JPH03147B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH03147B2 JPH03147B2 JP173283A JP173283A JPH03147B2 JP H03147 B2 JPH03147 B2 JP H03147B2 JP 173283 A JP173283 A JP 173283A JP 173283 A JP173283 A JP 173283A JP H03147 B2 JPH03147 B2 JP H03147B2
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- Japan
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- molten metal
- tundish
- continuous casting
- inclusions
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- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/10—Supplying or treating molten metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、連続鋳造における金属溶湯（以下
単に溶湯という）の鋳込み方法に関し、とくに取
鍋に受けた溶湯をタンデイツシユを介して連鋳モ
ールドに鋳込む際の、該タンデイツシユにおける
溶湯の流動条件に工夫を加えることにより、溶湯
中に含まれる非金属介在物を有利に分離除去しよ
うとするものである。
単に溶湯という）の鋳込み方法に関し、とくに取
鍋に受けた溶湯をタンデイツシユを介して連鋳モ
ールドに鋳込む際の、該タンデイツシユにおける
溶湯の流動条件に工夫を加えることにより、溶湯
中に含まれる非金属介在物を有利に分離除去しよ
うとするものである。
従来、連続鋳造において溶湯を連鋳モールドに
供給する場合、取鍋に受けた溶湯を一旦タンデイ
ツシユ内に導き、ここで溶湯中の非金属介在物を
浮上分離させたのち連鋳モールドへ鋳込むしくみ
とされ、このタンデイツシユには非金属介在物の
浮上分離を促進させるべく各種の堰を設けて、タ
ンデイツシユ内での溶湯の滞留時間の延長を図つ
ていた。そしてかような堰としては、たとえば対
象溶湯が溶鋼の場合は、ロウ石れんが、高アルミ
ナ質れんがおよびシリコンれんがなどが使用され
ていた。
供給する場合、取鍋に受けた溶湯を一旦タンデイ
ツシユ内に導き、ここで溶湯中の非金属介在物を
浮上分離させたのち連鋳モールドへ鋳込むしくみ
とされ、このタンデイツシユには非金属介在物の
浮上分離を促進させるべく各種の堰を設けて、タ
ンデイツシユ内での溶湯の滞留時間の延長を図つ
ていた。そしてかような堰としては、たとえば対
象溶湯が溶鋼の場合は、ロウ石れんが、高アルミ
ナ質れんがおよびシリコンれんがなどが使用され
ていた。
しかしながらタンデイツシユ内に堰を設けるこ
とは、 (イ) 耐火物使用量が多くなるので、製品のコスト
アツプにつながる、 (ロ) 溶湯に対する耐火物の接触面積が増大する結
果、堰の溶損による溶湯の汚染が進み、かえつ
て鋳片や製品での介在物混入量を増加して品質
を悪化させる。
とは、 (イ) 耐火物使用量が多くなるので、製品のコスト
アツプにつながる、 (ロ) 溶湯に対する耐火物の接触面積が増大する結
果、堰の溶損による溶湯の汚染が進み、かえつ
て鋳片や製品での介在物混入量を増加して品質
を悪化させる。
(ハ) 設置した堰が鋳造作業中に浮上することがあ
り、安定した鋳造作業ができない。
り、安定した鋳造作業ができない。
などの弊害をもたらしていた。
この発明は上記の諸問題を有利に解決するもの
で、堰のないタンデイツシユを用いてしかも溶湯
中の非金属介在物を該タンデイツシユ内で効果的
に浮上分離させることができる、溶湯の鋳込み方
法を提案することを目的とする。
で、堰のないタンデイツシユを用いてしかも溶湯
中の非金属介在物を該タンデイツシユ内で効果的
に浮上分離させることができる、溶湯の鋳込み方
法を提案することを目的とする。
さて第１図ａ，ｂに正面および縦断面で示した
ような堰のないタンデイツシユ１において、取鍋
２からロングノズル３を経て内部に溶湯４を導入
