JPH03146736A - 強化繊維束の拡開方法 - Google Patents
強化繊維束の拡開方法Info
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- JPH03146736A JPH03146736A JP28311789A JP28311789A JPH03146736A JP H03146736 A JPH03146736 A JP H03146736A JP 28311789 A JP28311789 A JP 28311789A JP 28311789 A JP28311789 A JP 28311789A JP H03146736 A JPH03146736 A JP H03146736A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、繊維強化プラスチック等のw4維強化複合材
料の成形に用いられるシート状プリプレグを製造するよ
うな際に、樹脂含浸前に強化繊維束を拡開する方法に関
する。
料の成形に用いられるシート状プリプレグを製造するよ
うな際に、樹脂含浸前に強化繊維束を拡開する方法に関
する。
[従来の技術]
繊維強化複合材料の成形に用いられるシート状プリプレ
グは、たとえば多数の強化繊維繊維束をシート状に一方
向に引き揃え、該シート状強化繊維束に樹脂担持離型シ
ートを重ね合せて加圧、加熱し、樹脂を含浸させる方法
、あるいは上記強化繊維束を支持シートとともに適当な
溶媒で稀釈した樹脂溶液に浸漬し、引き上げ、加熱して
溶媒を除去する方法によって製造されている。上記いず
れの方法においても、樹脂を均一に含浸させ、かつ単繊
維が均一に配列され均一な物性のプリプレグを得るため
には、樹脂含浸前に、シート状に配列された各強化繊維
束が極力拡開されていることが望ましい。
グは、たとえば多数の強化繊維繊維束をシート状に一方
向に引き揃え、該シート状強化繊維束に樹脂担持離型シ
ートを重ね合せて加圧、加熱し、樹脂を含浸させる方法
、あるいは上記強化繊維束を支持シートとともに適当な
溶媒で稀釈した樹脂溶液に浸漬し、引き上げ、加熱して
溶媒を除去する方法によって製造されている。上記いず
れの方法においても、樹脂を均一に含浸させ、かつ単繊
維が均一に配列され均一な物性のプリプレグを得るため
には、樹脂含浸前に、シート状に配列された各強化繊維
束が極力拡開されていることが望ましい。
従来、強1ヒ械維東の拡開は、プリプレグ製造工程の樹
脂含浸前において、たとえば第4図に示すような方法に
より行われていた。つまり、多数の強化繊維束101を
シート状に引き揃え、該強化繊維束101をたとえば断
面円形のストレートバー102.103.104上を張
力をかけながら通すことにより、各バー上で各w4維束
を押し拡げる方法によつていた。
脂含浸前において、たとえば第4図に示すような方法に
より行われていた。つまり、多数の強化繊維束101を
シート状に引き揃え、該強化繊維束101をたとえば断
面円形のストレートバー102.103.104上を張
力をかけながら通すことにより、各バー上で各w4維束
を押し拡げる方法によつていた。
[発明が解決しようとする課題]
上記のような従来の拡開方法において、拡開の程度を高
めるためには、各バー102.103.104上でシー
ト状強化繊維束101の張力を増大させる必要がある。
めるためには、各バー102.103.104上でシー
ト状強化繊維束101の張力を増大させる必要がある。
しかしながら、プリプレグ作成用素材としての強化繊維
束101は、単in維は相当剛性の高いものから成るの
で、各単繊維同士の結束力は低く、長手方向に各単繊維
が摺抜けやすくなっている。そのため、強化繊維束10
1を所定の形態に保つためには、大きな張力をかけては
ならず、したがって、拡開のためにシート状強化繊維束
101に加えることのできる張力には限界があり、この
限界のため拡開が不4−分となるおそれがあった。
束101は、単in維は相当剛性の高いものから成るの
で、各単繊維同士の結束力は低く、長手方向に各単繊維
が摺抜けやすくなっている。そのため、強化繊維束10
1を所定の形態に保つためには、大きな張力をかけては
