JPH03144163A - 連続可変変速機のライン圧制御方法 - Google Patents

連続可変変速機のライン圧制御方法

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JPH03144163A
JPH03144163A JP28346589A JP28346589A JPH03144163A JP H03144163 A JPH03144163 A JP H03144163A JP 28346589 A JP28346589 A JP 28346589A JP 28346589 A JP28346589 A JP 28346589A JP H03144163 A JPH03144163 A JP H03144163A
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平野 定幸
Yoshinobu Yamashita
山下 佳宣
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辰巳 巧
Hiroaki Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は連続可変変速機のライン圧制御方法に係り、
特にスロットルセンサと故障検出用タイマとの出力信号
を入力する制御部によってスロットル開度からライン圧
の目標値を算出するとともに、この目標値によりライン
圧を制御する連続可変変速機のライン圧制御方法に関す
る。
[従来の技術] 車両において、内燃機関と駆動車輪間に変速装置を介在
している。この変速装置は、広範囲に変化する車両の走
行条件に合致させて駆動車輪の駆動力と走行速度とを変
更し、内燃機関の性能を充分に発揮させている。変速装
置には、回転軸に固定された固定プーリ部片とこの固定
プーリ部片に接離可能に回転軸に装着された可動プーリ
部片とを有するプーリの両プーリ部片間に形成される溝
部の幅を増減させることによりプーリに巻掛けられたベ
ルトの回転半径を増減させ動力を伝達し、変速比(ベル
トレシオ)を変える連続可変変速機がある。この連続可
変変速機としては、例えば特開昭57−188858号
公報、特開昭59−43249号公報、特開昭59−7
7159号公報、特開昭61−233258号公報に開
示されている。
連続可変変速機のライン圧制御方法においては、特開昭
64−44341号公報に開示されるものがある。この
公報に開示される連続可変変速機のライン圧制御方法は
、スタートモードからドライブモードへ移行した後のラ
イン圧とクラッチ圧とが等しくなる際に、所定範囲の間
だけ実際の油圧を検出し、実際の油圧信号とスロットル
開度の信号と学習制御による前回の補正量とにより補正
量を算出し、オープンループ制御に移行した際に前記補
正量に応じて目標ライン圧を補正制御し、ライン圧の変
動ズレを解消している。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来の連続可変変速機ののライン圧制御方法
においては、スタートモードで踏み込まれたスロットル
開度に応じて目標値を設定する方策と、ドライブモード
で走行中のスロットル開度とエンジン回転数とに応じて
エンジントルクを算出し、このエンジントルクに応じて
目標値を設定する方策とによって制御している。両者の
制御ともライン圧の目標値の算出にあたっては、スロッ
トル開度が重要な要素となっている。
また、制御部は、スロットルセンサや各センサ類の異常
状態を検出する機能を有しており、各センサの故障の際
にはフェイルセーフ機能が作動し、適切な制御を行って
いる。
しかし、各センサの故障の発生時から制御部がセンサ故
障を画定するまでの間は、センサからの出力値は正常値
として入力され、この入力値によってライン圧が制御さ
れる。
このため、例えばスロットルセンサが断線してスロット
ル開度が零の信号を出力すると、制御部はこの零の出力
信号を正常値としてライン圧の目標値を設定することと
なり、適正なライン圧を得ることができず、クラッチス
リップやベルトスリップが発生し、前記変速機に悪影響
を与えるとともに、乗心地が悪化するという不都合があ
