JP2001205387A - 鋳造用中子及びその被覆方法 - Google Patents

鋳造用中子及びその被覆方法

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JP2001205387A
JP2001205387A JP2000018947A JP2000018947A JP2001205387A JP 2001205387 A JP2001205387 A JP 2001205387A JP 2000018947 A JP2000018947 A JP 2000018947A JP 2000018947 A JP2000018947 A JP 2000018947A JP 2001205387 A JP2001205387 A JP 2001205387A
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agent
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Makoto Fujita
誠 藤田
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2250/00Manufacturing; Assembly
    • F16D2250/0007Casting

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐圧コート層による中子の隠蔽力を高める。 【解決手段】砂中子7の表面は、最下層に塗布されるT
iO2を含有する下塗りコート剤、第2層として塗布さ
れるSiO2とMgOを主成分とするセラミック系コー
ト剤、第3層として塗布される鱗片状黒鉛コート剤とか
らなる3層構造で被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばベンチレー
テッドブレーキディスクロータ鋳造用中子及びその被覆
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車部品の1つであるブレーキディス
クをアルミニウム合金で鋳造する際には、セラミック多
孔体等の多孔質部材に溶湯を含浸させて複合化すること
によりブレーキディスクロータ摺動面の耐熱性や耐摩耗
性を高めている。
【0003】この多孔質部材を複合化する技術として、
特開平8−219203号公報には、セラミック多孔体
を予熱した金型内にセットした後、アルミニウム合金溶
湯を溶湯鍛造法で金型内に充填して凝固させることによ
り、ブレーキディスク摺動面を複合化する手法が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中子には耐
圧コート層が形成されて溶湯の圧力に対して強度を高め
ているが、ブレーキディスクが大型化してくると高圧鋳
造法によって溶湯の加圧力や中子表面に接触する溶湯温
度が高くなるため、中子への溶湯の差し込みによるバリ
が発生しやすくなる。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、耐圧コート層による中子の隠蔽力を高め、安価
な鋳造用中子及びその被覆方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するため、本発明の鋳造用中子の被覆方法は、
鋳造用中子にチタン酸化物粒子を含有する下塗りコート
剤を塗布した後、セラミック系コート剤、鱗片状黒鉛コ
ート剤の順に塗布する。
【0007】また、好ましくは、前記下塗りコート剤の
溶媒はアルコールである。
【0008】また、好ましくは、前記チタン酸化物とア
ルコールの重量比は、30〜40g対50gとされる。
【0009】また、好ましくは、鋳造用中子にチタン酸
化物粒子及びウィスカを溶媒に溶かした下塗りコート剤
を塗布した後、セラミック系コート剤、鱗片状黒鉛コー
ト剤の順に塗布する。
【0010】また、好ましくは、前記下塗りコート剤の
溶媒はアルコールである。
