JPH031459Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031459Y2
JPH031459Y2 JP1986120926U JP12092686U JPH031459Y2 JP H031459 Y2 JPH031459 Y2 JP H031459Y2 JP 1986120926 U JP1986120926 U JP 1986120926U JP 12092686 U JP12092686 U JP 12092686U JP H031459 Y2 JPH031459 Y2 JP H031459Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
paper
weight
sheet
ester monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986120926U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6327446U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986120926U priority Critical patent/JPH031459Y2/ja
Publication of JPS6327446U publication Critical patent/JPS6327446U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031459Y2 publication Critical patent/JPH031459Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は粘着テープ若しくは粘着シートに関す
るものであり、特に粘着テープ若しくは粘着シー
トの表面基紙が2〜70重量%の炭酸カルシウムを
紙中填料として含有する中性紙の場合でも接着力
低下の無い粘着テープ若しくは粘着シートを提供
するものである。 〔従来技術とその問題点〕 従来、粘着テープ若しくは粘着シートの表面基
紙には酸性紙が使用されていたが、サイズ剤であ
る硫酸バンドが長期保存の際に硫酸として紙に作
用し、紙を劣化させることが問題となつている。 近年の抄紙技術の進歩によりアルキルケテンダ
イマーの様なサイズ剤を用いた中性紙が開発され
長期保存に耐えることが可能となつた。中性紙は
通常2〜70重量%の炭酸カルシウムを紙中填料と
して含有している。従来のアクリル系粘着剤は、
重合安定性・機械安定性・接着力向上のためにア
クリル酸の様なカルボン酸単量体を共重合させて
いるので、中性紙を表面基紙として構成した粘着
テープ若しくは粘着シートでは、湿熱状態(例え
ば80℃、95%RH)の保存によつて、詳細は不明
ではあるが炭酸カルシウムとカルボキシル基との
反応に基因すると考えられる粘着剤の変性によつ
て接着力が経時的に低下する。 〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案者等は中性紙を表面基紙とし、アクリル
系粘着剤層および剥離紙から成る粘着テープ若し
くは粘着シートの接着力低下防止について鋭意研
究の結果、従来にみられない接着力低下の無い粘
着テープ若しくは粘着シートを完成した。 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、図に示す様な断面構造を有する本考案に
係る粘着テープ若しくは粘着シートは表面基紙
1、粘着剤層2および剥離紙3を積層して成る粘
着テープ若しくは粘着シート4において、該表面
基紙1が2〜70重量%の炭酸カルシウムを紙中填
料として含有し、且つ、粘着剤層2が a○ 炭素数4〜10のアルキル基を有するアクリル
酸エステル単量体または上記アクリル酸エステ
ル単量体と炭素数3以下のアルキル基を有する
アクリル酸(或いはメタクリル酸)エステル単
量体, b○ 酢酸ビニル単量体、および c○ 一般式 (ただし、R:−CH2CH2−,
【式】 〔実施例〕
以下に実施例を挙げて更に具体的に説明する。 実施例 1 温度計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却管
を備えた1反応容器内に、アクリル酸ブチル45
重量部(44.95%)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル45重量部(44.95%)、酢酸ビニル10重量部
(9.99%)、メタクリルオキシエチルアシツドホス
フエート(ユニケミカル社製)0.1重量部(0.1
%)の共重合体生成用各単量体と、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ソーダ3重量部、ドデシルメルカ
プタン0.1重量部およびイオン交換水100重量部か
ら成る単量体乳化混合液の20重量部を加え、窒素
気流下にて撹拌しながら加熱し反応系が約40℃に
達した時点で重合開始剤として過硫酸アンモニウ
ム0.2重量部と二亜硫酸ソーダ0.1重量部を添加し
て重合を開始させ、次いで反応温度を70℃にして
約30分間重合反応を行なわせ、その後単量体乳化
混合液の残り80重量部を約3時間で滴下し、滴下
終了後、約3時間反応させて粘着剤を得た。 上記粘着剤を撹拌しながら、約25%アンモニア
水溶液を滴下し中和後、紙中填料として10重量%
の炭酸カルシウムを含有する中性紙(キヤストコ
ート用原紙)に乾燥重量が25g/m2になる様に塗
布乾燥した。この粘着剤塗布面にポリエチレンを
ラミネートした剥離紙を重ね、接合して粘着シー
トを作成した。 この様にして得た粘着シートのポリエチレンに
対する初期接着力および湿熱状態保存後(80℃、
95%RHで3日間保存)の接着力は後表に示す通
りであつた。 実施例 2 実施例1で得られた粘着剤と、2重量%の炭酸
カルシウムを紙中填料として含有する中性紙
(PPC用上質紙)を用い、実施例1と同様の方法
で粘着シートを作成した。このシートの初期接着
力および湿熱状態保存後の接着力は後表に示す通
りであつた。 実施例 3 実施例1で得られた粘着剤と、70重量%の炭酸
カルシウムを紙中填料として含有する中性紙(壁
紙用原紙)を用い、実施例1と同様の方法で粘着
シートを作成した。このシートの初期接着力およ
び湿熱状態保存後の接着力は後表に示す通りであ
つた。 実施例 4 実施例1と同様の方法で、アクリル酸ブチル:
アクリル酸2−エチルヘキシル:酢酸ビニル:メ
タクリル酸メチル:メタクリルオキシプロピルア
シツドホスフエート(ユニケミカル社製)=40:
40:8:7:5の共重合体生成用単量体配合の乳
化混合液を重合し粘着剤を得、実施例1と同様の
方法で粘着シートを作成した。このシートの初期
接着力および湿熱状態保存後の接着力は後表に示
す通りであつた。 実施例 5 実施例1と同様の方法で、アクリル酸ブチル:
アクリル酸2−エチルヘキシル:酢酸ビニル:3
−クロル−2−アシツドホスフオキシプロピルメ
タクリレート(ユニケミカル社製)=45:45:
10:0.2:の共重合体生成用単量体配合の乳化混
合液を重合させて粘着剤を得、実施例1と同様の
方法で粘着シートを作成した。このシートの初期
接着力および湿熱状態保存後の接着力は後表に示
す通りであつた。 比較例 実施例1と同様の方法で、アクリル酸ブチル:
アクリル酸2−エチルヘキシル:酢酸ビニル:メ
タクリル酸メチル:アクリル酸=40:40:8:
7:5の共重合体生成用単量体配合の乳化混合液
を重合させて粘着剤を得、実施例1と同様の方法
で粘着シートを作成した。このシートの初期接着
力および湿熱状態保存後の接着力は後表に示す通
りであつた。
【表】 接着力はポリエチレンに対するものであり、
JIS−Z−1538に準じ、20℃、65%RHの室内で
粘着シートを3Kgのローラーで2.5往復して張り
付け、10分後引張り試験機により300mm/minの
引張り速度で180゜の角度に剥がした場合の接着力
を測定した。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に成る粘着テープ若しくは粘着シー
トの構造を説明する拡大断面図である。 図中、1……表面基紙、2……粘着剤層、3…
…剥離紙、4……粘着テープ若しくは粘着シー
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表面基紙1、粘着剤層2および剥離紙3を積層
    して成る粘着テープ若しくは粘着シート4におい
    て、 表面基紙1が2〜70重量%の炭酸カルシウムを
    紙中填料として含有し、且つ、粘着剤層2が a○ 炭素数4〜10のアルキル基を有するアクリル
    酸エステル単量体または上記アクリル酸エステ
    ル単量体と炭素数3以下のアルキル基を有する
    アクリル酸(或いはメタクリル酸)エステル単
    量体, b○ 酢酸ビニル単量体、および c○ 一般式 (ただし、R:−CH2CH2−,
    【式】【式】n=1,2) で示されるメタクリルオキシアルキルアシツド
    ホスフエート誘導体を共重合させて得られる粘
    着剤から成る。 粘着テープ若しくは粘着シート。
JP1986120926U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH031459Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986120926U JPH031459Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986120926U JPH031459Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6327446U JPS6327446U (ja) 1988-02-23
JPH031459Y2 true JPH031459Y2 (ja) 1991-01-17