る。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、スロットル開度を検出するスロットルセンサを設ける
とともに、故障検出用タイマを設け、前記スロットルセ
ンサと故障検出用タイマとの出力信号を入力する制御部
を設け、制御部によってスロットル開度からライン圧の
目標値を算出するとともに前回の目標値として記憶し、
スロットル開度が上下限値の範囲外のスロットルセンサ
の異常信号出力時に目標値を更新せずに前回の目標値を
使用するとともにタイマを作動させ、このタイマが所定
時間経過した際にはスロットルセンサが故障であると判
断し予め設定された値によりライン圧を制御することに
より、スロットルセンサの異常信号出力時からフェイル
セーフ機能が作動するまでの間のライン圧を安定良く制
御でき、クラッチスリップやベルトスリップの発生を確
実に防止し得るとともに、安定した走行フィーリングを
確保し得る連続可変変速機のライン圧制御方法を実現す
るにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、固定プーリ部片
とこの固定プーリ部片に接離可能に装着された可動プー
リ部片との両プーリ部片間の溝幅を減増して前記両プー
リに巻掛けられるベルトの回転半径を増減させ変速比を
変化させるべく変速制御する連続可変変速機のライン圧
制御方法において、スロットル開度を検出するスロット
ルセンサを設け、スロットル開度が設定される上下限値
の範囲外のスロットルセンサの異常信号出力時からフェ
イルセーフ機能の作動する所定時間だけ動作する故障検
出用タイマを設け、前記スロットルセンサと故障検出用
タイマとの出力信号を入力する制御部を設け、この制御
部によってスロットル開度からライン圧の目標値を算出
するとともに前回の目標値として記憶し、スロットル開
度が上下限値の範囲外の前記スロットルセンサの異常信
号出力時に目標値を更新せずに前回の目標値を使用する
とともに前記タイマを作動させ、このタイマが所定時間
経過した際には前記スロットルセンサが故障であると判
断し予め設定された値によりライン圧を制御することを
特徴とする。
[作用コ 上述の如〈発明したことにより、スロットル開度が上下
限値の範囲外のスロットルセンサの異常信号出力時には
、目標値を更新せずに前回の目標値を使用するとともに
タイマを作動させ、タイマが所定時間経過した際にはス
ロットルセンサが故障であると判断し、予め設定された
値によりライン圧を制御し、スロットルセンサの異常信
号出力時からフェイルセーフ機能が作動するまでの間の
ライン圧を安定良く制御し、クラッチスリップやベルト
スリップの発生を確実に防止するとともに、安定した走
行フィーリングを確保している。
[実施例コ 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
第1〜4図はこの発明の実施例を示すものである。第4
図において、2は例えばベルト駆動式連続可変変速機、
2Aはベルト、4は駆動側プーリ、6は駆動側固定プー
リ部片、8は駆動側可動プーリ部片、10は被駆動側プ
ーリ、12は被駆動側固定プーリ部片、14は被駆動側
可動プーリ部片である。前記駆動側プーリ4は、第4図
に示す如く、回転軸16に固定される駆動側固定プーリ
部片6と、回転軸16の軸方向に移動可能且つ回転不可
能に前記回転軸16に装着された駆動側可動プーリ部片
8とを有する。また、前記被駆動側プーリ10も、前記
駆動側ブーIJ 4と同様に、被駆動側固定プーリ部片
12と被駆動側可動プーリ部片14とを有する。
前記駆動側可動プーリ部片8と被駆動側可動プーリ部片
14とには、第1、第2ハウジング18.20が夫々装
着され、第1、第2油圧室22.24が夫々形成される
。このとき、被駆動側の第2油圧室24内には、この第
2油圧室24の拡大方向に前記第2ハウジング20を付
勢するばね等からなる付勢手段26を設ける。
前記回転軸16にオイルポンプ28を設け、このオイル
ポンプ28を前記第1、第2油圧室22.24に第1、
第2オイル通路30.32によって夫々連通するととも
に、第1オイル通路30途中には入力軸シーブ圧たるプ