【0011】また、好ましくは、前記セラミック系コー
ト剤は、主成分としてケイ素酸化物及び/又はマグネシ
ウム酸化物を含有する。
【0012】また、本発明の鋳造用中子は、中子素材表
面に塗布されたチタン酸化物を含有するコート剤からな
る第1層と、該第1層上に塗布されたセラミック系コー
ト剤からなる第2層と、該第2層上に塗布された鱗片状
黒鉛コート剤からなる第3層とを有する。
【0013】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、鋳造用中子にチタン酸化物粒子を含有する下塗りコ
ート剤を塗布した後、セラミック系コート剤、鱗片状黒
鉛コート剤の順に塗布することにより、耐圧コート層に
よる中子の隠蔽力を高め、安価にできる。
【0014】請求項2の発明によれば、下塗りコート剤
の溶媒はアルコールであることにより、コート剤が乾燥
しやすいので製造期間を短縮することができる。
【0015】請求項3の発明によれば、チタン酸化物と
アルコールの重量比は、30〜40g対50gとされる
ことにより、中子の地肌の露出やコート層の亀裂を防止
でき、溶湯の差し込みを防止できる。
【0016】請求項4の発明によれば、鋳造用中子にチ
タン酸化物粒子及びウィスカを溶媒に溶かした下塗りコ
ート剤を塗布した後、セラミック系コート剤、鱗片状黒
鉛コート剤の順に塗布することにより、耐圧コート層に
よる中子の隠蔽力を高め、安価にできるのに加えて、ウ
ィスカ添加により下塗りコート層の耐圧性が向上でき、
コート層に弾力性が出るので溶湯が差し込みにくくな
る。
【0017】請求項5の発明によれば、下塗りコート剤
の溶媒はアルコールであることにより、コート剤が乾燥
しやすいので製造期間を短縮することができる。
【0018】請求項6の発明によれば、セラミック系コ
ート剤は、主成分としてケイ素酸化物及び/又はマグネ
シウム酸化物を含有することにより、耐圧コート層によ
る中子の隠蔽力を更に向上できる。
【0019】請求項7の発明によれば、中子素材表面に
塗布されたチタン酸化物を含有するコート剤からなる第
1層と、該第1層上に塗布されたセラミック系コート剤
からなる第2層と、該第2層上に塗布された鱗片状黒鉛
コート剤からなる第3層とを有することにより、耐圧コ
ート層による中子の隠蔽力を高め、安価にできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本実施形態の鋳造用中子と複合化
用の多孔質部材が配置されたベンチレーテッドブレーキ
ディスクロータ鋳造用金型の部分断面図である。図2
は、鋳造用中子の正面図である。図3は、本実施形態の
鋳造用金型により成形された仕上げ処理後の製品斜視図
である。
【0022】図1に例示する鋳造用金型は、アルミニウ
ム合金製のベンチレーテッドディスクブレーキロータの
高圧鋳造法に用いられる。
【0023】鋳造用金型は、一対の上型1と下型2とを
閉じることにより内部にキャビティ3が形成され、下型
2には溶湯を充填するための湯口4と、この湯口4に連
通する溶湯通路を形成するスリーブ5と、スリーブ5の
内壁に摺接して溶湯を湯口4まで圧入する可動プランジ
ャ6とを備える。溶湯は可動プランジャ6に押し上げら
れて湯口4からキャビティ3内に高圧で導入される。
【0024】キャビティ3は、下方に延びつつ径方向中
心側に傾斜(テーパ)した下型外周面2aと、この下型
外周面2aの下端から径方向中心側に延びる下型平面部
2bと、下型外周面2aの上端から径方向中心側に延び
る上型平面部1aと、下型平面部2bの内端から下方に
延びつつ径方向中心側に傾斜(テーパ)した下型突出面
2cと、下型突出面2cの下端から径方向中心側に延び
る下型突出平面2dと、上型平面部1aの内端から下方
に延びつつ径方向中心側に傾斜(テーパ)した上型突出
面1bと、上型突出面1bの下端から径方向中心側に延
びる上型突出面1cとにより画定される。下型外周面2
aと上型突出面1bとは略平行になるように傾斜してい
る。
【0025】キャビティ3において、下型平面部2bと
上型平面部1aとはロータ摺動面形成空間部3aを形成
