JPH0314639A - 粗糸木管の残糸除去装置 - Google Patents

粗糸木管の残糸除去装置

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JPH0314639A
JPH0314639A JP14751489A JP14751489A JPH0314639A JP H0314639 A JPH0314639 A JP H0314639A JP 14751489 A JP14751489 A JP 14751489A JP 14751489 A JP14751489 A JP 14751489A JP H0314639 A JPH0314639 A JP H0314639A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 紡績工場において、精紡機或は粗紡機等のクリール部分
から取り出される空木管に残留する粗糸(残糸)を、搬
送路の途中で自勅的に除去する装置に関するものである
[従来の技術] 粗糸木管(合戒樹脂材,金属材.紙材で戊型したものを
含む)に残留する粗糸(以下残糸と言う)を取り除く手
段は各種のものが知られている。例えば残糸木管の周面
に、管軸方向に沿って鋭利な粗糸切断用刃材を適用して
残糸を切断除去する切断型、または残糸木管を回転自在
に保持して、残糸を空気吸引力を利用して引き出しなが
ら巻き戻すと共にこの空気流を利用して粗糸を開繊しよ
うとする吸引型、或は残糸木管を回転自由に保持し、移
動する粗糸巻き取り用バンド材等に接触させて粗糸をこ
のバンド等に巻き返して除去する巻き取り型等が知られ
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかるにこれらの除去手段では、残糸木管を個々に除去
装置に供給したり或は裸になった木管を取り出すのに手
数を要している。また前記した巻き取り型では連続的に
多数の残糸木管を処理でき、しかも裸木管は連続的に排
出される点において有利であるが、巻き取った粗糸をバ
ンド等から取り除く手段が必要である。
一方近時紡績工程の作業の合理化,自動化が進み、例え
ば精紡機のクリールでは、供給粗糸パッケージの巻き量
(長さ)をグループ毎に変えて仕掛け、篠巻き交換の時
期を各グループ毎に行なう複数段取りとし、供給粗糸の
交換を段取り順に行なっていたものを、クリール全体の
篠巻きを一斉C交換する一斉替えが行なわれるようにな
った。
しかもこの一斉クリール替えを行なうクリールでは、粗
紡工程で巻き揚げられた粗糸が自動的に搬送装置に取り
付けられ、この搬送装置がそのまま精紡機のクリール部
に移動してクリールを構戒するようになっており、この
ような装置における篠巻取り替えでは、この搬送装置が
空木管を排出させる手段として利用されている。
一方粗紡木管には一定長さの粗糸を巻き付けておくこと
は至難であり、粗紡機の台毎、或は途中の糸切れ等によ
って篠巻きの粗糸長さが異なっている。そのため前記し
た一斉篠巻き取り替え(クリール替え)では、当然に最
も短い長さの篠巻きを標準としてクリール替えを行なっ
ている。従ってクリール部から取り出される木管には殆
ど残糸が存在することになり、前記したような粗糸除去
手段では処理し得ない。そこで本発明は、クリール部を
構成するような悲吊して搬送される排出組糸木管の残糸
を自動的に除去すると共に除去した粗糸を開織して直接
供給原料中に混入できる繊維とする残糸除去装置を提供
しようとするものである. [課題を解決するための手段] 即ち粗糸木管懸吊搬送路の一部に該搬送路に沿い且つ導
入停止した木管列に対応させて、その方側に木管の周面
に向かって進退し且つ木管軸方向に昇降移動する吸引ノ
ズルを複数列設した粗糸吸引装置を設けると共に木管を
積極的に回転させる回転装置を設けて構成し、必要によ
って粗糸吸引装置の対面側には分離板装置を設けるもの
である。
[作用コ 複数の吸引ノズルを列設して構成した粗糸吸弓装置が、
懸吊支持されて停止状態にある粗糸木管に近接して吸引
