JPH0314889A - 接着剤およびその製造方法 - Google Patents

接着剤およびその製造方法

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JPH0314889A
JPH0314889A JP2090066A JP9006690A JPH0314889A JP H0314889 A JPH0314889 A JP H0314889A JP 2090066 A JP2090066 A JP 2090066A JP 9006690 A JP9006690 A JP 9006690A JP H0314889 A JPH0314889 A JP H0314889A
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    • A24C5/14Machines of the continuous-rod type
    • A24C5/24Pasting the seam
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、喫煙可能な物品の側面の合わせ目をシールす
る接着剤と、このような接着剤の製造方法とに関する。
(従来の技術) 近年、工場におけるシガレットの生産は大きな技術的変
遷を受けてきた。ロンド形或マシンの基本、すなわち細
い筒状のロッドを作製する機械は、根本的には変化しな
かったはいえ、新しいマシンの使用により、生産速度は
、630m/分というロッドの形或スピードに対応する
非常に高いビース生産数(10000シガレット/分)
に達した。従って、これらの高速マシンの使用は、タバ
コのロッド生産に用いる原料の適用とともに進んでいか
なければならない。特に、合わせ目のシール工程は、新
しい要求に従って改良されなければならない。
現今、用いられている合わせ目用接着剤は、下記の化学
的タイプに基づいている。
■ポリビニルアルコール:非天然由来 ■スターチ、デキストリン:天然由来 ■ゼラチン:天然由来 ポリビニルアルコール(PVA)は、マシンの技術上お
よび煙の知覚上の両方の点における全ての要求に応じて
いる。特に、シガレット産業においては、一服量を供給
するシステム(重力式供給装置)の使用;細菌による分
解の阻止;および真菌類またはかび類の形或を阻止する
には、PVAが分散した接着剤を使用することが好まし
い。しかし、いくつかの試行は、タバコ産業においてP
VA接着剤の使用を承認することに疑問を投げかけてい
る。
現在の開発段階において、スターチ/デキストリンおよ
びゼラチンは、PVA接着剤と比べていくつかの欠点が
ある。これらの欠点が、スターチ/デキストリンおよび
ゼラチンをより広範に使用することの障害となっている
。このことについては、取り分け以下のような欠点が述
べられなければならない。
(1)到達し得る工程速度は、最大で5000シガレッ
ト/分である。つまり、現代のシガレットマシンの使用
を許容しない。
(2)固形分の濃度は、スターチ/デキストリンの場合
で、最大約30%である。すなわちPVA接着剤の濃度
より約50%も低く、このために、ブIJ 一ディング
の影響が問題となり得る。
(3)これらの粘度は高くないために他の要件が必要と
される、つまり、それを使用するシステムにもっと費用
がかかるようになる。
(4)スターチ/デキストリンおよびゼラチンが高い細
菌量を有するため、添加剤または物理的対策により減じ
られるにちがいない(長期間の安定性)。
(5)煙を知覚し得るような活性な燃焼をおこす生産物
であって、喫煙生産物の質にほとんど影響を及ぼさない
ような生産物の形戊。
(6)合わせ目に用いるヒータの、液体部分を蒸発させ
るのに必要な温度は、濡れ一接着の挙動が弱い、および
水分の含有量が高いという理由から、より高くしなけれ
ばならない。
(発明の構或) 本発明の目的は、喫煙可能な物品の側面の合わせ目をシ
ールする接着剤であって、前述の欠点が生じないような
接着剤を提供することにある。特に、天然材料を基本と
する接着剤が提供される。
この接着剤は、現在一般的であるPVA接着剤と同様に
して加工されることができ、煙の知覚上の問題の原因と