し、下型突出面2cと下型突出平面2dと上型突出面1
bと上型突出面1cとはハブ取付面形成空間部3bを形
成すると共に湯口4を形成している。
【0026】キャビティ3内には、ロータの肉圧部分に
冷却通風孔を形成するための砂中子7が配置されてい
る。
【0027】砂中子7はロータ回転軸とスリーブ5の軸
中心とが線Rに一致するようにキャビティ3内に配置さ
れ、外輪部8と、内輪部9と、外輪部8と内輪部9とを
連結する連結部10とを有する線Rと同心円盤状に形成
されており、連結部10は線Rを中心として放射状に円
周方向に沿って等間隔に複数形成されている。
【0028】砂中子7は、キャビティ3内へ配置された
状態で、外輪部8の中子外周面8aが下型外周面2aに
当接するようにテーパ状に形成され、内輪部9の中子内
周面9aは上型突出面1bに当接するようにテーパ状に
形成されている。これにより、砂中子7をキャビティ3
内に正確に位置決めできる。また、下型外周面2aと上
型突出面1bとは略平行になるように傾斜しているの
で、製品の型抜きが容易にできる。
【0029】内輪部9の湯口4に対面する側面部には、
例えば、円周方向に対して等間隔で4箇所が連結部10
と一直線状に面一になるように削除された削除部9bが
形成され、内輪部9の湯口4とは反対の側面部9cは、
上型1における溶湯の流入方向Sに略直交する上型平面
部1aの内端付近に当接する。砂中子7は、キャビティ
3内で外輪部8を支点とする片持ち梁構造とされる。
【0030】本実施形態では、連結部10と一直線状に
面一になるように削除部9bを形成したことによって、
溶湯が侵入しやすくなって湯口4から離れた外輪部8に
対しても多孔質部材11、12を含浸させやすくなり、
金型からの砂出しも容易になる。また、砂中子7の表面
の凹凸が少なくなるので溶湯の差し込みを抑えるための
耐圧コート層が形成しやすいという利点がある。
【0031】また、内輪部9の湯口4とは反対の側面部
9cは、上型1における溶湯の流入方向Sに略直交する
上型平面部1aの内端付近に当接することにより、溶湯
圧力により砂中子7を上型平面部1aに押圧して密着で
きるので、砂中子7をキャビティ3内で確実に位置決め
でき、溶湯の差し込みを抑えてバリを抑えることができ
る。
【0032】外輪部8及び内輪部9と連結部10とはロ
ータ回転軸と上型1の型開き方向Rに段差を持って形成
され、この連結部10の両側面に溶湯と複合化するため
に予備成形されたセラミック多孔体等の多孔質部材1
1、12が夫々配置され、ブレーキディスクロータ摺動
面に部分的に複合化される。つまり、この段差を利用し
て砂中子を介して多孔質部材を確実に位置決めできる。
【0033】多孔質部材11、12は、線Rと同心円環
状に形成されている。
【0034】図3に示すように、上記鋳造用金型を用い
て高圧鋳造されたベンチレーテッドブレーキディスクロ
ータ20は、ブレーキディスクロータ摺動面21、22
に多孔質部材11、12が複合化され、仕上げ加工によ
りその表面層が1mm程度削られると共に、ロータ摺動
面21、22の間(ロータの肉圧部分)には放射状に複
数の冷却通風孔25が形成される。また、ブレーキディ
スクロータ摺動面21から突出する凸状のハブ取付部2
3には4つのネジ取付孔24が穿設される。
【0035】ブレーキディスクロータ摺動面21、22
は、多孔質のセラミック粒子/繊維成形体から構成され
た予備成形体を金型内に配置してアルミニウム合金溶湯
を含浸させて凝固させることにより形成される。
【0036】多孔質部材としては、セラミック多孔体以
外に、ステンレス等からなる金属繊維材等も適用でき
る。金属繊維材としてはステンレス以外に、タングステ
ン、モリブデン、炭素鋼等もあるが、ステンレス繊維材
が最も強度が高くしかも安価なので実用的である。 [実施例]本実施形態の鋳造条件は、約60MPaで加
圧し、充填速度50mm/secで充填する溶湯鍛造法
を一例とし、溶湯はJIS規格のAC4CHのアルミニ
ウム合金、注湯温度約1053Kである。
【0037】本実施形態の砂中子は、レジン量2.1〜
