JPH0314285B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は毛髪調整組成物、更に詳細には揮発性
シリコンを含み、改良された櫛けずり性を供する
毛髪調整剤に関する。 クリーム リンスを含む毛髪調整組成物は、濡
れた、および乾燥した毛髪の櫛けずり易さを改良
することは当業者に周知である。これらの組成物
は代表的には主要な調整剤として第４級アミン化
合物を含む水性エマルジヨンである。第４級窒素
含有化合物は１分子につき多数の第４級窒素原子
を有する重合物質、又は少なくとも１つの長い炭
素原子鎖および１分子につき平均１つの第４級窒
素原子を有する分子であることができる。 セラ（Cella）らの米国特許第3993744号明細書
は第４級窒素含有化合物のようなカチオン化合物
およびシリコンは毛髪処置組成物に過弗素化化合
物と一緒に利用することができることを開示す
る。セラらにより特に開示されたシリコンは水溶
性又は分散性であると推定されるポリオキシエチ
レン ポリメチル シロキサンである。第４級窒
素含有化合物および開示されたシリコンの両者は
比較的少量、たとえば組成物の約0.05重量％で利
用される。 25℃で約100センチストークスより大きい粘度
を有する高分子量シリコンは、各種化粧合物に滑
かさおよび光沢を供することも既知である。この
ことは米国特許第2942008号、第3594409号、第
3824303号および第4014995号各号明細書に示され
る。 当業者の誰１人として、本発明の低分子量、低
粘度の揮発性シリコンがが毛髪調整組成物に添加
される場合、改良された櫛けずり性および組成物
のクリーム性を供するであろうことは教示又は示
唆しない。 水および第４級窒素含有調整剤を含み、約150
℃〜約250℃の常圧沸点を有するポリジメチル
シクロシロキサンを組成物の約１〜約４重量％で
含む改良を有する改良した毛髪調整組成物が開示
される。 本発明で有用な低粘度、低分子量、揮発性シリ
コンは本発明の調整組成物により供される改良さ
れた総合的櫛けずり性又はクリーム性の毛髪上感
覚を供するであろうことは予期されなかつた。こ
の知見は約100℃の沸点を有する強い揮発性シリ
コン、および高分子量、非揮発性シリコンの双方
が共に油性感覚および総合的に乏しい櫛けずり性
を有する毛髪を供することのために予期されなか
つた。 本発明は水および第４級窒素含有調整剤を含む
改良された毛髪調整組成物に関する。これらの調
整組成物に対する改良は主として約１〜約４重量
％の揮発性シリコン、すなわち約150℃〜約250℃
の沸点を有するポリジメチル シクロシロキサン
の使用に中心を置く。これらの組成物は好ましく
は水が外相を構成する安定なエマルジヨンであ
る。しかし約１時間以上放置後に分離する相を含
む組成物も本発明では有用である。 本発明で利用する揮発性シリコンは１分子につ
き平均約３〜６−〔Ｏ−Si（CH₃）₂〕−反復基準単
位を有し、常圧で約150℃〜約250℃で沸騰する水
不溶性環状化合物である。１分子につき平均約４
〜約５反復単位を有するポリジメチル シクロシ
ロキサン、四量体および五量体は特に好ましい。 特に好ましいポリジメチル シクロシロキサン
は環境圧で約170℃〜約220℃の範囲の沸点、およ
び25℃で約２〜約６センチストークスの粘度を有
する。これらの物質はGeneral Electricからシリ
コンSF−1173およびシリコンSF−1202の名称
で、Dow Corning Corporationからシリコン
344 Fluidおよびシリコン 345Fluidの名称で商
業的に入手できる。四量体はいずれの場合も最初
に挙げたものである。 揮発性シリコンは本発明の毛髪調整組成物に組
成物に約１〜約４重量％で含まれることが好まし
い。更に好ましくは、これらのポリジメチル シ
クロシロキサンは調整組成物の約1.5〜約３重量
％で含まれる。 揮発性シリコンは発汗防止剤、脱臭剤、毛髪ス