を開始すると共に木管列の下方にある回転装置が上昇し
て粗糸木管を回転させ且つ吸引装置は昇降移動して残糸
を吸引すると共にこの吸引ノズルは吸引気流を粗糸が開
織される方向に旋回させて開織させるものである。
[実施例] 以下図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明す
るが、図は具体的なものを示したもので本発明は記載の
趣旨に沿って一部の構成を変更したり或は一部の設計を
変更しても同様に実施することができる。第1図(一部
側面図)におけるlは本発明に係る残糸除去装置を示し
、この残糸除去装置1は枠組みla内に設けて構成され
、枠組み1aは第2図(第1図の左側正面図)に示すよ
うに両側璧1a,laの上下に横桟枠1aa,laaを
それぞれ取り付けて構成し、上側横桟laaに吊り枠t
b.tbを取り付けている。そして側璧1a,laの中
央上部は開放された凹部を形戒している。
一方粗糸木管搬送レール2は木管を回転自在に支持する
複数のボビンハンガー2bを一定間隔に支持して円滑に
移動させる案内レールとして構成され、工場内の梁材等
に吊り下げ材2cを介して設けられている。また残糸除
去装置1は前記吊り枠1b、若しくは他の吊り具或は台
座を設けて固設され、搬送レール2は吊り枠1bにブラ
ケット2aを介して前記凹部の中央に位置するように設
けられる。そしてボビンハンガー2bには粗糸木管3が
支持されており、この粗糸木管には残糸3aが巻かれて
いる。尚この残糸3aは第1図に示すように各木管にお
いて量が異なり且つその終り端は一般に垂れ下がってい
る。また図示しなかったがこれらのボビンハンガー2b
は一斉若しくは特定数のグループ毎に積極移動装置に連
結されており、移動装置はレール2に沿って移勅するよ
うになっている。また図示の残糸除去装置は12木の木
管に対応させて構戊したものを示したが、対応させる木
管数は自由に設計変更できる。
4は木管3の振れ防止ガイドレールで枠組みの両側壁1
a,laに渡って取り付けられ、木管3の根元部3cを
挟むように案内する側板よりなり、その人口側(第1図
の左側)は拡大して木管を導入し易くしている(第5図
参照)。
一方残糸除去装置1内に搬入される木管3群は12本が
納まって停止するようになっており、その一方側(図で
は左側)に各木管3の軸芯に対応して吸引ノズル5が設
けられている。この吸引ノズル5は保持5i5aにそれ
ぞれ取り付けられており、保持箱5aはダクト8の上部
に進退可能に設けられている。そしてダクト8は後述す
る昇降装置10によって昇降移動するようになっており
、ノズル5を吸引した残糸は開繊されてパイブ5bを介
してダクト8内に導かれ、伸縮パイブ15aおよびパイ
ブ15bを介して集塵ダクト・15内へ送られる(第7
図参照)。また停止木管3群の下方には第4図(第2図
の切断線にIII − 111に沿う矢印方向断面図)
に示すように回転装置6が設けられており、該装置6は
これを支えている昇降装置7,7によクて昇降作動され
、横に延びている箱型粋に木管3に対応して木管駆動用
ブーり6bがそれぞれ先端側を突出させて遊支されてい
る。そしてこのブーり6bは箱型枠内においてそれぞれ
プーりを設けており、箱型枠内の中央部に設けた駆勤モ
ータ6aによってベルトで一斉に駆動される。尚この駆
勤モータ6aは回転方向を自由に選択でき且つ回転速度
も調節し得るモータを用い、箱型枠と共に昇降移動する
.また木管3を挟んでノズル5の反対側(図面で右側)
にはセパレート装置があり、このセパレート装置は停止
している木管3の間に侵入して、ノズル5による吸引を
援助すると共に垂れ下がり残糸端の案内及び粗糸巻き付
け端の確実な除去を行なうものであるが、粗糸の原料別
や粗糸の番手別或は巻き付けレーヤ数別によっては吸引
ノズル5のみで十分に残糸を取り除くことができるので
、必要によって作動させたり、或はこれを欠除させても
本発明を満足させることができる。図示したセバレー′
ト装置は、揺勅ダクト16とその木管対応面側にそれぞ
れ突出して設けたセパレート壁板17で構成し、ダクト