2.3重量%、抗折力約6.5MPa、粒度指数(AF
S)65〜75、平均粒径0.15mmのレジンコート
シェル中子を一例とし、573〜593Kで焼成、3秒
ブロー、40秒キュアして形成される。 [耐圧コート層]本実施形態で例示するベンチレーテッ
ドブレーキディスクロータのような、高圧鋳造法による
アルミニウム合金の鋳造では冷却通風孔を形成するため
に、砂中子への溶湯の差し込みを防止する耐圧コート層
を形成する必要がある。
【0038】このため、砂中子7の表面は、最下層に塗
布されるTiO2(平均粒径0.3μm)を含有する下
塗りコート剤、第2層として塗布されるSiO2とMg
Oを主成分とするセラミック系コート剤、第3層として
塗布される鱗片状黒鉛コート剤とからなる3層構造で被
覆されている。
【0039】図4は、TiO2粉末とアルコールとの重
量比を25g/50gにしたときのTiO2コート層表
面の状態を示している。図5は、TiO2粉末とアルコ
ールとの重量比を35g/50gにしたときのTiO2
コート層表面の状態を示している。図6は、TiO2
末とアルコールとの重量比を45g/50gにしたとき
のTiO2コート層表面の状態を示している。
【0040】下塗りコート剤は顔料等に使用されるよう
な非常に小さな粒径で、隠蔽力が高く、非常に安価なT
iO2(平均粒径0.3μm)と、溶媒として乾燥させ
やすいアルコールが使用され、TiO2粉末とアルコー
ル溶媒との重量比は30〜40g:50gの範囲が好ま
しく、中子への被覆方法としてはコート剤を十分撹拌混
合した後に砂中子7を10秒間程度浸せきして2〜3時
間で自然乾燥させる。
【0041】TiO2粉末とアルコールとの重量比を好
ましい範囲の35g/50gにすると、図5に示すよう
に中子の砂肌の露出や亀裂などが発生せず、良好な状態
となるが、25g/50gとTiO2を少なくした場合
には図4に示すように中子の砂肌が露出し、逆に45g
/50gとTiO2を多くした場合には図6に示すよう
にコート層表面に亀裂が発生していずれも溶湯の差し込
みを防止できなくなってしまう。
【0042】下塗りコート層の厚みは50μm以上が望
ましく、これより薄いと中子の砂肌が露出して耐圧性が
悪化する。また、TiO2の一部をホウ酸アルミニウム
ウィスカやチタン酸カリウムウィスカ等の微細で細い繊
維状のウィスカに代えることにより、更に下塗りコート
層の耐圧性が向上でき、コート層に弾力性が出るので溶
湯が差し込みにくくなる。この場合、TiO2粒子の重
量の20%程度をウィスカに置き換えるのが好ましく、
ウィスカを多くしすぎると下塗りコート層の緻密性が失
われ、溶湯の差し込みを防止できなくなってしまう。
【0043】図7はセラミック系コート剤の化学組成を
示している。図8はセラミック系コート剤の粒度分布を
示している。
【0044】第2層としてのセラミック系コート剤は溶
媒として乾燥させやすいアルコールが使用され、セラミ
ック系コート剤原液とアルコール溶媒との重量比は1:
1とされ、中子への被覆方法としてはコート剤を十分撹
拌混合した後に下塗りコート剤が被覆された砂中子7を
10秒間程度浸せきして2〜3時間で自然乾燥させる。
【0045】セラミック系コート剤の組成は、図7に示
すようにSiO2とMgOを主成分とし、図8に示すよ
うに粒度40μm以下の微細粒となっている。
【0046】第3層としての鱗片状黒鉛コート剤は平均
粒径5〜10μm程度の鱗片状黒鉛に溶媒として水が使
用され、水溶性黒鉛コート剤原液と水との重量比は1:
2とされ、中子への被覆方法としてはコート剤を十分撹
拌混合した後に下塗りコート剤及びセラミック系コート
剤が被覆された砂中子7を10秒間程度浸せきして6〜
10時間で自然乾燥させる。
【0047】図9はセラミック系コート層の厚さと溶湯
侵入深さとの関係を示す図である。図10はセラミック
系コート層上に鱗片状黒鉛コート層を被覆した場合のセ
ラミック系コート層の厚さと溶湯侵入深さとの関係を示
す図である。
【0048】本実施形態のようなアルミニウム合金製の
