JPH0372372B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0372372B2
JPH0372372B2 JP57153386A JP15338682A JPH0372372B2 JP H0372372 B2 JPH0372372 B2 JP H0372372B2 JP 57153386 A JP57153386 A JP 57153386A JP 15338682 A JP15338682 A JP 15338682A JP H0372372 B2 JPH0372372 B2 JP H0372372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
casting
weight
heat
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57153386A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5945054A (ja
Inventor
Teruji Nojiri
Hiroyuki Kojima
Koji Yoda
Masamori Nishina
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP15338682A priority Critical patent/JPS5945054A/ja
Publication of JPS5945054A publication Critical patent/JPS5945054A/ja
Publication of JPH0372372B2 publication Critical patent/JPH0372372B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C3/00Selection of compositions for coating the surfaces of moulds, cores, or patterns

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミエウム合金のような軽合金のダ
イカストの際などに用いられる中子の製造方法に
関する。
近時鋳物砂を熱硬化性樹脂あるいは化学反応硬
化性樹脂の粘結剤で結合硬化させて中子を成形し
た後、その表面に水溶性の耐熱無機塗型剤を塗布
し、これを常温或いは粘結剤の硬化温度以下の一
定温度(例えば100℃)で乾燥し、中子強度の低
下を防ぐと共に、中子表面に接合固着した耐熱性
被膜によつてダイカスト時の砂噛みやさし込み
(鋳物の鋳肌表層部や中子表層部に鋳物砂と溶湯
金属の混合部分が形成されること)を防止して鋳
肌を良好にすることが行われ始めたが、軽合金の
ダイカスト時に高速高圧で金型に注入される溶湯
によつて中子表面の耐熱性被膜が一部剥離して砂
噛みやさし込みを生ずることが屡々あるのみなら
ず、ダイカスト時の溶湯熱により中子の粘結剤が
焼失することなく、むしろ一部硬化する傾向があ
るため、鋳造後の砂落としに際しては、鋳物を
400〜520℃の温度に加熱して粘結剤を燃焼させる
焼却工程を必要とし、鋳物の硬度低下ブリスター
の発生を招いていた。
本発明はこの問題につき種々研究の結果、中子
表面の耐熱性被膜及びその中子への結合部分を強
靭化してダイカスト時における該耐熱性被膜の一
部剥離を完全に防止すれば、粘結剤の一部焼失に
よつて中子の曲げ強度が低下しても、耐熱性被膜
及びこれが接合固着された中子表層部の補強作用
によつてダイカスト時の溶湯圧力には充分耐え得
ること、及び中子にダイカストの溶湯圧力が作用
した時から該溶湯熱によつて粘結剤が焼失し始め
るまでの間に、耐熱性被膜の熱線反射作用と耐熱
作用とによつて或る時間差を設ければ、鋳造時に
は充分中子強度を維持して、しかも鋳造余熱によ
り粘結剤を完全に分解できることに着目してなさ
れたものである。
本発明は鋳造砂を熱硬化性樹脂或いは化学反応
硬化性樹脂の粘結剤で結合硬化させて成形した中
子の表面に、酸化アルミニウム粉9〜11重量%
と、アルミニウム粉9〜11重量%と、けい酸ソー
ダ22〜28重量%と、2酸化チタン4〜6重量%と
を含んだ水ガラスを塗布し、これを300〜400℃で
焼成して、酸化アルミニウム粉とアルミニウム粉
をシリカで積重結合した被膜を中子表層部に接着
したことを特徴とする。
以下本発明につき更に詳述する。中子1の成形
に際しては、細かいけい砂のような鋳物砂にフエ
ノール系樹脂、フラン系樹脂、アミン系樹脂の何
れか一つを3〜5重量%混合したレジサンドをシ
エル型法の吹込み成形などにより成形硬化させ
る。樹脂量を3〜5重量%にしたのは、3重量%
未満では後述の通気性被膜焼成時の粘結剤焼失に
より中子の圧縮強度等が必要限度以下に低下する
し、5重量%を越えると中子の崩壊性が劣化する
ためである。
次に中子の表面に酸化アルミニウム粉とアルミ
ニウム粉を混合乳濁させた水ガラスを一様に塗布
して塗型剤層2を形成させる。塗布方法はスプレ
ー、刷毛塗り、浸漬など任意の方法を採用し得る
が、塗型剤層2の形成時にはその一部が中子表層
部に浸透して浸透層1aが形成される。
これを加熱炉に入れて300〜400℃で焼成する
と、水ガラスが粘結剤の一部焼失により生じた炭
酸ガスや空気中の炭酸ガスを吸収してゲル状けい
酸を析出する反応を行うため、浸透層1aや塗型
剤層2の酸化アルミニウム粉や半溶融状態のアル
ミニウム分が中子1の表面や表層部に積重接着さ
れて、アルミニウム分による熱線反射性と酸化ア
