JPH03146150A - 厨芥処理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、炊事場等から出る厨芥を遠心脱水方式により
脱水処理するようにした厨芥処理機に関する。

（従来の技術） この種の厨芥処理機においては、流し台のシンクの下方
に外ケースを配設すると共に、この外ケースの内部に回
転容器を配設し、その回転容器内に厨芥を収容した状態
で、回転容器をモータにより高速回転させることによっ
て、回転容器内の水分を遠心力により放出させるように
し、以てその厨芥を脱水するようにしたものが考えられ
ている。

而して、斯様な厨芥処理機においては、回転容器が厨芥
や水で汚れるためにこれを洗浄する必要がある。その回
転容器を洗浄するについて、次のような方法が考えられ
る。即ち、回転容器を外ケースに着脱可能な構成とし、
回転容器を外ケースから取り出して洗浄するようにした
もの、或いは外ケース底部の排水口に排水弁を設け、回
転容器は外ケース内に装着したままで、上記排水弁を閉
鎖して外ケース内に水を貯留し、この状態で回転容器を
回転させることにより水を流動させ、以て回転容器の内
外面及び外ケースの内面を同時に洗浄するようにしたも
のである。

（発明が解決しようとする課題） 上記したものにおいて、回転容器を外ケースから取り出
して洗浄するものでは、汚れた回転容器を持たねばなら
ないため、手等が汚れると共にその洗浄が面倒であり、
しかも回転容器の取り外し及び取り付けが面倒であると
いう欠点がある。

一方、外ケース内に水を貯留して洗浄するものでは、」
−記の欠点は解消できる。しかしながら、洗浄水及び洗
剤等を洗浄のためにのみ必要とするという事情があり、
洗浄の作業も面倒であるという不具合がある。

そこで、本発明の目的は、食器洗浄機の排水を利用する
ことにより、洗浄水及び洗剤等を別途に必要とすること
無く洗浄が可能であり、洗浄の作業が簡単にできる厨芥
処理機を提供するにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は上記の目的を達成するために、底部に排水口を
有する外ケースの内部に回転容器を配設し、その回転容
器内に厨芥を収容した状態で回転容器を駆動手段により
回転させることによって、回転容器内の水分を遠心力に
より放出させて前記厨芥を脱水するようにしたものにお
いて、前記外ケースに食器洗浄機からの排水が流入する
流入口を設けたことを特徴とするものであり、また、こ
の場合に、駆動手段を、食器洗浄機の排水行程に連動し
て駆動させたり、或いは、外ケースの排水口を開閉する
排水弁を設けて、該排水弁を食器洗浄機の排水行程に連
動して閉塞させることに特徴を有している。

（作用） 上記した各手段によれば、食器洗浄機の排水を利用する
ことにより、洗浄水及び洗剤等を別途に必要とすること
無く洗浄が可能であり、洗浄の作業が簡単にできる。ま
た、駆動手段を、食器洗浄機の排水行程に連動して駆動
させると、洗浄の作用が駆動しない場合よりも優れたも
のにてき、外ケースの排水口を開閉する排水弁を設けて
、該排水弁を食器洗浄機の排水行程に連動して閉塞させ
れば、外ケース内に洗浄水を貯えた状態にできるために
、単に排水が流れて通過するよりも洗浄効果か優れたも
のになり、この状態で駆動手段が駆動されれば一層洗浄
効果が優れたものになる。

（実施例） 以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。

まず第１図において、１は流し台のシンクで、底部に形
成された開口部２に取付枠３が挿入配置されている。４
はシンク１の下方に配置された外ケースで、上部か取付
枠３の下部外周部に螺合によって取付けられている。外
ケース４の底部には排水口５が形成され、この排水口５
にフィルタ６か設けられていると共に、排水ホース７が
接続されており、その排水ホース７に排水口５を開閉す
る排水弁８が設けられている。排水弁８は、通常は開放
状態で、排水弁用モータ９（第２図参照）が通電される
ことにより閉鎖状態となる。

１０は駆動手段としての脱水用のモータで、外ケース４
の底部に防振用のばね〕１を介して支持されており、そ
の回転軸１．　Ｏａが上方に向けられている。外ケース
４の底部中央部には軸受１２を有した弾性体製のベロー
１３が設けられており、上記回転軸１０ａの上端部がそ
の軸受１２を貫通して外ケース４内に突出し、そこに回
転伝達部材１４が固着されている。１５は外ケース４内
に配設された回転容器で、底部を回転伝達部材１４に嵌
合させると共に、底部を貫通した上記回転軸１０ａの先
端部に摘み１５ａを締め付けることによって回転軸１０
ａに連結している。この回転容器１５は外ケース４と同
心状に配設されており、回転容器１５の外周面と外ケー
ス４の内周面との間には全周にわたって略均−な間隙部
１６が形成されている。そして、回転容器１５内には、
厨芥を収容する無孔状のポリ袋等の袋１７が出し入れ自
在に収納され、その収納状態で袋１７の上端部が回転容
器１５の外周面側へ折り返されている。１８は中央部に
厨芥投入口１９が形成された蓋で、回転容器１５の上部
に着脱可能に装着され、その装管状態でこれの周縁部と
回転容器１５の開口縁部との間に脱水用の隙間２０を形
成するようになっている。