ライマリ圧を制御する変速制御弁たるプライマリ圧制御
弁34を介設する。また、プライマリ圧制御弁34より
オイルポンプ28側の第1オイル通路30には第3オイ
ル通路36によってライン圧(一般に5〜25kg/c
m2)を一定圧(3〜4 kg/ Cm2)に制御する
定圧制御弁38を連通し、前記プライマリ圧制御弁34
に第4オイル通路40によりプライマリ圧力制御用第1
三方電磁弁42を連通ずる。
また、前記第2オイル通路32途中にはポンプ圧たるラ
イン圧を制御する逃し弁機能を有するライン圧制御弁4
4を第5オイル通路46により連通し、このライン圧制
御弁44に第6オイル通路48によりライン圧力制御用
第2三方電磁弁50を連通ずる。
更に、前記ライン圧制御弁44の連通ずる部位よりも第
2油圧室24側の第2オイル通路32途中にはクラッチ
圧を制御するクラッチ圧制御弁52を第7オイル通路5
4により連通し、このクラッチ圧制御弁52に第8オイ
ル通路56によりクラッチ圧制御用第三方向電磁弁58
を連通ずる。
また、前記プライマリ圧制御弁34及びプライマリ圧力
制御用第1電磁弁42、定圧制御弁38、第6オイル通
路48、ライン圧力制御用第2電磁弁50、そしてクラ
ッチ圧制御弁52を第9オイル通路60によって夫々連
通する。
前記クラッチ圧制御弁52を油圧発進クラッチ62に第
10オイル通路64によって連通ずるとともに、この第
10オイル通路64途中には第11オイル通路66によ
り圧力センサ68を連通する。この圧力センサ68はホ
ールドおよびスタートモード等のクラッチ圧を制御する
際に直接油圧を検出することができ、この検出油圧を目
標クラッチ圧とすべく指令する際に寄与する。また、ド
ライブモード時にはクラッチ圧がライン圧と等しくなる
ので、ライン圧制御にも寄与するものである。
前記第1ハウジング18外側に入力軸回転検出歯車70
を設け、この入力軸回転検出歯車70の外周部位近傍に
入力軸側の第1回転検出器72を設ける。また、前記第
2ハウジング20外側に出力軸回転検出歯車74を設け
、この出力軸回転検出歯車74の外周部位近傍に出力軸
側の第2回転検出器76を設ける。そして、前記第1回
転検出器72と第2回転検出器76との検出信号を後述
する制御部82に出力し、エンジン回転数とベルトレシ
オとを把握するものである。
前記油圧発進クラッチ62には出力伝達用歯車78を設
け、この歯車78外周部位近傍に最終出力軸の回転を検
出する第3回転検出器80を設ける。つまり、この第3
回転検出器80は減速歯車および差動機、駆動軸、タイ
ヤに直結する最終出力軸の回転を検出するものであり、
車速の検出が可能である。また、前記第2回転検出器7
6と第3回転検出器80とによって油圧発進クラッチ6
2前後の回転検出も可能であり、クラッチスリップ量の
検出に寄与する。
更に、車両の図示しない気化器のスロットル開度や前記
第1〜第3回転検出器72.7B、80からのエンジン
回転、車速等の種々条件を入力しデユーティ率を変化さ
せ変速制御を行う制御部82を設け、この制御部82に
よって前記プライマリ圧力制御用第1三方電磁弁42お
よび定圧制御弁38、ライン圧力制御用第2三方電磁弁
50、そしてクラッチ圧制御用第3三方電磁弁58の開
閉動作を制御するとともに、前記圧力センサ68をも制
御すべく構成されている。また、前記制御部82に入力
される各種信号と入力信号の機能について詳述すれば、 ■、シフトレバ−位置の検出信号 ・・・・・・PlR,N、  DlL等の各レンジ信号
により各レンジに要求されるライン圧やレシオ、クラッ
チの制御 ■、キャブレタスロットル開度の検出信号・・・・・・
予めプログラム内にインプットしたメモリからエンジン
トルクを検知、目標レシオあるいは目標エンジン回転数
の決定 ■、キャブレタアイドル位置の検出信号・・・・・・キ
ャブレタスロットル開度センサの補正と制御における精
度の向上 ■、アクセルペダル信号 ・・・・・・アクセルペダルの踏込み状態によって運転
者の意志を検知し、走行時あるいは発進時の制御方向を
決定 ■、ブレーキ信号 ・・・・・・ブレーキペダルの踏込み動作の有無を検知
し、クラッチの切り離し等制御方向を決定 ■、パワーモードオブシRン信号 ・・・・・・車両の性能をスポーツ性(あるいはエコノ
