JPH0314818B2 - - Google Patents

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JPH0314818B2
JPH0314818B2 JP63307958A JP30795888A JPH0314818B2 JP H0314818 B2 JPH0314818 B2 JP H0314818B2 JP 63307958 A JP63307958 A JP 63307958A JP 30795888 A JP30795888 A JP 30795888A JP H0314818 B2 JPH0314818 B2 JP H0314818B2
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cis
acid
cyclopropane
dimethyl
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JP63307958A
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JPH02134A (ja
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Jori Jan
Jiriotsutei Juzetsupe
Paban Sharuru
Byuridon Jatsuku
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Sanofi Aventis France
Original Assignee
Roussel Uclaf SA
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Filing date
Publication date
Application filed by Roussel Uclaf SA filed Critical Roussel Uclaf SA
Publication of JPH02134A publication Critical patent/JPH02134A/ja
Publication of JPH0314818B2 publication Critical patent/JPH0314818B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/487Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、D,L−cis−及びD,L−trans−
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジハロビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸の分割方法の際
に得られる中間体塩に関する。
本発明の中間体塩を経由する分割方法は、非常
に高い光学純度でもつて分割された酸の取得を可
能にさせるものである。
しかして、本発明の主題は、次式 (ここで、Xはふつ素、塩素又は臭素原子を表
わす)を有するD,L−cis−及びD,L−trans
−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジハロビニ
ル)シクロプロパン−1−カルボン酸を分割する
にあたり、前記の式を有する酸をD−エフエド
リン、L−エフエドリン、D−N−メチルエフエ
ドリン、L−N−メチルエフエドリン、D−プソ
イドエフエドリン及びL−プソイドエフエドリン
よりなる群から選ばれる光学活性塩基によつて塩
形成し、用いた酸と塩基に対応する生成し結晶化
した塩を単離することによつて得られる、D,L
−cis−及びD,L−trans−2,2−ジメチル−
3−(2,2−ジハロビニル)シクロプロパン−
1−カルボン酸と前記光学活性塩基との塩にあ
る。
特に、本発明の主題は、D,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シ
クロプロパン−1−カルボン酸を分割するにあた
り、この酸をD−エフエドリン、L−エフエドリ
ン、D−N−メチルエフエドリン及びL−N−メ
チルエフエドリンよりなる群から選ばれる光学活
性塩基によつて塩形成し、用いた塩基に対応する
生成し結晶化した塩を単離することによつて得ら
れるD−又はL−cis−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジブロムビニル)シクロプロパン−1
−カルボン酸の光学活性塩基塩にある。
さらに具体的にいえば、本発明の主題は、D,
L−cis−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブ
ロムビニル)シクロプロパン−1−カルボン酸を
D−又はL−エフエドリンによつて塩形成し、生
成し結晶化した塩を単離することによつて得られ
るD−又はL−cis−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジブロムビニル)シクロプロパン−1
−カルボン酸のD−又はL−エフエドリン塩にあ
る。
上記の場合の塩形成反応は、ジクロルエタン、
エタノール、イソプロパノール及びイソプロピル
エーテルとメタノールとの混合物よりなる群から
選ばれる溶媒中で、特にジクロルエタン中で行な
われる。
また、本発明の主題は、D,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シ
クロプロパン−1−カルボン酸をD−又はL−N
−メチルエフエドリンによつて塩形成し、生成し
結晶化した塩を単離することによつて得られるD
−又はL−cis−2,2−ジメチル−3−(2,2
−ジブロムビニル)シクロプロパン−1−カルボ
ン酸のD−又はL−N−メチルエフエドリン塩に
ある。
この場合の塩形成反応はエタノール、イソプロ
パノール、酢酸エチル、ジクロルエタン、トルエ
ン及びイソプロピルエーテルとメタノールとの混
合物よりなる群から選ばれる溶媒中で行なわれ
る。
さらに、本発明の主題は、D,L−cis−2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸を分割するにあ
たり、この酸をD−エフエドリン、L−エフエド
リン、D−N−メチルエフエドリン、L−N−メ
チルエフエドリン、D−プソイドエフエドリン及