プレー、毛髪着色および整髪生成物、粉末および
着色生成物および棒状生成物のような各種化粧組
成に有用であるとある製造者は言う。そしてそれ
らの低粘度および表面張力のために軽い絹状感覚
を毛髪および皮膚上に供する。これらシリコン、
および強い揮発性シリコン（ヘキサメチル ジシ
ロキサン、沸点100℃）は非油性であるが稀薄な
潤滑性を供することも報告される。記載量で使用
する上記揮発性シリコンは本明細書で認められる
総合的櫛けずり利益は供するであろうことは毛髪
調整技術では認められなかつた。 代表的には調整組成物の少なくとも約80重量
％、更に好ましくは約90重量％を構成する水、お
よび揮発性シリコンの他に、本発明の組成物は少
なくとも水溶性又は水分散性第４級窒素含有調整
剤も含む。長鎖脂肪アルコールも更に好ましい組
成物に含まれ、第３アミドアミンは特に好ましい
組成物に付加的に含まれる。 第４級窒素含有調整剤は活性成分として組成物
の約0.5〜約５重量％で含まれることが好ましい。
更に好ましくは、第４級窒素含有調整剤は活性成
分として約２〜約３重量％で含まれる。 １分子につき１個の第４級窒素原子および約12
〜約18炭素原子を含む２つの長鎖炭素原子を有す
る調整剤は重合性物質以上に好ましい。何故なら
ば重合体は濡れた場合の毛髪に低分子量化合物以
上に油性感覚を与える傾向があるからである。 ２つの12〜18個の炭素原子を有する長鎖アルキ
ル基および１個又は２個の炭素原子を有する２つ
の同一又は異る短鎖アルキル基を有する化合物で
ある。 かかる調整剤の例としてはジステアリルジメチ
ルアンモニウム クロリドおよびジラウリルジメ
チルアンモニウム クロリドを含む。これらの化
合物はCTFA Dictionaryでそれぞれクオータニ
ウム−５およびクオータニウム−47と命名され
る。 上記調整剤の長鎖炭素はもつぱら又は主として
１鎖長のものであることを必要としない。すなわ
ち長鎖はセチル、ミリスチル、ラウリル又はステ
アリルである必要はないことは注目される。むし
ろ長鎖炭素が鎖長混合物を含む調整剤を使用する
ことができる。このような調整剤は有利にはタロ
ー、ココナツト油、大豆油などのような天然産材
料から、又は合成混合物から製造される。混合炭
素鎖長を有する調整剤の例はジメチルジ（水素添
加タロー）アンモニウム クロリド、ジアルキル
ジメチルアンモニウム クロリド（その場合アル
キル基は主として16炭素原子より成る飽和基であ
る）を含む。これらの調整剤は CTFA
Dictionaryでそれぞれクオータニウム−18、クオ
ータニウム−31と命名される。 約11〜約18炭素原子を鎖に有する長鎖脂肪アル
コールは本発明の調整エマルジヨンの成分である
ことができる。これらのアルコールは単独で、又
は相互に混合して使用することができる。組成物
に含まれる場合、アルコールは組成物の約0.5〜
約10重量％で含まれることが好ましく、更に好ま
しくは約２〜約５重量％で含まれる。 ラウリルアルコール、オレイルアルコール、ミ
リスチルアルコール、ステアリルアルコールな
ど、およびそれらの混合物は本発明で意図するも
のである。更に、約11〜約18炭素の脂肪鎖長を有
する天然又は合成脂肪アルコールの混合物も有用
である。数種のこのような混合物は商業的に入手
でき、Shell Chemical Company により
Neodol25の名称で販売されるアルキル鎖に12〜
15炭素を有する合成アルコール混合物を含む物
質、およびConoco ChemicalsによりAlfol 1216
Alcoholの名称で販売される12〜16炭素の鎖長を
有する合成アルコール混合物を含む物質により例
示される。 脂肪アルコール１モルにつき平均１又は２モル
のエチレンオキシドをエトキシル化して含む上記
炭素鎖長の脂肪アルコールは脂肪アルコール自体
の代りに使用することができる。このような有用
なエトキシル化脂肪アルコールの例はエチレング
リコールセチルエーテル、ポリオキシエチレン(2)
ステアリルエーテルなどを含み、それぞれセテス