２１は上記取付枠３に着脱可能に袋管された上蓋で、中
央部に上記厨芥投入口１９に上方から臨むように筒状の
投入部２２が形成され、また、周縁部に流出口２３か形
成されている。２４はこの上Ｍ２１に着脱可能に装着さ
れた投入部器である。

以上説明した厨芥処理機２５の側方に位置させるように
して、流し台の下方に食器洗浄器２６が併設され、これ
から導出された排水ホース２７が外ケース４の上部に設
けられた流入口２８に連結されている。

第２図には厨芥処理機２５と食器洗浄機２６とを制御す
る制御回路のブロック図が示されており、マイクロコン
ピュータ等で構成される制御部２９に食器洗浄機２６を
制御のための洗浄用のタイマ要素３０及び厨芥処理機２
５の制御のためのタイマ要素３１が接続され、この制御
部２９により食器洗浄器２６の洗浄と排水のためのポン
プ３２及び図示しない給水弁等が制御されるようになっ
ており、また、同じくこの制御部２９により厨芥処理機
２５のモータ１０及び排水弁用モータ９が制御されるよ
うになっている。

次に上記構成の作用について説明する。食器洗浄機２６
は、第３図の上段に示すタイミングチャートに従って「
給水」、「洗浄」、「排水」、「給水」、「すすぎ」、
「排水」、「乾燥」の行程を順次行なうが、洗浄後の排
水時には洗剤分を含んだ温水の排水がポンプ３２を洗浄
時と逆方向に駆動する事により排水ホース２７を介して
流入口２８から厨芥処理ｖ＆２５の外ケース４内に供給
される。また、すすぎ後の排水時には洗剤分を含まない
温水の排水がポンプ３２を洗浄時と逆方向に駆動する事
により排水ホース２７を介して流入口２８から厨芥処理
機２５の外ケース４内に供給される。

一方、厨芥を脱水処理する場合には、第１図に示すよう
に、回転容器１５に袋１７をセットすると共に蓋１８を
装着し、また、取付枠３に上蓋２１を装着しておく。そ
して、投入部器２４を外した状態で、投入部２２から厨
芥を水と共に回転容器１５の袋１７内に投入する。この
とき、排水弁８は開放されており、流出口２３から外ケ
ース４内に流入した水及び回転容器１５から溢れた水は
外ケース４の排水口５から排水ホース７を介して下水等
に排出される。

袋１７内の厨芥が適量になったら、その厨芥の脱水を行
うべく図示しないスタートスイッチをオン操作する。す
ると、制御部２９は、スタートスイッチかオン操作され
ることに基づき脱水用のモタ１０を回転させ、図示しな
いストップスイッチかオン操作されるまてモータ１０の
回転を継続する。そのモータ１０の回転により回転容器
１５か高速回転され、この回転により袋１７内の厨芥及
び水に遠心力が作用し、これに伴い水は回転容器］５の
内面に沿って上昇して回転容器１５の開口縁部と蓋１８
との間の隙間２０から回転容器１５の外部へ放出され、
これにより厨芥の脱水が行われる。回転容器１５から放
出された水は、外ケース４の排水口５から排水ホース７
を介して下水等に排出される。このような脱水運転を所
定時間行い、ストップスイッチがオン操作されるとモー
タ１０を断電して停止させる。このように脱水が行われ
ることにより、厨芥は水分及び体積が大幅に減少するよ
うになる。

脱水が終了したら、上蓋２１を取付枠３から外すと共に
、蓋１９を回転容器１５から外す。そして、袋１７の端
部を伸ばし、その端部を持って袋１７を引き上げること
により、脱水された厨芥が入った袋１７を回転容器１５
から取り出す。取り出した袋１７は所定の場所へ持ち運
んで捨てれば良い。

次に、厨芥処理機２５の内部の洗浄について第３図の下
段に示すタイムチャート及び第４図に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。ステップａで食器洗浄機２
６に「洗浄」の前行程、または、「すすぎ」の前行程と
しての「給水」が行われ、ステップｂで食器洗浄機２６
の「洗浄」又は「すすぎ」の行程が行われる。ステップ
Ｃで「洗浄」または「すすぎ」の行程が終了したと判断
されると、ステップｄに移行してポンプ３２の逆回転に
より食器洗浄機２６では排水がなされるが、この排水が
排水ホース２７を介して外ケース４内に流入するから、
このステップｄは厨芥処理機２５に対する「洗浄水の給
水」の行程になる。