ならず、したがって、拡開のためにシート状強化繊維束
101に加えることのできる張力には限界があり、この
限界のため拡開が不4−分となるおそれがあった。
本発明は、このような問題点に着目し、シート状強化繊
維束にかけられる張力が比較的低張力に抑えられる場合
にあっても、強化繊維束を十分に効果的に拡開できるよ
うにすることを目的とする。
維束にかけられる張力が比較的低張力に抑えられる場合
にあっても、強化繊維束を十分に効果的に拡開できるよ
うにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この目的に沿う本発明の用強化繊維束の拡開方法は、シ
ート状に一方向に引き揃えられた多数の強化l!維紐束
、表面が凸曲面に形成され長手方向中央部程大径の曲面
バーに接触通過させることにより、シート状強化繊維束
のシート幅を拡げつつ各強化繊維束を拡開し、しかる後
に、表面が凹曲面に形成され長手方向中央部程小径の曲
面バーに接触通過させることにより、シート状強化繊維
束のシート幅を実質的に元のシート幅に戻す方法から成
る。
ート状に一方向に引き揃えられた多数の強化l!維紐束
、表面が凸曲面に形成され長手方向中央部程大径の曲面
バーに接触通過させることにより、シート状強化繊維束
のシート幅を拡げつつ各強化繊維束を拡開し、しかる後
に、表面が凹曲面に形成され長手方向中央部程小径の曲
面バーに接触通過させることにより、シート状強化繊維
束のシート幅を実質的に元のシート幅に戻す方法から成
る。
[作 用]
このような方法においては、シート状強化繊維束は、2
本の曲面バー上を張力を加えられつつ接触通過する。シ
ート状強化繊維束が長手方向中央部程大径の西面バー、
つまり凸曲面表面のたいこ形状の曲面バーを接触通過す
るとき、曲面バーの外周面形状により、シート状強化繊
維束にカロえられている張力によってシート拡幅方向の
力の成分が生じる。そのため、シート状強化繊維束は、
該曲面バー上を拡幅方向に滑りつつそのシート幅が拡げ
られ、該拡幅に伴って、各強化繊維束が拡開される。シ
ート状強化繊維束に加えられる張力による拡開に、上記
シート幅拡幅に伴う拡間作用が加わるので、張力自身は
低くても、各強化繊維束は十分に拡開される。
本の曲面バー上を張力を加えられつつ接触通過する。シ
ート状強化繊維束が長手方向中央部程大径の西面バー、
つまり凸曲面表面のたいこ形状の曲面バーを接触通過す
るとき、曲面バーの外周面形状により、シート状強化繊
維束にカロえられている張力によってシート拡幅方向の
力の成分が生じる。そのため、シート状強化繊維束は、
該曲面バー上を拡幅方向に滑りつつそのシート幅が拡げ
られ、該拡幅に伴って、各強化繊維束が拡開される。シ
ート状強化繊維束に加えられる張力による拡開に、上記
シート幅拡幅に伴う拡間作用が加わるので、張力自身は
低くても、各強化繊維束は十分に拡開される。
次にシート状強化l!紐束は、長子方向中央部程小径の
曲面バー、つまり凹曲面表面のつづみ形状の曲面バーを
接触通過する。このとき、曲面バーの外周面形状により
、上記とは逆のシート幅を縮める方向の力が作用し、強
化繊維束のシート幅が元の幅に戻される。各強化繊維束
は先に十分に拡開されているので、この縮幅時に拡開の
程度が大きく損われることはない。
曲面バー、つまり凹曲面表面のつづみ形状の曲面バーを
接触通過する。このとき、曲面バーの外周面形状により
、上記とは逆のシート幅を縮める方向の力が作用し、強
化繊維束のシート幅が元の幅に戻される。各強化繊維束
は先に十分に拡開されているので、この縮幅時に拡開の
程度が大きく損われることはない。
[実施例]
以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を参照して説
明する。
明する。
第1図および第2図は、本発明の一実施例として、プリ
プレグ用強化繊維束の拡開方法を示しており、第1図は
プリプレグ製造工程全体、第2図はそのうちの強化繊維
束拡開部をそれぞれ示している。
プレグ用強化繊維束の拡開方法を示しており、第1図は
プリプレグ製造工程全体、第2図はそのうちの強化繊維
束拡開部をそれぞれ示している。