−１およびステアレス−２のCTFA Dictionary
名称を有する代表的化合物である。 第３アミドアミンも本発明の毛髪調整組成物に
含むことができ、特に好ましい組成物では組成物
の約0.1〜約２重量％、更に好ましくは約0.25〜
約１重量％の濃度で含まれる。 本発明で有用な第３アミドアミンは式 R¹−Ｃ（＝Ｏ）NH−R²−Ｎ（R³）₂ （式中R¹は約11〜約17炭素原子を有する脂肪鎖、
R²は２又は３炭素原子を有するアルキレン基お
よび各R³はエチル又はメチルである）に合致す
る構造を有する。代表的な、有用な第３アミドア
ミンはジメチルアミノプロピルステアリルアミ
ド、ジエチルアミノエチルステアルアミドおよび
ジメチルアミノプロピルミリストアミドを含む。
第３アミドアミンのR¹基は異る鎖長を有する物
質から製造することもでき、従つてR¹基はココ
ナツト、大豆およびタロー脂肪酸、又は同様のも
のから製造することができる。 本発明の毛髪調整組成物は適当には畧畧中性か
らPH値が微酸性のものである。こうして、本発明
の毛髪調整剤は好ましくは約４〜約８、更に好ま
しくは約5.5〜約6.5のPH値を有する。。 水および上記成分の他の成分は本発明の組成物
に含ませることができる。これらの成分は、限定
されるものではないが、プロピレングリコール又
はグリセリンのような多価アルコール、脂肪鎖に
約12〜約18炭素原子およびアルコール１モルにつ
き添加した平均約15〜約30モルのエチレンオキシ
ドを有するヒドロキシエチル化脂肪アルコール、
食塩又は塩化カリのような無機塩、香料、着色
料、保存剤などを含む。適当なヒドロキシエチル
化脂肪アルコールはポリオキシエチレン（20）セ
チルエーテル、ポリオキシエチレン（30）ステア
リルエーテル、ポリオキシエチレン（15）ラウリ
ルエーテルのような所望量のポリオキシエチル化
を含む約11〜約18炭素原子を有する上記脂肪アル
コール、脂肪鎖に約11〜15炭素およびアルコール
１モルにつき平均20モルのエチレンオキシドを有
する合成脂肪アルコールのポリオキシエチレング
リコールエーテル、および主としてセチルおよび
ステアリルアルコール、およびアルコール１モル
につき平均20モルのエチレンオキシドを含む脂肪
アルコールのポリエチレングリコールを含む。こ
れらの代表的ヒドロキシエチル化脂肪アルコール
はそれぞれ次のCTFA Dictionary名称、すなわ
ちセテス−20、ステアレス−30、ラウレス−15、
パレス−15−20およびセテアレス−20を与えられ
る。 本発明は以下の例により更に例示される。 例 １ 毛髪調整エマルジヨンＡ 本発明による毛髪調整組成物は次表の成分およ
び量により製造する。

【表】

【表】 セテアレス−20は式 Ｒ（OCH₂CH₂）_oOH （式中Ｒはセチルおよびス
テアリル基の混合物を表わし、ｎは20の平均値を
有する）に一般に合致するセテアリルアルコール
のポリエチレングリコールエーテルとして
CTFA Dictionaryで規定される。 調整エマルジヨンはクエン酸、クオータニウム
−31、プロピレングリコールおよびジメチルアミ
ノプロピルステアルアミドを攪拌しながら水に添
加して製造した。生成混合物は攪拌を続けながら
145〓の温度に加熱した。実質的に均質混合物を
得た後、セチルアルコールおよびPromulgeh Ｇ
を攪拌しながら添加し、新混合物の温度は155〓
に上つた。155〓での攪拌は30分間続け、混合物
の温度は115〓に低下した。その後実質的に均一
混合物を得るまで攪拌を継続しながら塩化カリを
添加した。Panthenol dl 揮発性シリコン、香
料油および保存料溶液を次に攪拌しながら添加し
た。攪拌を継続し、一方乳化毛髪調整組成物は包
装時に90〓に冷却した。 毛髪は通例の調整生成物評価方法に従つて本例
組成物で処置した。組成物はクリーム性感覚およ
び良好な櫛けずり性を有する毛髪を与えた。櫛け
ずり性試験（例３）は濡れた、および乾燥した毛
髪に対しすぐれた櫛けずり性を示し、もつれ防止
