部左側
部分に平行に配設した動力伝達軸56の基端に固
着したスプロケツトホイール57と連動連結され
ている。そして、同動力伝達軸56は、自在継手
部43を介して本体フレーム11の下部右端に設
けた駆動車輪13と連結している。
かかる構成によつて、エンジン12を駆動して
発生した動力は、各駆動車輪13に確実に伝達さ
れることになる。
さらに、第3図〜第5図に、自在継手部43及
び駆動車輪13の詳細な構成を示す。
図示する如く、自在継手部43は、本体フレー
ム11に固着する環状支持部60と、同環状支持
部60の軸線a−aに対して一定の傾斜角度αを
なす軸線b−bを有する傾斜筒状部61とを連結
ボルト62によつて連結し、かつ、同環状支持部
60と傾斜筒状部61内に、それぞれ、支持軸6
3と動力伝達軸41とを回動自在に嵌入し、両軸
63,41の嵌入端同志を球面継手64によつて
連結することによつて構成している。
なお、第4図に示す如く、球面継手64は、両
軸63,41の嵌入端の対応する放射状位置に、
複数の半円形の縦溝65,66を設け、同縦溝6
5,66内に連結用ボール67を嵌入することに
よつて構成している。
かかる構成によつて、動力伝達軸41の動力
(回転トルク)を確実かつ円滑に支持軸63を介
して駆動車輪13に伝達することができる。
なお、68,69は駆動車輪支持軸63と動力
伝達軸41の環状支持部60及び傾斜筒状部61
に対する相対回転をさらに円滑なものにするため
配設したベアリングである。
ついで、駆動車輪13の構造について第3図及
び第5図を参照して具体的に説明する。
図中、72は、周縁部を隆起させて環状鍔部7
0b,72bを形成するとともに中央部を陥没さ
せた一対の上下ハブ構成板70,71を対称に組
み合わせかつリベツト71aで一体的に連結して
構成した金属製の円盤状ハブであり、同ハブ72
は、その周縁に半径方向に開口するU字状断面の
環状タイヤ形成空間73を形成している。
そして、同環状タイヤ形成空間73内には、円
周方向に所定間隔を開けて多数の金属製の仕切板
74が立設されており、かつ各仕切板74はその
中央部にゴム連結用透孔75を設けている。
そして、かかる構成を有する環状タイヤ形成空
間73内に未加硫ゴムを充填し、加硫することに
よつてゴムタイヤ部Dを形成することができる。
また、かかる未加硫ゴムの充填において、仕切板
74にはゴム連結用透孔75が設けられているの
で、仕切壁74の存在にもかかわらず、ゴムタイ
ヤ部Dは全周にわたつて一体化するので、ゴムタ
イヤ部Dの円盤状ハブ72からの剥離を完全に防
止することができる。
さらに、円盤状ハブ72を構成する上下ハブ構
成板70,71の隆起部の内面には、突起76が
設けられているので、さらに確実に、ゴムタイヤ
部Dの円盤状ハブ72からの剥離を防止すること
ができる。
なお、かかる構成を有する駆動車輪13の支持
軸63への取付構造について簡単に説明すると、
本実施例では、円盤状ハブ72の中央部に筒状ボ
ス80を固着し、同ボス80の中央部に設けた異
形断面の取付孔中に支持軸63の異形断面の基端
を嵌入し、同筒状ボス80を連結ボルト81によ
つて支持軸63と一体化することによつて構成さ
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る駆動部構造を具備する
枝打ち機の正面図、第2図は同側面図、第3図は
自在継手部及び駆動車輪の拡大断面説明図、第4
図は自在継手部を形成する球面継手の横断断面
図、第5図は第3図−線による矢視図であ
る。 図中、B:幹、b:枝、11:本体フレーム、
12:エンジン、13:駆動車輪、22:出力
軸、43:自在継手部、41,46,53,5
6:動力伝達軸、63:支持軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 幹Bの周囲を螺旋状に旋回上昇しながら幹Bの
    枝bを切断する枝打ち機において、矩形形状をな
    す本体フレーム11の上下左右端に、枝打ち機の
    螺旋旋回方向に傾斜した状態で駆動車輪13を取
    付け、各駆動車輪13の支持軸63を、本体フレ
    ーム11の軸線と平行に配設した動力伝達軸4
    1,46,53,56の先端に、自在継手部43
    を介して直接連結し、同動力伝達軸41,46,
    53,56の基端を、本体フレーム11に搭載し
    た駆動源の出力軸22に連動連結したことを特徴
    とする枝打ち機の本機駆動部構造。
JP8054787U 1987-05-26 1987-05-26 Expired JPH0315003Y2 (ja)

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JPS63187843U JPS63187843U (ja) 1988-12-01
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