ミー性)とするためのオプションとして使用等がある。
前記プライマリ圧制御弁34は、図示しないボディ内を
往復動するスプール弁を有している。
また、前記制御部82に接続され且つスロットル開度を
検出するスロットルセンサ83を設け、スロットル開度
が設定される上下限値の範囲外のスロットルセンサ83
の異常信号出力時からフェイルセーフ機能の作動する所
定時間だけ動作する故障検出用タイマ84を設ける。
そして、前記制御部82は、前記スロットルセンサ83
と故障検出用タイマ84との出力信号を入力し、スロッ
トル開度THRTからライン圧の目標値である目標ライ
ン圧PLINSPを算出するとともに目標ライン圧PL
INSPをこの前回の目標値として記憶し、スロットル
開度が上下限値の範囲外の前記スロットルセンサ83の
異常信号出力時に目標ライン圧PLINSPを更新せず
に前回の目標値を使用するとともに前記タイマ84を作
動させ、このタイマが所定時間経過した際には前記スロ
ットルセンサが故障であると判断し予め設定された値に
よりライン圧を制御する構成を有する。
詳述すれば、前記スロットルセンサ83の一般的な故障
検出方策は、センサ出力電圧レベルを前記制御部82内
の図示しないA/D変換回路によってデジタル化し、予
め設定される上下限値とデジタル化された値とを比較し
、故障を検出するものである。
また、上述の予め設定された値θを、スロットル開度T
HRTの30〜60%程度の一定値とする。
更に、前記目標ライン圧PLINSPは、ノーマルスタ
ートモードやスペシャルスタートモード、ドライブモー
ド、そしてニュートラル・ホールド・コースト書インヒ
ビットの各モード毎に夫々演算または固定値で設定され
る。
そして、ドライブモードのみは、クラッチ圧によるクロ
ーズド制御が行われるものである。
前記目標ライン圧PLINSPを、例えば20m5ec
毎の基本的な演算ループによって設定する。
更にまた、演算された今回の目標ライン圧PLINSP
を前回の目標ライン圧PLINSPLとして記憶し、次
回の比較値とする。
なお符号86は前記油圧発進クラッチθ2のピストン、
88は円環状スプリング、90は第1圧カプレート、9
2はフリクシロンプレート、94は第2圧カプレート、
96はオイルパン、98はオイルフィルタである。
次に作用について説明する。
前記ベルト駆動式連続可変変速機2は、第4図に示す如
く、回転軸16上に位置するオイルポンプ28が回転軸
16の駆動に応じて作動し、そのオイルは変速機底部の
オイルパン94からオイルフィルタ96を介して吸収さ
れる。このポンプ圧であるライン圧はライン圧制御弁4
4で制御され、このライン圧制御弁44からの洩れ量、
つまりライン圧制御弁44の逃し量が大であればライン
圧は低くなり、反対に少なければライン圧は高くなる。
次に前記ベルト駆動式連続可変変速機2の電子制御につ
いて説明する。
連続可変変速機2は油圧制御されているとともに、制御
部82からの指令により、ベルト保持とトルク伝達のた
めの適切なライン圧や、変速比変更のためのプライマリ
圧、およびクラッチを確実に結合させるためのクラッチ
圧が夫々確保されている。
第1図の前記ベルト駆動式連続可変変速機2の制御用フ
ローチャートに沿って説明する。
図示しない内燃機関の駆動によりベルト駆動式連続可変
変速機2のライン圧制御用プログラムがスタート(10
0)L、スロットルセンサ83の故障が確定しているか
否かの判断(102)を行う。
この判断(102)がYESの場合には、30〜60%
程度の予め設定された値θをスロットル開度THRTと
して入力(104)L、次の処理の各モードに応じた目
標ライン圧PLINSPの決定に移行するとともに、判
断(102)がN。
の場合にも各モードに応じた目標ライン圧PLINSP
の決定に移行する。
つまり、ノーマルスタートモードにおいては、スロット
ル開度THRTにより演算された値PLCRVを目標ラ
イン圧PLINSP、!−tZ (106)。
また、スペシャルスタートモードにおいては、スロット
ル開度THRTとベルトレシオRATCとにより演算さ
れた値gを目標ライン圧PLINSPとする(108)
