JPH0314539B2 - - Google Patents

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JPH0314539B2
JPH0314539B2 JP61143188A JP14318886A JPH0314539B2 JP H0314539 B2 JPH0314539 B2 JP H0314539B2 JP 61143188 A JP61143188 A JP 61143188A JP 14318886 A JP14318886 A JP 14318886A JP H0314539 B2 JPH0314539 B2 JP H0314539B2
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JP
Japan
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coating layer
core
parts
slurry
immersed
Prior art date
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JP61143188A
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English (en)
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JPS62296931A (ja
Inventor
Yoshiaki Ekoshi
Hideto Sasaki
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ダイカスト又はスクイズキヤスト等
の高圧鋳造に用いて好適な崩壊性中子の製造方法
に関する。
[従来の技術] 一般にダイカスト等の高圧鋳造においては、中
子の強度上の制限等から金属製中子が使用されて
いるが、該金属製中子は鋳造後の取り除きの点で
大きな制限をうける為、比較的単純な形状の中子
だけがダイカストでは使用されているだけであ
り、適用できる製品の種類は少ない。
そこで、上記金属製中子に変えて崩壊性中子の
使用が考えられるが、ダイカスト等の高圧鋳造に
おいて、シエル中子の強度、AL溶湯等のさし込
み、及び鋳肌等に問題があり、満足し得るものは
得られなかつた。
これらの問題を解決する為に、従来の多くの研
究がなされており、一概に総括することはできな
いが、基本的には、シエル中子本体の表面に塗型
層を設けることがなされており、現在、例えば特
公昭60−15418号公報や特開昭59−45054号公報に
開示されたもの等が知られている。
上記特公昭60−15418号公報に開示されたもの
は、シエル中子の表面に第1塗型層と第2塗型層
とを2層形成するものであるが、第2塗型層(雲
母含有)は、アルミ溶湯に対する耐熱性を持たせ
る為に層成したものであつて、表面硬化に寄与す
るものは第1塗型層のみである。
従つて、第1塗型層全体にわたつて樹脂分が分
散し低濃度となるため、硬度が低く、満足のいく
ものが得られない問題点がある。
又、上記特開昭59−45054号公報に開示されて
いるものも上述例と同様の問題点を有し、今だ満
足し得る中子を得られないのが現状である。
[発明を解決しようとする問題点] 本発明は、上記問題点を解消しようとしたもの
で、シエル中子の表面に、該シエル中子の表面の
目ならしをする第1塗型層を形成し、その表面
に、表面を硬く、かつ強くして、鋳製品の変形を
防ぐ第2塗型層を形成し、更にその表面にアルミ
溶湯等のさし込みを止める第3塗型層を形成し
て、耐熱性をもたせ、第1、第2両塗型層の変
形、剥離を防止し得るようにすることによつて、
表面硬度が高く、中子の内部に行くほど硬度が低
くなる為、崩壊性が良い理想的な中子を得ようと
するのが、その目的である。
[問題点を解決する為の手段] 即ち本発明は、レジンコーテツドサンドで成形
したシエル中子の表面に、粉末状耐火物と水又は
メタノールから成る第1スラリー中に浸漬した
後、乾燥させて第1塗型層を形成し、該第1縫型
層の表面に、アルコール系フエノール樹脂溶液を
含浸し、加熱硬化させて第2塗型層を形成し、こ
れを鱗片状黒鉛と水又はメタノールとから成る第
2スラリー中に浸漬し、乾燥させて第3塗型層を
形成して、上記問題点を解決したのである。
[実施例] 以下本発明の実施例を詳述する。
第1実施例 ジルコンサンド(粒度・AFS・FN54)100部
と、アルコール系フエノール樹脂1.2部から成る
レジンコーテツドサンドを使用して製作した第2
図に示したシエル中子1a、(抗折力90Kgf/cm2
を、下記の第1スラリー中に5秒間浸漬させ、1
分間放置した後、再び1秒間浸漬させ、150℃に
て10分間乾燥させて第1塗型層2を形成し、次に
熱硬化性樹脂溶液中に熱いまま5秒間浸漬させ、
150℃にて15分間加熱硬化させ、第2塗型層3を
上記第1塗型層2の表面に形成した。
これを、更に下記の第2スラリー中に2秒間浸
漬させ、150℃にて10分間乾燥させて第3塗型層
4を第2塗型層3の表面に形成して第1図に示す
形状及び寸法を有する中子1を製造した。
上記中子1を第1図に示したように金型のキヤ
ビテイ内に設置し、300Tの堅型スクイズキヤス
トマシンを使用して720℃のAL合金(ADC10)
溶湯を、鋳造圧力500Kgf/cm2、プランジヤスピ
ード50mm/secにて鋳込んだ。
鋳造後、450℃で、1Hrの熱処理を行ないエア
ーハンマーにて振動を与えたところ30秒〜1分で
中子1は完全に崩壊し、得られた製品の鋳肌は平
滑でアルミ溶湯のさし込みはなかつた。
第1スラリー ケイ砂フラワー1μm(平均粒径) 50部 〃 10μm(平均粒径) 20部 スルホコハク酸ナトリウム(5%sol) 0.2部 消泡剤 0.1部 水 48部 第2スラリー 鱗片状黒鉛 30部 アルミ粉 10部 水 50部 尚、上記第1塗型層2は、約200μm、第2塗
