JPH0713464Y2 - 軸駆動式モアのギヤボックス - Google Patents

軸駆動式モアのギヤボックス

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JPH0713464Y2
JPH0713464Y2 JP1987111603U JP11160387U JPH0713464Y2 JP H0713464 Y2 JPH0713464 Y2 JP H0713464Y2 JP 1987111603 U JP1987111603 U JP 1987111603U JP 11160387 U JP11160387 U JP 11160387U JP H0713464 Y2 JPH0713464 Y2 JP H0713464Y2
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JP
Japan
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shaft
bevel gear
input shaft
gear
gear box
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JP1987111603U
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JPS6417125U (ja
Inventor
博俊 近藤
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はユニバーサルジョイント等を介してトラクター
の前部や後部等に設けた動力取出軸から、動力を駆動シ
ャフトを介してモアの入力軸に伝えるための構成に関す
るものである。
(ロ)従来技術 従来からトラクターの前輪と後輪の間にミッドモアを配
置して、該ミッドモアをフロントPTO軸やミッドPTO軸、
リアPTO軸からユニバーサルジョイント等を介して駆動
する技術は公知となっているのである。例えば特開昭59
−59115号公報に記載の技術の如くである。また、ベベ
ルギアの円周に沿って、軸を回動可能とする技術は、実
開昭61−139105号公報や、実開昭59−83304号公報の如
き技術が公知とされている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 このような構成において、ミッドモアのギヤボックスよ
り突出した入力軸は固定されており、フロントPTO軸や
ミッドPTO軸、リアPTO軸のいずれかの一つから動力を得
ており、その他のPTO軸から動力を得るために方向を変
更するには、入力軸を突出しているギヤボックスを付け
替えて入力軸の突出方向を変える必要があったのであ
る。しかし、実際は付け替え可能に構成しているものは
少なく、組み立て時に殆ど入力軸の方向は決まってお
り、変更するには改造する必要があったのである。
また、従来は動力取出軸端と入力軸端にそれぞれに二ヶ
所ユニバーサルジョイントが用いられていたので、その
部分において角速度の変化が生じていたのである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑み、次の如く構成したもので
ある。
トラクターの腹部に昇降可能に装着したミッドモアM
を、トラクター機体の前部から突出したフロントPTO軸
9または、トラクター機体の後部から突出したミッドPT
O軸24の両方から駆動可能とし、該ミッドモアMの上部
にギヤボックス13を突設し、該ギヤボックス13から下方
へ回転刃を駆動する駆動軸33を突設し、該駆動軸33の上
部がギヤボックス13内に突出した部分の歯部33aを、水
平枢支軸31に軸受支持したベベルギア32と噛合し、該ベ
ベルギア32に入力軸43の歯部43aを噛合させ、該入力軸4
3の軸受部41は、枢支軸31の同一軸心を中心にベベルギ
ア32の外周部分で回動可能に支持し、入力軸43は歯部43
aが常時ベベルギア32と噛合した状態で、ベベルギア32
の円周を回動可能としたものである。
(ホ)実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示した
ミッドモアを装着した場合の実施例の構成に基づいて、
本考案の構成を説明する。
第1図はトラクターにミッドモアを装着した全体側面
図、第2図はギヤボックス正面断面図、第3図は同じく
側面断面図、第4図は他の実施例を示すギヤボックス正
面断面図、第5図は同じく側面断面図である。
第1図により全体構成から説明すると、ボンネット1内
にエンジンEを搭載し、該エンジンE前方にチェーンケ
ース7を付設してフロントPTO軸9より動力を取出可能
に構成している。該チェーンケース7の側面に前リンク
15を枢支し、また、フロントブラケット23の後端部に支
持プレート18を固設して後リンク17を枢支し、該前リン
ク15及び後リンク17後端にミッドモアMを枢結して平行
リンクによる支持構成としている。
該ミッドモアMの後端とミッションケース3上に載置し
た油圧ケース14より突出したリフトアーム21との間にワ
イヤー25が連結され、該ワイヤー25をガイドするために
ミッションケース3後面及び側面にガイドローラー26,2
7が付設され、リフトアーム21を回動することによりミ
ッドモアMを昇降可能としている。
エンジンEからの動力はクラッチハウジング2を介して
モーター3に動力を伝え、後輪11を駆動すると共に、前
輪駆動ケース4より前輪10を駆動可能とし、また、ミッ
ションケース3後面より突出したリアPTO軸5にて作業
機を駆動することも可能であり、チェーンケース22をリ
アPTO軸5に貼設して、出力軸を前方に突出してミッド
マウント作業機を駆動することもできる。また、ミッシ
ョンケース3下方より前方にミッドPTO軸24を突出し
て、ミッドマウント作業機を駆動することもできる。
第1図においては、チェーンケース7内のスプロケッ
ト、チェーンを介してチェーンケース7下端より突出し
たフロントPTO軸9にユニバーサルジョイント12、駆動
シャフト29を介してミッドモアM上に載置したギヤボッ
クス13より突出した入力軸43に動力を伝えている。