なることなく、かつ10m/sec(10000シガレ
ット/分)を越えるロッドスピードを有する今日のシガ
レットマシンで調製される側面の合わせ目についても十
分な機械的強度を保証する。
上記目的は、喫煙可能な物品の側面の合わせ目をシール
する接着剤において、ペクチンの濃度を乾燥重量で5〜
50%、好ましくは5〜40%、さらに好ましくは10
〜30%、もっとさらに好ましくは20〜25%とする
本発明により達戒される。
この接着剤の好適な実施態様は、従属項2〜13の特徴
により限定される。
更に、他の局面においては、本発明は調製が容易であり
、かつ再現性を有し容易に加工できるような接着剤を製
造する方法を提供することを目的とすることに基づく。
本発明によれば、上記目的は、加熱した、脱塩水に、ペ
クチンを分割して入れ、得られた混合物を撹拌して、ペ
クチン鎖を分解することにより、ペクチンの水系分散液
を調製することにより、このような接着剤を製造するこ
とにより達或される。
この方法の好適な展開は、請求項l5〜21の特徴に示
されている。
好適な実施態様においては、上記ペクチン鎮の分解は酵
素的に行われる。上記ペクチン鎮の分解は、ptt値が
8以上の媒体中で;あるいはpH値が最大で2な媒体中
で;あるいはpH値が5.5〜6.5、好ましくは約6
の媒体中で行われる。
最後に、本発明は、喫煙可能な物品の側面の合わせ目が
味に関する欠点なしに十分な機械的強度を有する該物品
も提供する。
このことは、前記喫煙可能な物品の側面の合わせ目をシ
ールするためのべクチンを主戊分とする接着剤を使用す
ることにより達或される。
この明細書において、「ペクチン」という語は、,例え
ばかんきつ類またはリンゴからの水を用いた抽出により
得られ、精製された穀類に対する一般的な語として理解
される。好ましくはペクチンの平均分子量は10000
 〜80000 g/mol ,さらに好ましくは20
000 〜4000(l g/molである。基本的な
モノマーは、D−ガラクッロン酸から誘導される。ペク
チンは、通常、異なった化学的特性に決定的に影響を及
ぼすエステル化の程度により特徴づけられる。ペテンの
エステル化度は20〜80%、好ましくは40〜65%
である。さらに、化学的に修飾され、アミド化されたべ
クチンであって、かつ巨大分子中にメトキシル基のかわ
りにアミド基を部分的に含有するペクチンがある。
市販の全てのタイプのべクチンが、本発明による「高速
用接着剤」の製造に適していることが基本的に指摘され
なければならない。使用されるタバコ混合物に関して煙
の知覚上の適合性においてのみ異なっているだけである
。そして、個々の場合において、仕上げられた製造物は
、知覚上の煙の質に関して試験されなければならない。
接着剤の製造工程における基本的な観察が前もってなさ
れ、次いで、この変形についてもっと詳細に説明される
ペクチンの接着特性自体は貧弱であるために、できる限
り高度に濃縮されたべクチン溶液を製造する必要がある
。ペクチンの水に対する溶解度は通常10%以下をした
まわるために、流動せず、それ故に使用できないゲルを
生或する。いわゆる「ゲル化点」を超える温度に上昇さ
せることは好都合ではない。なぜなら、温度を上昇させ
ると、安定性の問題が生じ、加熱可能な塗布装置が必要
となり、その結果、さらに投資が必要となるためである
。従って、「結晶化する傾向」を減じさせること、換言
すると、3次元網目構造の熱運動を増加させて、室温で
のゲル化するのを抑制することが必要となる。この化学
的修飾についての新方針の好ましい点は、ほぼ中性pH
値で、ペクチン鎮を分離または分解すること、いわゆる
β鎮脱離(巨大分子をより小さな個々の部分にまで分解
して、粘度を減少させる)である。基本的には、酵素系
もこの工程に有用であるが、運動学的および知覚的理由
によりそれほど適してはいないと思われる。
さらに他の方法では、強い酸性条件下での分離(「木材
の糖化」)があるが、この方法も欠点がある。
ほぼ中性p}I値での鎖分解の特に好ましいタイプでは
、カセイソーダ溶液、水酸化カリウム(potashl
ye)および/またはガス状のアンモニアまたはアンモ
ニア溶液で、pH値を約6に調節することによって開始