この行程に移行すると、排水弁用モータ９が駆動されて
排水弁８が閉塞される。そして、食器洗浄機２６側の排
水が終了して外ケース４内に洗浄水が所定量貯えられる
と、ステップｅに移行し、モータ１０によって回転容器
１５が回転され、これにより外ケース４内及び回転容器
１５内の洗浄が行われる。タイマー要素３１て定められ
た時間洗浄が行われるとステップｆで洗浄終了と判断さ
れてステップｇに移行して排水弁８が開放されて外ケー
ス４内の洗浄水が排水され、排水が完了すると、ステッ
プｈに移行してモータ１０による回転容器の回転が終了
される。食器洗浄機２６の洗浄行程後に行なわれる排水
時には、洗剤分が含まれた水が厨芥処理機２５に洗浄水
として供給されるから該厨芥処理機２５の内部は、洗剤
分が含まれた洗浄水で洗浄され、また、食器洗浄機２６
のすすぎ行程後に行なわれる排水時には、洗剤分が含ま
れていない水が厨芥処理機２５に洗浄水として供給され
るから該厨芥処理機２５の内部は、洗剤分が含まれてい
ない洗浄水で洗浄される。

上記した実施例では、食器洗浄機２６の排水を洗浄水と
して利用することにより、厨芥処理機２５の内部を洗浄
するようにしているから、洗浄水及び洗剤等を別途に必
要とすること無く洗浄が可能であり、洗浄の作業が簡単
にできる。また、回転容器１５の駆動手段たるモータ１
０を、食器洗浄機２６の排水行程に連動して駆動させて
いるから、洗浄の作用が駆動しない場合よりも優れたも
のにてき、更に外ケース４の排水口５を開閉する排水弁
８を設けて、該排水弁８を食器洗浄機２６の排水行程に
連動して閉塞させて、外ケース４内に洗浄水を貯えた状
態で回転容器１５を回転させているから、単に排水が外
ケース４内を流れて通過するよりも洗浄効果が優れたも
のになる。

ところで、モータ１０を駆動したり排水弁８を閉塞する
ことをしないで単に流入口２８から食器洗浄機２６から
の排水を流入させるだけでも厨芥処理機２５の内部の洗
浄は可能であり、この場合に排水弁８を省略して回転容
器１５を回転させるだけの構成でも回転させない場合よ
りも良好な洗浄作用ができる。

尚、モータ１０の回転の開始及び終了タイミングは、必
ずしも上記した実施例に限らず、食器洗浄機２６の排水
行程との連動関係が成立つ範囲で上記した実施例より前
後にずらせるようにしても良い。

［発明の効果］ 本発明は以上の説明から明らかなように、底部に排水口
を有する外ケースの内部に回転容器を配設し、その回転
容器内に厨芥を収容した状態で回転容器を駆動手段によ
り回転させることによって、回転容器内の水分を遠心力
により放出させて前記厨芥を脱水するようにしたものに
おいて、前記外ケースに食器洗浄機からの排水が流入す
る流入口を設けた事を特徴とするものであるから、食器
洗浄機の排水を利用することにより、洗浄水及び洗剤等
を別途に必要とすること無く洗浄が可能で、洗浄の作業
が簡単にできるものであり、この場合に、駆動手段を、
食器洗浄機の排水行程に連動して駆動させると、洗浄の
作用が駆動しない場合よりも優れたものにでき、 更に、外ケースの排水口を開閉する排水弁を設けて、該
排水弁を食器洗浄機の排水行程に連動して閉塞させると
、外ケース内に洗浄水を貯えた状態にできるために、単
に排水が流れて通過するよりも洗浄効果が優れたものに
なり、この状態で駆動手段が駆動されれば一層洗浄効果
が優れたものになるという種々の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであり、第１図は全
体構成の縦断面図、第２図は電気的構成のブロック図、
第３図はタイミングチャート、第４図は作用を説明する
ためのフローチャートである。 図面中、４は外ケース、５は排水口、８は排水弁、１０
はモータ（駆動手段）、１５は回転容器、２５は厨芥処
理機、２６は食器洗浄機、２８は流入口、２９は制御部
である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、底部に排水口を有する外ケースの内部に回転容器を
   配設し、その回転容器内に厨芥を収容した状態で回転容
   器を駆動手段により回転させることによって、回転容器
   内の水分を遠心力により放出させて前記厨芥を脱水する
   ようにしたものにおいて、前記外ケースに食器洗浄機か
   らの排水が流入する流入口を設けたことを特徴とする厨
   芥処理機。 ２、駆動手段は、食器洗浄機の排水行程に連動して駆動
   されることを特徴とする請求項１記載の厨芥処理機。 ３、外ケースの排水口を開閉する排水弁を有し、該排水
   弁は食器洗浄機の排水行程に連動して閉塞されることを
   特徴とする請求項１又は２記載の厨芥処理機。