ルミニウム分による耐熱性に富む強靭な通気性被
膜が形成される。中子1及び塗型剤層2の焼成温
度を300〜400℃に限定したのは、粘結剤の一部焼
失により通気性被膜がダイカスト時に部分剥離を
生じないよう中子に効果的に接着して、中子表層
部を中子の曲げ強度が略一定するまで補強するた
めと、400℃以上の焼成温度では無水ガラスの転
移温度を越えるし、粘結剤の焼失やアルミニウム
粉の酸化燃焼が急激に進行するためである。
例えばフエノール樹脂4重量%を含むレジンサ
ンドによつて10mm×10mm×50mmのブランクを成形
し、アルミナ白10重量%、アルミニウム粉10重量
%を含み、けい酸ソーダ25重量%、2酸化チタン
(乳濁剤)5重量%、イオン交換水50重量%より
なる水ガラス(塗型剤)を塗布したブランクと、
これを塗布しないブランクを125℃、250℃、300
℃、350℃、400℃、450℃の各焼成温度で焼成し
て抗折力試験を行い、125℃で焼成した塗型剤層
無しのブランクの抗折力に対する各焼成温度で焼
成したブランクの抗折力の百分率(抗析力の対ブ
ランク比率)を求めた所、第2図の塗型剤層有り
の曲線Aと塗型剤無しの曲線Bを得た。これより
焼成温度が300〜400℃の間Sは塗型剤有りのブラ
ンクの曲げ強度が安定している事が明らかであ
る。
上述のブランク成形用レジンサンドにより成形
した中子に同じ成分の水ガラスを塗布し、これを
350℃で焼成した中子を用い、アルミニウム合金
のダイカスト鋳造を従前同様に行つた所、中子の
粘結剤の鋳造余熱による分解と、鋳物の凝固収縮
による中子の圧縮とにより中子が容易に崩壊する
ため、鋳物の砂落としに際し従来のように鋳造後
の鋳物の焼却工程を必要とせず、鋳物に機械的な
振動を与えるだけで容易に砂落としをすることが
でき、しかも鋳造時の砂噛みやさし込みを全く生
ぜず、良好な鋳肌の鋳物を得ることができた。
なお前記実施例記載のアルミナ白(酸化アルミ
ニウム粉)、アルミニウム粉、けい酸ソーダ、2
酸化チタンの標準混合比率が、ダイカスト機の湯
口に対する設置中子の遠近或いは該中子の形状や
大きさ等に応じてある程度増減し得ることは自明
のことである。即ち中子が湯口附近にセツトされ
る場合や、中子の形状、大きさ等によつて該中子
の熱負荷が大きい時は、酸化アルミニウム成分や
アルミニウム成分を増加するのがよく、又逆に中
子の熱負荷が小さい使用条件下においては、該両
成分を減少させることができるが、該両成分を増
大し過ぎると、水ガラス成分が減少して該水ガラ
スによる中子への耐熱性被膜(多孔性被膜)の接
着作用が劣化すると、又該両成分を減少し過ぎる
と、塗型剤を中子に塗り難くなるし、水ガラス成
分が増大して中子表層部への水ガラスの浸透が不
充分となる。
しかし耐熱性被膜の酸化アルミニウム成分によ
る耐熱作用及びアルミニウム成分による熱線反射
作用と、水ガラス成分による中子への耐熱性被膜
接着作用とのバランスによつて、鋳造時の中子強
度を維持するように粘結剤の焼失し始めを遅延さ
せると共に中子粘結剤の焼失量を調節して、鋳造
時における中子の砂噛みやさし込みを防止すると
共に、鋳造余熱等による中子の自然崩壊を可能と
するのであるから、粘結剤の前記各標準成分の増
減限度は夫々略1割に抑えられ、酸化アルミニウ
ム粉及びアルミニウム粉が夫々9〜11重量%、け
い酸ソーダが22〜28重量%、2酸化チタンが4〜
6重量%である。
本発明によれば、軽合金をダイカストその他の
鋳造方法により鋳造する際の砂噛みやさし込みを
完全に防止でき、しかも鋳造後の砂落としに鋳物
の焼却工程を必要としないから、鋳物に焼却によ
る硬度低下やブリスター発生の恐れがなく、軽合
金鋳物の生産性の向上とコスト低減と相俟つて軽
合金鋳造上資する所大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は中子の断面図、第2図は中子の焼成温
度に対する抗折力の対ブランク比率線図である。 1…中子、1a…浸透層、2…塗型剤層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋳造砂を熱硬化性樹脂或いは化学反応硬化性
    樹脂の粘結剤で結合硬化させて成形した中子の表
    面に、酸化アルミニウム粉9〜11重量%と、アル
    ミニウム粉9〜11重量%と、けい酸ソーダ22〜28
    重量%と、2酸化チタン4〜6重量%とを含んだ
    水ガラスを塗布し、これを300〜400℃で焼成し
    て、酸化アルミニウム粉とアルミニウム粉をシリ
    カで積重結合した被膜を中子表層部に接着したこ
    とを特徴とする軽合金鋳造用中子の製造方法。
JP15338682A 1982-09-04 1982-09-04 軽合金鋳造用中子の製造方法 Granted JPS5945054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15338682A JPS5945054A (ja) 1982-09-04 1982-09-04 軽合金鋳造用中子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15338682A JPS5945054A (ja) 1982-09-04 1982-09-04 軽合金鋳造用中子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5945054A JPS5945054A (ja) 1984-03-13
JPH0372372B2 true JPH0372372B2 (ja) 1991-11-18