びL−プソイドエフエドリンよりなる群から選ば
れる光学活性塩基によつて塩形成し、用いた塩基
に相当する生成し結晶化した塩を単離することに
よつて得られるD−又はL−cis−2,2−ジメ
チル−3−(2,2−ジクロルビニル)シクロプ
ロパン−1−カルボン酸と前記光学活性塩基との
塩にある。
さらに具体的にいえば、本発明の主題は、D,
L−cis−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジク
ロルビニル)シクロプロパン−1−カルボン酸を
D−又はL−エフエドリンによつて塩形成し、生
成し結晶化した塩を単離することによつて得られ
るD−又はL−cis−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパン−1
−カルボン酸のD−又はL−エフエドリン塩にあ
る。
上記の場合の塩形成反応は、ジクロルエタン、
エタノール、イソプロパノール及びイソプロピル
エーテルとメタノールとの混合物よりなる群から
選ばれる溶媒中で行なわれる。
また、本発明の主題は、D,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シ
クロプロパン−1−カルボン酸をD−又はL−N
−メチルエフエドリンによつて塩形成し、生成し
結晶化した塩を単離することによつて得られるD
−又はL−cis−2,2−ジメチル−3−(2,2
−ジクロルビニル)シクロプロパン−1−カルボ
ン酸のD−又はL−N−メチルエフエドリン塩に
ある。
上記の場合の塩形成反応は酢酸エチル中で行な
われる。
また、本発明の主題は、D,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シ
クロプロパン−1−カルボン酸をD−又はL−プ
ソイドエフエドリンによつて塩形成し、生成し結
晶化した塩を単離することによつて得られるD−
又はL−cis−2,2−ジメチル−3−(2,2−
ジクロルビニル)シクロプロパン−1−カルボン
酸のD−又はL−プソイドエフエドリン塩にあ
る。
この場合の塩形成反応はジクロルエタン中で行
なわれる。
また、本発明の主題は、特に、D,L−trans
−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビ
ニル)シクロプロパン−1−カルボン酸をD−又
はL−エフエドリンによつて塩形成し、生成し結
晶化した塩を単離することによつて得られるD−
又はL−trans−2,2−ジメチル−3−(2,2
−ジブロムビニル)シクロプロパン−1−カルボ
ン酸のD−又はL−エフエドリン塩にある。
上記の場合の塩形成反応はジクロルエタン又は
エタノール中で行なわれる。
さらに、本発明の主題は、D,L−trans−2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸をD−又はL−
エフエドリンによつて塩形成し、生成し結晶化し
た塩を単離することによつて得られるD−又はL
−trans−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジク
ロルビニル)シクロプロパン−1−カルボン酸の
D−又はL−エフエドリン塩にある。
この場合の塩形成反応はメチルエチルケトン中
で行なわれる。
本発明による前記式の光学活性塩基との塩を
酸加水分解により分解すれば、用いた式の酸に
対応する分割された酸を容易にかつ好収率で得る
ことができる。
酸加水分解は、例えば、塩酸、臭化水素酸又は
硫酸のような強酸、或いはp−トルエンスルホン
酸によつても具合よく行なうことができる。
特に、D−又はL−cis−(2,2−ジブロムビ
ニル)構造を持つ酸の場合において、エフエドリ
ン又はN−メチルエフエドリンの塩の酸加水分解
は、有機溶媒、特にイソプロピルエーテル又は塩
化メチレンの存在又は不存在下に塩酸によつて具
合よく行なわれる。
また、D−又はL−cis−(2,2−ジクロルビ
ニル)構造を持つ酸の場合において、エフエドリ
ン、N−メチルエフエドリン又はプソイドエフエ
ドリンの塩の酸加水分解は、有機溶媒、特に塩化
メチレンの存在又は不存在下に塩酸によつて具合
よく行なわれる。
trans−構造を持つ酸の場合においては、エフ
エドリン塩の酸加水分解は、有機溶媒、特に塩化
メチレンの存在又は不存在下に塩酸によつて具合
よく行なわれる。
上述のように、本発明の中間体塩を経由する分
割方法は、cis−又はtrans−構造の2,2−ジメ
チル−3−(2,2−ジハロビニル)シクロプロ
パン−1−カルボン酸を良好な条件下で分割せし
めるものである。
今日まで、D,L−cis−2,2−ジメチル−
3−(2,2−ジハロビニル)シクロプロパン−
1−カルボン酸の分割方法は報告されていない。
他方、D,L−trans−2,2−ジメチル−3
−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパン−
1−カルボン酸の分割方法は、特に特開昭50−
131953号、同51−143647号及び同51−36441号に
記載された。これらの方法は、D−threo−1−
p−ニトロフエニル−2−ジメチルアミノプロパ
ン−1,3−ジオールか又は商業的に入手しにく
いその他の塩基を用いている。
本発明の特定の塩基を使用する分割方法は、安
価な塩基を使用し且つ分割された酸を良好な収率
で与えるという利益を提供するものである。
本発明の塩を酸加水分解することによつて得る
ことができる酸は、顕著な殺虫活性を持つエステ
ルの合成中間体であることは周知のことである。
下記の例は本発明を例示するもので、これを何
ら制限しない。
例 1:ジクロルエタン中でのD,L−cis−2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のL−エフエ
ドリン塩の生成 30gのD,L−cis−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジブロムビニル)シクロプロパン−1
−カルボン酸、16.6gのL−エフエドリン及び
150c.c.のジクロルエタンを混合する。これを70℃
で溶解し終るまで加熱し、次いで20℃まで4時間
で冷却する。これを20℃で18時間放置せしめ、液
体を分離し、結晶化した塩をジクロルエタンで洗
い、20gの初期の塩を得た。
20gの上で得られた塩を60c.c.の2N塩酸と90c.c.