性が本組成物により毛髪に付与された。 例 ２ 毛髪調整エマルジヨンＢ 本発明の第２乳化毛髪調整組成物は次表のよう
な成分および量により製造した。本組成物は以下
のものを除いて例１の組成物と実質的に同じよう
に製造した：クオータニウム−31及びポリジメチ
ル シクロシロキサン以外は使用しなかつた。

【表】 るに十分量
＊ 例１参照
毛髪は本例組成物により処置した。処置の評価
は再度濡れた毛髪に対するクリーム性コンシステ
ンシーおよび良好なもつれ防止性、および本組成
物の使用により生ずる櫛けずり性を示した。 例 ３ 比較定量的櫛けずり試験 比較定量的櫛けずり試験は櫛を取りつけたイン
ストロンテンシルテステイング装置を使用して行
なつた。褐色又は漂白／ウエーブした毛髪（De
MeO Brothers、New york）の標準６インチの
１房を測定用に使用した。測定は１房の毛髪を櫛
けずるための最高の力又は最高負荷および１房の
毛髪を櫛けずるために要した全エネルギーについ
て行なつた。これらの測定のうち、全エネルギー
測定は組成物の櫛けずり易さ又はもつれ防止能の
一層信頼性のある指示を供するものと信じられ
る。何故ならば一部分よりもむしろ全体の櫛けず
り性の状況を供するからである。 各測定において、全体の頭に使用するであろう
量に比例する調整組成物の標準量を濡れた、新た
にシヤンプー洗いした毛髪に適用し、約１分間毛
髪と接触させたままおき、次に水道水で毛髪から
洗い落とす。濡れた毛髪の櫛けずり測定はすすぎ
段階後に直接行ない、一方乾いた毛髪の櫛けずり
測定は72〓および60％相対湿度に保持した室で約
15〜24時間毛髪を平衡化した後行なつた。各１房
の毛髪をすく最初の一櫛はもつれ防止易さの尺度
と考えられ、一方その後の櫛けずりは組成物の調
整性を測定するものと考えられる。 対比５組成物は次のとおりであつた： (A) 実質的に例１のものと同じであるが、揮発性
シリコンの代りに水を含み、それによつて商業
的に入手できる毛髪調整剤に見せかけた組成
物、 (B) 例１の組成物、 (C) 組成物の揮発性シリコンをGeneral Electric
によりシリコンSF−1202の名称で販売される
沸点約190〜210℃を有する揮発性シリコンに置
換した例１の組成物、 (D) 組成物の揮発性シリコンをGeneral Electric
によりシリコンSF96−50の名称で販売される
非揮発性シリコン（ポリジメチルシロキサン）
に置換した例１の組成物、および (E) 組成物の揮発性シリコンをDow Corningに
よりQ2 1096の名称で販売される強い揮発性シ
リコン（ヘキサメチルジシロキサン、沸点100
℃）に置換した例１の組成物。 クリーム性感覚は本発明の組成物ＢおよびＣを
濡れた毛髪に適用した場合注目された。揮発性の
強い、および非揮発性シリコンを含む組成物は濡
れた毛髪に対しいくらか油性であると思われ、感
じた。 一房の毛髪をすくに要した全エネルギー又は最
高力についての各測定からのデーターは１〜５の
等級で分類した。１の数字は最低値を示し、５の
数字は最高値を示す。次に等級づけは各組成物の
有効性の全般的状況を得るために行なつた８測定
のすべてにわたつて合計した。こうして、総合的
最低値は最良の総合的櫛けずり性を供する組成物
を反映する。等級づけおよび等級づけの合計は表
１および表２に櫛けずるための全エネルギーおよ
び最高力のそれぞれに対し記録する。

【表】

【表】 上表の試験、および特に等級の合計は本発明の
組成物ＢおよびＣが試験した他の組成物のどれよ
りを全般的櫛けずり性の容易さを供したことを証
明する。この卓越性は全エネルギー又は最高力測
定のいずれかを試験した場合にわかつた。 組成物Ｂ又はＣの１つ又は他の１つは全エネル
ギー測定の８測定のうちの７つの最良であつた
（表１）。更に、組成物Ｂ又はＣにより処置した毛
髪は８測定のうちの５つで最小力を要した（表
２）。 上記結果は本発明の揮発性シリコンを毛髪調整
組成物に添加する場合達成される優れた、予期さ