ドライブモードにおいては、前記スロットルセンサ83
が故障であるか否かの判断(110)を行い、判断(1
10)がYESの場合には、スペシャルスタートモード
における目標ライン圧PLINSPの演算(108)に
移行し、判断(110)がNoの場合には、スロットル
開度THRT・エンジン回転数のマツプから演算される
エンジントルクTeとベルトレシオRATCとクラッチ
入力回転数NCiと油温TENPSとにより演算された
値fを目標ライン圧PLINSPとする(112)。
そして、ニュートラル・ホールド・コースト・インヒビ
ットの各モードにおいては、各モード毎に異なる固定値
Kmを目標ライン圧PLINSPとする(114)。
上述の目標ライン圧PLINSPの設定の後に、故障検
出用タイマ84が作動中であるか否かの判断(116)
を行い、判断(11B)がYESの場合には、目標ライ
ン圧PLINSPの前回値を使用し、故障検出用タイマ
84によるスロットルセンサ83の故障確定処理を進め
(118)、判断(116)がNoの場合には、目標ラ
イン圧PLINSP゛を前回の目標値として使用すべく
目標ライン圧PLINSPの更新(120)を行う。
そして、目標ライン圧PLINSPのフィルタ処理(1
22)を行った後に、スロットルセンサ83が故障して
いるか否かの判断(124)を行い、判断(124)が
YESの場合には、油温TEMPSによるオープンルー
プ処理(12B)に移行させ、判断(124)がNoの
場合には、ドライブモードであるか否かの判断(128
)を行う。
この判断(12B)がNOの場合には、上述のオープン
ループ処理(12B)に移行させ、判断(128)がY
ESの場合には、クラッチ圧力PCLUによるクローズ
トループ処理(130)に移行させる。
各ループ処理(12B)、 (130)の後に、ライン
圧制御デユーティの出力を行い(132)、ライン圧制
御用プログラムをリターン(134)させる。
上述のベルト駆動式連続可変変速機2の制御用フローチ
ャートを図示すれば、第2図に示す如きブロック図とな
る。
すなわち、ノーマルスタートモード(200)において
は、スロットル開度THRTにより演算された値PLC
RVを目標ライン圧PLINSPとし、スペシャルスタ
ートモード(202)においては、スロットル開度TH
RTとベルトレシオRATCとにより演算された値gを
目標ライン圧PLINSPとするとともに、ドライブモ
ード(204)においては、スロットル開度THRT・
エンジン回転数のマツプから演算されるエンジントルク
TeとベルトレシオRATCとクラッチ入力回転数NC
iと油温TENPSとにより演算された値fを目標ライ
ン圧PLINSPとする。
また、ニュートラル・ホールドψコースト・インヒビッ
トの各モード(20B)においては、各モード毎に異な
る固定値Kmを目標ライン圧PLINSPとする。
そして、車両の運転状態に合致するモードを選択(20
8)し、目標ライン圧PLINSPのフィルタ処理(2
10)を行い、最終目標ライン圧PL lN5PFを算
出する。
このフィルタ処理(210)の後に、スロットルセンサ
83が故障しているか否かの判断によって油温TEMP
Sによるオープンループ処理(212)とクラッチ圧力
PCLUによるクローズトループ処理(214)とのい
ずれかの処理を行い、上下限値を設定するデユーティリ
ミット処理(216)を施した後に、ライン圧制御デユ
ーティの出力するものである。
さすれば、第3図に示す如く、前記スロットルセンサ8
3の異常信号出力時からフェイルセーフ機能が作動する
故障確定までの間の目標ライン圧PLINSPの急激な
変化が阻止される。
これにより、前記スロットルセンサ83の異常信号出力
時からフェイルセーフ機能が作動するまでの間に、目標
ライン圧PLINSPを更新せずに前回の目標ライン圧
PLINSPを使用することによってライン圧を安定良
く制御でき、クラッチスリップやベルトスリップの発生
を確実に防止し得るものである。
また、前記制御部82によってクラッチスリップやベル
トスリップの発生を防止できることにより、スロットル
センサ83の異常信号出力時のショックがなく、変速機
に悪影響を与える惧れがなく、安定した走行フィーリン
グを確保でき、実用上有利である。