のイソプロピルエーテルとの混合物中に約20℃で
導入し、次いでPH1に保ちながら30分間かきまぜ
る。これを15分間放置し、デカンテーシヨンし、
水性相を取り出し、イソプロピルエーテルで再抽
出し、エーテル相を一緒にし、水洗し、溶媒を蒸
発させ、14gの酸を得た。
〔α〕20 D=+24゜(c=2%ジメチルホルムアミ
ド)、酸価:187(理論値188)。
得られた酸は、96.1%のD−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シクロ
プロパン−1−カルボン酸と3.9%のL−cis−酸
を含有する。
例 2:エタノール中でのD,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のL−エフエ
ドリン塩の生成 30gのD,L−cis−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジブロムビニル)シクロプロパン−1
−カルボン酸、16.6gのL−エフエドリン及び
150c.c.のエタノールより出発して、例1に記載の
方法と類似の方法で実施し、所期の塩を結晶とし
て得た。
この塩を例1のように加水分解して11.5gのD
−cis−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロ
ムビニル)シクロプロパン−1−カルボン酸を得
た。
〔α〕20 D=+25゜(c=2%ジメチルホルムアミ
ド)、酸価:186。
得られた酸は、98.1%のD−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シクロ
プロパン−1−カルボン酸と1.9%のL−cis−酸
を含有する。
例 3:イソプロパノール中でのD,L−cis−
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビ
ニル)シクロプロパン−1−カルボン酸のL−
エフエドリン塩の生成 30gのD,L−cis−酸、16.6gのL−エフエ
ドリン及び150c.c.のイソプロパノールより出発し
て、例1に記載した方法と類似の方法で実施して
所期の塩を得た。
この塩を例1におけるように加水分解して13.5
gのD−cis−酸を得た。
〔α〕20 D+=24゜(c=2%ジメチルホルムアミ
ド)、酸価:186。
得られた酸は、96.1%のD−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シクロ
プロパン−1−カルボン酸と3.9%のL−cis−酸
を含有する。
例 4:イソプロピルエーテル/メタノール混合
物(57−43)中でのD,L−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シク
ロプロパン−1−カルボン酸のL−エフエドリ
ン塩の生成 30gのD,L−cis−酸、16.6gのL−エフエ
ドリン及び150c.c.のイソプロピルエーテル/メタ
ノール混合物(57−43)より出発して、例1に記
載した方法と類似の方法で実施して所期の塩を得
た。
この塩を例1におけるように加水分解して9g
のD−cis−酸を得た。
〔α〕20 D=+24.5゜(c=2%ジメチルホルムアミ
ド)、酸価:188。
得られた酸は、97.1%のD−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シクロ
プロパン−1−カルボン酸と2.9%のL−cis−酸
を含有する。
例 5:イソプロピルエーテル/メタノール混合
物(8−2)中でのD,L−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シク
ロプロパン−1−カルボン酸のL−N−メチル
エフエドリン塩の生成 30gのD,L−cis−酸、18gのL−N−メチ
ルエフエドリン及び150c.c.のイソプロピルエーテ
ル/メタノール混合物(8−2)より出発して、
例1に記載の方法と類似の方法で実施して所期の
塩を得た。
この塩を例1におけるように加水分解して6g
のD−cis−酸を得た。
〔α〕20 D=+24゜(c=2%ジメチルホルムアミ
ド)、酸価:190。
得られた酸は、96.1%のD−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シクロ
プロパン−1−カルボン酸と3.9%のL−cis−酸
を含有する。
例 6:酢酸エチル中でのD,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のL−N−メ
チルエフエドリン塩の生成 30gのD,L−cis−酸、18gのL−N−メチ
ルエフエドリン及び150c.c.の酢酸エチルより出発