れない結果を証明する。本発明で有用な選択され
た揮発性シリコンは、揮発性の強い又は少ない
（それぞれ組成物ＥおよびＤ）同じシリコンに比
し、又はシリコンを全く含まない（組成物Ａ）市
販−タイプの調整剤と比較した場合、濡れたおよ
び乾いた褐色および漂白／ウエーブした毛髪にす
ぐれたもつれ防止性およびその後の櫛けずり易さ
を供する。更に非環状であるが、その他では同じ
シリコンの使用は油性外観および感覚の調整剤を
生成するのに対し、本発明で有用な揮発性シリコ
ンは潤れた毛髪に使用した場合快い、クリーム性
組成物を供した。 例 ４ 比較定量的櫛けずり性試験 毛髪調整配合物に揮発性シリコンを使用するこ
との効力は脱イオン水および第４窒素調整剤のみ
を含む第１の組成物と揮発性シリコンを添加した
同じ２成分を含む本発明に係る組成物である第２
の組成物間の櫛けずり力を比較して証明した。第
１の組成物は水に溶解した3.3重量％のクオータ
ニウム−31（68％活性成分）を含有した。本発明
の第２の組成物は同量のクオータニウム−31を等
量の水の代りに２重量％のシリコンSF−1173（例
１）と共に含有した。 漂白／ウエーブした毛髪の１房を例３記載のよ
うに２組成物のいずれかで処置し、比較は濡れた
および乾いた処置毛髪の双方に対し行なつた。最
初の６すきの平均（もつれ防止および髪すき）に
対する一房の髪をすく最高力のデーターはｔ検定
により統計的に解析した。その結果、危険率５％
（95％信頼限界）で本発明組成物を使用した場合
櫛けずり力の減少は有意であると決定された。こ
れらのデーターは表３に示す。

【表】 一房の毛髪をすく上記データーおよび最高力の
減少は広く本発明の効力を例示する。 本発明は発明の好ましい態様に関し記載した。
組成物の修正および／又は変化は本明細書に示す
本発明の範囲から逸脱することなくなしうること
は当業者には明らかであろう。本発明は特許請求
の範囲により規定される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも80重量％の水と、150℃から250℃
   の常圧沸点を有する１から４重量％のポリジメチ
   ル シクロシロキサンおよび12から18個の炭素原
   子を含む２個の長鎖と１から２個の炭素原子より
   なる同一又は異なる２個の短鎖とが窒素原子に結
   合して形成されている第４級アンモニウム化合物
   を0.5から５重量％調整剤として含み、かつ前記
   第４級アンモニウム化合物以外の第４級アンモニ
   ウム化合物は含まない毛髪調整組成物。 ２ ポリジメチル シクロシロキサンは平均約３
   〜６個の 〔−Ｏ−Si（CH₃）₂〕−、反復単位を有す
   る水溶性の環状化合物である、特許請求の範囲第
   １項記載の毛髪調整組成物。 ３ 外相は水を含む水溶性エマルジヨンの形とな
   つている、特許請求の範囲第１項又は第２項のい
   ずれか１項に記載の毛髪調整組成物。 ４ 0.5〜10重量％の11〜18炭素原子よりなる長
   鎖脂肪アルコールを更に含む、特許請求の範囲第
   １項から第３項のいずれか１項に記載の毛髪調整
   組成物。 ５ 0.1〜２重量％の下式で表わされる第３アミ
   ドアミンを更に含む、特許請求の範囲第１項から
   第４項のいずれか１項に記載の毛髪調整組成物： R¹−Ｃ（＝Ｏ）NH−R²−Ｎ（R³）₂ ただし、式中、R¹は炭素数11〜17個の脂肪族鎖
   を、R²は２から３個の炭素原子を有するアルキ
   レン基を、R³はエチル又はメチルを示す。 ６ 上記組成物の全重量の1.5〜３重量％のポリ
   ジメチル シロキサンと２〜３重量％の上記第４
   級アンモニウム化合物よりなる調整剤を含有す
   る、特許請求の範囲第１項から第５項のいずれか
   １項に記載の毛髪調整組成物。 ７ ポリジメチル シクロシロキサンは組成物の
   1.5〜３重量％で含み且170℃〜220℃で沸騰する、
   特許請求の範囲第１項記載の調整組成物。