Family

ID=15561341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15338682A Granted JPS5945054A (ja) 1982-09-04 1982-09-04 軽合金鋳造用中子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5945054A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02303666A (ja) * 1989-05-18 1990-12-17 Kubota Corp 鋳鉄管の受口成形用中子
JPH03151151A (ja) * 1989-11-06 1991-06-27 Kubota Corp 鋳鉄管の受口成形用中子
JP2011000638A (ja) * 2009-05-20 2011-01-06 Tsuchiyoshi Acty Corp 鋳造用塗型剤
CN104493130A (zh) * 2014-12-16 2015-04-08 瑞安市三义机械有限公司 一种多金属合金带泥芯压铸工艺

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5684146A (en) * 1979-12-11 1981-07-09 Kashiwa Sangyo Kk Surface treatment of casting mold

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5684146A (en) * 1979-12-11 1981-07-09 Kashiwa Sangyo Kk Surface treatment of casting mold

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5945054A (ja) 1984-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4812278A (en) Process for preparing mold
JP3278168B2 (ja) スリーブ、その製造法及び用途
JP2000514364A (ja) 鋳型用のフェルールと他のフィーディングヘッドと供給要素との製造手順、及び前記フェルールと要素の作製のための組成物
JPS6092040A (ja) 高圧鋳造用崩壊性砂中子
JPH0372372B2 (ja)
US20140190647A1 (en) Investment Casting Refractory Material
MXPA05002612A (es) Manguito, procedimiento para su fabricacion y mezcla para la produccion de dicho manguito.
TWI610736B (zh) 高發熱冒口保溫套及其製造方法
US4050500A (en) Method of making a shell mold
JPS61137646A (ja) 鋳型の製作方法
US2772457A (en) Method of shell molding
JPS63242439A (ja) インベストメント鋳造用鋳型の製造方法
JPH08332547A (ja) 鋳造方法と鋳型およびその製造方法
JPH0663683A (ja) 鋳型の製造方法
JPS6015418B2 (ja) 圧力鋳造用砂中子の製造方法
US4700768A (en) Metal casting process using a lost pattern, moulds for performing this process and process for the production of said moulds
JPS58205643A (ja) 亜鉛合金用鋳型の製作方法
JPS63295037A (ja) 鋳造用鋳型の製造方法および中子
SU801965A1 (ru) Раствор дл удалени легкоплавкихМОдЕлЕй из лиТЕйНыХ ОбОлОчКОВыХ фОРМ
RU2299781C2 (ru) Вставка, способ ее изготовления и смесь для изготовления указанной вставки
JPH0698459B2 (ja) 圧力鋳造用中子およびその製造法
JPS63299841A (ja) 高温焼成鋳型材
JPS5818987Y2 (ja) 型バラシの容易な精密鋳造用鋳型
JPH1177236A (ja) ロストワックス鋳造鋳型及びそれを用いた鋳造方法
JPS60250851A (ja) 鋳造鋳型の製造方法