ブレーキディスクロータの高圧鋳造では、70MPa程
度の加圧が必要であるので、図9に示すようにセラミッ
クコート層の厚みは250μm以上必要である。
【0049】また、250μmのセラミックコート層に
10μm以上の鱗片状黒鉛コート層を形成することによ
り、図10に示すように溶湯の差し込みを略完全に防止
することができる。
【0050】以上が本発明の実施の形態及び実施例の説
明であるが、本発明により製造されるアルミニウム合金
鋳物は、上述した実施形態のような高圧鋳造法によるベ
ンチレーテッドブレーキディスクロータに限られず、他
の耐摩耗性及び軽量化を必要とする部品にも適用でき
る。また、本発明によれば、アルミニウム合金以外に、
例えばマグネシウム合金等の他の軽合金鋳物にも適用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の鋳造用中子と複合化用の多孔質部
材が配置されたベンチレーテッドブレーキディスクロー
タ鋳造用金型の部分断面図である。
【図2】鋳造用中子の正面図である。
【図3】本実施形態の鋳造用金型により成形された仕上
げ処理後の製品斜視図である。
【図4】TiO2粉末とアルコールとの重量比を25g
/50gにしたときのTiO2コート層表面の状態を示
す写真である。
【図5】TiO2粉末とアルコールとの重量比を35g
/50gにしたときのTiO2コート層表面の状態を示
す写真である。
【図6】TiO2粉末とアルコールとの重量比を45g
/50gにしたときのTiO2コート層表面の状態を示
す写真である。
【図7】セラミック系コート剤の化学組成を示す図であ
る。
【図8】セラミック系コート剤の粒度分布を示す図であ
る。
【図9】セラミック系コート層の厚さと溶湯侵入深さと
の関係を示す図である。
【図10】セラミック系コート層上に鱗片状黒鉛コート
層を被覆した場合のセラミック系コート層の厚さと溶湯
侵入深さとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1…上型 2…下型 3…キャビティ 4…湯口 5…スリーブ 6…プランジャ 7…砂中子 8…外輪部 9…内輪部 10…連結部 11、12…多孔質部材 20…ベンチレーテッドディスクブレーキロータ 23…ハブ取付面 25…冷却通風孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造用中子にチタン酸化物粒子を含有す
    る下塗りコート剤を塗布した後、セラミック系コート
    剤、鱗片状黒鉛コート剤の順に塗布することを特徴とす
    る鋳造用中子の被覆方法。
  2. 【請求項2】 前記下塗りコート剤の溶媒はアルコール
    であることを特徴とする請求項1に記載の鋳造用中子の
    被覆方法。
  3. 【請求項3】 前記チタン酸化物とアルコールの重量比
    は、30〜40g対50gとされることを特徴とする請
    求項2に記載の鋳造用中子の被覆方法。
  4. 【請求項4】 鋳造用中子にチタン酸化物粒子及びウィ
    スカを溶媒に溶かした下塗りコート剤を塗布した後、セ
    ラミック系コート剤、鱗片状黒鉛コート剤の順に塗布す
    ることを特徴とする鋳造用中子の被覆方法。
  5. 【請求項5】 前記下塗りコート剤の溶媒はアルコール
    であることを特徴とする請求項4記載の鋳造用中子の被
    覆方法。
  6. 【請求項6】 前記セラミック系コート剤は、主成分と
    してケイ素酸化物及び/又はマグネシウム酸化物を含有
    することを特徴とする請求項1又は4に記載の鋳造用中
    子の被覆方法。
  7. 【請求項7】 中子素材表面に塗布されたチタン酸化物
    を含有するコート剤からなる第1層と、該第1層上に塗
    布されたセラミック系コート剤からなる第2層と、該第
    2層上に塗布された鱗片状黒鉛コート剤からなる第3層
    とを有することを特徴とする鋳造用中子。
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