図において、強化繊維束1は、多数のクリール2から引
き出され、シート状に一方向に引き揃えられ、ニップロ
ール3.4を通過した後、繊維束拡開用の3本のバー5
.6.7を、所定の張力をかけた緊張状態にて順次接触
通過される。3本のバー5.6.7は、断面円形のバー
からなり、シート状に引き揃えられた強化ll1W1束
1を挟むようにその上下両面側に交互に配置されている
。
き出され、シート状に一方向に引き揃えられ、ニップロ
ール3.4を通過した後、繊維束拡開用の3本のバー5
.6.7を、所定の張力をかけた緊張状態にて順次接触
通過される。3本のバー5.6.7は、断面円形のバー
からなり、シート状に引き揃えられた強化ll1W1束
1を挟むようにその上下両面側に交互に配置されている
。
3本のバー5.6.7のうちバー5.6は、それぞれ表
面が曲面に形成されたバーからなる。曲面バー5は、表
面が凸曲面に形成され、長手方向中央部程大径に形成さ
れている。曲面バー6は、表面が凹曲面に形成され、長
手方向中央部程小径に形成されている。これら曲面バー
5.6の表面曲面の曲率は、各強化m1を束拡開の効果
からみて、5/1000〜100 /1000程度が好
ましい。
面が曲面に形成されたバーからなる。曲面バー5は、表
面が凸曲面に形成され、長手方向中央部程大径に形成さ
れている。曲面バー6は、表面が凹曲面に形成され、長
手方向中央部程小径に形成されている。これら曲面バー
5.6の表面曲面の曲率は、各強化m1を束拡開の効果
からみて、5/1000〜100 /1000程度が好
ましい。
第2図に示すように、強化m紐束1が曲面バー5を接触
通過する際、曲面バー5の表面凸曲面形状により、シー
ト状強化繊維束1にはシート幅方向Aに拡幅力が生じる
。この拡幅力により、シート状強化繊維束1のシート幅
が拡げられ、それに伴って個々の強化11i維束1が拡
開される。各強化lIi維束紐束バー長手方向に滑りな
がら拡開されるが、曲面バー5の表面は滑らかに変化す
る凸曲面であるので、シート状強化繊維束1は、シート
幅方向略均−に拡開される。拡幅、拡開されたシート状
強化繊維束1は、次に曲面バー6を接触通過する。曲面
バー6は凹曲面表面を有するので、曲面バー6上では、
上記とは逆にB方向に縮幅力が作用し、シート状強化繊
維束1のシート幅が実質的に元のシート幅に戻される。
通過する際、曲面バー5の表面凸曲面形状により、シー
ト状強化繊維束1にはシート幅方向Aに拡幅力が生じる
。この拡幅力により、シート状強化繊維束1のシート幅
が拡げられ、それに伴って個々の強化11i維束1が拡
開される。各強化lIi維束紐束バー長手方向に滑りな
がら拡開されるが、曲面バー5の表面は滑らかに変化す
る凸曲面であるので、シート状強化繊維束1は、シート
幅方向略均−に拡開される。拡幅、拡開されたシート状
強化繊維束1は、次に曲面バー6を接触通過する。曲面
バー6は凹曲面表面を有するので、曲面バー6上では、
上記とは逆にB方向に縮幅力が作用し、シート状強化繊
維束1のシート幅が実質的に元のシート幅に戻される。
曲面バー5により均一に拡開された後の縮幅であるから
、シート幅を縮めても各強化[1束1の拡開の程度が大
きく損われることはなく、良好な拡開状態が実質的にそ
のまま維持される。上記拡開は、曲面バー5.6の表面
形状により生じるシート幅方向の力を利用するものであ
るから、本質的に、シート状強化lli紐束1に加える
張力は低くてよい。そして、3本目のバー7はストレー
トバーからなり、シート状強化繊維束1に加えられてい
る張力によって各強化繊維束1の拡開がさらに進められ
、シート状強化繊維束1は後続の樹脂含浸工程に送られ
る。
、シート幅を縮めても各強化[1束1の拡開の程度が大
きく損われることはなく、良好な拡開状態が実質的にそ
のまま維持される。上記拡開は、曲面バー5.6の表面
形状により生じるシート幅方向の力を利用するものであ
るから、本質的に、シート状強化lli紐束1に加える
張力は低くてよい。そして、3本目のバー7はストレー
トバーからなり、シート状強化繊維束1に加えられてい
る張力によって各強化繊維束1の拡開がさらに進められ
、シート状強化繊維束1は後続の樹脂含浸工程に送られ
る。