した場合、溶湯４の一部が矢印５で示したように
タンデイツシユ１の底面に沿つて流れそのままモ
ールド内へ注入される場合があるが、このような
流れ（以下短絡流れという）５は滞留時間が短い
ため、溶湯中の浮遊している非金属介在物の浮上
分離が難しい。
ような堰のないタンデイツシユ１において、取鍋
２からロングノズル３を経て内部に溶湯４を導入
した場合、溶湯４の一部が矢印５で示したように
タンデイツシユ１の底面に沿つて流れそのままモ
ールド内へ注入される場合があるが、このような
流れ（以下短絡流れという）５は滞留時間が短い
ため、溶湯中の浮遊している非金属介在物の浮上
分離が難しい。
このため従来は、かような短絡流れが生じるの
を阻止して効果的な非金属介在物の浮上分離を行
う目的で堰が設けられていたわけであるが、発明
者らはこの短絡流れの発生挙動とその防止策につ
き再検討を行つた結果、短絡流れの発生の有無
は、タンデイツシユにおける溶湯の受湯位置から
出湯位置までの距離Ｌおよびタンデイツシユ内溶
湯深さＨと密接な関係にあり、これらの比Ｌ／Ｈ
をある値以上にした場合には、短絡流れの発生は
皆無となつて第１図に番号６で示したような上昇
流のみの流れに変わり、とくに堰を設置しなくと
も十分満足のいく非金属介在物の浮上分離が達成
できることを新たに究明し、この発明を完成させ
るに至つたのである。
を阻止して効果的な非金属介在物の浮上分離を行
う目的で堰が設けられていたわけであるが、発明
者らはこの短絡流れの発生挙動とその防止策につ
き再検討を行つた結果、短絡流れの発生の有無
は、タンデイツシユにおける溶湯の受湯位置から
出湯位置までの距離Ｌおよびタンデイツシユ内溶
湯深さＨと密接な関係にあり、これらの比Ｌ／Ｈ
をある値以上にした場合には、短絡流れの発生は
皆無となつて第１図に番号６で示したような上昇
流のみの流れに変わり、とくに堰を設置しなくと
も十分満足のいく非金属介在物の浮上分離が達成
できることを新たに究明し、この発明を完成させ
るに至つたのである。
すなわちこの発明は、金属溶湯の連続鋳造にお
いて、取鍋に受けた溶湯を、タンデイツシユを介
して連鋳用モールドの鋳込むに際し、該タンデイ
ツシユにおける該溶湯の受湯位置から出湯位置ま
での距離Ｌと、タンデイツシユ内溶湯深さＨとの
比Ｌ／Ｈが８以上となる条件下に該溶湯をモール
ド内に供給することを特徴とする連続鋳造におけ
る金属溶湯の鋳込み方法である。
いて、取鍋に受けた溶湯を、タンデイツシユを介
して連鋳用モールドの鋳込むに際し、該タンデイ
ツシユにおける該溶湯の受湯位置から出湯位置ま
での距離Ｌと、タンデイツシユ内溶湯深さＨとの
比Ｌ／Ｈが８以上となる条件下に該溶湯をモール
ド内に供給することを特徴とする連続鋳造におけ
る金属溶湯の鋳込み方法である。
ここにタンデイツシユ内溶湯深さＨは、浅すぎ
ると、タンデイツシユ内の溶湯湯面を覆つている
スラグを巻込むおそれが大きく、また溶湯の流路
断面積が小さくなる結果平均流速が大きくなつて
非金属介在物を十分に浮上分離させることが難し
くなることもあるので、500mm以上程度とするの
が望ましい。
ると、タンデイツシユ内の溶湯湯面を覆つている
スラグを巻込むおそれが大きく、また溶湯の流路
断面積が小さくなる結果平均流速が大きくなつて
非金属介在物を十分に浮上分離させることが難し
くなることもあるので、500mm以上程度とするの
が望ましい。
第２図に、タンデイツシユにおける受湯位置か
ら出湯位置までの距離Ｌと溶湯深さＨとの比Ｌ／
Ｈ種々に変化させて鋳込みを行つた場合の、非金
属介在物の除去効果について調べた結果を示す。
なお非金属介在物の除去効果は、230×1200mmの
スラブ（鋼種SPCC）に鋳込んだのち、0.23mmま
で圧延した冷延板のスリバー疵について調べ、単
位面積１m2当りのスリバー疵発生個数で評価し
た。
ら出湯位置までの距離Ｌと溶湯深さＨとの比Ｌ／
Ｈ種々に変化させて鋳込みを行つた場合の、非金
属介在物の除去効果について調べた結果を示す。
なお非金属介在物の除去効果は、230×1200mmの
スラブ（鋼種SPCC）に鋳込んだのち、0.23mmま
で圧延した冷延板のスリバー疵について調べ、単
位面積１m2当りのスリバー疵発生個数で評価し
た。
同図より明らかなようにＬ／Ｈが８以上となる
条件下に鋳込みを行つた場合は、スリバー疵の発
生は皆無となり、鋼中の非金属介在物が効果的に