して、例1に記載の方法と類似の方法で実施して
所期の塩を得た。
この塩を例1におけるように加水分解して11.4
gのD−cis−酸を得た。
〔α〕20 D=+20.5゜(c=2%ジメチルホルムアミ
ド)、酸価:188。
得られた酸は、89.4%のD−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジブロムビニル)シクロ
プロパン−1−カルボン酸と10.6%のL−cis−
酸を含有する。
例 7:ジクロルエタン中でのD,L−cis−2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のD−エフエ
ドリン塩の生成 10gのD−L−cis−2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパン−1
−カルボン酸を100c.c.のジクロルエタンに混合し、
次いで7.9gのD−エフエドリンを加える。完全
に溶解した後、所期の塩が晶出する。20℃で1時
間かきまぜ続け、液体を分離し、結晶をジクロル
エタンで洗う。9.9gの所期の粗製塩を得、これ
をジクロルエタン中で再結晶する。6.6gの所期
の純粋塩を得た。
〔α〕20 D=+26゜±0.5゜(c=5%ジメチルホルム
アミド) 5gの上で得られた塩、22.5c.c.の塩化メチレン
及び27c.c.の1N塩酸の混合物を20℃で15分間かき
まぜ続ける。これをデカンテーシヨンし、水性相
を塩化メチレンで抽出し、有機抽出物を一緒に
し、水洗し、乾燥し、溶媒を蒸発させ、2.7gの
分割されたL−cis−酸を得る。
〔α〕20 D=−39゜±0.5°(c=5%ジメチルホルムア
ミド)。
例 8:ジクロルエタン中でのD,L−cis−2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のL−エフエ
ドリン塩の生成 10gのD,L−cis−酸、200c.c.のジクロルエタ
ン及び7.9gのL−エフエドリンより出発して、
例7に記載した方法と類似の方法で実施して7.1
gの所期の塩を得た。この塩を例7と同じ条件下
で加水分解すると、2.9gのD−cis−酸が得られ
た。
〔α〕20 D=+36.5゜(c=5%ジメチルホルムアミ
ド)。
例 9:エタノール中でのD,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のL−エフエ
ドリン塩の生成 10gのD,L−cis−酸、100c.c.のエタノール及
び7.9gのL−エフエドリンより出発して、例7
に記載した方法と類似の方法で実施して4.6gの
所期の塩を得た。この塩を例7と同じ条件で加水
分解すると、1.95gのD−cis−酸が得られた。
〔α〕20 D=+36゜(c=5%ジメチルホルムアミ
ド)。
例 10:イソプロパノール中でのD,L−cis−
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビ
ニル)シクロプロパン−1−カルボン酸のL−
エフエドリン塩の生成 10gのD,L−cis−酸、150c.c.のイソプロパノ
ール及び7.9gのL−エフエドリンより出発して、
例7に記載した方法と類似の方法で実施して6.4
gの所期の塩を得た。この塩を例7と同じ条件で
加水分解すると、2.7gのD−cis−酸が得られ
た。
〔α〕20 D=+36.5゜(c=5%ジメチルホルムアミ
ド)。
例 11:イソプロピルエーテル/メタノール混合
物(57−43)中でのD,L−cis−2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジクロルビニル)シク
ロプロパン−1−カルボン酸のL−エフエドリ
ン塩の生成 10gのD,L−cis−酸、70c.c.のイソプロピル
エーテル/メタノール混合物(57−43)及び7.9
gのL−エフエドリンより出発して、例7に記載
の方法と類似の方法で実施して5gの所期の塩を
得た。この塩を例7と同じ条件で加水分解したと
ころ、2.1gのD−cis−酸が得られた。
〔α〕20 D=+36゜(c=5%ジメチルホルムアミ
ド)。
例 12:酢酸エチル中でのD,L−cis−2,2
−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のD−N−メ
チルエフエドリン塩の生成 10gのD,L−cis−酸、100c.c.の酢酸エチル及
び8.6gのD−N−メチルエフエドリンより出発
して、例7に記載した方法と類似の方法で実施し
て4.8gの所期の塩を得た。この塩を例7と同じ
条件で加水分解したところ、2.6gのD−cis−酸
が得られた。
〔α〕20 D=−33゜(c=5%ジメチルホルムアミ