16は集塵ダクト15から伸縮バイブ16b,16bを
介して減圧になっており、壁板17,17の中間部には
第8図(一部見取図)に示すように細長いスリット16
cを形成する。また壁板17の一方側(木管3に対して
右側)の下部には噴気口17aを設け、この噴気口17
aにはダクト16に取り付けた送気管19から分岐した
パイブ19aを介して加圧空気が導かれている。尚この
噴気孔17aは第14図(第7図の一部拡大図)に示す
ように、木管3に設けられている粗糸巻き付け補助材3
bの高さ位置とし、補助材3bに付着している残糸端を
吹き払って後述する吸引ノズル5に残糸を確実に吸引さ
せるものである。
尚この送気管19としては第13図(第8図の上方一部
拡大図)に示すようにダクト16内に送気ダクト19b
を設けて分岐バイブ19aを形戊し、ダクト16の外部
に設けた開閉弁19cを介して連結パイブ19dで構成
してもよく、弁作動によって噴気孔17aの噴気を操作
できる。またこのセパレート装置はスイングブラケット
16a,16aおよびこれに連結した作動シリンダー1
8の作動によって揺勅し、第2図は木管受け入れ及び取
り出し時における退避状態を示し、第6図(第5図の作
動図)は作用状態を示している。
次にノズル装置について説明する。吸引ノズル装置は第
3図(第2図の切断線III − IIIに沿う矢印方
向断面図)、第9図(第3図の一部拡大図)及び第10
図(第9図の切断線X−Xに沿う矢印方向断面図)に示
すように、吸引ノズル5がそれぞれ保持箱5aに取り付
けられており、保持箱5a内に配設された圧縮空気ダク
ト25から分岐したバイブ25aを介して加圧空気が導
入され、吸引ノズル5の先端人口に吸引気流が形成され
るようになっている。即ち多数の吸引ノズルに一斉に直
接吸気を作用させるには極めて大量の減圧空気量を必要
とするため、本発明に利用する吸引ノズルは圧縮空気の
噴気を利用し、これに伴なう随伴気流を吸引気流として
用いるものである。また本発明では複数の残糸木管に対
してそれぞれノズル5の先端が対応するものであり、木
管に残留する残糸量は一定ではない。その上吸引ノズル
5の先端入口側を残糸に当接させては前記した随伴気流
が形成されないので本発明の吸引ノズル5はそれぞれが
一旦残糸に当接してから一定距離(5〜10mm)後退
して残糸端を探索吸引しながら昇降する。即ちそれぞれ
のノズル5は保持箱5aに突出付勢して設けられ、残糸
に当接した時点位置で保留支持されるようになっている
。またこの係留支持は保持箱5aが後退復帰するとき開
放されるようになっている。即ち第3図はノズル装置が
後退した状態を示しており、保持箱5aはその下面に取
り付けられたスライダー5c,5cがダクト8の上面に
取り付けたガイドレール8a,8aに沿って摺勤後退し
ている。そして保持箱5の移動は第5図(第2図の切断
線V−Vに沿う矢印方向一部拡大図)に示すように、保
持i5aのほぼ中央後側に取り付けたモータ5dによっ
て回転させる螺軸9の先端側(木管側)を、ダクト8の
上面に取り付けたブラケット9aに係留させて構成し、
モータ5dの正逆転によって保持箱5aを進退移動させ
る。第6図(第5図の作動図)は保持箱5aが前進して
吸引ノズル5が残糸に当接した状態を示しており、前記
セパレート装置も作動して木管列の間に壁板17を位置
させた状態を示している。
一方保持箱5aに設ける吸引ノズル5は第12図(構成
説明展開図)に示すように構成される.即ちノズル5は
保持箱5aに取り付けた環座21,21aに摺勅自在に
嵌装され、環座21aは保持箱5aの裏側に螺着され、
環座21は保持箱5aの前側に設けた透孔に嵌合してス
トップリング2lbで支着される。そしてノズル本体は
大径筒部22dと細筒部22cで形成した支持筒22と
、大径筒部22d内に嵌合されるノズル筒23と大径筒
部22dの開口側に螺装されるノズル5で構戒される。
そしてノズル筒23の外周には凹溝を形威して空洞部2
3aを形成し、この空洞部23aにはノズル筒23の軸
芯に対して傾斜させた複数の貫通穴23bを形成する.