ミッドモアMは前部中央に接地ローラー19を支承し、後
両側に接地輪20,20が支承され、中央ケース16上にギヤ
ボックス13が載置され、ギヤボックス13からケース16内
に突出した後述する駆動軸33によりケース16内に軸支し
た回転刃を駆動している。
本考案の要部であるギヤボックス13は、第2図,第3図
に示すように、側面視Ω形に構成されケース16上に固設
されている。左右のギヤケース30L,30R中央に枢支軸31
が回転自在に横架され、該枢支軸31にベベルギア32を固
設している。側ベベルギア32の下端が、駆動軸33上端に
刻設した歯部33aと噛合し、該駆動軸33は回転刃を駆動
するためのものである。ベアリング34,35を介してギヤ
ケース30L,30Rに軸支され、ケース16内でプーリー36を
固設し、下端に回転刃(図示せず)を固設している。該
プーリー36からはベルトを介して左右に配置した回転刃
を駆動するプーリーに動力を伝えている。
前記ギヤケース30L側面には扇形のガイド板37が固設さ
れ、該ガイド板37には円弧に沿ってガイド孔37aが開口
されている。該ガイド孔37aにボルト39を挿入して支持
体40を支持すると共に、ガイド孔37aに沿って支持体40
をギヤケース30外側を回動可能とし、前記ボルト39にて
任意位置に固定することも可能としている。
該支持体40にはベアリング41,42を介して入力軸43が軸
支され、該入力軸43の内側端は歯部43aが形成され、前
記ベベルギア32と噛合している。入力軸43の外端は、カ
ップリングを介して駆動シャフト29に連結されるのであ
る。44,44はギヤケース30L,30R間の開口部を覆うための
カバーである。
また、他の実施例として第4図,第5図に示すように、
ベベルギア32の下方に駆動軸33′の上端に固設したベベ
ルギア45を噛合し、該ベベルギア32,45はギヤケース46,
47,48内に収納され、ベベルギア32を軸支する枢支軸31
の一端はケース16上に固設した支持プレート49にて支持
されている。そして、入力軸43を軸支した支持体40は、
円筒形のギヤケース46の側面に固設され、該ギヤケース
46の中心は枢支軸31に嵌挿されて枢支されている。そし
て該ギヤケース46の開口部は前記枢支軸31を支持するギ
ヤケース47に嵌合され回動可能としている。
50はシールのためのOリングである。
(へ)考案の作用 このような構成において、入力軸43をギヤケース30の周
囲に沿って回動させると、入力軸43の歯部43aがベベル
ギア32上を回転した噛合したままで入力軸43の突出方向
を変えることができ、前方に回動すれば、ユニバーサル
ジョイント12を介してフロントPTO軸9と連結すること
ができ、入力軸43を後方に回動すればユニバーサルジョ
イントを介してミッドPTO軸24或いはリアPTO軸5に連設
した出力軸と連結することができ、動力の伝達を行える
のである。
(ト)考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような効果が得
られるのである。
第1に、ギヤボックスを改造することなく入力軸を前方
へも後方へも回動することができ、フロントPTO軸9や
ミッドPTO軸24のいずれからでも動力を得ることができ
るようになったのである。
第2に、ギヤボックスより突出する入力軸が回動可能に
構成されているので、入力軸と駆動シャフト間に介装す
るユニバーサルジョイントを省くことができ、よって、
ユニバーサルジョイントの連結部で生じる角速度の変動
が少なくなり、ジョイントやベアリング等の寿命が延
び、モアの回転刃の角速度変動も少なくなるため、刈り
取り性能を向上さることもできたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラクターにミッドモアを装着した全体側面
図、第2図はギヤボックス正面断面図、第3図は同じく
側面断面図、第4図は他の実施例を示すギヤボックス正
面断面図、第5図は同じく側面断面図である。 M……ミッドモア 9……フロントPTO軸 13……ギヤボックス 16……ケース 30……ギヤケース 31……枢支軸 32……ベベルギア 33……駆動軸 43……入力軸 33a,43a……歯部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクターの腹部に昇降可能に装着したミ
    ッドモアMを、トラクター機体の前部から突出したフロ
    ントPTO軸9または、トラクター機体の後部から突出し
    たミッドPTO軸24の両方から駆動可能とし、該ミッドモ
    アMの上部にギヤボックス13を突設し、該ギヤボックス
    13から下方へ回転刃を駆動する駆動軸33を突設し、該駆
    動軸33の上部がギヤボックス13内に突出した部分の歯部
    33aを、水平枢支軸31に軸受支持したベベルギア32と噛
    合し、該ベベルギア32に入力軸43の歯部43aを噛合さ
    せ、該入力軸43の軸受部41は、枢支軸31の同一軸心を中
    心にベベルギア32の外周部分で回動可能に支持し、入力
    軸43は歯部43aが常時ベベルギア32と噛合した状態で、
    ベベルギア32の円周を回動可能としたことを特徴とする
    軸駆動式モアのギヤボックス。
JP1987111603U 1987-07-20 1987-07-20 軸駆動式モアのギヤボックス Expired - Lifetime JPH0713464Y2 (ja)

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JPS6417125U JPS6417125U (ja) 1989-01-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5959115A (ja) * 1982-09-29 1984-04-04 株式会社クボタ ミツドマウントモア−のカツタ−駆動装置

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JPS6417125U (ja) 1989-01-27

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