除去されたことがわかる。
条件下に鋳込みを行つた場合は、スリバー疵の発
生は皆無となり、鋼中の非金属介在物が効果的に
除去されたことがわかる。
またこの発明の実施に使用するタンデイツシユ
は、とくにその形状が限定されることはなく、第
１図に示したような舟型のものの他、たとえば第
３図に示したようなＴ型のものなどいずれもが適
合する。なお第３図に示したＴ型のタンデイツシ
ユにおいて、受湯位置から出湯位置までの距離Ｌ
は、流路の中心線に沿つた長さで与えられ、従つ
てＴ型の場合はＬ＝L1＋L2となる。
は、とくにその形状が限定されることはなく、第
１図に示したような舟型のものの他、たとえば第
３図に示したようなＴ型のものなどいずれもが適
合する。なお第３図に示したＴ型のタンデイツシ
ユにおいて、受湯位置から出湯位置までの距離Ｌ
は、流路の中心線に沿つた長さで与えられ、従つ
てＴ型の場合はＬ＝L1＋L2となる。
以上述べたようにこの発明に従う鋳込み方法に
よれば、タンデイツシユに従来不可欠とされた堰
を設ける必要なしに、溶湯中の非金属介在物を効
果的に除去でき、製品の品質向上に役立つ。
よれば、タンデイツシユに従来不可欠とされた堰
を設ける必要なしに、溶湯中の非金属介在物を効
果的に除去でき、製品の品質向上に役立つ。
第１図ａ，ｂは舟型タンデイツシユの平面図お
よび縦断面図、第２図はタンデイツシユの受湯位
置から出湯位置までの距離Ｌと溶湯深さＨとの比
Ｌ／Ｈと、スリバー疵個数との関係を示したグラ
フ、第３図はＴ型タンデイツシユの平面図であ
る。
よび縦断面図、第２図はタンデイツシユの受湯位
置から出湯位置までの距離Ｌと溶湯深さＨとの比
Ｌ／Ｈと、スリバー疵個数との関係を示したグラ
フ、第３図はＴ型タンデイツシユの平面図であ
る。
Claims (1)
- １ 金属溶湯の連続鋳造において、取鍋に受けた
金属溶湯を、タンデイツシユを介して連続鋳造用
モールドに鋳込むに際し、該タンデイツシユにお
ける該溶湯の受湯位置から出湯位置までの距離Ｌ
と、タンデイツシユ内溶湯深さＨとの比Ｌ／Ｈが
８以上となる条件下に該溶湯をモールド内に供給
することを特徴とする連続鋳造における金属溶湯
の鋳込み方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP173283A JPS59127952A (ja) | 1983-01-11 | 1983-01-11 | 連続鋳造における金属溶湯の鋳込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP173283A JPS59127952A (ja) | 1983-01-11 | 1983-01-11 | 連続鋳造における金属溶湯の鋳込み方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59127952A JPS59127952A (ja) | 1984-07-23 |
| JPH03147B2 true JPH03147B2 (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=11509728
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP173283A Granted JPS59127952A (ja) | 1983-01-11 | 1983-01-11 | 連続鋳造における金属溶湯の鋳込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59127952A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9470272B2 (en) | 2013-07-09 | 2016-10-18 | Moog Inc. | Torque limiter responsive to output torque |
-
1983
- 1983-01-11 JP JP173283A patent/JPS59127952A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59127952A (ja) | 1984-07-23 |
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