し、pH値を高めて、高温すなわち80℃〜90℃で反
応を続ける。この沸臘工程の間に、媒体のpH値は再び
低下する(部分的な脱エステル化)。
ペクチンを再び添加することにより、十分に流動する分
散液をこの手段で製造することができる。
そして、この分散液は、高濃度の固形分を有し、従って
大きな接着力を有する。
微生物学的に安定で活性な防腐剤を使用することが、天
然物における、長期間の安定性のためには、決定的に重
要である。承認されている添加剤の大部分は、わずかに
酸性の範囲(pH値2〜6)において最適効果があり、
従って、ペクチン入り接着剤のpH値を変化させること
なく、直接利用できる。喫煙可能な物品の合わせ目用接
着剤に、明らかに承認された防腐剤を、ここで挙げられ
ることができる。つまり、このような防腐剤としては、
ソルビン酸(B 200) ;ソルビン酸ナトリウム(
B201) ;ソルビン酸カリウム(B 202) ;
ソルビン酸カルシウム(B 203) ;安息香酸(B
 210) ;安息香酸ナトリウム(B 211) ;
およびp−ヒドロキシ安息香酸エチルエステルおよびp
−ヒドロキシ安息香酸プロピルエステル(B 214,
8 216)、およびそれらのナトリウム塩(E 21
5.B 217)がある。これらの防腐剤は、ニカワ中
で最大で1重量%、好ましくは0.2〜0.5重量%と
なる量で用いられる。
この生産工程のさらなる長所は、アルコールを容易に加
えることができる点にある。アルコールは希釈する効果
と同時に表面張力を減少させる効果がある。経験による
と、エチルアルコールの使用が特に有益であり、同時に
保存効果もある。アルコールの防腐剤としての添加量は
、接着剤中で最大で1重量%となる量が好ましい。
同様の効果が、従来の界面活性剤(tenside)を
使用することによっても、確実に生みだすことができる
。しかし、これらの界面活性剤は、ドイツのタバコ条例
(Tabakverordnung)により使用するこ
とができない。
浸透性および濡れやすさに決定的な影響を与える表面張
力の減少により、一般にシールするのが困難と思われる
紙の加工も可能になる。
合わせ目をシールするときには、天然の接着剤では、脆
さがより大きくなるために、PVA接着剤よりも劣る。
単量体/二量体の糖(グルコース、ソルビトール、転化
糖、サツ力ロース)の添加は、結果として、側面の合わ
せ目の可撓性を増大し、同時に濡れの接着挙動を改善す
ることが試験により見出された。単量体/二量体の糖の
割合は接着剤において最大で5%が好ましい。
実際上、製造の間中において、単純な手段により接着剤
を塗布した跡が目で見えるようにすることが重要である
ことがしばしばである。スターチ接着剤において、調製
中の側面の合わせ目にヨード溶液を塗布し、既知のヨー
ド包接化合物と使用することにより、接着剤の塗布跡を
、青く彩色または染色することが容易に達或され得、こ
れにより接着剤の跡の均一性が確認され得る。この効果
は、少量のスターチ(最大でl重量%)を添加すること
により、ペクチンを基本とする接着剤においても達或さ
れ得る。
これらの接着剤は、加熱することなく、15℃〜50℃
の温度で塗布することができる。すなわち、これらの接
着剤は、23℃の温度で湿度60%の空気調節されたシ
ガレットマシンに用いられ得る。
(実施例) 本発明を、以下の実施例により更に詳細に説明する。
実施例l 1120gの蒸留水を約60℃に〜加熱し、この加熱し
た蒸留水に、非常に優良な撹拌器を用いて、93gのア
ミド化されたべクチンを分割して加える。混合物にアミ
ド化されたべクチンを添加している間に、撹拌器からの
エネルギー移動のために、この混合物の温度は約80℃
に上昇する。得られた混合物のpH値は、3.2である
。次いで、この粘性ある溶液に30%のNaOH溶液(
約20g)を滴下混合して、pH値を6にまで上昇させ
る。さらに、この溶液を撹拌を続けながら約80℃に加
熱すると、この溶液のpH値および粘度が同時に減少す
る。
約15分後、この溶液は、pH値5.5で一定に留まる
。次いで、これに再び93gのべクチンを加える。
ペクチン添加後、溶液のpi{値は3.8となり、粘度