Family

ID=31009707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986120926U Expired JPH031459Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH031459Y2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5161539A (ja) * 1974-11-27 1976-05-28 Nichiban Kk
JPS5365331A (en) * 1976-11-25 1978-06-10 Nitto Electric Ind Co Ltd Production of surface protective sheets
JPS5584381A (en) * 1978-12-21 1980-06-25 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd Manufacture of pressure-sensitive adhesive type paper adhesive tape
JPS55124654A (en) * 1979-03-19 1980-09-25 Nitto Electric Ind Co Preparation of sheet* whose surface is protected
JPS58201873A (ja) * 1982-05-18 1983-11-24 Nitto Electric Ind Co Ltd 表面保護シ−トの製造法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824908Y2 (ja) * 1977-12-12 1983-05-28 積水化成品工業株式会社 窓ガラス用断熱シ−ト

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5161539A (ja) * 1974-11-27 1976-05-28 Nichiban Kk
JPS5365331A (en) * 1976-11-25 1978-06-10 Nitto Electric Ind Co Ltd Production of surface protective sheets
JPS5584381A (en) * 1978-12-21 1980-06-25 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd Manufacture of pressure-sensitive adhesive type paper adhesive tape
JPS55124654A (en) * 1979-03-19 1980-09-25 Nitto Electric Ind Co Preparation of sheet* whose surface is protected
JPS58201873A (ja) * 1982-05-18 1983-11-24 Nitto Electric Ind Co Ltd 表面保護シ−トの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6327446U (ja) 1988-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0224795B1 (en) Removable pressure sensitive adhesive
US4038454A (en) Pressure sensitive adhesive coated sheet material
JPS6256168B2 (ja)
US2410089A (en) Pressure-sensitive adhesive tape
US3563953A (en) Curable copolymer of an alkyl acrylate,a glycidyl acrylate or methacrylate and diketene
JPS60197780A (ja) 再剥離型感圧接着剤
JPH031459Y2 (ja)
US5244950A (en) Aqueous synthetic resin dispersions
JPS6328949B2 (ja)
JPH0551720B2 (ja)
JPH0144266B2 (ja)
JPS5822492B2 (ja) 感圧接着剤
JP4151950B2 (ja) 接着剤組成物
JPH03281586A (ja) アクリル系感圧接着剤組成物
JP2993722B2 (ja) 粘着紙
JP4089959B2 (ja) 水性接着剤組成物
JPS5998184A (ja) 粘着テ−プの製造方法
JPS6239183B2 (ja)
JPH0321685A (ja) 表面保護シート用感圧接着剤エマルジョン
JPH081892A (ja) 織物壁紙
JP3463715B2 (ja) 剥離紙用アンダーコート剤
JP2985139B2 (ja) 感圧接着層及びその製造方法並びに接着シート
JPH0126390B2 (ja)
JPS58185667A (ja) 感圧接着剤組成物
JPH0115546B2 (ja)