ド)。
例 13:ジクロルエタン中でのD,L−cis−2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロルビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のL−プソイ
ドエフエドリン塩の生成 10gのD,L−cis−酸、60c.c.のジクロルエタ
ン及び7.9gのL−プソイドエフエドリンより出
発して、例7に記載した方法と類似の方法で実施
して3.5gの所期の塩を得た。この塩を例7と同
じ条件で加水分解したところ、1.9gのD−cis−
酸が得られた。
〔α〕20 D=+32.5゜(c=5%ジメチルホルムアミ
ド)。
例 14:ジクロルエタン中でのD,L−trans−
2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビ
ニル)シクロプロパン−1−カルボン酸のD−
エフエドリン塩の生成 4gのD,L−trans−2,2−ジメチル−3
−(2,2−ジブロムビニル)シクロプロパン−
1−カルボン酸、2.21gのD−エフエドリン及び
40c.c.のジクロルエタンを混合する。完全に溶解し
た後、塩を晶出する。20℃で2時間かきまぜ続
け、液体を分離し、塩をジクロルエタンで洗い、
次いで乾燥する。ジクロルエタン中で再結晶した
後、2.4gの所期の塩を得た。
2.3gの上で得た塩を10c.c.の水に入れ、次いで
20℃でかきまぜながら10c.c.の1N塩酸を加える。
これを10分間かきまぜ、次いで15c.c.の塩化メチレ
ンを加える。これをデカンテーシヨンし、有機相
を水洗し、乾燥し、蒸発乾固させ、1.34gのD−
trans−酸を得た。
〔α〕20 D=+63゜±1.5゜(c=1%ジメチルホルム
アミド)。
例 15:エタノール中でのD,L−trans−2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジブロムビニル)
シクロプロパン−1−カルボン酸のD−エフエ
ドリン塩の生成 エタノールを溶媒として用い、4gのD,L−
trans−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロ
ムビニル)シクロプロパン−1−カルボン酸より
出発して、例4に記載した方法と類似の方法を実
施して所期の塩を得た。この塩を例4のように加
水分解すると0.5gのD−trans−酸が得られた。
〔α〕20 D=+63.5゜±1.5゜(c=1%ジメチルホル
ムアミド)。
例 16:メチルエチルケトン中でのD,L−
trans−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジク
ロルビニル)シクロプロパン−1−カルボン酸
のD−エフエドリン塩の生成 10gのD,L−trans−2,2−ジメチル−3
−(2,2−ジクロルビニル)シクロプロパン−
1−カルボン酸、7.9gのD−エフエドリン及び
60c.c.のメチルエチルケトンを混合し、20℃で2時
間かきまぜ続ける。沈殿を分離し、メチルエチル
ケトンで洗い、乾燥し、メチルエチルケトンで再
結晶した後、1.7gの所期の塩を得た。
1.5gの上で得た塩、10c.c.の水及び5c.c.の1N塩
酸を混合する。これを15分間かきまぜ続け、次い
で15c.c.の塩化メチレンを加える。これをデカンテ
ーシヨンし、有機相を水洗し、乾燥し、蒸発乾固
し、0.7gのL−trans−酸を得た。
〔α〕20 D=−64゜±1゜(c=1%ジメチルホルムア
ミド)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 新規な工業用化合物としての、次式 (ここで、Xはふつ素、塩素又は臭素原子を表
    わす)のD−及びL−cis−並びにD−及びL−
    trans−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジハロ
    ビニル)シクロプロパン−1−カルボン酸とD−
    エフエドリン、L−エフエドリン、D−N−メチ
    ルエフエドリン、L−N−メチルエフエドリン、
    D−プソイドエフエドリン及びL−プソイドエフ
    エドリンよりなる群から選ばれる光学活性塩基と
    の塩。
JP63307958A 1979-04-03 1988-12-07 D,L‐cis‐及びD,L‐trans‐2,2‐ジメチル‐3‐(2,2‐ジハロビニル)シクロプロパン‐1‐カルボン酸の分割方法で得られる中間体塩 Granted JPH02134A (ja)

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