が上昇する。この溶液が徐々に暗色となると、再びNa
OH (約30g)を加えることによりアルカリ化して
PH値を6とし、80℃で15分間、撹拌する。その結
果、pH値は減少する。溶液の粘度が再び減少すると、
最終的にペクチンが所望の濃度(本実施例では20重量
%)となるように、93gのべクチンを加える。
この接着剤を、撹拌せずに冷却して、空気の含有量を減
少させる。
この接着剤の粘度/温度の挙動は、下記の実測値から明
らかになる。
80℃=> 600mPS, 70℃=> 840mP
S, 60℃=> 1380mPS,50℃=> 21
00mPS , 40℃=> 3300mPS , 3
0℃=〉5010mPS , 20℃=> 8100m
PSこの接着剤の外観は、暗黄色で、粘性ある溶液であ
るが、流動することができて、ゲル化する傾向はない。
この接着剤は、シガレットの紙の合わせ目用に、シガレ
ットマシンに用いられる接着剤として好適である。この
マシンは、加熱できない塗布システムを有し、ピースの
数が10000シガレット/分の生産率を有し、そして
気孔率の低い(気孔率<5011)シガレット用の紙を
用いる。この接着剤の消費量は、シガレット本体(63
mm) 1000本あたり 1.2〜1.9gである。
PVA接着剤と比べて、知覚できるような特色はJ忍め
られなかった。
冷蔵庫(10℃)に貯蔵したときのこの接着剤の安定性
は約6週間に制限された。
実施例2 実施例lと同様の方法で、エステル化度が低い(エステ
ル化度40%)ペクチンの25重量%の濃度の溶液を調
製する。ペクチンの溶液は、ペクチンを等重量ずつ4段
階で添加することにより調製する。
この接着剤の外観は暗黄色の溶液で、粘度が高く、室温
ではほとんど流動できない。この溶液の粘度は20℃で
9950mPSである。
この接着剤は、特に、高速シガレットマシン(1000
0 シガレット/分)および高多孔性(>5010)の
紙を用いるときの、シガレット用紙の側面の合わせ目用
接着剤として好適である。あるいは、フィルターカバー
用ペーパーをシールする選択的接着剤としても好適であ
る。シガレットの側面の合わせ目用接着剤の消費量は、
シガレット本体1000本(63+nm)あたり1.3
〜2.0gである。
実施例1による接着剤と比べると、この接着剤の方がよ
り甘く、より丸みのある味であるが、刺激性の増加がな
く、PVA接着剤に比べて「味が悪い」ということはな
い。
この接着剤は、冷蔵庫中10℃で保存すると、約6週間
使用可能である。
実施例3 仕上げられたべクチン接着剤の耐久性を向上させるため
に、理論上20重量%濃度の高エステル化ペクチン(エ
ステル化度60%)を用いて実施例1に従って溶液を調
製する。実施例1とは異なり、加熱した蒸留水を、ソル
ビン酸カリウムと混合すると、仕上げられた接着剤にお
ける防腐剤の濃度は0.2%となる。この接着剤を、異
なる環境条件(気候シュミレータ)に置いて、種々の時
間間隔で微生物量の増加に関して評価する。この基本と
なる微生物保持量の著しい増加はなく、与えられた試験
期間(6カ月)の間に、かび類または真菌類の感染がな
いことが明らかになる。
この接着剤の外観は、暗黄色であり、ゲル化する傾向を
示さず、室温で流動することかで′きる。
この接着剤は、特に、高速シガレットマシン(1000
0シガレット/分)および/または極端な気候条件(熱
帯地域)で用いるときの、シガレット用紙の側面の合わ
せ目用接着剤として好適である。
PVA接着剤と比較すると、この接着剤は、気持ちよい
印象が残り、より丸みのある味を有し、「味が悪い」と
いうことはなく、わずかに芳香臭を発する。この接着剤
は、最も極端な貯蔵条件、例えば高室温(40℃)およ
び高湿度下でさえも6ヵ月の耐久性を有している。
実施例4 与えられた化学的条件下で、可能であれば、カリウム塩
またはアンモニウム塩が、感覚的見地から添加剤として
用いられるべきであることが、タバコ産業で知られてい
る。この理由により、以下の実施例で示されるような以
下の成分が、特に好適である。
1120gのサッカロース水溶液(5%)を60℃に加
熱し、良好な撹拌器を用いながら、高エステル化ペクチ
ン(70%> 100gを徐々に入れる(p}l値3.