なお、強化mu束1には、サイジング剤が付与されてい
ることが多いが、サイジング剤があると各強化繊維束1
が拡開されにくいので、サイジング剤を軟化させて拡開
されやすくするため、各バー5.6.7上で強化繊維束
1が加熱されることが望ましい。この加熱は、たとえば
第3図に示すように、各バー5.6.7にヒータ8.9
.10を埋設し、各ヒータにヒータ制tlII装置11
を介してヒータ電源12を接続することにより、それぞ
れ最適な温度に加熱することができる。サイジング剤を
軟化させるための温度としては、50〜200℃、より
好ましくは80〜150℃の範囲が好適である。
ることが多いが、サイジング剤があると各強化繊維束1
が拡開されにくいので、サイジング剤を軟化させて拡開
されやすくするため、各バー5.6.7上で強化繊維束
1が加熱されることが望ましい。この加熱は、たとえば
第3図に示すように、各バー5.6.7にヒータ8.9
.10を埋設し、各ヒータにヒータ制tlII装置11
を介してヒータ電源12を接続することにより、それぞ
れ最適な温度に加熱することができる。サイジング剤を
軟化させるための温度としては、50〜200℃、より
好ましくは80〜150℃の範囲が好適である。
拡開により均一化されたシート状強化繊維1束(もっと
も、もはや束とはいえないが)が、樹脂含浸工程に送ら
れる。本実施例では、樹脂担持離型シート13.14を
用いて樹脂含浸が行われているが、樹脂溶液に浸漬させ
る方法でもよい。離型シート13.14は、ロール15
.16から巻き出され、ガイドロール17.18で方向
転換されるとともに、この位置でシート状の強化繊維束
1の両面に重ね合せられる。この重ね合せ体が本実施例
では、ヒータ19で加熱された後、3段のプレスロール
2oで両側から加圧され、離型シート13.14に担持
されていた樹脂が強化1維束1に転移、含浸される。樹
脂含浸によりプリプレグ21の形態となり、該プリプレ
グ21から一方の離型シート13が剥離され、他方の離
型シート14とともにプリプレグ21がロール状に巻き
取られる。
も、もはや束とはいえないが)が、樹脂含浸工程に送ら
れる。本実施例では、樹脂担持離型シート13.14を
用いて樹脂含浸が行われているが、樹脂溶液に浸漬させ
る方法でもよい。離型シート13.14は、ロール15
.16から巻き出され、ガイドロール17.18で方向
転換されるとともに、この位置でシート状の強化繊維束
1の両面に重ね合せられる。この重ね合せ体が本実施例
では、ヒータ19で加熱された後、3段のプレスロール
2oで両側から加圧され、離型シート13.14に担持
されていた樹脂が強化1維束1に転移、含浸される。樹
脂含浸によりプリプレグ21の形態となり、該プリプレ
グ21から一方の離型シート13が剥離され、他方の離
型シート14とともにプリプレグ21がロール状に巻き
取られる。
各バー5.6.7とくに曲面バー5.6によりシート状
強化l1M束1は均一にかつ十分に拡開されているので
、樹脂含浸も均一にかつ十分に行われ、プリプレグ21
が得られる。
強化l1M束1は均一にかつ十分に拡開されているので
、樹脂含浸も均一にかつ十分に行われ、プリプレグ21
が得られる。
なお−1本発明における強化繊維束は、長繊維からなる
強化1維束で、炭素繊維、黒鉛繊維、有機高弾性率繊維
(アラミド繊維等)、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、
ボロン繊維、タングステンカーバイド繊維、ガラス繊維
等の高強度、高弾性率繊維からなる。このような強化繊
維束は、同じプリプレグについてただ1種類のものを使
用してもよいし、異なる種類の強化繊維束を規則的に、
または不規則に並べて使用してもよい。この強化繊維束
が前記のようにシート状に配列される。
強化1維束で、炭素繊維、黒鉛繊維、有機高弾性率繊維
(アラミド繊維等)、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、
ボロン繊維、タングステンカーバイド繊維、ガラス繊維
等の高強度、高弾性率繊維からなる。このような強化繊
維束は、同じプリプレグについてただ1種類のものを使