そして組み付けに当たってはノズル筒23の前後にパッ
キングを介装してノズル5を螺合し、ノズル本体の細筒
部22cの外周にばね26を介装する。一方ノズル5及
び支持筒22の細筒部22cの軸芯には第11図(中央
断面図)に示すように入口側を順次拡径した吸引孔5e
及び出口側を順次拡径した噴気孔22bをそれぞれ形威
しており、前記圧縮空気ダクト25から分岐された可撓
バイブ25aはノズル本体の大径筒部22dに設けた孔
22eに接続される。よってパイプ25aから送りこま
れる加圧空気はノズル筒23の前記空洞部23aに導入
され、貫通孔23bを介して拡径噴気孔22bに噴気さ
れる。そしてこの噴気は傾斜している貫通穴23bによ
って旋回気流となり、この旋回方向に吸引する残糸の撚
を戻す方向に旋回させる。またこの噴気流に伴なってノ
ズル5の吸引孔5eに吸引気流が形成される。尚図示し
た吸引ノズル5で形戒される前記旋回気流はノズル筒2
3に設けた傾斜貫通穴23bによって発生させるものを
示したが、ノズル本体の細筒部22cの内面に螺旋溝を
形戒したり、或はこの螺旋溝に代って螺旋翼片を形成し
た環座を介装して旋回噴気流を形戊してもよい。
一方このように構成するノズル装置は保持箱5aに不回
軸に保持される必要があり、その手段としてはいずれか
の環座に回り止め係合部を形成してもよいが、図はノズ
ル本体の大径筒部の側面に平面郎22a(第10図)を
形戒し、第9図に示すようにこの平面部22aに沿う摺
勤面を設けた支持板24を保持箱5aに取り付けて構成
したものを示している。そして前記ばね26は環座21
aとノズル本体支持筒22の大径筒部22dの段部の間
にあってノズル5を常時突出付勢させている。尚このば
ね26は僅かの加圧でノズル5を保持箱5a内に押し入
れ、加圧の開放でノズル5を第10.11図のように復
帰作動させるものである。他方本発明に利用するノズル
5は前記したように、それぞれの木管残糸量によって吸
引開始位置を選択する必要があり、そのため保持箱5a
が前進移動してノズル5の先端が残糸と当接したときノ
ズル5はその当接時点で係留される位置保持手段並びに
これを開放する開放手段を備えている。即ち位置保持手
段はノズル本体支持筒22の大径筒部22dの下面側に
刻設した鋸刃型歯列27とこれに係合する爪片28で構
戒し、爪片28は第9図、第10図及び第11図に示す
ようにその一部に枢軸を設けて保持箱5a内に取り付け
たブラケット28aに枢支し、この枢支部にばばね28
を介装して爪片28の先端が前記鋸刃型歯列27に係合
するように付努しておく。また爪片28の他側は保持箱
5aの下部に突出させておく.よってノズル5をばね2
2cに抗して保持箱側に押し込むと、爪片28の先端と
歯列27は滑ってノズル5の後退を許し、押し込みを停
止すると歯列27と爪片28の先端とが係合してノズル
5の後退位置を保持することになる。
一方開放手段は爪片28を反時計方向に旋回させること
によって先端が歯列27から離れるのでノズル5はばね
26によって復帰位置(図示位置)に復元する。そして
爪片28の旋回装置はダクト8の上面側にブラケット2
9a,29aを介して取り付けた係合軸29で構成し、
保持箱5aが後退移動すると爪片28の突出側が係合軸
29と係合して爪片28を反時計方向に旋回させてノズ
ル5を復元させる。
一方これらを支えているダクト8は前記昇降装置10に
よって昇降移動し、この昇降装置10.10は第3図及
び第7図(第6図の切断線■一Mに沿う矢印方向断面図
)に示すように、枠組み1aの一部に、ダクト側にスリ
ットを形威した筒柱10c,10cを設けこの筒柱10
c内に納めて構成する。即ち筒柱10c内にガイド支柱
11を設け、該支柱11の上下側には軸受12を介して
スブロケットホイール13.13を遊支する。
そして下側のスブロケットホイール13.13は第3図
に示す駆動軸13aにそれぞれ取り付けられ、上側のス
ブロケットホイールはそれぞれ軸受12に軸支される。