更に、タイマを有する従来の装置においては、プログラ
ム処理、つまりソフトウェアの変更のみで対処すること
が可能となり、構成が複雑化せず、コストを低部に維持
することができ、経済的に有利である。
[発明の効果コ 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、スロットル
開度を検出するスロットルセンサを設けるとともに、故
障検出用タイマを設け、前記スロットルセンサと故障検
出用タイマとの出力信号を入力する制御部を設け、制御
部によってスロットル開度からライン圧の目標値を算出
するとともに前回の目標値として記憶し、スロットル開
度が上下限値の範囲外のスロットルセンサの異常信号出
力時に目標値を更新せずに前回の目標値を使用するとと
もにタイマを作動させ、このタイマが所定時間経過した
際にはスロットルセンサが故障であると判断し予め設定
された値によりライン圧を制御するので、スロットルセ
ンサの異常信号出力時からフェイルセーフ機能が作動す
るまでの間に目標値を更新せずに前回の目標値を使用す
ることによってライン圧を安定良く制御でき、クラッチ
スリップやベルトスリップの発生を確実に防止し得るも
のである。また、前記制御部によってクラッチスリップ
やベルトスリップの発生を防止できることにより、スロ
ットルセンサの異常信号出力時のショックがなく、安定
した走行フィーリングを確保し得て、実用上有利である
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの発明の実施例を示し、第1図はベルト
駆動式連続可変変速機の制御用フローチャート、第2図
はベルト駆動式連続可変変速機の目標ライン圧の制御を
説明するブロック図、第3図はベルト駆動式連続可変変
速機の制御用タイムチャート、第4図はベルト駆動式連
続可変変速機のブロック図である。 図において、2はベルト駆動式連続可変変速機、2Aは
ベルト、4は駆動側プーリ、10は被駆動側プーリ、3
0は第1オイル通路、32は第2オイル通路、34はプ
ライマリ圧制御弁、36は第3オイル通路、38は定圧
制御弁、40は第4オイル通路、42は第1三方電磁弁
、44はライン圧制御弁、46は第5オイル通路、48
は第6オイル通路、50は第2三方電磁弁、52はタラ
ッチ圧制御弁、54は第7オイル通路、56は第8オイ
ル通路、58は第3三方電磁弁、60は第9オイル通路
、62は油圧発進クラッチ、64は第10オイル通路、
66は第11オイル通路、68は圧力センサ、72は第
1回転検出器、76は第2回転検出器、80は第3回転
検出器、82は制御部、83はスロットルセンサ、84
はタイマである。 特 許 出願人 特 許 出願人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、固定プーリ部片とこの固定プーリ部片に接離可能に
    装着された可動プーリ部片との両プーリ部片間の溝幅を
    減増して前記両プーリに巻掛けられるベルトの回転半径
    を増減させ変速比を変化させるべく変速制御する連続可
    変変速機のライン圧制御方法において、スロットル開度
    を検出するスロットルセンサを設け、スロットル開度が
    設定される上下限値の範囲外のスロットルセンサの異常
    信号出力時からフェイルセーフ機能の作動する所定時間
    だけ動作する故障検出用タイマを設け、前記スロットル
    センサと故障検出用タイマとの出力信号を入力する制御
    部を設け、この制御部によってスロットル開度からライ
    ン圧の目標値を算出するとともに前回の目標値として記
    憶し、スロットル開度が上下限値の範囲外の前記スロッ
    トルセンサの異常信号出力時に目標値を更新せずに前回
    の目標値を使用するとともに前記タイマを作動させ、こ
    のタイマが所定時間経過した際には前記スロットルセン
    サが故障であると判断し予め設定された値によりライン
    圧を制御することを特徴とする連続可変変速機のライン
    圧制御方法。
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