用してもよいし、異なる種類の強化繊維束を規則的に、
または不規則に並べて使用してもよい。この強化繊維束
が前記のようにシート状に配列される。
離型シート13および/又は離型シート14に担持され
る樹脂としては、特に限定されないが、代表的なものと
して、熱硬化性樹脂や熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂を混
合した樹脂が挙げられる。好ましい熱硬化性樹脂として
、エポキシ樹脂が挙げられる。特に、アミン類、フェノ
ール類、炭素炭素二重結合を有する化合物を前駆体とす
るエポキシ樹脂が好ましい。
る樹脂としては、特に限定されないが、代表的なものと
して、熱硬化性樹脂や熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂を混
合した樹脂が挙げられる。好ましい熱硬化性樹脂として
、エポキシ樹脂が挙げられる。特に、アミン類、フェノ
ール類、炭素炭素二重結合を有する化合物を前駆体とす
るエポキシ樹脂が好ましい。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の強化繊維束の拡開方法に
よるときは、表面凸曲面の曲面バーでシート幅を拡げる
とともに各強化繊維束を低張力でもって均一にかつ十分
に拡開し、表面凹曲面の曲面バーでシート幅を実質的に
元の幅に戻しておくようにしたので、容易かつ効果的に
繊維束を拡開することができ、均一かつ十分に拡開され
たシート状強化繊維束に樹脂を均一にかつ十分に含浸さ
せるれば、均一な高物性のプリプレグを得ることができ
る。
よるときは、表面凸曲面の曲面バーでシート幅を拡げる
とともに各強化繊維束を低張力でもって均一にかつ十分
に拡開し、表面凹曲面の曲面バーでシート幅を実質的に
元の幅に戻しておくようにしたので、容易かつ効果的に
繊維束を拡開することができ、均一かつ十分に拡開され
たシート状強化繊維束に樹脂を均一にかつ十分に含浸さ
せるれば、均一な高物性のプリプレグを得ることができ
る。
第1図は本発明の一実施例に係る強化繊維束の拡開方法
を用いたプリプレグ製造工程全体の概略側面図、 第2図は第1図のプロセスの強化繊維束拡開部の拡大部
分平面図、 第3図は第2図の強化1utt束拡開部を加熱する場合
の概略構成図、 第4図は従来の強化繊維束拡開部の概略側面図、である
。 1・・・・・・強化lIi維束 紐束・・・・・クリール 3.4・・・・・・ニップロール 5.6・・・・・・曲面バー 7・・・・・・バー 8.9.10・・・・・・ヒータ 11・・・・・・ヒータ制御装置 12・・・・・・ヒータ電源 13.14・・・・・・離型シート 19・・・・・・ヒータ 20・・・・・・プレスロール 21・・・・・・プリプレグ 出 願人 東し株式会社
を用いたプリプレグ製造工程全体の概略側面図、 第2図は第1図のプロセスの強化繊維束拡開部の拡大部
分平面図、 第3図は第2図の強化1utt束拡開部を加熱する場合
の概略構成図、 第4図は従来の強化繊維束拡開部の概略側面図、である
。 1・・・・・・強化lIi維束 紐束・・・・・クリール 3.4・・・・・・ニップロール 5.6・・・・・・曲面バー 7・・・・・・バー 8.9.10・・・・・・ヒータ 11・・・・・・ヒータ制御装置 12・・・・・・ヒータ電源 13.14・・・・・・離型シート 19・・・・・・ヒータ 20・・・・・・プレスロール 21・・・・・・プリプレグ 出 願人 東し株式会社
Claims (1)
- 1.シート状に一方向に引き揃えられた多数の強化繊維
束を、表面が凸曲面に形成され長手方向中央部程大径の
曲面バーに接触通過させることにより、シート状強化繊
維束のシート幅を拡げつつ各強化繊維束を拡開し、しか
る後に、表面が凹曲面に形成され長手方向中央部程小径
の曲面バーに接触通過させることにより、シート状強化
繊維束のシート幅を実質的に元のシート幅に戻すことを
特徴とする強化繊維束の拡開方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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