一方支柱11には昇降座10aに設けたスライド部10
b,10bが摺勤自在に嵌挿され、昇降座10aは筒柱
10cに形成した前記スリットから突出しており、該昇
降座10aの突出側にダクト8を取り付ける。そして昇
降座10aの上端部及び下端部にチェーン14.14の
一端側を係留し、これらのチェーン14.14はそれぞ
れスブロケット13.13を介して裏側に配置するター
ンバックル14aに他端側を係留し、ターンバックル1
4aによってチェーン14をそれぞれ緊張させておく。
そして駆動軸13aは正逆転モータ13bによって回転
され、この回転によって、昇降座10aは昇降する。尚
図には示さなかったが該筒柱10c内には昇降座10a
の高さ位置を検知する複数のスイッチを設けており、こ
れらのスイッチは少なくともノズル5が搬入木管3の最
下部に対応する最低位置検知用と、ノズル5が木管の前
記粗糸巻き付け補助材3b(第14図)の高さ位置を示
すクロス位置検知用と、木管3の最上部を示す上昇端検
知用及びこれとクロス位置検知用との中間部に中間位置
検知用の4個を設け、これらのスイッチには昇降座10
aから延びた腕杆を対応せしめる。尚これらのスイッチ
は自由に取り付け位置を調整できる感応型無接点スイッ
チであることが推奨される。
一方前記集塵ダクト15には装置外に設けられた大型の
排風装置(図示せず)からパイブ15c(第2図及び第
4図参照)を介して減圧が導かれ、その接続部には通過
する繊維を検出する検知装置20が設けれられている(
第4図)。そして該検知装置20はその両端に設けた光
電管20a,20aによって通過する繊維を検知し、残
糸吸い込み完了を検知するようになっている。
このように構成する本発明残糸除去装置においてセパレ
ート装置を利用する場合次のように作動する。即ち残糸
除去装置1へ搬送レール2の木管が12本侵入して所定
位置に停止してから、停止したことを確認して先づ排風
装置が作動し、集塵ダクト15に減圧が作用する.次い
で作動シリンダー18を作動させてセパレート装置のダ
クト16を第6.7図のようにセパレート壁板17を木
管3の中央に移勅して停止させる。この停止は作動シリ
ンダー18の一部に取り付けたりよットスイッチ(図示
せず)で確認するようになっている。次いで木管回転装
置6のモータ6aが低速度で(約3 0 r.p.m.
)で木管の残糸が巻き取られる方向(逆転)ヘボビンブ
ーり6bを回転させる.続いて昇降装置7へ加圧空気を
導入し、回転装置6を上昇させてボビンプーリ6bをそ
れぞれ木管3の根元側に嵌入させ、ブーリ側の突起を木
管3の根元側の凹溝に合致させて木管を逆転させる。尚
このブーリ6bと木管3との係合は昇降装置7に設けた
リミットスイッチで確認する。次いでモータ13bを作
動させて昇降装置10を作動させ、ダクト8を上昇させ
てノズル5を木管3の前記巻き付け補助材3b(第14
図)の高さ位置(中間位置)で停止させ、モータ13b
は一旦停止させる。これに続いて回転装置6のモータ6
aも一時停止して木管の逆転を停止する.次いでノズル
装置のモータ5dを回転(正転)させてノズル保持箱5
aを木管側へ移動させ、ノズル5の先端が裸木管に当接
する位置を検出するリミットスイッチを作動させてモー
タ5dを停止させる。このときノズル5は残糸と当接し
、それぞれが残糸量に適合した突出長さに係留される。
モータ5dが停止後1秒をおいてモータ5dが逆転し、
ノズル保持箱5aが後退する。この後退位置はダクト8
の上部にノズル保持箱5aの位置を検知するように設け
た検出スイッチで行なう。この位置検出スイッチは保持
箱5aの後退位置及び前進端位置(ノズルと残糸の当接
位置)検出スイッチの間に設けてあり、この検出スイッ
チの作動によってノズル5の吸い込みが開始される。尚
この吸い込みは保持箱5a内のダクト25へ加圧空気が
導入されて行なわれ、図示しない開閉弁は作動されて導
入される。この吸い込み開始と同時に回転装置6のモー
タ6aが回転数を増して(中速約20or.p.m.)