3)。
この溶液を、アンモニア溶液(32重量%〉を用いて注
意深<pH値6にする。そして、この溶液を、90℃で
約30分間、アンモニア臭がもはや知覚できなくなるま
で加熱する。この熱い溶液に、再びペクチン(100g
)を入れ、再びアンモニアでアルカリ化する。アンモニ
ア臭の揮発後、ペクチンの最終部分(100g)を入れ
、クエン酸でpH値3.5に調整する。この分散液中に
空気が含有することを回避するために、この分散液を、
撹拌せずに冷却する。
この接着剤の外観は、黄色味を呈した溶液であり、流動
することができ、ゲル化する傾向を示さない。この接着
剤は、あらゆるシガレットマシンを用いるときの、シガ
レット用紙の側面の合わせ目用接着剤として、特に好適
である。そして、側面の合わせ目は、(側面の合わせ目
を動かしても、ほとんど「疲労破壊」をおこさない程)
高い可撓性を有している。この接着剤には、独自の味特
性があることから、この接着剤を、製造物生産物活性な
手段(instrumennt)として包含させること
ができる。
感覚的評価では、この接着剤は暗色であり、わずかな甘
さを有し、こくがあることを示す。P■A接着剤と比較
すると、この特徴は顕著な変化であることが示される。
冷蔵庫(10℃)での耐久性は、約8週間である。
(発明の要約) 喫煙可能な物品の側面の合わせ目をシールするのに用い
られる接着剤には、水系分散液中に乾燥重量でペクチン
が5〜40%含有されている。そして、この接着剤を製
造するには、加熱された脱塩水にペクチンを分割して入
れ、この混合物を撹拌してペクチンの鎖分解を行うこと
によりペクチンの水系分散液を調製する。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ペクチンが乾燥重量で5〜40%含有されている、
    喫煙可能な物品の側面の合わせ目をシールするのに用い
    られる接着剤。 2、前記ペクチンが水系分散液中に存在する請求項1に
    記載の接着剤。 3、前記ペクチンが水−アルコール分散液中に存在する
    請求項2に記載の接着剤。 4、乾燥ペクチンの割合が10〜30重量%、特に20
    〜25重量%である請求項1に記載の接着剤。 5、前記ペクチンの平均分子量が10000〜8000
    0(g/mol)、特に20000〜40000(g/
    mol)である請求項1に記載の接着剤。 6、防腐剤、特にソルビン酸;ソルビン酸ナトリウム;
    ソルビン酸カリウム;ソルビン酸カルシウム;安息香酸
    ;安息香酸ナトリウム;p−ヒドロキシ安息香酸エチル
    エステルおよび/またはp−ヒドロキシ安息香酸プロピ
    ルエステルおよびこれらのナトリウム塩が添加されてい
    る請求項1に記載の接着剤。 7、アルコール、特にエチルアルコールが防腐剤として
    最大で1重量%となる量で用いられている請求項5に記
    載の接着剤。 8、前記防腐剤の割合が最大で1重量%、特に0.2〜
    0.5重量%である請求項6に記載の接着剤。 9、指示薬、特にスターチが添加されている請求項1に
    記載の接着剤。 10、前記指示薬の割合が最大で1重量%である請求項
    9に記載の接着剤。 11、湿潤剤(moisturizer)、特に単量体
    /2量体の糖を含有している請求項1に記載の接着剤。 12、前記湿潤剤の割合が、全重量に基づいて最大で5
    %である請求項11に記載の接着剤。 13、前記ペクチンのエステル化度が20〜80%、特
    に40〜65%である請求項1に記載の接着剤。 14、喫煙可能な物品の側面の合わせ目をシールする接
    着剤の製造方法であって、 ペクチンを加熱した脱塩水に分割して入れる工程; 得られた混合物を撹拌する工程;および ペクチンの鎖分解を行う工程; を包含する方法によって、ペクチンの水系分散液を製造
    する接着剤の製造方法。 15、前記鎖分解が、酵素的に行われる請求項14に記
    載の方法。 16、前記鎖分解が、pH値が8以上の媒体中で行われ
    る請求項14に記載の方法。 17、前記鎖分解が、pH値が最大で2である酸性媒体
    中で行われる請求項14に記載の方法。 18、前記鎖分解が、pH値が5.5〜6.5である媒
    体中で行われる請求項14に記載の方法。 19、前記鎖分解が、pH値が約6である媒体中で行わ
    れる請求項18に記載の方法。 20、前記ペクチンの水系分散液に、カセイソーダ溶液
    、水酸化カリウム溶液および/またはアンモニアが添加
    される請求項19に記載の方法。 21、前記水を約60℃に加熱して、撹拌により約80
    〜90℃の温度を保持する請求項14に記載の接着剤の
    製造方法。 22、タバコ材料のロッド部分;該ロッド部分の包み紙
    、特にシガレット紙;および該包み紙の側面の合わせ目
    をシールする接着剤層であってペクチンを主成分とする
    接着剤が使用されている接着剤層を包含する喫煙可能な
    物品。
JP2090066A 1989-04-03 1990-04-03 接着剤およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH06104808B2 (ja)

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