型層3は約10μm、第3塗型層4は50μm(20〜
80μm)とした。
又、第1図において、5はシエル中子1aの表
面に層成した塗型層部分6,7は中子1の金型保
持部を夫々示す。
第2実施例 硅砂(粒度・AFS・FN58.22)とアルコール系
フエノール樹脂2部とから成るレジンコーテツド
サンドを使用して制作したシエル中子1a(抗折
力60Kgf/cm2)を、下記第1スラリー中に5秒間
浸漬させ、1分間放置後、再び1秒間浸漬させ、
150℃にて10分間乾燥させ、中子1a表面に第1
塗型層2を形成し、該第1塗型層2の表面に、ア
ルコール系フエノール樹脂溶液を含浸し、150℃
にて15分間加熱硬化させ、第2塗型層3を形成し
た。
これを更に下記第2スラリー中に2秒間浸漬さ
せ、150℃にて10分間乾燥させ第3塗型層4を第
2塗型層3の表面に形成して第1図に示す中子1
を製造した。
上記中子1を第1図に示したように金型のキヤ
ビテイ内へ設置し、300Tの堅型スクイズキヤス
トマシンを使用して720℃のAL合金(ADC10)
溶湯を鋳造圧力500Kgf/cm2、プランジヤスピー
ド50mm/secにて鋳込んだ。
鋳造後450℃で、1Hrの熱処理を行ないエアー
ハンマーにて振動を与えたところ30秒〜1分で完
全に崩壊し、得られた製品の鋳肌は平滑でアルミ
溶湯のさし込みはなかつた。
第1スラリー アルミナ4μm(粒径) 50部 アルミナ1μm(粒径) 20部 スルホコハク酸ナトリウム 3部 水 20部 第2スラリー アルミパウダー 20部 メタノール 80部 第3実施例 ジルコンサンド(粒度・AFS・FN54)100部
と、アルコール系フエノール樹脂1.2部とから成
るレジンコーテツドサンドを使用して製作したシ
エル中子(抗折力90Kgf/cm2)を下記第1スラリ
ー中に5秒間浸漬させ、1分間放置後、再び1秒
間浸漬させ、150℃にて10分間乾燥させ第1塗型
層2を形成した。
次に、熱硬化性樹脂溶液中に熱いまま5秒間浸
漬させ、150℃にて15分間加熱硬化させ第2塗型
層3を第1塗型層2の表面に形成した。
これを更に、下記第2のスラリー中に2秒間浸
漬させ、150℃にて10分間乾燥させ、第3塗型層
4を第2塗型層3の表面に形成して中子1を製造
した。
上記中子1を金型のキヤビテイ内に設置し、
250Tのダイカストマシンを使用して700℃のアル
ミ溶湯(ADC10)を、鋳造圧力340Kgf/cm2、プ
ランジヤースピード0.5m/secにて鋳込んだ。
鋳造後、400℃で3Hrの熱処理を行ない、エア
ーハンマーにて振動を与えたところ1分〜3分で
完全に崩壊し、得られた製品の鋳肌は平滑でアル
ミ溶湯のさし込みはなかつた。
第1スラリー ジルコンフラワー1μm 50部 ジルコンフラワー10μm 20部 スルホコハク酸ナトリウム(5%sol) 0.2部 消泡剤 0.1部 水 24部 第2スラリー 天然雲母 10部 合成雲母 20部 メタノール 30部 [発明の効果] 以上の説明から明らかな如く本発明によれば、
レジンコーテツドサンドで形成したシエル中子1
aの表面に、粉末状耐火物と水又はメタノールと
から成る第1スラリー中に浸漬し、乾燥させて第
1塗型層2を形成し、該第1塗型層2の表面にア
ルコール系フエノール樹脂溶液を含浸し、加熱硬
化させて第2塗型層3を形成し、これを更に鱗片
状黒鉛と水又はメタノールとから成る第2スラリ
ー中に浸漬し、乾燥させて第3塗型層4を形成す
るようにしたので、熱硬化性樹脂を第1塗型層2
の表面から含浸させたことにより表面近くの樹脂
濃度が高く、内部へ行くほど濃度が低くなるた
め、表面硬度が高く、中子の内部にいくほど硬度
が低くなるので、耐圧性と崩壊性に優れた理想的
な崩壊性中子を得ることができ、又樹脂の使用料
も少なく、かつ、シエル中子をスラリー中に浸漬
するだけで、済むため低コストの中子を得ること
ができ、更に、この中を用いて高圧鋳造を行なう
際に、アルミ溶湯等のさし込みはないから平滑で
優れた鋳肌の製品を得ることができる等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に関する高圧鋳造用崩壊性中
子の製造方法によつて製造した中子の一例を示す
正面図、第2図は、同中子の拡大横断面図であ
る。 1a……シエル中子、2……第1塗型層、3…
…第2塗型層、4……第3塗型層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レジンコーテツドサンドで成形したシエル中
    子を用意し、 粉末状耐火物と水またはメタノールから成る第
    1スラリー中に該シエル中子を浸漬した後、乾燥
    させて該シエル中子の表面に第1塗型層を形成
    し、 該第1塗型層の表面にアルコール系フエノール
    樹脂溶液を含浸した後、加熱硬化させて第2塗型
    層を形成し、該第1、第2塗型層が形成された該
    シエル中子を鱗片状黒鉛、雲母、アルミ粉のうち
    のいずれか1種を含む第2スラリ中に浸漬し、乾
    燥させて該第2塗型層上に第3塗型層を形成する
    ことを特徴とする高圧鋳造用崩壊性中子の製造方
    法。
JP14318886A 1986-06-18 1986-06-18 高圧鋳造用崩壊性中子の製造方法 Granted JPS62296931A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010142840A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Kao Corp 鋳物製造用構造体の製造方法

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