今度は木管を残糸が巻き戻される方向(正転)ヘボビン
ブーり6bを回転させる。続いてモータ13bが逆転し
て昇降装置1oの昇降座10aを降下させ、ノズル5が
木管3の粗糸巻き付け最低高さ位置で一旦停止させ、停
止後1秒をおいて今度はモータ13bを正転させてノズ
ル装置を上昇させる。上昇最高位置(巻き付け最上端)
に到達するとモータ13bは一旦停止し、秒後には逆転
してノズル装置を降下させ、ノズル5を巻き付けリフト
の中間位置で停止させる。この間吸引作用は行なわれ残
糸の糸端はそれぞれのノズル5に引き込まれている。次
いでモータ5dを逆転させて保持箱5aを後退位置に復
帰させて回転装置のモータ6aを高速で(約1000r
.p.m.)で正転させ、木管を高速に回転させて残糸
を巻き戻ししながらノズル5に吸引させる。即ち第7図
に示すようにノズル5は鎖線で示す中間位置において残
糸を吸引し、残糸は一点鎖線で示すように吸引除去され
る。そしてこの高速巻き戻しは前記通過繊維検知装置2
0は5秒間繊維を検知しなくなるまで連続させる。残糸
の吸い込みが完了する即ちこの検知装置20が5秒以上
通A繊維を検知しなくなると残糸が終了したものとし、
ノズル5の吸引を停止(ダクト25の送気を閉塞)シ、
今度はセパレート装置の前記噴気口17aに噴気を作用
させて木管3の巻き付け補助材3bに残留し易い巻き付
け端を除去し、この噴気は3秒間開閉弁を作動させて行
なう。次いで昇降装置10を作動させて保持箱5aを下
降位置に停止させ、回転装置6のモータ6aを停止させ
てから昇降鋳置7を作動させて回転装置6を降下させ、
続いてセパレート装置を退避作動させて残糸除去を終了
し、排風装置を停止する。尚この排風装置の停止はセパ
レート装置の退避作動終了後約30秒後に行なわれるよ
うに制御しており、連続して木管が搬入される場合は排
風装置はそのまま運転される。
[発明の効果] 本発明粗糸木管の残糸除去装置はこのように構成したか
ら、搬送ラインにおける粗糸木管の残糸を直接除去する
ことができると共に、一度に複数木管の残糸を除去する
ことができる。しかもこの残糸吸引ノズルは加圧空気を
導入して吸引を行なうと共にそれぞれの残糸量を適合す
る距離を保持して残糸の糸瑞を探索し、後退して吸引を
行なうため残糸を確実に吸引除去できる。また吸引と同
時に残糸を開繊するので吸引残糸は開繊された繊維群と
なり、直ちに原料を混入することができるようになった
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を粗糸木管搬送ラインに設けた一部
側面図、第2図は第1図の左側正面図、第3図は第2図
の切断線III − IIIに沿う矢印方向断面図、第
4図は第2図の切断線tv − tvに沿う矢印方向断
面図、第5図は第2図の切断線V−Vに沿う矢印方向一
部拡大図、第6図は第5図の作動図、第7図は第6@の
切断線■一■に沿う矢印方向断面図、第8図はセパレー
ト装置の一部見取図、第9図は第3図の一部拡大図、第
10図は第9図の切断線X−Xに沿う矢印方向断面図、
第11図はノズルの組み付けを示す中央断面図、第12
図はノズルの構成を示す展開見取図、第13図はセパレ
ート装置の他の構成例を示す一郎平面図、第14図はセ
パレート装置と木管及び吸引ノズルの関係を示す一部正
面図で第2図におけるセパレート装置が作動した状態を
示している.1・・・残糸除去装置 3・・・木管 5・・・吸引ノズル 7・・・昇降装置 9・・・螺軸 1・・・支柱 3・・・スブロケット 4…チェーン 6・・・揺勤ダクト 8・・・作動シリンダ O・・・la維検知装置 2・・・支持筒 4・・・支持板 6・・・ばね 8・・・爪片 2・・・搬送レール 4・・・ガイドレール 6・・・回転装置 8・・・ダクト 10・・・昇降装置 12・・・ブラケット ホイール 15・・・集塵ダクト 17・・・壁板 19・・・送気バイブ 21・・・環座 23・・・ノズル筒 25・・・送気ダクト 27・・・歯列 29・・・係合軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 懸吊して搬送される粗糸木管の残糸を自動的に除去する
    装置であって、粗糸木管懸吊搬送路の一部に該搬送路に
    沿い且つ導入停止した木管列に対応させて、その一方側
    に木管の周面に向かって進退し且つ木管軸方向に昇降移
    動する吸引ノズルを複数列設した粗糸吸引装置を設ける
    と共に木管を積極的に回転させる回転装置を設けて構成
    したことを特徴とする粗糸木管の残糸除去装置。
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